JP2013165756A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能なX線CT装置を提供すること。
【解決手段】X線CT装置1は、穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体EをX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する。X線CT装置1は、画像処理ユニット42と表示制御部44とを有する。画像処理ユニット42は、ボリュームデータに基づいて、穿刺針が被検体Eに挿入された状態で行われたスキャンにより得られた被検体Eの画像を作成する。画像処理ユニット42は、第2ボリュームデータに基づく画像の中の特定領域の位置と、予め第1ボリュームデータにより作成され被検体Eに対する穿刺針の挿入経路の画像Iを含む第1計画画像の中の対応する特定領域の位置との変位に基づいて、新たな計画画像を作成する。表示制御部44は、新たな計画画像を表示部46に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を利用して被検体をスキャンし、収集されたデータをコンピュータにより処理することで、被検体の内部を画像化する装置である。
具体的には、X線CT装置は、被検体に対してX線を異なる方向から複数回曝射し、被検体を透過したX線をX線検出器にて検出して複数の検出データを収集する。収集された検出データはデータ収集部によりA/D変換された後、コンソール装置に送信される。コンソール装置は、当該検出データに前処理等を施し投影データを作成する。そして、コンソール装置は、投影データに基づく再構成処理を行い、断層画像データ、或いは複数の断層画像データに基づくボリュームデータを作成する。ボリュームデータは、被検体の三次元領域に対応するCT値の三次元分布を表すデータセットである。
X線CT装置は、前記ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることによりMPR(Multi Planar Reconstruction)表示を行うことができる。MPR表示された断面画像(以下、「MPR画像」と呼ぶ。)には、たとえば、体軸に対する直交断面を示すアキシャル像、体軸に沿って被検体を縦切りした断面を示すサジタル像、及び体軸に沿って被検体を横切りした断面を示すコロナル像がある。更には、ボリュームデータにおける任意断面の画像(オブリーク像)もMPR画像に含まれる。
X線CT装置を用いて行うCT透視(CTF:Computed Tomography Fluoroscopy)では、検出データの収集レートを短くし、再構成処理に要する時間を短縮することで、画像をリアルタイムに作成している。このCT透視は、たとえば、生検中に穿刺針と検体を採取する部位との位置関係を確認する場合等に用いられる。
CT透視で得られたボリュームデータに基づくMPR画像を参照しながら被検体に対して生検を行う場合、たとえば、スキャンと穿刺とを交互に行うことがある。具体的には、まず、CT透視により被検体のMPR画像を取得する。医師等は、MPR画像を参照しながら穿刺を行う。この際、たとえば、穿刺針の先端と検体を採取する部位との位置関係を確認するため、ある程度、穿刺を行った段階で再度のCT透視を行う。再度のCT透視で得られたMPR画像を参照しながら、医師等は更に穿刺を進める。この動作を生検が完了するまで繰り返し行うことで、確実に生検を行うことが可能となる。
また、CT透視により生検を行う場合、予め穿刺計画を作成する場合がある。穿刺計画は、予め設定された被検体に対する穿刺針の挿入経路(以下、「計画経路」という場合がある)を含む情報である。穿刺計画は、たとえば、CT透視を行う前に予め取得されたCT画像において、マウス等の指示入力により計画経路を描くことにより設定される。医師等は、計画経路が示されたCT画像(計画画像)と、X線スキャンにより都度得られるボリュームデータに基づくMPR画像とを参照しながら被検体に対して穿刺を行う。
特開2002−112998号公報
ところで、穿刺計画におけるX線スキャンの際の被検体の体位と、穿刺計画を作成した後のCT透視におけるX線スキャンの際の被検体の体位とが異なる場合がある。このような場合には、CT透視におけるX線スキャンにより得られるボリュームデータに基づくMPR画像と、穿刺計画におけるX線スキャンにより得られる計画画像とにずれが生じてしまい、術者にとって的確な穿刺作業を行うことが難しく、穿刺作業の効率が低下してしまう。
実施形態は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
実施形態のX線CT装置は、穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体をX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する。X線CT装置は、画像処理ユニットと表示制御部とを有する。画像処理ユニットは、ボリュームデータに基づいて、穿刺針が被検体に挿入された状態で行われたスキャンにより得られた被検体の画像を作成する。画像処理ユニットは、あるボリュームデータに基づく画像の中の特定領域の位置と、予め異なるボリュームデータにより作成され被検体に対する穿刺針の挿入経路の画像を含む計画画像の中の対応する特定領域の位置との変位に基づいて、新たな計画画像を作成する。表示制御部は、新たな計画画像を表示部に表示させる。
