JP2013160534A - 傾斜計測装置およびこれを備えた傾斜計測システム - Google Patents

傾斜計測装置およびこれを備えた傾斜計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】環境の変化による計測値の信頼性の低下が生じ易い特性を有する加速度センサを用いる場合でも、高精度な傾斜計測を実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】3軸の加速度センサにおける計測データを定期的に取得する計測データ取得部と、計測データを記憶装置に格納する記憶制御部と、格納される計測データに基づいて、地震発生の有無を判定する地震発生判定部と、記憶装置に格納される計測データに基づいて、発生した地震が収束したか否かを判定する地震収束判定部と、地震発生判定部にて地震が発生したと判定される場合に、地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時よりも前の第1のタイミングで取得された計測データと、地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時よりも後の第2のタイミングで取得された計測データと、に基づいて第1のタイミングから第2のタイミングまでの間での相対的な傾斜角変化量を算出する傾斜角算出部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、地震に起因して発生する傾斜を計測する技術に関する。
従来、加速度センサから出力される加速度信号を用いて、地震発生時の震度等を計測する技術が知られる(例えば、特許文献1を参照。)。
このような地震計測に利用可能な加速度センサとしては、例えばサーボ型加速度センサやMEMS加速度センサ等が知られる。また、特に、MEMS加速度センサは他の方式の加速度センサに比べて安価であることが知られている。
しかしながら、例えば安価なMEMS加速度センサは、温度変化等の環境の変化の影響を受け易く、環境変化のある場所では計測値の信頼性が低下する場合があるという問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、環境の変化による計測値の信頼性の低下が生じ易い特性を有する加速度センサを用いる場合でも、高精度な傾斜計測を実現することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、第1の方向における加速度を計測する第1の加速度センサと、前記第1の方向と直交する第2の方向における加速度を計測する第2の加速度センサと、前記第1および第2の方向と直交する第3の方向における加速度を計測する第3の加速度センサと、前記第1〜第3の加速度センサそれぞれにおける計測データを定期的に取得する計測データ取得部と、前記計測データ取得部にて取得される計測データを所定の記憶装置に格納する記憶制御部と、前記記憶装置に格納される計測データに基づいて、地震発生の有無を判定する地震発生判定部と、前記記憶装置に格納される計測データに基づいて、発生した地震が収束したか否かを判定する地震収束判定部と、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定される場合に、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時よりも前の第1のタイミングで取得された計測データと、前記地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時よりも後の第2のタイミングで取得された計測データと、に基づいて前記第1のタイミングから第2のタイミングまでの間での相対的な傾斜角変化量を算出する傾斜角算出部と、を備える傾斜計測装置に関する。
上述のような構成によれば、前記傾斜角算出部は、前記第1のタイミングで取得された計測データと、第2のタイミング以降に取得された複数の計測データそれぞれとの間での相対的な傾斜角変化量を、それぞれ算出することを特徴とすることができる。
上述のような構成によれば、前記地震発生判定部は、前記記憶装置に格納される計測データが示す加速度が、地震発生を示す所定の閾値を越えた場合に地震が発生したと判定することを特徴とすることができる。
上述のような構成によれば、前記地震発生判定部は、前記記憶装置に格納される前記第1〜第3の加速度センサでの計測データが示す加速度の3成分合計加速度が、地震発生を示す所定の閾値を越えた場合に地震が発生したと判定することを特徴とすることができる。
上述のような構成によれば、第1のタイミングは、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時の直前のタイミングであり、前記第2のタイミングは、前記地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時の直後のタイミングであることを特徴とすることができる。
上述のような構成によれば、前記傾斜角算出部は、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定される場合に、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時よりも前の第1のタイミングで取得される複数の計測データの平均値と、前記地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時よりも後の第2のタイミングで取得される複数の計測データの平均値と、に基づいて前記第1のタイミングから第2のタイミングまでの間での相対的な傾斜角変化量を算出することを特徴とすることができる。
