JP2013165787A - 車いす用クロスブレース及び車いす - Google Patents
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Abstract
【課題】座シートを下方に垂らしつつ、コンパクトに折り畳める車いす用クロスブレース及び車いすを提供する。
【解決手段】車いす用クロスブレース40を、緩やかなS字形状であり中心と上端との間に連結バー30を回動可能に連結する第一の連結部411を有する第一のブレース部材41と、第一のブレース部材41を反転させた緩やかな逆S字形状であり中心と上端との間に連結バー30を回動可能に連結する第二の連結部421を有する第二のブレース部材42と、を備え、第一のブレース部材41と第二のブレース部材42は、それぞれの上端同士及び下端同士が近接する向きに交差し、それぞれの略中央部が交差ジョイント部43によって回動可能に連結されている構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】車いす用クロスブレース40を、緩やかなS字形状であり中心と上端との間に連結バー30を回動可能に連結する第一の連結部411を有する第一のブレース部材41と、第一のブレース部材41を反転させた緩やかな逆S字形状であり中心と上端との間に連結バー30を回動可能に連結する第二の連結部421を有する第二のブレース部材42と、を備え、第一のブレース部材41と第二のブレース部材42は、それぞれの上端同士及び下端同士が近接する向きに交差し、それぞれの略中央部が交差ジョイント部43によって回動可能に連結されている構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、折り畳み可能な車いすに用いられるクロスブレース及びそのクロスブレースを用いた車いすに関するものである。
左右の車輪を中央に寄せるように、すなわち、幅方向を短縮させるように折り畳むタイプの車いすが一般に普及している(例えば、特許文献1及び2)。
このタイプの車いすの多くは、図5に示すように、左右の側枠10をクロスブレース40でリンク構造に連結している。車いすを折り畳む際は、図6に示すように、座シート65の左右中央部を持ち上げ左右の側枠10を内側に寄せるようにする。これにより幅方向を短縮することができる。すなわち、このように折り畳んだときに座シート65の左右中央部は、上方に持ち上げたままにしておかなければならなかった。しかし、これでは座シート65がクロスブレース40からはみ出すことになり、車のトランクに載せるようなときに大変邪魔であった。
それならば、座シート65を下方に垂らせばよいように思うが、そうすると、図7に示すようにクロスブレース40が座シート65を挟んでしまうため、幅方向にコンパクトに畳めないという問題があった。このため、座シート65を下方に垂らしつつ、コンパクトに畳める車いすが求められていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、座シートを下方に垂らしつつ、コンパクトに折り畳める車いす用クロスブレース及び車いすを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明では、下端部が左右の側枠に軸支され、中心と上端との間で左右の側枠に連結バーを介して連結される、折り畳み可能な車いす用のクロスブレースにおいて、緩やかなS字形状であり中心と上端との間に連結バーを回動可能に連結する第一の連結部を有する第一のブレース部材と、第一のブレース部材を反転させた緩やかな逆S字形状であり中心と上端との間に連結バーを回動可能に連結する第二の連結部を有する第二のブレース部材とを備え、第一のブレース部材と第二のブレース部材は、それぞれの上端同士及び下端同士が近接する向きに交差し、それぞれの略中央部が交差ジョイント部によって回動可能に連結されている。
請求項2に係る発明では、請求項1に記載の車いす用クロスブレースにおいて、第一及び第二の連結部は、車いすの使用時、すなわち、車いす用クロスブレースが開いているときに、左右の連結バーがそれぞれ略水平になる位置に設けられている。なお、ここでいう水平とは、連結バーの両端に設けられる支軸の中心がほぼ同じ高さであるという意味である。
請求項3に係る発明では、請求項1又は2に記載の車いす用クロスブレースにおいて、 第一及び第二の連結部は、第一及び第二のブレース部材の幅方向の中心よりも各ブレース部材の上端と下端とを結んだ直線の方向にずれて配置されている。
