JP2013171340A - 電力価値換算装置、電力計画支援装置およびプログラム - Google Patents

電力価値換算装置、電力計画支援装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギーを削減した期間によって、エネルギーを削減したことによる社会への貢献度は異なる。
【解決手段】電力価値換算装置は、単位期間に対して予め計画された計画電力量と、単位期間において実際に使用された使用電力量との差分電力量を示す差分電力量情報を取得する差分電力量情報取得部と、単位期間の電力価値に基づき予め定められた換算係数に基づいて、差分電力量情報が示す差分電力量を、単位期間における差分電力量の電力価値を示す指標値に換算する電力価値換算部とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、電力価値換算装置、および電力消費者による電力使用計画を支援する電力計画支援装置に関する。
特許文献1には、当初から現時点までのエネルギー消費状況を把握しつつ、残日数の短期周期毎のエネルギー消費量をどの程度の値に抑制するかを提示し、省エネルギー目標値を達成しやすい環境を作り出すエネルギー管理支援装置が開示されている。
特許文献1 特開2008−102708号公報
特許文献1に記載のエネルギー管理支援装置により、例えば、年間でのエネルギーの削減量を把握できる。ところが、例えば、エネルギーの削減量が同じでも、電力需要量が高い期間にエネルギーを削減した電力消費者は、電力需要量が低い期間にエネルギーを削減した電力消費者よりも、エネルギーを削減したことによる社会への貢献度は高い。つまり、エネルギーを削減した期間によって、エネルギーを削減したことによる社会への貢献度は異なる。
本発明の1つの態様において、電力価値換算装置は、単位期間に対して予め計画された計画電力量と、単位期間において実際に使用された使用電力量との差分電力量を示す差分電力量情報を取得する差分電力量情報取得部と、単位期間の電力価値に基づき予め定められた換算係数に基づいて、差分電力量情報が示す差分電力量を、単位期間における差分電力量の電力価値を示す指標値に換算する電力価値換算部とを備える。
電力価値換算装置は、換算係数を単位期間毎に保持する換算係数保持部をさらに備え、換算係数は、換算係数に対応する単位期間における電力需要量、換算係数に対応する単位期間における電力価格、および換算係数に対応する単位期間における気象条件のうちの少なくとも一つによって定められてもよい。
本発明の1つの態様において、電力計画支援装置は、電力価値換算装置と、使用電力量が計画電力量より少ないことを差分電力量情報が示す場合、使用電力量を使用した電力消費者とは異なる他の電力消費者について単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された他の計画電力量に追加して他の電力消費者が使用できる補填用の電力量に換算できる換算値として、指標値を補充用情報保持部に登録する補填用情報登録部とを備える。
電力計画支援装置は、使用電力量が計画電力量より少ないことを差分電力量情報が示す場合、指標値を換算値として補充用情報保持部に登録するか否かを電力消費者に選択させる登録選択部と、補充用情報保持部に登録しないことが選択された場合、単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて指標値を他の単位期間に使用できる電力量に電力価値換算部に換算させて、他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された電力量に基づいて増加させて、電力消費者による電力使用計画を修正する第1計画修正部とをさらに備えてもよい。
電力計画支援装置は、補充用情報保持部に登録しないことが選択された場合、第1計画修正部に電力使用計画を修正させるか否かを電力消費者に選択させる第1修正選択部をさらに備え、第1計画修正部は、電力使用計画を修正させないことが選択された場合、電力使用計画を修正しなくてもよい。第1計画修正部は、電力計画において計画された総計画電力量または温室効果ガスの排出量の上限値以内で、電力使用計画を修正してもよい。
電力計画支援装置は、電力消費者が有する複数の電力負荷のそれぞれによる電力使用の優先度を示す第1優先度情報を保持する第1優先度情報保持部をさらに備え、第1計画修正部は、第1優先度情報に基づいて電力使用計画を修正してもよい。
電力計画支援装置は、使用電力量が計画電力量より多いことを差分電力量情報が示す場合、補充用情報保持部に登録された換算値を使用して指標値を補填する補填部をさらに備えてもよい。
電力計画支援装置は、使用電力量が計画電力量より多いことを差分電力量情報が示す場合、補充用情報保持部に登録された換算値を使用して補填部に指標値を補填させるか否かを電力消費者に選択させる補填選択部と、指標値を補填させないことが選択された場合、単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて指標値を他の単位期間に削減すべき電力量に電力価値換算部に換算させて、他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された電力量に基づいて減少させて、電力消費者による電力使用計画を修正する第2計画修正部とをさらに備えてもよい。
電力計画支援装置は、指標値を補填させないことが選択された場合、第2計画修正部に電力使用計画を修正させるか否かを電力消費者に選択させる第2修正選択部をさらに備え、第2計画修正部は、電力使用計画を修正させないことが選択された場合、電力使用計画を修正しなくてもよい。第2計画修正部は、電力使用計画において計画された総計画電力量または温室効果ガスの排出量の上限値以内で、電力使用計画を修正しもてよい。
電力計画支援装置は、電力消費者が有する複数の電力負荷のそれぞれによる電力使用の優先度を示す第2優先度情報を保持する第2優先度情報保持部をさらに備え、第2計画修正部は、第2優先度情報に基づいて電力使用計画を修正してもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る電力計画支援システムの構成を示す図である。 電力計画支援装置の機能ブロックを示す図である。 優先度情報の一例を示す図である。 事業者情報の一例を示す図である。 電力コスト情報の一例を示す図である。 電力使用計画の作成手順について説明するための図である。 電力需要管理部の機能ブロックを示す図である。 電力需要管理部の抑制制御のフローチャートを示す図である。 抑制通知部が電力消費者に通知する電力予測情報の一例を示す図である。 電力使用計画管理部の機能ブロックを示す図である。 電力使用計画の調整に関するフローチャートを示す図である。 累積差分電力量を用いる場合の電力使用計画の調整のフローチャートを示す図である。 第1累積指標値を用いる場合の電力使用計画の調整のフローチャートを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る電力計画支援システム500の構成を示す。電力計画支援システム500は、ネットワーク5を介して接続された電力計画支援装置10および複数の端末12−1,12−2,12−3および12−4を含む。なお、端末12−1,12−2,12−3および12−4を、端末12と総称する場合もある。
