JP2013164010A - 2ストロークエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】排気口からの掃気の吹き抜けを効果的に抑制して、エンジン出力の向上及び低公害化を図ることが可能な2ストロークエンジンを提供すること。
【解決手段】本実施形態の2ストロークエンジン1は、排気を排出することが可能な排気口27aと、排気の排出方向とは略反対方向へ燃料及び空気の掃気を送り込むことが可能な掃気口25bとを有し、略円柱形状に形成されるシリンダ5と、シリンダ5の内部を上死点位置と下死点位置との間で往復移動可能なピストン21と、を備え、ピストン21の頂面21aの一部には、下側方向へ向けて窪む略球面状のピストン側凹部21bが形成されている。ピストン側凹部21bは、その全体が略球面状に形成され、排出方向側の外周縁から最深部21b−3へ向かう勾配が急な急斜面部21b−1と、反排出方向側の外周縁から最深部21−bへ向かう勾配が急斜面部21b−1よりも緩やかな緩斜面部21b−2とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、2ストロークエンジンに関する。
従来から、小型の2ストロークエンジンでは、シリンダに、排気口と、燃料及び空気を少なくとも含む掃気(新気)をシリンダの内側面のうち排気口とは反対側の側面へ向けて送り込むことが可能な掃気口と、が設けられたもの(以下、「シュニューレ型2ストロークエンジン」と称す)が広く知られている。
一般に、シュニューレ型2ストロークエンジンは、ピストンの往復動によって、排気口及び掃気口が閉塞または開口され、シリンダ内への掃気の流入及びシリンダからの排気の排出が行われるように構成されている。
このような2ストロークエンジンでは、その構造の簡易性ゆえ、掃気口を介してシリンダ内に流入した掃気の一部が、点火プラグによる燃焼に供されることなく、そのまま排気口から排出されるといった、所謂、吹き抜け現象が生じる場合が少なくない。斯かる場合、排気口から排出された排気ガス中に含まれる有害成分が増大してしまい、排気口から有害な成分が排出されるとともに、充填効率の低下に伴い、エンジン出力が低下してしまうといった問題があった。
そこで、例えば、ピストンの頂面に、断面略円弧状の溝が形成されたシュニューレ型2ストロークエンジンが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の2ストロークエンジンによれば、ピストンの頂面に形成された溝によって、掃気口から流入された掃気(残留ガスを含む)に対してタンブル流を良好に生じさせることが可能である。その結果、このような掃気が、シリンダ内において旋回運動することとなるため、上記のような、吹き抜け現象を低減することが可能となる。
特開2005−233064号公報
ここで、一般に、上記吹き抜けてしまう掃気には、シリンダ内を旋回運動した後に排気口から排出されるようなものの他、タンブル流(シリンダヘッドへ向かう流れ)となることなくそのまま排気口から排出されるもの、または、一旦タンブル流となったものの、シリンダヘッドに達することなく、そのまま排気口から排出されてしまうものなど、様々な態様のものが含まれる。
すなわち、特許文献1に記載の2ストロークエンジンでは、上記のような、旋回運動する掃気に対しては吹き抜けを抑制することが可能であるが、その他の態様の掃気に対しては、何ら考慮されていないため、吹き抜けの抑制という観点からは不十分であるといった問題があった。
本発明の目的は、掃気の吹き抜けを効果的に抑制して、エンジン出力の向上及び低公害化を図ることが可能な2ストロークエンジンを提供することである。
(請求項1)
本発明の2ストロークエンジンは、略円柱形状に形成され、排気を排出することが可能な排気口と、前記排気の排出方向とは略反対の反排出方向へ燃料及び空気を含む掃気を送り込むことが可能な掃気口とを有するシリンダと、前記シリンダの内部を上死点位置と下死点位置との間で往復移動可能なピストンと、を備え、前記ピストンの頂面には、その一部を窪ませたピストン側凹部が形成され、前記ピストン側凹部は、前記頂面の前記排出方向側近傍に設けられ、その全体が略球面状に形成されているとともに、その前記排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が前記反排出方向側の外周縁から前記最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成されている。
(請求項2)
好適には、前記シリンダは、前記ピストンの頂面と対向する対向面部に、前記ピストンが前記上死点位置側へ向けて移動する方向に窪むシリンダ側凹部を有する。
(請求項3)
好適には、前記シリンダ側凹部の外周縁は、前記ピストンが前記上死点位置へ移動したときに前記ピストン側凹部の外周縁と近接する位置に形成されている。
(請求項4)
好適には、前記シリンダ側凹部は、略球面状に形成されている。
(請求項5)
好適には、前記ピストンは、前記頂面に、前記ピストン側凹部の外周縁から前記反排出方向へ延びるピストン側延設面を有し、前記シリンダは、前記対向面部に、前記シリンダ側凹部の外周縁から前記反排出方向へ延び、前記ピストンが前記上死点位置へ移動したときに前記ピストン側延設面との間に間隙が形成されるように設けられるシリンダ側延設面を有している。
(請求項6)
好適には、前記間隙は、スキッシュ流を生じさせる大きさである。
(請求項7)
好適には、前記シリンダ側凹部には、前記シリンダの外部から点火プラグを取り付けることが可能な取付部が形成されている。
(請求項8)
好適には、前記取付部は、前記シリンダ側凹部の前記排出方向側と前記反排出方向側との間の中心位置よりも前記反排出方向側に形成されている。
