JP2013165436A - 構造物点検支援方法、構造物点検支援プログラム及び構造物点検支援装置 - Google Patents

構造物点検支援方法、構造物点検支援プログラム及び構造物点検支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】点検者による橋梁の支柱の点検効率を向上させる
【解決手段】関連付け・保存部22が、X軸方向に沿って複数配置された支柱をX軸方向一側から他側に移動しつつY軸方向一側から撮影した動画ファイルを取得するとともに、X軸方向他側から一側に移動しつつ複数の支柱をY軸方向他側から撮影した動画ファイルを取得し、画面生成部24が、2つの動画ファイルのうちの一方を通常再生し、これと同時に、2つの動画ファイルのうちの他方を鏡像反転した動画ファイルを逆再生するための動画ファイル再生画面を生成する。
【選択図】図3

Description

本件は、構造物点検支援方法、構造物点検支援プログラム及び構造物点検支援装置に関する。
従来、橋梁などの構造物に関する点検業務を円滑に行うための点検支援システムが提案されている。この点検支援システムは、構造物の簡易点検、詳細点検などの種々のレベルの点検業務のうち、簡易点検を支援することを主な目的としている。具体的には、従来の点検支援システムは、撮影者(自治体職員など)が構造物を撮影した静止画や動画を、点検者(建設コンサルタントなど)にチェック依頼する処理を簡易かつ円滑に行うことを支援している。
点検対象の構造物としては、例えば橋梁の支柱がある。この支柱は、例えば、高欄のように橋梁の路面上に突き出ている柱であり、アーチ型の橋であれば、当該支柱によってアーチ部分が支えられることになる。ここで、1つの自治体が点検すべき橋梁には歩道橋や跨線橋、道路の立体交差部分などが含まれ、その数は非常に多い。したがって、橋梁の支柱の点検において上述した点検支援システムを用いることは効率的である。
特開2010−232852号公報 国際公開第2004/100562号パンフレット
点検者が簡易点検を効果的、効率的に行うためには、撮影者が質の高い画像を撮影する必要があるが、写真ではファイル数が多くなるとともに、多数の支柱を撮影する場合、支柱の撮影漏れやダブリが生じるおそれがある。また、どの支柱を撮影したのか分かりづらい。このため、本発明者らは、支柱を動画で撮影する方法が効果的であることに気づいた。
また、多数の支柱を動画で撮影する場合には、撮影者は、橋梁の一方向に進みながら支柱の内側(橋の中央に面した側)を撮影するとともに、逆に戻りながら支柱の外側(橋の外側に面した側)を撮影することが効率的であることに、本発明者らは気づいた。
上述のような方法で支柱を動画で撮影した場合、点検者は、2つの動画を視認して各支柱の内側及び外側の損傷(腐食や亀裂、ボルトの脱落など)の度合いを点検することになる。しかしながら、上述したような撮影方法を採用した場合、2つの動画において支柱が表示される順序やタイミングが異なるため、各支柱を内側と外側で別々に点検し、後で内側と外側の点検結果を総合して、各支柱の損傷度合いを判断するという作業が必要になる。この場合、支柱の点検回数が支柱の数の倍になるとともに、点検結果を総合する必要があるため、効率的でない。
なお、上記特許文献1には、同一のシーンに関する複数の画像を関連付ける技術が開示され、特許文献2には、左右2台のカメラで撮影した2つの動画を関連付ける技術が開示されている。しかしながら、これら特許文献1,2を用いても、上述した撮影方法で撮影された動画を用いた点検を効率化することは難しい。
なお、橋梁の支柱以外であっても、所定方向に沿って配置されている複数の構造物を同様の方法で点検する場合には、上記と同様の課題があると考えられる。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、一方向に沿って複数配置された構造物の点検効率を向上することが可能な構造物点検支援方法、構造物点検支援プログラム及び構造物点検支援装置を提供することを目的とする。
本明細書に記載の構造物点検支援方法は、点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得する第1取得工程と、前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得する第2取得工程と、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する生成工程と、をコンピュータが実行する構造物点検支援方法である。
本明細書に記載の構造物点検支援プログラムは、点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得し、前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得し、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する、処理をコンピュータに実行させる構造物点検支援プログラムである。
本明細書に記載の構造物点検支援装置は、点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得する第1取得部と、前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得する第2取得部と、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する生成部と、を備えている。
