JP2013174250A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続端子に対する電源線の取り付け作業を容易とするとともに防火安全対策を十分なものとすることができる送風機を得ること。
【解決手段】吸込口と吹出口とが形成された外箱1と、外箱1に収納され吸込口から吹出口へ送風するファンおよびファンを駆動する電動機とを備えた送風機において、互いに隣り合いファン及び電動機を各々複数組有する第1ファンユニット40Aと第2ファンユニット40Bと有し、第1ファンユニット40A及び第2ファンユニット40Bは、両者の突起46A,46Bを外箱1の貫通穴33及び長穴34に係合させて離間を規制されるとともに、両者間に挟まれたネジ25cにより外箱1に共に締結される。
【選択図】図17

Description

本発明は、居室内の高所に設置される送風機に関する。
従来、例えばダクト用換気扇において、下面が開口し天井の取付用開口部に挿入状態で配設される外箱内に、電動機及びこの電動機により駆動されるファンを設けると共に、そのファンを囲繞するようにプラスティック製のファンケーシングを設けるものにおいて、そのファンケーシングの外周部に下面に開口部を有する電装品収納部を一体成形すると共に、モータのリード線を電源線に接続するための接続部を有した接続端子を上記電装品収納部にその接続部が上記開口部を臨む状態で収納し、また、上記電装品収納部にこれの下面開口部を開閉する蓋を回動可能に連結して設け、この蓋に、該蓋の開放状態で電装品収納部の開口部に下方から臨んで接続端子を受け止める凸部を設ける構成が知られている。
この構成によれば、接続端子に対する電源線の接続及び取り外しを室内側から行うことが出来ることにより、作業性が向上する。加えて、電装品収納部の開口部を開閉する蓋の内側に凸部を設けることで、蓋を開放しても接続端子が脱落することなく、電源線の接続、取り外し及び挿入確認の各作業を一層容易に行うことが可能となる。さらには、接続端子は凸部により制限されて所定以上引き出されることがないので、接続端子が接続されたモータのリード線に過大な張力がかかることなく、断線などの不具合を削減することができる(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2538003号公報
上記従来の技術によれば、接続端子に対する電源線の取り付け及び取り外しは、外箱の下面の開口部を介して室内側から行うことができる。しかしながら、接続端子は開口部の内側にあって手が入りづらいので作業性が悪く改善が望まれていた。さらに上記従来の技術によれば、接続端子がそれ自体の自重で自由落下する危険性があると共に、接続端子に対する電源線の接続時、接続端子が固定されていないので、電源線を電源端子に差込む場合、接続端子が、奥側に退いてしまい電源線の接続施工が難しいという問題があった。このようにして、電源線の電気的接触が不十分になると安全上問題となるばかりか、ひいては火災の原因になることもあり、改善が望まれていた。さらには、電源線として、VVFケーブルを使用すると、内蔵の銅線が太く硬いため電源接続施工時に急激に曲げると折れてしまい接触不良を招く問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接続端子に対する電源線の取り付け作業を容易とするとともに防火安全対策を十分なものとすることができる送風機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、吸込口と吹出口とが形成された外箱と、外箱に収納され吸込口から吹出口へ送風するファンおよびファンを駆動する電動機とを備えた送風機において、互いに隣り合いファン及び電動機を各々複数組有する第1ファンユニットと第2ファンユニットとを有し、第1ファンユニット及び第2ファンユニットは、両者の係合部を離間規制部材の被係合部に係合させて離間を規制されるとともに、両者間に挟まれたネジにより外箱に共に締結されることを特徴とする。
本発明によれば、従来ファン及び電動機の1組で1つのファンユニットとしていたものを、複数組で1つのファンユニットとし、さらに両者間に挟まれたネジにより外箱に共に締結されるので、必要とするネジの数量を削減することができる。
