JP2013169114A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りつつメンテナンス頻度を低減する。
【解決手段】実施形態の電力変換装置は、交流電気車に搭載され、架線から供給された交流電力の電力変換を行う電力変換装置であり、電力変換装置の電力変換ユニット内において、コンバータ回路及びインバータ回路は横並びに配置されて一体に形成され、さらに交流入力端子に接続される交流入力ライン及び交流出力端子に接続される交流出力ラインは、ユニット筐体内及び装置筐体内で互いに交差せず、かつ、装置筐体内における配線引き回しが最短となる面からそれぞれ引き出されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
鉄道列車用の電力変換装置では、架線からの交流電力を集電装置を介して入力し、電力変換装置で直流に変換し、所定の交流電力に変換するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、交流鉄道種回路システムに用いられている従来の電力変換装置には、パンタグラフ(集電装置)、遮断器、接触器(コンタクタ)及び主変圧器を介して交流電力が供給されていた。
そして、電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換するコンバータユニットと、コンバータユニットにより変換された直流電力を三相交流電力に変換するインバータユニットを有し、コンバータユニットとインバータユニットとは、直流リンク回路により接続されていた。
これらのコンバータユニット及びインバータユニットは、それぞれスイッチング素子としての複数のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を備えていた。
特開2005−110336号公報
ところで、電力変換装置の小型化及び軽量化を図るためには、従来別体とされていたコンバータユニット及びインバータユニットを一体のユニットとすることが考えられる。
しかしながら、現状の構成のまま一体化すると、大型化かつ重量が増してしまい、組み立てやメンテナンスの際に、取り扱いが困難になる恐れがあった。一方で、半導体素子等の電気部品の小型化の開発が進み、コンバータユニット及びインバータユニットを一体化の開発が必要とされてきている。
また、コンバータユニット及びインバータユニットの一体化においては装置内の素子数の増加のため、故障率が上昇するといった虞があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、小型化を図りつつメンテナンス頻度を低減することが可能な電力変換装置を提供することにある。
実施形態の電力変換装置は、交流電気車に搭載され、架線から供給された交流電力の電力変換を行う電力変換装置である。
電力変換装置の電力変換ユニットは、交流入力端子及び交流出力端子を有し、前記交流入力端子を介して入力された前記交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路及び前記コンバータ回路により変換された直流電力を交流電力に変換して前記交流出力端子を介して出力するインバータ回路を内蔵している。
また、制御ユニットは、電力変換ユニットを制御する。
さらに、装置筐体は、電力変換ユニット及び制御ユニットを収納する。
上記構成において、電力変換ユニット内でコンバータ回路及びインバータ回路は横並びに配置されて一体に形成され、さらに交流入力端子に接続される交流入力ライン及び交流出力端子に接続される交流出力ラインは、ユニット筐体内及び装置筐体内で互いに交差せず、かつ、装置筐体内における配線引き回しが最短となる面からそれぞれ引き出されている。
図1は、交流電気車に搭載される交流電気車用の電力変換装置の概要構成ブロック図である。 図2は、電力変換ユニットの概要構成説明図である。 図3は、電力変換ユニットの基本回路図である。 図4は、第2実施形態の一例の説明図である。 図5は、第3実施形態の一例の説明図である。 図6は、第4実施形態の電力変換ユニットの概要構成説明図である。 図7は、第4実施形態の電力変換ユニット及びゲートアンプユニットの概要構成説明図である。
次に図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
[1]第1実施形態
図1は、交流電気車に搭載される交流電気車用の電力変換装置の概要構成ブロック図である。
交流電気車10は、図1に示すように、き電線(架線)11にパンタグラフ(集電装置)12を介して接続されるとともに、車輪13及び線路14を介して設置される電力変換装置15と、電力変換装置15からの電力供給を受けて交流電気車10を駆動するモータ16と、を備えている。
