JP2013160530A - 検査装置、ロボット装置、検査方法及び検査プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検査装置は、検査対象物体を異なる露光時間で複数撮像し、検査対象物体の検査部位に相当する画像領域である検査領域が含まれる検査対象物体画像の画像データを、撮像した露光時間ごとに生成する撮像部と、露光時間が互いに異なる画像データごとに、画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の濃淡の差が相対的に大きい領域を示す画素のデータを重み付けして、重み付け画像データを生成する重み付け画像データ生成部と、生成されたそれぞれの重み付け画像データが合成された合成画像データを生成する画像データ合成部と、検査部位の検査基準としての基準画像の画像データと、生成された合成画像データとに基づいて、検査領域の状態を判定する判定部とを備えた。
【選択図】図3
Description
生成されたそれぞれの前記重み付け画像データが合成された合成画像データを生成する画像データ合成部と、前記検査部位の検査基準としての基準画像と、生成された前記合成画像データとに基づいて、前記検査領域の状態を判定する判定部とを備えることを特徴とする。ここで、画像データのうちの濃淡が明確な部分とは、撮像した画像データのうちの、検査対象物体の良否判定をするのに必要な情報が多く含まれている部分を指す。
このように構成したことにより、検査装置は、良品と不良品との差異が微小である場合や、検査対象物体の材質や形状、または撮影条件が変化した場合であっても、判定精度の高い外観検査を行うことができる。
このように構成したことにより、検査装置は、既知のラプラシアンフィルターを用いて重み付けを行うため、簡易な構成により合成画像データを生成することができる。
このように構成したことにより、検査装置は、重み付け画像データを生成するためのフィルターの特性を、画像データの特性に応じて設定することができる。すなわち、検査装置は、画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の濃淡の差が相対的に大きい領域の画素値にフィルターの特性のピークを設定することができる。これにより、検査装置は、画像データの特性に応じて高精度に重み付けをすることができる。つまり、検査装置は、良品と不良品との差異が微小である場合や、検査対象物体の材質や形状、または撮影条件が変化した場合であっても、判定精度の高い外観検査を行うことができる。
このように構成したことにより、検査装置は、輝度の濃淡だけでは良品と不良品との判定が困難な場合であっても、判定精度の高い外観検査を行うことができる。
このように構成したことにより、ロボット装置は、検査に必要な検査装置及び制御装置を内蔵しているため小型化することができる。また、ロボット装置は、可搬部によって場所を変えて検査を行うことができる。このため、ロボット装置は、例えば、移動させることが困難な大型の検査対象物体についても検査を行うことができる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態であるロボット装置におけるロボット本体と検査対象物体との概略の外観図である。同図に示すように、ロボット装置1は、ロボット本体10に撮像部21が設けられて構成される。
このように、ロボット本体10は、例えば6軸の垂直多関節ロボットであり、支持台11とリンク部12とリンク部13との連係した動作によって6軸の自由度を有し、撮像部21の位置および向きを三次元空間内で自在に変更することができる。
また、支持台11は、壁や天井等、地面に対して固定された場所に設置してもよい。また、ロボット本体10は、撮像部21を支持するリンク部12およびリンク部13の他に、工具や部品を支持する図示しないアーム部およびハンド部を備え、これら複数のアーム部およびハンド部を独立的にまたは連動させて動かす構成としてもよい。
すなわち、本実施形態であるロボット装置は、検査対象物体5の外観を検査して、検査部位の状態、例えば、検査部位に検査物があるか否かを検査する装置である。
同図に示すように、ロボット装置1は、ロボット本体10と、検査装置20と、制御装置30とを備える。ロボット本体10は、図1にも示したように、撮像部21とリンク部12とを備える。
判定装置22は、撮像部21が異なる露光時間で複数撮像して順次出力する画像データを順次または複数フレームおきに取り込む。そして、判定装置22は、予め撮像されている検査部位の検査基準としての基準画像と、取り込んだ画像データとに基づいて、検査領域の状態を判定した検査結果データを出力する。
上述したように、検査装置20は、撮像部21と、判定装置22とを備える。
