JP2013164153A - 振れ止め措置装置及び吊設部材の振れ止め措置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】下側連結部材と振れ止め棒状体及び上側連結部との連結部での合理的な改良により、長期間にわたって所期の振れ止め機能を確実に発揮させる。
【解決手段】固定部Sに対して吊設部材1を吊下げ支持する吊下げ棒状体2又は吊設部材1と、固定部Sにおける吊下げ棒状体2の基部2bから側方に偏倚した固定部位Saとの間に架設される振れ止め措置装置Aであって、吊下げ棒状体2又は吊設部材1に取付けられる下側連結部材7と、固定部位Saに取付けられる上側連結部材9、及び、下側連結部材7と上側連結部材9とに連結される振れ止め棒状体10とが備えられ、下側連結部材7と振れ止め棒状体10との下側連結部及び上側連結部材9と振れ止め棒状体10との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体10と下側連結部材7又は上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】固定部Sに対して吊設部材1を吊下げ支持する吊下げ棒状体2又は吊設部材1と、固定部Sにおける吊下げ棒状体2の基部2bから側方に偏倚した固定部位Saとの間に架設される振れ止め措置装置Aであって、吊下げ棒状体2又は吊設部材1に取付けられる下側連結部材7と、固定部位Saに取付けられる上側連結部材9、及び、下側連結部材7と上側連結部材9とに連結される振れ止め棒状体10とが備えられ、下側連結部材7と振れ止め棒状体10との下側連結部及び上側連結部材9と振れ止め棒状体10との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体10と下側連結部材7又は上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、天井スラブ等の固定部に対して空調機器やケーブルラック、ダクト、天井下地材等の吊設部材を吊下げ支持する吊下げ棒状体又は前記吊設部材と、前記固定部における吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に架設される振れ止め措置装置及び吊設部材の振れ止め措置構造に関する。
従来の振れ止め措置装置を用いた吊設部材の振れ止め措置構造では、特許文献1に示すように、天井スラブ等の固定部に垂設された吊下げ棒状体(吊りボルト)に対してそれの径方向から挾持固定される一対の挾持プレートを備えた挾持固定金具と、この挾持固定金具の端部にボルト・ナットで連結される金属製の下側連結部材と、前記固定部位にアンカーボルトで固定される金属製の上側連結部材と、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体(振れ止め用ボルト)とが備えられている。
前記下側連結部材は、「へ」の字状に屈曲する中央板部と、これの下端側に折り曲げ形成される第1連結板部、及び、該第1取付け板部に対して直交する状態で中央板部の上端側に折り曲げ形成された第2連結板部とからなり、前記第1連結板部には、振れ止め棒状体の挿通孔が形成されているとともに、前記第2連結板部には、ボルト用の挿通孔が形成されている。
そして、前記下側連結部材の第2連結板部は、挾持固定金具の両挾持プレートの端部の対向面間に挟み込まれた状態でボルト・ナットにて固定連結され、第1連結板部は、それの挿通孔に挿通された振れ止め棒状体に対して上下のナットで挾持固定されている。
また、前記上側連結部材は、振れ止め棒状体の架設方向に沿う中央板部と、これの下端側に直角に折り曲げ形成される第1連結板部、及び、固定部位の水平取付け面に沿う状態で「へ」の字状に折り曲げ形成される第2連結板部とからなり、前記第1連結板部には、振れ止め棒状体の挿通孔が形成されているとともに、前記第2連結板部には、アンカーボルト用の挿通孔が形成されている。
そして、前記上側連結部材の第2連結板部は、アンカーボルトで固定部位の水平取付け面に固定され、前記第1連結板部は、それの挿通孔に挿通された振れ止め棒状体に対して上下のナットで挾持固定されている。
従来の吊設部材の振れ止め措置構造では、吊下げ棒状体に固定された挾持固定金具と下側連結部材の第2連結板部との第1連結部と、下側連結部材の第1連結板部と振れ止め棒状体との第2連結部、及び、振れ止め棒状体と固定部位に固定されている上側連結部材の第1連結板部との第3連結部とがそれぞれ強固に固定連結されているため、地震や人工振動等に起因する振動が振れ止め措置構造に加わると、吊設部材の振れを阻止する振れ止め措置装置に対して振れ止め棒状体の圧縮方向と引張方向の外力として繰り返し作用し、その都度、下側連結部材の屈曲部分及び上側連結部材の屈曲部分に応力集中が発生するため、下側連結部材の屈曲部分及び上側連結部材の屈曲部分が短期間で疲労破損する可能性がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、下側連結部材と振れ止め棒状体及び上側連結部との連結部での合理的な改良により、長期間にわたって所期の振れ止め機能を確実に発揮させることのできる振れ止め措置装置及び吊設部材の振れ止め措置構造を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、固定部に対して吊設部材を吊下げ支持する吊下げ棒状体又は前記吊設部材と、前記固定部における吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に架設される振れ止め措置装置であって、
前記吊下げ棒状体又は吊設部材に取付けられる下側連結部材と、前記固定部位に取付けられる上側連結部材、及び、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体とが備えられ、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を許容する融通が設けられている点にある。
前記吊下げ棒状体又は吊設部材に取付けられる下側連結部材と、前記固定部位に取付けられる上側連結部材、及び、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体とが備えられ、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を許容する融通が設けられている点にある。
上記構成によれば、吊下げ棒状体又は吊設部材と吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に架設される振れ止め措置装置に対して、地震や人工振動等に起因する振動が吊下げ棒状体の圧縮方向と引張方向の外力として繰り返し作用しても、下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方に設けた融通により、一方の圧縮方向又は引張方向の外力によって振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材とが相対移動し、振れ止め棒状体の圧縮方向又は引張方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