図1は、本発明にかかる送風機の実施の形態を示す斜視図である。 図2は、送風機の吹出口側から見た正面図である。 図3は、送風機の吸込口側から見た正面図である。 図4は、送風機の分解斜視図である。 図5は、送風機端部を側部カバーを透過して見た図である。 図6は、図5と同じ部分を側部カバーを透過して側方から見た図である。 図7は、側部カバーを外した送風機端部の斜視図である。 図8は、電源線の構造と三つ又に分割された端部の様子を示す斜視図である。 図9は、外箱側面に形成された出入開口から端子台が見える様子を示す正面図である。 図10は、出入開口内の端子台の様子を示す斜視図である。 図11は、端子台が接続作業位置に引き出された様子を示す断面図である。 図12は、端子台が収納位置にある様子を示す断面図である。 図13は、側部カバーを裏面側から見た斜視図である。 図14は、ファンユニットが外箱に組み付けられる様子を示す斜視図である。 図15は、本実施の形態によりネジの数量が削減されたネジ位置を示す模式図である。 図16は、比較のために示す従来のファンユニットに使用されていたネジのネジ位置を示す模式図である。 図17は、図14の図中G位置において、隣り合う2つのファンユニットが1本のネジにより共締めされる様子を示す概略図である。 図18は、図17における第1オリフィス部材と第2オリフィス部材のみの斜視図である。 図19は、図14に示されたファンユニットの端部を拡大して示す斜視図である。
以下に、本発明にかかる送風機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる送風機の実施の形態を示す斜視図、図2は、送風機の吹出口側から見た正面図、図3は、送風機の吸込口側から見た正面図である。送風機100は、外殻を構成する長尺立方体箱状の外箱1を有している。外箱1の対向する2面に吹出口2と吸込口3とが形成されている。吹出口2は上下2段に形成され、図1に矢印Aで示すように、その各々から空気を吹き出す。外箱1は両端部に設けられた取付板7により例えば天井から吊り下げられるように設置される。本実施の形態においては、図示しない天井面に下方に向かって立設された一対の取付板7が、外箱1の両端部を回動自在に軸支しており、これにより、図1に矢印Bで示すように外箱1が回動して風向きが変えられる。取付板7は、側部カバー8により覆われている。なお、送風機100は、天井面に限らず垂直な壁面などに設置されてもよい。
図4は、送風機の分解斜視図である。外箱1内には、風路形成部材としてオリフィス部材36とエアーガイド部材37が収納されている。オリフィス部材36とエアーガイド部材37は、外箱1内に吸込口3から吹出口2に至る風路を形成している。エアーガイド部材37は、風路を上下に2分割する。風路は、外箱1の長手方向に並んで8個が形成されている。個々の風路に対応して、吸込口3から吹出口2へ空気を移動させるファン4と、このファン4を駆動する電動機5とが配設されている。風路形成部材であるオリフィス部材36とエアーガイド部材37は、2組のファン4及び電動機5を単位として分割されている。すなわち、2組のファン4及び電動機5と、これに対応するオリフィス部材36及びエアーガイド部材37とが、1つのファンユニット40を構成している。そして、外箱1内には、長手方向に並んで4個のファンユニット40が収納されている。
長手方向に並ぶ4個のファンユニット40の吸込口側には、ファン4を保護する目的でガード38が設けられているが、ガード38は連続する一枚の部材となっている。また、取付板7にて支持される際に回動軸中心となる支持ボルト12が外箱1の側面1aに立設している。外箱1の長手方向両端には、概略断面L字型の取付板7とこの取付板7を覆う側部カバー8が設けられている。側部カバー8の大きさは、幅が80〜150mm、厚さが10〜70mmである。
図5は、送風機端部を側部カバー8を透過して見た図、図6は、図5と同じ部分を側部カバー8を透過して側方から見た図である。図7は、側部カバー8を外した送風機端部の斜視図、図8は、電源線の構造と三つ又に分割された端部の様子を示す斜視図である。取付板7は概略断面L字状を成し、天井面9に沿う締結部7bとこの締結部7bから直角に折れ曲がって下方に延びる本体部7aとから構成されている。本実施の形態の取付板7は、天井面9から下方に延びる吊りボルト15に締結部7bをナット16にて締結されて天井面9に固定されている。