第1実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 被検体の断面画像を示す図である。 被検体の断面画像に計画経路が描画された計画画像を示す図である。 計画画像が表示された表示部の表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る表示部の表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る表示部の表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る画像移動の説明を補足する図である。 第1実施形態に係る画像移動の説明を補足する図である。 第1実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。 変形例1に係る表示部の表示画面を示す図である。 変形例1に係る表示部の表示画面を示す図である。 変形例2に係るX線CT装置を構成する画像処理ユニットを示すブロック図である。
(第1実施形態)
図1〜図6を参照して、第1実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。なお、「画像」と「画像データ」は一対一に対応するので、本実施形態においては、これらを同一視する場合がある。
<装置構成>
図1に示すように、X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを含んで構成されている。
[架台装置]
架台装置10は、被検体Eに対してX線を曝射し、被検体Eを透過した当該X線の検出データを収集する装置である。架台装置10は、X線発生部11と、X線検出部12と、回転体13と、高電圧発生部14と、架台駆動部15と、X線絞り部16と、データ収集部18と、絞り駆動部19とを有する。
X線発生部11は、X線を発生させるX線管球(たとえば、円錐状や角錐状のX線ビームを発生する真空管。図示なし)を含んで構成されている。X線発生部11は、発生したX線を被検体Eに対して曝射する。
X線検出部12は、複数のX線検出素子(図示なし)を含んで構成されている。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出する。具体的には、X線検出部12は、被検体Eを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データ(以下、「検出データ」という場合がある)をX線検出素子で検出し、その検出データを電流信号として出力する。X線検出部12は、たとえば、検出素子が互いに直交する2方向(スライス方向とチャンネル方向)にそれぞれ複数配置された2次元のX線検出器(面検出器)が用いられる。複数のX線検出素子は、たとえば、スライス方向に沿って320列設けられている。このように多列のX線検出器を用いることにより、1回転のスキャンでスライス方向に幅を有する3次元の撮影領域を撮影することができる(ボリュームスキャン)。なお、スライス方向は被検体Eの体軸方向に相当し、チャンネル方向はX線発生部11の回転方向に相当する。
回転体13は、X線発生部11とX線検出部12とを被検体Eを挟んで対向するよう支持する部材である。回転体13は、スライス方向に貫通した開口部13aを有する。架台装置10内において、回転体13は、被検体Eを中心とした円軌道で回転するよう配置されている。すなわち、X線発生部11及びX線検出部12は、被検体Eを中心とする円軌道に沿って回転可能に設けられている。
高電圧発生部14は、X線発生部11に対して高電圧を印加する(以下、「電圧」とは、X線管球におけるアノード−カソード間の電圧を意味する)。X線発生部11は、当該高電圧に基づいてX線を発生させる。
架台駆動部15は、回転体13を回転駆動させる。X線絞り部16は、所定幅のスリット(開口)を有し、スリットの幅を変えることで、X線発生部11から曝射されたX線のファン角(チャンネル方向の広がり角)とX線のコーン角(スライス方向の広がり角)とを調整する。絞り駆動部19は、X線発生部11で発生したX線が所定の形状となるようX線絞り部16を駆動させる。
データ収集部18(DAS:Data Acquisition System)は、X線検出部12(各X線検出素子)からの検出データを収集する。また、データ収集部18は、収集した検出データ(電流信号)を電圧信号に変換し、この電圧信号を周期的に積分して増幅し、デジタル信号に変換する。そして、データ収集部18は、デジタル信号に変換された検出データをコンソール装置40に送信する。なお、CT透視を行う場合、データ収集部18は、検出データの収集レートを短くする。
[寝台装置]
