JP2013162642A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線を容易に組付けでき、電線の配索作業性の向上を図ることができるワイヤハーネス用プロテクタを提供する。
【解決手段】底壁部21と底壁部21の両側より立設された側壁部22で囲まれた電線収容路23を有し、側壁部22の内面22aが上方に向かって電線収容路23の幅を広げる方向に傾斜する傾斜面に形成されたプロテクタ本体2と、カバー上壁部31とカバー上壁部31の両側より立設されたカバー側壁部32を有するカバー本体部30を設けたカバー3とを備え、電線4が配索されたプロテクタ本体2の電線収容路23に上方よりカバー3のカバー本体部30を挿入し、カバー3で電線収容路23を覆うようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両などに配設されるワイヤハーネスの保持及び保護を行なうワイヤハーネス用プロテクタに関する。
従来より、車両などに配設されるワイヤハーネスの保持及び保護を行なうワイヤハーネス用プロテクタが種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
この種のワイヤハーネス用プロテクタの一従来例として図20及び図21に示すものがある。このワイヤハーネス用プロテクタは、電線101を収容する収容溝102を有するプロテクタ本体103と、プロテクタ本体103の上部に嵌め込まれる蓋体104とを備えている。蓋体104は、下方に突出する複数の爪部105を備え、プロテクタ本体103は、爪部105が係止される係止部106を備えている。
上記構成では、プロテクタ本体103の収容溝102に電線101を収容した後、プロテクタ本体103の上部に蓋体104を装着すると、蓋体104の爪部105がプロテクタ本体103の係止部106にそれぞれ係止されるので、蓋体104がプロテクタ本体103に固定される。
特開平8−317529号公報 特開2005−14643号公報
しかしながら、上記従来例では、複数の電線101を収容する収容溝102の両側の側壁部107が垂直に立設されているため、複数の電線101を収容溝102内に収容することが難しい場合があり、電線101の配索作業性が劣るという問題があった。例えば、複数の電線101の幅が収容溝102の幅寸法とほぼ同じ場合には、電線101を収容溝102に挿入する際に電線101が側壁部107に干渉し、スムーズに収容できない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、電線を容易に配索することができるワイヤハーネス用プロテクタを提供することを目的とする。
本発明は、底壁部と前記底壁部の両側より立設された側壁部で囲まれた電線収容路を有し、前記側壁部の内面が上方に向かって前記電線収容路の幅を広げる方向に傾斜する傾斜面に形成されたプロテクタ本体と、カバー上壁部と前記カバー上壁部の両側より立設されたカバー側壁部とを有するカバー本体部を設けたカバーとを備え、電線が配索されたプロテクタ本体の前記電線収容路に上方より前記カバーの前記カバー本体部を挿入し、前記カバーが前記電線収容路を覆ったことを特徴する。
前記プロテクタ本体は、前記電線収容路の外側に設けられたフランジ部を有し、前記カバーは、前記カバー本体部の外側位置に設けられたフランジ部を有し、前記プロテクタ本体と前記カバーの組み付け状態では、互いの前記フランジ部が重なり合って配置され、前記複数の重なり合った前記フランジ部の貫通穴に締結部品を挿入して固定部材に固定することが好ましい。
前記カバーは、カバー上壁部と前記カバー上壁部の両側より立設されたカバー側壁部の内部が上段の電線収容路とされ、前記カバーが複数枚積層されることによって、複数段の前記電線収容路が形成されることが好ましい。
前記プロテクタ本体と前記カバーのいずれか一方は、下方に突出し、且つ、径方向に突出可能な筒状の突起部と、前記突起部内に上方より挿入され、挿入位置が仮係止位置では前記突起部を径方向に押圧せずに仮係止され、挿入位置が本係止位置では前記突起部を径方向に押圧するクリップとを備えることが好ましい。
