JP2013168037A - レセプト分析装置及びレセプト分析プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レセプト分析装置40は、診療報酬を請求するための複数のレセプトに関する仮レセプト点検結果情報であって、診療行為特定情報と、診療報酬金額情報と、レセプトに不備が存在する可能性があるか否かの点検結果を特定する不備可能性情報とを、相互に関連付けて構成された仮レセプト点検結果情報の入力を受け付ける入出力IF45と、不備が存在する可能性があることを特定する不備可能性情報に関連付けられた診療報酬金額情報を抽出して診療報酬金額を参照することにより、医療機関への支払いが行われない可能性がある診療報酬金額である疑義金額を特定する特定部42aと、特定された疑義金額を含む情報を出力する出力制御部42bとを備える。
【選択図】図1
Description
この実施の形態に係るレセプト分析装置及びレセプト分析プログラムは、「返戻」や「査定」の原因となるレセプトの不備に関する分析を行うことを可能とする装置である。これら「返戻」と「査定」は、特に相互に区別する必要がない場合には、「不備」と総称する。また、返戻と査定を判定するための所定基準を「ルール」と称する。ただし、以下に示す不備やルールの例は、変更することができる。また、実際には、医療機関は、レセプトによる診療報酬の請求は各月単位で行うことになっており、より具体的には、各月のレセプトを翌月の所定日(例えば10日)までに作成して審査支払機関に提出する。以下では、レセプトの対象となっている月を「対象月」と称する。また、医療機関によって作成されたが未だ審査支払機関には提出されていないレセプトを「仮レセプト」、医療機関によって作成された審査支払機関に提出されたレセプトを「本レセプト」と称する。
図1は、本実施の形態に係るレセプト分析装置を含んで構成されたレセプト統合システムの全体構成を概念的に示す説明図である。このレセプト統合システム1は、ユーザ医療機関2の内部に配置されて、ユーザ医療機関2のレセプトに関連する情報を統合的に処理するシステムである。このレセプト統合システム1は、電子カルテ装置10、レセプト作成装置20、レセプト点検装置30、及びレセプト分析装置40を備えており、これら各装置はネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
電子カルテ装置10は、カルテを電子データとして記録及び管理するための装置である。この電子カルテ装置10としては、公知の装置を利用することができため、その詳細な説明は省略するが、概略的には、電子カルテ装置10に対して、ユーザ医療機関2に勤務する医師や看護師等の医療行為従事者が、患者の氏名、診療行為が行われた年月日、診療行為の種類の名称、及び診療行為の名称等の各種情報を入力すると、これらの情報が電子カルテデータとして電子カルテ装置10のデータベースに蓄積される。
レセプト作成装置20は、後述する仮レセプト情報もしくは本レセプト情報を作成するための装置である。このレセプト作成装置20としては、公知の装置を利用することができため、その詳細な説明は省略するが、概略的には、レセプト作成装置20には、診療行為の名称と各診療行為に対する診療報酬金額とが相互に関連付けて格納されている。そして、レセプト作成装置20は、電子カルテ装置10から電子カルテデータを受信し、この電子カルテデータに含まれる診療行為の名称に対応する診療報酬金額を特定し、当該特定した診療報酬金額と、この電子カルテデータに含まれる他の情報とに基づいて、仮レセプト情報もしくは本レセプト情報を生成する。
レセプト点検装置30は、レセプト作成装置20にて作成された仮レセプト情報もしくは本レセプト情報を、審査支払機関への提出に先立って点検するための装置である。このレセプト点検装置30としては、特許文献1の如き公知の装置を利用することができため、その詳細な説明は省略するが、概略的には、レセプト点検装置30には、診療行為の名称とルールとが相互に関連付けて格納されている。そして、レセプト点検装置30は、レセプト作成装置20から仮レセプト情報もしくは本レセプト情報を受信し、この仮レセプト情報に含まれる診療行為の名称に対応するルールを特定し、当該特定したルールに基づいて、仮レセプト情報もしくは本レセプト情報に不備が存在する可能性があるか否かを公知のアルゴリズムにより判定する。そして、当該判定した結果である不備可能性情報と、仮レセプト情報に含まれる他の情報とに基づいて、後述する仮レセプト点検結果情報もしくは本レセプト点検結果情報を生成する。