電力変換装置15は、大別すると、電力変換装置15全体を制御するコントローラ21と、スイッチングトランジスタとしての複数のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を有し、パンタグラフ12を介して入力された交流電力を直流電力に変換し、さらに変換した直流電力を三相交流電力に変換する電力変換ユニット22と、コントローラ21の制御下で電力変換ユニット22を構成する複数の高耐圧IGBTのゲートを駆動するゲートアンプユニット23と、コントローラ21、電力変換ユニット22、ゲートアンプユニット23及びその他の電力変換装置15の構成ユニット(例えば、交流コンタクタ、電源ユニット、耐圧試験ユニット、放電抵抗、フィルタコンデンサ、電流検出ユニット、電圧検出ユニット等)を収納する装置筐体(ケーシング)24と、を備えている。
図2は、電力変換ユニットの概要構成説明図である。
電力変換ユニット22は、図1及び図2に示すように、交流入力端子TI及び交流出力端子TOを有し、交流入力端子を介して入力された交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路22C及びコンバータ回路22Cが変換した直流電力を三相交流電力に変換するインバータ回路22Iが一体のユニットとして形成されている。
コンバータ回路22Cとインバータ回路22Iは、交流電気車10に搭載された状態で交流電気車10の進行方向に対して交差する(直交する)方向に横並びに配置されている。これは、電力変換ユニット22の下部に配置されている図示しない冷却器(放熱部)に交流電気車10の走行時の走行風があたって、効率的に冷却を行わせることで、電力変換ユニット22をブロワレス構成とした場合でも、冷却効率を向上させて、電力変換ユニットひいては電力変換装置15の小型化(コンパクト化)を図り、ぎ装上の自由度が向上し、メンテナンス性(保守性)が向上するからである。
そして、電力変換ユニット22のユニット筐体22Bの車両進行方向のいずれか一方の面(図1では、上方の面)には、交流入力端子TIが接続される交流入力端子盤BTI及び交流出力端子TOが接続される交流出力端子盤BTOが設けられている。
さらに、交流入力端子盤及び交流出力端子盤は、装置筐体24に設けられた外部交流入力端子盤24I及び外部交流出力端子盤24Oに対向する位置に設けられており、各端子盤間を接続する配線の引き回しを短くして、装置筐体24内における発熱量の増加を抑制する構成を採っている。
図3は、電力変換ユニットの基本回路図である。
コンバータ回路22Cは、図3に示すように、薄板状の導体を絶縁体フィルムにより被覆したいわゆるラミネート導体CXにより直列接続されたU相用のIGBTモジュールMDと、X相用のIGBTモジュールMDと、を備え、両IGBTモジュールMDの接続点に、金属バー製の配線用導体CUを介して交流入力端子TIを構成する第1交流入力端子TCUが接続されている。
また、コンバータ回路22Cは、ラミネート導体CYにより直列接続されたV相用のIGBTモジュールMDと、Y相用のIGBTモジュールMDと、を備え、両IGBTモジュールMDの接続点に、金属バー製の配線用導体CVを介して交流入力端子TIを構成する第2交流入力端子TCVが接続されている。
さらに各IGBTモジュールMDは、IGBTに対して並列にダイオードが逆接続されている。
そして、U相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのコレクタと、V相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのコレクタと、は、互いに接続されて、正側直流電源ラインDCPを構成している。ここで、正側直流電源ラインDCPの実際の配線材としては、上述したラミネート導体が用いられている。
同様に、X相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのエミッタと、Y相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのエミッタと、は、互いに接続されて、負側直流電源ラインDCNを構成している。この場合においても、負側直流電源ラインDCNの実際の配線材料としては、上述したラミネート導体が用いられている。
以上の構成において、金属バー製の配線用導体CU及び配線用導体CVは、図示しないフィルタコンデンサ(FC)の上方を跨いで、それぞれ、交流入力端子盤BTIあるいは交流出力端子盤BTOに接続されている。