本明細書に記載の構造物点検支援方法、構造物点検支援プログラム及び構造物点検支援装置は、一方向に沿って複数配置された構造物の点検効率を向上することができるという効果を奏する。
一実施形態に係る橋梁点検支援システムの構成を概略的に示す図である。 図1のサーバのハードウェア構成を示す図である。 図1の橋梁点検支援システムの機能ブロック図である。 橋梁が有する複数の支柱を撮影する手順を説明するための図である。 動画ファイルDBを示す図である。 図4の手順に沿った撮影を行った場合の、撮影視野と支柱との関係を示す図である。 関連付け・保存部の処理を示すフローチャートである。 図8(a)は、メッセージ画面1を示す図であり、図8(b)は、メッセージ画面2を示す図であり、図8(c)は、メッセージ画面3を示す図である。 画面生成部の処理を示すフローチャートである。 図10(a)は、動画ファイル一覧を示す図であり、図10(b)は、メッセージ画面4を示す図である。 図11(a)は、動画ファイル再生画面を示す図(その1)であり、図11(b)は、動画ファイル再生画面を示す図(その2)である。 関連する2つの動画ファイルを加工せずに再生した場合の例を示す図である。 関連する2つの動画ファイルのうちの一方を逆再生加工した場合の例を示す図である。 関連する2つの動画ファイルのうちの一方を逆再生加工し、鏡像反転加工した場合の例を示す図である。 再生時間揃え(タイムストレッチ)の方法を説明するための図である。
以下、一実施形態について、図1〜図15に基づいて詳細に説明する。図1には、構造物点検支援装置としてのサーバ20を含む、橋梁点検支援システム100が模式的に示されている。
図1に示すように、橋梁点検支援システム100は、撮影装置10と、サーバ20と、コンサルタント端末30と、を備え、各装置(10,20,30)は、インターネットなどのネットワーク40に接続されている。
撮影装置10は、例えば、動画(例えばハイビジョン動画)を撮影可能なビデオカメラである。撮影装置10は、図3に示すように、撮影部14と、表示部15と、入力部16と、通信部18とを有する。
撮影部14は、撮影者(例えば、自治体の職員)が入力部16を介して入力した指示に基づいて、点検対象の橋梁が有する複数の支柱を動画にて撮影する。表示部15は、液晶ディスプレイ等を含み、各種メニュー画面を表示したり、撮影中の動画(ファインダー画像)を表示したりする。入力部16は、タッチパネルや各種ボタンを含み、撮影者からの指示を受け付け、当該指示を撮影部14や通信部18に対して送信する。通信部18は、撮影部14で撮影された動画ファイルや、撮影部14が動画を撮影した際の位置情報やタイムスタンプを含む情報(以下、「撮影情報」と呼ぶ)をサーバ20に対して送信する。
ここで、撮影装置10を用いて撮影する撮影者は、予め定められているマニュアルに基づいて、以下のような条件で動画の撮影を行うものとする。
(1) 撮影対象の構造物は、橋梁が有する複数の支柱(本実施形態では、図4に示すようなアーチ部を支持する支柱であるものとする)である。
(2) 撮影する際には、撮影者は、まず、支柱が並ぶ方向(X軸方向)の一側から他側(例えば、図4の−X側から+X側)に移動(ルートαに沿って移動)しつつ、支柱をX軸方向に交差する方向(Y軸方向)の一側(例えば、図4の+Y側)から撮影する。
(3) また、撮影者は、上記(2)の撮影後、支柱が並ぶ方向(X軸方向)の他側から一側(例えば、図4の+X側から−X側)に移動(ルートβに沿って移動)しつつ、支柱をX軸方向に交差する方向(Y軸方向)の他側(例えば、図4の−Y側)から撮影する。
(4) 上記(2),(3)の間に撮影を一旦停止することで、(2)と(3)で撮影される動画ファイルを別ファイルとする。
図1に戻り、サーバ20は、撮影装置10から送信されてきた動画ファイルや撮影情報を受信して保持する。また、サーバ20は、撮影装置10から送信されてきた動画ファイルと別の動画ファイルとが関連する場合に、コンサルタント端末30からの指示に応じて、両動画ファイルを関連付ける。また、サーバ20は、コンサルタント端末30からの指示に応じて、動画ファイルを表示(再生)するための画面(動画ファイル再生画面(図11(a)、図11(b)参照))を生成し、コンサルタント端末30に対して送信する。なお、サーバ20は、再生しようとしている動画ファイルに関連する動画ファイルがある場合には、コンサルタント端末30からの指示に応じて、両動画ファイルを同時に再生するための動画ファイル再生画面(図11(b))を生成する。
図2には、サーバ20のハードウェア構成が示されている。図2に示すように、サーバ20は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、サーバ20の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ20では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(構造物点検支援プログラム)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(構造物点検支援プログラム)をCPU90が実行することにより、図3の各部の機能が実現される。すなわち、サーバ20では、CPU90により、関連付け・保存部22と、生成部としての画面生成部24の機能が実現されている。なお、図3には、HDD96等に格納されている動画ファイルDB26についても図示されている。
