JP2013160528A - 建築限界測定器 - Google Patents

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Yosuke Shibuya
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Abstract

【課題】延設状態における建築限界の測定を精度よく行わせることができるとともに、折り畳み状態における搬送作業を円滑かつ良好に行わせることができる建築限界測定器を提供する。
【解決手段】一対のレールR上を通過する列車の建築限界Gを測定し得る建築限界測定器において、建築限界の測定時に一対のレールRに跨って載置される測定器本体1と、該測定器本体1の端部に取り付けられ、測定器本体1が一対のレールに跨って載置された状態で建築限界位置まで延設した延設状態、及び当該測定器本体1に対して折り畳まれた折り畳み状態との間で移動可能な第1延設部2及び第2延設部3と、これら延設部が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ測定器本体1に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段8とを具備したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対のレール上を通過する列車の建築限界を測定し得る建築限界測定器に関するものである。
列車がレール上を通過する際に周囲と干渉することなく安全に走行させるべく、通常、当該レールよりも外側において、列車の幅寸法に相当の余裕寸法を加えた空間が必要とされる。かかる空間を「建築限界」といい、当該建築限界内にホーム等の建築物が入り込まないよう設計する必要がある。然るに、従来より、一対のレールに跨って載置されるとともに、当該載置状態で建築限界位置まで延設した延設部を有した建築限界測定器が提案されるに至っている。
従来の建築限界測定器は、特許文献1にて開示されているように、アルミ又はアルミ合金から成り、一対のレールに跨って載置されるとともに、その載置された状態で建築限界位置まで延設した延設部を有する測定器本体と、該測定器本体の一部に形成されるとともに、一方のレールの縁部と当接可能とされ、当該当接箇所が建築限界を測定する際の基準点を成す基準部材とを具備し、基準部材は、当該基準部材を挟んで両側に位置する測定器本体を互いに絶縁し得る樹脂材から成るものとされていた。
特開2010−261864号公報
しかしながら、上記従来の建築限界測定器においては、測定器本体が複数箇所で折り畳み可能とされているものの、延設部を延設させた状態で当該延設部を精度よく位置決めしつつ固定させることが困難とされるとともに、測定器本体の各部位を折り畳んだ状態で確実に固定させるのが困難とされていた。したがって、従来の建築限界測定器においては、建築限界の測定時及び運搬時、測定器本体に対して延設部を確実かつ円滑に位置決めして固定させるのが困難であるという不具合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、延設状態における建築限界の測定を精度よく行わせることができるとともに、折り畳み状態における搬送作業を円滑かつ良好に行わせることができる建築限界測定器を提供することにある。
請求項1記載の発明は、一対のレール上を通過する列車の建築限界を測定し得る建築限界測定器において、前記建築限界の測定時に前記一対のレールに跨って載置される測定器本体と、該測定器本体の端部に取り付けられ、前記測定器本体が一対のレールに跨って載置された状態で建築限界位置まで延設した延設状態、及び当該測定器本体に対して折り畳まれた折り畳み状態との間で移動可能な延設部と、前記延設部が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ前記測定器本体に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の建築限界測定器において、前記測定器本体は、モノマーキャスティングナイロンから成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の建築限界測定器において、前記測定器本体は、折り畳み可能とされたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の建築限界測定器において、前記測定器本体の左右両端には、前記一対のレール上をそれぞれ転動可能とされ、各レールからの脱落を抑制するためのフランジ部が形成された車輪が取り付けられるとともに、前記測定器本体が折り畳まれた状態において、前記左右両端の車輪が当該測定器本体の延設方向に対してずれた位置とされることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、延設部が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ測定器本体に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段を具備したので、延設状態における建築限界の測定を精度よく行わせることができるとともに、折り畳み状態における搬送作業を円滑かつ良好に行わせることができる。