(請求項9)
好適には、前記排気口には、前記排気口の幅方向における中央部の少なくとも一部を塞ぐように壁面が形成されている。
本発明によって、掃気の吹き抜けを効果的に抑制することが可能となる。その結果、給気効率、掃気効率及び充填効率が高まることによって、エンジン出力及び燃費(熱効率)の向上を図ることができ、また、低公害化を実現することが可能となる。
発明の第1の実施形態に係る2ストロークエンジンの断面図である。 図1におけるピストンが下死点位置へ移動した際の状態を示す要部拡大断面図である。 図1におけるピストンが上死点位置へ移動した際の状態を示す要部拡大断面図である。 図1におけるIV−IVでの断面での説明図である。 図1におけるV−Vでの断面での説明図である。 第2の実施形態を説明するための説明図である。 第3の実施形態を説明するための説明図である。 第4の実施形態を説明するための説明図である。 第4の実施形態の変形例を説明するための説明図である。 第4の実施形態の変形例を説明するための説明図である。 第5の実施形態を説明するための説明図である。 第5の実施形態の変形例を説明するための説明図である。 第6の実施形態を説明するための説明図である。 第6の実施形態の変形例を説明するための説明図である。 第7の実施形態を説明するための説明図である。
以下、本発明に係る2ストロークエンジン1について、図1〜図5を用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態で想定する2ストロークエンジン1は、携帯するために小型なものであり、その携帯性ゆえに、必ずしも一定の方向において作業されるものではない。
しかし、通常用途であれば、もっとも一般的な作業状態というのが想定されているのが通常である。つまり、一時的には、天地を逆にして使用する、大きく傾けて使用する等の事態が想定されるが、総合的にみると多くの時間ある一定の状態における使用が想定されて設計される。そして、ユーザは一時的には異なった状態で使用しても、通常はその設計された状態において使用している。
以下、ピストンの往復動が縦方向である2ストロークエンジンに基づいて説明するが、ピストンの往復動が、横方向または斜め方向の2ストロークエンジンにも本発明を適用できることは言うまでもない。
図1のように、2ストロークエンジン1は、シリンダ5、クランクケース7、ピストン21及びコネクティングロッド19を有している。
シリンダ5とクランクケース7及びピストン21によってクランク室31が形成されている。つまり、シリンダ5の内周面とピストン21で形成される、クランクケース7側(以下、「下側」と称す)の略円柱状空間がクランク室31である。
このクランク室31は、ピストン21が往復移動するに従いその内部空間の容積が変化する。
クランク室31には、クランク室側掃気口25aが開口しており、このクランク室側掃気口25aを通じて、空気及び燃料を少なくとも含む掃気が掃気通路部25に送出されるようになっている。また、掃気通路部25の掃気は、後述する、シリンダ5に形成された掃気口25bを通じて、シリンダ5の内周面と後述するピストン21の頂面21aとによって区画される、シリンダ内空間29に流入するように構成されている。
ここで、「掃気」とは、クランク室側掃気口25aを通じて、シリンダ内空間29に流入したガスのうち、未だ、燃焼室30(図3参照)において燃焼されていないものをいう。なお、以下の説明において、上記シリンダ内空間29に流入したガスのうち、燃焼室30において既に燃焼されたものを、「燃焼ガス」と称して使用する。
クランク室31には、クランクシャフト9が回転自在に支持されている。
クランクシャフト9は、クランクピン11、クランクジャーナル13、カウンタウエイト15、クランクアーム17を有する。
コネクティングロッド19は、その下側の部分において、クランクピン11によって回転自在に支持されている。また、コネクティングロッド19は、そのシリンダヘッド3側(以下、「上側」と称す)の部分において、ピストンピン20を介し、ピストン21を揺動自在に支持している。ピストンピン20は、ピストン21を支持した状態で、ボア中心線L1上またはこれに近接する位置に配設されるようになっている。
このように支持されたピストン21は、シリンダ5の内部を、下死点位置と上死点位置(図2及び図3参照)との間を摺動しつつ往復移動するように構成されている。
ここで、ピストン21について、図2〜図5を参照して説明する。
図2〜図5のように、ピストン21は、頂面21aを有し、この頂面21aは、そのボア中心線L1よりも排気口27a側(排気の排出方向側、以下、「排出方向側」と称す)に、下側方向へ向けて窪むピストン側凹部21bと、ピストン側凹部21bの外周縁から排出方向とは略反対側(以下、「反排出方向側」と称す)へ向けて延設される略平面状のピストン側延設面21cとを有している。
ピストン側凹部21bは、平面視において、略円状に形成され、その表面全体が略球面状に形成されている。このピストン側凹部21bは、最も深い部位である最深部21b−3と、その排出方向側の外周縁から最深部21b−3へ向かう勾配が急となるように形成された急斜面部21b−1と、反排出方向側から最深部21b−3へ向かう勾配が急斜面部21b−1よりも緩やかとなるように形成された緩斜面部21b−2とを有している。また、このピストン側凹部21bは、その表面と裏面とが略平行となるように形成され、ピストン側延設面21cと略同一の肉厚を有している。
図3のように、ピストン側凹部21bは、その径方向の1/2以上がシリンダ5のボア中心線L1よりも排出方向側に位置するように形成されている。また、ピストン側凹部21bは、その排出方向側の外周縁が、排気口27aに近接するように形成されている。