一方、インバータ回路22Iは、図3に示すように、ラミネート導体IXにより直列接続されたU相用のIGBTモジュールMDと、X相用のIGBTモジュールMDと、を備え、両IGBTモジュールMDの接続点に、金属バー製の配線用導体IUを介して交流出力端子TOを構成する第1交流出力端子TIUが接続されている。
また、インバータ回路22Iは、ラミネート導体IYにより直列接続されたV相用のIGBTモジュールMDと、Y相用のIGBTモジュールMDと、を備え、両IGBTモジュールMDの接続点に、金属バー製の配線用導体IVを介して交流出力端子TOを構成する第2交流出力端子TIVが接続されている。
さらにインバータ回路22Iは、ラミネート導体IZにより直列接続されたW相用のIGBTモジュールMDと、Z相用のIGBTモジュールMDと、を備え、両IGBTモジュールMDの接続点に、金属バー製の配線用導体IWを介して交流出力端子TOを構成する第3交流出力端子TIWが接続されている。
インバータ回路22Iにおいても、各IGBTモジュールMDは、IGBTに対して並列にダイオードが逆接続されている。
そして、U相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのコレクタ、V相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのコレクタ及びW相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのコレクタには、正側直流電源ラインDCPが接続されている。
同様に、X相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのエミッタ、Y相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのエミッタ及びW相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTのエミッタには、負側直流電源ラインDCNが接続されている。
ところで、上記構成において、IGBTモジュールMDを構成するIGBTにおいて、スイッチング時(ターンオン時)の立ち上がり特性が急峻な(ターンオン時間が短い)IGBTを用いた場合、オーバーシュートにより発生する過電流(オーバーシュート電流)によりIGBT素子自体が破損する虞がある。
このため、コンバータ回路22Cと、インバータ回路22Iと、を一体のユニットとして構成した場合の故障率(故障確率)を低減し、信頼性を向上するために、本実施形態のIGBTにおいては、過電流に起因するIGBT素子の破損を抑制するために、スイッチング時のオーバーシュート電流を所定の基準電流値よりも抑制可能なターンオン時間を有するIGBT素子、すなわち、ターンオン時の立ち上がり特性が比較的緩慢な(ターンオン時間が比較的長く、オーバーシュート電流が少ない)IGBT素子を用い、スイッチング時のオーバーシュートに起因する過電流(オーバーシュート電流)を抑制している。
この結果、本実施形態によれば、IGBT素子の故障率を抑制し、コンバータ回路22Cと、インバータ回路22Iと、を一体のユニットとして構成できるようになった。
一方、コンバータ回路22Cと、インバータ回路22Iと、を一体のユニットとして構成できるようになったトレードオフとして、電力変換ユニット22の発熱量が増加することとなり、筐体内において、出来る限り迅速に排熱出来ることが要求された。
このため、本実施形態においては、電力変換ユニット22内における熱分布を均一化するとともに、電力変換ユニット22から外部に配線を引き回すに際し、その引き回し量を低減すべく配線経路を設定している。
より具体的には、電力変換ユニット22内における熱分布を均一化するために、図2に示したように、交流入力端子TIからコンバータ回路22Cへの配線経路(交流入力ライン)と、インバータ回路22Iから交流出力端子TOへの配線経路(交流出力ライン)とは、ユニット筐体22B内及び装置筐体24内で互いに交差せず、かつ、装置筐体24内における配線引き回しが最短となる面からそれぞれ引き出され、互いに離間して設けるようにしている。
さらに交流入力ライン及び交流出力ラインは、コンバータ回路22C及びインバータ回路22Iの横並びの方向と直交する方向であって、互いに同一の方向に引き回されている。
この結果、交流入力端子TIからコンバータ回路22Cへ向かう配線用導体(配線部材)において電流が流れる際に生じる熱およびインバータ回路22Iから交流出力端子TOへ向かう配線用導体において電流が流れる際に生じる熱の分布が電力変換ユニット22内で拡がり、発熱集中が起こることがないため、ブロワレス構成としても、確実に冷却することが出来るようになっている。