本発明によれば、プロテクタ本体の底壁部と底壁部の両側より立設された側壁部で囲まれた電線収容路に電線を配索する際、側壁部の内面が上方に向かって電線収容路の幅を広げる方向に傾斜しているので、電線収容路の上方から電線収容路へ容易に電線を配索することができ、電線の配索作業性の向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態を示し、プロテクタ本体の平面図である。 本発明の第1実施形態を示し、プロテクタ本体の正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、プロテクタ本体の側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、プロテクタ本体にワイヤハーネスを組み込んだ状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、カバーを斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、カバーの側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、プロテクタ本体にカバーを組み込む工程を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)はワイヤハーネス用プロテクタの組立斜視図、(b)は図8(a)のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、真空成形工法を説明する図で、(a)はシート加熱工程、(b)はシート成形前の状態、(c)はシート成形後の状態、(d)は離型工程、(e)は加工工程、(f)は完成品をそれぞれ示す図である。 本発明の第1実施形態を示し、熱プレス成形工法を説明する図で、(a)はシート加熱工程、(b)はシート成形前の状態、(c)はシート成形後の状態、(d)は離型工程、(e)は加工工程、(f)は完成品をそれぞれ示す図である。 本発明の第2実施形態を示し、プロテクタ本体上にカバーを組み込む工程を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、プロテクタ本体及びカバー上に他のカバーを組み込む工程を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、プロテクタ本体及びカバー及び他のカバー上に蓋部材を組み込む工程を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、ワイヤハーネス用プロテクタの組立斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、(a)は突部側から見たクリップの斜視図、(b)は天板側から見たクリップの斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、突起部の斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、突起部の平面図である。 本発明の第3実施形態を示し、図17のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態を示し、プロテクタ本体を車体に固定する手順を説明する図で、(a)はクリップをプロテクタ本体の突起部に挿入する前の状態、(b)はクリップをプロテクタ本体に仮止めした状態、(c)はプロテクタ本体を車体上に配置した状態、(d)はプロテクタ本体を車体に固定した状態をそれぞれ示す図である。 従来例を示し、ワイヤハーネス用プロテクタの分解斜視図である。 従来例を示し、ワイヤハーネス用プロテクタの組立斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図10は本発明の第1実施形態を示す。図8に示すように、ワイヤハーネス用プロテクタ1は、樹脂製のプロテクタ本体2と、プロテクタ本体2の上部に重ね合わされる樹脂製のカバー3とを備えている。
プロテクタ本体2は、底壁部21と底壁部21の両側より立設された側壁部22で囲まれた電線収容路23を有し、側壁部22の内面22aは、上方に向かって電線収容路23の幅を広げる方向に傾斜する傾斜面に形成されている。例えば、側壁部22の内面22aは1〜2度の勾配Aを有する。プロテクタ本体2は、電線4を収容する電線収容路23の外側に設けられたフランジ部24を有する。
カバー3は、カバー上壁部31とカバー上壁部31の両側より立設されたカバー側壁部32を設けたカバー本体部30を有する。カバー側壁部32は、中空状に形成されて下向きに開口し、カバー側壁部32の下方からカバー側壁部32内にプロテクタ本体2の側壁部22を嵌め込み可能である。