次に、シリンダ5について、図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図5のように、シリンダ5は、その上側にシリンダヘッド3を有している。
なお、シリンダヘッド3は、シリンダ5と分離されている必要はなく、図1等のように、一体に形成されていてもよい。
シリンダ5には、その下側の部分に吸気口23aが形成されている。
この吸気口23aを通じて、キャブレタ(図示せず)を経由した、吸気がクランク室31に流入する吸気通路部23が設けられている。
また、この吸気通路部23は、上側から下側、かつシリンダ5のボア中心線L1に向かって連通されている。
本実施形態では、クランクシャフト9の回転方向は、図1中、反時計回りに回転している。つまり、吸気口23aから流入した吸気が入って行く方向にクランクシャフト9は回転している。
換言すると、図1の状態において、吸気口23aからクランクシャフト9のカウンタウエイト15に直線を引いた場合に、この直線の向きと、クランクシャフト9の回転方向が一致する。
このように形成されていることから、クランクシャフト9(特に、カウンタウエイト15)の回転によって、吸気口23aからクランク室31へと、よりスムーズに吸気が流れることが可能となっている。
また、シリンダ5には、吸気口23aの他、掃気口25b及び排気口27aが形成されている。
図1、図4及び図5のように、掃気口25bは、掃気通路部25を介して、クランク室31に開口するクランク室側掃気口25aと連通する。
掃気通路部25は、2本の通路部から構成されている。図4のように、シリンダ5のボア中心線L1よりも右側の通路部が右側掃気通路部25Rであり、シリンダ5のボア中心線L1よりも左側の通路部が左側掃気通路部25Lである。
右側掃気通路部25R及び左側掃気通路部25Lは、図4の紙面奥側から手前側に向かって延びるように形成されている。
掃気は、この掃気通路部25、右側掃気口25bR及び左側掃気口25bLを通じて、シリンダ内空間29に流入する。
なお、本実施形態では、掃気通路部25が左右に1本ずつ設けられた、所謂2流掃気式の2ストロークエンジンに適用した場合を例にとって説明するが、これに限られず、4流式の2ストロークエンジン(掃気通路部が左右に2本ずつ設けられたもの)や、6流式の2ストロークエンジン(掃気通路部が左右に3本ずつ設けられたもの)、その他の2ストロークエンジンにも適用することも可能である。
図1及び図5のように、掃気通路部25は、シリンダ5のボア中心線L1に沿って延び、掃気口25bによってシリンダ5に開口しているため、掃気口25bから流入した掃気は、上側方向の方向成分を有している。そのうえ、シュニューレ型の2ストロークエンジン1では、掃気が排気口27aとは反対位置のシリンダ5の側面側に向けて流入するように構成されている。
そのため、図4のように、掃気口25bから流入した掃気は、シリンダ5のボア中心線L1よりも図中上側方向(反排出方向)へ向かう方向成分を有している。すなわち、この掃気口25bから流入した上記掃気は、シリンダ5のボア中心線L1よりも反排出方向側の側面(図4参照)で、かつ、上側の側面(図2参照)に向けて流入することとなり、その後、シリンダ5のボア中心線L1よりも排出方向側の側面(図4中下側の側面)で、かつ、上側の側面(図2参照)に衝突することによって、シリンダ内空間29内を対流する。さらに、この対流した掃気の少なくとも一部は、後述する、壁面27bに沿って下降し、さらに対流することとなる。
一方、排気口27aは、図2のように、掃気口25b(右側掃気口25bR、左側掃気口25bL)よりも上側に形成され、燃焼室30(図3参照)において燃焼された燃焼ガスCは、この排気口27aを通じ、排気Eとして排気通路部27から排出されるようになっている。これにより、本実施形態では、ピストン21が上死点位置から下死点位置側へ下がってくる場合、排気口27aが先に開口され、その次に、掃気口25bが開口するポートタイミングとなるように形成されている。
このように、排気口27aが上側に形成されていることから、ピストン21が下死点位置へ向けて移動するに従い、最初に、排気通路部27(排気口27a)がシリンダ内空間29に連通することになる。
その結果、シリンダ内空間29内の燃焼ガスCは、排気口27aの上側の部分から排気Eとしてシリンダ5外に排出される。
そして、ピストン21が下死点位置側へ向けて移動する間に、ある程度、シリンダ内空間29に残留する燃焼ガスCが排気口27aを介して排出される。
その燃焼ガスCの排出によってシリンダ内空間29の圧力が下がった状態で、右側掃気通路部25R(右側掃気口25bR)及び左側掃気通路部25L(左側掃気口25bL)が、シリンダ内空間29に連通する。
この様になっていることによって、前回の燃焼サイクルにおいて燃焼が終わった燃焼ガスCが排気Eとして排気口27aから排出された状態にて、流れS1〜S3の掃気が流入することになるので、より効果的に排気Eを排出することが可能となっている。
図4及び図5のように、排気口27aには、排気Eを右側及び左側に分断することが可能な壁面27bが形成されている。
この壁面27bは、シリンダ5のボア中心線L1側から見ると壁面27bはY字形状を有する(図5参照)。
つまり、この壁面27bによって、壁面27bの左側方向位置に左側排気口27aLが形成されている。また、この壁面27bによって、壁面27b右側方向位置に右側排気口27aRが形成されている。
さらに、壁面27bは、ボア方向の断面形状が略三角形状を有している(図4参照)。この略三角形状において、シリンダ5側の一辺27b1がシリンダ5の内周面の形状と同一の形状を有している。