電力計画支援装置10および端末12−1は、第1電力消費者の第1拠点A1に設置されている。端末12−2は、第2電力消費者の第2拠点A2に設置されている。端末12−3は、第3電力消費者の第3拠点A3に設置されている。端末12−4は、第4電力消費者の第4拠点A4に設置されている。本実施形態において、第1電力消費者、第2電力消費者、第3電力消費者、および第4電力消費者は、1つのグループを構成しているものとする。第1電力消費者の第1拠点A1は、例えばグループの本部であり、第2電力消費者の第2拠点A2、第3電力消費者の第3拠点A3、および第4電力消費者の第4拠点A4は、例えばグループの支部である。
第1電力消費者、第2電力消費者、第3電力消費者、および第4電力消費者は、予め計画された電力使用計画P1,P2,P3およびP4に沿って自拠点の使用電力量を管理する。また、第1電力消費者は、グループ全体の電力使用計画を示す総合電力使用計画P0に沿って、グループ全体の使用電力量を管理する。電力使用計画P0〜P4には、予め定められた計画期間内の単位期間毎に目標となる計画電力量が示されている。ここで、計画期間は、例えば1年であり、単位期間は30分である。なお、電力コストおよび温室効果ガスの排出量のうち少なくとも1つを予め定められた値に抑えることを目標とする場合は、電力使用計画P0〜P4には、予め定められた計画期間内の単位期間毎に目標となる計画電力コストまたは計画排出量も示されている。なお、電力使用計画P0〜P4は、第1電力消費者、第2電力消費者、第3電力消費者、および第4電力消費者のいずれかにより予め計画されてよい。電力使用計画P0〜P4は、第1電力消費者、第2電力消費者、第3電力消費者、および第4電力消費者以外の電力供給事業者などの第三者により予め計画されてよい。
電力計画支援装置10は、電力消費者が電力使用計画に沿って電力を使用することを支援する。また、電力計画支援装置10は、複数の電力消費者のそれぞれの使用電力量を考慮しつつ、グループ全体の総合電力使用計画P0を達成することを支援する。
電力計画支援装置10は、拠点の電力使用計画を示す情報を端末12に提供する。例えば、電力計画支援装置10は、過去の実際の使用電力量に基づいて予測された翌日の予測電力量と計画電力量とを単位期間毎に時系列に並べて表示される画像情報を端末12に送信する。また、電力計画支援装置10は、第1拠点A1の端末12−1に総合電力使用計画P0を示す情報を提供する。電力計画支援装置10は、翌日のグループ全体の予測電力量とグループ全体の計画電力量とを単位期間毎に時系列に並べた棒グラフを含む画像情報を端末12に送信する。
電力計画支援装置10は、複数の拠点の予測電力量および計画電力量が異なる色または模様で区分けされたグループ全体の予測電力量および計画電力量を示す棒グラフを含む画像情報を端末12に送信してもよい。複数の拠点の予測電力量および計画電力量を区分けすることで、電力消費者は、複数の拠点の予測電力量および計画電力量を区別して確認できる。さらに、電力計画支援装置10は、拠点ごとまたはグループ全体の当日の計画電力量と現時点までに確定している使用電力量とを単位期間毎に時系列にて棒グラフを含む画像情報を端末12に送信してもよい。電力消費者は、端末12の画面に表示された画像情報を参照することで、翌日の電力の使用状況または当日の電力の使用状況を確認することができる。
また、電力計画支援装置10は、いわゆるデマンドレスポンスを実施することで、電力消費者の電力使用計画を達成することを支援する。例えば、電力計画支援装置10は、予測された翌日の予測電力量が電力使用計画に示される計画電力量を超える場合には、電力消費者に電子メールなどで端末12を介してその旨を予め通知し、電力消費者に電力の使用を抑制することを促す。また、電力計画支援装置10は、予測電力量が計画電力量を超えそうな場合に、電力の抑制制御が許可されている機器に対して抑制制御を実行する。これにより、電力計画支援装置10は、電力消費者の電力使用計画を達成することを支援する。
図2は、電力計画支援装置10の機能ブロックを示す。電力計画支援装置10は、目標情報取得部20、気象情報取得部30、使用電力量取得部40、使用電力量保持部42、電力使用計画管理部100、電力需要管理部200、電力使用計画作成部300、電力使用計画保持部310、電力消費者情報保持部320、優先度情報保持部330、事業者情報保持部340、および電力コスト情報保持部350を備える。
目標情報取得部20は、計画期間において目標とすべき電力量、電力コスト、および温室効果ガスの削減率を取得する。目標情報取得部20は、例えば、端末12を介して電力消費者から削減率の入力を受け付けることで各削減率を取得する。気象情報取得部30は、電力量の変動に起因する気象予報に関する気象情報を取得する。気象情報取得部30は、例えば、ネットワーク5を介して気象情報を提供するサーバから取得する。使用電力量取得部40は、電力消費者からネットワーク5を介して単位期間毎、または単位期間より短い期間、例えば15分毎に使用電力量を示す使用電力量情報を取得し、使用電力量保持部42に登録する。使用電力量保持部42は、使用電力量取得部40から提供された使用電力量情報と日時情報と電力消費者を識別する電力消費者識別情報とを関連付けて保持する。
電力使用計画保持部310は、電力使用計画作成部300が生成した電力使用計画および総合電力使用計画を保持する。電力消費者情報保持部320は、電力消費者に関する電力消費者情報を保持する。電力消費者情報保持部320は、例えば、電力計画支援装置10がデマンドレスポンスなどを実施する場合に電力消費者に連絡するための手段、電子メールのアドレス、電話番号などの電力消費者の連絡先情報を電力消費者情報として保持する。優先度情報保持部330は、電力消費者の拠点に設置された機器の使用電力の優先度を示す優先度情報を電力消費者毎に保持する。優先度情報保持部330は、電力消費者が有する複数の電力負荷のそれぞれによる使用電力の優先度を示す第1優先度情報を保持する第1優先度情報保持部および電力消費者が有する複数の電力負荷のそれぞれによる使用電力の優先度を示す第2優先度情報を保持する第2優先度情報保持部の一例である。
優先度情報保持部330は、例えば、図3に示すように、電力消費者の拠点に設置された機器の使用電力の優先度に対応付けて対象機器を識別する機器識別情報を保持する。より具体的には、優先度情報保持部330は、使用電力量が計画電力量を超えそうな場合に、電力計画支援装置10が電力消費者からその都度許可を得なくても、強制的に電力の抑制制御を実行できることを示す優先度に対応付けて、機器識別情報M1,M2およびM3を保持する。優先度情報保持部330は、使用電力量が計画電力量を超えそうな場合に、電力計画支援装置10が電力消費者から許可を得た場合に、電力の抑制制御を実行できることを示す優先度に対応付けて、機器識別情報M4およびM5を保持する。優先度情報保持部330は、使用電力量が計画電力量を超えそうな場合に、電力計画支援装置10が電力消費者に対してその旨を通知して、抑制制御することを促すことができることを示す優先度に対応付けて機器識別情報M6,M7,M8を保持する。また、優先度情報保持部330は、使用電力量が計画電力量を超えそうな場合でも、抑制制御することが不可能なことを示す優先度に対応付けて、機器識別情報M10,M20,M30を保持する。