また、カバー3は、カバー本体部30の外側位置に設けられたフランジ部34を有する。プロテクタ本体2とカバー3の組み付け状態では、互いのフランジ部24,34が重なり合って配置されるので、これらの重なり合ったフランジ部24,34の貫通穴25,35に締結部品(図示せず)を挿入して固定部材(図示せず)に固定する。
プロテクタ本体2は、例えば、樹脂シート5を用いて図9に示す真空成形工法により成形される。図9では、完成品の形態は、プロテクタ本体2の形態とは異なるが、このような成形手順でプロテクタ本体2を成形することができる。
すなわち、図9(a)に示すシート加熱工程で、シート5の上下に配置される一対のヒータ51によりシート5を加熱し、図9(b)に示すように、シート5の下方に配置される型52によりシート5を押圧し、図9(c)に示す真空吸引工程で、型52により押圧した状態でシート5を吸引することにより所望の形状に成形する。次いで、図9(d)に示すように、シート5から型52を離脱させて、図9(e)に示す加工工程で、シート5を破線Lで示す箇所で切断加工して、図9(f)に示すように、完成品であるプロテクタ本体2を成形できる。尚、カバー3も同様の工法で成形される。
また、プロテクタ本体2は、樹脂シート5を用いて図10に示す熱プレス成形工法によっても成形可能である。図10でも、完成品の形態は、プロテクタ本体2の形態とは異なるが、このような成形手順でプロテクタ本体2を成形することができる。
すなわち、図10(a)に示すシート加熱工程で、シート5の上下に配置される一対のヒータ51によりシート5を加熱し、図10(b)に示すように、シート5の上下に一対の型53,54を配置し、図10(c)に示すプレス工程で、一対の型53,54によりシート5を押圧することにより所望の形状に成形する。次いで、図10(d)に示すように、シート5から型53,54を離脱させて、図10(e)に示す加工工程で、シート5を破線Lで示す箇所で切断加工して、図10(f)に示すように、完成品であるプロテクタ本体2を成形できる。尚、カバー3も同様の工法で成形される。
上記構成では、図1〜図3に示すように成形したプロテクタ本体2をワイヤハーネス治具板(図示せず)に固定して、図4に示すように、プロテクタ本体2の電線収容路23に電線4を配索する。次いで、図7に示すように、プロテクタ本体2上にカバー3を配置して、図8に示すように、プロテクタ本体2の側壁部22をカバー3の側壁部32内に嵌め込みながら、プロテクタ本体2上にカバー3を重ね合わせる。このようにして電線4が配索されたプロテクタ本体2の電線収容路23に上方よりカバー3のカバー本体部30を挿入することにより、カバー3で電線収容路23が覆われる。
次いで、プロテクタ本体2とカバー3を組み付けた状態では、互いのフランジ部24,34が重なり合って配置されるので、これらの重なり合ったフランジ部24,34の貫通穴25,35に締結部品(図示せず)を挿入して固定部材(図示せず)に固定する。尚、前記締結部品として、ボルトやクランプ等の別体部品や、車体に溶接されたボルト等が用いられる。
以上説明したように、本実施形態では、プロテクタ本体2の電線収容路23に電線4を配索する際、電線収容路23が底壁部21と底壁部21の両側より立設された側壁部22で囲まれ、この側壁部22の内面22aが上方に向かって電線収容路23の幅を広げる方向に傾斜しているので、電線収容路23の上方から電線収容路23へ容易に電線4を配索することができ、電線4の配索作業性の向上を図ることができる。
この第1実施形態では、プロテクタ本体2とカバー3の固定手段が電線収容路23,33の外側に位置するフランジ部24,34にあるため、カバー3の合わせ面での電線4の噛み込みによる断線の恐れがなく、配索した電線4の品質向上を図ることができる。
(第2実施形態)
図11〜図14は本発明の第2実施形態を示す。前述の第1実施形態に対して、第2実施形態のワイヤハーネス用プロテクタ1Aの大きく異なる点は、図11〜図14に示すように、第1のカバー3と第2のカバー6と第3のカバー7の3つのカバーを備えている点である。
第1のカバー3は、前記第1実施形態のものと同一構成であり、カバー上壁部31とカバー上壁部31の両側より立設されたカバー側壁部32の内部が上段の電線収容路33とされる。
尚、第2実施形態において第1実施形態と同様の構成には同一符号が付されている。
電線4は、階層別サブワイヤの区分に応じて、順次積層されるプロテクタ本体2、カバー3及び他のカバー6に配索される。
