JP2013164498A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化を確保した上で表示領域の拡大による使い勝手の向上を図る。
【解決手段】 筐体のディスプレイ配置部に配置され少なくとも一端部が平面部に対して屈曲又は傾斜された折曲部として形成されるディスプレイと、折曲部から出力される画像を、平面部から出力される画像を表示する表示面に導く導光体とを設けた。
これにより画像の表示領域が拡大されるため、小型化を確保した上で表示領域の拡大による使い勝手の向上を図ることができる。
【選択図】 図4

Description

本技術は表示装置についての技術分野に関する。詳しくは、ディスプレイの一端部を折曲部として設け折曲部から出射された光を平面状の表示面に導光体によって導いて小型化を確保した上で表示面の拡大による使い勝手の向上を図る技術分野に関する。
有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示部を有し、表示部に所望の画像を表示する表示装置、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピューター、携帯電話、テレビジョン等がある。
このような表示装置にあっては、全体の小型化を確保した上で表示領域の拡大による大画面化が望まれている。
表示装置にあっては、筐体に設けられたディスプレイ配置部に表示部(ディスプレイ)が配置され、表示部の外周側には筐体の一部であるフレーム部が存在する。従って、フレーム部には画像を表示することができないため、表示装置における表示領域は表示部が配置された領域に限定される。
このような表示領域の限定は上記した表示領域の拡大に支障を来す他、表示装置の使用態様を狭める場合がある。特に、二つの筐体が連結されて構成された表示装置においては、二つの筐体にそれぞれ配置された表示部の間にフレーム部が存在し、二つの表示部がフレーム部を挟んだ反対側に位置されるため表示領域が分断されてしまう。
表示領域が分断されると、例えば、各表示領域に表示される画像が関連性の高い場合や各表示領域に跨って地図等の同種の画像が表示される場合に違和感を生じ、使い勝手の低減を来たしてしまう。
そこで、従来の表示装置には、表示部の全体に重ねて光軸方向が斜め方向にされた光ファイバープレートを配置し、見かけの表示領域をシフトして複数の表示領域を隣接させることにより表示領域の分断が生じないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−37194号公報
ところが、特許文献1に記載された表示装置にあっては、表示部の発光面(表面)から出射される光を同じ方向へ導いて表示領域をシフトさせているため、表示領域の拡大を図ることはできない。
また、表示部の全体に重ねて光ファイバープレートが配置されているため、その分、表示装置の厚みが厚くなってしまい、表示装置の薄型化及び小型化を阻害してしまう。
そこで、本技術表示装置は、上記した問題点を克服し、小型化を確保した上で表示領域の拡大による使い勝手の向上を図ることを課題とする。
第1に、表示装置は、上記した課題を解決するために、筐体のディスプレイ配置部に配置され少なくとも一端部が平面部に対して屈曲又は傾斜された折曲部として形成されるディスプレイと、前記折曲部から出力される画像を、前記平面部から出力される画像を表示する表示面に導く導光体とを備えたものである。
従って、表示装置にあっては、導光体によって折曲部から出射された光が平面部から出力される画像を表示する表示面に導かれる。
第2に、前記導光体は、前記折曲部から出射される光を、前記平面部から出射される光が前記表示面において出射される方向と同じ方向に前記表示面から出射されるように導くことが望ましい。
折曲部から出射される光を、平面部から出射される光が表示面において出射される方向と同じ方向に表示面から出射されるように導くことにより、折曲部から出射される光が表示面から出射されるように導かれる。
第3に、上記した表示装置においては、前記筐体が二つ設けられ前記二つの筐体が回動可能に連結され、前記各筐体にそれぞれ前記ディスプレイが配置され、前記各筐体の連結された側の各端部にそれぞれ前記折曲部と前記導光体が位置されることが望ましい。
筐体が二つ設けられ二つの筐体が回動可能に連結され、各筐体にそれぞれディスプレイが配置され、各筐体の連結された側の各端部にそれぞれ折曲部と導光体が位置されることにより、表示領域が分断されず表示領域が一つの画面として認識される。
第4に、上記した表示装置においては、前記導光体は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされることが望ましい。
導光体は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされることにより、光の屈折率の相違により折曲部から出射された光が表示面に導かれる。
第5に、上記した表示装置においては、前記導光体の屈折率が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされることが望ましい。