事業者情報保持部340は、図4に示すように、温室効果ガスの排出量を算出する場合に利用される単位使用電力量当りの温室効果ガスの排出量を示す排出係数α(排出量/kwh)を示す排出係数情報を電力供給事業者毎に保持する。例えば、事業者情報保持部340は、電力消費者が電力の供給を受けるそれぞれの電力供給事業者A,BおよびCと温室効果ガスの排出係数α1、α2およびα3と関連付けて保持する。なお、各電力消費者が複数の電力供給事業者から電力の供給を受ける場合には、事業者情報保持部340は、一般に公表されている排出係数にそれぞれの電力事業者の使用比率が乗算された後のそれぞれの排出係数を保持してもよい。
電力コスト情報保持部350は、図5に示すように、電力コストを算出する場合に利用される単位使用電力量当りの電力コスト(価格/kwh)を示すコスト情報を保持する。例えば、電力コスト情報保持部350は、季節毎にかつ時間帯毎にそれぞれ単位使用電力量当りの電力コストを示す情報を保持する。
電力使用計画作成部300は、複数の電力消費者の電力使用計画およびグループの総合電力使用計画を生成する。一例として、電力使用計画作成部300は、使用電力量保持部42に保持されている計画対象の電力消費者に対する過去の使用電力量、例えば前年度の使用電力量を取得する。そして、電力使用計画作成部300は、前年度の使用電力量に基づいて一日当りの平均使用電力量を算出する。電力使用計画作成部300は、電力消費者が電力コストの削減を目標としている場合には、一日当りの平均使用電力量と、電力コスト情報保持部350から取得した単位使用電力量当りの価格とに基づいて、一日当りの平均電力コストを算出する。また、電力使用計画作成部300は、電力消費者が温室効果ガスの排出量の削減を目標としている場合には、一日当りの平均使用電力量と、事業者情報保持部340が保持する各電力供給事業者の排出係数とに基づいて、温室効果ガスの一日当りの平均排出量を算出する。この場合、電力使用計画作成部300は、例えば、各電力供給事業者の各排出係数を加算し、加算後の合計の排出係数に一日当りの平均使用電力量を乗算することで平均排出量を算出する。
電力使用計画作成部300は、電力消費者が計画期間において使用電力量の削減を目標としている場合には、目標情報取得部20から目標とすべき使用電力量の削減率を示す情報を取得する。電力使用計画作成部300は、必要に応じて、目標情報取得部20から目標とすべき電力コストまたは排出量の削減率を示す情報を取得する。電力使用計画作成部300は、例えば、平均使用電力量および目標の使用電力量の削減率に基づいて計画期間内の単位期間毎の計画電力量を設定する。これにより、電力使用計画作成部300は、電力消費者の電力使用計画を作成する。電力使用計画作成部300は、気象情報取得部30から取得した気象情報に基づいて電力使用計画を調整してもよい。
ここで、各電力消費者には、各電力消費者の設備の保安上必要な最低限の電力を示す保安電力量および抑制制御することが不可能と定められている機器の合計の電力量などを合算した下限使用電力量が定められている。下限使用電力量は、非常用照明の電力量、設備の待機電力量などを含む。下限使用電力量は、その電力量以下に使用電力量を削減することができない最低限必要な電力量を示す。
そこで、例えば、図6の曲線L1に示すように、電力使用計画作成部300が平均使用電力量から設定した一日における単位期間毎の計画電力量に対して、単位期間毎にそれぞれ一律に使用電力量の削減率を乗算した場合、曲線L2に示すように、削減後の単位期間毎の計画電力量が、一部の時間帯において、その電力消費者の下限使用電力量を下回る可能性がある。そこで、電力使用計画作成部300は、曲線L3に示すように、各単位期間の計画電力量が計画対象の電力消費者に対する下限使用電力量以上となる電力使用計画を生成する。なお、電力消費者情報保持部320が、電力消費者毎の保安電力量を示す情報を保持していてよい。また、優先度情報保持部330が、抑制制御することが不可能な機器を識別する機器識別情報と関連付けて、それぞれの機器に対する使用電力量を保持していてよい。この場合、電力消費者情報保持部320は、電力消費者情報保持部320から計画対象の電力消費者に対する保安電力量を取得し、かつ優先度情報保持部330から計画対象の電力消費者に対する抑制制御不可能な機器のそれぞれの使用電力量を取得し、取得した各電力量を合算することで、各拠点の下限使用電力量を取得してよい。
さらに、計画対象の電力消費者が、電力コストまたは温室効果ガスの排出量の削減を目標としている場合には、電力使用計画作成部300は、目標となる削減率から定まる電力コストまたは温室効果ガスの排出量の上限値以内で、電力使用計画を調整する。
図7は、電力需要管理部200の機能ブロックを示す。電力需要管理部200は、電力量予測部202、抑制制御判断部204、抑制通知部206、および抑制制御部208を備える。電力量予測部202は、使用電力量保持部42から予測対象の電力消費者における予測対象期間における過去の使用電力量を取得する。また、電力量予測部202は、気象情報取得部30から予測対象期間における気象情報を取得する。電力量予測部202は、取得した過去の使用電力量および気象情報に基づいて、例えば、翌日、1時間後、または15分後の予測電力量を予測する。
抑制制御判断部204は、電力量予測部202から予測電力量を取得する。さらに、抑制制御判断部204は、電力使用計画保持部310から予測対象期間における計画電力量を取得する。抑制制御判断部204は、予測電力量と計画電力量との比較に基づいて予測対象期間において機器の抑制制御が必要かどうかを判断する。また、抑制制御判断部204は、優先度情報保持部330から予測対象の電力消費者に対するそれぞれの機器の優先度情報を取得する。抑制制御判断部204は、優先度情報に基づいて抑制制御を依頼する機器を決定する。抑制制御判断部204は、抑制制御を依頼する機器がある場合には、電力消費者情報保持部320から予測対象の電力消費者への連絡手段の情報を取得する。また、抑制制御判断部204は、優先度情報に基づいて抑制制御する機器を決定する。抑制制御判断部204は、例えば、15分後の予測電力量が15分後の計画電力量を超える場合に、機器の抑制制御を実行することを決定する。
抑制通知部206は、抑制制御判断部204からの指示に基づいて、予測対象の電力消費者に対して、予測対象期間において機器の抑制制御を実施すべきことを通知する。例えば、抑制通知部206は、電子メールにて、どの期間に、どの機器について抑制制御すべきかを示す電力予測情報を通知する。抑制制御部208は、抑制制御判断部204からの指示に基づいて、予測対象の電力消費者の抑制制御対象の機器に対して抑制制御を実行する。例えば、抑制制御部208は、抑制制御対象の機器の電源をオフする。あるいは、抑制制御部208は、抑制制御対象の機器の動作モードを現時点の動作モードより電力消費が少ない動作モードに変更する。
図8は、電力需要管理部200の抑制制御のフローチャートを示す。抑制制御判断部204は、電力量予測部202が予測した翌日、30分後、または15分後の予測電力量を取得する(S100)。抑制制御判断部204は、予測対象の期間における計画電力量を電力使用計画保持部310から取得し、取得した計画電力量が予測電力量を超えるか否かを判断する(S102)。超える場合には、抑制制御判断部204は、優先度情報に基づいて抑制制御処理を実行する(S104)。例えば、予測対象の期間が、翌日である場合には、抑制制御判断部204は、優先度情報に基づいて、電子メールにて、どの期間に、どの機器について抑制制御すべきかを示す情報を通知することを抑制通知部206に指示する。また、抑制制御判断部204は、優先度情報に基づいて、電子メールにて、機器の現在の使用状況が続いた場合、どの期間に、どの機器について抑制制御することを示す警告情報を通知することを抑制通知部206に指示してもよい。また、予測対象の期間が、15分後である場合には、抑制制御判断部204は、優先度情報に基づいて、どの期間に、どの機器について抑制制御を実行することを抑制制御部208に指示する。