判定装置22は、画像データ記憶部221と、重み付け画像データ生成部222と、重み付け画像データ記憶部223と、画像データ合成部224と、判定部225と、基準画像記憶部226とを備える。
例えば、本実施形態の重み付け画像データ生成部222は、第1の画像データのうちの濃淡が明確な部分を示す画素の輝度値が重み付けされた第1の重み付け画像データを生成する。同様に、重み付け画像データ生成部222は、第2の画像データについて第2の重み付け画像データを、第3の画像データについて第3の重み付け画像データをそれぞれ生成する。本実施形態の重み付け画像データ生成部222は、例えば、画像データのうちの濃淡が明確な部分を示す画素の輝度値を周囲の画素に対して大きく設定することによって重み付けした重み付け画像データを生成する。また、重み付け画像データ生成部222は、生成した重み付け画像データを重み付け画像データ記憶部223に記憶させる。なお、重み付け画像データ生成部222の構成の詳細については後述する。
図4は、撮像部21が撮像した第1の画像データの一例を示す図である。
上述したように、撮像部21は、第1の画像データを、例えば1/10秒の露光時間によって撮像する。この場合に、第1の画像データは、平均の輝度が高くなることがあり、例えば、同図中のA部やB部に示すように、近傍の画素間の輝度値の差が小さくなり、検査対象物体5の形状を検出しにくい部分が生じている。一方、第1の画像データは、例えば、同図中のC部やD部に示すように、近傍の画素間の輝度値の差が大きくなり、検査対象物体5の形状を検出しやすい部分が生じている。つまり、第1の画像データのうちの濃淡が明確な部分は、検査対象物体5の形状を検出しやすい部分である。このように、撮像部21が撮像した画像データには、撮像時の条件により検査対象物体5の形状を検出しやすい部分と、検査対象物体5の形状を検出しにくい部分とが生じる。
上述したように、撮像部21は、第2の画像データを、例えば1/20秒の露光時間によって撮像する。この場合に、第2の画像データは、第1の画像データに比べて平均の輝度が低くなる。これにより、第2の画像データは、例えば、同図中のE部やF部に示すように、第1の画像データでは検査対象物体5の形状を検出しにくいA部やB部に対応する部分について、検査対象物体5の形状を検出しやすくなっていることがわかる。しかしながら、第2の画像データにも、例えば、同図中のG部に示すように、検査対象物体5の形状を検出しにくい部分が生じている。
上述したように、撮像部21は、第3の画像データを、例えば1/30秒の露光時間によって撮像する。この場合に、第3の画像データは、第2の画像データに比べて平均の輝度値が小さくなる。これにより、第3の画像データは、例えば、同図中のH部に示すように、第2の画像データでは検査対象物体5の形状を検出しにくいG部に対応する部分について、検査対象物体5の形状を検出しやすくなっていることがわかる。
このように、本実施形態の撮像部21は、検査対象物体5の形状を検出しやすい部分がいずれかの画像データに含まれているように、検査対象物体5を異なる露光時間で複数撮像した画像データを生成する。
上述したように、重み付け画像データ生成部222は、画像データ記憶部221に記憶されている画像データを、画像データが撮像された露光時間ごとに読み出す。そして、重み付け画像データ生成部222は、読み出した画像データのうちの濃淡が明確な部分を示す画素のデータを重み付けして、重み付け画像データを生成する。本実施形態の重み付け画像データ生成部222は、例えば、読み出した第1の画像データに対して、既知のラプラシアンフィルターを用いた演算を行って第1の重み付け画像データを生成する。このラプラシアンフィルターは、入力される画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の差が相対的に大きい領域に含まれる画素を抽出して、抽出した画素によって構成される画像データを出力する。
なお、本実施形態においては、輝度値の濃淡を用いているが、検査対象物体5の形状や材質等に応じて彩度の濃淡を用いてもよい。
図7は、画像データ合成部224が生成する合成画像データの一例を示す図である。
画像データ合成部224は、重み付け画像データ生成部222が生成した、例えば、第1の重み付け画像データと、第2の重み付け画像データと、第3の重み付け画像データとの対応する画素の輝度値を加算する。上述したように、重み付け画像データ生成部222は、入力される画像データのうちから検査対象物体5の形状を検出しやすい部分を抽出して、重み付け画像データを生成する。このことは、画像データ合成部224は、撮像部21によって生成された画像データのうちから、検査対象物体5の形状を検出しやすい部分を示す重み付け画像データどうしを合成することを意味している。