関連付け・保存部22は、撮影装置10から取得した動画ファイル及び撮影情報を動画ファイルDB26に格納する。また、関連付け・保存部22は、動画ファイルを動画ファイルDB26に格納する際に、当該動画ファイルに関連する動画ファイルの情報を格納する。ここで、動画ファイルDB26は、図5に示すようなデータ構造を有している。具体的には、動画ファイルDB26は、「橋梁名」と、「動画ファイル名」と、「撮影開始位置」と、「撮影終了位置」と、「関連する動画ファイル」の各フィールドを有している。「橋梁名」のフィールドには、撮影者により指定(入力)された橋梁名が格納される。「動画ファイル名」のフィールドには、関連付け・保存部22が動画ファイルごとに割り振った任意のファイル名が格納される。「撮影開始位置」及び「撮影終了位置」のフィールドには、撮影情報に含まれる動画ファイルの撮影開始位置及び撮影終了位置の情報が格納される。「関連する動画ファイル」のフィールドには、関連する動画ファイルのファイル名が格納される。
画面生成部24は、動画ファイルDB26に格納されている動画ファイルをコンサルタント端末30上で再生するための画面(動画ファイル再生画面(図11(a)、図11(b)))を生成し、コンサルタント端末30に対して送信する。
図1に戻り、コンサルタント端末30は、橋梁の点検を行うユーザ(建設コンサルタントなど)が利用する端末である。このコンサルタント端末30は、サーバ20とのやり取りにより、サーバ20から提供される画面(動画ファイル再生画面(図11(a)、図11(b)))を表示する。なお、建設コンサルタントは、コンサルタント端末30上で表示される動画ファイル再生画面(図12)を用いて撮影された動画ファイルを閲覧し、橋梁の支柱の点検(簡易点検)を行う。
コンサルタント端末30は、図3に示すように、制御部32と、表示部34と、入力部36とを備える。制御部32は、CPU,ROM,RAM等を含み、コンサルタント端末30の各部を統括的に制御するとともに、サーバ20との間におけるデータ等(画面や指示)の送受信を行う。
表示部34は、液晶ディスプレイ等を含み、制御部32の指示の下、サーバ20から受信した画面を表示する。入力部36は、建設コンサルタントから入力された指示を受け付け、制御部32を介して、サーバ20の画面生成部24に対して送信する。
次に、本実施形態におけるサーバ20の処理((A)関連付け・保存部22の処理、(B)画面生成部24の処理)について、図7、図9のフローチャートに沿って、かつその他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態では、撮影者は、上述したマニュアルに基づいて、図4に示すようなアーチ型の橋梁が有する複数の支柱(図4では説明の便宜上、A〜Eと表示している)を動画にて撮影するものとする。この場合、撮影者がルートαに沿って移動している間は、図6(a)に示すように、支柱A→支柱B→支柱C→支柱D→支柱Eの順に撮影視野内に入ってくるようになっている。一方、撮影者がルートβに沿って移動している間は、図6(b)に示すように、支柱E→支柱D→支柱C→支柱B→支柱Aの順に撮影視野内に入ってくるようになっている。
(A)関連付け・保存部22の処理について
図7には、関連付け・保存部22の処理のフローチャートが示されている。以下、図7に沿って、関連付け・保存部22の処理について説明する。なお、この図7の処理は、撮影装置10から動画ファイルの保存要求が出された時点から開始される。
図7の処理では、まず、ステップS10において、関連付け・保存部22が、メッセージ画面1を撮影装置10に対して送信する。なお、撮影装置10の表示部15には、受信したメッセージ画面1が表示される。ここで、メッセージ画面1は、一例として、図8(a)に示すような画面であるものとする。図8(a)に示すメッセージ画面1は、撮影者が橋梁名を入力する欄と、送信ボタンとを有している。撮影者が橋梁名を入力して送信ボタンを押すことで、動画ファイルの保存指示がサーバ20に対して送信される。なお、橋梁名を入力する欄としては、橋梁名一覧の中から1つの橋梁名を選択する方式の入力欄を採用してもよい。この場合、関連付け・保存部22は、橋梁名を格納する橋梁名DBを用いて、メッセージ画面1を作成することになる。
次いで、ステップS12では、関連付け・保存部22が、撮影装置10の通信部18から、動画ファイルの保存指示が送信されてくるまで待機する。この場合、関連付け・保存部22は、動画ファイルの保存指示を撮影装置10側から受信した段階で、ステップS14に移行する。
ステップS14に移行すると、関連付け・保存部22は、動画ファイルの保存指示を受け付ける。次いで、ステップS16では、関連付け・保存部22が、ファイル名を生成し、動画ファイルDB26に格納する。
次いで、ステップS18では、関連付け・保存部22が、動画ファイル及び当該動画ファイルの撮影情報のうちの撮影開始位置と撮影終了位置の情報を撮影装置10から取得し、撮影情報(撮影開始位置と撮影終了位置)を動画ファイルDB26に格納する。
次いで、ステップS20では、関連付け・保存部22が、撮影開始位置及び撮影終了位置が、直前の動画ファイルの撮影終了位置及び撮影開始位置と近似するか否かを判断する。すなわち、例えば、撮影者が図4のルートβを移動しながら撮影した動画ファイル(以下、「動画ファイルβ」と記述する)を保存する場合には、動画ファイルβの撮影開始位置及び撮影終了位置が、その直前に撮影された動画ファイル(例えば、ルートαを移動しながら撮影した動画ファイル(以下、「動画ファイルα」と記述する))の撮影終了位置及び撮影開始位置と近似するか否かを判断する。ステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS22に移行する。一方、ステップS20の判断が否定された場合には、ステップS30に移行する。