したがって、振動に起因する下側連結部材の屈曲部分及び上側連結部材の屈曲部分での応力集中を抑制することができ、長期間にわたって所期の振れ止め機能を確実に発揮することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記融通が、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部に設けられ、前記上側連結部材と振れ止め棒状体とが相対移動不能な状態で連結されている点にある。
上記構成によれば、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部が、上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部よりも固定部から大きく離間した吊設部材側に位置するから、固定部側に存在する他物の影響を受け難く、一方の圧縮方向又は引張方向の外力による下側連結部材と振れ止め棒状体との相対移動を許容するための融通を空間的に有利に構成し易い。
本発明による第3の特徴構成は、前記融通による前記相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段が設けられている点にある。
上記構成によれば、前記振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を一定範囲内で許容することによって、地震や人工振動等に起因して振れ止め措置装置に作用する一方の圧縮方向又は引張方向の外力を逃がす又は減衰しながらも、吊設部材の吊下げ支持形態に大きな影響を及ぼす融通範囲外の大きな振れに対しては、一体連結状態となる下側連結部材と振れ止め棒状体及び上側連結部材とによって効果的に抑制することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記相対移動範囲制限手段が、下側連結部材の連結板部の連結孔又は上側連結部材の連結板部の連結孔に挿通された振れ止め棒状体に、下側連結部材の連結板部の上下面又は上側連結部材の連結板部の上下面と当接可能な上下の第1接当規制部材を設けて構成されているとともに、前記融通が、前記両第1接当規制部材と下側連結部材の連結板部の上下面又は上側連結部材の連結板部の上下面との間に形成した設定相対移動間隔から構成されている点にある。
上記構成によれば、前記振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を、下側連結部材の連結板部又は上側連結部材の連結板部と振れ止め棒状体に設けた上下の第1接当規制部材との間に形成されている設定相対移動間隔内で許容することによって、地震や人工振動等に起因して振れ止め措置装置に作用する一方の圧縮方向又は引張方向の外力を逃がす又は減衰しながらも、吊設部材の吊下げ支持形態に大きな影響を及ぼす融通範囲外の大きな振れに対しては、振れ止め棒状体に設けた上下の第1接当規制部材の一方と下側連結部材の連結板部又は上側連結部材の連結板部とが当接して、一体連結状態となる下側連結部材と振れ止め棒状体及び上側連結部材とによって効果的に抑制することができる。
しかも、下側連結部材の連結板部の上下面又は上側連結部材の連結板部の上下面との間に設定相対移動間隔を形成する状態で上下の第1接当規制部材を振れ止め棒状体に設けるだけで済むから、前記融通及び相対移動範囲制限手段を構造面、コスト面で有利に構成することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記融通を構成するに、上側連結部材の連結板部の連結孔又は下側連結部材の連結板部の連結孔に挿通された振れ止め棒状体に、上側連結部材の連結板部の上下面の一方又は下側連結部材の連結板部の上下面の一方にのみ当接する第2接当規制部材を設けてある点にある。
上記構成によれば、地震や人工振動等に起因する振動が振れ止め措置構造に加わり、振れ止め措置装置に対して振れ止め棒状体の圧縮方向と引張方向の外力として繰り返し作用したとき、一方の圧縮方向又は引張方向の外力に対しては、振れ止め棒状体に設けた第2接当規制部材と上側連結部材の連結板部の上下面の一方又は下側連結部材の連結板部の上下面の一方との当接により、一体連結状態となる下側連結部材と振れ止め棒状体及び上側連結部材とによって受け止め、吊設部材の振れを効果的に抑制することができる。
また、他方の引張方向又は圧縮方向の外力に対しては、振れ止め棒状体に設けた第2接当規制部材が上側連結部材の連結板部又は下側連結部材の連結板部から離間する側に振れ止め棒状体が相対移動するため、この引張方向又は圧縮方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
しかも、上側連結部材の連結板部の上下面の一方又は下側連結部材の連結板部の上下面の一方にのみ当接する第2接当規制部材を振れ止め棒状体に設けるだけで済むから、前記融通を構造面、コスト面で有利に構成することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記振れ止め棒状体が振れ止めボルトであり、この振れ止めボルトの雄ネジ部と下側連結部材の連結板部の連結孔の内周面又は上側連結部材の連結板部の連結孔の内周面との間に相対移動を案内するガイド筒が介装されている点にある。
上記構成によれば、前記振れ止め棒状体として、前記下側連結部材又は上側連結部材との連結部を構造面において有利に構成することのできる振れ止めボルトを用いながらも、振れ止めボルトと下側連結部材又は上側連結部材との相対移動時における雄ネジ部との引っ掛かりを、振れ止めボルトの雄ネジ部と下側連結部材の連結板部の連結孔の内周面又は上側連結部材の連結板部の連結孔の内周面との間に介装したガイド筒にて阻止して、振れ止めボルトと下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を確実、円滑に行わせることができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記融通には、振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を緩衝する緩衝部材が設けられている点にある。
上記構成によれば、前記圧縮方向又は引張方向の外力によって振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材とが相対移動する際、その相対移動力を融通に設けた緩衝部材によって緩衝することができる。
本発明による第8の特徴構成は、固定部から垂設された吊り棒状体に吊設部材が取付けられているとともに、前記吊下げ棒状体又は吊設部材と前記固定部における吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に振れ止め措置装置が架設されている吊設部材の振れ止め措置構造であって、
前記振れ止め措置装置には、吊下げ棒状体又は吊設部材に取付けられる下側連結部材と、前記固定部位に取付けられる上側連結部材、及び、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体とが備えられているとともに、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を許容する融通が設けられている点にある。