上述のような構成によれば、前記地震発生判定部は、ハイパスフィルタによるフィルタリングを施した前記計測データに基づいて地震発生の有無の判定を行い、
前記傾斜角算出部は、ハイパスフィルタによるフィルタリングを施していない前記計測データに基づいて傾斜角の算出を行うことを特徴とすることができる。
上述のような構成によれば、前記第1〜第3の加速度センサは、直交3軸のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の加速度センサを構成することを特徴とすることができる。
以上に詳述したように、本発明によれば、環境の変化による計測値の信頼性の低下が生じ易い特性を有する加速度センサを用いる場合でも、高精度な傾斜計測を実現することのできる技術を提供することができる。
第1の実施の形態における傾斜計測システムの一例を示すシステム構成図である。 第1の実施の形態における傾斜計測装置1の概観を示す図である。 傾斜計測システムについて説明するための機能ブロック図である。 本実施の形態による傾斜計測システムにおける傾斜計測装置1に備わる加速度センサの実現回路構成の一例である。 3軸MEMS加速度センサ110にて計測されたそれぞれの軸の計測データ(図4に示す信号(1))の一例を示す図である。 1次CR型HPF122aにてハイパスフィルタ処理を施されたそれぞれの軸の計測データ(図4に示す信号(2))の一例を示す図である。 3次チェビシェフ型LPF123aによるフィルタ特性(点線)と、ブロック125におけるデジタルフィルタ処理によるフィルタ特性(一点鎖線)と、両フィルタを合成した総合特性を示すグラフである。 第1の実施の形態による傾斜計測システムにおける計測データ格納処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態による傾斜計測システムにおける傾斜演算処理等の流れを示すフローチャートである。 地震演算および傾斜演算に用いられる計測データの一例を示す図である。 地震演算および傾斜演算に用いられる計測データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による傾斜計測システムの一例を示すシステム構成図である。 第2の実施の形態による傾斜計測システムにおけるエリア毎の傾斜判定の概念について説明するためのデータテーブルの一例である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態における傾斜計測システムの一例を示すシステム構成図である。図2は、第1の実施の形態における傾斜計測装置1の概観を示す図である。
図1に示すように、第1の実施の形態における傾斜計測システムは、例えば、傾斜計測装置1、コンピュータ2、管理サーバ3および携帯端末4等を備えている。以下、本実施の形態では、一例として、傾斜計測装置1は、ユーザの自宅内に設置されており、地震により生じた自宅の床の傾斜角度を計測するものとする。もちろん、傾斜計測装置1は、直接地面に設置してもよいし、建物の壁面、天井、家具、机などに設置することもできる。すなわち、傾斜計測の対象となる対象物が傾斜するときに、一体的に傾斜するように設置されていればよい。
傾斜計測装置1は、図2に示すように、内部に加速度センサを収容している。本実施の形態では、一例としてUSB(Universal Serial Bus)接続により通信を行なうタイプの加速度センサを採用している。また、傾斜計測装置1は、ケーシングに「N」と「S」が表記されており、ユーザは、この「N」と「S」の向きを、その設置場所における南北方向に合わせるようにして傾斜計測装置1を設置する。
もちろん、加速度の検出を行なう加速度センサは、必ずしもUSB接続タイプである必要はない。すなわち、加速度センサにて計測される加速度値が結果として傾斜計測装置1と通信する外部機器に対して出力できればよい。例えば、LAN(Local Area Network)等の電気通信回線を介して計測データを出力する構成であってもよいし、他の通信規格による電気通信回線を利用するタイプの加速度センサであってもよい。
傾斜端末装置1は、ルータ5を介してインターネットに接続されている。
コンピュータ2は、LANにより傾斜端末装置1と通信可能に接続されている。コンピュータ2は、例えばPC(Personal Computer)等であり、ディスプレイ201、スピーカ202、プロセッサ203、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)204、メモリ205およびHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置206等を備えている。
管理サーバ3は、傾斜計測装置1にて計測される加速度値を、インターネットやWAN(Wide Area Network)等の電気通信回線を介して収集し、当該収集される加速度値に基づく震度算出や傾斜角算出等の各種処理を行なう。また、管理サーバ3は、必要に応じて、インターネット等の通信回線を介して、携帯端末4に対してE-mail送信やボイスメッセージ等の通知処理を実行することができる。
管理サーバ3は、プロセッサ301、ASIC302、メモリ303およびHDD等の記憶装置304等を備えている。