なお、本実施形態では、シリンダ5のボア中心線L1側から見た場合の壁面27bの形状をY字状に形成したが、これに限られず、例えば、I字形状等、他の形状に形成することも可能である。
ここで、シリンダ内空間29内の掃気の流れについて図2及び図5を参照して説明する。
シリンダ内空間29の掃気の大部分は、図2及び図5に示す流れS1のように、シリンダ5の内側面の両側に沿ってそれぞれ上側へ向けて上昇し、その後、シリンダヘッド3の内周面の中央部分で合流して、ピストン21の頂面21aに向かって下降するように流れる。
このため、仮に、本実施形態のように、排気口27aに上記壁面27bが形成されていないとすると、上記下降する掃気の流れS1上には、排気口27aが形成されているため、掃気がそのまま排気口27aから排出されるといった、所謂吹き抜け現象を抑制することができ難くなる。しかしながら、本実施形態では、上記下降する掃気の流れS1上に壁面27bが設けられているため、掃気の吹き抜けを有効に抑制することが可能となり、掃気をピストン21の頂面21aに有効に案内することができるようになっている。
このように排気口27aの中央部(壁面27b)を通過して、ピストン21の頂面21aに達した掃気は、略球面状のピストン側凹部21bにより、シリンダ5の内側面の反排出方向側へ向けて、良好に案内されるようになっている。それによって、この掃気は、シリンダ空間29内に留まることになり、吹き抜けることがない。
次に、シリンダヘッドについて、図1〜図3を参照して説明する。
図1〜図3のように、シリンダヘッド3は、その排出方向側に、上側方向へ向けて窪むシリンダ側凹部3bと、シリンダ側凹部3bの外周縁から反排出方向へ向けて延設される平面状のシリンダ側延設面3cとを有している。
このシリンダ側凹部3bは、その内周面全体が略球面状に形成されているとともに、内周面と外周面とが略平行となるように形成されている。このシリンダ側凹部3bの内周面側の外周縁は、ピストン21が上支点位置に移動したときに、ピストン側凹部21bの外周縁と相互に近接するようになっている。すなわち、ピストン21が上死点位置に移動した状態では、シリンダ側凹部3bとピストン側凹部21bとによって、略楕円球状の空間が形成される。
また、シリンダ側延設面3cは、ピストン側延設面21cと対向配置され、ピストン21が上死点位置に移動した際、ピストン側延設面21cとの間に、例えば、1mm程度の間隙Wが形成されるようになっている(図3参照)。
このため、ピストン21が上死点位置に移動した場合には、シリンダ側延設面3cとピストン側延設面21cとの間に所定の間隙Wを有するエリアSが形成されるため、このエリアSから燃焼室30へ向けて強いスキッシュ流を生じさせることが可能となっている。
また、シリンダヘッド3には、そのボア中心線L1上又はこれに近接した位置に、点火プラグ33をシリンダ5の外部から取り付けることが可能な取付孔3aが形成されている。
点火プラグ33がシリンダヘッド3に取り付けられた状態では、電極部33bが燃焼室30内に配置されるとともに、点火プラグ本体部33aが外部に露出するようになっている。
次に、2ストロークエンジン1内の掃気の流れについて、ピストン21が下死点位置にある場合と、ピストン21が上死点位置側へ向けて移動した場合とに分けて、図2〜図5を参照して説明する。
先ず、ピストン21が下死点位置にある場合の掃気の流れについて、図2、図4及び図5を参照して説明する。
図2、図4及び図5のように、ピストン21が下死点位置にある状態では、掃気口25b(右側掃気口25bR及び左側掃気口25bL)が開口されているため、掃気通路部25から燃料及び空気を少なくとも含む掃気が、シリンダヘッド3、シリンダ5及びピストン21によってシリンダ内空間29に流入することとなる。
前述のように、掃気通路部25は、シリンダ5のボア中心線L1の軸方向の成分に延びて、掃気口25bによってシリンダ5に開口しているため、掃気口25bから流入した掃気の大部分(流れS1の掃気)は、上側方向へ向かう角度成分を有している(図2参照)。その結果、ピストン21が下死点位置付近まで移動して掃気口25bのピストン21による閉塞が解除された際に、掃気口25bから流入した掃気(流れS1、S2及びS3)は、主に、図2に示す流れS1のように、シリンダ5のボア中心線L1よりも反排出方向側の側面、かつ、上側の側面に、衝突するように勢いよく流入する。
これら側面に衝突した掃気は、図2及び図4に示す流れS1のように、シリンダ5の反排出方向側の側面に沿って、上側方向へ向かうタンブル流となる。その後、この掃気は、シリンダヘッド3の内周面及びシリンダ5の排出方向側の側面に沿って、強い勢いのまま、排気口27a(ピストン21の頂面21a)へ向かって流れることとなる。
本実施形態では、頂面21aに、急斜面部21b−1及び緩斜面部21b−2を有するピストン側凹部21bが形成されているため、シリンダ5の排出方向側の側面に沿って、頂面21a付近に達した掃気は、先ず、勾配が急である急斜面部21b−1に沿って良好に案内されて最深部21b−3に達し、その後、勾配が緩やかである緩斜面部21b−2に沿って、再び、シリンダ5の反排出方向部側の側面に円滑に案内されることとなる。その結果、このような掃気を、排気口27aから吹き抜けてしまうことなく、流れS1のように、シリンダ内領域を複数回ループ状に旋回させることが可能となっている。
また、図2及び図5のように、本実施形態では、流れS1の掃気の先頭部分が、排気口27aに到達する前後に、ピストン21が移動して、掃気口25bを閉塞するようになっている。流れS1の掃気は、シリンダ内空間29内をこのように流れることから、この掃気の流れによって、燃焼室30において燃焼された燃焼ガスCを、排気口27aから、排気Eとしてより効率的に排出することが可能となる(図5参照)。