前記振れ止め措置装置には、吊下げ棒状体又は吊設部材に取付けられる下側連結部材と、前記固定部位に取付けられる上側連結部材、及び、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体とが備えられているとともに、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を許容する融通が設けられている点にある。
上記構成によれば、地震や人工振動等に起因する振動が振れ止め措置構造に加わり、吊下げ棒状体又は吊設部材と吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に架設される振れ止め措置装置に対して、吊下げ棒状体の圧縮方向と引張方向の外力として繰り返し作用しても、下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方に設けた融通により、一方の圧縮方向又は引張方向の外力によって振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材とが相対移動し、圧縮方向又は引張方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
したがって、振動に起因する下側連結部材の屈曲部分及び上側連結部材の屈曲部分での応力集中を抑制することができ、長期間にわたって所期の振れ止め機能を確実に発揮することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、吊設部材の一例である空調機器1の振れ止め措置構造を示し、固定部(構造体)の一例であるコンクリート製の天井スラブSに垂設された複数本(当該実施形態では4本)の吊りボルト(吊下げ棒状体の一例)2に、空調機器1の取付け金具1Aをナット3で取付けるとともに、振れ止め措置対象となる全ての吊りボルト2の下端側部位2aと天井スラブSにおける各吊りボルト2の基部2bから外方の側方に偏倚した複数(4箇所)の固定部位Sa、換言すれば、天井スラブSにおける空調機器1の上面に対面する領域Sbから外方側に離間する固定部位Saとの間に振れ止め措置装置Aが架設されている。
図1は、吊設部材の一例である空調機器1の振れ止め措置構造を示し、固定部(構造体)の一例であるコンクリート製の天井スラブSに垂設された複数本(当該実施形態では4本)の吊りボルト(吊下げ棒状体の一例)2に、空調機器1の取付け金具1Aをナット3で取付けるとともに、振れ止め措置対象となる全ての吊りボルト2の下端側部位2aと天井スラブSにおける各吊りボルト2の基部2bから外方の側方に偏倚した複数(4箇所)の固定部位Sa、換言すれば、天井スラブSにおける空調機器1の上面に対面する領域Sbから外方側に離間する固定部位Saとの間に振れ止め措置装置Aが架設されている。
各振れ止め措置装置Aには、吊りボルト2の下端側部に挾持固定される挾持固定部材4と、この挾持固定部材4の端部にボルト5・ナット6で連結される金属製の下側連結部材7と、天井スラブSの固定部位Saにアンカーボルト8で固定される金属製の上側連結部材9と、下側連結部材7と上側連結部材9とに連結される振れ止め棒状体の一例である振れ止めボルト10とが備えられている。
そして、図2〜図4に示すように、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部には、振れ止めボルト10の圧縮方向(図2の矢印イ方向)の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を許容する融通Fが設けられ、この融通Fによる振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段Rが設けられている。
また、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部においては、この上側連結部材9と振れ止めボルト10とが相対移動不能な状態で連結されている。
各振れ止め措置装置Aの挾持固定部材4は、吊りボルト2を挾持可能な状態まで縮径変形可能な横断面形状が略「C」の字状の筒状挾持部4Aと、この筒状挾持部4Aの周方向両端部から径方向外方側に延出される一対の連結板部4Bとを備え、この両連結板部4Bには、下側連結部材7をボルト5・ナット6で固定連結するためのボルト挿通用の第1連結孔4aが形成されている。
各挾持固定部材4の筒状挾持部4Aは、ボルト5・ナット6の締付け操作による両連結板部4Bの近接移動に伴って縮径し、吊りボルト2の外周に挾持固定される。
尚、各挾持固定部材4の筒状挾持部4Aの内周面に、吊りボルト2の谷部に係合する突起部を形成してもよい。
各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7は、挾持固定部材4の両連結板部4Bに取付けるためのボルト挿通用の第2連結孔7aを備えた下側連結板部7Aと、振れ止めボルト10を挿通させるための第3連結孔7bを形成してある上側連結板部7Bとを備えたL字状に折り曲げ形成されている。
各相対移動範囲制限手段Rは、下側連結部材7の上側連結板部7Bの第3連結孔7bに挿通された振れ止めボルト10に、下側連結部材7の上側連結板部7Bの上下面との間に前記融通Fを構成する設定相対移動間隔を形成した状態で上下の第1接当規制部材11を設けて構成されている。
さらに、図2に示すように、空調機器1が静止状態にあるとき、下側連結部材7の上側連結板部7Bの下面が振れ止めボルト10に取付けられた下方の第1接当規制部材11の上面にボルト軸芯方向から当接又は近接する状態に初期設定されている。
各第1接当規制部材11は、図5に示すように、振れ止めボルト10に対して径方向外方から装着可能な横断面形状が略「C」の字状で、且つ、その内周面に振れ止めボルト10の雄ネジ部に螺合する部分雌ネジ部11aが形成されているネジ筒部11Aと、このネジ筒部11Aの周方向両端部から互いに逆向きの外方側に延出される一対の巻付け操作部11Bとを備えた簡易ナットから構成されている。
そして、各第1接当規制部材11を構成する簡易ナットは、設定相対移動間隔の両端側となる振れ止めボルト10の接当規制装着部位に対して径方向外方から外装したのち、両巻付け操作部11Bをペンチ等の工具で互いに引寄せる側(巻付け側)にカシメ加工を施し、ネジ筒部11Aを相対回転操作可能な状態で振れ止めボルト10の外周に180度以上の範囲にわたって巻回させることにより、一般のナットと同様な螺合操作が可能となるとともに、カシメ後は、両巻付け操作部11Bを回転操作摘みとして使用することができる。
各振れ止めボルト10の両第1接当規制部材11間には、振れ止めボルト10の雄ネジ部と下側連結部材7の上側連結板部7Bにおける第3連結孔7bの内周面との間に位置して両者のボルト軸芯方向での相対移動を案内する合成樹脂製又は金属製のガイド筒12が介装されている。