導光体の屈折率が折曲部と表示面の距離が離隔するに従って大きくされることにより、折曲部から出射され表示面から外部へ向けて出射される光の出射方向が揃えられる。
第6に、上記した表示装置においては、前記折曲部の各画素間の各ピッチの少なくとも一つを異ならせて前記各画素から出射された各光の前記表示面に導かれる位置が等間隔になるようにすることが望ましい。
折曲部の各画素間の各ピッチの少なくとも一つを異ならせて各画素から出射された各光の表示面に導かれる位置が等間隔になるようにすることにより、表示面に擬似的に表示される画像の歪みの発生が防止される。
第7に、上記した表示装置においては、前記折曲部の各画素から出射される光の輝度が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされることが望ましい。
折曲部の各画素から出射される光の輝度が折曲部と表示面の距離が離隔するに従って大きくされることにより、折曲部の各画素から出射された各光の表示面における発光輝度が均一化される。
本技術表示装置は、筐体のディスプレイ配置部に配置され少なくとも一端部が平面部に対して屈曲又は傾斜された折曲部として形成されるディスプレイと、前記折曲部から出力される画像を、前記平面部から出力される画像を表示する表示面に導く導光体とを備えている。
従って、ディスプレイの全体に重ねて光ファイバープレートのような導光体を配置することなく画像の表示領域が拡大されるため、小型化を確保した上で表示領域の拡大による使い勝手の向上を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記導光体は、前記折曲部から出射される光を、前記平面部から出射される光が前記表示面において出射される方向と同じ方向に前記表示面から出射されるように導くようにされている。
従って、折曲部から出射される光が表示面から出射されるように導かれるため、表示面に表示される画像の視認性の向上を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記筐体が二つ設けられ前記二つの筐体が回動可能に連結され、前記各筐体にそれぞれ前記ディスプレイが配置され、前記各筐体の連結された側の各端部にそれぞれ前記折曲部と前記導光体が位置されている。
従って、表示領域が分断されず表示領域が一つの画面として認識されるため、表示領域に表示される画像が関連性の高い場合や表示領域に跨って同種の画像が表示される場合に違和感を生じることがなく、表示装置の使い勝手の向上及び視認性の向上を図ることができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記導光体は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされている。
従って、簡易な構成によって折曲部から出射された光を表示面に導くことができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記導光体の屈折率が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされている。
従って、折曲部から出射された光を表示面に確実に導くことができると共に表示面から外部へ向けて出射される光の出射方向を揃えることができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記折曲部の各画素間の各ピッチの少なくとも一つを異ならせて前記各画素から出射された各光の前記表示面に導かれる位置が等間隔になるようにしている。
従って、表示面に擬似的に表示される画像の歪みの発生を防止することができ、表示される画像の視認性の向上を図ることができる。
請求項7に記載した技術にあっては、前記折曲部の各画素から出射される光の輝度が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされている。
従って、折曲部の各画素から出射された各光の表示面における発光輝度を均一化することが可能になり、表示領域の全体における輝度の均一化を図ることができる。
以下に、本技術を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術表示装置をタブレット端末に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はタブレット端末に限られることはない。本技術は、例えば、パーソナルコンピューター、携帯電話、テレビジョン、ディスプレイ装置等の表示部を有する各種の表示装置に広く適用することができる。
以下に示す表示装置は二つの本体ケースが回動可能(開閉可能)に連結されており、以下の説明にあっては、二つの本体ケースが開放された状態において表示面が向く方向を前方として前後上下左右の方向を示すものとする。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[表示装置の構成]
