JP2013160962A - 複線用光ケーブルコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光ファイバーの端部同士を簡単に接続できるコネクタを提供する。
【解決手段】内部に中子フェルール10を嵌挿した円筒状の接合フェルール5を先端側に配着した一対のクランプ接続端子2、3と、内部で両接合フェルール5を接続させる円筒状の接続子1と、クランプ接続端子2、3と接続子1とを固定する接続維持手段4と、両接合フェルール5の先端部間に充填する透明なゲル材27とから成る。接合フェルール5及び中子フェルール10の対向周面には、接合フェルール及び中子フェルールの中心線方向の凹溝条23と凸隆条22とを対設し、接続子1及び接合フェルール5との対向周面には、中心線方向の凹溝条21と凸隆条20とを対設する。接続子1内の両側の接合フェルール5及び中子フェルール10には、凹溝条及び凸隆条で決まる相互の定位置で、連続して直線状に貫通する光ファイバー挿通孔8、11を中心線方向と平行に複数形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の光ファイバーの各端部同士を接続するための光ケーブルコネクタに関する。
従来の光ケーブルコネクタは単線の接続を可能とするものであるところ、先に本願発明者は複線を容易に接続可能とする特許文献1の「光ケーブルコネクタ」を提案した。
しかし、この「光ケーブルコネクタ」は、クランプ接続端子の光ファイバーの接続部分であるフェルールへの光ファイバーの装着が容易ではなく、このため光ファイバーをクランプ接続端子へ接続した製品の製造作業を機械化することが困難であった。
特開2008−180822
上記課題を解決すべく、本発明は、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの端部同士を光ケーブルコネクタのクランプ接続端子に簡単に接続できるようにし、手作業で行っていたクランプ接続端子への接続作業を機械化することを可能とする複線用光ケーブルコネクタを提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明の複線用光ケーブルコネクタは、請求項1の発明においては、内部に棒状の中子フェルールを嵌挿した円筒状の接合フェルールを先端側に配着した一対のクランプ接続端子と、内部で前記両接合フェルールを接続させる円筒状の接続子と、両接合フェルールの先端部を接続させて前記クランプ接続端子と前記接続子とを固定する接続維持手段と、前記接続子内の両接合フェルールの先端部間に充填する透明なゲル材とから成る複線用光ケーブルコネクタであって、a)前記接合フェルール及び前記中子フェルールの対向周面には、該接合フェルール及び中子フェルールの中心線方向と平行に凹溝条及び該凹溝条に嵌合する凸隆条を対設し、前記接続子及び前記接合フェルールの対向周面には、前記接合フェルール及び中子フェルールの中心線方向と平行に凹溝条及び該凹溝条に嵌合する凸隆条を対設し、b)前記接続子内の両側の前記接合フェルール及び前記中子フェルールの前記凹溝条及び凸隆条で決定される相互の定位置に、内部を連続して直線状に貫通した光ファイバー挿通孔を中心線方向と平行に複数形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、上記発明において、前記接続維持手段が、a)接合フェルールの中間部位にフランジを設け、該フランジの後部に管状接続部を一体的に形成し、b)前記クランプ接続端子の中間部に前記接合フェルールを挿入した接続子の外周に密接状態で往復可能とする円筒状のクランプ部を設け、c)前記クランプ部の後部内面にバネ止部を突設するとともに前記管状接続部の外周面と該クランプ部の内周面との間に形成されたバネ装着空間内の前記バネ止部と前記フランジの後部面との間に押圧スプリングを装着し、