レセプト分析装置40は、レセプトを分析するための装置であり、機能概念的に、記憶部41、制御部42、入力部43、出力部44、及び入出力インターフェース(以下、インターフェースは「IF」)45を、バスにて相互に通信可能に接続して構成されている。例えば、レセプト分析装置40は、公知のパーソナルコンピュータ、サーバ装置、PDA(Personal Digital Assistant)、パッド、スマートフォン等により構成することができる。
記憶部41は、各種処理に必要な情報やパラメータを不揮発的に格納する格納手段であり、例えば、HD(Hard Disk)にて構成される。具体的には、この記憶部41は、機能概念的に、仮レセプト情報データベース(以下、データベースは「DB」)41a、仮レセプト点検結果情報DB41b、本レセプト情報DB41c、本レセプト点検結果情報DB41d、及び改善情報DB41eを備える。これら各DBに格納される情報については後述する。
制御部42は、レセプト分析装置40の各部を制御する制御手段であり、機能概念的に、特定部42a及び出力制御部42bを備える。特定部42aは、入力部43にて受け付けられた仮レセプト点検結果情報に基づいて、レセプトに不備が存在する可能性があることを特定する不備可能性情報に関連付けられた診療報酬金額情報を抽出し、当該抽出した診療報酬金額情報によって特定される診療報酬金額を参照することにより、レセプトに不備が存在するために当該レセプトが返戻又は査定されることにより医療機関への支払いが行われない可能性がある診療報酬金額である疑義金額を特定する特定手段である。出力制御部42bは、特定部42aにて特定された疑義金額を含む情報を、所定方法で特定された形式で所定の出力手段(ここでは出力部44)を介して出力する出力制御手段である。これら各部による具体的処理については後述する。
入力部43は、レセプト分析装置40に対する各種の情報の入力を受け付ける入力受付け手段であり、ここでは、図示しないキーボード及びマウスを含んで構成されている。
出力部44は、レセプト分析装置40から各種の情報を出力する出力手段であり、ここでは、図示しないモニタを含んで構成されている。
入出力IF45は、インターネットやLANの如きネットワーク50を介した通信を行うための通信手段であり、例えばネットワークボードとして構成される。この入出力IF45を介して所定のサーバからの情報入力の受け付けが行われることから、当該入出力IF45は、入力部43と同様に、入力受付け手段を構成する。また、この入出力IF45を介して各種の情報の出力が行われることから、当該入出力IF45は、出力部44と同様に、出力手段を構成する。特に、本実施の形態では、入出力IF45は、医療機関によって行われた診療行為に対する診療報酬を請求するための複数のレセプトに関する仮レセプト点検結果情報であって、診療行為を特定するための診療行為特定情報と、診療行為に対する診療報酬金額を特定するための診療報酬金額情報と、診療行為に対する診療報酬を請求するためのレセプトに不備が存在する可能性があるか否かを特定する不備可能性情報とを、相互に関連付けて構成された仮レセプト点検結果情報の入力を受け付ける入力受付け手段として機能する。
次に、レセプト分析装置40の各DBに格納される情報の具体的内容について説明する。ただし、以下の構成例では本実施の形態に係る情報のみを格納する例を示し、実際には以下に説明する情報以外の任意の情報を各DBに格納することができ、あるいは一部の情報については適宜省略することもある。また、各DBに格納される情報のうち、同一名称の情報については、特記する場合を除いて相互に同一の内容であるものとし、重複説明は行わないものとする。
仮レセプト情報DB41aは、仮レセプト情報を格納する仮レセプト情報格納手段である。この仮レセプト情報は、図2に例示するように、項目「患者氏名」、項目「患者番号」、項目「診療日」、項目「診療科」、項目「診療識別」、項目「行為名称」、項目「診療報酬金額」と、これら各項目に対応する情報を相互に関連付けて構成されている。
図1の仮レセプト点検結果情報DB41bは、仮レセプト点検結果情報を格納する仮レセプト点検結果情報格納手段である。この仮レセプト点検結果情報は、図3に例示するように、項目「患者番号」、項目「診療日」、項目「診療科」、項目「診療識別」、項目「行為名称」、項目「ルール番号」、項目「ルール名称」、項目「疑義レベル」、項目「診療報酬金額」と、これら各項目に対応する情報を相互に関連付けて構成されている。なお、図示の便宜上、仮レセプト点検結果情報を分割して図示しているが、実際には一連の情報として構成することができる(図5において同じ)。