携帯端末4は、E-mailや音声通話等の通知を受信可能な携帯電話等の端末である。もちろん、ユーザが携帯して移動可能なものであれば、電話に限らずPDA、ノートPC等端末の種別は問わない。
ここでは、傾斜計測装置1、コンピュータ2およびルータ5が、ユーザ自宅内(図1の破線を参照)に配置されている場合を一例として挙げる。
本実施の形態による傾斜計測システムにおいて、プロセッサ203およびプロセッサ301は、傾斜計測システムにおける各種処理を行う役割を有しており、またメモリ205、メモリ303、HDD206、HDD304等に格納されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現する役割も有している。なお、プロセッサ203およびプロセッサ301は、同等の演算処理を実行可能なMPU(Micro Processing Unit)により代替することも可能であることは言うまでもない。また、HDD206およびHDD304についても同様に、例えばフラッシュメモリ等の記憶装置により代替可能である。
メモリ205およびメモリ303は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)、フラッシュメモリ等から構成されることができ、傾斜計測システムにおいて利用される種々の情報やプログラムを格納する役割を有している。
続いて、本実施の形態による傾斜計測システムが備える各種機能について説明する。図3は、傾斜計測システムについて説明するための機能ブロック図である。
本実施の形態による傾斜システムでは、傾斜計測装置1とサーバ3とが協働して、地震発生時における傾斜角度の演算や震度の演算等を行なう。なお、ここでは、一例としてサーバ3において地震発生の有無、地震収束、傾斜角度等についての演算を行なう場合を例示するが、これに限られるものではなく、コンピュータ2において同様の演算を実現することも可能である。また、サーバ3とコンピュータ2とが演算処理を協働して行ない、システム全体として所望の演算を実現する構成とすることもできる(分散処理)。
傾斜計測装置1は、例えば、X軸、Y軸およびZ軸の直交3軸の加速度センサ110と、アナログ−デジタル変換、信号増幅、フィルタリング等を行なうADC・AMP・フィルタリング120を備えている。
サーバ3は、例えば、傾斜計測装置1に備わる加速度センサからの出力信号に基づいて、地震演算を行なう地震演算部301と、加速度センサからの出力信号に基づいて、傾斜演算を行なう傾斜演算部302と、ユーザの携帯端末4等への通知処理や警報処理を行なう通知処理部303と、を備えている。
地震演算部301および傾斜演算部302における各種演算に用いられる計測データは、例えば記憶装置304に格納されているデータベースから取得される。
図4は、本実施の形態による傾斜計測システムにおける傾斜計測装置1に備わる加速度センサの実現回路構成の一例である。
3軸MEMS加速度センサ110は、X軸(第1の方向)、Y軸(第2の方向)およびZ軸(第3の方向)の直交3軸の軸方向の加速度を検出可能な静電容量型のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサである。図5は、3軸MEMS加速度センサ110にて計測されたそれぞれの軸の計測データ(図4に示す信号(1))の一例を示す図である。ここでの3軸MEMS加速度センサ110のサンプリング周期は、例えば100Hzとすることができる。
バッファアンプ121aは、緩衝増幅器(Buffer Amplifier)であり、3軸MEMS加速度センサ110からの入力信号の出力インピーダンスを下げる役割を有している。
1次CR型HPF122aは、バッファアンプ121aを経た信号のオフセット(低周波成分)をキャンセルする役割を有するハイパスフィルタである。図6は、1次CR型HPF122aにてハイパスフィルタ処理を施されたそれぞれの軸の計測データ(図4に示す信号(2))の一例を示す図である。
3次チェビシェフ型LPF123aは、ADC(analog to digital converter)の帯域補正や、アンチエイリアス(ADCにおける繰り返し雑音の発生防止)のためのローパスフィルタである。なお、3次チェビシェフ型LPF123aは、12bitADC124の入力範囲に適合するようにゲインが2.5に設定されている。
12bitADC124は、サンプリングレートが1kspsのA/Dコンバータである。12bitADC124は、分解能は12bitである。
125は、デジタルフィルタ処理、デシメーション処理、ビット拡張処理を行なう機能ブロックである。具体的に、デジタルフィルタ処理は、SINC関数を用いたフィルタリングを行う。デシメーション処理は、12bitADC124にてデジタル化された信号を平均化処理し、高速1ビットの信号を低速多ビットの信号に変換する。ビット拡張処理は、12bitADC124を経た12bitの信号を13bitの信号に拡張する。ビット拡張処理を行なうことで、オーバーサンプリング手法により、12bitADC124が提供するビット数よりも. 高い分解能を実現する。図7は、3次チェビシェフ型LPF123aによるフィルタ特性(点線)と、ブロック125におけるデジタルフィルタ処理によるフィルタ特性(一点鎖線)と、両フィルタを合成した総合特性を示すグラフである。
126は、制御処理およびSIO(Serial Input Output)の機能ブロックである。制御処理およびSIOのブロック126にて、後段の回路へ伝送するための信号のフォーマッティングと通信処理が行なわれる。