取付板7は、本体部7aの下端部に穿孔された貫通穴に支持ボルト12を通して外箱1を回動可能に軸支している。本体部7aには、複数の角度調整穴7cが11.25度ピッチで円弧上に穿孔されており、いずれか1つを選択して角度調整ボルト14を止めることにより、図5に示す水平状態から吹出口2を鉛直下に向ける90度回動した位置と、逆に吹出口2を22.5度だけ上に向ける位置との間で角度を変えて設置できるようになっている。
電動機5に電力を供給する電源線17が、天井側から延びて側部カバー8内を引き回されたのち外箱1内に挿入されている。電源線17は、図8に示すような3芯のVVFケーブルであり、3本の電線17aが横に並び被覆17bに覆われた断面偏平状を成すが、非常に剛性が高く、主面17cを含む平面内で湾曲(主面17cを湾曲させずに側方に湾曲)させようとしてもその方向には曲げ難い。そのため、電源線17は、主面17cを湾曲させる方向に曲げるか、またはそれに近い方向に曲げる。そして安全性を考慮して、VVFケーブルの電源線を曲げる場合には、電源線を破損することがないように、屈曲部の内側の半径が電源線の外径の6倍以上とするように電気設備に関する技術基準によって規定されている。
図7に示すように、電源線17は、天井側から側部カバー8内に入り、誘導フック26を通過の後、外箱1の側面1aに沿って下方に延び、円弧を下方に向けてフック型に大きく湾曲するとともに、外箱1から離れるように一旦浮き上がり、張力抑止部20を通ったのち反転して、誘導ポール19に接触しつつ外箱1側にひねりながら向きを変え、側面1aに固定された端子台カバー18の中央穴18aを通って外箱1内部に延びている。端子台カバー18奥の外箱1内の空間に図示しない端子台が収納されており、電源線17はこの端子台を介して電動機5のリード線と電気的に接続される。なお、端子台カバー18は、ネジ25aにより側面1aに固定され、電源線17の端子台への接続作業時には取り外される。
張力抑止部20は、例えば電源線17が天井側に引っ張られたときに、その張力が端子台或いは端子台と電源線17との接続箇所に及ばないようにするためのものであり、支持ボルト12に取付板7とともにナット13で共締めされて固定され、上部に設けられたコードクリップ21で電源線17を狭時する。コードクリップ21は、一端を張力抑止部20に係合させ、他端を張力抑止部20にネジ25bにてネジ結合され、張力抑止部20との間に電源線17を挟みネジ25bにて締め付けることにより、電源線17を強くクランプする。張力抑止部20は、電源線17がフック型に大きく湾曲する途中に設けられているが、張力抑止部20がコードクリップ21にて電源線17を支持する支持面20aは、断面偏平状の電源線17が湾曲しやすくなる方向に傾斜している。すなわち、本実施の形態においては、外箱1の側面1aに対して電源線17の曲率半径方向外側に向けて起き上がるように15度傾斜している(図6)。
誘導フック26及び誘導ポール19は、外箱1の側面1aにて電源線17が所定の経路から大きく外れることなく引き回わされるように、電源線17の通過する位置を矯正している。つまり、誘導フック26と誘導ポール19は、電源線17が外箱1の側面1aにて所定の経路で引き回わされるように電源線17に接触して位置を矯正する位置決め部材を構成している。両者のうち特に誘導ポール19は、端子台カバー18と張力抑止部20との間で電源線17が湾曲する際の反力を受け、この誘導ポール19がないと電源線17が所定の形状に屈曲せず、本実施の形態の構造においては無くてはならない部材である。
図9は、端子台カバー18が外されて、外箱1の側面1aに形成された出入開口から端子台が見える様子を示す正面図、図10は、出入開口内の端子台の様子を示す斜視図、図11は、端子台が接続作業位置に引き出された様子を示す断面図、図12は、端子台が収納位置にある様子を示す断面図である。外箱1の端部空間に端子台11が収納されている。端子台11は上面に搭載した速結端子(接続端子)10を含んで構成されている。
速結端子10は、電源線17の3本の電線17aがそれぞれ挿入される3つの挿入口10aを有している。3つの挿入口10aは、速結端子10の出入開口1bに臨む面に開口し後述するスライド方向に延びている。速結端子10は、電線17aを挿入口10aから矢印F方向(図11)に差し入れると図示しない内部のくわえ込み構造が動作して、これにより電線17aが狭持されて、その後電線17aを引き抜く方向に力を加えても引き抜けないという構造のものである。
