JP2013171181A - マルチコアファイバ - Google Patents

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明 小倉
Hei Yo
兵 姚
Kazumasa Osono
和正 大薗
Tomonori Watanabe
智紀 渡邊
Yoshiaki Sato
好昭 佐藤
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Abstract

【課題】隣接するコア間の距離が短くてもクロストークが発生しにくく、従来に比べて更なるコアの高密度化を実現することができ、光伝送路の大容量化と多重化に貢献することができるマルチコアファイバを提供する。
【解決手段】クラッド11中に複数のコア12a,12bを有し、複数のコア12a,12bが断面視で1重以上の偶数角形状又は矩形格子状に配置されたグレーデッドインデックス型のマルチコアファイバ10,20であって、隣接する第1のコア12aと第2のコア12bの位相定数間隔を一致させると共に第2のコア12bの位相定数を第1のコア12aの位相定数間隔の中央に位置させたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、クラッド中に複数のコアを有するグレーデッドインデックス型のマルチコアファイバ(GI−MCF)に関するものである。
近年の光通信の需要増加に伴い、光伝送路の大容量化と多重化が求められていることから、1本の光ファイバ中で空間分割多重伝送を行うことができるマルチコアファイバが注目されている。
このマルチコアファイバは、均一な屈折率を有するクラッド中に複数のコアを配置することによって複数の光伝送を可能にしたものであり、1本の光ファイバ中で安定した空間分割多重伝送を行うことができる。
その中でもグレーデッドインデックス型のマルチコアファイバは、耐屈曲性や接続容易性に優れると共に高速伝送が可能であることから、研究、開発が盛んに行われている。
特開2011−170336号公報
武笠、外2名、「モード多重伝送用3モードファイバの最適化検討」、IEICE Technical Report OFT2011-33、社団法人電子情報通信学会、2011年10月、p.11−14
光伝送路の大容量化と多重化のためには、クラッド中に複数のコアを高密度で配置することが望ましいが、限られた断面積のクラッド中に多数のコアが配置されることになるため、隣接するコア間の距離は高密度化に伴って短くなる傾向にある。
隣接するコア間の距離が短くなると、あるコアに入射した光が別のコアに漏れ出して伝送損失が増加するクロストークと呼ばれる現象が発生し易くなる。クロストークを低下させるためには、隣接するコア間の距離を十分に確保する必要があるが、そうするとクラッド中に配置できるコアの数を大きく増加させることはできない。
このようにマルチコアファイバにおけるコアの高密度化と低クロストーク化は相反する関係にあり、光伝送路の大容量化と多重化には限界があった。
そこで、本発明の目的は、隣接するコア間の距離が短くてもクロストークが発生しにくく、従来に比べて更なるコアの高密度化を実現することができ、光伝送路の大容量化と多重化に貢献することができるマルチコアファイバを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、クラッド中に複数のコアを有し、前記複数のコアが断面視で1重以上の偶数角形状又は矩形格子状に配置されたグレーデッドインデックス型のマルチコアファイバであって、隣接する第1のコアと第2のコアの位相定数間隔を一致させると共に前記第2のコアの位相定数を前記第1のコアの位相定数間隔の中央に位置させたマルチコアファイバである。
前記第1のコアと前記第2のコアの中心屈折率をそれぞれn0a,n0b、前記第1のコアと前記第2のコアの位相定数間隔をそれぞれΔβa,Δβb、任意の位相定数間隔をΔβ、波数をkとしたとき、下式(1),(2)の関係を満たすと良い。
隣接する第1のコア間と隣接する第2のコア間に空孔が形成されると良い。
本発明によれば、隣接するコア間の距離が短くてもクロストークが発生しにくく、従来に比べて更なるコアの高密度化を実現することができ、光伝送路の大容量化と多重化に貢献可能なマルチコアファイバを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るマルチコアファイバを示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係るマルチコアファイバを示す断面図である。 コアの位相定数間隔と位相定数の位置を調整する方法を説明する図である。 本発明の原理を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1,2に示すように、本実施の形態に係るマルチコアファイバ10,20は、クラッド11中に複数のコア12a,12bを有し、複数のコア12a,12bが断面視で1重以上の偶数角形状(図1の形態)又は矩形格子状(図2の形態)に配置されたグレーデッドインデックス型のマルチコアファイバであって、隣接する第1のコア(GI−a)12aと第2のコア(GI−b)12bの位相定数間隔を一致させると共に第2のコア12bの位相定数を第1のコア12aの位相定数間隔の中央に位置させたことを特徴とするものである。