d)前記両クランプ接続端子のクランプ部に先端側から切欠して引掛り部を形成した掛止溝を設け、前記接続子の両端寄りの外周に、前記引掛り部に入ったとき前記押圧スプリングの付勢で接合フェルールの先端部同士を押圧状態する突起を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、上記発明において、前記管状接続部に光ケーブルガイド管を連結するとともに該光ケーブルガイド管の外周に、クランプ部の後端部を後部側から押えるフランジ状ストッパを突設したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、上記発明において、前記管状接続部の外周面に、雄ネジを形成するとともに光ケーブルガイド管の先端部の内周面に、該雄ネジに螺着可能な雌ネジを形成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明においては、上記発明において、前記接続子の外周面に内周面が密接して嵌合可能な断面C字形の割り筒状を成し、且つ接続時のクランプ接続端子のクランプ部の先端間と略同幅とした弾力性を有する着脱ストッパを、接続子に装着したことを特徴とする。
本発明は、光ファイバーを挿通するフェルールを接合フェルール内に中子フェルールが嵌挿可能な2重構造としたので、光ファイバーを装着するときには、接合フェルールから中子フェルールを取り出して、複数の光ファイバーを、取り出した中子フェルールの光ファイバー挿通孔に対して一本づつ全部差し込んでから、纏めて接合フェルールに装着すること可能となる。
接合フェルールから取り出した中子フェルールは、光ファイバー挿通孔が露出しているので、その光ファイバー挿通孔に対して光ファイバーが差し込み易く、複数ある光ファイバーの全てを容易に短時間で差し込むことが可能となる。
また、接合フェルールと中子フェルールとは、凹溝条及び凸隆条で無回転状態に拘束しつつ中心線方向に正確にガイドされて挿入されるため、接合フェルールに光ファイバーを装着した中子フェルールを差し込むと、中子フェルールの複数の光ファイバー挿通孔から突出した光ファイバーの先端が前記接合フェルールの各光ファイバー挿通孔の開口位置に自動的に合致され、そのまま纏めて、接合フェルールの複数の光ファイバー挿通孔に各光ファイバーを挿入することが可能となる。
このため光ケーブルのコネクタへの装着が大変容易となる
このように、複線用光ケーブルコネクタへの光ファイバーの装着作業が、前記中子フェルールへの複数の光ファイバーの装着と、複数の光ファイバーが装着された中子フェルールの前記接合フェルールの光ファイバー挿通孔への差し込み作業との2段階に分けて、各段階が容易に行えることとなり、複線用光ケーブルコネクタへの細くて曲がり易く扱い難かった光ファイバーの装着作業全体をロボットなどの機械的な接続作業で簡単に行うことが可能となる。
また、接合フェルールへの光ファイバーの接続作業が終わった後、次の前記両クランプ接続端子と前記接続子との連結は、前記接続維持手段によって前記両クランプ接続端子と前記接続子が接続されるが、その際、両側の接合フェルールは、前記接続子に対して凹溝条及び凸隆条が相互に噛み合うように嵌合することによって、各光ファイバー挿通孔の相互の開口部が合致する位置で正確に固定され、光ファイバーが直線的に挿通可能となり、且つ凹溝条及び凸隆条は前記接合フェルール及び中子フェルールの中心線方向に長いので、外部から力が加わっても位置ズレが発生し難くなる。従って、激しい振動が発生する自動車、航空機等の輸送機器や工場内などの情報制御系のケーブルに使用することが可能となる。
また透明なゲル材を介して安定した光ファイバーの光接続が可能となり、透明なゲル材自体は柔らかいゲル状態であるため、接続後、メンテナンスなどでコネクタの分離も容易にできるので、メンテナンスなどの作業に要する時間やコストが大幅に削減可能となる。
請求項2に記載の発明では、前記接続維持手段である前記接続子の突起が前記クランプ部の前記引掛り部に掛かって、押圧スプリングの力で前記接続子内の両側の接合フェルールを押し付けた状態に接続し、その状態を維持させることが可能となる。
そして、接続後は、対向周面に相互に合致するように形成した凹溝条と凸隆条とが密接に嵌合されるので、各光ファイバーを繋いだときの中子フェルール及び接合フェルールと、接合フェルール及び前記接続子とが、相互の確定位置に押圧スプリングの力の押されて強力に固定され、接続部分に外部から振動や衝撃などのよる力が加わっても殆ど変形が起らない。
また、部品の殆どが筒状物の組み合わせとなっており、金属である押圧スプリング以外は材質を全てプラスチックで製作することができ、このため大幅な軽量化とコストダウンが可能となる。
