JP2013169791A - 筆記具の保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】市販されている多くの筆記具を主とし、指示棒やレーザーポインタなどの棒状文具を冷蔵庫等の磁性体に保持するツールを提供する。
【解決手段】手持ちの筆記具等の多くの棒状の文具aをネオジム等の強力磁石を用いて冷蔵庫等の磁性体に吸着・保持させるものである。強力な磁石を皮革や布などで包んだ保持体1を媒体とし、筆記具にバンド状の被保持体2を装着することで磁性体cへの保持効果を発揮する。筆記具に装着する被保持体は、フック面に滑り止め加工をした裏表がくっつく面ファスナーを使用しており、これを密着するように巻きつける。
【選択図】図2

Description

本発明は、市販されている多くの筆記具をはじめとする棒状文具を冷蔵庫等の磁性体に保持させることに関するものである。
筆記具を冷蔵庫等の磁性体に保持させるものとして、筆記具に磁石を取り付けて吸着させるものが広く知られている。具体例として、筆記具用キャップの外面に磁石を設けたもの(特許文献1)や、内部に埋没させたものがある(特許文献2)。また、筆記具にはめ込むタイプの磁石を有した道具(特許文献3)、背面に磁石があり筆記具を挟み持つ道具(特許文献5)等がある。
しかし、筆記具本体、またはそのキャップに磁石を取り付けたものは、使用または買い替えの際に、わざわざそういった製品を探して買ってくる必要がある。
磁石を付着させた、筆記具にはめ込むタイプの道具では、市販されている筆記具を冷蔵庫等の磁性体に保持することができる。しかし、市販されている筆記具の太さは多種多様であり、手持ちの筆記具がこれらの保持具に対して使えない事態が起こることは容易に推察される。
また、挟み持つ道具の類では、その部位にぴったりと収めるという、やや煩雑な動作を伴わなければならない。
特開2008−207511 特開2008−254403 特開2010−167654 特開平09−095088
解決しようとする課題は、市販されている多くの筆記具を、些細ではあるが煩雑な動作を伴わず、冷蔵庫等の磁性体に保持させる道具を提供することである。
本発明は、手持ちの筆記具をはじめとする棒状の文具をネオジム等の強力磁石を用いて冷蔵庫等の磁性体に保持させるものである。この保持具は磁石からなる保持体と、筆記具に装着する被保持体から構成される。筆記具等の棒状文具に装着する被保持体は、フック面に滑り止め加工をした裏表がくっつく面ファスナーを使用することを特徴とする。
本発明は、強力磁石を皮革や布で覆ったものを媒体としてこれに保持されるバンド(被保持体)を筆記具に装着し冷蔵庫等の磁性体に吸着・保持させるものであるが、被保持体のバンド部分に、「フック面において滑り止め加工を施した裏表がくっつく面ファスナー」を使用することによって、保持させたい棒状文具に密着させて巻くことである程度の範囲でサイズに限定されることなく対象物を磁性体に保持できるという利点がある。
第1実施形態(セパレートタイプ)使用時の外観図 図1の側面図 第1実施形態(セパレートタイプ)保持体の外観図 図3のA−A‘断面図 第1実施形態(セパレートタイプ)被保持体の外面斜視図 第1実施形態(セパレートタイプ)被保持体の筆記具接着面斜視図 第2実施形態(ストラップタイプ)使用時の外観 図7の側面図 第2実施形態(ストラップタイプ)保持体の外観斜視図 図9のB−B‘断面図 第2実施形態(ストラップタイプ)被保持体の外面斜視図 第2実施形態(ストラップタイプ)被保持体の筆記具接着面斜視図
以下、本発明に係る筆記具の保持体の第1実施形態(セパレートタイプ)および。第2実施形態(ストラップタイプ)について、図面を用いて説明する。第1実施形態および第2実施形態は、いずれもネオジム等の強力磁石からなる保持体(1およびI)と、これに保持される被保持体(2およびII)を組み合わせたもので、筆記具をはじめとする棒状文具(a)を磁性体(c)に吸着・保持するものである。