寝台装置30は、撮影対象の被検体Eを載置・移動させる装置である。寝台装置30は、寝台31と寝台駆動部32とを備えている。寝台31は、被検体Eを載置するための寝台天板33と、寝台天板33を支持する基台34とを備えている。寝台天板33は、寝台駆動部32によって被検体Eの体軸方向及び体軸方向に直交する方向に移動することが可能となっている。すなわち、寝台駆動部32は、被検体Eが載置された寝台天板33を、回転体13の開口部13aに対して挿抜させることができる。基台34は、寝台駆動部32によって寝台天板33を上下方向(被検体Eの体軸方向と直交する方向)に移動させることが可能となっている。
[コンソール装置]
コンソール装置40は、X線CT装置1に対する操作入力に用いられる。また、コンソール装置40は、架台装置10によって収集された検出データから被検体Eの内部形態を表すCT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を再構成する機能等を有している。コンソール装置40は、スキャン制御部41と、画像処理ユニット42と、設定部43と、表示制御部44と、表示部46と、制御部48と、記憶部49とを含んで構成されている。
スキャン制御部41、画像処理ユニット42、表示制御部44及び制御部48は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの図示しない処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)や、又はHDD(Hard Disc Drive)などの図示しない記憶装置とによって構成されている。記憶装置には、各部の機能を実行するための制御プログラムが記憶されている。CPUなどの処理装置が、記憶装置に記憶されている各プログラムを実行することで各部の機能を実行する。
スキャン制御部41は、X線スキャンに関する各種動作を制御する。たとえば、スキャン制御部41は、X線発生部11に対して高電圧を印加させるよう高電圧発生部14を制御する。スキャン制御部41は、回転体13を回転駆動させるよう架台駆動部15を制御する。スキャン制御部41は、X線絞り部16を動作させるよう絞り駆動部19を制御する。スキャン制御部41は、寝台天板33を移動させるよう寝台駆動部32を制御する。
画像処理ユニット42は、架台装置10(データ収集部18)から送信された検出データに対して各種処理を実行する。画像処理ユニット42は、前処理部42aと、再構成処理部42bと、MPRレンダリング処理部42cと、変位算出部45と、画像移動部47とを含んで構成されている。
前処理部42aは、架台装置10(X線検出部12)で検出された検出データに対して対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを作成する。
再構成処理部42bは、前処理部42aで作成された投影データに基づいて、CT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を作成する。断層画像データの再構成には、たとえば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を採用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより作成される。ボリュームデータの再構成には、たとえば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を採用することができる。上述のように多列のX線検出器を用いたボリュームスキャンにより、広範囲のボリュームデータを再構成することができる。また、CT透視を行う場合には、検出データの収集レートを短くしているため、再構成処理部42bによる再構成時間が短縮される。従って、スキャンに対応したリアルタイムのCT画像データを作成することができる。
MPRレンダリング処理部42cは、再構成処理部42bで作成(再構成)されたボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより複数のMPR画像(直交三断面であるアキシャル像、サジタル像、コロナル像)を作成する。
また、MPRレンダリング処理部42cは、MPR画像としてボリュームデータにおける任意断面の画像であるオブリーク像を作成することも可能である。たとえば、表示部46に表示されたMPR画像において断面を示したい部分に線分を引く。MPRレンダリング処理部42cは、その線分を基準として所定の方向にボリュームデータをレンダリングすることでオブリーク像を作成する。
設定部43は、第1ボリュームデータに基づく画像に対して所定の設定画像を設定する。「設定画像」は、第1ボリュームデータに基づく画像上に描かれる所望の画像である。たとえば、被検体Eに対して生検を行う場合、穿刺針の挿入経路の計画(どのようなルートで穿刺針を挿入していくか。すなわち、計画経路)を予め画像上で描くことがある。その描かれた画像(計画経路の画像)が、設定画像の一例である。或いは、画像中の注目部位(病変部等)の位置を円や楕円で囲ったマーキング画像を設定画像とすることもできる。以下に、設定画像の設定から設定画像が描画された計画画像が表示部46に表示されるまでにおける設定部43および表示制御部44の処理について図2、図3、図4A〜図4Cを参照して説明する。