また、USBtoUART Bridge127は、制御処理およびSIOのブロック126から出力される信号を、USB(Universal Serial Bus)の通信プロトコルに従ったパケットに変換する。
Lx信号、Ly信号およびLz信号は、バッファアンプ121aを通過後に、直接12bitADC124に接続される。Lx信号、Ly信号およびLz信号は、DCスルー(直流通過)となっており、傾斜測定およびセンサーテスト測定用の信号として用いられる。
Lt信号は、3軸MEMS加速度センサ110が正しく機能するかどうかをテストするための制御信号である。Lt信号の信号線に電圧が加えられると、3軸MEMS加速度センサ110の内部で静電引力が加えられ、3軸MEMS加速度センサ110が加速度を検知したときと同様な状態になる。したがって、その応答出力値を観察することにより、3軸MEMS加速度センサ110が正しく機能するかどうかをテストすることができる。
FET127fは、USBサスペンド機能を実現するための電源遮断用素子(電界効果トランジスタ)である。
エミフィル128は、USB電源(5V)ノイズカット用のフィルタである。
ポリスイッチ129は、USB電源の過電流遮断用の保護素子である。
上記のような3軸MEMS加速度センサ110にて計測された加速度信号は、USBコネクタ、ルータ5、インターネットを介してサーバ3の記憶装置304のデータベースに格納される。具体的に、記憶装置304のデータベースには、例えば、「計測日時(日,時,分,秒)」、「X軸計測データ[gal]」、「Y軸計測データ[gal]」、「Z軸計測データ[gal]」といったように、計測タイミングと各軸の計測データとが対応付けられたかたちで例えば時系列に並べて格納されている。管理サーバ3におけるプロセッサ301にて所定の周期で取得される計測データの記憶装置304への格納は、例えばプロセッサ301によって実現される。したがって、ここでのプロセッサ301は、計測データ取得部および記憶制御部としての役割を有している。
図3および図4に示すように、地震演算部301(地震発生判定部)は、後述の図10にも示すように、1次CR型HPF122aおよび3次チェビシェフ型LPF123aによるフィルタリングを施した信号に基づいて、地震発生の有無、地震収束、震度の演算等の地震演算を行なう。具体的には、地震演算部301は、計測震度、SI値、5HzPGA(Peek Grand Acceleration)、計測震度相当値、卓越周期などの演算も行なう。
また、傾斜演算部302(傾斜角算出部)は、1次CR型HPF122aや3次チェビシェフ型LPF123aによるフィルタリングが施されていない計測データに基づいて傾斜角等の算出を行う。
このように、傾斜角度の算出においては、加速度センサによる計測データを、地震発生の有無の判定に用いるデータよりも加工しないことにより、より元データに忠実な傾斜演算を高精度に行なうことができる。
続いて、本発明の第1の実施の形態による傾斜計測システムにおける処理の流れについて説明する。図8は、第1の実施の形態による傾斜計測システムにおける計測データ格納処理の流れを示すフローチャートである。
プロセッサ301は、傾斜計測装置1から電気通信回線を介して管理サーバ3に送信されてくる3軸それぞれに対応するハイパスフィルタが施された計測データと、3軸それぞれに対応するハイパスフィルタが施されていない計測データとを、所定のサンプリングレートで取得する(S101)。
プロセッサ301は、上述のステップにおいて取得された当該計測データを、例えば管理サーバ3に備わる記憶装置304のデータベースに格納させる(S102)。
このS101およびS102の処理は、基本ルーチンとして、常時実行される。
図9は、第1の実施の形態による傾斜計測システムにおける傾斜演算処理等の流れを示すフローチャートである。
プロセッサ301(地震発生判定部)は、記憶装置304に格納される上記計測データ(例えば、図10に示すデータ群を参照)に基づいて、地震発生の有無を判定する(S201)。
具体的に、プロセッサ301は、例えば、記憶装置304に格納される計測データが示す加速度値が、地震発生を示す所定の閾値を越えた場合に地震が発生したと判定する。ここでは、所定の閾値を、例えば5[gal]に設定している。
なお、本実施の形態では、地震発生の判定手法として、いわゆる「レベルトリガ法」を採用しているが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、地震発生の判定手法として、「遡り法」、「仮P法」、「STA/LTA法」等の公知の他の判定手法を採用することも可能であることは言うまでもない。「STA/LTA法」では、波形信号の振幅の短時間平均値(STA)と長時間平均値 (LTA)の比(STA/LTA) をパラメータとして用いる。本実施の形態で一例として示すように「レベルトリガ法」を採用する場合、他の地震発生判定手法に比べて演算負荷が少ないため、プロセッサ301にかかる負荷を抑えることができるという効果がある。
また、プロセッサ301は、図10に示すように、記憶装置304に格納される加速度センサでの計測データが示す加速度の3成分合成加速度値が、地震発生を示す所定の閾値を越えた場合に地震が発生したと判定する。図10に示す例では、地震発生と判定されたときの3成分合成加速度は5.5galとなっている(図10における太枠を参照)。
具体的に、3成分合成加速度値Aは、X軸方向の加速度値を「a」、Y軸方向の加速度値を「a」、Z軸方向の加速度値を「a」とするとき、以下の式によって算出される。