請求項4に係る発明では、折り畳み可能な車いすにおいて、地面に対し略垂直方向に延びる背支柱と背支柱に接続され前後方向に水平に延びる上部バーと背支柱に接続され前後方向に延びる下部バーとを有する左右一対の側枠と、一端が下部バーに固定され他端が左右の側枠の内側の斜め上方に配置された左右一対のブレース取付部と、外端部が左右の背支柱に回動可能に軸支された左右一対の連結バーと、下端部が左右のブレース取付部に軸支され中心と上端との間で左右の連結バーの内端部に回動可能に連結された請求項1〜3のいずれかに記載の車いす用クロスブレースと、第一及び第二の各ブレース部材の上端に固定され前後方向に水平に伸びる左右一対の座パイプとを備えている。
請求項5に係る発明では、請求項4に記載の車いすにおいて、さらに、背支柱の上方に背支柱に沿って延びるハンドルバーと、ハンドルバーを背支柱に対して後方に回動可能に連結する連接部とをそれぞれ左右一対備えている。
請求項6に係る発明では、請求項5に記載の車いすにおいて、さらに、上部バーに接続され地面に対し略垂直方向に延びる前支柱と、背支柱に接続され上部バーの上方で前後方向に延びるアームレストバーと、上端がアームレストバーの中間部に接続され、下端が後方側の斜め下方に延びた後、上部バーより上方で湾曲し、前方側の斜め下方に延びるとともに、中間部が上部バーの外側に固定されているアームレスト支柱と、前端が前支柱に接続され、後端がアームレスト支柱に接続されたレッグバー取付部材と、レッグバー取付部材に回動可能に軸支されたレッグバーと、アームレスト支柱に固定され、レッグバーを把持する第1のレッグバー受け具と、前支柱又は前支柱に固定されたキャスタパイプに固定され、レッグバーを把持する第2のレッグバー受け具とをそれぞれ左右一対備えている。
請求項1の発明によれば、第一のブレース部材が緩やかなS字形状、第二のブレース部材が緩やかな逆S字形状になっており、それぞれの上端同士及び下端同士が近接する向きに交差しているため、座シートを垂らして折り畳んでも座シートがクロスブレースに挟まらない。これにより、座シートを垂らしつつ車いすをコンパクトに折り畳むことができる。
本来、このタイプの車いすの場合、車いすを折り畳んだ状態から使用状態に開くときに引っかかる感じがするものであるが、各ブレース部材を上記のような形状にすることによって、その引っかかる感じが大きくなる。しかし、請求項2の発明によれば、車いすを折り畳んだ状態から使用状態にするときに、スムーズに開くことができる。
また、各ブレース部材を上記のような形状にすると、クロスブレースを閉じたときと開いたときとの連結バーの角度の差が大きくなる。本来、このタイプの車いすの場合、クロスブレースを閉じたり開いたりするときの中間の段階で外枠の上端が下端よりも開いた状態になるのであるが、連結バーの角度の差が大きくなるとそれが大きくなる。つまり、あおるように開いたり閉じたりする。これが、車いすを折り畳んだ状態から使用状態に開くときに引っかかる感じを大きくする原因の一つなのであるが、請求項3の発明によれば、クロスブレースを閉じたり開いたりするときの中間の段階での外枠の開きを少なくすることができる。これにより、車いすを折り畳んだ状態から使用状態にするときに、スムーズに開くことができる。
請求項4の発明によれば、ブレース取付部の上端を外枠の内側上方に配置することで、車いすを折り畳んだときのブレース取付部同士の干渉を防ぐことができる。これにより、車いすをよりコンパクトに折り畳むことができる。
請求項5の発明によれば、ハンドルバーを背支柱に対し後方に折り曲げることができるため、座シートを下に垂らして折り畳めることと相まって、折り畳んだときに車いす全体の高さをコンパクトにすることができる。
請求項6の発明によれば、レッグバーをアームレスト支柱に対し、前方に跳ね上げ、側方から見たときに、側枠内に収容できるため、折り畳んだときに車いす全体の長さをコンパクトにすることができる。
以下、本発明である車いす用クロスブレース及び車いすを具現化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、既知の車いすと同等の構成に関しては、詳細な説明を省略する。
まず、車いす1の構成について、主に図1及び3を参照して説明する。車いす1は、主に、一対の側枠10、一対のブレース取付部20、一対の連結バー30、後側クロスブレース40(本発明の車いす用クロスブレースに相当)、前側クロスブレース50、一対の座パイプ60、一対の前輪70、一対の後輪75、座シート65、背シート112、一対のアームレストバー80、一対のアームレスト支柱85、一対のレッグバー90、一対のフットレスト95で構成される。
側枠10は、主に背支柱11、上部バー12、下部バー13、前支柱14で構成される。外枠10は、左右一対であるため、以下、特に断りのない限り、片側のみについて説明する。