外箱1の端部空間にスライド台座24が設けられている。端子台11は、スライド台座24上に形成されたスライド面24a上に載置され、スライド可能となっている。詳細には、端子台11は、外箱1に形成された出入開口1bから、速結端子10前側の挿入口10aを含む一部を出現させる接続作業位置D(図11)と、外箱1内に全体が収納される収納位置E(図12)との間をスライド可能とされている。そして、スライド台座24のスライド面24aは、出入開口1bが形成された外箱1の側壁(側面1aを形成する外箱1の壁)に対して傾斜している。スライド面24aの傾斜は、電源線17が曲がらなくてはならない角度を小さくする方向(電源線17の曲がる角度が大きくなる、つまり直線に近づく方向)に傾斜し、その傾斜の大きさは、端子台11を外箱1内に収納する構造と、端子台11の出没動作と、接続作業の行い安さとを考慮して最適な角度になっている。本実施の形態の場合、スライド面24aの傾斜は、例えば送風機100が水平に設置された場合に、出入開口1bから奥に向かって上るように約30度の傾斜である。
端子台11は、例えば平板部材を折り曲げることにより作製され、中央部主面上に速結端子10を搭載している。そして、端子台11のスライド方向前側は、二股に分割されて先端部がそれぞれ段状に折り曲げられて取っ手部11aとなっている。また、端子台11のスライド方向後側は、速結端子10を超える高さまで折り曲げられて立ち上がり部11bが形成されている。そしてさらに、端子台11が接続作業位置Dに有るときに、端子台11の立ち上がり部11bと係合して端子台11を接続作業位置Dに保持する段部(ストッパ)24cが、速結端子10の上方に設けられている。
電源接続施工時においては、電源施工者は、端子台カバー18を外したのち、取っ手部11aをつかみ端子台11を接続作業位置Dまで引き出す。次いでこの位置で、取っ手部11aをつかみ下方へ引き下げると、端子台11が、支点24bを中心として回動する。そして、立ち上がり部11bが上がり、段部(ストッパ)24cに係合して保持される。これにより、電線17aを速結端子10に挿入するとき、速結端子10が退いてしまうことがなく、良好に電源線17の接続作業が行われる。接続作業を終えると、上記と逆の手順により、取っ手部11aを上方に引き上げて段部24cとの係合を外し、収納位置Eに押し込んで端子台カバー18にて蓋をする。なお、本実施の形態において、段部(ストッパ)24cは、速結端子10の上方に設けられているが、これに限らず例えばスライド面24a奥側に段部として形成して、取っ手部11aを上方に引き上げることにより、端子台11後端を係合させるようなものであってもよい。なお、端子台11を引き出す際、端子台11全体が引き抜けてしまうことを防止する構造としては、端子台11の中間部より後方の部分の幅を出入開口1bの幅より大きくすることにより実現している。
このように、本実施の形態の送風機100によれば、端子台11が外箱1の側面1aに形成された出入開口1bから出没するので、電源線17を接続する際には、接続作業位置Dに引き出して作業性を良くするとともに、接続終了後には収納位置Eに収納して防火安全対策を十分なものとすることができる。また、端子台11が接続作業位置Dに有るときに、端子台11と係合して、端子台11が収納位置E側に退くことを防止する段部(ストッパ)24cが設けられているので、VVFケーブルのような剛性の大きいケーブルであっても、速結端子10に挿入するとき、速結端子10が退いてしまうことがなく、良好に電源線17の接続作業を行うことができる。さらに、端子台11のスライド方向前側に取っ手部11aが設けられているので、端子台11を引き出しやすい。さらにまた、スライド台座24のスライド面24aは、出入開口1bが形成された外箱1の側面1aに対して傾斜しているので、外箱1内に長手方向に必要とする空間を小さくして小型化を図ることができるとともに、電源線17が曲がらなくてはならない角度を小さくする。
側部カバー8の固定方法について記載する。図13は、側部カバー8を裏面側から見た斜視図である。外箱1の両端部には、意匠性を考慮して、それぞれ側部カバー8が設けられている。側部カバー8は、裏面下部に立設する円筒状の挿入ガイド8bに、外箱1に立設する支持ボルト12(図5,6)を挿入させ、これをガイドとして外箱1に向けて平行に移動し、裏面上部に立設された弾力性を持つ係合突起8aを、取付板7上部に形成された係合穴7d(図5,7)に押し込んでくわえ込ませ、さらに短手方向両側部に設けた一対の磁石29により取付板7を吸着して取り付けられている。