そして、振れ止め棒状体として、下側連結部材7及び上側連結部材9との各連結部を構造面において有利に構成することのできる振れ止めボルト10を用いながらも、振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動時における振れ止めボルト10の雄ネジ部と下側連結部材7の第3連結孔7bの開口周縁との引っ掛かりを、振れ止めボルト10の雄ネジ部と下側連結部材7の第3連結孔7bの内周面との間に介装したガイド筒12にて阻止して、振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を確実、円滑に行わせることができる。
両第1接当規制部材11は、緩み止め対策も兼ねてガイド筒12の両端面に圧着される状態で締め付け操作されている。
各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9は、振れ止めボルト10の架設方向に沿う中央板部9Cと、これの下端側に直角に折り曲げ形成される第1連結板部9A、及び、固定部位Saの水平取付け面に沿う状態で「へ」の字状に折り曲げ形成される第2連結板部9Bとからなり、第1連結板部9Aには、振れ止めボルト10を挿通するための第4連結孔9aが形成されているとともに、第2連結板部9Bには、アンカーボルト8の挿通用の取付け孔9bが形成されている。
各上側連結部材9の第2連結板部9Bは、アンカーボルト8で固定部位Saの水平取付け面に固定されているとともに、第1連結板部9Aは、それの第4連結孔9aに挿通された振れ止めボルト10に対して上下のナット13で挾持固定されている。
そして、地震や人工振動等に起因する振動が空調機器1の吊下げ支持構造に作用したとき、相対応する関係にある振れ止め措置装置Aのうち、一方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には圧縮方向(矢印イ方向)の外力が働き、他方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には引張方向(矢印ロ方向)の外力として働き、これが交互に繰り返し作用する。
圧縮方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図3に示すように、下方側の第1接当規制部材11に当接していた下側連結部材7の上側連結板部7Bが、融通Fを構成する設定相対移動間隔の範囲内で上方側の第1接当規制部材11に向けて移動し、圧縮方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
空調機器1の吊下げ支持形態に影響を及ぼす融通F範囲外の大きな振れ(圧縮方向の外力)に対しては、下側連結部材7の上側連結板部7Bが、設定相対移動間隔の上限位置にある上方側の第1接当規制部材11に当接し、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9とによって効果的に受止めることができる。
また、引張方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図2に示すように、下側連結部材7の上側連結板部7Bが下方側の第1接当規制部材11に当接した状態に維持されているため、この引張方向の外力を、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9とによって効果的に受止めることができる。
尚、上述の第1実施形態では、下側連結部材7の上側連結板部7Bを、振れ止めボルト10に螺合装着された上下の第1接当規制部材11のうち、設定相対移動間隔の下限位置にある下方側の第1接当規制部材11の上面に当接するように初期設定して、振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10の圧縮方向の外力を逃がす又は減衰させるように構成したが、この下側連結部材7の上側連結板部7Bを、振れ止めボルト10に螺合装着された上下の第1接当規制部材11のうち、設定相対移動間隔の上限位置にある上側の第1接当規制部材11の下面に当接するように初期設定して、振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10の引張方向(図2の矢印ロ方向)の外力を融通Fの範囲内で逃がす又は減衰させるように構成してもよい。
さらに、下側連結部材7の上側連結板部7Bを、振れ止めボルト10に螺合装着された上下の第1接当規制部材11の上下中間位置、つまり、両第1接当規制部材11間に形成される設定相対移動間隔の中間位置に初期設定して、振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10の圧縮方向(図2の矢印イ方向)及び引張方向(図2の矢印ロ方向)の外力を融通Fの範囲内で逃がす又は減衰させるように構成してもよい。
上述の第1実施形態では、振れ止め措置装置Aの下側連結部材7を、吊りボルト2に挾持固定された挾持固定部材4にボルト5・ナット6で固定連結したが、下側連結部材7に、吊りボルト2に対して径方向から係脱可能な連結凹部を備えた連結板部を形成して、この下側連結部材7の連結板部を、それの連結凹部を吊りボルト2に係合させた状態で、空調機器1の取付け金具1Aとナット3との間に挾持固定してもよい。
上述の第1実施形態では、各第1接当規制部材11を、振れ止めボルト10に径方向外方から装着した状態で巻付け側にカシメ加工を施して、振れ止めボルト10の外周に180度以上の範囲にわたって巻回させる簡易ナットから構成したが、各第1接当規制部材11を市販されている普通のナットから構成してもよい。
さらに、第1接当規制部材11を、ナット以外のもの、例えば、振れ止めボルト10に対してボルト軸芯方向に移動自在に外装可能で、かつ、ボルト軸芯方向の任意の位置にビス等で固定可能な筒状当り部材から構成してもよい。
上述の第1実施形態では、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向(図2の矢印イ方向)の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を許容する融通Fを設け、この融通Fによる振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段Rを設けたが、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向(図2の矢印イ方向)又は引張方向(図2の矢印ロ方向)の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fを設け、この融通Fによる振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段Rを設けて構成してもよい。
この場合、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部においては、この下側連結部材7と振れ止めボルト10とを相対移動不能な状態で固定連結する。
さらに、上側連結部材9の第1連結板部9Aの第4連結孔9aに挿通された振れ止めボルト10には、第1連結板部9Aの上下面との間に前記融通Fを構成する設定相対移動間隔を形成した状態で、相対移動範囲制限手段Rを構成する上下の第1接当規制部材11を設けるとともに、この両第1接当規制部材11間には、振れ止めボルト10の雄ネジ部と上側連結部材9の第1連結板部9Aにおける第4連結孔9aの内周面との間に位置して両者のボルト軸芯方向での相対移動を案内する合成樹脂製又は金属製のガイド筒12を介装する。