表示装置1は第1の本体ケース2と第2の本体ケース3が回動可能(開閉可能)に連結されて成る(図1乃至図3参照)。第1の本体ケース2と第2の本体ケース3は同じ大きさ及び形状の扁平な略長方形状に形成され、ヒンジ部4、4を介して連結されている。ヒンジ部4、4は第1の本体ケース2と第2の本体ケース3の長手方向に離隔した部分に設けられている。
表示装置1は、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3が最も開放された開放状態(図1参照)、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3が閉塞された閉塞状態(図2参照)及び第1の本体ケース2と第2の本体ケース3が開放状態の手前の状態で開放された中間状態(図3参照)の何れかの状態に設定される。
第1の本体ケース2は筐体5と筐体5の前面側に配置されたディスプレイ6とを有している。
筐体5の側面には操作部7、7、接続部8、8及び入出力部9、9が配置されている(図1乃至図3参照)。操作部7、7としては、例えば、電源釦と音量調整摘子が設けられ、接続部8、8としては、例えば、DC(Direct Current)ジャック及びUSB(Universal Serial Bus)コネクターが設けられ、入出力部9、9としては、例えば、マイクロフォンとスピーカーが設けられている。
筐体5のディスプレイ6が配置された部分はディスプレイ配置部5aとして設けられている(図4参照)。尚、図にはディスプレイ6の各画素を複数の小さい四角で概念的に示している。筐体5のヒンジ部4、4側の端部には、開放状態において第2の本体ケース3に隣接する一端側フレーム部5bが設けられている。一端側フレーム部5bは前面が第1の本体ケース2の前面より後方に位置されている。
ディスプレイ6は、例えば、有機ELディスプレイであり、屈曲可能とされ、前後方向を向く平面部10と平面部10に対して屈曲された折曲部11とから成る。折曲部11は筐体5のヒンジ部4、4側の端部に位置され、平面部10から離隔するに従って第1の本体ケース2の後面に近付く方向へ屈曲され曲面状に形成されている。ディスプレイ6には配線12が接続され、配線12は第1の本体ケース2の内部に配置された図示しない駆動回路に接続されている。
ディスプレイ6にあっては、平面部10の前面が画像の表示時に発光する発光面10aとして形成され、折曲部11の前面が画像の表示時に発光する発光面11aとして形成されている。
筐体5の前面側にはディスプレイ6の平面部10を保護する保護カバー13が配置されている。
第1の本体ケース2のヒンジ部4、4側の端部には導光体14が配置されている。導光体14としては、例えば、光が単一のモードで伝送されるシングルモード光ファイバーが用いられている。導光体14は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされている。
導光体14は各一部が筐体5の一端側フレーム部5bの前面と保護カバー13の側面とに密着され、折曲部11の発光面11aに対向して位置された入射面14aと折曲部11から出射された光によって画像が表示される表示面14bとを有している。表示面14bは導光体14の前面であり、保護カバー13の前面と同一平面上に位置されている。
導光体14においては、光の屈折率が折曲部11と表示面14bの距離が離隔するに従って大きくされている。従って、折曲部11の各画素から出射され入射面14aから入射された光は平面部10から離隔するに従って大きく屈折され、導光体14によって表示面14bに導かれる。表示面14bには折曲部11の各画素から出射された光が略垂直な向きで入射するように導かれ、表示面14bが折曲部11から出力された画像の擬似的な表示領域とされる。
第2の本体ケース3は筐体15と筐体15の前面側に配置されたディスプレイ16とを有している。
筐体15には図示しない音声出力用ジャック(イヤホンジャック)や撮像部(カメラ部)が配置されている。
筐体15のディスプレイ16が配置された部分はディスプレイ配置部15aとして設けられている。尚、図にはディスプレイ16の各画素を複数の小さい四角で概念的に示している。筐体15のヒンジ部4、4側の端部には、開放状態において第1の本体ケース2に隣接する一端側フレーム部15bが設けられている。一端側フレーム部15bは前面が第2の本体ケース3の前面より後方に位置されている。
ディスプレイ16は、例えば、有機ELディスプレイであり、屈曲可能とされ、前後方向を向く平面部17と平面部17に対して屈曲された折曲部18とから成る。折曲部18は筐体15のヒンジ部4、4側の端部に位置され、平面部17から離隔するに従って第2の本体ケース3の後面に近付く方向へ屈曲され曲面状に形成されている。ディスプレイ16には配線19が接続され、配線19は第2の本体ケース3の内部に配置された図示しない駆動回路に接続されている。
ディスプレイ16にあっては、平面部17の前面が画像の表示時に発光する発光面17aとして形成され、折曲部18の前面が画像の表示時に発光する発光面18aとして形成されている。
筐体15の前面側にはディスプレイ16の平面部17を保護する保護カバー20が配置されている。
第2の本体ケース3のヒンジ部4、4側の端部には導光体21が配置されている。導光体21としては、例えば、シングルモード光ファイバーが用いられている。導光体21は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされている。