第2のカバー6は、第1のカバー3と同様に構成される。すなわち、第2のカバー6は、カバー上壁部61とカバー上壁部61の両側より立設されたカバー側壁部62の内部が上段の電線収容路63とされる。カバー側壁部62は、中空状に形成されて下向きに開口し、カバー側壁部62の下方からカバー側壁部62内にカバー3のカバー側壁部32を嵌め込み可能である。カバー側壁部62の内面62aは、上方に向かって電線収容路63の幅を広げる方向に傾斜する傾斜面に形成されている。例えば、側壁部62の内面62aは1〜2度の勾配Aを有する。また、第2のカバー6は、電線収容路63の外側位置に設けられたフランジ部64を有し、このフランジ部64に貫通穴65が設けられている。
第3のカバー7は、第1のカバー3と同様に、外側位置に設けられたフランジ部74を有し、このフランジ部74に貫通穴75が設けられている。
上記構成では、プロテクタ本体2の電線収容路23に電線4を配索した後、図11に示すように、プロテクタ本体2上に第1のカバー3を配置して重ね合わせる。次いで、図12に示すように、第1のカバー3上に第2のカバー6を配置して重ね合わせた後、図13に示すように、第2のカバー6上に第3のカバー7を配置して重ね合わせる。このようにしてプロテクタ本体2と第1〜第3のカバー3、6、7を組み付けた状態では、図14に示すように、互いのフランジ部24,34、64、74が重なり合って配置されるので、これらの重なり合ったフランジ部24,34、64、74の貫通穴25,35、65、75に締結部品(図示せず)を挿入して固定部材(図示せず)に固定する。
以上説明したように、本実施形態では、プロテクタ本体2の電線収容路23に電線4を容易に配索でき、同様に、第1のカバー3の電線収容路33、及び第2のカバー6の電線収容路63にも電線4を容易に配索できるので、電線4の配索作業性の向上を図ることができる。
この第2実施形態では、第1のカバー3の組み込み時と同様に、第2のカバー6の組み込み時にも電線4の損傷を防止できるので、電線4の品質向上を図ることができる。
さらに、この第2実施形態では、階層別サブワイヤの区分に応じて、順次積層されるプロテクタ本体2、第1のカバー3及び第2のカバー6に配索されるので、システム別(ボディー系、パワートレイン系、シャシー系、情報系、安全系など)、機能別(電源、アース、大容量、小容量、信号など)、及び追加オプション別と様々な電線組み合わせパターンに対応可能であり、階層別サブワイヤによるサブワイヤの標準化を図ることができる。例えば、機能別の階層別サブワイヤの区分に従って、大電流の電線と小容量の電線とを分けて配索することにより、大電流の電線に大電流が放出された場合であっても、小容量の電線が電磁ノイズの影響を受けることを緩和できる。
(第3実施形態)
図15〜図19は本発明の第3実施形態を示す。前述の第1実施形態に対して、第3実施形態のワイヤハーネス用プロテクタの大きく異なる点は、プロテクタ本体2が、下方(図18の上方)に突出し、且つ、径方向に突出可能な筒状の突起部91と、突起部91内に上方より挿入されるクリップ92とを備えたことにある。尚、第3実施形態において第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成には同一符号が付されている。
突起部91の内部には、図16〜図18に示すように、先端側の小径穴91aと、この小径穴91aに連通する大径穴91bとが軸方向に沿って設けられている。また、突起部91には、先端側の小径穴91aから軸方向に沿って延びるとともに、先端側から見て十字形に形成されるスリット91cと、この十字形のスリット91cにより区分され、軸方向に延びて径方向に突出可能な4つの弾性片91dとが設けられている。
クリップ92は、図15に示すように、突起部91の軸方向に延びる軸部93を有し、この軸部93の両端には、円錐状の突部94と円板状の天板95とが設けられる。軸部93の先端側には、軸部93より外径方向に突出し、軸方向に延びる第1係止部96が設けられ、軸部93の後端側には、軸部93より外径方向に大きく突出し、軸方向に延びる第2係止部97が設けられている。また、クリップ92は、挿入位置が仮係止位置では突起部91を径方向に押圧せずに仮係止され、挿入位置が位置では突起部91を径方向に押圧する。
上記構成では、図19に示す手順に従ってプロテクタ本体2を車体8に固定する。すなわち、図19(a)に示すように、プロテクタ本体2の表面側から突起部91の大径穴91bにクリップ92の突部94を挿入し、図19(b)に示すように、クリップ92を押込んで突部94をプロテクタ本体2の突起部91の先端より突出させる。このとき、クリップ92の第1係止部96が突起部91の小径穴91a縁部に係合するので、クリップ9がプロテクタ本体2に仮固定(仮係止)される。