〔第2実施形態〕
図6は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、下側連結部材7の上側連結板部7Bの上面と振れ止めボルト10に設けられた上方側の第1接当規制部材11の下面との間には、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を緩衝する緩衝部材としての緩衝バネ14が設けられている。
図6は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、下側連結部材7の上側連結板部7Bの上面と振れ止めボルト10に設けられた上方側の第1接当規制部材11の下面との間には、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を緩衝する緩衝部材としての緩衝バネ14が設けられている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、この第2実施形態では、緩衝部材として緩衝バネを用いたが、下側連結部材7の上側連結板部7Bの上面及び下面に、振れ止めボルト10に設けられた上下の第1接当規制部材11とボルト軸芯方向から当接する緩衝ゴム等の緩衝弾性部材を設けてもよい。
さらに、緩衝部材は、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を緩衝するものであってもよく、更に、振れ止めボルト10の引張方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7又は上側連結部材9との相対移動を緩衝するものであってもよい。
〔第3実施形態〕
図7は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
図7は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
この融通Fは、上側連結部材9の第1連結板部9Aの第4連結孔9aに挿通された振れ止めボルト10のうち、第1連結板部9Aよりも上方に突出するボルト部分に、第1連結板部9Aの上面にのみボルト軸芯方向から当接可能な第2接当規制部材を構成する第1接当規制ナット15と、当該第1接当規制ナット15を振れ止めボルト10の所定装着位置に固定するためのロックナット16とを螺合することにより構成されている。
つまり、図7(b)に示すように、振れ止めボルト10は、天井スラブSの固定部位Saにアンカーボルト8で固定されている上側連結部材9の第1連結板部9Aに対して上方にのみ移動可能であり、この振れ止めボルト10の上方への移動可能空間(移動可能領域)が前記融通Fを構成することになる。
さらに、図7(a)に示すように、空調機器1が静止状態にあるとき、振れ止めボルト10に取付けられた第1接当規制ナット15の下面が、上側連結部材9の第1連結板部9Aの上面に対してボルト軸芯方向から当接又は近接する状態に初期設定されている。
また、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部においては、この下側連結部材7と振れ止めボルト10とが相対移動不能な状態で上下一対のナット17にて固定連結されている。
そして、地震や人工振動等に起因する振動が空調機器1の吊下げ支持構造に作用したとき、相対応する関係にある振れ止め措置装置Aのうち、一方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には圧縮方向(矢印イ方向)の外力が働き、他方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には引張方向(矢印ロ方向)の外力として働き、これが交互に繰り返し作用する。
圧縮方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図7(b)に示すように、天井スラブSの固定部位Saにアンカーボルト8で固定されている上側連結部材9の第1連結板部9Aの上面に当接していた第1接当規制ナット15及び振れ止めボルト10が、融通Fを構成する移動可能空間(移動可能領域)の範囲内で上方側に向けて移動し、圧縮方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
また、引張方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図7(a)に示すように、振れ止めボルト10の第1接当規制ナット15が、上側連結部材9の第1連結板部9Aの上面に当接した状態に維持されているため、この引張方向の外力を、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9とによって効果的に受止めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第4実施形態〕
図8は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
図8は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
この融通Fは、下側連結部材7の上側連結板部7Bの第3連結孔7bに挿通された振れ止めボルト10のうち、上側連結板部7Bよりも下方側に突出するボルト部分に、上側連結板部7Bの下面にのみボルト軸芯方向から当接可能な第2接当規制部材を構成する第2接当規制ナット18と、当該第2接当規制ナット18を振れ止めボルト10の所定装着位置に固定するためのロックナット19とを螺合することにより構成されている。
つまり、図8(b)に示すように、吊りボルト2に挾持固定部材4を介して連結されている下側連結部材7が、振れ止めボルト10に取付けられている第2接当規制ナット18に対して上方にのみ移動可能であり、この下側連結部材7の上方への移動可能空間(移動可能領域)が前記融通Fを構成することになる。
さらに、図8(a)に示すように、空調機器1が静止状態にあるとき、下側連結部材7の上側連結板部7Bの下面が振れ止めボルト10に取付けられた第2接当規制ナット18の上面にボルト軸芯方向から当接又は近接する状態に初期設定されている。
また、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部においては、この上側連結部材9と振れ止めボルト10とが相対移動不能な状態で上下一対のナット20にて固定連結されている。
そして、地震や人工振動等に起因する振動が空調機器1の吊下げ支持構造に作用したとき、相対応する関係にある振れ止め措置装置Aのうち、一方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には圧縮方向(矢印イ方向)の外力が働き、他方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には引張方向(矢印ロ方向)の外力として働き、これが交互に繰り返し作用する。