図1の本レセプト情報DB41cは、本レセプト情報を格納する本レセプト情報格納手段である。この本レセプト情報は、図4に例示するように、項目「患者氏名」、項目「患者番号」、項目「診療日」、項目「診療科」、項目「診療識別」、項目「行為名称」、項目「診療報酬金額」と、これら各項目に対応する情報を相互に関連付けて構成されている。これら各項目に対応する情報は、仮レセプト情報における同一項目に対応する情報と同じである。
図1の本レセプト点検結果情報DB41dは、本レセプト点検結果情報を格納する本レセプト点検結果情報格納手段である。この本レセプト点検結果情報は、図5に例示するように、項目「患者番号」、項目「診療日」、項目「診療科」、項目「診療識別」、項目「行為名称」、項目「ルール番号」、項目「ルール名称」、項目「疑義レベル」、項目「診療報酬金額」と、これら各項目に対応する情報を相互に関連付けて構成されている。これら各項目に対応する情報は、仮レセプト点検結果情報における同一項目に対応する情報と同じである。
図1の改善情報DB41eは、改善情報を格納する改善情報格納手段である。この改善情報は、図6に例示するように、項目「ルール名称」及び項目「改善可能性」と、これら各項目に対応する情報を相互に関連付けて構成されている。
次に、図1のレセプト分析装置40においてレセプト分析プログラムを実行すること等によって行われるレセプト分析処理について説明する。以下の本処理の説明において、制御主体を特記しない処理については、レセプト分析装置40の制御部42にて実行されるものとし、情報の取得元や取得経路を特記しない場合については、公知のタイミング及び公知の方法にて、レセプト分析装置40の記憶部41に予め格納されており、あるいは、入力部43を介してレセプト分析装置40の提供者やユーザ医療機関2の担当者によって入力されるものとする。なお、各処理の「ステップ」は「S」と略記する。
最初に、レセプト請求アシスタント処理について説明する。このレセプト請求アシスタント処理は、分析対象及び分析方法特定処理、ダッシュボード分析処理、パレート分析処理、該当率分析処理、及び時系列分析処理に大別される。以下、これら各処理を順次説明する。
最初に、分析対象及び分析方法特定処理について説明する。この分析対象及び分析方法特定処理は、レセプト分析の対象となるレセプトを特定するための処理であり、レセプト請求アシスタント処理が起動された場合に、最初に起動される。
次に、ダッシュボード分析処理について説明する。図7は、ダッシュボード分析処理のフローチャートである。このダッシュボード分析処理は、ダッシュボード分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法としてダッシュボード分析が特定されることにより起動される。
次に、パレート分析処理について説明する。図9は、パレート分析処理のフローチャートである。このパレート分析処理は、パレート分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法としてパレート分析が特定されることにより起動される。
次に、該当率分析処理について説明する。図11は、該当率分析処理のフローチャートである。この該当率分析処理は、該当率分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法として該当率分析が特定されることにより起動される。
次に、時系列分析について説明する。図14は、時系列分析のフローチャートである。この時系列分析は、時系列分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法として時系列分析が特定されることにより起動される。
次に、提出レセプト確認アシスタント処理について説明する。この提出レセプト確認アシスタント処理は、分析対象及び分析方法特定処理、ダッシュボード分析処理、実施金額比較分析処理、及び改善率分析処理に大別される。以下、これら各処理を順次説明する。
最初に、分析対象及び分析方法特定処理について説明する。この分析対象及び分析方法特定処理は、レセプト分析の対象となるレセプトを特定するための処理であり、提出レセプト確認アシスタント処理が起動された場合に、最初に起動される。