ステップS22に移行すると、関連付け・保存部22が、メッセージ画面2を生成し、撮影装置10に対して送信する。この場合、撮影装置10の表示部15には、受信したメッセージ画面2が表示される。ここで、メッセージ画面2は、一例として、図8(b)に示すように「保存する動画ファイルに関連する動画ファイルが見つかりました。2つの動画ファイルを関連付けますか?」というメッセージと「はい」、「いいえ」を選択するためのボタンを有している。撮影者は、関連付けをしたほうが良いと考えた場合には、「はい」ボタンを押し、関連付けが不要と考えた場合には、「いいえ」ボタンを押す。
次いで、ステップS24では、関連付け・保存部22が、撮影装置10から入力があるまで、すなわち、「はい」又は「いいえ」ボタンが押されるまで待機する。そして、いずれかのボタンが撮影者によって押され、撮影装置10の通信部18から押されたボタンの情報が送信されてきた段階で、ステップS26に移行する。
ステップS26に移行すると、関連付け・保存部22は、撮影装置10からの入力が肯定的であったか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS30に移行するが、肯定された場合には、ステップS28に移行する。
ステップS26の判断が肯定されてステップS28に移行すると、関連付け・保存部22は、動画ファイルDB26のファイルに対応するレコード(行)と直前のファイルに対応するレコード(行)の「関連する動画ファイル」のフィールドへの書き込みを行う。具体的には、関連付け・保存部22は、保存しようとしている動画ファイルの「関連する動画ファイル」のフィールドにその直前の動画ファイルのファイル名を書き込み、直前の動画ファイルの「関連する動画ファイル」のフィールドに保存しようとしている動画ファイルのファイル名を書き込む。図4の例であれば、動画ファイルβの「関連する動画ファイル」のフィールドにその直前の動画ファイルαのファイル名を書き込み、動画ファイルαの「関連する動画ファイル」のフィールドに動画ファイルβのファイル名を書き込む。その後はステップS30に移行する。
ステップS20の判断が否定された場合(関連する動画ファイルがなかった場合)、ステップS26の判断が否定された場合(メッセージ画面2において「いいえ」ボタンが押された場合)、又はステップS28の処理を行われた場合(関連する動画ファイルの情報が動画ファイルDB26に書きこまれた場合)には、ステップS30に移行する。ステップS30では、関連付け・保存部22が、メッセージ画面3を生成し、撮影装置10に対して送信する。なお、この場合には、撮影装置10の表示部15に、受信したメッセージ画面3が表示される。ここで、メッセージ画面3は、一例として、図8(c)に示すように「動画ファイルを保存しました」というメッセージと、「OK」ボタンと、を有している。
以上のようにして、関連付け・保存部22の処理が終了すると、動画ファイルDB26の1つのレコード(行)に対する書き込み(及び直前のレコードの「関連する動画ファイル」のフィールドへの書き込み)が完了する。その後は、撮影装置10から動画ファイルの保存要求が出される度に、図7の処理が繰り返し行われ、動画ファイルDB26が更新されることになる。
(B)画面生成部24の処理について
図9には、画面生成部24の処理のフローチャートが示されている。以下、図9に沿って、画面生成部24の処理について説明する。
図9の処理では、まず、ステップS40において、画面生成部24が、動画ファイル一覧の表示要求を受け付けるまで待機する。この場合、コンサルタント端末30において点検者が動画ファイル一覧の表示要求を出した段階で、ステップS42に移行する。
ステップS42に移行すると、画面生成部24が、動画ファイル一覧の画面を生成し、コンサルタント端末30に対して送信する。ここで、動画ファイル一覧の画面は、図10(a)に示すような画面であるものとする。ステップS42が行われた後には、コンサルタント端末30では、制御部32が表示部34上に動画ファイル一覧の画面を表示する。
次いで、ステップS44では、画面生成部24が、動画ファイルの再生指示を受け付けるまで待機する。この場合、コンサルタント端末30上において、点検者が動画ファイル一覧の中から1つの動画ファイルを選択した段階で、ステップS46に移行する。
ステップS46に移行すると、画面生成部24は、動画ファイルDB26を参照して、点検者によって選択された動画ファイルに関連するファイルが存在するか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS56に移行するが、判断が肯定された場合には、ステップS48に移行する。
ステップS46の判断が肯定され、ステップS48に移行すると、画面生成部24は、メッセージ画面4を生成し、コンサルタント端末30に対して送信する。ここで、メッセージ画面4は、図10(b)に示すように、「再生しようとしている動画ファイルには、関連する動画ファイルがあります。合成して再生しますか?」というメッセージと、「はい」、「いいえ」ボタンとを有している。
次いで、ステップS50では、画面生成部24が、コンサルタント端末30側において入力があるまで待機する。この場合、コンサルタント端末30上において点検者が「はい」又は「いいえ」ボタンを押した段階で、画面生成部24は、ステップS52に移行する。