また、ピストン21が下死点位置から上死点位置側へ向けて移動すると、排気口27aがY字状の壁面27bによって急激に減少するため、掃気の吹き抜けを効果的に抑制することが可能となっている。
ここで、掃気口25bから流入した掃気の中には、流れS1のような掃気の他、タンブル流となることなくそのまま排気口27aへ向かう流れS3のような掃気や、一旦タンブル流となったもののシリンダヘッド3へ達することなく、その途中から分岐して排気口27aへ向かう流れS2のような掃気も存在する。
一般に、このような流れS2及び流れS3の掃気は、特に、ピストン21が、下死点位置から上死点位置側へ移動して排気口27aを閉塞していく際に、吹き抜けてしまうことが多いが、本実施形態では、このような掃気においても吹き抜けを有効に抑制すること可能となっている。以下、その理由について、流れS2の掃気と流れS3の掃気とに分けて説明する。
先ず、流れS2の掃気について説明する。
流れS2の掃気は、前述のように、一旦タンブル流となったもののシリンダヘッド3へ達することなく、排気口27aへ向かうものであるが、このような掃気が、シリンダ5の排出方向側の側面付近に達すると、上記流れS1の掃気に捕捉されることとなる。すなわち、この捕捉された掃気は、その流れが、流れS2から流れS1に変更されるため、上昇過程のピストン側凹部21bの球面形状に沿って、シリンダ5の反排出方向部側の側面に良好に案内されることとなる。また、流れS2の掃気が、流れS1の掃気に捕捉されない場合であっても、図2、図4及び図5のように、流れS2の掃気は、左右対称の掃気口23aから出ているため、シリンダ中心面D、すなわち、掃気口中央部に到達して壁面27bに衝突し、排気口27aから直接吹き抜けるのを防止・抑制することができる。この場合も、上昇過程のピストン側凹部21bの球面形状に沿って、シリンダ5の反排出方向側の側面に良好に案内されることとなる。したがって、流れS2の掃気においても吹き抜けを有効に抑制することが可能となる。
次に、流れS3の掃気について、図2及び図4を参照して説明する。
図2及び図4のように、流れS3の掃気は、そのまま排気口27aへ向かって流れることとなる。
流れS3の掃気がシリンダ5の排出方向側の側面付近に到達する前に、この掃気は、上昇過程のピストン側凹部21bに流れ込み、S1やS2の掃気に捕捉されることとなる。したがって、本実施形態では、流れS3の掃気においても、吹き抜けを有効に抑制することが可能となる。
このように、ピストン21の頂面21aにピストン側凹部21bを形成することによって、上記のような様々な流れ(S1、S2及びS3)の掃気においても、排気口27aからの掃気の吹き抜けを有効に抑制することが可能となる。ピストン側凹部21bは、排出方向側が急斜面に、また、反排出方向側が緩斜面になっており、ピストン21の上昇過程において、ピストン21上部のガスの流れは、急斜面部21b−1から緩斜面部21b−2への流れとなる。したがって、排気口27aから反排出方向側へ向かう流れとなり、吹き抜けを防止・抑制することができる。
また、前述のように、本実施形態では、排気口27aにY字状の壁面27bが形成されているため、排気口27aに向かう流れS1、S2及びS3の少なくとも一部(特に、流れS1及びS2)の掃気を、この壁面27bに衝突させることが可能である(図4及び図5参照)。したがって、本実施形態では、上述したように、ピストン21にピストン側凹部21bを形成することによって、掃気の吹き抜けを抑制することが可能となっているが、さらに、ピストン側凹部21bと壁面27bを設けることによって、排気口27aからの掃気の吹き抜けをより効果的に抑制することが可能となっている。
次に、ピストン21が上死点位置に達した場合の掃気の流れについて、図3を参照して説明する。
図3のように、本実施形態では、ピストン21が上死点位置に移動すると、シリンダ側延設面3cとピストン側延設面21cとの間に間隙Wを有するエリアSが形成されるように構成されている。このため、本実施形態では、このエリアSを介して、上記流れS4のような、燃料と空気が混合された混合気を、燃焼室30内に勢いよく流入させることが可能となる。このため、このような混合気は、燃焼室30内に流入することによって、燃焼室30内において有効に攪拌されるため、燃焼速度を向上させることができるとともに、燃焼圧力を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、ピストン21が上死点位置に移動すると、ピストン側凹部21bとシリンダ側凹部3bとの間に、略楕円球状の燃焼室30が形成されるように構成されている。このため、上記のようなスキッシュ流による混合気が燃焼室30へ流入すると、この混合気は、流れS4のように、燃焼室30の内面形状に沿ってループ状に勢いよく旋回することとなる。したがって、混合気がより効果的に攪拌されることとなるため、結果として、エンジン出力を効果的に向上させることが可能となる。
また、燃焼室30の内部形状が略楕円球状であるため、燃焼初期におけるS/V比(Surface Volume Ratio)を低減させることが可能となる。したがって、熱効率の向上により、エンジン出力の向上を図ることが可能となる。
さらに、点火プラグ33の電極部33bは、燃焼室30の燃焼室中心線L2上またはこれに近接する位置に設けられている。すなわち、燃焼室30に流入する流れS4の混合気を、点火プラグ33の電極部33bにより、効率よく点火させることができるため、エンジン出力をより効果的に向上させることができる。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態を説明するための説明図である。