さらに交流入力端子TI及び交流出力端子TOを、電力変換ユニット22を収納している装置筐体24の近傍に位置するように設けているので、装置筐体24内における配線用導体の引き回し量を少なくでき、ひいては、装置筐体24内における発熱体の量を減らすことができ、排熱が間に合わずに、装置筐体24内に熱がこもるような状況の発生を抑制できる。
したがって、本第1実施形態によれば、発熱により小型化が阻害されることもなく、メンテナンス頻度を低減することができる。
さらにまた、交流入力端子TI及び交流出力端子TOを同一方向に設置することができ、車両への搭載時におけるメンテナンス方向を統一することができ、メンテナンス効率を低下させることがない。
[2]第2実施形態
以上の第1実施形態においては、交流入力端子盤BTI及び交流出力端子盤BTOが電力変換ユニット22のユニット筐体22Bの車両進行方向のいずれか一方の面に設けられる場合の実施形態であったが、本第2実施形態は、コンバータ回路あるいはインバータ回路の金属バー製の配線用導体を交流電気車の互いに相異なる車側部側にそれぞれ引き出し、電力変換ユニットのユニット筐体の車両進行方向のいずれか任意の面に交流入力端子TIが接続される交流入力端子盤及び交流出力端子が接続される交流出力端子盤を設けた場合のものである。
すなわち、本第2実施形態は、交流入力ライン及び交流出力ラインは、コンバータ回路22C及びインバータ回路22Iの横並びの方向に沿って、それぞれ逆方向に引き回され、さらに横並びの方向と直交する方向であって、互いに同一の方向あるいは互いに異なる方向に引き回された場合の実施形態である。
図4は、第2実施形態の一例の説明図である。
交流入力ラインを構成する金属バー製の配線用導体CU及び配線用導体CVと、交流出力ラインを構成する金属バー製の配線用導体IU、配線用導体IV及び配線用導体IWと、は、図4に示すように、コンバータ回路22C及びインバータ回路22Iの横並びの方向に沿って、それぞれ逆方向(図4中、左方向及び右方向)に引き回されている。
さらに、配線用導体CU及び配線用導体CVと、配線用導体IU、配線用導体IV及び配線用導体IWと、は、横並びの方向と直交する方向であって、互いに同一の方向、すなわち、端子盤BTI、端子盤BTOの設置方向に引き回されている。
なお、装置筐体24におけるメンテナンス面が、図4中、下方に位置する場合には、端子盤BTIX及び端子盤BTOXの設置方向に交流入力ライン及び交流出力ラインを引き回すように構成することも可能である。
これらの結果、本第2実施形態によれば、交流入力端子TIからコンバータ回路22Cへ向かう配線用導体(配線部材)において電流が流れる際に生じる熱およびインバータ回路22Iから交流出力端子TOへ向かう配線用導体において電流が流れる際に生じる熱の分布が電力変換ユニット22内で拡がり、発熱集中が起こることがないため、ブロワレス構成としても、確実に冷却することが出来るようになっている。
したがって、第1実施形態と同様に本第2実施形態によれば、発熱により小型化が阻害されることもなく、メンテナンス頻度を低減することができる。
さらに配線用導体CU及び配線用導体CVと、配線用導体IU、配線用導体IV及び配線用導体IWと、は、コンバータ回路22Cとインバータ回路22Iの横並びの方向と直交する方向であって、互いに同一の方向に引き回すことにより車両への搭載時におけるメンテナンス方向を統一することができ、メンテナンス効率を低下させることがない。
以上の説明は、コンバータ回路22Cとインバータ回路22Iの横並びの方向と直交する方向であって、互いに同一の方向に交流入力ライン及び交流出力ラインを引き回す場合のものであったが、メンテナンス面の設置に応じて、コンバータ回路22Cとインバータ回路22Iの横並びの方向と直交する方向であって、互いに異なる方向、例えば、端子盤BTIに交流入力ラインを接続するように引き回し、端子盤BTOXに交流出力ラインを接続するように引き回すことも可能である。
[3]第3実施形態
以上の第1実施形態及び第2実施形態においては、ユニット筐体内で、交流入力ライン及び交流出力ラインを最終的に、コンバータ回路22C及びインバータ回路22Iの横並びの方向と直交する方向に引き回す実施形態であったが、本第3実施形態は、ニット筐体内で、交流入力ライン及び交流出力ラインを最終的に、コンバータ回路22C及びインバータ回路22Iの横並びの方向に沿って、互いに逆方向に引き回す場合の実施形態である。
図5は、第3実施形態の一例の説明図である。