圧縮方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図8(b)に示すように、吊りボルト2に挾持固定部材4を介して連結されている下側連結部材7が、それの下面に当接している第2接当規制ナット18及び振れ止めボルト10に対して融通Fを構成する移動可能空間(移動可能領域)の範囲内で上方側に向けて移動し、圧縮方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
また、引張方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図8(a)に示すように、吊りボルト2に挾持固定部材4を介して連結されている下側連結部材7が、振れ止めボルト10の第2接当規制ナット18の上面に当接した状態に維持されているため、この引張方向の外力を、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9とによって効果的に受止めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第5実施形態〕
図9は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部に、振れ止めボルト10の引張方向の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
図9は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部に、振れ止めボルト10の引張方向の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
この融通Fは、上側連結部材9の第1連結板部9Aの第4連結孔9aに挿通された振れ止めボルト10のうち、第1連結板部9Aよりも下方側に位置するボルト部分に、第1連結板部9Aの下面にのみボルト軸芯方向から当接可能な第2接当規制部材を構成する第3接当規制ナット21と、当該第3接当規制ナット21を振れ止めボルト10の所定装着位置に固定するためのロックナット22とを螺合することにより構成されている。
つまり、図9(b)に示すように、振れ止めボルト10は、天井スラブSの固定部位Saにアンカーボルト8で固定されている上側連結部材9の第1連結板部9Aに対して下方にのみ移動可能であり、この振れ止めボルト10の下方への移動可能空間(移動可能領域)が前記融通Fを構成することになる。
さらに、空調機器1が静止状態にあるとき、図9(a)に示すように、上側連結部材9の第1連結板部9Aの下面が振れ止めボルト10に取付けられた第3接当規制ナット21の上面にボルト軸芯方向から当接又は近接する状態に初期設定されている。
また、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部においては、この下側連結部材7と振れ止めボルト10とが相対移動不能な状態で上下一対のナット17にて固定連結されている。
そして、地震や人工振動等に起因する振動が空調機器1の吊下げ支持構造に作用したとき、相対応する関係にある振れ止め措置装置Aのうち、一方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には圧縮方向(矢印イ方向)の外力が働き、他方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には引張方向(矢印ロ方向)の外力として働き、これが交互に繰り返し作用する。
引張方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図9(b)に示すように、天井スラブSの固定部位Saにアンカーボルト8で固定されている上側連結部材9の第1連結板部9Aの下面に当接していた第3接当規制ナット21及び振れ止めボルト10が、融通Fを構成する移動可能空間(移動可能領域)の範囲内で下方側に向けて移動し、引張方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
また、圧縮方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図9(a)に示すように、振れ止めボルト10の第3接当規制ナット21が、上側連結部材9の第1連結板部9Aの下面に当接した状態に維持されているため、この圧縮方向の外力を、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9とによって効果的に受止めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第6実施形態〕
図10は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部に、振れ止めボルト10の引張方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
図10は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部に、振れ止めボルト10の引張方向の外力による振れ止めボルト10と下側連結部材7との相対移動を許容する融通Fが設けられている。
この融通Fは、下側連結部材7の上側連結板部7Bの第3連結孔7bに挿通された振れ止めボルト10のうち、上側連結板部7Bよりも上方側に位置するボルト部分に、上側連結板部7Bの上面にのみボルト軸芯方向から当接可能な第2接当規制部材を構成する第4接当規制ナット23と、当該第4接当規制ナット23を振れ止めボルト10の所定装着位置に固定するためのロックナット24とを螺合することにより構成されている。
つまり、図10(b)に示すように、吊りボルト2に挾持固定部材4を介して連結されている下側連結部材7が、振れ止めボルト10に取付けられている第4接当規制ナット23に対して下方側にのみ移動可能であり、この下側連結部材7の下方側への移動可能空間(移動可能領域)が前記融通Fを構成することになる。
さらに、空調機器1が静止状態にあるとき、図10(a)に示すように、下側連結部材7の上側連結板部7Bの上面が振れ止めボルト10に取付けられた第4接当規制ナット23の上面にボルト軸芯方向から当接又は近接する状態に初期設定されている。
また、各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部においては、この上側連結部材9と振れ止めボルト10とが相対移動不能な状態で上下一対のナット20にて固定連結されている。
そして、地震や人工振動等に起因する振動が空調機器1の吊下げ支持構造に作用したとき、相対応する関係にある振れ止め措置装置Aのうち、一方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には圧縮方向(矢印イ方向)の外力が働き、他方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には引張方向(矢印ロ方向)の外力として働き、これが交互に繰り返し作用する。