導光体21は各一部が筐体15の一端側フレーム部15bの前面と保護カバー20の側面とに密着され、折曲部18の発光面18aに対向して位置された入射面21aと折曲部18から出射された光によって画像が表示される表示面21bとを有している。表示面21bは導光体21の前面であり、保護カバー20の前面と同一平面上に位置されている。
導光体21においては、光の屈折率が折曲部18と表示面21bの距離が離隔するに従って大きくされている。従って、折曲部18の各画素から出射され入射面21aから入射された光は平面部17から離隔するに従って大きく屈折され、導光体21によって表示面21bに導かれる。表示面21bには折曲部18の各画素から出射された光が略垂直な向きで入射されるように導かれ、表示面21bが折曲部18から出力された画像の擬似的な表示領域とされる。
尚、上記には、ディスプレイ6及びディスプレイ16として有機ELディスプレイが用いられた例を示したが、ディスプレイとしては、屈曲可能であれば他のデバイスを用いることが可能であり、ディスプレイとしては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、電子ペーパー等を用いることも可能である。
また、上記には、導光体14及び導光体21としてシングルモード光ファイバーが用いられた例を示したが、導光体としては、ディスプレイの屈曲された部分から出射される光を平面状の表示領域に導く機能を有していれば他のデバイスを用いることが可能である。導光体としては、例えば、透明な繊維状の結晶が平行に整列したホウ酸塩鉱物である曹灰硼石(ウレキサイト)や屈折率の異なる光ファイバーを束ねた集合体を使用することも可能である。
これらのシングルモード光ファイバー、曹灰硼石及び光ファイバーを束ねた集合体は何れも界面において光を反射させることにより光を擬似的な表示領域に導くものである。
このように部位に応じて光の屈折率が異なる導光体を用いることにより、光の屈折率の相違により光が表示面14b、21bに導かれるため、簡易な構成によって折曲部11、18から出射された光を表示面14b、21bに導くことができる。
また、導光体の屈折率が折曲部11、18と表示面14b、21bの距離が離隔するに従って大きくされることにより、折曲部11、18から出射された光を表示面14b、21bに確実に導くことができると共に表示面14b、21bから外部へ向けて出射される光の出射方向を揃えることができる。
尚、導光体として、例えば、複数の反射板と複数の透明板を画素に応じた位置に交互に積層して形成した積層板を使用し、光を反射板によって反射すると共に透明板を透過させて擬似的な表示領域に導くようにしてもよい。また、導光体として光の屈折率を部位によって変化させることにより光を擬似的な表示領域に導くものを用いることもできる。
[画像の視認]
上記のように構成された表示装置1においては、ディスプレイ6、16の平面部10、17の画像は保護カバー13、20を通して視認され、ディスプレイ6、16の折曲部11、18の画像は導光体14、21の表示面14b、21bに擬似的に写し出されて視認される。従って、表示装置1における表示領域22、23は、保護カバー13、20を通して視認される平面部10、17と導光体14、21の表示面14b、21bを合わせた領域とされる(図5参照)。
このように表示領域22、23は筐体5、15のヒンジ部4、4側の各一端部に配置された導光体14、21の表示面14b、21bを含む領域とされるため、表示装置1の開放状態において表示領域22、23が分断されず表示領域22、23が一つの画面として認識される。また、表示面14b、21bに擬似的に画像が表示されるため、使用者においては、ディスプレイ6、16がヒンジ部4、4側の一端まで配置されているように認識される。
[変形例]
以下に、表示装置1における各変形例について説明する。
第1の変形例は、折曲部11、18における各画素間の各ピッチを調整し、各画素から出射された各光の表示面14b、21bに導かれる位置が等間隔になるようにした例である。
このような調整を行うことにより、折曲部11、18の各画素から出射された各光の表示面14b、21bに導かれる位置が等間隔になるため、表示面14b、21bに擬似的に表示される画像の歪みの発生を防止することができ、表示される画像の視認性の向上を図ることができる。
第2の変形例は、折曲部11、18における各画素から出射される光の輝度を折曲部11、18と表示面14b、21bの距離が離隔するに従って大きくした例である。従って、折曲部11、18における各画素について、平面部10、17から離隔するに従って輝度が大きくされている。
このように各画素における輝度を変化させることにより、折曲部11、18の各画素から出射された各光の表示面14b、21bにおける発光輝度を均一化することが可能になり、表示領域22、23の全体における輝度の均一化を図ることができる。
第3の変形例は、折曲部11、18における赤緑青(RGB)の各画素の位置を調整して配置した例である(図6参照)。