請求項2の発明によれば、測定器本体は、モノマーキャスティングナイロンから成るので、より高強度とすることができるとともに一層の軽量化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、測定器本体は、折り畳み可能とされたので、建築限界測定器の搬送時、より小型なものとすることができ、より一層、円滑かつ容易な搬送作業とすることができる。
請求項4の発明によれば、測定器本体の左右両端には、一対のレール上をそれぞれ転動可能とされ、各レールからの脱落を抑制するためのフランジ部が形成された車輪が取り付けられるとともに、測定器本体が折り畳まれた状態において、左右両端の車輪が当該測定器本体の延設方向に対してずれた位置とされるので、建築限界測定器の搬送時、より一層小型なものとすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る建築限界測定器を示す正面図 同建築限界測定器を示す平面図であって、(a)全体図(b)拡大図 同建築限界測定器を示す側面図 同建築限界測定器におけるハンドル部材を示す模式図であって、(a)ハンドル部材を測定器本体の前方から取り付けた状態、(b)ハンドル部材を測定器本体の後方から取り付けた状態を示す模式図 同建築限界測定器における固定手段を示す拡大模式図 同建築限界測定器における本体用固定手段を示す拡大模式図 同建築限界測定器における延設部を折り畳んだ状態を示す正面図 同建築限界測定器における測定器本体を折り畳む過程の状態を示す正面図 同建築限界測定器における測定器本体を折り畳んだ状態を示す正面図 同建築限界測定器における測定器本体を折り畳んだ状態を示す平面図 本発明の第2の実施形態に係る建築限界測定器を示す正面図 同建築限界測定器を示す平面図であって、(a)全体図(b)拡大図 同建築限界測定器における延設部を折り畳んだ状態を示す正面図 同建築限界測定器における延設部を折り畳んだ状態を示す平面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る建築限界測定器は、一対のレール上を通過する列車の建築限界を測定し得るものであり、図1〜3に示すように、列車が通過し得る一対のレールRに跨って載置可能とされた長尺部材から成る測定器本体1と、該測定器本体1の端部から延設された延設部(第1延設部2及び第2延設部3)と、取手(とって)4と、ハンドル部材5と、車輪6と、固定手段8と、本体用固定手段9とから主に構成されている。ここで、建築限界とは、一対のレールRよりも外側において、列車の幅寸法に相当の余裕寸法を加えた空間のことをいい、本明細書においては符号G(図1参照)で示すこととする。
測定器本体1は、第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bで構成されており、建築限界の測定時に一対のレールRに跨って載置されるものである。具体的には、第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bは、揺動軸L3にて連結されるとともに当該揺動軸L3を中心として互いに揺動可能とされており、建築限界の測定時には、左右方向(第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bの長手方向)に広がって略直線状に連結された状態(図1、2参照)となるものである。
また、本実施形態に係る測定器本体1(第1測定器本体1a及び第2測定器本体1b)は、絶縁性の樹脂材から成るもので、具体的にはモノマーキャスティングナイロンにて構成されている。このモノマーキャスティングナイロンは、比重:1.15〜1.17(g/cc)、硬度:R95〜120、引張強さ:770〜980(kgf/cm)、伸び:30〜320(%)、弾性係数:24〜31(10kgf/cm)、摩擦係数:0.35、衝撃強度:2〜3(アイゾットノッチ)なる機械的性質を有するとともに、体積固有抵抗:1012〜1015(Ω・cm)、絶縁破壊強さ:30〜40(KV/mm)、誘電率:3.7、誘電体力率:200(10−4)なる電気的性質を有している。このように、モノマーキャスティングナイロンを材質とすることにより、軽量且つ高強度であるとともに高い絶縁特性を有した測定器本体1を得ることができる。