引張方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図10(b)に示すように、吊りボルト2に挾持固定部材4を介して連結されている下側連結部材7が、それの上面に当接している第4接当規制ナット23及び振れ止めボルト10に対して融通Fを構成する移動可能空間(移動可能領域)の範囲内で下方側に向けて移動し、引張方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
また、圧縮方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図10(a)に示すように、吊りボルト2に挾持固定部材4を介して連結されている下側連結部材7が、振れ止めボルト10の第4接当規制ナット23の下面に当接した状態に維持されているため、この圧縮方向の外力を、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9とによって効果的に受止めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第7実施形態〕
図11は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部には、振れ止めボルト10の圧縮方向(矢印イ方向)の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられ、この融通Fによる振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段Rが設けられている。
図11は、振れ止め措置装置Aの別実施形態を示し、上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部には、振れ止めボルト10の圧縮方向(矢印イ方向)の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する融通Fが設けられ、この融通Fによる振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段Rが設けられている。
また、各振れ止め措置装置Aの下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部においては、この下側連結部材7と振れ止めボルト10とが相対移動不能な状態で上下一対のナット17にて固定連結されている。
各振れ止め措置装置Aの上側連結部材9は、振れ止めボルト10を挿通させるための連結孔を備えた略L字状の下側分割連結体9Dと、アンカーボルト8の挿通用の取付け孔を備えた略ヘの字状の上側分割連結体9E、及び、両分割連結体9D,9Eを振れ止めボルト10のボルト軸芯方向での相対摺動を許容する状態で連結するボルト・ナット9F,9Gとから構成されている。
下側分割連結体9Dは、振れ止めボルト10に一対のナット20で挾持固定される第3連結板部9dと、これの一端から振れ止めボルト10の架設方向に沿う姿勢で直角に折り曲げ形成された第4連結板部9eとから構成されている。
上側分割連結体9Eは、振れ止めボルト10の架設方向に沿う第5連結板部9fと、これの上端から固定部位Saの水平取付け面に沿う状態で「へ」の字状に折り曲げ形成される第6連結板部9gとから構成されている。
相対移動範囲制限手段Rは、下側分割連結体9Dの第4連結板部9eに形成される第1ボルト挿通孔9hを、ボルト9Fの外径よりも少しだけ大きな丸孔に形成するとともに、上側分割連結体9Eの第5連結板部9fに形成される第2ボルト挿通孔9iを、振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動空間を現出可能な長孔に形成することにより、前記第2ボルト挿通孔9iの上下両端部とボルト9Fとが相対移動範囲を規制する接当規制部に構成されている。
そして、第2ボルト挿通孔9iの周縁とそれに挿通されたボルト9Fの外周面との間に形成される振れ止めボルト10のボルト軸芯方向での相対移動間隔をもって前記融通Fが構成されている。
さらに、図11に示すように、空調機器1が静止状態にあるとき、上側分割連結体9Eの第2ボルト挿通孔9iの下端部にボルト9Fが位置する状態に初期設定されている。
そして、地震や人工振動等に起因する振動が空調機器1の吊下げ支持構造に作用したとき、相対応する関係にある振れ止め措置装置Aのうち、一方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には圧縮方向(矢印イ方向)の外力が働き、他方の振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10には引張方向(矢印ロ方向)の外力として働き、これが交互に繰り返し作用する。
圧縮方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図11に示すように、上側分割連結体9Eの第2ボルト挿通孔9iの下端部に位置して下側分割連結体9Dと一体移動するボルト9Fが、融通Fを構成する第2ボルト挿通孔9iの設定相対移動間隔の範囲内で上方側に向けて移動し、圧縮方向の外力を逃がす又は減衰することができる。
空調機器1の吊下げ支持形態に影響を及ぼす融通F範囲外の大きな振れ(圧縮方向の外力)に対しては、下側分割連結体9Dと一体移動するボルト9Fが第2ボルト挿通孔9iの上端部に当接し、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9の両分割連結体9D,9Eとによって効果的に受止めることができる。
また、引張方向の外力が作用する振れ止め措置装置Aにおいては、図11に示すように、下側分割連結体9Dと一体移動するボルト9Fが第2ボルト挿通孔9iの下端部に当接した状態に維持されているため、この引張方向の外力を、一体連結状態となる下側連結部材7と振れ止めボルト10及び上側連結部材9の両分割連結体9D,9Eとによって効果的に受止めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
上述の第7実施形態では、空調機器1が静止状態にあるとき、上側分割連結体9Eの第2ボルト挿通孔9iの下端部にボルト9Fが位置する状態に初期設定して、振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10の圧縮方向の外力を逃がす又は減衰させるように構成したが、上側分割連結体9Eの第2ボルト挿通孔9iの上端部にボルト9Fが位置する状態に初期設定して、振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10の引張方向の外力を逃がす又は減衰させるように構成してもよい。
さらに、空調機器1が静止状態にあるとき、上側分割連結体9Eの第2ボルト挿通孔9iの上下中間位置に初期設定して、振れ止め措置装置Aの振れ止めボルト10の圧縮方向(矢印イ方向)及び引張方向(矢印ロ方向)の外力を融通Fの範囲内で逃がす又は減衰させるように構成してもよい。