グレーデッドインデックス型のマルチコアファイバにおけるコアの位相定数βは、コアの中心屈折率n0、波数k、モード番号m、及び位相定数間隔Δβを用いて下式(3)のように表される。
ここで、波数kは波長λを用いて下式(4)、位相定数間隔ΔβはパラメータLを用いて下式(5)、パラメータLはコアの半径rと比屈折率差Δとを用いて下式(6)、比屈折率差Δはコアの中心屈折率n0とクラッドの屈折率n1とを用いて下式(7)で表される。
従って、第1のコア12aと第2のコア12bの位相定数間隔Δβa,Δβbを一致させるためには下式(8)を満たす必要があり、第2のコア12bの位相定数βbを第1のコア12aの位相定数間隔Δβaの中央に位置させるためには下式(9)を満たす必要がある。なお、添え字「a」は第1のコア12aに関する値であることを示し、添え字「b」は第2のコア12bに関する値であることを示す。
式(5)と式(8)から下式(10)の条件が導き出され、式(5)と式(9)から下式(11)の条件が導き出される。
そして、式(6),(7)を式(10),(11)に代入すると共に波長λが同一であると仮定すれば、結局、2つの条件は、第1のコア12aと第2のコア12bの中心屈折率n0a,n0bと、第1のコア12aと第2のコア12bの半径ra,rbの関数として表すことができる。そのため、2つの条件を満たすためには、中心屈折率n0a,n0bと半径ra,rbを調整する必要がある。
図3に示すように、屈折率分布の形状が同じであれば、第1のコア12aの中心屈折率n0aに対して第2のコア12bの中心屈折率n0bをシフトさせると、第2のコア12bの半径rbも変化するため、第2のコア12bの中心屈折率n0bを調整することで、第2のコア12bの位相定数間隔Δβb及び位相定数βbの位置を調整することができる。これにより、式(10)と式(11)の条件を満たすことができる。
この際、比屈折率差Δ、即ちコアとクラッドの屈折率差が大きいほど光の閉じ込め効果が大きくなるため、第1のコア12aの中心屈折率n0aを設計上の最大屈折率で固定し、第2のコア12bの中心屈折率n0bを低下させる方向に調整することが好ましい。
i=1として2つの条件を満たした第1のコア12aと第2のコア12bの位相定数βa,βbの形状を図4に示す。図4において、mamaxは第1のコア12aの最大モード数、mbmaxは第2のコア12bの最大モード数、斜線部分はβの取り得る範囲(即ち、コア中心からクラッドまでの領域におけるβの値)を示す。
図4から分かるように、第2のコア12bの位相定数間隔Δβbと位相定数βbの位置を調整することで、第1のコア12aと第2のコア12bの位相定数間隔Δβa,Δβbを一致させると共に第2のコア12bの位相定数βbを第1のコア12aの位相定数間隔Δβaの中央に位置させることができる。
このようにすることで、第1のコア12aと第2のコア12bの位相定数βa,βbを重ならないように設定することができ、第1のコア12aと第2のコア12bの位相定数差を最大にし、曲げによる位相定数変化が生じても隣接するコアへのクロストークを生じにくくすることができる。
そのため、本発明によれば、隣接するコア12a,12b間の距離が短くてもクロストークが発生しにくく、従来に比べて更なるコア12a,12bの高密度化を実現することができ、光伝送路の大容量化と多重化に貢献可能なマルチコアファイバを提供することができる。
なお、図1,2のマルチコアファイバ10,20において、中心にコア12a又は12bを配置しても構わない。この場合、中心にコア12a又は12bを配置しない場合に比べてクロストークは多少増加するが、それでも従来に比べればクロストークを低下させることが可能である。
また、図1では6角形状に1重でコア12a,12bを配置したが、2重以上に複数のコア12a,12bを配置してより高密度化を図ることもできる。
更に、図2のように高密度で複数のコア12a,12bを配置した場合には、同種コア同士の距離も近接するため、同種コア間のクロストークが増加する場合がある。その場合には、隣接する第1のコア12a間と隣接する第2のコア12b間に空孔13を形成することで、同種コア間のクロストークを低下させることができる。この技術を上述した技術と組み合わせることで、異種コア間及び同種コア間におけるクロストークを最大限に低下させることができる。
10,20 マルチコアファイバ
11 クラッド
12a 第1のコア
12b 第2のコア
13 空孔

Claims (3)

  1. クラッド中に複数のコアを有し、前記複数のコアが断面視で1重以上の偶数角形状又は矩形格子状に配置されたグレーデッドインデックス型のマルチコアファイバであって、
    隣接する第1のコアと第2のコアの位相定数間隔を一致させると共に前記第2のコアの位相定数を前記第1のコアの位相定数間隔の中央に位置させたことを特徴とするマルチコアファイバ。
  2. 前記第1のコアと前記第2のコアの中心屈折率をそれぞれn0a,n0b、前記第1のコアと前記第2のコアの位相定数間隔をそれぞれΔβa,Δβb、任意の位相定数間隔をΔβ、波数をkとしたとき、下式(1),(2)の関係を満たす請求項1に記載のマルチコアファイバ。
  3. 隣接する第1のコア間と隣接する第2のコア間に空孔が形成される請求項1又は2に記載のマルチコアファイバ。
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