ステップS52に移行すると、画面生成部24は、指示が肯定的か否か(「はい」ボタンが押されたか否か)を判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS56に移行するが、肯定された場合には、ステップS54に移行する。
ステップS52の判断が肯定され、ステップS54に移行すると、画面生成部24は、再生指示を受け付けた動画ファイルと、関連する動画ファイル(ただし、逆回転・鏡像反転し、再生時間を揃えたファイル)を含めた動画ファイル再生画面を生成する。以下、このステップS54の処理について詳細に説明する。なお、以下の説明では、点検者が、図4のルートαを撮影者が移動しながら撮影した動画ファイルα(関連する動画ファイルとして動画ファイルβがある)を選択したものとする。
前述のように、撮影者がルートαに沿って移動している間は、図6(a)に示すように、支柱A→支柱B→支柱C→支柱D→支柱Eの順に撮影視野内に入ってくる。一方、撮影者がルートβに沿って移動している間は、図6(b)に示すように、支柱E→支柱D→支柱C→支柱B→支柱Aの順に撮影視野内に入ってくる。このため、両ルートに沿って移動して撮影した動画ファイルα、βを同時に再生すると、図12のように画面上に表示される支柱の順序が逆になる。
したがって、本実施形態では、画面生成部24は、動画ファイルαはそのままに、関連する動画ファイル(動画ファイルβ)に対して(a)逆回転、(b)鏡像反転、(c)再生時間揃え(タイムストレッチ)の加工を施す。
(a)逆回転加工
画面生成部24は、動画ファイルβを逆回転することで、図13に示すように、動画ファイルαと動画ファイルβにおいて表示される支柱の順を同一にすることができる。ただし、この段階では、動画ファイルαでは、支柱が左から右に移動しているように見えるが、動画ファイルβでは、支柱が右から左に移動しているように見える。
(b)鏡像反転加工
次いで、画面生成部24は、逆回転加工した動画ファイルβを更に鏡像反転加工する。これにより、図14に示すように、動画ファイルαと動画ファイルβにおいて表示される支柱の順を同一にすることができるとともに、支柱の移動方向を同一にすることができる。
(c)再生時間揃え(タイムストレッチ)
なお、動画ファイルαの撮影を行っているときの移動速度と、動画ファイルβの撮影を行っているときの移動速度とが異なると、図14のようには表示がシンクロしなくなる(上下の支柱の位置がずれてしまう)可能性がある。そこで、画面生成部24は、動画ファイルαと動画ファイルβの再生速度を調整する。具体的には、画面生成部24は、図15に示すように、最初の支柱Aが撮影視野内にフレームインした時刻(フレームイン時刻)から最後の支柱Eが撮影視野内からフレームアウトした時刻(フレームアウト時刻)をそれぞれの動画ファイルを画像処理して取得する。そして、画面生成部24は、動画ファイルαのフレームアウト時刻とフレームイン時刻との差を算出し、支柱が映っている時間(第1の時間)T1とする。また、画面生成部24は、動画ファイルβのフレームアウト時刻とフレームイン時刻との差を算出し、支柱が映っている時間(第2の時間)T2とする。更に、画面生成部24は、動画ファイルαにおいて支柱が映っている時間T1を動画ファイルβにおいて支柱が映っている時間T2で除した値(T1/T2)を、再生倍率として取得する。このようにして取得した再生倍率で動画ファイルβを再生することで、動画ファイルαと動画ファイルβとを略シンクロさせることが可能となる。
そして、画面生成部24は、以上のように加工した動画ファイルβと動画ファイルαとを一画面に含めた動画ファイル再生画面(図11(b))を生成する。なお、図11(b)の動画ファイル再生画面には、動画の再生ボタン、逆再生ボタン、停止ボタン、一時停止ボタン、早送りボタン、巻き戻しボタンが設けられている。
図9に戻り、ステップS56に移行した場合(動画ファイルを関連付けしない場合)には、画面生成部24は、再生指示された動画ファイルのみを表示する動画ファイル再生画面(図11(a))を生成する。なお、図11(a)の動画ファイル再生画面においても、動画の再生ボタン、逆再生ボタン、停止ボタン、一時停止ボタン、早送りボタン、巻き戻しボタンが設けられている。
ステップS58では、画面生成部24が、動画ファイル再生画面(図11(b)又は図11(a))をコンサルタント端末30に送信する。そして、コンサルタント端末30では、制御部32が表示部34上に動画ファイル再生画面を表示する。
以上のようにして、図9の画面生成部24の処理が終了する。なお、図9の処理により表示される動画ファイル再生画面が、図11(b)のような画面である場合、ルートαに沿って移動しながら撮影された複数の支柱を、ルートβに沿って移動しながら撮影された複数の支柱と対応させた状態で表示することができる。これにより、点検者は、同一の支柱を2つの方向から撮影した画像を同時に確認することができるので、各支柱の点検効率を向上させることができるようになる。
なお、図11(b)のような動画ファイル再生画面を表示する場合、音声は、加工されていない側の動画ファイルαの音声を再生するようにすればよい。ただし、これに限らず、いずれの動画ファイルの音声を再生するかを、点検者に選択させるようにしてもよい。また、本実施形態では、関連する動画ファイルβを加工する場合について説明したが、これに限らず、動画ファイルαを加工するようにしてもよい。また、いずれの動画ファイルを加工するかを、点検者に選択させるようにしてもよい。また、(a)逆回転、(b)鏡像反転、(c)再生時間揃え(タイムストレッチ)の加工の一部を一方の動画ファイルに対して行い、その他の加工を他方の動画ファイルに対して行うようにしてもよい。