A = √(a +a +a )・・・(1)
続いて、プロセッサ301(傾斜角算出部)は、上記所定の閾値を越える地震の発生タイミングの「直前」(第1のタイミング)に取得された3軸それぞれについての加速度の計測データを取得する(S203)。
プロセッサ301(地震収束判定部)は、記憶装置304に格納されている計測データに基づいて、発生した地震が収束したか否かを判定する(S204)。具体的には、プロセッサ301は、3成分合成加速度値が例えば5galを下回る状態が20秒間以上継続された場合に、地震が収束したと判定する。
プロセッサ301(傾斜角算出部)は、S204にて地震が発生したと判定される場合に、地震が発生したと判定された地震発生時の直前(第1のタイミング)に取得された計測データ(図11に示す太枠を参照)と、地震が収まったと判定された地震収束時の直後(第2のタイミング)に取得された計測データ(図11に示す太枠を参照)と、に基づいて地震発生直後から地震収束直後までの間での相対的な傾斜角変化量を算出する(S205)。
ここでの傾斜角度の演算は、例えば以下の式によって算出される。ここで、地震発生直前のUP/DOWN、EAST/WEST、NORTH/SOUTHの各成分の加速度値をf、f、fとし、地震発生直後のUP/DOWN、EAST/WEST、NORTH/SOUTHの各成分の加速度値をq、q、qとすると、