次いで、抑制制御判断部204は、抑制制御処理を実行した後に電力量予測部202が改めて予測した翌日、30分後、または15分後の予測電力量を取得する(S106)。抑制制御判断部204は、改めて取得した予測電力量が、計画電力量を超えるか否かを判断する(S108)。計画電力量を超える場合には、抑制制御判断部204は、改めて優先度情報に基づいて抑制制御処理を実行する。
図9は、翌日の単位期間T1,T2およびT3に対して予測された予測電力量と、単位期間T1,T2およびT3に対する計画電力量との関係を示す。予測電力量を示す情報は、下限使用電力量Q1と、電力消費者の許可があれば抑制制御可能な機器の電力量Q2と、電力消費者の許可なく抑制制御可能な機器の電力量Q3とを含む。抑制制御判断部204は、予測電力量と予測電力量とを比較することで、例えば、単位期間T1において、使用電力量が計画電力量を超えそうな場合に強制的に抑制制御される機器のみを抑制制御することで、使用電力量を計画電力量に抑えることができると判断する。また、抑制制御判断部204は、単位期間T2において、改めて許可を得ずに強制的に抑制制御可能な機器を抑制制御し、かつ、電力消費者から抑制制御する許可を得た機器を抑制制御することで、使用電力量を計画電力量に抑えることができると判断する。さらに、抑制制御判断部204は、単位期間T3において、抑制制御を実行せずに、使用電力量を計画電力量に抑えることができると判断する。
図10は、電力使用計画管理部100の機能ブロックを示す。電力使用計画管理部100は、差分電力量情報取得部102、電力価値換算部104、換算係数保持部106、差分排出量情報取得部108、累積情報保持部110、選択部120、補填用情報登録部130、補填用情報保持部132、補填部140、および計画修正依頼部150を備える。
差分電力量情報取得部102は、電力消費者による電力使用計画の計画期間内の単位期間に対して予め計画された計画電力量と、単位期間において実際に使用された使用電力量との差分電力量を示す差分電力量情報を取得する。差分電力量情報取得部102は、例えば、単位期間毎の使用電力量情報を使用電力量保持部42から取得する。また、差分電力量情報取得部102は、単位期間毎の使用電力量情報を電力使用計画保持部310から取得する。差分電力量情報取得部102は、取得した情報に基づいて、単位期間毎の計画電力量から使用電力量を減算することで、単位期間毎の差分電力量を算出する。
差分排出量情報取得部108は、単位期間毎に使用電力量情報を使用電力量保持部42から取得する。差分排出量情報取得部108は、事業者情報保持部340から排出係数を取得し、使用電力量と排出係数とを乗算することで、使用排出量を算出する。また、差分排出量情報取得部108は、電力使用計画保持部310から、単位期間毎に計画された温室効果ガスの排出量を示す計画排出量を取得する。差分排出量情報取得部108は、計画排出量から使用排出量を減算することで、差分排出量を算出する。
電力価値換算部104は、換算係数保持部106が保持する単位期間の電力価値に基づき予め定められた第1換算係数に基づいて、差分電力量情報が示す差分電力量を、単位期間における差分電力量の電力価値を示す第1指標値に換算する。ここで、電力価値は、使用する期間によって変動する。例えば、電力の取引において、電力需要量が高い期間ほど、電力の価値は高い。一方、近年、環境保護などの観点から、電力の供給量を抑えることを目的として、それぞれの電力消費者が使用電力量を抑制することが奨励されている。このような状況下において、多数の電力消費者が電力を使用することを希望するピーク時に電力の使用を抑制するほうが、オフピーク時に電力の使用を抑制するよりも、電力の供給量の抑制につながる。したがって、オフピーク時よりもピーク時に電力の使用を抑制するほうが、省エネルギーおよび環境保護への貢献度は高い。例えば、電力量の削減率が同じでも、電力需要量が高い期間ほど、電力量を削減したことによる社会への貢献度は高い。しかし、単に前年度に比べて削減できた電力量だけで節電に対する評価をするだけでは、電力削減の実施期間の違いによる貢献度の違いを評価することはできない。
そこで、節電に対する貢献度を分かりやすく評価できる値として、電力価値換算部104は、単位期間の電力価値に基づき定められた第1換算係数に基づいて単位期間における節電に対する貢献度の指標となる第1指標値を算出する。なお、電力の価値は、期間が同じでも、気象条件によって変動することがある。例えば、夏季の晴れの日の日中の電力需要量は、夏季の曇りの日の日中の電力需要量より高い。したがって、夏季の晴れの日の日中に電力量を抑制するほうが、夏季の曇りの日の日中に電力量を抑制するよりも節電への貢献度が高い。このような観点から、第1換算係数は、第1換算係数に対応する単位期間における電力需要量、第1換算係数に対応する単位期間における電力価格、および第1換算係数に対応する単位期間における気象条件のうちの少なくとも一つによって予め定められる値でよい。
第1換算係数は、電力価値が高い時期において電力使用量を多く削減する場合ほど第1指標値が高くなるように定められる。なお、第1換算係数は、例えば、電力を取引する電力取引所において売買される電力の価格、電力会社により提供される将来の電力需要の予測を示す電気予報などに基づいて決定されてもよい。また、第1換算係数は、予め定められた方式のオークションにより定められる電力の価格により決定されてもよい。第1換算係数は、例えば、コールオプションまたはプットオプションによるシングルプライスオークションまたはダブルプライスオークションにより定められる電力の価格により決定されてもよい。
また、温室効果ガスの排出量も電力の使用期間によって変動する場合がある。例えば、期間によって温室効果ガスの排出量が異なる発電設備が稼動する場合、電力を抑制する期間によって、温室効果ガスの排出量の削減に対する貢献度が異なる。したがって、温室効果ガスの排出量の削減に対する貢献度を示す第2指標値を算出するための第2換算係数を換算係数保持部106は保持してもよい。そして、電力価値換算部104は、差分排出量に対して第2換算係数を乗算することで、温室効果ガスの排出量の削減に対する貢献度を示す第2指標値を算出してもよい。温室効果ガス用の第2換算係数は、温室効果ガスの排出量が多い期間において電力使用量を多く削減する場合ほど第2指標値が高くなるように定められる。
累積情報保持部110は、差分電力量情報取得部102が単位期間毎に算出した各差分電力量を累積した累積差分電力量を保持する。また、累積情報保持部110は、電力価値換算部104が単位期間毎に換算した各第1指標値を累積した第1累積指標値を保持する。加えて、累積情報保持部110は、差分排出量情報取得部108が単位期間毎に算出した各差分排出量を累積した累積差分排出量を保持する。さらに、累積情報保持部110は、電力価値換算部104が単位期間毎に換算した各第2指標値を累積した第2累積指標値を保持する。