なお、これまでの説明からわかるように、本実施形態の関連付け・保存部22により、第1取得部、第2取得部、第1情報取得部、第2情報取得部、及び判定部としての機能が実現されている。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、関連付け・保存部22が、X軸方向に沿って複数配置された支柱をX軸方向一側から他側に移動しつつY軸方向一側から撮影した動画ファイルを取得するとともに、X軸方向他側から一側に移動しつつ複数の支柱をY軸方向他側から撮影した動画ファイルを取得し、画面生成部24が、2つの動画ファイルのうちの一方を通常再生し、これと同時に2つの動画ファイルのうちの他方を鏡像反転した動画ファイルを逆再生するための動画ファイル再生画面(図11(b))を生成する。この場合、動画ファイル再生画面上では、複数の支柱の表示順序を同一とし、かつ各支柱の画面内移動方向を同一とすることができる。これにより、点検者は、同一の支柱を2つの方向から撮影した画像を同時に確認することができるので、点検者による各支柱の点検効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、画面生成部24は、関連する2つの動画のうちの一方の動画ファイルにおける支柱の撮影時間(より詳細には支柱が映っている時間)と他方の動画ファイルにおける支柱の撮影時間(より詳細には支柱が映っている時間)とに基づいて、いずれかの動画ファイルの再生速度を変更する。これにより、たとえ関連する2つの動画ファイルの撮影する際の移動速度が異なっていても、2つの動画ファイルを略シンクロさせて表示することが可能となる。これにより、各支柱の点検効率を向上することができる。
また、本実施形態では、関連付け・保存部22は、一方の動画ファイルの撮影開始位置及び撮影終了位置が、他方の動画ファイルの撮影終了位置及び撮影開始位置と近似する場合に、両動画ファイルが関連すると判断する。これにより、図4のような(上述したマニュアルに基づいた)撮影方法で撮影された2つの動画ファイルを適切に関連付けすることが可能となる。
なお、上記実施形態では、動画ファイルに対し関連付けを行う場合に、関連付け・保存部22は、撮影者の許可を得た後に(図8(b)のメッセージ画面2参照)、動画ファイルの関連付けを行う場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、関連付け・保存部22は、関連する動画ファイルを自動的に関連付けることとしてもよい。この場合、図7のステップS22〜S24の処理・判断を省略することとすればよい。また、再生しようとしている動画ファイルに関連する動画ファイルが存在する場合に、画面生成部24は、撮影者の許可を得た後に(図10(b)のメッセージ画面4参照)、図11(b)の動画ファイル再生画面を生成する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、画面生成部24は、再生しようとしている動画ファイルに関連する動画ファイルが存在する場合に、自動的に図11(b)の動画ファイル再生画面を生成するようにしてもよい。この場合、図9のステップS48〜S52の処理・判断を省略することとすればよい。
また、上記実施形態では、関連する動画ファイルに対して(a)逆回転、(b)鏡像反転、(c)再生時間揃え(タイムストレッチ)の加工を施す場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、関連する動画ファイルに対して、少なくとも(a)逆回転の加工を施すこととすればよい。なお、関連する動画ファイルを逆回転するのみでも、図13に示すように、画面に表示される順は同一となるので、図12のような表示を行う場合よりは、簡易に複数の支柱の点検を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、再生しようとしている動画ファイルに関連する動画ファイルがあるか否かを、撮影開始位置と撮影終了位置とに基づいて判断することとしたが、これに限られるものではない。例えば、撮影時刻や撮影時間などに基づいて再生しようとしている動画ファイルに関連する動画ファイルがあるか否かを判断することとしてもよい。例えば、関連付け・保存部22は、再生しようとしている動画ファイルの撮影終了時刻と別の動画ファイルの撮影開始時刻が近似していて、かつ両動画ファイルの撮影時間が近似している場合に、両動画ファイルが関連すると判断してもよい。
なお、上記実施形態では、点検対象の構造物が、橋梁の支柱である場合について説明したが、これに限られるものではない。構造物としては、一方向(一方向は直線方向でもよいし、曲線的に曲がりくねった方向であってもよい)に沿って配置された複数の構造物、例えば、橋梁の橋脚や高欄の柵、煙突やガスタンクなどの工場設備、研究棟や団地などの建物、など種々の構造物を採用することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得する第1取得工程と、
前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得する第2取得工程と、