赤緑青(RGB)の各画素から出射される光については、赤色の画素から出射される光、緑色の画素から出射される光、青色の画素から出射される光の順に屈折の程度が大きくなり易いと言う特性を有している。そこで、折曲部11、18において、予め赤緑青の各画素をずらした状態で配置している。尚、図6において、縦線を付した画素Rは赤色の画素を示し、梨子地を付した画素Gは緑色の画素を示し、斜線を付した画素Bは青色の画素を示している。
このように赤緑青の各画素の位置を調整して配置することにより、表示面14b、21bにおける色ズレの発生を抑制することができ、表示される画像の視認性の向上を図ることができる。
[他の形態の例]
以下に、表示装置1における他の形態の例について説明する(図7乃至図9参照)。
第1の他の形態の例は、ディスプレイ6A、16Aが平面部10、17と平面部10、17に対して傾斜された折曲部11A、18Aとを有する構成にした例である(図7参照)。
このように平面部10、17に対して傾斜された折曲部11A、18Aが設けられている場合においても、導光体14、21等を用いることにより、折曲部11A、18Aによる画像を表示面14b、21bに擬似的に表示させることができる。
尚、この場合に、傾斜角度の異なる折曲部が連続して複数設けられたディスプレイを用いることも可能である。
第2の他の形態の例は、導光体14、21の表示面14b、21bに直交する面をサブ表示面14c、21cとして、サブ表示面14c、21cにも折曲部11、18から出射された光を導くようにした例である(図8参照)。
このようにサブ表示面14c、21cにも折曲部11、18から出射された光を導くことにより、閉塞状態においてサブ表示面14c、21cに擬似的に画像を表示することが可能になり、表示装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
第3の他の形態の例は、導光体14、21及び保護カバー13、20上にタッチパネル24、25を配置した例である(図9参照)。
このように導光体14、21及び保護カバー13、20上にタッチパネル24、25を配置することにより、表示領域22、23に対して各操作を行うことが可能になり、表示装置1の操作性の向上を図ることができる。
[まとめ]
以上に記載した通り、表示装置1にあっては、ディスプレイ6、16、6A、16Aの折曲部11、18、11A、18Aから出射された光を導光体14、21によって平面状の表示面14b、21bに導いて擬似的に画像を表示するようにしている。
従って、ディスプレイ6、16、6A、16Aの全体に重ねて光ファイバープレートのような導光体を配置することなく画像の表示領域が拡大されるため、小型化を確保した上で表示領域22、23の拡大による使い勝手の向上を図ることができる。
また、二つの筐体5、15が互いに回動可能に連結され、各筐体5、15の連結された側の各端部にそれぞれ導光体14、21が配置されている。
従って、表示領域22、23が分断されず表示領域22、23が一つの画面として認識されるため、表示領域22、23に表示される画像が関連性の高い場合や表示領域22、23に跨って同種の画像が表示される場合に違和感を生じることがなく、表示装置1の使い勝手の向上及び視認性の向上を図ることができる。
尚、上記した最良の形態において示した各例は、表示装置のみならず表示装置における制御方法や表示装置における制御プログラムについても適用することが可能である。
また、表示装置1においては、二つの表示領域22、23が独立して存在する構成にされているため、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3を各別に形成することが可能であり、設計の自由度が向上し第1の本体ケース2と第2の本体ケース3を様々な形状及び構造に形成することが可能である。
例えば、表示装置を2軸ヒンジ構造を有する構成にしたり、360°回動可能な構造を有する構成にすることも可能である。
また、上記には、ヒンジ部4、4側の端部に導光体14、21を配置して表示面14b、21bに光を導く例を示したが、この技術はヒンジ部4、4側の端部において適用するのみならず、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3の任意の端部においても適用することが可能である。
特に、図10に示すように、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3の全ての端部R、R、・・・(各斜線で示す部分)においてこの技術を適用することにより、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3の前面の全領域を表示領域として使用することが可能になり、フレーム部を有さないフレームレス構造を構成することが可能になる。
さらに、上記には、回動可能に連結された第1の本体ケース2と第2の本体ケース3が設けられた表示装置1、1Aを例として示したが、本技術の適用範囲は、回動されるタイプの表示装置1、1Aに限られることはなく、各筐体にそれぞれディスプレイが配置され、第1の本体ケースと第2の本体ケースが分離結合される各種のタイプの表示装置に適用することができる。