延設部(第1延設部2及び第2延設部3)は、測定器本体1(第1測定器本体1a及び第2測定器本体1b)の両端部にそれぞれ取り付けられ、測定器本体1が一対のレールRに跨って載置された状態で建築限界位置まで延設されるものである。具体的には、延設部は、第1延設部2及び第2延設部3を連結して構成されており、これら第1延設部2及び第2延設部3は、揺動軸L2にて連結されるとともに当該揺動軸L2を中心として互いに揺動可能とされている。
すなわち、第1延設部2は、その基端が測定器本体1の両端に連結されるとともに、先端が第2延設部3の基端と連結されており、第1延設部2と測定器本体1とが揺動軸L1にて揺動可能とされ、且つ、第1延設部2と第2延設部3とが揺動軸L2にて揺動可能とされている。そして、建築限界の測定時には、第1延設部2を測定器本体1に対して略直線状に広げるとともに、第2延設部3を第1延設部2に対して所定角度傾斜させた状態まで広げるものとされ、この状態(一対のレールR上に車輪6が乗った状態)において、第2延設部3の先端部3aの位置が建築限界Gに合致するものとされている。
また、本実施形態に係る延設部は、測定器本体1が一対のレールRに跨って載置された状態(建築限界の測定時)で建築限界位置まで延設した延設状態(図1〜3参照)と、搬送時等において当該測定器本体1に対して折り畳まれた折り畳み状態(図7参照)との間で移動(揺動)可能とされている。すなわち、延設状態から、揺動軸L2を中心として第2延設部3を揺動させて第1延設部2に対して前後方向に重ねた状態とした後、揺動軸L1を中心として第1延設部2を揺動させ、測定器本体1に対して前後方向に重ねた状態とすれば折り畳み状態とされるのである。
しかるに、本実施形態においては、延設部(第1延設部2及び第2延設部3)が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ測定器本体1に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段8が形成されている。この固定手段8は、図5に示すように、第1延設部2の所定部位に取り付けられた所謂インデックスプランジャから成り、操作部Pと、係止部Lと、ナットnとから主に構成されている。
係止部Lは、操作部Pと連結されるとともに、第1延設部2の表面から出没可能とされており、内蔵された付勢手段(図示せず)により突出方向に向かって付勢されている。そして、延設状態において、係止部Lは、測定器本体1(第1測定器本体1a及び第2測定器本体1b)の所定位置に形成された係止穴H1に挿入することにより第1延設部2を係止可能とされており、かかる係止により測定器本体1に対して延設部(第1延設部2)を位置決めしつつ固定可能とされている。
一方、操作部Pを引っ張り操作して係止部Lを付勢力に抗して没入方向に移動させることにより、当該係止部Lの係止穴H1に対する係止を解くことが可能とされている。この係止を解いた状態で延設部(第1延設部2及び第2延設部3)を折り畳み状態とすることができる。かかる折り畳み状態としたとき、固定手段8の係止部Lと対応した所定位置には、係止穴H1と同様の係止穴H1’(図2参照)が形成されており、当該係止部Lを当該係止穴H1’に挿入することにより第1延設部2を折り畳み状態で係止可能とされている。かかる係止により測定器本体1に対して延設部(第1延設部2)を位置決めしつつ固定可能とされている。
また、本実施形態においては、延設部(第1延設部2及び第2延設部3)を折り畳み状態とした後、さらに測定器本体1を折り畳み可能とされている。すなわち、折り畳み状態(図7参照)において、揺動軸L3を中心として第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bを互いに揺動させ(図8参照)、これら第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bを前後方向に重ね合わせることで、図9、10に示すように、測定器本体1を折り畳んだ収納状態とすることができる。
またさらに、本実施形態においては、第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bを位置決めしつつ固定する本体用固定手段9が形成されている。この本体用固定手段9は、既述した固定手段8と同様の部品から成るものであり、図6に示すように、第1測定器本体1aの所定部位に取り付けられた所謂インデックスプランジャから成り、操作部Pと、係止部Lと、ナットnとから主に構成されている。
係止部Lは、操作部Pと連結されるとともに、第1測定器本体1aの表面から出没可能とされており、内蔵された付勢手段(図示せず)により突出方向に向かって付勢されている。そして、延設状態及び折り畳み状態において、係止部Lは、第2測定器本体1bの所定位置に形成された係止穴H2に挿入することにより第2測定器本体1bを係止可能とされており、かかる係止により第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bを互いに位置決めしつつ固定可能とされている。