背支柱11は、アルミ合金製の丸パイプからなり、地面に対して略垂直に延びている。背支柱11には、軸受保持部111が配設され、図示しない軸受を介し、後輪75が取り付けられている。左右の背支柱11には、背もたれとして機能する柔軟な背シート112が掛け渡されている。
背支柱11の上端には、連接部113を介し、アルミ合金製の丸パイプからなるハンドルバー114が取り付けられている。ハンドルバー114は、連接部113によって、背支柱11に対し、後方に折れ曲げられるようになっている。連接部113は、アームレストバーの接続部よりも若干高い位置に設けられている。ハンドルバー114の上端部は曲折して形成されており、その端部には介助者が把持するための図示しない介助用グリップが取り付けられるようになっている。左右のハンドルバー114には、背もたれとして機能する柔軟な背シート115が掛け渡されている。
上部バー12は、アルミ合金製の丸パイプからなり、その後端は、背支柱11に溶接され、前端は前方向に水平に延びた後、下方に湾曲し、地面に対し略垂直方向に延びる前支柱14を形成している。前支柱14の下部の外側には前輪を支えるキャスタパイプ121が溶接により固定されている。上部バー12の上部には、樹脂製の座パイプ受け具122が前方と後方に2個ネジ止め固定されている。なお、本実施形態では、座パイプ受け具122は、上部バー12の上方に取り付けられているが、上部バー12の内側に突出するように設けられていてもよい。
下部バー13は、アルミ合金製の丸パイプからなり、中間部が背支柱11の下端に溶接され、前端は前方向に延び、前支柱14の下端部に溶接されている。なお、本実施形態では、このような構成であるが、例えば、下部バー13の後方端が上方に湾曲して背支柱11を構成してもよい。
ブレース取付け部20は、アルミ合金製であり、下端が下部バー13に溶接により固定されている。そして、上端が左右側枠10の内側斜め上方に配置されている。本実施形態では左右の下部バー13に対し、それぞれ2個ずつ設けられている。
連結バー30は、アルミ合金製の平板部材からなり、くの字形状をしている。車いすを折り畳んだときに上部バー12と干渉しないためである。また、同様の理由で、中間部が円弧状に切り取られている。連結バー30は、外端がピン31によって背支柱11に回動可能に軸支されている。
後側クロスブレース40は、第一のブレース部材41、第二のブレース部材42、交差ジョイント部43で構成される。第一のブレース部材41は、アルミ合金製の角パイプで、緩やかなS字形状をしており、中心と上端との間に連結バー30の内端部を回動可能に連結する第一の連結部411を有している。第二のブレース部材42は、アルミ合金製の角パイプで、第一のブレース部材41を反転させた緩やかな逆S字形状をしており、第一のブレース部材41と同様に中心と上端との間に連結バー30の内端部を回動可能に連結する第二の連結部421を有している。第一のブレース部材41と第二のブレース部材42は、それぞれの上端同士及び下端同士が近接する向きに交差し、それぞれの略中央部が交差ジョイント部43によって回動可能に連結されている。第一及び第二の連結部411、421は、第一及び第二のブレース部材41、42の幅方向の中心よりも各ブレース部材の上端と下端とを結んだ直線の方向にずれて配設されている。
前側クロスブレース50は、連結バー30を連結しない以外、後側クロスブレース40と同様の構造である。このため、詳細な説明を省略する。なお、本実施形態では、安定性を高めるために前側クロスブレース50を設けているが、本発明の実施に必須なものではない。
第一のブレース部材41の下端には、外パイプ412の後端部が溶接によって固定されている。外パイプ412は、前後方向に延び、前端部が第一のブレース部材41に対応する前側クロスブレース50の第一のブレース部材51の下端に溶接によって固定されている。外パイプ412は、前後のブレース取付部20に両端支持された支軸によって、回動自在に軸支されている。第二のブレース部材42の下端部も第一のブレース部材41の下端部と同様にブレース取付部20に軸支されている。
第一の連結部411には、連結バー30の内端部が回動可能に連結されている。第一の連結部411は、車いすの使用時、すなわち、車いす用クロスブレース40が開いているときに、連結バー30が略水平になる位置に配設されている。ここでいう水平とは、ピン31の中心と第一の連結部411の中心の高さがほぼ同じという意味である。第二の連結部421も同様の構成である。
座パイプ60は、アルミ合金製の丸パイプからなり、第一のブレース部材41の上端及び第一のブレース部材41に対応する前側クロスブレース50の第一のブレース部材51の上端に前後方向に延びるように溶接により固定されている。第二のブレース部材42の上端及び第二のブレース部材42に対応する前側クロスブレース50の第二のブレース部材52の上端にも前後方向に延びるように座パイプ60が溶接により固定されている。左右の座パイプ60には柔軟な座シート65が貼り渡されている。