あるタイミングで行われた第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて複数のアキシャル像が作成され、その中から対象部位Sが描画されているアキシャル像(第1の被検体画像HI)が選択される。第1の被検体画像HIは表示制御部44によって表示部46に表示される(図2参照)。なお、この段階ではまだ穿刺針が挿入されていないので、図2に示すように第1の被検体画像HIには穿刺針は描画されていない。次に、設定部43は、第1の被検体画像HI上に描画させるための設定画像Iを設定する。
ここで、設定画像の具体的な設定方法について図3を参照して説明する。術者は、表示部46に表示された第1の被検体画像HIに対し、X線CT装置1等に設けられた図示しない入力デバイス等を用いて生検を行う対象部位(病変部等)の位置S、及び体表面における穿刺針の挿入位置Pの2点を指定する。設定部43は、その2点を結ぶ最短距離Lを算出し、その最短距離Lを結ぶ線分を設定画像Iとして設定する。設定された設定画像Iは、表示制御部44によって第1の被検体画像HI上に描画される。
なお、術者は、入力デバイス等を用いて第1の被検体画像HI上に計画経路を示す線分等を直接描くことも可能である。この場合、設定部43は、当該描かれた線分を設定画像Iとして設定する。あるいは、設定部43は、第1ボリュームデータに対してリージョングローイング法等の画像解析処理を施すことにより、対象部位(たとえば病変部)の位置と対象部位の位置から最も近い体表面の位置を算出する。そして、設定部43は、それらを結ぶ線分を算出し、当該線分を設定画像Iとして設定することも可能である。
第1の被検体画像HI上に設定画像Iが描画されてなる第1のアキシャル像(以下、「第1の計画画像」と呼ぶ。)AIは、表示制御部44によって表示部46の表示画面46b(図4A参照)に表示される。この第1の計画画像AIは、被検体Eに対して穿刺等を行う場合の参照画像として用いることができる。なお、第1の計画画像AIが表示された時点では、図4Aに示すように、後述する第2のボリュームデータに基づくMPR画像は表示部46に表示されていない。
また、設定部43は、第1の被検体画像HIにおける設定画像Iの位置(座標値。以下、「設定位置」という場合がある)を求める。設定画像I及び設定位置は、後述する記憶部49に記憶される。
記憶部49は、RAMやROM等の半導体記憶装置によって構成される。記憶部49は、設定画像及び設定画像の設定位置の他、検出データや投影データ、或いは再構成処理後のCT画像データを記憶したりする。また、記憶部49は、後述する変位算出部45で算出された変位に基いて移動(座標変換)されたMPR画像を記憶する。なお、この移動後のMPR画像を、制御部48内の図示しない記憶部(例えばキャッシュメモリ)に一時的に記憶させるようにしてもよい。つまり、リアルタイムに表示させる場合には上記したキャッシュメモリを用いて表示させる。
制御部48は、架台装置10、寝台装置30およびコンソール装置40の動作を制御することによって、X線CT装置1の全体制御を行う。たとえば、制御部48は、スキャン制御部41を制御することで、架台装置10に対して予備スキャン及びメインスキャンを実行させ、検出データを収集させる。また、制御部48は、画像処理ユニット42を制御することで、検出データに対する各種処理(前処理、再構成処理等)を行わせる。或いは、制御部48は、表示制御部44を制御することで、記憶部49に記憶されたCT画像データ等に基づく画像を表示部46に表示させる。
表示制御部44は、画像表示に関する各種制御を行う。たとえば、第1の計画画像AIを表示部46の表示画面46bに表示させたり、MPRレンダリング処理部42cにより作成されたMPR画像(アキシャル像、サジタル像、コロナル像またはオブリーク像、本実施形態ではアキシャル像)等を表示部46に表示させる制御を行う。
第1の計画画像AIが表示制御部44によって表示部46の表示画面46b(図4A参照)に表示された後に、術者によって穿刺針PNを用いた穿刺作業が進められる。穿刺作業をある程度進めた後、被検体Eに対して第2スキャンが行われる。第2スキャンは、第1スキャンとは異なるタイミングで行われる。表示制御部44は、図4Bに示すように第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づくアキシャル像(以下、「第2のアキシャル像」と呼ぶ。)AI´を表示部46の表示画面46a(図4B参照)に表示させる。なお、本実施形態では、第2スキャンのタイミングは呼吸同期をとって行われているものとする。
なお、本実施形態において、第1ボリュームデータと第2ボリュームデータは、その元となる断層画像データの枚数や画像のピクセル数は等しいものとする。また、第1スキャンと第2スキャンの撮影条件(撮影位置、回転体13のローテーションスピード等)も等しいものとする。つまり、第1ボリュームデータと第2ボリュームデータは、同じ座標体系にあるものとする。