交流入力ラインを構成する金属バー製の配線用導体CU及び配線用導体CVと、交流出力ラインを構成する金属バー製の配線用導体IU、配線用導体IV及び配線用導体IWと、は、図4に示すように、コンバータ回路22C及びインバータ回路22Iの横並びの方向に沿って、それぞれ逆方向(図4中、左方向及び右方向)に引き回され、それぞれ端子盤BTI、端子盤BTOに接続されている。
これらの結果、本第3実施形態によれば、交流入力端子TIからコンバータ回路22Cへ向かう配線用導体(配線部材)において電流が流れる際に生じる熱およびインバータ回路22Iから交流出力端子TOへ向かう配線用導体において電流が流れる際に生じる熱の分布が電力変換ユニット22内で拡がり、発熱集中が起こることがないため、ブロワレス構成としても、確実に冷却することが出来る。
したがって、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、本第3実施形態によれば、発熱により小型化が阻害されることもなく、メンテナンス頻度を低減することができる。
[4]第4実施形態
以上の第1実施形態乃至第3実施形態は、電力変換ユニット22と、ゲートアンプユニット23とを、別体に設けるものであったが、本第4実施形態は、さらなる小型可を目指して、電力変換ユニット22と、ゲートアンプユニット23とを、一体に設ける場合の実施形態である。
図6は、第4実施形態の電力変換ユニットの概要構成説明図である。
図6において、図5と同様の部分には、同一の符号を付すものとし、その詳細な説明を援用する。
図6において、図5と異なる部分は、ユニット筐体22B内に、ゲートアンプユニット23を一体に構成した点である。
ユニット筐体22B内の一端部には、ゲートアンプユニット23を構成する複数のゲートアンプが直流電源ライン(図6では、負側直流電源ラインDCN)に横並びに一列に配置されている。
ここで、ゲートアンプユニット23は、コンバータ回路22CのU相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGACUと、コンバータ回路22CのX相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGACXと、コンバータ回路22CのV相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGACVと、コンバータ回路22CのY相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGACYと、を備えている。
さらにゲートアンプユニット23は、インバータ回路22IのU相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGAIUと、インバータ回路22IのX相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGAIXと、インバータ回路22IのV相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGAIVと、インバータ回路22IのY相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGAIYと、インバータ回路22IのW相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGAIWと、インバータ回路22IのZ相用のIGBTモジュールMDを構成するIGBTを駆動するゲートアンプGAIZと、を備えている。
さらに各ゲートアンプGACU〜GACY、GAIU〜GAIZは、互いに近接配置することによる悪影響(干渉)を防止するため、隣接するゲートアンプから絶縁するための絶縁シールドSHにより囲われている。
なお、絶縁シールドSHは、各ゲートアンプを必ずしも囲う必要はなく、絶縁が可能であれば、隣接するゲートアンプ間に板状の絶縁シールドを配置するようにすることも可能である。
図7は、第4実施形態の電力変換ユニット及びゲートアンプユニットの概要構成説明図である。図7において、図3と同様の部分には、同一の符号を付し、その詳細な説明を援用する。
ゲートアンプユニット23を構成する各ゲートアンプGACU〜GACY、GAIU〜GAIZは、コントローラ21の制御下で、対応するIGBTモジュールMDを構成するIGBTのゲートに駆動制御信号を出力している。
以上の説明は、電力変換ユニットの構成が図5の場合と同様な場合について説明したが、電力変換ユニットの構成が、図2あるいは図4と同様な場合であっても、同様に適用が可能である。