地震発生前の3成分合成加速度値Fは、

F = √(f +f +f ) ・・・(2)

となり、地震発生後の3成分合成加速度値Qは、

Q = √(q +q +q ) ・・・(3)

となる。
したがって、地震発生直前と地震発生直後との間での相対的な傾斜角度θは、

cosθ=(F・Q)÷(|F|×|Q|) ・・・(4)

となる。なお、ここで、

F・Q= f×q+f×q+f×q ・・・(5)

である。
このように、地震発生前後の加速度変化に基づいて、地震発生前と地震収束後の相対的な角度変化を求めることにより、例え温度や湿度等の環境変化の影響を受け易い安価な加速度センサを用いた場合でも、高精度な傾斜角度検出を行なうことができる。
また、プロセッサ301(傾斜角算出部)は、地震発生直前(第1のタイミング)に取得された計測データと、地震発生直後(第2のタイミング)以降に取得された複数の計測データそれぞれとの間での相対的な傾斜角変化量を、それぞれ算出する(S206)。
このように、地震発生前の計測データと、地震発生後の複数のタイミングでの計測データそれぞれとの相対角度変化量を時間間隔をあけて何度か算出することにより、地震収束後の傾斜発生や傾斜角度の増加等(液状化の進行具合)の推移を把握することが可能となる。
そして、プロセッサ301は、上述のようにして所定回数分算出された傾斜角度値に基づいて、最終的な傾斜角度を確定し、記憶装置304に格納する。ここでは、一例として、最後(図9のフローチャートにしめすN回目)に算出された傾斜角度を最終的な傾斜角度とするものとする(S207)。
地震発生時には窓ガラスの破損等によって、例えば外の冷気が温暖な室内に流れ込んで来るなど、室温に急激な変化が生ずる可能性がある。したがって、加速度センサが受ける温度変化の影響を極力少なくするために、相対角度の変化は、できるだけ短い時間間隔で観察することが好ましい。そこで、本実施の形態では、この時間間隔を短くするために、地震発生直前と地震収束直後の計測データに基づいて相対角度を算出している。もちろん、加速度センサとしての検出精度を要求レベルに維持することができるのであれば、必ずしも地震発生直前と地震収束直後に限るものではなく、「地震発生直前よりも前(例えば、1つ前のタイミング等)のタイミングで取得される計測データ」や「地震収束直後よりも後のタイミング(例えば、1つ後のタイミング等)で取得される計測データ」等を採用することも可能である。
また、本実施の形態では、プロセッサ301(傾斜角算出部)は、地震が発生したと判定される場合に、地震発生時直前に取得される複数の計測データの平均値と、地震収束時直後に取得される複数の計測データの平均値と、に基づいて地震発生直前から地震発生直後までの間での相対的な傾斜角変化量を算出している。図10に示す例では、データ群を図示する上での便宜上、20秒間で取得される計測データの平均値を用いる構成を例示しているが、当該時間間隔は仕様に応じて任意に変更可能である。例えば、10秒間で取得される計測データの平均値を用いる構成とすることができる。
このような構成によれば、センサの検知誤差や温度等の環境の変化の影響を低減させることができ、より高精度な傾斜角度演算を行なうことが可能となる。
具体的には、10秒間隔(可変)の平均値を使用することにより、オーバーサンプリング手法によりアナログ−デジタル変換回路が提供する分解能よりさらに高い分解能を実現することができ(12bitADCで16bit分解能を実現する等)、高精度且つ高分解能な傾斜角計測を行うことができる。
また、プロセッサ301は、上記のように算出される3成分合成加速度が所定の閾値を越える場合に、E-mail等によってユーザの携帯端末に対して通知を行なうこともできる。これにより、ユーザは外出時でも自宅がある地域で地震が発生した場合の自宅の傾斜状況を遠隔で把握することができる。また、この通知は、管理サーバ3やコンピュータ2に備わるスピーカによって警報を発することにより実現することもできる。
本実施の形態では、一例として、静電容量型のMEMS加速度センサを採用している。MEMS加速度センサは一般的に気温等の環境変化の影響を受け易い。しかしながら、上記気温等の環境変化がある場合でも、短時間の期間内での相対的な角度の変動は比較的高精度に検出することができる。したがって、本発明によれば、このように温度変化等の影響を受け易いMEMS加速度センサでも、高精度な傾斜角検出を行なうことができる。
なお、上述の実施の形態では、地震発生直前の計測データを基準として、当該基準となる計測データと、地震発生後の複数の計測データとをそれぞれ比較して、液状化現状や地盤沈下による傾きの推移を把握可能とする構成を例示したが、必ずしもこれに限られるものではない。
例えば、まず、地震発生直前の計測データと、地震発生直後の最初の計測データとの間での傾斜演算を行い、これを1回目の傾斜角とし、地震発生直後の最初の計測データと地震発生後の2回目の計測データとの間での傾斜演算の結果を1回目の傾斜角に加算することによって、2回目の傾斜角としてもよい。これによれば、傾斜角を算出するための比較演算の対象となる2つの計測データの計測時刻の間隔をより短くすることができるため、温度変化等の影響をよく受けにくくすることができる。
上述の傾斜計測システムでの処理における各動作は、メモリ205やメモリ303に格納されている傾斜計測プログラムをプロセッサ203やプロセッサ301にて実行させることにより実現されるものである。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。
図12は、本発明の第2の実施の形態による傾斜計測システムの全体構成を示す図である。
第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の応用例である。したがって、すでに第1の実施の形態にて説明した部分と同一の部分については同様な構成を有するものとする。
図12に示すように、第2の実施の形態による傾斜計測システムでは、傾斜計測の対象となる測定対象物をひとつの家屋の床等に限定していない。
すなわち、例えば、ある地域をいくつかのエリアにメッシュ状に分割して捉え、それぞれのエリア内に複数の傾斜計測装置1(第1の実施の形態にて説明したものと同様なもの)を設置する。
そして、各エリアに複数配置されている傾斜計測装置にて計測される加速度値を、管理サーバにて収集する。
管理サーバでは、収集された計測データをエリア毎に管理する。
具体的には、図13に示すように、各エリアについて、