ところで、第2スキャン前に被検体Eの載置位置が体動により変化してしまう場合がある。このような状況で第2スキャンされた場合、第2のアキシャル像AI´は、たとえば図4Bに示すように、第1計画画像AIとは見え方が異なる。たとえば、回転角度に着目すると、図4Bの例では、第2のアキシャル像AI´は第1計画画像AIに対して時計回りに所定角度だけ回転させた像となっている。この場合には、術者にとって、第1計画画像AIと第2のアキシャル像AI´は、その見え方が異なってしまうため効率良く穿刺作業を行うことが難しくなる。
そこで、本実施形態においては、画像処理ユニット42を構成する変位算出部45は、第2のアキシャル像AI´の中の特定領域の位置(たとえば、対象部位の位置S´と穿刺針の挿入位置P´)と、第1計画画像AIの中の特定領域の位置(たとえば、対象部位の位置Sと穿刺針の挿入位置P)との変位(移動距離および回転角度)を算出する。
次に、図5Aおよび図5Bを参照して変位算出部45による算出例を説明する。具体的には、変位算出部45は、移動距離については、図5Aおよび図5Bに示すように、第2のアキシャル像AI´の対象部位S´の座標値(X4,Y4,Z4)と第1計画画像AIの対象部位Sの座標値(X2,Y2,Z2)の差分(X4−X2,Y4−Y2,Z4−Z2)、および、第2のアキシャル像AI´の挿入位置P´の座標値(X3,Y3,Z3)と第1計画画像の挿入位置Pの座標値(X1,Y1,Z1)の差分(X3−X1,Y3−Y1,Z3−Z1)をとって求める。回転角度θについては、変位算出部45は、対象部位Sと挿入位置Pを結ぶ線分Tの方向(基準方向)と、対象部位S´と挿入位置P´を結ぶ線分T´の方向(移動方向)に基づいて、基準方向に対する移動方向の傾き(回転角度θ)を求める。図5Aおよび図5Bの例では、2点間の座標および方向(角度)に基づいて画像の変位を求めたが、穿刺針PNの座標値の変位に基づいても算出できる。
画像移動部47は、算出された変位に基づいて第1計画画像AIの中の設定画像Iだけを移動(平行移動および回転移動)させる。なお、移動方法としては、上述した平行移動および回転による方法の他に、公知のアフィン変換による座標変換を行ってもよい。
移動後の設定画像I´は記憶部49に記憶される。画像処理ユニット42は、移動後の設定画像I´を記憶部49から読み出し、読み出された移動後の設定画像I´を、第2被検体画像(第2のアキシャル像A´から穿刺針PNを除いた画像)に描画させて第2計画画像AI´´(図4C参照)を作成する。表示制御部44は、第1計画画像AIを第2計画画像AI´´に置き換えて新たな計画画像として表示部46に表示させる。なお、対象部位S´と対象部位S´´の位置(座標値)は同じであり、挿入位置P´と挿入位置P´´の位置(座標値)は同じである。
表示部46は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の任意の表示デバイスによって構成される。たとえば、表示部46の表示部46aにはボリュームデータをレンダリング処理して得られるMPR画像が表示される。本実施形態では、図4Bに示すようにアキシャル像が表示された例を示したが、サジタル像、コロナル像またはオブリーク像を表示するようにしてもよい。
<動作>
次に、図6を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。ここでは、穿刺針の計画経路を作成した後、CT透視を用いて生検を行う場合の動作について述べる。図6は、この場合の動作の流れを示すフローチャートである。
生検を開始する前に、まずX線CT装置1は、被検体Eに対してX線スキャン(第1スキャン)を行い、第1ボリュームデータを作成する。
(S10:X線の検出)
具体的には、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、画像処理ユニット42(前処理部42a)に送られる。
(S11:投影データの作成)
前処理部42aは、取得された検出データに対して、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを作成する。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部42bに送られる。
(S12:第1ボリュームデータの作成)
再構成処理部42bは、S11で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。また、再構成処理部42bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する。
(S13:第1計画画像の表示)