前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する生成工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする構造物点検支援方法。
(付記2) 前記生成工程では、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのいずれかを鏡像反転することを特徴とする付記1に記載の構造物点検支援方法。
(付記3) 前記生成工程では、前記第1の動画ファイルの前記構造物の撮影時間と前記第2の動画ファイルの前記構造物の撮影時間とに基づいて、前記画面における、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする付記1又は2に記載の構造物点検支援方法。
(付記4) 前記生成工程では、前記第1の動画ファイルで1つ目の構造物が撮影されてから構造物が撮影されなくなるまでの間の第1の時間と、前記第2の動画ファイルで1つ目の構造物が撮影されてから構造物が撮影されなくなるまでの間の第2の時間と、に基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする付記3に記載の構造物点検支援方法。
(付記5) 前記第1の動画ファイルの撮影情報を取得する第1情報取得工程と、
前記第2の動画ファイルの撮影情報を取得する第2情報取得工程と、
前記第1の動画ファイルの撮影情報と前記第2の動画ファイルの撮影情報とに基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとが関連するか否かを判定する判定工程と、を前記コンピュータが実行し、
前記生成工程では、前記判定の結果、前記第1、第2の動画ファイルが関連する場合に、前記画面を生成することを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の構造物点検支援方法。
(付記6) 前記第1の動画ファイルの撮影情報は、前記第1の動画ファイルの撮影開始位置の情報及び撮影終了位置の情報の少なくとも一方を含み、前記第2の動画ファイルの撮影情報は、前記第2の動画ファイルの撮影開始位置の情報及び撮影終了位置の情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする付記5に記載の構造物点検支援方法。
(付記7) 点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得し、
前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得し、
前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする構造物点検支援プログラム。
(付記8) 前記生成する処理では、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのいずれかを鏡像反転することを特徴とする付記7に記載の構造物点検支援プログラム。
(付記9) 前記生成する処理では、前記第1の動画ファイルの前記構造物の撮影時間と前記第2の動画ファイルの前記構造物の撮影時間とに基づいて、前記画面における、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする付記7又は8に記載の構造物点検支援プログラム。
(付記10) 前記生成する処理では、前記第1の動画ファイルで1つ目の構造物が撮影されてから構造物が撮影されなくなるまでの間の第1の時間と、前記第2の動画ファイルで1つ目の構造物が撮影されてから構造物が撮影されなくなるまでの間の第2の時間と、に基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする付記9に記載の構造物点検支援方法。
(付記11) 前記第1の動画ファイルの撮影情報を取得し、
前記第2の動画ファイルの撮影情報を取得し、
前記第1の動画ファイルの撮影情報と前記第2の動画ファイルの撮影情報とに基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとが関連するか否かを判定する、処理を前記コンピュータが実行し、
前記生成する処理では、前記判定の結果、前記第1、第2の動画ファイルが関連する場合に、前記画面を生成することを特徴とする付記7〜10のいずれかに記載の構造物点検支援プログラム。
(付記12) 前記第1の動画ファイルの撮影情報は、前記第1の動画ファイルの撮影開始位置の情報及び撮影終了位置の情報の少なくとも一方を含み、前記第2の動画ファイルの撮影情報は、前記第2の動画ファイルの撮影開始位置の情報及び撮影終了位置の情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする付記11に記載の構造物点検支援プログラム。
(付記13) 点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得する第1取得部と、
前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得する第2取得部と、
前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する生成部と、を備える構造物点検支援装置。
(付記14) 前記生成部は、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのいずれかを鏡像反転することを特徴とする付記13に記載の構造物点検支援装置。