以上の説明のように、本第4実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、ユニット筐体22B内に、ゲートアンプユニット23を一体に構成しているので、上記各実施形態の効果に加えて、ゲートアンプユニット23の設置面積を低減でき、より一層の電力変換装置の小型化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 交流電気車
12 パンタグラフ
13 車輪
14 線路
15 電力変換装置
16 モータ
21 コントローラ
22 電力変換ユニット
22B ユニット筐体
22C コンバータ回路
22I インバータ回路
23 ゲートアンプユニット
24 装置筐体
24I 外部交流入力端子盤(交流入力ライン)
24O 外部交流出力端子盤(交流出力ライン)
BTI、BTIX 交流入力端子盤(交流入力ライン)
BTO、BTOX 交流出力端子盤(交流出力ライン)
CU、CV 配線用導体(コンバータ回路用、交流入力ライン))
CX、CY ラミネート導体(コンバータ回路用)
DCN 負側直流電源ライン
DCP 正側直流電源ライン
GACU〜GACY ゲートアンプ(コンバータ回路用)
GAIU〜GAIZ ゲートアンプ(インバータ回路用)
IU〜IW 配線用導体(交流出力ライン)
IX〜IZ ラミネート導体
SH 絶縁シールド
TCU 第1交流入力端子
TCV 第2交流入力端子
TI 交流入力端子
TIU 第1交流出力端子
TIV 第2交流出力端子
TIW 第3交流出力端子
TO 交流出力端子

Claims (9)

  1. 交流電気車に搭載され、架線から供給された交流電力の電力変換を行う電力変換装置において、
    交流入力端子及び交流出力端子を有し、前記交流入力端子を介して入力された前記交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路及び前記コンバータ回路により変換された直流電力を交流電力に変換して前記交流出力端子を介して出力するインバータ回路を内蔵した電力変換ユニットと、
    前記電力変換ユニットを制御する制御ユニットと、
    前記電力変換ユニット及び前記制御ユニットを収納する装置筐体と、を備え、
    前記電力変換ユニット内で前記コンバータ回路及び前記インバータ回路は横並びに配置されて一体に形成され、さらに前記交流入力端子に接続される交流入力ライン及び前記交流出力端子に接続される交流出力ラインは、前記ユニット筐体内及び前記装置筐体内で互いに交差せず、かつ、前記装置筐体内における配線引き回しが最短となる面からそれぞれ引き出されている、
    電力変換装置。
  2. 前記電力変換ユニットは、ユニット筐体に収納されており、
    前記交流入力ライン及び前記交流出力ラインは、前記ユニット筐体と前記装置筐体との間の配線引き回しが最短となる前記装置筐体の面からそれぞれ引き出されている、
    請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記ユニット筐体内で、前記交流入力ライン及び前記交流出力ラインは、前記横並びの方向に沿って、それぞれ逆方向に引き回されている、
    請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記ユニット筐体内で、前記交流入力ライン及び前記交流出力ラインは、前記横並びの方向と直交する方向に引き回されている、
    請求項2記載の電力変換装置。
  5. 前記交流入力ライン及び前記交流出力ラインは、前記横並びの方向と直交する方向であって、互いに同一の方向あるいは異なる方向に引き回されている、
    請求項2記載の電力変換装置。
  6. 前記交流入力ラインあるいは前記交流出力ラインが引き出される面は、前記搭載時にメンテナンス可能な面である、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電力変換装置。
  7. 前記電力変換ユニットと一体に形成され、前記電力変換ユニットを構成するトランジスタを駆動する複数のゲートアンプを有するゲートアンプユニットを備えた、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電力変換装置。
  8. 前記ゲートアンプユニットを構成する前記複数のゲートアンプは、横並びに一列に配置されているとともに、互いに絶縁されている、
    請求項7記載の電力変換装置。
  9. 前記複数のゲートアンプは、それぞれ絶縁シールドにより囲われ、あるいは、隣接は位置されたゲートアンプとの間に板状の絶縁シールドが配置されている、
    請求項8記載の電力変換装置。
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