MPRレンダリング処理部42cは、S12で作成された第1ボリュームデータをMPRレンダリング処理することにより複数のMPR画像(本実施形態ではアキシャル像)を作成する。複数のアキシャル像の中から対象部位Sが描画されているアキシャル像(第1の被検体画像HI)が選択される。なお、この選択は公知の方法による自動選択、手動選択のいずれでもよい。選択された第1の被検体画像HIにおける対象部位の位置Sおよび穿刺針PNの挿入位置Pを結ぶ線分Lが設定画像Iとして設定部43によって設定される。画像処理ユニット42は、設定された設定画像Iを第1の被検体画像上に描画させて第1計画画像AIを作成する。そして、表示制御部44は、第1計画画像を表示部46の表示画面46bに表示させる。なお、設定部43は、設定画像及び設定画像の座標値を記憶部49に送出する。記憶部49は、設定画像及びこの設定画像の座標値を記憶する。
その後、第1計画画像AIを参照しながら、術者は被検体Eに対して生検を開始する。ある程度、生検を進めた後(被検体Eに対して穿刺針を挿入した後)、穿刺の状態(穿刺針が計画経路に沿って進んでいるか等)を確認するため、X線CT装置1は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行い、投影データに基くボリュームデータ(第2ボリュームデータ)を作成する(S14〜S16)。
(S14:X線の検出)
まず、第1スキャンと同様、X線発生部11は被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する。
(S15:投影データの作成)
再構成処理部42bは、取得された検出データに対して、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを作成する。
(S16:第2ボリュームデータの作成)
S15で作成された投影データに基づいて作成された複数の断層画像データを補間処理することにより、第2ボリュームデータを作成する。
(S17:第2のアキシャル像の表示)
MPRレンダリング処理部42cは、S16で作成された第2ボリュームデータをレンダリングすることによりMPR画像を複数作成する。表示制御部44は、第1計画画像AIと同じ断面の画像(第2のアキシャル像AI´)を表示部46の表示画面46aに表示させる。
(S18:第1計画画像と第2のアキシャル像の変位を算出)
次に、変位算出部45は、表示画面46aに表示された第2のアキシャル像AI´の中の特定領域の位置(対象部位の位置S´と穿刺針PNの挿入位置P´)と、第1計画画像AIの中の特定領域の位置(対象部位の位置Sおよび穿刺針PNの挿入位置P)との変位(移動距離、回転角度)を算出する。
(S19:変位に基づいて設定画像を移動)
具体的には、変位算出部45は、移動距離については、図6に示すように、第2のアキシャル像AI´の対象部位S´の座標値(X4,Y4,Z4)と第1計画画像AIの対象部位Sの座標値(X2,Y2,Z2)の差分(X4−X2,Y4−Y2,Z4−Z2)、および、第2のアキシャル像AI´の挿入位置P´の座標値(X3,Y3,Z3)と第1計画画像AIの挿入位置Pの座標値(X1,Y1,Z1)の差分(X3−X1,Y3−Y1,Z3−Z1)をとって求める。回転角度θについては、変位算出部45は、対象部位Sと挿入位置Pを結ぶ線分Tの方向(基準方向)と、対象部位S´と挿入位置P´を結ぶ線分T´の方向(移動方向)に基づいて、基準方向に対する移動方向の傾き(回転角度θ)を求める。次に、画像移動部47は、算出された変位に基づいて第1計画画像AIの中の設定画像Iだけを移動(平行移動および回転移動)させる。移動後の設定画像I´は記憶部49に記憶される。
(S20:移動後の設定画像を第2被検体画像に描画して第2計画画像を作成)
画像処理ユニット42は、移動後の設定画像I´を記憶部49から読み出し、読み出された移動後の設定画像I´を、第2被検体画像(第2のアキシャル像A´から穿刺針PNを除いた画像)に描画させて第2計画画像AI´´(図4C参照)を作成する。
(S21:補正された第2計画画像に置き換えて表示)
表示制御部44は、第1計画画像AIを第2計画画像AI´´に置き換えて、それを新たな計画画像として表示部46の表示画面46bに表示させる。
術者は、この新たな計画画像を参照して、次の穿刺作業を進める。この新たな計画画像は穿刺針の挿入角度や挿入距離が変化したら注意を促す機能を有する。
<効果>
本実施形態のX線CT装置1は、穿刺針PNを用いた医療行為の対象である被検体EをX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する。X線CT装置1は、画像処理ユニット42と表示制御部44とを有する。画像処理ユニット42は、ボリュームデータに基づいて、穿刺針PNが被検体Eに挿入された状態で行われたスキャンにより得られた被検体Eの画像を作成する。画像処理ユニット42は、第2ボリュームデータに基づく画像の中の特定領域の位置と、予め第1ボリュームデータにより作成され被検体Eに対する穿刺針の挿入経路の画像Iを含む第1計画画像AIの中の対応する特定領域の位置との変位に基づいて、新たな計画画像(第2計画画像)AI´´を作成する。表示制御部44は、新たな計画画像AI´´を表示部46に表示させる。
具体的には、表示制御部44は、変位をキャンセルするように第1計画画像AIを新たな計画画像AI´´に置き換えて表示部46に表示させる。