次いで、図19(c)に示すように、仮固定したクリップ9とともにプロテクタ本体2を車体8の嵌合穴81に挿入してプロテクタ本体2の搭載位置を決めた後、図19(d)に示すように、天板95がプロテクタ本体2の表面に当接するまでクリップ9をさらに挿入して、プロテクタ本体2の突起部91を車体8の嵌合穴81に嵌合させる。このとき、クリップ92の第2係止部97が突起部91の小径穴91a縁部に係合し、突起部91の弾性片91cが径方向に押圧されるので、クリップ92の第2係止部97が外周から挟圧保持されるとともに、突起部91が車体8の嵌合穴81に強固に嵌合される。その結果、プロテクタ本体2が車体8に固定(本係止)される。
以上説明したように、本実施形態では、プロテクタ本体2を車体8に固定する際に、プロテクタ本体2に一体に形成される筒状の突起部91と、この突起部91に仮止めされるクリップ92とを用いるので、作業者が手で上記締結部品を保持する必要がなく、また、クリップ92を突起部91に挿入することによりプロテクタ本体2の位置決めを容易に行なえるので、当該プロテクタの車両への組付性の向上を図ることができる。
尚、上記第3実施形態では、プロテクタ本体2と一体に突起部91を形成する場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、プロテクタ本体の上部に重ね合わされるカバーに一体に突起部を形成し、この突起部を他のカバー及びプロテクタ本体を貫通させて車体の嵌合穴に嵌合させることもできる。これにより、プロテクタ本体及び他のカバーを互いに連結することができる。
また、上記第3実施形態では、車体8に突起部91が嵌合する嵌合穴81を設ける場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、車体の代わりに他の固定部材、例えば鉄製ブラケットに突起部を嵌合させることもできる。
1,1A ワイヤハーネス用プロテクタ
2 プロテクタ本体
3 カバー,第1のカバー
4 電線
6 第2のカバー
21 底壁部
22 側壁部
22a,32a,62a 内面
23,33,63 電線収容路
24,34,64 フランジ部
25,35,65 貫通穴
30 カバー本体部
31,61 カバー上壁部
32,62 カバー側壁部
91 突起部
92 クリップ

Claims (4)

  1. 底壁部と前記底壁部の両側より立設された側壁部で囲まれた電線収容路を有し、
    前記側壁部の内面が上方に向かって前記電線収容路の幅を広げる方向に傾斜する傾斜面に形成されたプロテクタ本体と、
    カバー上壁部と前記カバー上壁部の両側より立設されたカバー側壁部を有するカバー本体部を設けたカバーとを備え、
    電線が配索されたプロテクタ本体の前記電線収容路に上方より前記カバーの前記カバー本体部を挿入し、前記カバーが前記電線収容路を覆ったことを特徴するワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタであって、
    前記プロテクタ本体は、前記電線収容路の外側に設けられたフランジ部を有し、
    前記カバーは、前記カバー本体部の外側位置に設けられたフランジ部を有し、
    前記プロテクタ本体と前記カバーの組み付け状態では、互いの前記フランジ部が重なり合って配置され、前記複数の重なり合った前記フランジ部の貫通穴に締結部品を挿入して固定部材に固定したことを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のワイヤハーネス用プロテクタであって、
    前記カバーは、カバー上壁部と前記カバー上壁部の両側より立設されたカバー側壁部の内部が上段の電線収容路とされ、
    前記カバーが複数枚積層されることによって、複数段の前記電線収容路が形成されたことを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のワイヤハーネス用プロテクタであって、
    前記プロテクタ本体と前記カバーのいずれか一方は、下方に突出し、且つ、径方向に突出可能な筒状の突起部と、前記突起部内に上方より挿入され、挿入位置が仮係止位置では前記突起部を径方向に押圧せずに仮係止され、挿入位置が本係止位置では前記突起部を径方向に押圧するクリップとを備えたことを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
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