従来、一般的な機器の意匠性カバー取り付け方法にあっては、磁石によるものも提案されている。磁石の吸着力によりカバーを固定するので、ネジ止め等が必要なく、取り付け取り外しは容易なものとなる。しかしながら、経年変化により磁石の吸着力が劣化した場合に、この吸着が外れカバーが脱落してしまう心配があった。
本実施の形態においては、上記のような構造とすることで、取り付けネジを不要とするとともに、取り付け取り外し工程を容易なものとして作業性を高めている。また、係合突起8a及び挿入ガイド8bによるスライド押し込み構造と一対の磁石29を併用したことにより、万一、磁石29の吸着が外れても、スライド押し込み構造により側部カバー8が落下することがなく、逆に係合突起8aや挿入ガイド8bが外れたり破損したりしても、磁石29により側部カバー8が落下することがない。なお、側部カバー8の側部には、取り外し方向が容易に分かるように、その方向を示す印(矢印)31が刻印されている(図7)。
次に、ファンユニット40の外箱1への固定方法について説明する。本実施の形態の固定方法においては、使用するネジの数量を大幅に削減する。図14は、ファンユニット40が外箱1に組み付けられる様子を示す斜視図、図15は、本実施の形態によりネジの数量が削減されたネジ位置を示す模式図である。図16は、比較のために示す従来のファンユニットに使用されていたネジのネジ位置を示す模式図である。図17は、図14の図中G位置において、隣り合う2つのファンユニットが1本のネジにより共締めされる様子を示す概略図である。図18は、図17における第1オリフィス部材と第2オリフィス部材のみの斜視図である。図19は、図14に示されたファンユニットの端部を拡大して示す斜視図である。
ファンユニット40は、冒頭でも述べたように、2組のファン4及び電動機5と、これに対応する大きさのオリフィス部材36及びエアーガイド部材37とによって、1つのファンユニット40が構成されている。そして外箱1内には、長手方向に並ぶように4個のファンユニット40が収納されている。4個のファンユニット40は、それぞれネジ25cとネジ25dにより外箱1に締結されている。ネジ25cは、各ファンユニット40の両端上部角部を外箱1に締結する。一方、ネジ25dは、各ファンユニット40の中央下部を外箱1に締結する(図14、図15)。なお、図14においては、1本のネジ25cと1本のネジ25dのみを記載し他のネジは省略している。
図16に示すように、従来1組のファン4及び電動機と、これに対応する大きさのオリフィス部材及びエアーガイド部材とで1つのファンユニットが構成されていた。締結用のネジ25は、各角部に1個計4個が1個のファンユニットに設けられていた。そのため、装備するファンユニットの数量が増えると締結用のネジ25の数は、膨大なものとなっていた。これと比較して明らかなように、本実施の形態のファンユニット40の固定方法においては、使用するネジの数量を大幅に削減する。以下これについて説明する。
ここでは、隣り合う2つのファンユニット40を、仮に第1ファンユニット40A及び第2ファンユニット40Bとして説明する。第1ファンユニット40Aと第2ファンユニット40Bのオリフィス部材である第1オリフィス部材36Aと第2オリフィス部材36Bの互いに対向する端部の上部角部(図14中Gの部分)には、円筒状のネジ穴が軸に沿って2片に分割されたような形状の分割ネジ穴片47A,47Bがそれぞれ設けられている。分割ネジ穴片47A,47Bの外周側には、リブ39が形成されている。分割ネジ穴片47A,47Bは、相互に突き合わされて円筒状のネジ穴を形成する。また、この角部の裏面には、外箱1側に突出する突起46A,46Bがそれぞれ設けられている。一方、これに対応する外箱1の開口縁部においては、分割ネジ穴片47A,47Bが形成するネジ穴の位置に雌ねじ穴42が螺刻され、突起46Aの位置に貫通穴33が開口され、突起46Bの位置に長穴34が開口されている。
貫通穴33と長穴34とは、それぞれ突起46A,46Bと係合する。これにより、第1オリフィス部材36Aと第2オリフィス部材36Bとが離間することが規制される。この状態にて、分割ネジ穴片47A,47Bが形成するネジ穴に挿入された1本のネジ25cにより、第1オリフィス部材36Aと第2オリフィス部材36Bとが共締めされる。突起46Bに対応する穴が長穴なのは、オリフィス部材36の成形精度や組立誤差を考慮してのものである。なお、貫通穴33と長穴34、及び突起46A,46Bが構成する係合・被係合の構造に関しては、オリフィス部材36A,36B側に穴が開口されて外箱1側に突起が設けられてもよい。