このようにして、本実施形態の検査装置20は、複数の露光時間によって撮像された画像データのうちから、検査対象物体5の形状を検出しやすい部分を既知のラプラシアンフィルターによって自動的に抽出して、検査対象物体5の形状を検出しやすい合成画像データを生成する。なお、検査装置20は、重み付け画像データどうしを合成する際に、重み付け画像データごとに補正値を設定して、設定した補正値を各重み付け画像データの各画素の輝度値に加算してから合成してもよい。このようにして、検査装置20は、各重み付け画像データによって重みが付けられた領域ごとの境界部分において、画素の輝度値の変化がなめらかになるように合成してもよい。この場合において、上記の補正値は、例えば各重み付け画像の元画像の平均輝度に応じて設定されてもよい。
図8は、検査装置20の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、制御装置30は、ロボット本体10のリンク部12を制御して、撮像部21が検査対象物体5の検査領域を撮像可能な位置に、撮像部21の位置を移動させる(ステップS201)。本実施形態においては、検査対象物体5は、例えば、予め定められた位置に配置されており、制御装置30は、予め記憶されているリンク部12の移動量によって、撮像部21を撮像位置に移動させる。
次に、撮像部21は、検査対象物体5を撮像し、検査対象物体の検査部位に相当する画像領域である検査領域が含まれる検査対象物体画像の画像データ(例えば、第1の画像データ)を生成する(ステップS203)。
次に、撮像部21は、生成した画像データ(例えば、第1の画像データ)を画像データ記憶部221に記憶させる(ステップS204)。
次に、撮像部21は、撮像すべきすべての露光時間による撮像が終了したか否かを判定する(ステップS205)。本実施形態の撮像部21は、例えば、予め定められた第1の露光時間から第3の露光時間のすべての露光時間による撮像が終了したか否かを判定する。撮像部21は、すべての露光時間による撮像が終了したと判定した場合(ステップS205:YES)には、処理をステップS206に進める。また、撮像部21は、すべての露光時間の撮像が終了していないと判定した場合(ステップS205:NO)には、処理をステップS202に戻す。例えば、撮像部21は、第1の露光時間による撮像のみが終了している場合には、ステップS202からステップS204の処理を繰り返して、第2の露光時間及び第3の露光時間による撮像を行う。
同様に、重み付け画像データ生成部222は、例えば、画像データ記憶部221から第2の画像データ及び第3の画像データを読み出し、第2の重み付け画像データ及び第3の重み付け画像データを生成する。
そして、重み付け画像データ生成部222は、生成した重み付け画像データを重み付け画像データ記憶部223に記憶させる。
次に、判定部225は、ステップS208において求めた類似度が所定の値より大きいか否かを判定する(ステップS209)。判定部225は、求めた類似度が所定の値より大きいと判定した場合(ステップS209:YES)には、検査対象物体5を良品と判定して(ステップS211)、処理を終了する。また、判定部225は、求めた類似度が所定の値より大きくないと判定した場合(ステップS209:NO)には、検査対象物体5を不良品と判定して(ステップS210)、処理を終了する。
一方、本実施形態の検査装置20及び検査装置20を備えるロボット装置1は、異なる露光時間で複数撮像した複数の画像データのうちから、検査対象物体の良否判定をするのに必要な情報が多く含まれている部分を自動的に抽出して、基準画像との比較及び判定を行うことができる。これにより、検査装置20及び検査装置20を備えるロボット装置1は、良品と不良品との差異が微小である場合や、検査対象物体の材質や形状、または撮影条件が変化した場合であっても、判定精度の高い外観検査を行うことができる。
このように、本実施形態の検査装置20は、既知のラプラシアンフィルターを用いて重み付けを行うため、簡易な構成により合成画像データを生成することができる。
上述した第1実施形態であるロボット装置1が備える検査装置20は、重み付け画像データ生成部222がラプラシアンフィルターによって重み付け画像データを生成する構成であった。本発明の第2実施形態であるロボット装置1が備える検査装置20は、重み付け画像データ生成部222aがガウシアンフィルターによって重み付け画像データを生成する構成である。このガウシアンフィルターは、入力される画像データに含まれる画素のうちの所定の範囲の輝度値を有する画素を抽出して、抽出した画素によって構成される画像データを出力する。
以下、図9及び図10を参照して、本実施形態の検査装置20について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の検査装置20は、重み付け画像データ生成部222aを備えている。
重み付け画像データ生成部222aは、次のようにして画像データから重み付け画像データを生成する。