このように、表示制御部44は、被検体Eの位置が変位したような場合に、変位に基づいて穿刺針の挿入経路の画像(設定画像)を移動させ、第2の被検体画像に移動後の設定画像を描画させた画像を、新たな計画画像(第2計画画像)として表示部に表示させることができる。したがって、第2ボリュームデータに基づく画像(第2のアキシャル像)と置き換え後の新たな計画画像とにずれが生じないので、両画像の見え方が異なることはない。
したがって、置き換えられた新たな計画画像を参照することにより第2ボリュームデータに基づく画像の解析がし易くなる。すなわち、本実施形態によれば、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能となる。
(変形例1)
上記実施形態では、被検体Eの体動による変位に基づいて穿刺針PNの挿入経路を示す設定画像Iを移動させてなる設定画像I´を作成し、第2被検体画像(第2のアキシャル像における被検体Eの断面画像)に設定画像I´を描画させた画像(図4Bの第2計画画像AI´´)を、新たな計画画像として表示部46に表示させる場合について説明した。これに対して、本変形例に係るX線CT装置1´(図1参照)は、被検体Eの体動による変位をキャンセルするように第2ボリュームデータに基づく第2のアキシャル像を構成する第2の被検体画像を移動させ、移動された第2の被検体画像に設定画像Iを重畳表示させた画像(図7Bの第2計画画像AI´´´)を、第1計画画像AIに置き換えて表示部46に表示させることを特徴とする。
以下、本変形例について図4A、図7Aおよび図7Bを参照して説明する。なお、本変形例は、計画画像の表示態様が異なる点とそのような表示態様にするための画像処理方法が異なる点以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、同様の箇所における説明は省略する。
まず、第1計画画像を作成する点は上記実施形態と同じである。したがって、表示部46の表示画面46bには、図4Aに示すような第1ボリュームデータに基づく第1計画画像AIが表示される。次に、被検体Eに対して第2スキャンを行い、第2ボリュームデータに基づく第2のアキシャル像AI´が作成される。第2のアキシャル像AI´は、図7Aに示すように表示部46の表示画面46aに表示される。なお、本変形例の説明を容易にするため、第2のアキシャル像AI´を第1計画画像AIと異なる画像とした。実際上も、拍動により第2スキャンにより得られる第2ボリュームデータに基づく第2のアキシャル像AI´が第1計画画像AIと異なる場合がある。
本変形例においては、画像処理ユニット42を構成する変位算出部45は、表示部46の表示部46aに表示された第2のアキシャル像AI´(図7A参照)の中の特定領域の位置(たとえば、対象部位の位置S´および穿刺針PNの挿入位置P´)と、予め作成され設定画像Iおよび第1の被検体画像HIを含む第1計画画像AIの中の特定領域の位置(たとえば、対象部位の位置Sおよび穿刺針PNの挿入位置P)との変位(移動距離および回転角度)を算出する。具体的な算出方法については、上記第1実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
画像移動部47は、算出された変位に応じて第2のアキシャル像AI´を構成する第2の被検体画像を移動(平行移動および回転移動)させる。画像処理ユニット42は、移動させた第2の被検体画像の中の設定部43で設定された設定位置に、設定画像Iを描画(重畳表示)させて第2計画画像AI´´´(図7B参照)を作成する。そして、表示制御部44は、図7Bに示すように、作成された第2計画画像AI´´´を第1計画画像AIに置き換えて、新たな計画画像として表示部46の表示画面46aに表示させる。
本変形例によれば、第2計画画像を第1計画画像に置き換えて、新たな計画画像として表示させているので、最新の計画画像を参照することができる。また、この新たな計画画像をベースにして次の計画画像を作成することもできる。
(変形例2)
次に、図8を参照して変形例2について説明する。本変形例に係るX線CT装置60は、第1実施形態におけるMPRレンダリング処理部42cの代わりにボリュームレンダリング処理部62cを備えた構成となっている。なお、第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
ボリュームレンダリング処理部62cは、ボリュームデータに基づいて、三次元画像(画像データ)を作成する。具体例として、ボリュームレンダリング処理部62cは、再構成処理部62bで作成されたボリュームデータに対してボリュームレンダリング処理を施すことにより、表示用の画像(画像データ)である三次元画像を作成する。
X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、画像処理ユニット62(前処理部62a)に送られる。
前処理部62aは、取得された検出データに対して投影データを作成する。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部62bに送られる。
再構成処理部62bは、図6のS11で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。また、再構成処理部62bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する。