筆記具の保持体は一つのものに構成することができるが、保持体(1およびI)と被保持体(2およびII)のパーツに分けた理由は次の通りである。保持体(1およびI)は磁石であり、長く使うことができる。一方で被保持体(2およびII)は面ファスナーを使用しており、使い方によっては面ファスナーの接着力が早く弱くなることが予想される。面ファスナーの接着力が弱くなった場合、それを有する被保持体(2およびII)のみを交換することで磁石を無駄にせずに済む。
被保持体(2およびII)を装着するものとしては主として筆記具であるが、指示棒やレーザーポインタなどの指示具、その他棒状をなす文具など装着可能であれば特に限定されない。
第1実施形態(セパレートタイプ)について説明する。図1は冷蔵庫等の磁性体で本発明第1実施形態の物を使用しているときの外観図であり、図2はその側面図である。磁石を有する保持体(1)を媒体として、冷蔵庫等の磁性体(c)と被保持体(2)に付属した磁性体からなるDカン(b)をくっつけて被保持体(2)を装着した筆記具を保持するものである。
図3に示すのは保持体(1)で、強力磁石をやや厚みのある皮革や布で包んだものである。図3のA−A‘の断面を図4で示す。dはネオジム等の強力磁石であり、eが皮革等による外被である。eで示す外被により次のような効果を持たせる。
(イ)強力磁石が冷蔵庫等の磁性体に直接吸着し外せなくなることを防ぐ。また、磁石および磁性体に傷がつくことを防止する。
(ロ)磁性体との着脱をしやすくする。(持ち手部分があると、より着脱しやすい)
(ハ)磁石が落下したときに破損することを防ぐ。
(ニ)小児による誤飲を防ぐ。
(ホ)デザインを施すことによって、意匠性を高めることができる。
また、保持体(図3)は、紙等を磁性体に保持するクリップとしても使用可能である。
保持体(図3)の強力磁石を包むものは、クッション性を有するものであれば皮革や布に限定されない。
図5と図6は筆記具を装着する被保持体(2)の斜視図である。gおよびhは片面がループ状、反対の面がフック状の裏表がくっつく同一の面ファスナーである。フック側(h)に斜線状に滑り止めの硬化後ゴム状の弾性を有する樹脂(i)を接着する。樹脂を接着するときの形態は、滑り止めの効果を発揮すれば斜線状に限定されない。樹脂(i)で加工した面ファスナーのフック側に、Dカンの平らな面を合わせて通す。このDカンは磁性を有するものとする。Dカンをテープ(j)と糸で留め(k)、固定する。ここで使用するDカンは、磁性を有するものであればこの形に限定されない。
筆記具に、樹脂を接着させたフック面を密着させるように1周巻き、残りもループ面に巻き付けていく。面ファスナーだけでは滑って抜け落ちるが、樹脂を接着することにより被保持体(2)と筆記具(c)とに摩擦が生じ、筆記具にしっかりと装着することができる。
強力磁石を内に包んだ保持体(1)を冷蔵庫等の磁性体にくっつけ、筆記具等を密着させるように巻いた被保持体(2)に付属している磁性体であるDカン(b)を保持体(1)にくっつけることで、筆記具をはじめとする棒状文具を冷蔵庫等の磁性体に吸着・保持することができる。
次に第2実施形態(ストラップタイプ)について説明する。図7は冷蔵庫等の磁性体で本発明第2実施形態のものを使用しているときの外観図であり、図8はその側面図である。強力磁石を有する保持体(I)のストラップ(m)を被保持体の非磁性体からなるコキ(q)にひばり結びで取り付け、保持体(I)を冷蔵庫等の磁性体(c)に吸着させることにより、被保持体(II)を装着した筆記具を保持するものである。
図9に示すのは保持体(I)で、強力磁石の周りを綿で覆い布で包んだものである。図7のB−B‘の断面図を図10で示す。dはネオジム等の強力磁石であり、oで綿を、pで全体を包む布を表す。oとpで構成されるクッション性を持たせた外被により次のような効果を持たせる。