上記第1の実施形態では、平面視において、略円状に形成されたピストン側凹部21b内に、頂面21aの中心(ボア中心線L1)が位置するように形成した。これに限られず、ピストン側凹部の中心位置が頂面21aの中心よりも排出方向側に位置し、且つ、ピストン側凹部を排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が反排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成していれば、図6に示す第2の実施形態のように、平面視において略円状に形成された、ピストン側凹部121b内に、頂面121aの中心を位置させないことも可能である。なお、第2の実施形態においても、ピストン側凹部121bの表面全体は、上記第1の実施形態と同様に、略球面状に形成されている。
<第3の実施形態>
図7は、第3の実施形態を説明するための説明図である。
上記第1の実施形態では、平面視において、ピストン側凹部21bを、略円状に形成するとともに、その中心位置が頂面21aの中心位置よりも排気口側となるように形成した。これに限られず、ピストン側凹部の排出方向側と反排出方向側との間の距離の中心位置c2が頂面21aの中心よりも排出方向側に位置し、且つ、ピストン側凹部を排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が反排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成していれば、図7に示す第3の実施形態のように、頂面221aに形成されるピストン側凹部221bを、略楕円状(ラクビーボール状)に形成することも可能である。なお、第3の実施形態においても、ピストン側凹部221bの表面全体は、上記各実施形態と同様に、略球面状に形成されている。
<第4の実施形態>
図8〜図10は、第4の実施形態及びその変形例を説明するための説明図である。
上記第1の実施形態では、ピストン側凹部21bを、平面視において、略円状に形成するとともに、その中心位置が頂面21aの中心よりも排気口側となるように形成した。これに限られず、ピストン側凹部を排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が反排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成していれば、図8に示す第4の実施形態のように、頂面321aに形成されるピストン側凹部321bの円の中心位置c3を頂面21aの中心と一致させるとともに、平面視におけるピストン側凹部321bの形状を反排出方向側の一部を切り欠いた略D字状に形成することも可能である。
また、図9及び図10のように、図8に示す第4の実施形態を変形することも可能である。すなわち、図9及び図10の変形例では、図8と同様に、ピストン側凹部321bの円の中心位置c3を頂面21aの中心と一致させるとともに、平面視におけるピストン側凹部の形状を略D字状に形成している。しかし、図9の変形例では、ピストン側凹部321b´の反排出方向側の外周縁を、図8に示すピストン側凹部321bの反排出方向側の外周縁よりも排出方向側に位置させ、図10の変形例では、ピストン側凹部321b´´の反排出方向側の外周縁を、図8に示すピストン側凹部321bの反排出方向側の外周縁よりも反排出方向側に位置させようにしている。
なお、第4の実施形態及びその変形例においても、ピストン側凹部321b(ピストン側凹部321b´及びピストン側凹部321´´)の表面全体は、上記各実施形態と同様に、略球面状に形成されている。
<第5の実施形態>
図11及び図12は、第5の実施形態及びその変形例を説明するための説明図である。
上記第4の実施形態では、平面視において略D字状に形成された、ピストン側凹部321bの円の中心位置c3を頂面21aの中心と一致させたが、これに限られず、ピストン側凹部を排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が反排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成していれば、図11に示す第5の実施形態のように、頂面421aに形成されるピストン側凹部421bの円の中心位置c3を、頂面21aの中心よりも排出方向側に位置させることも可能である。
また、図12のように、図11に示す第5の実施形態を変形することも可能である。すなわち、図12の変形例では、図11と同様に、ピストン側凹部321bの円の中心位置c3を頂面21aの中心よりも排出方向側に位置させるとともに、平面視におけるピストン側凹部の形状を略D字状に形成しているが、ピストン側凹部421b´の反排出方向側の外周縁を、図11に示すピストン側凹部321bの反排出方向側の外周縁よりも排出方向側に位置させるようにしている。
なお、第5の実施形態及びその変形例においても、ピストン側凹部421b(ピストン側凹部421b´)の表面全体は、上記各実施形態と同様に、略球面状に形成されている。
<第6の実施形態>
図13及び図14は、第6の実施形態及びその変形例を説明するための説明図である。
上記各実施形態では、平面視におけるピストン側凹部の形状を、略円状(第1及び第2の実施形態)、略楕円状(第3の実施形態)、略D字状(第4及び第5の実施形態)に形成したが、図13のように、略C字状に形成することも可能である。この際、ピストン側凹部を排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が前記反排出方向側の外周縁から前記最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成していれば、図13のように、頂面521aの中心をさけた位置に、ピストン側凹部521bを形成してもよい。このようにすれば、図14のように、ピストン21を製作する際に必要となる場合のある、センター孔用ボス521dを形成することが可能となる。なお、第6の実施形態においても、ピストン側凹部521b(ピストン側凹部521b´)の表面全体は、上記各実施形態と同様に、略球面状に形成されている。