まず、重み付け画像データ生成部222aは、画像データ記憶部221から画像データを読み出し、読み出した画像データのエッジ画像を生成する。本実施形態の重み付け画像データ生成部222aは、例えば、読み出した画像データに含まれる各画素の輝度値に微分フィルターを適用して、エッジ画像を生成する。
そして、重み付け画像データ生成部222aは、生成したエッジ画像のうちの空間周波数の高い領域に含まれる画素の輝度を検出する。本実施形態の重み付け画像データ生成部222aは、例えば、生成したエッジ画像の各領域に対してフーリエ変換を適用して各領域の空間周波数を算出し、算出した空間周波数のうちの高い空間周波数を有する領域に含まれる画素の輝度値を検出する。
さらに、例えば、図9に示すように、重み付け画像データ生成部222aは、検出した画素の輝度値について、対象領域内における出現頻度を算出する。
この図10に示すように、本実施形態の重み付け画像データ生成部222aは、対象領域内の画素の輝度値を、例えば、階級C1〜C13のように階級化するとともに、各階級に含まれている輝度値を有する画素の数を頻度とするヒストグラムを算出する。
そして、重み付け画像データ生成部222aは、このヒストグラムの最頻値(例えば、階級C6)をガウシアンフィルターの平均に設定するとともに、所定の割合(例えば、90%)の画素の数が含まれるような分散をガウシアンフィルターの分散に設定する。このようにして、重み付け画像データ生成部222aは、例えば、図10の曲線W1によって示される特性を有するガウシアンフィルターを設定する。
このように構成したことにより、本実施形態の検査装置20及び検査装置20を備えるロボット装置1は、重み付け画像データを生成するためのフィルターの特性を、画像データの特性に応じて設定することができる。これにより、検査装置20及び検査装置20を備えるロボット装置1は、良品と不良品との差異が微小である場合や、検査対象物体の材質や形状、または撮影条件が変化した場合であっても、判定精度の高い外観検査を行うことができる。
上述した第1実施形態及び第2実施形態であるロボット装置1は、支持台11が床に固定されて設置される構成であった。本発明の第3実施形態であるロボット装置1aは、台座部14が支持台11aを支持するとともに、可搬部15を備える構成である。
以下、図11を参照して、本実施形態のロボット装置1aについて説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
同図に示すように、ロボット装置1aは、ロボット本体10aと、台座部14と、可搬部15とを備えている。
ロボット本体10aは、支持台11aと、リンク部12としての第1リンク部12a及び第2リンク部12bと、リンク部13としての第1リンク部13a及び第2リンク部13bとを備えている。
第1リンク部13aは、撮像部21としての第1撮像部21aを備えている。同様に第2リンク部13bは、撮像部21としての第2撮像部21bを備えている。
支持台11aは、リンク部12(例えば、第1リンク部12a、第2リンク部12b)が接続されており、リンク部12を支持する。
台座部14は、支持台11aを介してロボット本体10aを支持するとともに、判定装置22や、制御装置30を格納している。
可搬部15は、例えば、キャスターを備えており、台座部14を可搬にする。なお、図11において可搬部15は、床面上にロボット装置1aを移動させる構成を示しているが、例えば、壁面や天井等を移動させる構成であってもよい。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
5 検査対象物体
10 ロボット本体
11、11a 支持台
12、12−1〜12−5 リンク部
13 リンク部
14 台座部
15 可搬部
16、16−1〜16−6 ジョイント部
20 検査装置
21 撮像部
30 制御装置
221 画像データ記憶部
222、222a 重み付け画像データ生成部
223 重み付け画像データ記憶部
224 画像データ合成部
225 判定部
226 基準画像記憶部
Claims (11)
- 検査対象物体を異なる露光時間で複数撮像し、前記検査対象物体の検査部位に相当する画像領域である検査領域が含まれる検査対象物体画像の画像データを、撮像した前記露光時間ごとに生成する撮像部と、
前記露光時間が互いに異なる前記画像データごとに、前記画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の濃淡の差が相対的に大きい領域を示す画素のデータを重み付けして、重み付け画像データを生成する重み付け画像データ生成部と、
生成されたそれぞれの前記重み付け画像データが合成された合成画像データを生成する画像データ合成部と、
前記検査部位の検査基準としての基準画像の画像データと、生成された前記合成画像データとに基づいて、前記検査領域の状態を判定する判定部と