ボリュームレンダリング処理部62cは、作成された第1ボリュームデータをボリュームレンダリング処理することにより三次元画像を作成する。次に、術者によって指定された三次元画像における対象部位(病変部)の位置と穿刺針の挿入位置とを結ぶ線分が設定画像として設定される。次に、表示制御部44は、設定された設定画像を作成された三次元画像上に重畳させた三次元画像を第1計画画像(以下、「第1三次元計画画像」と呼ぶ。)として表示させる。
その後、設定画像が示された三次元画像を参照しながら、術者は被検体Eに対して生検を開始する。ある程度、生検を進めた後、穿刺の状態を確認するため、X線CT装置60は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行い、投影データに基くボリュームデータ(第2ボリュームデータ)を作成する。
表示制御部44は、作成された三次元画像を表示部46に表示させる。次に、変位算出部71は、表示部46に表示された三次元画像の中の特定領域の位置(対象部位の位置、穿刺針の挿入位置)と、予め作成され被検体画像(被検体の断面画像)を含む第1三次元計画画像の中の特定領域の位置(対象部位の位置、穿刺針の挿入位置)との変位(移動距離、回転角度)を算出する。変位算出方法については上記第1実施形態と同様なので、ここではその説明は省略する。
次に、画像移動部72は、算出された変位に基づいて第1三次元計画画像の中の設定画像(計画経路を示す画像)だけを移動(平行移動および回転移動)させる。移動後の設定画像は記憶部49に記憶される。画像処理ユニット62は、移動後の設定画像を記憶部49から読み出し、読み出された移動後の設定画像を、三次元画像の中の被検体画像に描画させて第2三次元計画画像を作成する。表示制御部44は、第1三次元計画画像を第2三次元計画画像に置き換えて新たな計画画像として表示部46に表示させる
このように、表示制御部44は、被検体の位置が変位したような場合に、変位に基づいて穿刺針の挿入経路の画像(設定画像)を移動させ、三次元画像に移動後の設定画像を描画させた画像を、新たな三次元計画画像として表示部に表示させることができる。したがって、第2ボリュームデータに基づく三次元画像と置き換え後の新たな三次元計画画像とにずれが生じないので、両画像の見え方が異なることはない。
したがって、置き換えられた新たな三次元計画画像を参照することにより第2ボリュームデータに基づく三次元画像の解析がし易くなる。すなわち、本実施形態によれば、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1´,60 X線CT装置
10 架台装置
11 X線発生部
12 X線検出部
13 回転体
13a 開口部
14 高電圧発生部
15 架台駆動部
16 X線絞り部
18 データ収集部
19 絞り駆動部
30 寝台装置
32 寝台駆動部
33 寝台天板
34 基台
40 コンソール装置
41 スキャン制御部
42,62 画像処理ユニット
42a,62a 前処理部
42b,62b 再構成処理部
42c MPRレンダリング処理部
43 設定部
44 表示制御部
45,71 変位算出部
46 表示部
47,72 画像移動部
48 制御部
49 記憶部
62c ボリュームレンダリング処理部
E 被検体

Claims (3)

  1. 穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体をX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成するX線CT装置であって、
    ボリュームデータに基づいて、前記穿刺針が前記被検体に挿入された状態で行われたスキャンにより得られた前記被検体の画像を作成する画像処理ユニットと、
    前記画像を表示部に表示させる表示制御部とを有し、
    前記画像処理ユニットは、あるボリュームデータに基づく画像の中の特定領域の位置と、予め異なるボリュームデータにより作成され前記被検体に対する穿刺針の挿入経路の画像を含む計画画像の中の対応する特定領域の位置との変位に基づいて、新たな計画画像を作成し、
    前記表示制御部は、前記新たな計画画像を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記画像処理ユニットは、前記変位に基づいて穿刺針の挿入経路の画像を移動させ、
    前記表示制御部は、前記被検体の断面画像に移動後の挿入経路の画像を描画させた画像を、前記新たな計画画像として前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記表示制御部は、前記変位をキャンセルするように前記計画画像を前記新たな計画画像に置き換えて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
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