(1)そのエリア内での傾斜計測装置の設置台数
(2)そのエリア内に設置された傾斜計測装置からの計測データに基づいて算出される傾斜角度の平均値
(3)傾斜している方角の平均
(4)そのエリアに存在する建物全体に対する、ビルや塔などの高層建築物の存在割合
(5)各エリア周辺に存在する病院や学校など、地震による被害に注意すべき施設の有無

といった情報が、管理サーバにて管理される。
このようにすることで、例えば、任意のエリア内に設置されている複数の傾斜計測装置による計測結果に基づいて、それら複数の傾斜計測装置が設定されているエリアの液状化現状や地盤沈下による傾斜方向を推測することができる。
また、あるエリアの傾斜方向が大まかに把握できるため、これによってそのエリアの高層建築物の傾斜方向に病院や学校などの施設がある場合に、警報等を行なうことができる。
更に、傾斜計測装置を構成するコンピュータにおいて上述した各動作を実行させるプログラムを、傾斜計測プログラムとして提供することができる。本実施の形態では、発明を実施する機能を実現するための当該プログラムが、装置内部に設けられた記憶領域に予め記録されている場合を例示したが、これに限らず同様のプログラムをネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様のプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。具体的に、記録媒体としては、例えば、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、回線上の伝送媒体などが挙げられる。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
なお、プログラムは、その一部または全部が、動的に生成される実行モジュールであってもよい。
また、上述の各実施の形態にてプログラムをプロセッサ201やプロセッサ801に実行させることにより実現される各種処理は、その一部または全部を、ASIC302やASIC202にて回路的に実行させることも可能であることは言うまでもない。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
1 傾斜計測装置、2 コンピュータ、3 管理サーバ、4 携帯端末、201 ディスプレイ、202 スピーカ、203 プロセッサ、204 ASIC、205 メモリ、206 記憶装置、301 プロセッサ、302 ASIC、303 メモリ、304 記憶装置、301 地震演算部、302 傾斜演算部、110 3軸MEMS加速度センサ、121a バッファアンプ、122a 1次CR型HPF、123a 3次チェビシェフ型LPF、124 12bitADC、125 デジタルフィルタ処理、デシメーション処理、ビット拡張処理を行なう機能ブロック、126 制御処理およびSIO(Serial Input Output)の機能ブロック、127 USBtoUART Bridge、127f FET、128 エミフィル、129 ポリスイッチ。
特開平10−26669号公報