ここで、累積差分電力量がプラスである場合、使用電力量が計画電力量より小さいことを示す。したがって、累積差分電力量がプラスで、かつ大きい値を示す場合、現在の電力使用状態を続けていくことで、予め計画された電力使用計画を達成する可能性が高いことを示す。言い換えれば、その後の使用電力量が計画電力量よりもある程度大きい場合でも、予め計画された電力使用計画を達成する可能性が高いことを示す。一方、累積差分電力量がマイナスである場合、使用電力量が計画電力量より大きいことを示す。したがって、累積差分電力量がマイナスで、かつ大きい値を示す場合、現在の電力使用状態を続けていくと、予め計画された電力使用計画を達成する可能性が低いことを示す。このように、累積差分電力量に基づいて、電力使用計画を達成するかどうかを電力消費者は、容易に把握することができる。また、累積差分電力量がプラスである場合、その後の計画電力量が大きくなるように電力使用計画を修正しても、電力使用計画を達成する可能性が高い。そこで、累積差分電力量がプラスである場合、その後の計画電力量が大きくなるように電力使用計画を修正してもよい。
一方、累積差分電力量がマイナスである場合、電力使用計画を達成するために、その後の計画電力量が小さくなるように電力使用計画を修正する必要がある。しかし、ここで、電力消費者によっては、その後の計画電力量が小さくなるように電力使用計画を修正することが困難な場合もある。一方において、その他の電力消費者において、累積差分電力量がプラスでも、その後の計画電力量が大きくなるよう電力使用計画を修正しなくてもよい場合がある。また、一部の電力消費者の電力使用計画が未達成でも、グループ全体の総合電力使用計画が最終的に達成していれば、グループとしての目標は達成できる場合もある。そこで、電力計画支援装置10が、累積差分電力量がプラスの電力消費者の累積差分電力量を用いて、累積差分電力量がマイナスの電力消費者の累積差分量をリセットできる機能を備えることで、グループ全体の総合電力使用計画が最終的に達成することを支援できる。
そこで、選択部120は、各電力消費者が累積差分電力量に基づいて各自の電力使用計画を修正するか否か、累積差分電力量に基づいて他の電力消費者のマイナスの累積差分電力量を補填することに協力するか否かを各電力消費者に選択させる。補填用情報登録部130は、使用電力量が計画電力量より少ないことを差分電力量情報が示す場合、他の電力消費者について単位期間より後の単位期間に対して予め計画された他の計画電力量に追加して他の電力消費者が使用できる補填用電力量として、差分電力量を補填用情報保持部132に登録する。補填部140は、補填用情報保持部132に登録された補填用電力量を使用して差分電力量を補填する。計画修正依頼部150は、単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を差分電力量に基づいて減少または増加させて、電力使用計画を修正するように電力使用計画作成部300に依頼する。
選択部120は、登録選択部122、修正選択部124、および補填選択部126を有する。登録選択部122は、使用電力量が計画電力量より少ないことを差分電力量情報が示す場合、他の電力消費者について単位期間より後の単位期間に対して予め計画された他の計画電力量に追加して他の電力消費者が使用できる補填用電力量として、差分電力量を補填用情報保持部132に登録するか否かを電力消費者に選択させる。修正選択部124は、補填用情報保持部132に登録しないことが選択された場合、電力使用計画作成部300に電力使用計画を修正させるか否かを電力消費者に選択させる。補填選択部126は、使用電力量が計画電力量より多いことを差分電力量情報が示す場合、補填用情報保持部132に登録された補填用電力量を使用して補填部140に差分電力量を補填させるか否かを電力消費者に選択させる。そして、修正選択部124は、差分電力量を補填させないことが選択された場合、電力使用計画作成部300に電力使用計画を修正させるか否かを電力消費者に選択させる。
電力使用計画作成部300は、計画修正依頼部150からの依頼を受けて、登録選択部122によって補填用情報保持部132に登録しないことが選択された場合、単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を差分電力量に基づいて増加させて、電力使用計画を修正する。また、電力使用計画作成部300は、補填選択部126により差分電力量を補填させないことが選択された場合、単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を差分電力量に基づいて減少させて、電力使用計画を修正する。なお、電力使用計画作成部300は、修正選択部124により電力使用計画を修正させないことが選択された場合、電力使用計画を修正しない。
また、電力使用計画作成部300は、電力使用計画において電力コストの目標または温室効果ガスの排出量の目標が設定されている場合、電力使用計画において計画された電力コストまたは温室効果ガスの排出量の上限値以内で、電力使用計画を修正してもよい。電力使用計画作成部300は、優先度情報保持部330が保持する優先度情報に基づいて電力使用計画を修正してもよい。電力使用計画作成部300は、計画電力量を減少させる方向に電力使用計画を修正する場合には、優先度情報を参照して、強制的に抑制制御可能な機器を優先的に抑制制御するように電力使用計画を修正する。一方、電力使用計画作成部300は、計画電力量を増加させる方向に電力使用計画を修正する場合には、優先度情報を参照して、電力消費者の許可があれば抑制制御可能な機器を抑制制御の対象からはずすように電力使用計画を修正する。
電力計画支援装置10は、上記の通り、差分電力量をパラメータとしてグループ全体の総合電力使用計画を最終的に達成することを支援してもよい。しかし、電力計画支援装置10は、電力量の削減の貢献度合を示す第1指標値をパラメータとして、グループ全体の総合電力使用計画を最終的に達成することを支援してもよい。
そこで、補填用情報登録部130は、使用電力量が計画電力量より少ないことを差分電力量情報が示す場合、使用電力量を使用した電力消費者とは異なる他の電力消費者について単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された他の計画電力量に追加して他の電力消費者が使用できる補填用の電力量に換算できる換算値として、第1指標値を補填用情報保持部132に登録する。補填部140は、使用電力量が計画電力量より多いことを差分電力量情報が示す場合、補填用情報保持部132に登録された換算値を使用して指標値を補填する。
登録選択部122は、使用電力量が計画電力量より少ないことを差分電力量情報が示す場合、第1指標値を換算値として補填用情報保持部132に登録するか否かを電力消費者に選択させる。修正選択部124は、補填用情報保持部132に登録しないことが選択された場合、電力使用計画作成部300に電力使用計画を修正させるか否かを電力消費者に選択させる。補填選択部126は、使用電力量が計画電力量より多いことを差分電力量情報が示す場合、補填用情報保持部132に登録された換算値を使用して補填部140に前標値を補填させるか否かを電力消費者に選択させる。また、修正選択部124は、指標値を補填させないことが選択された場合、電力使用計画作成部300に電力使用計画を修正させるか否かを電力消費者に選択させる。