一方、操作部Pを引っ張り操作して係止部Lを付勢力に抗して没入方向に移動させることにより、当該係止部Lの係止穴H2に対する係止を解くことが可能とされている。この係止を解いた状態で第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bを収納状態とすることができる。かかる収納状態において、予め取り外されていたハンドル部材5と共にバンド等で結束させれば、一括して搬送することができる。
ここで、本実施形態においては、図9、10に示すように、測定器本体1が折り畳まれた状態(収納状態)において、左右両端の車輪6が当該測定器本体1の延設方向(図10中a方向)に対してずれた位置とされている。すなわち、収納状態においては、左右の車輪6が互いにオフセットした状態とされており、各車輪6に形成されたフランジ部6aが図9におけるb方向に重ならないようになっている。
さらに、測定器本体1の左右両端(第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bの各先端)には、それぞれ支持部材7が取り付けられており、当該支持部材7に車輪6が回転可能に支持されている。かかる車輪6は、一対のレールR上をそれぞれ転動可能とされ、各レールRからの脱落を抑制するためのフランジ部6aが形成されたものである。なお、本実施形態に係る車輪6は、樹脂材を成形して成るものとされているが、他の材料であってもよい。しかして、車輪6を一対のレールR上に載置することにより、当該車輪6を介して測定器本体1が一対のレールRに跨って載置されることとなる。
取手4は、測定器本体1の略中央に形成された例えば金属製部品から成り、建築限界測定器の搬送時に作業者が把持可能な形状(上方に逆U字状に突出した形状)とされている。この取手4は、測定器本体1の上面又は側面から突出して作業者が搬送時に把持可能なものであれば足り、その形状や材質等については種々のものが任意選択され得る。かかる取手4の所定部位には、上方に突出形成された係止ボス部Nが取り付けられており、この係止ボス部Nにハンドル部材5が係止可能とされている。
ハンドル部材5は、取手4に対して脱着可能とされた棒状部材から成り、建築限界の測定時に当該取手4に取り付けられて測定者が把持可能なものである。具体的には、ハンドル部材5は、図3に示すように、長手方向に延びて測定者が把持可能な把持部5aと、該把持部5aの先端に形成され、測定器本体1の取手4に係止可能な係止部5bとから主に構成されており、係止部5bには、図4に示すように、左右の縁部に係止ボス部Nと係止可能な切欠き5ba、5bbが形成されている。
しかして、図4(a)で示す如く、切欠き5baに係止ボス部Nを係止させるようにすれば、ハンドル部材5を測定器本体1の前方から取り付けることができるとともに、同図(b)で示す如く、切欠き5bbに係止ボス部Nを係止させるようにすれば、ハンドル部材5を測定器本体1の後方から取り付けることができるようになっている。すなわち、本実施形態に係るハンドル部材5は、測定器本体1に対して前後何れの方向からも取り付け可能とされているのである。
なお、ハンドル部材5を測定器本体1の前方から取り付けた状態においては、把持部5aが所定角度傾斜しつつ前方に延設されるので、測定者は当該把持部5aを把持しつつ測定器本体1を後方に向かって移動させるものとされ、ハンドル部材5を測定器本体1の後方から取り付けた状態においては、把持部5aが所定角度傾斜しつつ後方に延設されるので、測定者は当該把持部5aを把持しつつ測定器本体1を前方に向かって移動させるものとされる。
上記実施形態によれば、延設部(第1延設部2及び第2延設部3)が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ測定器本体1に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段8を具備したので、延設状態における建築限界の測定を精度よく行わせることができるとともに、折り畳み状態における搬送作業を円滑かつ良好に行わせることができる。特に、本実施形態に係る測定器本体1は、モノマーキャスティングナイロンから成るので、より高強度とすることができるとともに一層の軽量化を図ることができる。
また、測定器本体1は、折り畳み可能とされたので、建築限界測定器の搬送時、より小型なものとすることができ、より一層、円滑かつ容易な搬送作業とすることができる。さらに、測定器本体1の左右両端には、一対のレールR上をそれぞれ転動可能とされ、各レールRからの脱落を抑制するためのフランジ部6aが形成された車輪6が取り付けられるとともに、測定器本体1が折り畳まれた状態において、左右両端の車輪6が当該測定器本体1の延設方向に対してずれた位置とされるので、建築限界測定器の搬送時、より一層小型なものとすることができる。