加えて、上記には、第1の本体ケース2と第2の本体ケース3が設けられた表示装置1、1Aを例として示したが、本技術は一つの本体ケースのみによって構成されている表示装置にも適用可能である。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)筐体のディスプレイ配置部に配置され少なくとも一端部が平面部に対して屈曲又は傾斜された折曲部として形成されるディスプレイと、前記折曲部から出力される画像を、前記平面部から出力される画像を表示する表示面に導く導光体とを備えた表示装置。
(2)前記導光体は、前記折曲部から出射される光を、前記平面部から出射される光が前記表示面において出射される方向と同じ方向に前記表示面から出射される前記(1)に記載の表示装置。
(3)前記筐体が二つ設けられ前記二つの筐体が回動可能に連結され、前記各筐体にそれぞれ前記ディスプレイが配置され、前記各筐体の連結された側の各端部にそれぞれ前記折曲部と前記導光体が位置された前記(1)又は前記(2)に記載の表示装置。
(4)前記導光体は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされた前記(1)から前記(3)の何れかに記載の表示装置。
(5)前記導光体の屈折率が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされた前記(4)に記載の表示装置。
(6)前記折曲部の各画素間の各ピッチの少なくとも一つを異ならせて前記各画素から出射された各光の前記表示面に導かれる位置が等間隔になるようにした前記(1)から前記(5)の何れかに記載の表示装置。
(7)前記折曲部の各画素から出射される光の輝度が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされた前記(1)から前記(6)の何れかに記載の表示装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図10と共に本技術の最良の形態を示すものであり、本図は、開放状態の表示装置を示す概略斜視図である。 閉塞状態の表示装置を示す概略斜視図である。 中間状態の表示装置を示す概略斜視図である。 ディスプレイの折曲部から出射された光の状態等を示す概念図である。 表示装置の概略正面図である。 折曲部における赤緑青(RGB)の各画素の位置を調整して配置した例を示す概念図である。 ディスプレイが平面部と平面部に対して傾斜された折曲部とを有する構成にされた例を示す概念図である。 導光体のサブ表示面に折曲部から出射された光が導かれる例を示す概念図である。 導光体及び保護カバー上にタッチパネルが配置された例を示す概念図である。 本技術を適用可能な第1の本体ケースと第2の本体ケースの領域を示す概念図である。
1…表示装置、5…筐体、5a…ディスプレイ配置部、6…ディスプレイ、10…平面部、11…折曲部、14…導光体、14a…入射面、14b…表示面、15…筐体、15a…ディスプレイ配置部、16…ディスプレイ、17…平面部、18…折曲部、21…導光体、21a…入射面、21b…表示面、6A…ディスプレイ、16A…ディスプレイ、11A…折曲部、18A…折曲部

Claims (7)

  1. 筐体のディスプレイ配置部に配置され少なくとも一端部が平面部に対して屈曲又は傾斜された折曲部として形成されるディスプレイと、
    前記折曲部から出力される画像を、前記平面部から出力される画像を表示する表示面に導く導光体とを備えた
    表示装置。
  2. 前記導光体は、前記折曲部から出射される光を、前記平面部から出射される光が前記表示面において出射される方向と同じ方向に前記表示面から出射されるように導く
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記筐体が二つ設けられ前記二つの筐体が回動可能に連結され、
    前記各筐体にそれぞれ前記ディスプレイが配置され、
    前記各筐体の連結された側の各端部にそれぞれ前記折曲部と前記導光体が位置された
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記導光体は部位に応じて光の屈折率が異なるようにされた
    請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記導光体の屈折率が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされた
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記折曲部の各画素間の各ピッチの少なくとも一つを異ならせて前記各画素から出射された各光の前記表示面に導かれる位置が等間隔になるようにした
    請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記折曲部の各画素から出射される光の輝度が前記折曲部と前記表示面の距離が離隔するに従って大きくされた
    請求項1に記載の表示装置。
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