(付記15) 前記生成部は、前記第1の動画ファイルの前記構造物の撮影時間と前記第2の動画ファイルの前記構造物の撮影時間とに基づいて、前記画面における、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする付記13又は14に記載の構造物点検支援装置。
(付記16) 前記生成部は、前記第1の動画ファイルで1つ目の構造物が撮影されてから構造物が撮影されなくなるまでの間の第1の時間と、前記第2の動画ファイルで1つ目の構造物が撮影されてから構造物が撮影されなくなるまでの間の第2の時間と、に基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする付記15に記載の構造物点検支援装置。
(付記17) 前記第1の動画ファイルの撮影情報を取得する第1情報取得部と、
前記第2の動画ファイルの撮影情報を取得する第2情報取得部と、
前記第1の動画ファイルの撮影情報と前記第2の動画ファイルの撮影情報とに基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとが関連するか否かを判定する判定部と、を前記コンピュータが実行し、
前記生成部では、前記判定の結果、前記第1、第2の動画ファイルが関連する場合に、前記画面を生成することを特徴とする付記13〜16のいずれかに記載の構造物点検支援装置。
(付記18) 前記第1の動画ファイルの撮影情報は、前記第1の動画ファイルの撮影開始位置の情報及び撮影終了位置の情報の少なくとも一方を含み、前記第2の動画ファイルの撮影情報は、前記第2の動画ファイルの撮影開始位置の情報及び撮影終了位置の情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする付記17に記載の構造物点検支援装置。
20 サーバ(構造物点検支援装置)
22 関連付け・保存部(第1取得部、第2取得部、第1情報取得部、第2情報取得部、判定部)
24 画面生成部(生成部)

Claims (6)

  1. 点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得する第1取得工程と、
    前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得する第2取得工程と、
    前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する生成工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする構造物点検支援方法。
  2. 前記生成工程では、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのいずれかを鏡像反転することを特徴とする請求項1に記載の構造物点検支援方法。
  3. 前記生成工程では、前記第1の動画ファイルの前記構造物の撮影時間と前記第2の動画ファイルの前記構造物の撮影時間とに基づいて、前記画面における、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルの少なくとも一方の再生速度を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物点検支援方法。
  4. 前記第1の動画ファイルの撮影情報を取得する第1情報取得工程と、
    前記第2の動画ファイルの撮影情報を取得する第2情報取得工程と、
    前記第1の動画ファイルの撮影情報と前記第2の動画ファイルの撮影情報とに基づいて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとが関連するか否かを判定する判定工程と、を前記コンピュータが実行し、
    前記生成工程では、前記判定の結果、前記第1、第2の動画ファイルが関連する場合に、前記画面を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の構造物点検支援方法。
  5. 点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得し、
    前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得し、
    前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする構造物点検支援プログラム。
  6. 点検対象の構造物が第1方向に沿って複数配置されている場合に、前記第1方向一側から他側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第1方向に交差する第2方向一側から撮影した第1の動画ファイルを取得する第1取得部と、
    前記第1方向他側から一側に移動しつつ前記複数の構造物を前記第2方向他側から撮影した第2の動画ファイルを取得する第2取得部と、
    前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの一方を順方向に再生し、これと同時に前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルのうちの他方を逆方向に再生するための画面を生成する生成部と、を備える構造物点検支援装置。
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