なお、上記実施形態によれば、測定器本体1(第1測定器本体1a及び第2測定器本体1b)は、絶縁性の樹脂材から成るので、強度を維持しつつ軽量化を図るとともに一対のレールRに跨って載置させた際に誤って電気的に短絡させてしまい導通してしまうのを確実に回避することができる。
また、測定器本体1の略中央には、搬送時に把持可能な取手4が形成されたので、より確実かつ円滑に測定器本体1を持つことができる。さらに、取手4に対して脱着可能とされた棒状部材から成り、建築限界の測定時に当該取手4に取り付けられて測定者が把持可能なハンドル部材5を具備したので、建築限界の測定をより円滑に行わせることができる。特に、ハンドル部材5が取手4に取り付け可能とされているので、取手4の突出寸法だけハンドル部材5の延設寸法を小さくすることができる。またさらに、ハンドル部材5は、測定器本体1に対して前後何れの方向からも取り付け可能とされたので、建築限界の測定作業をより円滑に行わせることができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る建築限界測定器は、第1の実施形態と同様、一対のレール上を通過する列車の建築限界を測定し得るものであり、図11〜14に示すように、列車が通過し得る一対のレールRに跨って載置可能とされた長尺部材から成る測定器本体1と、該測定器本体1の端部から延設された延設部(第1延設部2及び第2延設部3)と、取手4と、ハンドル部材5と、車輪6と、固定手段8とから主に構成されている。
本実施形態において、延設部(第1延設部2及び第2延設部3)は、第1の実施形態と同様、延設状態(図11、12)と、折り畳み状態(図13、14)との間で移動可能(揺動軸L1を中心として揺動可能)とされているものの、建築限界の測定時に一対のレールRに跨って載置可能な測定器本体1が一体部品とされており、第1の実施形態の第1測定器本体1a及び第2測定器本体1bの如く2分割(複数分割)されていない。したがって、折り畳み状態とすることにより建築限界測定器の搬送を良好に行わせることができるとともに、建築限界測定器全体の強度を向上させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば車輪を具備せず、測定器本体1の両端部を一対のレールRに直接跨がせるもの、或いは当該両端部に載置部材(転動しない基準となる部材)を具備させ、当該載置部材を介在させて測定器本体1の両端部を一対のレールRに跨がせるものとしてもよい。延設部(第1延設部2及び第2延設部3)は、測定器本体1の両端から延設されたものに限定されず、当該測定器本体1の一方の端部から延設されたものであってもよい。また、取手4やハンドル部材5を具備しないものとしてもよい。なお、測定器本体1は、絶縁性のものであれば何れの樹脂材であってもよい。
延設部が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ測定器本体に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段を具備した建築限界測定器であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 測定器本体
1a 第1測定器本体
1b 第2測定器本体
2 第1延設部
3 第2延設部
4 取手
5 ハンドル部材
6 車輪
6a フランジ部
7 支持部材
8 固定手段
9 本体用固定手段
G 建築限界
R レール

Claims (4)

  1. 一対のレール上を通過する列車の建築限界を測定し得る建築限界測定器において、
    前記建築限界の測定時に前記一対のレールに跨って載置される測定器本体と、
    該測定器本体の端部に取り付けられ、前記測定器本体が一対のレールに跨って載置された状態で建築限界位置まで延設した延設状態、及び当該測定器本体に対して折り畳まれた折り畳み状態との間で移動可能な延設部と、
    前記延設部が延設状態及び折り畳み状態のとき、それぞれ前記測定器本体に対して当該延設部を位置決めしつつ固定する固定手段と、
    を具備したことを特徴とする建築限界測定器。
  2. 前記測定器本体は、モノマーキャスティングナイロンから成ることを特徴とする請求項1記載の建築限界測定器。
  3. 前記測定器本体は、折り畳み可能とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の建築限界測定器。
  4. 前記測定器本体の左右両端には、前記一対のレール上をそれぞれ転動可能とされ、各レールからの脱落を抑制するためのフランジ部が形成された車輪が取り付けられるとともに、前記測定器本体が折り畳まれた状態において、前記左右両端の車輪が当該測定器本体の延設方向に対してずれた位置とされることを特徴とする請求項3記載の建築限界測定器。
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