次に、ダッシュボード分析処理について説明する。図16は、ダッシュボード分析処理のフローチャートである。このダッシュボード分析処理は、ダッシュボード分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法としてダッシュボード分析が特定されることにより起動される。
次に、実施金額比較分析処理について説明する。図18は、実施金額比較分析処理のフローチャートである。この実施金額比較分析処理は、実施金額比較分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法として実施金額比較分析が特定されることにより起動される。
次に、改善率分析処理について説明する。図21は、改善率分析処理のフローチャートである。この改善率分析処理は、改善率分析を実行してその結果を出力するための処理であり、分析対象及び分析方法特定処理の分析方法特定画面において、対象分析方法として改善率分析が特定されることにより起動される。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良できる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、上記実施の形態で自動的に行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を手動で行っても良く、逆に、手動で行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を公知技術または上述した思想に基づいて自動化しても良い。また、上記実施の形態において示した各構成要素の各機能ブロックの一部又は全部を、ハードワイヤードロジックにて構成しても良い。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、レセプト分析装置40を、複数のサーバ装置や端末装置に分散して構成してもよく、あるいは、レセプト点検装置30とレセプト分析装置40を1台のサーバ装置に統合してもよい。
10 電子カルテ装置
20 レセプト作成装置
30 レセプト点検装置
40 レセプト分析装置
41 記憶部
41a 仮レセプト情報DB
41b 仮レセプト点検結果情報DB
41c 本レセプト情報DB
41d 本レセプト点検結果情報DB
41e 改善情報DB
42 制御部
42a 特定部
42b 出力制御部
43 入力部
44 出力部
45 入出力IF
50 ネットワーク
Claims (7)
- 医療機関によって行われた診療行為に対する診療報酬を請求するための複数のレセプトに関する仮レセプト点検結果情報であって、前記診療行為を特定するための診療行為特定情報と、前記診療行為に対する診療報酬金額を特定するための診療報酬金額情報と、前記診療行為に対する診療報酬を請求するための各レセプトに不備が存在する可能性があるか否かの点検結果を特定する不備可能性情報とを、相互に関連付けて構成された仮レセプト点検結果情報の入力を受け付ける入力受付け手段と、
前記入力受付け手段にて受け付けられた前記仮レセプト点検結果情報に基づいて、前記不備が存在する可能性があることを特定する前記不備可能性情報に関連付けられた前記診療報酬金額情報を抽出し、当該抽出した診療報酬金額情報によって特定される診療報酬金額を参照することにより、前記レセプトに不備が存在するために当該レセプトが返戻又は査定されることにより前記医療機関への支払いが行われない可能性がある診療報酬金額である疑義金額を特定する特定手段と、
前記特定手段にて特定された疑義金額を含む情報を、所定方法で特定された形式で所定の出力手段を介して出力する出力制御手段と、
を備えるレセプト分析装置。 - 前記特定手段は、
前記入力受付け手段にて受け付けられた前記仮レセプト点検結果情報に基づいて、前記診療報酬金額情報によって特定される診療報酬金額を参照することにより、前記レセプトの不備が存在しない場合に前記医療機関へ支払われる診療報酬金額である仮レセプト実施金額を特定し、
前記特定した仮レセプト実施金額から、前記特定した疑義金額を減算することによって、前記レセプトに不備が存在するために当該レセプトが返戻又は査定された場合においても前記医療機関への支払うことが予想される診療報酬金額である支払い予想金額を特定し、