を備えることを特徴とする検査装置。 - 前記重み付け画像データ生成部は、前記画像データに対してラプラシアンフィルターを用いた演算を行って前記重み付け画像データを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 - 前記重み付け画像データ生成部は、前記画像データに対してガウシアンフィルターを用いた演算を行って前記重み付け画像データを生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。 - 前記重み付け画像データ生成部は、前記画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の彩度が相対的に高い領域を示す画素のデータを重み付けして前記重み付け画像データを生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検査装置。 - 検査対象物体を異なる露光時間で複数撮像し、前記検査対象物体の検査部位に相当する画像領域である検査領域が含まれる検査対象物体画像の画像データを、撮像した前記露光時間ごとに生成する撮像部と、
前記露光時間が互いに異なる前記画像データごとに、前記画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の濃淡の差が相対的に大きい領域を示す画素のデータを重み付けして、重み付け画像データを生成する重み付け画像データ生成部と、
生成されたそれぞれの前記重み付け画像データが合成された合成画像データを生成する画像データ合成部と、
前記検査部位の検査基準としての基準画像の画像データと、生成された前記合成画像データとに基づいて、前記検査領域の状態を判定する判定部と、
少なくとも前記撮像部を可動に支持するロボット本体と
を備えることを特徴とするロボット装置。 - 前記重み付け画像データ生成部は、前記画像データに対してラプラシアンフィルターを用いた演算を行って前記重み付け画像データを生成する
ことを特徴とする請求項5に記載のロボット装置。 - 前記重み付け画像データ生成部は、前記画像データに対してガウシアンフィルターを用いた演算を行って前記重み付け画像データを生成する
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のロボット装置。 - 前記重み付け画像データ生成部は、前記画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の彩度が相対的に高い領域を示す画素のデータを重み付けして前記重み付け画像データを生成する
ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のロボット装置。 - 前記ロボット本体を支持する台座部と、
前記台座部を可搬にする可搬部と
を備えることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか一項に記載のロボット装置。 - 検査対象物体を異なる露光時間で複数撮像し、前記検査対象物体の検査部位に相当する画像領域である検査領域が含まれる検査対象物体画像の画像データを、撮像した前記露光時間ごとに生成する撮像ステップと、
前記露光時間が互いに異なる前記画像データごとに、前記画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の濃淡の差が相対的に大きい領域を示す画素のデータを重み付けして、重み付け画像データを生成する重み付け画像データ生成ステップと、
生成されたそれぞれの前記重み付け画像データが合成された合成画像データを生成する画像合成ステップと、
予め撮像されている前記検査部位の検査基準としての基準画像の画像データと、生成された前記合成画像データとに基づいて、前記検査領域の状態を判定する判定ステップと
を有することを特徴とする検査方法。 - コンピューターを、
検査対象物体を異なる露光時間で複数撮像し、前記検査対象物体の検査部位に相当する画像領域である検査領域が含まれる検査対象物体画像の画像データを、撮像した前記露光時間ごとに生成する撮像部と、
前記露光時間が互いに異なる前記画像データごとに、前記画像データに含まれる画素の領域のうちの画素値の濃淡の差が相対的に大きい領域を示す画素のデータを重み付けして、重み付け画像データを生成する重み付け画像データ生成部と、
生成されたそれぞれの前記重み付け画像データが合成された合成画像データを生成する画像データ合成部と、
予め撮像されている前記検査部位の検査基準としての基準画像と、生成された前記合成画像とに基づいて、前記検査領域の状態を判定する判定部と
として機能させるための検査プログラム。
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