<第7の実施形態>
図15は、第7の実施形態を説明するための説明図である。
上記第1の実施形態では、図3のように、ピストン21が上死点位置へ移動した状態で、シリンダ側凹部3bの外周縁全体を、ピストン側凹部21bの外周縁全体と近接する位置となるように形成したが、例えば、図15に示すシリンダ側凹部103bのように、その外周縁の一部のみを、ピストン側凹部21bの外周縁に近接する位置に形成することも可能である。また、図示は省略するが、シリンダ側凹部の外周縁を、ピストン21が上死点位置へ移動した状態で、ピストン側凹部21bの外周縁と近接する位置に形成することなく、例えば、ピストン側凹部21bの外周縁の内側又は外側に位置するように形成することも可能である。
<実施形態の構成及び効果>
本発明の2ストロークエンジン1は、排気を排出することが可能な排気口27aと、排気の排出方向とは略反対方向へ燃料及び空気の掃気を送り込むことが可能な掃気口25bとを有し、略円柱形状に形成されるシリンダ5と、シリンダ5内を上死点と下死点との間で往復移動可能なピストン21と、を備え、ピストン21の頂面21aは、下側方向へ向けて窪む略球面状のピストン側凹部21bを有している。そして、このピストン側凹部21bは、その全体が略球面状に形成され、排出方向側の外周縁から最深部21b−3へ向かう勾配が急な急斜面部21b−1と、反排出方向側の外周縁から前記最深部へ向かう勾配が急斜面部21b−1よりも緩やかな緩斜面部21b−2とを有している。
このような構成を有することから、前述のように、排気口27aからの、流れS1〜S3のような掃気の吹き抜けを効果的に抑制することが可能となる。その結果、給気効率、掃気効率及び充填効率が向上するとともに、充填比(シリンダ内全ガス量/シリンダ容積量)及び修正給気比(新規吸入ガス量/シリンダ内全ガス量)もまた向上するため、エンジン出力の向上及び低公害化を図ることが可能となる。また、燃料を含む掃気の吹き抜けが効果的に抑制されるため、低公害化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、ピストン側凹部21bは、その径方向の1/2以上がシリンダ5のボア中心線L1よりも排気口側に位置するように形成されている。
このような構成を有するから、排気口27a付近を流動する流れS1等の掃気は、ピストン側凹部21bによって、その流れの方向を、排気口27aへ向かわないようにする変更することが可能である。したがって、排気口27aからの吹き抜けをより効果的に抑制することができるため、さらなる、エンジン出力及び熱効率の向上を図ることができ、併せて、低公害化を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、シリンダヘッド3は、ピストン21の頂面21aと対向するシリンダヘッド3の内周面の一部に、上側方向へ向けて窪むシリンダ側凹部3bを有し、シリンダ側凹部3bの外周縁は、ピストン21が上死点位置へ移動したときにピストン側凹部21bの外周縁と近接する位置に形成されている。
このような構成を有することから、ピストン21が上死点位置へ移動した場合には、ピストン側凹部21bとシリンダ側凹部3bとの間に、略楕円球状の燃焼室30が形成されることとなる。すなわち、燃焼室30に流入する流れS4の混合気は、略楕円球形状に形成された燃焼室30の内周面に沿って、ループ状に流動し、良好に攪拌されることとなる。したがって、掃気の燃焼速度及び燃焼圧力を向上させることができ、結果として、エンジン出力及び熱効率をより効果的に向上させることが可能となる。
また、このような構成とすることにより、燃焼室30の内面形状が略楕円球状となるため、燃焼初期におけるS/V比を低減させることが可能なため、エンジン出力及び熱効率を確実に向上させることができる。
さらに本実施形態によれば、シリンダ側凹部3bは、球面状に形成されている。
このような構成を有することから、燃焼室30に流入した流れS4の混合気を、燃焼室30の内周面に沿って円滑に流すことが可能である。したがって、エンジン出力及び熱効率をより効果的に向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ピストン21は、その頂面21aに、ピストン側凹部21bの外周縁からピストン側凹部21bの径方向外側へ延びるピストン側延設面21cを有し、シリンダ5(シリンダヘッド3)は、その内周面に、シリンダ側凹部3bの外周縁からピストン側凹部21bの径方向外側へ延び、ピストン21が上死点へ移動したときにピストン側延設面21cとの間に間隙Wが形成されるように設けられるシリンダ側延設面3cを有している。
このような構成を有することから、ピストン21が上死点へ移動した際、流れS4の混合気を、間隙Wを介して、ピストン側凹部21b及びシリンダ側凹部3bにより形成される燃焼室30内に勢いよく流入させることが可能となる。すなわち、混合気は、燃焼室30内において、より攪拌されることとなるため、エンジン出力及び熱効率を更に向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、前記間隙Wは、スキッシュ流を生じさせる大きさに形成されている。