オリフィス部材36とエアーガイド部材37との結合に関しては、図19に示すように、オリフィス部材36の上面からエアーガイド部材37方向に延びる延出部の先端に形成された係合穴35がエアーガイド部材37の上面に形成された係合凸部43に係合することにより行われる。この係合穴35と係合凸部43の係合構造は、オリフィス部材36とエアーガイド部材37の裏面側にも同様に設けられている。このようにオリフィス部材36とエアーガイド部材37とが結合されて、ファンユニット40が組み立てられる。
エアーガイド部材37の上部と下部には風路を形成する勘合壁37a,37aが対を成して設けられている。一方、オリフィス部材36の上部と下部にも風路を形成する勘合壁36a,36aが対を成して設けられている。両勘合壁36a,36a及び勘合壁37a,37aは、互いに一部を重ね合わせ吸込口3から吹出口2へ至る風路を形成する。つまり、吸込口3からファン4により吸い込まれた空気は、その後、オリフィス部材36とエアーガイド部材37とにより、装置の上下に分岐して、2段となっている吹出口2から吹き出す(図1)。
ガード38とオリフィス部材36(ファンユニット40)との結合に関しては、図19に示すように、ガード38の上角部からオリフィス部材36に向かって延びる突出部が設けられており、この突出部の先端に形成された係合爪45が、オリフィス部材36の対向面上角部に形成された係合穴41に係合することにより行われる。この係合爪45と係合穴41の係合構造は、ガード38とオリフィス部材36の対向面の他の3つの角部にも同様に設けられている。このようにして結合されたガード38とオリフィス部材36(ファンユニット40)とがネジ25dにより、外箱1に締結される(図14)。
以上のように、本発明にかかる送風機は、居室内の高所に設置される送風機に適用されて有用なものであり、特に、接続端子が速結端子の送風機に最適なものである。
1 外箱、1a 側面、1b 出入開口、2 吹出口、3 吸込口、4 ファン、5 電動機、7 取付板、7a 本体部、7b 締結部、7c 角度調整穴、7d 係合穴(嵌合構造)、8 側部カバー、8a 係合突起(嵌合構造)、8b 挿入ガイド(案内構造)、9 天井面、10 速結端子(接続端子)、10a 挿入口、11 端子台、11a 取っ手部、11b 立ち上がり部、12 支持ボルト、13 ナット、14 角度調整ボルト、15 吊りボルト、16 ナット、17 電源線、17a 電線、17b 被覆、17c 主面、18 端子台カバー、18a 中央穴、19 誘導ポール(電線位置決め部材)、20 張力抑止部、20a 支持面、21 コードクリップ、24 スライド台座、24a スライド面、24b 支点、24c 段部(ストッパ)、25a〜25d ネジ、26 誘導フック(電線位置決め部材)、29 磁石、31 印、33 貫通穴、34 長穴、35 係合穴、36,36A,36B オリフィス部材、36a 勘合壁、37 エアーガイド部材、37a 勘合壁、38 ガード、39 リブ、40,40A,40B ファンユニット、41 係合穴、42 雌ねじ穴、43 係合凸部、45 係合爪、46A,46B 突起、47A,47B 分割ネジ穴片、100 送風機。

Claims (3)

  1. 吸込口と吹出口とが形成された外箱と、
    前記外箱に収納され吸込口から吹出口へ送風するファンおよび前記ファンを駆動する電動機とを備えた送風機において、
    互いに隣り合い前記ファン及び前記電動機を各々複数組有する第1ファンユニットと第2ファンユニットとを有し、
    前記第1ファンユニット及び前記第2ファンユニットは、両者の係合部を離間規制部材の被係合部に係合させて離間を規制されるとともに、両者間に挟まれたネジにより前記外箱に共に締結される
    ことを特徴とする送風機。
  2. 前記離間規制部材が前記外箱である
    ことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記第1ファンユニット及び前記第2ファンユニットと、前記ファンを保護するガードとが同じネジにて共締めされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
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