以下の構成は、左右一対であるため、片側のみについて説明する。アームレストバー80は、アルミ合金製の丸パイプからなり、後端部が上部バー12の上方で背支柱11に溶接により固定されている。前端は、斜め上方に延びた後、湾曲し、ほぼ水平に前方に延びている。アームレストバー80の上部には肘掛け81が取り付けられている。
アームレストバー80の中間部には、アルミ合金製の丸パイプからなるアームレスト支柱85の上端が溶接により固定されている。アームレスト支柱85の下端は、後方側の斜め下方に延びた後、上部バー12より上方で湾曲し、前方側の斜め下方に延びている。アームレストバー80は、上部バー12の外側で交差し、交差する位置で上部バー12に溶接により固定されている。
図8に示すように、アームレスト支柱85の下端部には、レッグバー取付部材91の後端が溶接により固定されている。レッグバー取付部材91は、アルミ合金製の丸パイプからなり、前端が前支柱14に溶接により固定されている。レッグバー取付部材91には、レッグバー90が前方上下方向に回動可能に取り付けられている。アームレスト支柱85の下部には、レッグバー90を跳ね上げたときに把持するレッグバー受け具92がネジ止めにより固定されている。また、キャスタパイプ121の上部には、レッグバー90を下ろしたときに把持するレッグバー受け具93がネジ止めにより固定されている。レッグバー90の先端には、フットレスト95がレッグバー90に対し、側方上下方向に回動可能に取り付けられている。
−車椅子の折り畳み動作について−
車いす1の使用時、左右の座パイプ60は各座パイプ受け具122の上部に載置されている。車椅子1を折り畳む際は、一旦軽く座シート65の左右中央部を持ち上げる。そうすると、座シート65を介して左右の座パイプ60は、上方へ移動し、各座パイプ受け具122からはずれる。次に、座シート65を下に垂らし、左右の座パイプ60を内側にとじ合わせるように引き上げる。これにより、左右の座パイプ60は、上昇しながら第一及び第二ブレース部材41、42の交差ジョイント部43を支点として内側に折り畳まれる。このとき、第一及び第二ブレース部材41、42の下端部がそれぞれ左右のブレース取付部20に軸支されているため、左右の側枠10の下部も内側に移動する。また、第一及び第二の連結部411、422が、それぞれ左右の連結バー30に連結されているため、左右側枠10の中間部も内側に移動する。これにより、左右の側枠10がほぼ平行状態のまま内側に移動する。
車いす1の使用時、左右の座パイプ60は各座パイプ受け具122の上部に載置されている。車椅子1を折り畳む際は、一旦軽く座シート65の左右中央部を持ち上げる。そうすると、座シート65を介して左右の座パイプ60は、上方へ移動し、各座パイプ受け具122からはずれる。次に、座シート65を下に垂らし、左右の座パイプ60を内側にとじ合わせるように引き上げる。これにより、左右の座パイプ60は、上昇しながら第一及び第二ブレース部材41、42の交差ジョイント部43を支点として内側に折り畳まれる。このとき、第一及び第二ブレース部材41、42の下端部がそれぞれ左右のブレース取付部20に軸支されているため、左右の側枠10の下部も内側に移動する。また、第一及び第二の連結部411、422が、それぞれ左右の連結バー30に連結されているため、左右側枠10の中間部も内側に移動する。これにより、左右の側枠10がほぼ平行状態のまま内側に移動する。
このタイプの車いすの構造上、図7に示すとおり、内側に移動する途中の段階で左右の側枠10の上部が下部よりも開いた状態になるが、本実施形態では、開きは最小限に抑えられている。図2は、折り畳んだ時の背面図である。また、左右のハンドルバー114を後方へ折り曲げ、左右のフットレスト95を各レッグバー90側へ跳ね上げた後、各レッグバー90を上方へ跳ね上げれば、図4に示すとおり、さらにコンパクトに折り畳むことができる。
車いす1を再び使用状態にする際は、左右の側枠10を少し開き、その後左右の座パイプ60を下に押し付けるようにする。そうすると、各座パイプ60が各座パイプ受け具122に載置され、停止し、着座可能な状態に保持される。
1:車いす
10:側枠
11:背支柱 111:軸受保持具 112;背シート
113:連設部 114:ハンドルバー 115:背シート
12:上部バー 121:キャスタパイプ 122:座パイプ受け具
13:下部バー
14:前支柱
20:ブレース取付部
30:連結バー 31:ピン
40:後クロスブレース
41:第一のブレース部材 411:第一の連結部 412:外パイプ
42:第二のブレース部材 421:第二の連結部
43:交差ジョイント部