請求項3に記載の発明では、前記光ケーブルガイド管に設けたストッパがクランプ部を後ろ側に抜けないように押し止めるので、前記光ケーブルガイド管とクランプ部と結合したままの状態で接合フェルールの管状接続部から分離させるこが可能となる。
このため、中子フェルール及び接合フェルールに各光ファイバーを接続するときに、前記光ケーブルガイド管及びクランプ部を中子フェルール及び接合フェルールから分離すれば、中子フェルール及び接合フェルールに各光ファイバーを取付け易くすることが可能となる。
請求項4に記載の発明では、前記接合フェルールの管状接続部と光ケーブルガイド管とが螺着されているので、回転させるだけで光ケーブルガイド管が容易に着脱可能となるとともに、各光ファイバーの接続や、メンテナンスなどでコネクタを切り離すときに、前記接合フェルールと光ケーブルガイド管とを分離させることが可能となり、その作業に要する時間やコストを削減することが可能となる。
請求項5に記載の発明では、前記クランプ接続端子と前記接続子とを各光ファイバーを接続して固定した後、前記クランプ部間の前記接続子に割り口を開いて被せるように着脱ストッパを装着すれば、前記接続子の突部が前記クランプ部の前記引掛り部に掛かった状態で、掛止溝を戻ることができなくなり、前記接続子から前記クランプ接続端子は抜ける虞がなくなる。
本発明の接続状態を示す(イ)が斜視図、(ロ)が縦断側面図である。 (イ)がクランプ接続端子と続端子を分離した状態を示す縦断側面図、(ロ)が一方のクランプ接続端子のみ続端子に接続した状態を示す縦断側面図である。 部品を分解した状態を示す斜視図である。 クランプ部の斜視図である。 接合フェルール部分の対応した凸隆条と凹溝条を示す斜視図である。 中子フェルール部分の対応した凸隆条と凹溝条を示す斜視図である。 図1の(ロ)のA−A線輪切り断面図である。 図1の(ロ)のB−B線輪切り断面図である。 図1の(ロ)のC−C線輪切り断面図である。
本発明の実施の形態を以下詳しく説明する。
本発明の複線用光ケーブルコネクタは、図2の(イ)に示すように、中心線上で左右対称に向かい合う一対のクランプ接続端子2、3と、両クランプ接続端子2、3間にあって、両者を接続する円筒状の接続子1と、接続された前記両クランプ接続端子2、3と前記接続子1とを固定する接続維持手段4と、前記接続子内の両接合フェルールの先端部間に充填する透明なゲル材27とで構成される。
前記両クランプ接続端子2、3は、図1及び図3に示すように、先端側に、連結部15の筒の外側と内側の先端側を平面状の外側接合面5aと内側接合面5bとに形成するとともに後部には管状接続部7を一体的に形成した円筒状の接合フェルール5を配着する。
該接合フェルール5の筒内空間9内には、先端側を平面状の接合面10aに形成した丸棒状の中子フェルール10を着脱可能の嵌装する。
そして、前記中子フェルール10の接合面10aは接合フェルール5の内側接合面5bに密接可能とする。
また、前記接合フェルール5及び前記中子フェルール10には、両者の固定位置で直線の光ファイバーFを貫挿可能とする光ファイバー挿通孔8、11を前記接合フェルール5及び中子フェルール10の中心線方向と平行に複数形成する。
該光ファイバー挿通孔8、11は、光ケーブルK内の複数の光ファイバーFを1本づつ通すことができる細い孔であり、図5及び図6では光ファイバー挿通孔8、11が3本の例を示し、図7、図8及び図9では6本の例を示しているが、光ファイバー挿通孔8、11の数は、光ケーブルKの光ファイバーの本数に合わせればよく、その数は3本と6本に限定されるものではない。
対象となる光ファイバーFは、通常のガラス製やプラスチック製の光ファイバーFを使用し、どのような径でも対応できるよう、前記光ファイバー挿通孔8、11の径を用いる光ファイバーFが円滑に挿入可能な径に形成する。
前記接合フェルール5の筒内空間9内に中子フェルール10を差し込むときに、前記中子フェルール10の接合面10aと接合フェルール5の内側接合面5bとの間の空気は、両者が接近しているときに前記接合フェルール5の光ファイバー挿通孔8から外部に排出されるので、容易に前記中子フェルール10の接合面10aと接合フェルール5の内側接合面5bを密接させることができる。
前記接続子1は、図2に示すように、前記両クランプ接続端子2、3の間に配されて前記接合フェルール5を両側から挿入可能とし、両側の前記接合フェルール5の外側接合面5a同士を密接可能とする。