(イ)強力磁石が冷蔵庫等の磁性体に直接吸着し外せなくなることを防ぐ。また磁石および磁性体に傷がつくことを防止する。
(ロ)磁性体との着脱をしやすくする。
(ハ)磁石が落下したときに破損することを防ぐ。
(ニ)小児による誤飲を防ぐ。
(ホ)デザインを施すことによって、意匠性を高めることができる。
保持体(図9)のストラップは、保持体本体(l)の中心より左右両側の位置に、輪をなすようにそれぞれの端を取り付ける。この形状をとることにより、第2実施形態(ストラップタイプ)を使用時に、ストラップ部分(m)が保持本体(l)に覆いかぶさらず見た目が良い。保持体(図9)の強力磁石を包むものは、クッション性を有するものであれば布と綿に限定されない。
図11と図12は筆記具を装着する被保持体(II)の斜視図である。gおよびhは片面がループ状、反対の面がフック状の裏表がくっつく同一の面ファスナーである。フック側(h)に、斜線状に滑り止めの硬化後ゴム状の弾性を有する樹脂(i)を接着する。樹脂を接着するときの形態は、滑り止めの効果を発揮すれば斜線状に限定されない。樹脂(i)で加工した面ファスナーのフック側に、コキの芯が接するように合わせて通す。このコキは非磁性体からなる素材のものとする。コキをテープ(j)と糸で留め(k)固定する。図11に示すコキ(q)はハート型であるが、この形に限定されない。また、コキは非磁性体からなり、ストラップを取り付けられる形態であればDカンや角カンなどでもよい。
筆記具に、樹脂を接着させたフック面を密着させるように1周巻き、残りもループ面に巻き付けていく。面ファスナーだけでは滑って抜け落ちるが、樹脂を接着することにより被保持体(II)と筆記具(c)とに摩擦が生じ、筆記具にしっかりと装着することができる。
強力磁石を内に包んだ保持体(I)のストラップ部分を被保持体(II)のコキにひばり結びで固定することにより、被保持体(II)に装着した筆記具等の棒状文具を冷蔵庫等の磁性体に吸着・保持することができる。
1 第1実施形態(セパレートタイプ)の保持体
2 第1実施形態(セパレートタイプ)の筆記具に装着する被保持体
I 第2実施形態(ストラップタイプ)の保持体
II 第2実施形態(ストラップタイプ)の筆記具に装着する被保持体
a 筆記具
b 磁性を有するDカン
c 冷蔵庫等の磁性体面
d ネオジム等の強力磁石
e 第1実施形態(セパレートタイプ)の外被
f eを縫い合わせた縫い目
g 裏表がくっつく面ファスナーのループ面
h 裏表がくっつく面ファスナーのフック面
i 滑り止めのためのゴム状の弾力を有した樹脂
j Dカン(b)を面ファスナー(h)に留めるためのテープ
k テープ(j)を面ファスナー(h)に留めた縫い目
l 第2実施形態(ストラップタイプ)の保持体本体
m 第2実施形態(ストラップタイプ)の保持体ストラップ
n 第2実施形態(ストラップタイプ)の保持体の縫い目
o 綿
p 強力磁石と綿を包む布
q 非磁性体よりなるコキ
r コキ(q)を面ファスナー(h)に留めるためのテープ
s テープ(r)を面ファスナー(h)に留めた縫い目

Claims (2)

  1. 磁石を吸着可能な磁性体に筆記具および指示具を含む棒状文具を吸着・固定するための、「磁石部分である保持体」と、「フック面に弾性を有する樹脂で滑り止め加工をした裏表がくっつく面ファスナーと磁性体からなる、棒状文具に装着させる被保持体」より構成される筆記具の保持具
  2. 磁石を吸着可能な磁性体に筆記具および指示具を含む棒状文具を吸着・固定するための、「ストラップを備えた、磁石部分である保持体」と、「フック面に弾性を有する樹脂で滑り止め加工をした裏表がくっつく面ファスナーと、ストラップを付けるための非磁性体のパーツからなる、棒状文具に装着させる被保持体」より構成される筆記具の保持具
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