このような構成を有することから、燃焼室30内へのスキッシュ流を生じた流れS4の混合気は、燃焼室30内において、より攪拌されることとなるため、エンジン出力及び熱効率を確実に向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、燃焼室30は、その燃焼室中心線L2がシリンダ5のボア中心線L1よりも排出方向側となるように設けられている(図2参照)。すなわち、本実施形態では、燃焼室30を構成するシリンダ側凹部3bを、排出方向側に位置させたことによって、図2のように、点火プラグ33をシリンダヘッド3の取付孔3aの他、例えば、取付孔3a´にも取り付けることが可能となっている。このように、本実施形態によれば、シリンダ5に対する点火プラグ33の取付自由度が向上するため、作業機等の様々な機械毎に、点火プラグ33の取付位置を適宜設定することにより、2ストロークエンジンを上記作業機等に対してコンパクトに搭載することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、排気口27aには、排気口27aの幅方向における中央部の少なくとも一部を塞ぐように壁面27bが形成され、壁面27bのシリンダヘッド3側とクランク室31側との中央位置における排気口27aの幅は、壁面27bのシリンダヘッド3側における排気口27aの幅の合計よりも大きく形成されている。
このような構成を有することから、本来ならば排気口27aから流出してしまう掃気をさらに対流させることができることから、吹き抜けを抑制し、給気効率、充填効率の向上が生じ、出力の向上、排ガス性能の向上が図れる。
なお、本実施形態では、ピストン21の頂面21aを構成する、ピストン側凹部21bの外周面やピストン側延設面21c、及び、当該ピストン側凹部21bの外周縁及びピストン側延設面21cに対向するシリンダ5の面(シリンダ側凹部3bの外周縁から延設される、シリンダ側延設面3cを含む面全体)を、それぞれ略平面状に形成したが、これらの面をそれぞれ略球面状に形成してもよい。この際、上記ピストン側凹部21bの外周面やピストン側延設面21cと、上記シリンダ5の面とが、それぞれ略平行となるように形成することも可能である。
1 2ストロークエンジン
3 シリンダヘッド
3a 取付孔(取付部)
3b シリンダ側凹部
3c シリンダ側延設面
5 シリンダ
9 クランクシャフト
21 ピストン
21a 頂面
21b ピストン側凹部
21b−1 急斜面部
21b−2 緩斜面部
21b−3 最深部
21c ピストン側延設面
23 吸気通路部
23a 吸気口
25 掃気通路部
25b 掃気口
25bL 左側掃気口
25bR 右側掃気口
27 排気通路部
27a 排気口
27aL 左側排気口
27aR 右側排気口
27b 壁面
29 シリンダ内空間
30 燃焼室
33 点火プラグ
L1 ボア中心線
L2 燃焼室中心線
C シリンダ側凹部中心
D ボア中心面

Claims (9)

  1. 略円柱形状に形成され、排気を排出することが可能な排気口と、前記排気の排出方向とは略反対の反排出方向へ燃料及び空気を含む掃気を送り込むことが可能な掃気口とを有するシリンダと、
    前記シリンダの内部を上死点位置と下死点位置との間で往復移動可能なピストンと、を備え、
    前記ピストンの頂面には、その一部を窪ませたピストン側凹部が形成され、
    前記ピストン側凹部は、前記頂面の前記排出方向側近傍に設けられ、その全体が略球面状に形成されているとともに、その前記排出方向側の外周縁から最深部へ向かう勾配が前記反排出方向側の外周縁から前記最深部へ向かう勾配よりも急となるように形成されている
    2ストロークエンジン。
  2. 前記シリンダは、前記ピストンの頂面と対向する対向面部に、前記ピストンが前記上死点位置側へ向けて移動する方向に窪むシリンダ側凹部を有する
    請求項1に記載の2ストロークエンジン。
  3. 前記シリンダ側凹部の外周縁は、前記ピストンが前記上死点位置へ移動したときに前記ピストン側凹部の外周縁と近接する位置に形成されている
    請求項2に記載の2ストロークエンジン。
  4. 前記シリンダ側凹部は、略球面状に形成されている
    請求項2又は請求項3に記載の2ストロークエンジン。
  5. 前記ピストンは、前記頂面に、前記ピストン側凹部の外周縁から前記反排出方向へ延びるピストン側延設面を有し、
    前記シリンダは、前記対向面部に、前記シリンダ側凹部の外周縁から前記反排出方向へ延び、前記ピストンが前記上死点位置へ移動したときに前記ピストン側延設面との間に間隙が形成されるように設けられるシリンダ側延設面を有する。
    請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の2ストロークエンジン。
  6. 前記間隙は、スキッシュ流を生じさせる大きさである
    請求項5に記載の2ストロークエンジン。
  7. 前記シリンダ側凹部には、前記シリンダの外部から点火プラグを取り付けることが可能な取付部が形成されている
    請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の2ストロークエンジン。
  8. 前記取付部は、前記シリンダ側凹部の前記排出方向側と前記反排出方向側との間の中心位置よりも前記反排出方向側に形成されている
    請求項7に記載の2ストロークエンジン。
  9. 前記排気口には、前記排気口の幅方向における中央部の少なくとも一部を塞ぐように壁面が形成されている
    請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の2ストロークエンジン。
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