そして、光ファイバー挿通孔8、11に光ファイバーを挿通して密接させ、両側の前記接合フェルール5の外側接合面5a同士の間には、図1の(ロ)に示すように、光を透過させる透明なゲル材27を充填する。
部品として使用される材質については、使用する押圧スプリング14は鋼材とし、前記接合フェルール5、前記中子フェルール10及び前記接続子1は硬質のプラスッチク製であるが、その他の部品については金属やプラスッチクが使用できる。
前記接合フェルール5、前記中子フェルール10及び接続子1は、同素材の硬質プラスッチクとすれば、両方とも膨張率も等しくするこができるので、温度変化による隙間発生による弛みや、熱変形が防止され、全体に高い形状安定性が得られる製品を作ることが可能となる。
また、図3に示すように、前記両クランプ接続端子2、3の前記管状接続部7には後方に長い光ケーブルガイド管18を連結する。該光ケーブルガイド管18は、先端側の前記管状接続部7への連結部15を硬くし、後端側を薄く柔らかいものとするか、又は、細かい切れ目を入れて、後方へ突出した光ファイバーに強度な屈曲ストレスが掛からないようにすることが好ましい。
接合フェルール5の管状接続部7と前記光ケーブルガイド管18との連結は、図3に示すように、接合フェルール5の管状接続部7の外周面には雄ネジを形成し、光ケーブルガイド管18の先端部の内周面には該雄ネジに螺合する雌ネジを形成し、両者を螺着して結合させること可能である。
そして、前記接合フェルール5及び前記中子フェルール10の対向周面には、図6に示すように、前記両光ファイバー挿通孔8、11同士が合致する固定位置で、前記接合フェルール5及び中子フェルール10の中心線方向と平行に凹溝条23と該凹溝条23に嵌合する凸隆条22とを対向させて形成する。
また、図5に示すように、前記接続子1及び前記接合フェルール5との対向周面には、両側の前記光ファイバー挿通孔8同士が合致する固定位置で、前記接合フェルール5及び中子フェルール10の中心線方向と平行に、凹溝条21と該凹溝条21に嵌合する凸隆条20とを対向させて形成する。
各図では、前記接合フェルール5及び中子フェルール10の前記接続子1の内周側には凸隆条20を形成し、前記接合フェルール5の外周側には前記凹溝条21を形成し、また接合フェルール5の内周側には凸隆条22を形成し、前記中子フェルール10の外周側には前記凹溝条23を形成した態様を示したが、これとは反対に、前記接続子1の内周側には凹溝条を形成し、前記接合フェルール5の外周側には凸隆条を形成し、また接合フェルール5の内周側には凹溝条を形成し、前記中子フェルール10の外周側には凸隆条を形成した態様も可能であり、それぞれ対向した凹凸に形成することができる。
本発明の光ファイバー挿通孔8、11の数は、図5及び図6では3本の例を示し、図7、図8及び図9では6本とした例を示している。
6本の場合を例に複線用光ケーブルコネクタの接続部分をさらに詳述する。
本発明の複線用光ケーブルコネクタを接続したときの前記接続子1、前記接合フェルール5及び中子フェルール10の断面を図7、図8及び図9に示している。
その内、図7は、図1の(ロ)のA−A線輪切り断面図であり、図8は、図1の(ロ)のB−B線輪切り断面図であり、図9は、図1の(ロ)のC−C線輪切り断面図である。
これら図に示すように、それぞれの対向周面に、前記接合フェルール5と前記中子フェルール10には、前記接合フェルール5及び中子フェルール10の中心線方向と平行に凹溝条23と該凹溝条23に嵌合する凸隆条22とが対設し、前記接続子1と前記接合フェルール5には、凹溝条21と該凹溝条21に嵌合する凸隆条20とが対設する。
前記各図では、前記凹溝条23、21と凸隆条22、20は、それぞれ4組形成した例を示しているが、複線用光ケーブルコネクタを接続し、固定したときの安定性及び部品精度を保つ上で3組以上で6組以内とすることが好ましい。
また、その位置は、図7に示すように、各組の周方向の間隔は等間隔とすることが中心を安定的に合わせる上で好ましい。
前記凹溝条23、21と凸隆条22、20の形状は、各図では断面円弧状で重なり合った形状としているが、この形状に限定されるものではなく、U字状やV字状の断面に形成し、少なくとも中央で相互に密接可能な形状とする。この中央以外では若干の隙間を形成すれば、光ファイバーを接続させるときに前記接続子1と両側の接合フェルール5とに挟まれて高圧になった空気をその隙間から逃がすことによって両側の前記接合フェルール5の外側接合面5a同士を円滑に密接させることが可能となる。