前記出力制御手段は、前記特定手段にて特定された仮レセプト実施金額、疑義金額、及び支払い予想金額を、所定方法で特定された形式で出力する、
請求項1に記載のレセプト分析装置。 - 前記仮レセプト点検結果情報は、前記診療行為特定情報と、前記診療報酬金額情報と、前記不備可能性情報と、前記レセプトに不備が存在する可能性があるか否かを判定するための所定のルールを特定するルール特定情報とを、相互に関連付けて構成され、
前記入力受付け手段は、前記ルール特定情報と、前記レセプトに存在する不備を改善可能であるか否かをルール毎に特定する改善可能性情報とを、相互に関連付けて構成された改善情報の入力を受け付け、
前記特定手段は、前記入力受付け手段にて受け付けられた前記改善情報に基づいて、前記レセプトに存在する不備を改善可能であることをルール毎に特定する改善可能性情報に対応するルール特定情報を特定し、当該特定したルール特定情報に対応する仮レセプト点検結果情報を対象として、前記不備が存在する可能性があることを特定する前記不備可能性情報に関連付けられた前記診療報酬金額情報を抽出し、当該抽出した診療報酬金額情報によって特定される診療報酬金額を参照することにより、前記レセプトに存在する不備を改善した場合に前記医療機関への支払いが行われることとなる診療報酬金額である改善可能金額を特定し、
前記出力制御手段は、前記特定手段にて特定された仮レセプト実施金額、疑義金額、支払い予想金額、及び改善可能金額を、所定方法で特定された形式で出力する、
請求項2に記載のレセプト分析装置。 - 前記仮レセプト点検結果情報は、前記診療行為特定情報と、前記診療報酬金額情報と、前記不備可能性情報と、前記レセプトに不備が存在する可能性があるか否かを判定するための所定のルールを特定するルール特定情報とを、相互に関連付けて構成され、
前記特定手段は、
前記入力受付け手段にて受け付けられた前記仮レセプト点検結果情報に基づいて、前記ルール特定情報にて特定されるルール別の前記疑義金額を特定し、
前記特定したルール別の疑義金額と、前記疑義金額とに基づいて、前記疑義金額におけるルール別の疑義金額が占める割合であるルール別の占有率を特定し、
前記出力制御手段は、前記特定手段にて特定されたルール別の疑義金額、及びルール別の占有率を、所定方法で特定された形式で出力する、
請求項2に記載のレセプト分析装置。 - 前記出力手段は、第1軸に疑義金額を設定し、前記第1軸と直交する第2軸に前記占有率を設定し、これら疑義金額とルール別の占有率とに対応する位置に、所定方法で特定した特定範囲の疑義金額に対応する大きさの図形を表示する、
請求項4に記載のレセプト分析装置。 - 前記出力手段は、第1軸に疑義金額を設定し、前記第1軸と平行な第3軸に前記占有率を設定し、前記第1軸及び前記第3軸と直交する第2軸に前記疑義金額が大きい順に前記ルールを設定し、前記第2軸に設定した前記ルールに対応する疑義金額を棒グラフとして表示すると共に、前記第2軸に設定した前記ルールに対応する前記占有率の積算値を曲線にて表示する、
請求項4に記載のレセプト分析装置。 - コンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
医療機関によって行われた診療行為に対する診療報酬を請求するための複数のレセプトに関する仮レセプト点検結果情報であって、前記診療行為を特定するための診療行為特定情報と、前記診療行為に対する診療報酬金額を特定するための診療報酬金額情報と、前記診療行為に対する診療報酬を請求するための各レセプトに不備が存在する可能性があるか否かの点検結果を特定する不備可能性情報とを、相互に関連付けて構成された仮レセプト点検結果情報の入力を受け付ける入力受付け手段と、
前記入力受付け手段にて受け付けられた前記仮レセプト点検結果情報に基づいて、前記不備が存在する可能性があることを特定する前記不備可能性情報に関連付けられた前記診療報酬金額情報を抽出し、当該抽出した診療報酬金額情報によって特定される診療報酬金額を参照することにより、前記レセプトに不備が存在するために当該レセプトが返戻又は査定されることにより前記医療機関への支払いが行われない可能性がある診療報酬金額である疑義金額を特定する特定手段と、
前記特定手段にて特定された疑義金額を含む情報を、所定方法で特定された形式で所定の出力手段を介して出力する出力制御手段と、
として機能させるレセプト分析プログラム。
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