50:前クロスブレース
51:第一のブレース部材 52:第二のブレース部材
60:座パイプ
65:座シート
70:前輪 75:後輪
80:アームレストバー 81:肘掛
85:アームレスト支柱
90:レッグバー
91:レッグバー取付部材
92:レッグバー受け具 93:レッグバー受け具
95:フットレスト
10:側枠
11:背支柱 111:軸受保持具 112;背シート
113:連設部 114:ハンドルバー 115:背シート
12:上部バー 121:キャスタパイプ 122:座パイプ受け具
13:下部バー
14:前支柱
20:ブレース取付部
30:連結バー 31:ピン
40:後クロスブレース
41:第一のブレース部材 411:第一の連結部 412:外パイプ
42:第二のブレース部材 421:第二の連結部
43:交差ジョイント部
50:前クロスブレース
51:第一のブレース部材 52:第二のブレース部材
60:座パイプ
65:座シート
70:前輪 75:後輪
80:アームレストバー 81:肘掛
85:アームレスト支柱
90:レッグバー
91:レッグバー取付部材
92:レッグバー受け具 93:レッグバー受け具
95:フットレスト
Claims (6)
- 折り畳み可能な車いすに用いられ、下端部が左右の側枠に軸支され、中心と上端との間で前記左右の側枠に連結バーを介して連結される、車いす用のクロスブレースであって、
緩やかなS字形状であり、中心と上端との間に前記連結バーを回動可能に連結する第一の連結部を有する第一のブレース部材と、
該第一のブレース部材を反転させた緩やかな逆S字形状であり、中心と上端との間に前記連結バーを回動可能に連結する第二の連結部を有する第二のブレース部材と、
を備え、前記第一のブレース部材と前記第二のブレース部材は、それぞれの上端同士及び下端同士が近接する向きに交差し、それぞれの略中央部が交差ジョイント部によって回動可能に連結されている車いす用クロスブレース。 - 前記第一及び第二の連結部は、前記車いすの使用時、すなわち、前記車いす用クロスブレースが開いているときに、左右の前記連結バーがそれぞれ略水平になる位置に設けられている請求項1に記載の車いす用クロスブレース。
- 前記第一及び第二の連結部は、前記第一及び第二のブレース部材の幅方向の中心よりも各ブレース部材の上端と下端とを結んだ直線の方向にずれて配置されている請求項1又は2に記載の車いす用クロスブレース。
- 地面に対し略垂直方向に延びる背支柱と該背支柱に接続され前後方向に水平に延びる上部バーと前記背支柱に接続され前後方向に延びる下部バーとを有する左右一対の側枠と、
一端が前記下部バーに固定され、他端が前記左右の側枠の内側の斜め上方に配置された左右一対のブレース取付部と、
外端部が前記左右の背支柱に回動可能に軸支された左右一対の連結バーと、
下端部が前記左右のブレース取付部に軸支され、中心と上端との間で前記左右の連結バーの内端部に回動可能に連結された請求項1〜3のいずれかに記載の車いす用クロスブレースと、
前記第一及び第二の各ブレース部材の上端に固定され前後方向に水平に伸びる左右一対の座パイプと、
を備えた車いす。 - さらに、
前記背支柱の上方に前記背支柱に沿って延びるハンドルバーと、
該ハンドルバーを前記背支柱に対して後方に回動可能に連結する連接部と、
をそれぞれ左右一対備えた請求項4に記載の車いす。 - さらに、
前記上部バーに接続され、地面に対し略垂直方向に延びる前支柱と、
前記背支柱に接続され前記上部バーの上方で前後方向に延びるアームレストバーと、
上端が前記アームレストバーの中間部に接続され、下端が後方側の斜め下方に延びた後、前記上部バーより上方で湾曲し、前方側の斜め下方に延びるとともに、中間部が前記上部バーの外側に固定されているアームレスト支柱と、
前端が前記前支柱に接続され、後端が前記アームレスト支柱に接続されたレッグバー取付部材と、
該レッグバー取付部材に回動可能に軸支されたレッグバーと、
前記アームレスト支柱に固定され、前記レッグバーを把持する第1のレッグバー受け具と、
前記前支柱又は前記前支柱に固定されたキャスタパイプに固定され、前記レッグバーを把持する第2のレッグバー受け具と、
をそれぞれ左右一対備えた請求項5に記載の車いす。
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JP2012030009A JP2013165787A (ja) | 2012-02-14 | 2012-02-14 | 車いす用クロスブレース及び車いす |
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Cited By (1)
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