Claims (8)

  1. 第1の方向における加速度を計測する第1の加速度センサと、
    前記第1の方向と直交する第2の方向における加速度を計測する第2の加速度センサと、
    前記第1および第2の方向と直交する第3の方向における加速度を計測する第3の加速度センサと、
    前記第1〜第3の加速度センサそれぞれにおける計測データを定期的に取得する計測データ取得部と、
    前記計測データ取得部にて取得される計測データを所定の記憶装置に格納する記憶制御部と、
    前記記憶装置に格納される計測データに基づいて、地震発生の有無を判定する地震発生判定部と、
    前記記憶装置に格納される計測データに基づいて、発生した地震が収束したか否かを判定する地震収束判定部と、
    前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定される場合に、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時よりも前の第1のタイミングで取得された計測データと、前記地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時よりも後の第2のタイミングで取得された計測データと、に基づいて前記第1のタイミングから第2のタイミングまでの間での相対的な傾斜角変化量を算出する傾斜角算出部と、
    を備える傾斜計測装置。
  2. 請求項1に記載の傾斜計測装置において、
    前記傾斜角算出部は、前記第1のタイミングで取得された計測データと、第2のタイミング以降に取得された複数の計測データそれぞれとの間での相対的な傾斜角変化量を、それぞれ算出する傾斜計測装置。
  3. 請求項1または2に記載の傾斜計測装置において、
    前記地震発生判定部は、前記記憶装置に格納される計測データが示す加速度が、地震発生を示す所定の閾値を越えた場合に地震が発生したと判定する傾斜計測装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の傾斜計測装置において、
    前記地震発生判定部は、前記記憶装置に格納される前記第1〜第3の加速度センサでの計測データが示す加速度の3成分合計加速度が、地震発生を示す所定の閾値を越えた場合に地震が発生したと判定する傾斜計測装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の傾斜計測装置において、
    第1のタイミングは、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時の直前のタイミングであり、前記第2のタイミングは、前記地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時の直後のタイミングである傾斜計測装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の傾斜計測装置において、
    前記傾斜角算出部は、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定される場合に、前記地震発生判定部にて地震が発生したと判定された地震発生時よりも前の第1のタイミングで取得される複数の計測データの平均値と、前記地震発生判定部にて地震が収まったと判定された地震収束時よりも後の第2のタイミングで取得される複数の計測データの平均値と、に基づいて前記第1のタイミングから第2のタイミングまでの間での相対的な傾斜角変化量を算出する傾斜計測装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の傾斜計測装置において、
    前記地震発生判定部は、ハイパスフィルタによるフィルタリングを施した前記計測データに基づいて地震発生の有無の判定を行い、
    前記傾斜角算出部は、ハイパスフィルタによるフィルタリングを施していない前記計測データに基づいて傾斜角の算出を行う傾斜計測装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の傾斜計測装置において、
    前記第1〜第3の加速度センサは、直交3軸のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の加速度センサを構成することを特徴とする傾斜計測装置。
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