電力使用計画作成部300は、補填用情報保持部132に換算値を登録しないことが選択された場合、計画修正依頼部150からの依頼を受けて、単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて指標値を他の単位期間に使用できる電力量に電力価値換算部104に換算させる。次いで、電力使用計画作成部300は、他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された電力量に基づいて増加させて、電力消費者による電力使用計画を修正する。また、電力使用計画作成部300は、指標値を補填させないことが選択された場合、計画修正依頼部150からの依頼を受けて、単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて指標値を他の単位期間に削減すべき電力量に電力価値換算部104に換算させる。次いで、電力使用計画作成部300は、他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された電力量に基づいて減少させて、電力消費者による電力使用計画を修正する。
電力計画支援装置10は、グループ全体の総合電力使用計画を最終的に達成するために用いるパラメータとして差分電力量または指標値を用いるかを、例えば第1電力消費者により端末12−1を介して予め選択させて、総合電力使用計画P0および電力使用計画P1〜P4と関連付けて電力使用計画保持部310に保持しておく。
図11は、電力使用計画管理部100が電力消費者毎に実行する電力使用計画の調整に関するフローチャートを示す。差分電力量情報取得部102は、単位期間毎に使用電力量保持部42から使用電力量を取得し、単位期間毎に電力使用計画保持部310から計画電力量を取得する。さらに、差分電力量情報取得部102は、単位期間毎に計画電力量から使用電力量を減算することで、単位期間毎の差分電力量を算出する(S200)。
電力価値換算部104は、単位期間毎の差分電力量にそれぞれの単位期間に対応する各第1換算係数を乗算することで、各差分電力量を各第1指標値に換算する(S202)。差分電力量情報取得部102は、算出した各差分電力量を、例えば一日単位で累積し、累積差分電力量を累積情報保持部110に登録する。電力価値換算部104は、例えば、一日単位で各第1換算係数を累積し、第1累積指標値を累積情報保持部110に登録する。
次いで、選択部120は、グループ全体の総合電力使用計画を最終的に達成するために用いるパラメータとして累積差分電力量または第1累積指標値に基づいて電力使用計画を調整するかどうかを判断する(S206)。選択部120は、累積差分電力量を用いる場合、累積情報保持部110から累積差分電力量を示す情報を取得し、累積差分電力量に基づいて電力使用計画を調整する(S208)。一方、選択部120は、第1累積指標値を用いる場合、累積情報保持部110から第1累積指標値を示す情報を取得し、第1累積指標値に基づいて電力使用計画を調整する(S210)。
図12は、パラメータとして累積差分電力量を用いる場合に電力使用計画管理部100が実行する電力使用計画の調整のフローチャートを示す。
選択部120は、予め定められた判断周期、例えば一日毎、または電力消費者からの指示に応じて、累積情報保持部110に保持されている現時点の累積差分電力量がプラスかマイナスかを判断する(S300)。選択部120は、累積差分電力量がゼロの場合には、現時点において、電力使用計画に沿って電力が使用されているものと判断して処理を終了する。累積差分電力量がプラスの場合には、登録選択部122が、累積差分電力量を他の電力消費者が利用できる補填用電力量として補填用情報保持部132に登録するか否かを電力消費者に問い合わせる(S302)。電力消費者は例えば自拠点の端末12を介してその問合せを示す情報をネットワーク5を介して受信し、端末12を介して登録するか否かを示す情報を電力計画支援装置10にネットワーク5を介して送信する。登録選択部122が、電力消費者より補填用情報保持部132に登録することを受け付けた場合、補填用情報登録部130は、累積差分電力量を補填用電力量として補填用情報保持部132に登録する。さらに、補填用情報登録部130は、累積情報保持部110に登録されている累積差分電力量をゼロにすることで累積差分電力量をリセットする(S304)。
一方、登録選択部122が、電力消費者より補填用情報保持部132に登録しないことを受け付けた場合、修正選択部124が、累積差分電力量を用いて電力使用計画を修正するか否かを電力消費者に問い合わせる(S306)。修正選択部124が、電力消費者により電力使用計画を修正することを受け付けた場合、計画修正依頼部150は、累積差分電力量を用いて電力使用計画を修正するように電力使用計画作成部300に依頼する。電力使用計画作成部300は、単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を差分電力量に基づいて増加させて、電力使用計画を修正する。
電力使用計画作成部300は、例えば、計画電力量と予測電力量との差分電力量が予め定められた基準電力量より小さいことを示す単位期間を検索する。電力使用計画作成部300は、検索された単位期間に対する計画電力量を差分電力量に基づいて増加させることで、電力使用計画を修正する。これにより、予測電力量と計画電力量との差が修正前より修正後のほうが大きくなるので、使用電力量が計画電力量を超える確率を低くできる。または、電力使用計画作成部300は、電力消費者に対して使用できる電力量を増加させたい単位期間を問い合わせてもよい。この場合、電力使用計画作成部300は、電力消費者により指定された単位期間に対する計画電力量を差分電力量に基づいて増加させる。一方、修正選択部124が、電力消費者により電力使用計画を修正しないことを受け付けた場合、電力使用計画作成部300は、電力使用計画を修正しない。そして、累積情報保持部110に登録されている累積差分電力量は、そのまま保持される。この場合、差分電力量情報取得部102は、新たに算出した累積差分電力量を、累積情報保持部110にすでに登録されている累積差分電力量に加算することで、累積差分電力量を更新する。
累積差分電力量がマイナスの場合、選択部120は、補填用情報登録部130にマイナスである累積差分電力量を補填できる補填用電力量が補填用情報保持部132に登録されているか否かを判断する(S310)。使用できる補填用電力量が補填用情報保持部132に登録されていない場合、計画修正依頼部150は、電力使用計画作成部300に累積差分電力量を相殺できる電力使用計画に修正するように依頼する。電力使用計画作成部300は、単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を差分電力量に基づいて減少させて、電力使用計画を修正する。電力使用計画作成部300は、電力消費者に対して使用できる電力量を減少させることができる単位期間を問い合わせ、電力消費者により指定された単位期間に対する計画電力量を差分電力量に基づいて減少させる。
使用できる補填用電力量が補填用情報保持部132に登録されている場合、補填選択部126は、補填用電力量を使用して差分電力量を補填するか否かを電力消費者に問い合わせる。補填選択部126は、電力消費者により補填しないことを受け付けた場合、計画修正依頼部150は、電力使用計画作成部300に累積差分電力量を相殺できる電力使用計画に修正するように依頼する。一方、補填選択部126は、電力消費者により補填することを受け付けた場合、補填部140は、補填用電力量を用いて累積差分電力量をゼロにすることで累積差分電力量をリセットする(S316)。補填用電力量を用いて累積差分電力量をゼロにすることで、電力消費者は、現時点での使用電力量が計画電力量を超えている場合でも、電力使用計画作成部300にその後の単位期間において計画電力量を減少させるように電力使用計画を修正させずに済む。また、マイナスの差分電力量は、グループ内の他の電力消費者が、節電したことにより発生した余剰の電力量に相当する。よって、差分電力量がマイナスであった電力消費者の電力使用計画を修正しなくても、グループ全体の現時点の総合使用電力量は、総合電力使用計画に示される総合計画電力量を満たしている。よって、差分電力量がマイナスであった電力消費者の電力使用計画を修正しなくても、グループ全体の総合電力使用計画を最終的に達成できない可能性を増加させることにはならない。