また、上述の第7実施形態では、上側連結部材9と振れ止めボルト10との上側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向(矢印イ方向)の外力による振れ止めボルト10と上側連結部材9との相対移動を許容する長孔形式の融通Fを設けたが、下側連結部材7と振れ止めボルト10との下側連結部に、振れ止めボルト10の圧縮方向(矢印イ方向)又は引張方向(矢印ロ方向)の外力による振れ止めボルト10と下上側連結部材7との相対移動を許容する長孔形式の融通Fを設けてもよい。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、吊設部材の一例である空調機器1の振れ止め措置装置及びそれを用いた振れ止め措置構造について説明したが、ケーブルラックやダクト、天井下地材等の他の吊設部材の振れ止め措置装置及びそれを用いた振れ止め措置構造に本発明の技術を適用してもよい。
(1)上述の各実施形態では、吊設部材の一例である空調機器1の振れ止め措置装置及びそれを用いた振れ止め措置構造について説明したが、ケーブルラックやダクト、天井下地材等の他の吊設部材の振れ止め措置装置及びそれを用いた振れ止め措置構造に本発明の技術を適用してもよい。
(2)前記下側連結部材7と上側連結部材9及び振れ止め棒状体(振れ止めボルト)10の各形状も種々変更可能である。
以上説明したように、下側連結部材と振れ止め棒状体及び上側連結部との連結部での合理的な改良により、長期間にわたって所期の振れ止め機能を確実に発揮させることのできる振れ止め措置装置及び吊設部材の振れ止め措置構造を提供することができる。
A 振れ止め処置装置
F 融通
S 固定部(天井スラブ)
Sa 固定部位
R 相対移動範囲規制手段
1 吊設部材(空調機器)
2 吊下げ棒状体(吊りボルト)
2b 基部
7 下側連結部材
7B 連結板部(上側連結板部)
7b 連結孔(第3連結孔)
9 上側連結部材
9A 連結板部(第1連結板部)
9a 連結孔(第4連結孔)
10 振れ止め棒状体(振れ止めボルト)
11 第1接当規制部材
12 ガイド筒
14 緩衝部材(緩衝バネ)
15 第2接当規制部材(第1接当規制ナット)
18 第2接当規制部材(第2接当規制ナット)
21 第2接当規制部材(第3接当規制ナット)
23 第2接当規制部材(第4接当規制ナット)
F 融通
S 固定部(天井スラブ)
Sa 固定部位
R 相対移動範囲規制手段
1 吊設部材(空調機器)
2 吊下げ棒状体(吊りボルト)
2b 基部
7 下側連結部材
7B 連結板部(上側連結板部)
7b 連結孔(第3連結孔)
9 上側連結部材
9A 連結板部(第1連結板部)
9a 連結孔(第4連結孔)
10 振れ止め棒状体(振れ止めボルト)
11 第1接当規制部材
12 ガイド筒
14 緩衝部材(緩衝バネ)
15 第2接当規制部材(第1接当規制ナット)
18 第2接当規制部材(第2接当規制ナット)
21 第2接当規制部材(第3接当規制ナット)
23 第2接当規制部材(第4接当規制ナット)
Claims (8)
- 固定部に対して吊設部材を吊下げ支持する吊下げ棒状体又は前記吊設部材と、前記固定部における吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に架設される振れ止め措置装置であって、
前記吊下げ棒状体又は吊設部材に取付けられる下側連結部材と、前記固定部位に取付けられる上側連結部材、及び、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体とが備えられ、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を許容する融通が設けられている振れ止め措置装置。 - 前記融通が、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部に設けられ、前記上側連結部材と振れ止め棒状体とが相対移動不能な状態で連結されている請求項1記載の振れ止め措置装置。
- 前記融通による前記相対移動を一定範囲内に規制する相対移動範囲制限手段が設けられている請求項1又は2記載の振れ止め措置装置。
- 前記相対移動範囲制限手段が、下側連結部材の連結板部の連結孔又は上側連結部材の連結板部の連結孔に挿通された振れ止め棒状体に、下側連結部材の連結板部の上下面又は上側連結部材の連結板部の上下面と当接可能な上下の第1接当規制部材を設けて構成されているとともに、前記融通が、前記両第1接当規制部材と下側連結部材の連結板部の上下面又は上側連結部材の連結板部の上下面との間に形成した設定相対移動間隔から構成されている請求項3記載の振れ止め措置装置。
- 前記融通を構成するに、上側連結部材の連結板部の連結孔又は下側連結部材の連結板部の連結孔に挿通された振れ止め棒状体に、上側連結部材の連結板部の上下面の一方又は下側連結部材の連結板部の上下面の一方にのみ当接する第2接当規制部材を設けてある請求項1記載の振れ止め措置装置。
- 前記振れ止め棒状体が振れ止めボルトであり、この振れ止めボルトの雄ネジ部と下側連結部材の連結板部の連結孔の内周面又は上側連結部材の連結板部の連結孔の内周面との間に相対移動を案内するガイド筒が介装されている請求項4又は5記載の振れ止め措置装置。
- 前記融通には、振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を緩衝する緩衝部材が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の振れ止め措置装置。
- 固定部から垂設された吊下げ棒状体に吊設部材が取付けられているとともに、前記吊下げ棒状体又は吊設部材と前記固定部における吊下げ棒状体の基部から側方に偏倚した固定部位との間に振れ止め措置装置が架設されている吊設部材の振れ止め措置構造であって、
前記振れ止め措置装置には、吊下げ棒状体又は吊設部材に取付けられる下側連結部材と、前記固定部位に取付けられる上側連結部材、及び、下側連結部材と上側連結部材とに連結される振れ止め棒状体とが備えられているとともに、前記下側連結部材と振れ止め棒状体との下側連結部及び上側連結部材と振れ止め棒状体との上側連結部の少なくとも一方には、圧縮方向又は引張方向の外力による振れ止め棒状体と下側連結部材又は上側連結部材との相対移動を許容する融通が設けられている吊設部材の振れ止め措置構造。
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JP2012028954A JP2013164153A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 振れ止め措置装置及び吊設部材の振れ止め措置構造 |
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Cited By (1)
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JP2015116087A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 住友理工株式会社 | ケーブル支持材の制震構造 |
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2012
- 2012-02-13 JP JP2012028954A patent/JP2013164153A/ja active Pending
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