JP2013166441A - 電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型化と高重量化を招くことなくヒートシンクの放熱効率を高めてコントローラを効果的に冷却することができる電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造を提供すること。
【解決手段】ステアリングホイールからステアリングシャフトを介して操舵機構に入力される操舵力を検出し、その検出値に応じて電動モータを駆動制御して該電動モータに所要の補助操舵力を発生させるコントローラ10を備える電動パワーステアリング装置の前記コントローラ10の冷却構造であって、前記コントローラ10にヒートシンク14を接触させ、該ヒートシンク14の反接触面に凹状の除肉部14aを形成する。
【選択図】図4
【解決手段】ステアリングホイールからステアリングシャフトを介して操舵機構に入力される操舵力を検出し、その検出値に応じて電動モータを駆動制御して該電動モータに所要の補助操舵力を発生させるコントローラ10を備える電動パワーステアリング装置の前記コントローラ10の冷却構造であって、前記コントローラ10にヒートシンク14を接触させ、該ヒートシンク14の反接触面に凹状の除肉部14aを形成する。
【選択図】図4
Description
本発明は、電動モータの回転出力を補助操舵力とする電動パワーステアリング装置の電動モータを駆動制御するコントローラの冷却構造に関するものである。
電動パワーステアリング装置は、電動モータの回転出力を操舵機構に伝達することによって運転者によるステアリングホイールの操舵操作を補助するものである。この場合、ステアリングホイールからステアリングシャフトを介して操舵機構に入力される操舵力は、トルクセンサによって検出されてコントローラに入力される。すると、コントローラは、検出された操作力や車速に応じた電力を電動モータに供給して適切な補助操舵力を発生させる。
斯かる電動パワーステアリング装置に設けられるコントローラは、これに設けられた電子部品が発熱するため、その安定した作動を確保するためには該コントローラを適当な方法によって冷却する必要がある。
コントローラの冷却に関して特許文献1,2には、コントローラをブラケットを介して熱容量の大きなステアリングコラムや車体に放熱する構成が提案されている。
又、図6の平面図に示すように、コントローラ110からの積極的な放熱を促すために該コントローラ110に平板状のヒートシンク114を取り付け、コントローラ110に発生する熱を熱伝導率の高いヒートシンク114に伝導させ、このヒートシンク114の表面から放熱させる構成が採用されている。
冷却手段として図6に示すような平板状のヒートシンク114を用いる場合、該ヒートシンク114の放熱性能を高めるためには放熱面積を大きくする必要がある。しかし、ヒートシンク114の放熱面積を大きくするためには該ヒートシンク114を大きくする必要があり、結果的にヒートシンク114が大型化及び高重量化するという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、大型化と高重量化を招くことなくヒートシンクの放熱効率を高めてコントローラを効果的に冷却することができる電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ステアリングホイールからステアリングシャフトを介して操舵機構に入力される操舵力を検出し、その検出値に応じて電動モータを駆動制御して該電動モータに所要の補助操舵力を発生させるコントローラを備える電動パワーステアリング装置の前記コントローラの冷却構造であって、前記コントローラにヒートシンクを接触させ、該ヒートシンクの反接触面に凹状の除肉部を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ヒートシンクの反接触面に複数の前記除肉部を網目状に形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ヒートシンクの反接触面(放熱面)に凹状の除肉部を形成したため、該ヒートシンクの放熱面積(表面積)が増えるとともに、軽量化が図られ、大型化と高重量化を招くことなくヒートシンクの放熱効率を高めてコントローラを効果的に冷却することができる。
請求項2記載の発明によれば、ヒートシンクの反接触面に複数の除肉部を網目状に形成したため、伝熱断面積を確保した上で該ヒートシンクの放熱面積の拡大と軽量化が更に促進される。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は車両の電動パワーステアリング装置を運転席側から見た図、図2は同電動ステアリング装置の側面図、図3は図2のA部拡大詳細図であり、本実施の形態に係る電動パワーステアリング装置1は、車両前方(図2の右方)に向かって斜め下方に傾斜して配置された円筒状のステアリングコラム2を備えており、該ステアリングコラム2内にはステアリングシャフト3が回転可能に挿通している。そして、ステアリングシャフト3の上端にはステアリングホイール4が結着されており、同ステアリングシャフト3の下端は、ユニバーサルジョイント5及び中間軸6を介して操舵機構を構成するステアリングギヤボックス7に連結されている。
前記ステアリングコラム2は、車幅方向に延びる車体側のステアリングサポートメンバ8に固定されており、該ステアリングコラム2には、駆動源である電動モータ9、該電動モータ9を駆動制御するコントローラ10、電動モータ9の回転を減速させてステアリングシャフト3に伝達する不図示の減速機構、ステアリングホイール4に入力される運転者の操舵力を検出する不図示のトルクセンサ等が設けられている。
又、図1に示すように、前記ステアリングギヤボックス7からはラック軸が内蔵されたラックケース11が車幅方向に直線状に延びるており、該ラック軸の左右両端にはタイロッド12が不図示のボールジョイントを介してそれぞれ連結されており、ラック軸11と左右のタイロッド12との連結部は、ゴム等の弾性体によって円筒の蛇腹状に成形されたダストブーツ13によってそれぞれ覆われて水や埃等から保護されている。尚、図示しないが、左右のタイロッド12の他端は、ナックルに連結され、ラック軸の動きをタイロッド12を介して操舵輪である左右の前輪に伝えてその向きを変更する。
而して、車両の走行中に運転者がステアリングホイール4を回転操作すると、その回転は、ステアリングシャフト3からユニバーサルジョイント5及び中間軸6を経てステアリングギヤボックス7に伝達される。そして、ステアリングボックス7へと伝達された回転は、ステアリングギヤボックス7に内蔵され不図示のラックアンドピニオン機構によってラック軸の左右方向への直線運動に変換され、このラック軸の左右方向の直線移動がタイロッド12と不図示のナックルを経て左右の前輪の回動運動に変換されて該前輪が転舵される。尚、ステアリングホイール4からステアリングシャフト3に入力される運転者の操作力は不図示のトルクセンサによって検出され、その検出信号がコントローラ10へと送信される。すると、コントローラ10は、検出された操作力と車速等に応じた電力を電動モータ9に供給して該電動モータ9を駆動し、電動モータ9によって適切なステアリング操作の補助動力を発生させるため、運転者はステアリングホイール4による操舵操作を楽に行うことができる。