図13は、パラメータとして第1累積指標値を用いる場合に電力使用計画管理部100が実行する電力使用計画の調整のフローチャートを示す。選択部120は、予め定められた判断周期、例えば一日毎、または電力消費者からの指示に応じて、累積情報保持部110に登録された第1累積指標値がプラスかマイナスかを判断する(S400)。選択部120は、第1累積指標値がゼロの場合には、現時点において、電力使用計画に沿って電力が使用されているものと判断して処理を終了する。第1累積指標値がプラスの場合には、登録選択部122が、第1累積指標値を他の電力消費者が利用できる補填用の換算値として補填用情報保持部132に登録するか否かを電力消費者に問い合わせる(S402)。登録選択部122が、電力消費者より補填用情報保持部132に登録することを受け付けた場合、補填用情報登録部130は、第1累積指標値を換算値として補填用情報保持部132に登録し、累積情報保持部110に登録されている第1累積指標値をゼロにすることで第1累積指標値をリセットする(S404)。
一方、登録選択部122が、電力消費者より補填用情報保持部132に登録しないことを受け付けた場合、修正選択部124が、第1累積指標値を用いて電力使用計画を修正するか否かを電力消費者に問い合わせる(S406)。修正選択部124が、電力消費者により電力使用計画を修正することを受け付けた場合、計画修正依頼部150は、第1累積指標値を用いて電力使用計画を修正するように電力使用計画作成部300に依頼する。電力使用計画作成部300は、単位期間より後の他の単位期間に対する第1換算係数に基づいて第1累積指標値を他の単位期間に使用できる電力量に電力価値換算部104に換算させる。さらに、電力使用計画作成部300は、他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された電力量に基づいて増加させて、電力消費者による電力使用計画を修正する(S408)。
電力使用計画作成部300は、例えば、電力消費者に使用できる電力量を増加させたい少なくとも1つの単位期間を選択させる。電力使用計画作成部300は、選択された単位期間に第1累積指標値を換算した場合の電力量を電力価値換算部104に問い合わせる。電力価値換算部104は、電力使用計画作成部300から提供された単位期間および第1累積指標値に基づいて、その単位期間に対する第1換算係数で第1累積指標値を除算することで、その単位期間に追加して使用できる電力量を算出し、電力使用計画作成部300に提供する。電力使用計画作成部300は、提供された電力量を、選択された単位期間に対する計画電力量に追加することで、電力使用計画を修正する。
一方、修正選択部124が、電力消費者により電力使用計画を修正しないことを受け付けた場合、電力使用計画作成部300は、電力使用計画を修正しない。累積情報保持部110に登録されている第1累積指標値は、そのまま保持される。この場合、差分電力量情報取得部102は、新たに算出した第1累積指標値を、累積情報保持部110にすでに登録されている第1累積指標値に加算することで、第1累積指標値を更新する。
第1累積指標値がマイナスの場合、選択部120は、補填用情報登録部130にマイナスである第1累積指標値を補填できる換算値が補填用情報保持部132に登録されているか否かを判断する(S410)。使用できる換算値が補填用情報保持部132に登録されていない場合、計画修正依頼部150は、電力使用計画作成部300に第1累積指標値を相殺できる電力使用計画に修正するように依頼する。電力使用計画作成部300は、計画修正依頼部150からの依頼を受けて、単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて指標値を他の単位期間に削減すべき電力量に電力価値換算部104に換算させる。さらに、電力使用計画作成部300は、他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された電力量に基づいて減少させて、電力消費者による電力使用計画を修正する。
電力使用計画作成部300は、例えば、電力消費者に計画電力量を減少させることができる少なくとも1つの単位期間を選択させる。電力使用計画作成部300は、選択された単位期間に対して第1累積指標値から換算される削減すべき電力量を電力価値換算部104に問い合わせる。電力使用計画作成部300は、電力価値換算部104は、選択された単位期間に対する第1換算係数と第1累積指標値とに基づいて、選択された単位期間において第1累積指標値を相殺するのに必要な削減すべき電力量を算出し、電力使用計画作成部300に提供する。電力使用計画作成部300は、提供された電力量で、選択された単位期間に対する計画電力量を減算にすることで、電力使用計画を修正する。
使用できる換算値が補填用情報保持部132に登録されている場合、補填選択部126は、換算値を使用してマイナスの累積差分電力量を補填するか否かを電力消費者に問い合わせる。補填選択部126は、電力消費者により補填しないことを受け付けた場合、計画修正依頼部150は、電力使用計画作成部300に累積差分電力量を相殺できる電力使用計画に修正するように依頼する。一方、補填選択部126は、電力消費者により補填することを受け付けた場合、補填部140は、換算値を用いて第1累積指標値をゼロにすることで第1累積指標値をリセットする(S416)。
なお、電力消費者が、他の電力消費者が節電したことに起因して発生した補填用電力量または換算値を用いて自身のマイナスの累積差分電力量を補填する場合、電力消費者から補填用電力量または換算値の大きさに応じた対価を金額に換算して請求してもよい。さらに、他の電力消費者が自身の節電により起因して発生した補填電力量または換算値を利用した場合には、節電を実施した電力消費者に対して、利用された補填用電力量または換算値の大きさに応じた対価を金額に換算して報酬として提供してもよい。なお、電力計画支援装置10は、予め定められた単位電力量または単位換算値当りの価格に、補填用電力量または換算値を乗算することで、対価を算出してもよい。
ここで、換算値は、単位期間の電力価値に基づいて定められる値である。電力消費者は、電力価値の高い期間に、節電を行うことで、より大きな換算値を確保することができる。つまり、電力消費者は、電力価値の高い期間に、節電を行うことで、より大きな対価を受け取る可能性がある。一方、電力消費者は、電力価値の高い期間により多くの電力を使用すると、その電力の使用により発生したマイナス分の第1累積指標値は大きなものになる。そして、マイナス分の第1累積指標値を相殺するためには、電力消費者は、より大きな対価を請求される可能性がある。このように、電力量を単位期間の電力価値に換算することで、それぞれの電力消費者が、電力需要量が高い期間に電力を多く使用することを抑制できる。さらに、電力需要量ができるだけ低い期間にそれぞれの電力消費者が電力を多く使用することを促進できる。よって、それぞれの電力消費者が、ピーク時における電力需要量の削減に貢献しやすくできる。