前記凹溝条23、21と凸隆条22、20の大きさは、全て等しくしても良いが、1組を異なる大きさにすれば、他の前記凹溝条23、21と凸隆条22、20とが嵌合できないので、嵌合可能な位置が1箇所に確定することとなり、誤った位置に差し込むことが防止される。
また、差し込む位置を間違えることを防止するためには、周方向の間隔の複数の組みのうち1箇所を異なる間隔にすれば、前記接合フェルール5と前記中子フェルール10を誤った位置に差し込むことが防止される。
前記各凹溝条23、21と、凸隆条22、20とは、図7、図8及び図9に示すように、位置を正確に密接状態に嵌合させることによって、コネクタ接続後は、対向周面に相互に合致するように形成した前記接合フェルール5及び中子フェルール10の中心線方向に長い凹溝条と凸隆条とが、各光ファイバーFを繋いだときの中子フェルール10及び接合フェルール5と接合フェルール5及び前記接続子1とを、相互の確定位置に強力に固定し、接続部分に外部から振動や衝撃などのよる力が加わっても変形が発生しないものとなる。
前記接続維持手段4は、接続された前記両クランプ接続端子2、3と前記接続子1とを固定するものであり、部品の一部の掛か止部を設けて固定するものや全体を覆うように固定するものなど各種形態が可能である。
次に前記接続維持手段4について、一例をあげて詳細に説明する。
例えば、前記接続維持手段4は、図2及び図3に示すように、接続子1による両側の接合フェルール5の外側接合面5a同士が密接可能な接合フェルール5の中間部位に、フランジ6を設け、前記クランプ接続端子2、3の中間部には、前記接合フェルール5を挿入した接続子1の外周に密接状態で往復可能とする円筒状のクランプ部12を設ける。
さらに、前記管状接続部7の外周面と該クランプ部12の内周面との間にバネ装着空間25を形成し、前記クランプ部12の後部内面にバネ止部13を突設して、前記バネ装着空間9内の該バネ止部13と前記フランジ6の後部面との間に押圧スプリング14を装着する。
前記両クランプ接続端子2、3のクランプ部12は、先端側からの切欠により引掛り部4bを形成した掛止溝4cを設け、前記接続子1の両端寄りの外周に前記掛止溝4cに入る突起4aを設ける。
そして、図1の(ロ)に示すように、該突起4aが前記引掛り部4bに入ったとき、押圧スプリング14の付勢力で接合フェルール5の先端部同士5aを押圧状態としつつ前記接続子1と接合フェルール5とを接続維持可能とする
該クランプ部12は、図4に示すように、クランプ部12の端面から切欠して形成されるので掛止溝4cは部分的に弱くなる。このため、図4に示すように、溝補強カバー19を設けると良い。
なお、その掛止溝4cは、クランプ部12の端面から前記接合フェルール5及び中子フェルール10の中心線方向と平行に切り込んで周方向に進み、クランプ部12の端面方向に曲げて前記引掛り部4bを形成するが、図1に示すように、クランプ部12の端面の直径方向で等距離に2つも設けると、前記クランプ接続端子2、3と前記接続子1とが安定的に接続できる。
その際、前記掛止溝4cは、両側のクランプ部12に、図1に示すように、逆回転方向に曲げて形成すると、クランプ部12を持って相互に逆回転させることで、前記接続子1の突起4aに容易に装着できるようになる。
また、前記光ケーブルガイド管18の外周に、クランプ部12の後端部を後部側から押えるフランジ状ストッパ17を突設する。
該フランジ状ストッパ17は、前記クランプ部を後ろ側に抜けないように押さ止める働きをするので、前記光ケーブルガイド管18とクランプ部12を付けたままで接合フェルール5から分離させることが可能となる。
このため、中子フェルール10及び接合フェルール5に各光ファイバーFを接続するときに、前記光ケーブルガイド管18及びクランプ部12を中子フェルール10及び接合フェルール5から分離させることで、中子フェルール10及び接合フェルール5に各光ファイバーFが取付け易すくなる。
さらに、図1の(イ)に示すように、接続子1の外周面に嵌合可能な断面C字形の割り筒状を成し、且つ接続時のクランプ接続端子2、3のクランプ部12、12の先端間と略同幅とした弾力性を有する着脱ストッパ26を備えることができる。