ここで、コントローラ10は、ステアリングコラム2の下方にコントローラ10の後端が上となる斜め状態でその後端が車両の後方側に突出するように配置され、後述するヒートシンク14を介してステアリングコラム2の下面に取り付けられている。ヒートシンク14を利用した本発明に係るコントローラ10の冷却構造を図4に基づいて以下に説明する。
図4は本発明に係るコントローラ10の冷却構造を示す図であって、(a)は平面図、(b)は斜視図であり、コントローラ10の上面には略矩形プレート状のヒートシンク14が密着して取り付けられている。詳細には、ヒートシンク14は、コントローラ10の後半分の上面を覆う板状部材であって、コントローラ10の後半分の上面に密着して取り付けられており、ヒートシンク14の前端部は、車両の前後方向でコントローラ10のほぼ中央に位置して、ステアリングコラム2の下面(減速機構を収納し電動モータ9が取り付けられるケースの下面)に取り付けられている。
上記ヒートシンク14は、軽量で熱伝導率の高いアルミニウム合金で構成されており、コントローラ10で発生した熱をステアリングコラム2に伝えるとともに、その表面から放熱する。本発明では、そのコントローラ10と接触する側(下面であって熱を受ける面)とは反対の反接触面(上面であって放熱面となる)には1つの矩形凹状の除肉部14aが形成されている。
而して、コントローラ10の作動中に該コントローラ10が発熱すると、その熱はヒートシンク14に伝導し、該ヒートシンク14の反接触面から放熱されるが、本実施の形態では、ヒートシンク14の反接触面(放熱面)に凹状の除肉部14aを形成したため、該ヒートシンク14の放熱面積(大気への伝熱面積)が増えるとともに、軽量化が図られ、大型化と高重量化を招くことなくヒートシンク14の放熱効率を高めてコントローラ10を効果的に冷却することができ、該コントローラ10に高い作動安定性が確保される。
ところで、以上の実施の形態ではヒートシンク14の反接触面に1つの大きな除肉部14aを形成したが、図5に示すように、ヒートシンク14の反接触面に複数(図示例では、8つ)の小さな矩形凹状の除肉部14bを形成して除肉しない部分を網目状に形成しても良く、このように複数の除肉部14bにて反接触面(放熱面)を網目状に形成することによって、ヒートシンク14の放熱面積の拡大と軽量化が更に促進され、コントローラ10が更に効果的に冷却されてその温度上昇が抑えられる。
更に、網目状に形成された除肉されない部分をステアリングコラム2への取付部に接続するように直線状に延びる形状に形成すると、コントローラ10の熱をステアリングコラム2へ良好に熱伝導させることができる。つまり、ヒートシンク14は、ステアリングコラム2の減速ギヤを収納する比較的大きなケースの下面に取り付られ、熱伝導による放熱を容易に行えるように構成されており、除肉されない部分にて、コントローラ10の熱をステアリングコラム2へ伝えて効果的に冷却を行うことができる。
又、ヒートシンク14は、ステアリングコラム2への取付部から後方に突出するように配置され、ケースの後方で比較的小径となるステアリングコラム2の下方に配置されているため、ヒートシンク14の放熱面から熱を奪い上昇する空気の流れ(対流)が良好に行われ冷却性能の向上がなされている。尚、空気の流れに関しては、ステアリングコラム2の下側を覆うコラムカバーをコントローラ10の下方までとして、コラムカバーの前端をコントローラ10の下方に配置し、コラムカバーの前部を開放することにより、冷却用の空気の流れをスムーズにしてヒートシンク14に比較的低温の空気を支障なく供給できるようにしている。
1 電動パワーステアリング装置
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングホイール
9 電動モータ
10 コントローラ
14 ヒートシンク
14a ヒートシンクの除肉部
14b ヒートシンクの除肉部
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングホイール
9 電動モータ
10 コントローラ
14 ヒートシンク
14a ヒートシンクの除肉部
14b ヒートシンクの除肉部
Claims (2)
- ステアリングホイールからステアリングシャフトを介して操舵機構に入力される操舵力を検出し、その検出値に応じて電動モータを駆動制御して該電動モータに所要の補助操舵力を発生させるコントローラを備える電動パワーステアリング装置の前記コントローラの冷却構造であって、
前記コントローラにヒートシンクを接触させ、該ヒートシンクの反接触面に凹状の除肉部を形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造。 - 前記ヒートシンクの反接触面に複数の前記除肉部を網目状に形成したことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012030198A JP2013166441A (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | 電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012030198A JP2013166441A (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | 電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013166441A true JP2013166441A (ja) | 2013-08-29 |
Family
ID=49177239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012030198A Pending JP2013166441A (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | 電動パワーステアリング装置のコントローラ冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013166441A (ja) |
-
2012
- 2012-02-15 JP JP2012030198A patent/JP2013166441A/ja active Pending
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