なお、本実施形態に係る電力計画支援装置10は、上述の電力使用計画の支援に関わる各種処理を行うプログラムをインストールし、このプログラムをコンピュータに実行させることで、構成してもよい。つまり、コンピュータに電力使用計画の支援を行うプログラムを実行させることにより、目標情報取得部20、気象情報取得部30、使用電力量取得部40、使用電力量保持部42、電力使用計画管理部100、電力需要管理部200、電力使用計画作成部300、電力使用計画保持部310、電力消費者情報保持部320、優先度情報保持部330、事業者情報保持部340、および電力コスト情報保持部350としてコンピュータを機能させることで、電力計画支援装置10を構成してもよい。
コンピュータはCPU、ROM、RAM、EEPROM(登録商標)等の各種メモリ、通信バス及びインタフェースを有し、予めファームウェアとしてROMに格納された処理プログラムをCPUが読み出して順次実行することで、電力計画支援装置10として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 電力計画支援装置
12 端末
20 目標情報取得部
30 気象情報取得部
40 使用電力量取得部
42 使用電力量保持部
100 電力使用計画管理部
102 差分電力量情報取得部
104 電力価値換算部
106 換算係数保持部
108 差分排出量情報取得部
110 累積情報保持部
120 選択部
122 登録選択部
124 修正選択部
126 補填選択部
130 補填用情報登録部
132 補填用情報保持部
140 補填部
150 計画修正依頼部
200 電力需要管理部
202 電力量予測部
204 抑制制御判断部
206 抑制通知部
208 抑制制御部
300 電力使用計画作成部
310 電力使用計画保持部
320 電力消費者情報保持部
330 優先度情報保持部
340 事業者情報保持部
350 電力コスト情報保持部

Claims (14)

  1. 単位期間に対して予め計画された計画電力量と、前記単位期間において実際に使用された使用電力量との差分電力量を示す差分電力量情報を取得する差分電力量情報取得部と、
    前記単位期間の電力価値に基づき予め定められた換算係数に基づいて、前記差分電力量情報が示す前記差分電力量を、前記単位期間における前記差分電力量の電力価値を示す指標値に換算する電力価値換算部と
    を備える電力価値換算装置。
  2. 前記換算係数を単位期間毎に保持する換算係数保持部をさらに備え、
    前記換算係数は、前記換算係数に対応する単位期間における電力需要量、前記換算係数に対応する単位期間における電力価格、および前記換算係数に対応する単位期間における気象条件のうちの少なくとも一つによって定められる請求項1に記載の電力価値換算装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電力価値換算装置と、
    前記使用電力量が前記計画電力量より少ないことを前記差分電力量情報が示す場合、前記使用電力量を使用した電力消費者とは異なる他の電力消費者について前記単位期間より後の他の単位期間に対して予め計画された他の計画電力量に追加して前記他の電力消費者が使用できる補填用の電力量に換算できる換算値として、前記指標値を補充用情報保持部に登録する補填用情報登録部と
    を備える電力計画支援装置。
  4. 前記使用電力量が前記計画電力量より少ないことを前記差分電力量情報が示す場合、前記指標値を前記換算値として前記補充用情報保持部に登録するか否かを前記電力消費者に選択させる登録選択部と、
    前記補充用情報保持部に登録しないことが選択された場合、前記単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて前記指標値を前記他の単位期間に使用できる電力量に前記電力価値換算部に換算させて、前記他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された前記電力量に基づいて増加させて、前記電力消費者による電力使用計画を修正する第1計画修正部と
    をさらに備える請求項3に記載の電力計画支援装置。
  5. 前記補充用情報保持部に登録しないことが選択された場合、前記第1計画修正部に前記電力使用計画を修正させるか否かを前記電力消費者に選択させる第1修正選択部をさらに備え、
    前記第1計画修正部は、前記電力使用計画を修正させないことが選択された場合、前記電力使用計画を修正しない請求項4に記載の電力計画支援装置。
  6. 前記第1計画修正部は、前記電力計画において計画された総計画電力量または温室効果ガスの排出量の上限値以内で、前記電力使用計画を修正する請求項4または請求項5に記載の電力計画支援装置。
  7. 前記電力消費者が有する複数の電力負荷のそれぞれによる電力使用の優先度を示す第1優先度情報を保持する第1優先度情報保持部をさらに備え、
    前記第1計画修正部は、前記第1優先度情報に基づいて前記電力使用計画を修正する請求項4から請求項6のいずれか1つに記載の電力計画支援装置。
  8. 前記使用電力量が前記計画電力量より多いことを前記差分電力量情報が示す場合、前記補充用情報保持部に登録された換算値を使用して前記指標値を補填する補填部をさらに備える請求項3から請求項7のいずれか1つに記載の電力計画支援装置。
  9. 前記使用電力量が前記計画電力量より多いことを前記差分電力量情報が示す場合、前記補充用情報保持部に登録された換算値を使用して前記補填部に前記指標値を補填させるか否かを前記電力消費者に選択させる補填選択部と、
    前記指標値を補填させないことが選択された場合、前記単位期間より後の他の単位期間に対する換算係数に基づいて前記指標値を前記他の単位期間に削減すべき電力量に前記電力価値換算部に換算させて、前記他の単位期間に対して予め計画された計画電力量を、換算された前記電力量に基づいて減少させて、前記電力消費者による電力使用計画を修正する第2計画修正部と
    をさらに備える請求項8に記載の電力計画支援装置。
  10. 前記指標値を補填させないことが選択された場合、前記第2計画修正部に前記電力使用計画を修正させるか否かを前記電力消費者に選択させる第2修正選択部をさらに備え、
    前記第2計画修正部は、前記電力使用計画を修正させないことが選択された場合、前記電力使用計画を修正しない請求項9に記載の電力計画支援装置。
  11. 前記第2計画修正部は、前記電力使用計画において計画された総計画電力量または温室効果ガスの排出量の上限値以内で、前記電力使用計画を修正する請求項9または請求項10に記載の電力計画支援装置。
  12. 前記電力消費者が有する複数の電力負荷のそれぞれによる電力使用の優先度を示す第2優先度情報を保持する第2優先度情報保持部をさらに備え、
    前記第2計画修正部は、前記第2優先度情報に基づいて前記電力使用計画を修正する請求項9から請求項11のいずれか1つに記載の電力計画支援装置。
  13. 請求項1または請求項2に記載の電力価値換算装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  14. 請求項3から請求項12のいずれか1つに記載の電力計画支援装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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