該着脱ストッパ26は、前記クランプ接続端子2、3と前記接続子1とを各光ファイバーFを接続して固定した後、前記両クランプ部12、12間の前記接続子1に割り口を開いて被せるように装着する。
前記接続子1の突起4aが前記クランプ部12の前記引掛り部4bに掛かった状態で、前記接続子1に対して前記両クランプ部12、12間を狭めることができなくなり、この結果、前記間掛止溝4cを戻れなくなる。
したがって、前記接続子1から前記クランプ接続端子2、3を抜けなくすることが可能となる。
本発明は、光ケーブル内の複数の光ファイバーの端部同士を接続可能とする光ケーブルコネクタに使用される。
1 接続子
2 クランプ接続端子
3 クランプ接続端子
4 接続維持手段
4b 引掛り部
4c 掛止溝
4a 突起
5 接合フェルール
5a 接合フェルールの外側接合面
5b 接合フェルールの内側接合面
6 フランジ
7 管状接続部
8 光ファイバー挿通孔
9 筒内空間
10 中子フェルール
10a中子フェルールの接合面
11 光ファイバー挿通孔
12 クランプ部
13 バネ止部
14 押圧スプリング
15 連結部
16 雌ネジ
17 フランジ状ストッパ
18 光ケーブルガイド管
19 溝補強カバー
20 凸隆条
21 凹溝条
22 凸隆条
23 凹溝条
24 光ケーブル挿通孔
25 バネ装着空間
26 着脱ストッパ
27 透明なゲル材
F 光ファイバー
K 光ケーブル

Claims (5)

  1. 内部に棒状の中子フェルールを嵌挿した円筒状の接合フェルールを先端側に配着した一対のクランプ接続端子と、内部で前記両接合フェルールを接続させる円筒状の接続子と、両接合フェルールの先端部を接続させて前記クランプ接続端子と前記接続子とを固定する接続維持手段と、前記接続子内の両接合フェルールの先端部間に充填する透明なゲル材とから成る複線用光ケーブルコネクタであって、
    前記接合フェルール及び前記中子フェルールの対向周面には、該接合フェルール及び中子フェルールの中心線方向と平行に凹溝条及び該凹溝条に嵌合する凸隆条を対設し、前記接続子及び前記接合フェルールの対向周面には、前記接合フェルール及び中子フェルールの中心線方向と平行に凹溝条及び該凹溝条に嵌合する凸隆条を対設し、
    前記接続子内の両側の前記接合フェルール及び前記中子フェルールの前記凹溝条及び凸隆条で決定される相互の定位置に、内部を連続して直線状に貫通した光ファイバー挿通孔を中心線方向と平行に複数形成したことを特徴とする複線用光ケーブルコネクタ。
  2. 接続維持手段が、接合フェルールの中間部位にフランジを設け、該フランジの後部に管状接続部を一体的に形成し、前記クランプ接続端子の中間部に前記接合フェルールを挿入した接続子の外周に密接状態で往復可能とする円筒状のクランプ部を設け、
    前記クランプ部の後部内面にバネ止部を突設するとともに前記管状接続部の外周面と該クランプ部の内周面との間に形成されたバネ装着空間内の前記バネ止部と前記フランジの後部面との間に押圧スプリングを装着し、
    前記両クランプ接続端子のクランプ部に、先端側から切欠して引掛り部を形成した掛止溝を設け、前記接続子の両端寄りの外周に、前記引掛り部に入ったとき前記押圧スプリングの付勢で接合フェルールの先端部同士を押圧状態する突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の複線用光ケーブルコネクタ。
  3. 管状接続部に光ケーブルガイド管を連結するとともに該光ケーブルガイド管の外周に、クランプ部の後端部を後部側から押えるフランジ状ストッパを突設したことを特徴とする請求項2に記載の複線用光ケーブルコネクタ。
  4. 管状接続部の外周面に、雄ネジを形成するとともに光ケーブルガイド管の先端部の内周面に、該雄ネジに螺着可能な雌ネジを形成したことを特徴とする請求項3に記載の複線用光ケーブルコネクタ。
  5. 接続子の外周面に内周面が密接して嵌合可能な断面C字形の割り筒状を成し、且つ接続時のクランプ接続端子のクランプ部の先端間と略同幅とした弾力性を有する着脱ストッパを、接続子に装着したことを特徴とする請求項2から4のうちいずれかに記載の複線用光ケーブルコネクタ。
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