JP2013160277A - クラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の点検時において、グリスによりクラッチハブを潤滑する。
【解決手段】クラッチ装置は、入力軸20の前端にクラッチハブ21がスプライン結合され、クラッチハブ21後方の入力軸20に前後方向に移動可能にクラッチリリースハブ30が嵌入される。クラッチリリースハブ30の前部に周溝30aが形成され、前端の内周に中央に臨む吐出口36aが形成された円筒ノズル36が周溝30aに前後方向に移動可能に挿入され、グリスを供給可能なグリスホース48が円筒ノズル36より後方の周溝30aに接続され、周溝に供給されたグリスにより円筒ノズル36は前方に突出して前端がクラッチハブ21に当接可能に構成される。円筒ノズル36の前端に吐出口36aを閉じるグリス吐出弁40が設けられ、グリス吐出弁40は円筒ノズル36の前端がクラッチハブ21に当接状態で吐出口36aを開放するように構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の変速機の入力軸の前端にスプライン結合されたクラッチハブにクラッチプレートが設けられたクラッチ装置に関するものである。
従来、クラッチ装置は、変速機の入力軸の前端にスプライン結合されたクラッチハブと、そのクラッチハブに設けられたクラッチプレートを備えるものが知られている。このクラッチ装置では、エンジンの出力軸に取付けられたフライホイールと、クラッチカバーに設けられたプレッシャプレートにより、そのクラッチプレートを挟み、これによりエンジンの出力軸における回転動力を変速機の入力軸に伝達するように構成されている。その一方で、このクラッチ装置では、フライホイールからプレッシャプレートを離間させることにより、そのクラッチプレートを解放し、これによりエンジンの出力軸と変速機の入力軸とを切断して、エンジンの出力軸の回転動力が変速機の入力軸に伝達しないようにしている。
ここで、このようなクラッチ装置では、変速機の入力軸の前端にクラッチハブをスプライン結合することにより、クラッチプレートが解放された時に、そのクラッチプレートの入力軸に対する軸方向の移動を許容して、クラッチプレートをフライホイール及びプレッシャプレートの双方から離間させている。これにより、クラッチの切断時にクラッチプレートがフライホイール又はプレッシャプレートのいずれかに接触することに起因するトルクの伝達を防止するようにしている。
このように、変速機の入力軸の前端にスプライン結合されたクラッチハブにおける軸方向の移動は、駆動力を明確に断接する動作として重要であるので、このクラッチハブは常に良好な潤滑状態に維持させたい部位である。このため、外部から注入した潤滑油がオイルホースを通ってそのスプラインに滴下するようにしたクラッチの潤滑装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭58−82530号公報
しかし、近年にあっては、変速機の入力軸の前端にスプライン結合されたクラッチハブにおける潤滑は、潤滑油よりも粘度の高いグリスにより行われており、このようなグリスを入力軸のスプラインに滴下させたとしても、そのグリスはその粘度の高さ故にそのスプラインの全周に回るようなことはない。このため、この潤滑油を滴下する従来の潤滑装置において、入力軸の前端に形成されたスプラインの全周における潤滑を得るのは困難であった。
また、上記特許文献1におけるクラッチの潤滑装置では、潤滑油を実際に滴下するノズル金具は、クラッチハブとの干渉を避けるために、そのクラッチハブから離間したところに設けられており、このようにそのクラッチハブから離間した箇所にグリスを適下させたとしても、そのグリスはその粘性によりクラッチハブにまで達することはない。このため、上記特許文献1における潤滑装置では、通常の点検時において、クラッチハブを、グリスによる潤滑させることは困難になると言う未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、通常の点検時において、グリスによるクラッチハブの潤滑が可能なクラッチ装置を提供することにある。
本発明は、入力軸の前端にクラッチハブがスプライン結合され、クラッチハブ後方の入力軸に前後方向に移動可能にクラッチリリースハブが嵌入されたクラッチ装置の改良である。
その特徴ある構成は、クラッチリリースバブの前部に入力軸を包囲する周溝が前方に開口して形成され、前端の内周に中央に臨む吐出口が形成され吐出口に連通する流入口が後端に形成された円筒ノズルが周溝に前後方向に移動可能に挿入され、グリスを供給可能なグリスホースが円筒ノズルより後方の周溝に接続され、グリスホースを介して周溝に供給されたグリスにより円筒ノズルはクラッチリリースハブから前方に突出可能に構成されたところにある。
このクラッチ装置では、クラッチリリースハブから前方に突出した円筒ノズルは前端がクラッチハブに当接可能に構成され、その円筒ノズルの前端に吐出口を閉じるグリス吐出弁が設けられ、そのグリス吐出弁は円筒ノズルの前端がクラッチハブに当接状態で吐出口を開放するように構成することが好ましい。
本発明のクラッチ装置では、前端がクラッチハブに臨む円筒ノズルの内側に形成された吐出口からグリスを吐出させることができる。ここで、クラッチハブは入力軸にスプライン結合されており、例えば、そのクラッチハブに円筒ノズルの前端を当接させれば、その円筒ノズルの前端から中央に向かって吐出されたグリスは、そのクラッチハブ近傍のスプラインに付着する。すると、その後のクラッチハブの移動によりクラッチハブ近傍のスプラインに付着したグリスは、やがてクラッチハブに達してその潤滑を行う。
また、グリスを吐出するノズルとして、吐出口が入力軸を包囲するように形成された円筒ノズルを用いるので、クラッチハブ後方近傍のスプラインの周囲から、そのスプラインに向かって同時にグリスを吐出させることができる。このため、そのグリスを入力軸におけるスプラインの全周に渡って付着させることができ、そのスプラインの全周に渡って均一な潤滑が可能になる。
本発明実施形態のクラッチ装置における要部拡大断面図である。 そのクラッチ装置における周溝にグリスを供給する状態を示す図である。 そのクラッチ装置におけるクラッチリリースハブを後退させる状態を示す図である。 そのクラッチリリースハブが前進する状態を示す図である。 そのクラッチ装置の構造を示す縦断面図である。 その円筒ノズルを示す斜視図である。 その円筒ノズルの断面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図5に示すように、エンジン(回転動力)の出力軸11にはフライホイール12が取付けられ、このフライホイール12にはクラッチカバー14が取付けられる。クラッチカバー14には円板状のリリースレバー16が収容され、そのリリースレバー16の周囲がクラッチカバー14の内周に支持される。リリースレバー16のフライホイール12側には、ボス17を介してプレッシャプレート19が設けられる。これによりフライホイール12とクラッチカバー14とリリースレバー16及びプレッシャプレート19は一体的に回転するように構成される。
また、出力軸11と同一線上に変速機の入力軸20が配置される。この入力軸20の前端にはその周囲に軸方向に伸びる複数の溝から成るスプライン20aが形成され、このスプライン20aにクラッチハブ21がスプライン嵌合される。このようなスプライン嵌合により、このクラッチハブ21は、スプライン20aに対して軸方向に移動可能であって、かつその入力軸20と一体的に回転するようになっている。このクラッチハブ21にはクラッチプレート23とリテーニングプレート24が取付けられる。またクラッチプレート23の両側にはフェーシング27,27が配設され、これらはフライホイール12とプレッシャプレート19の間に配置される。
円板状のリリースレバー16は、それが平坦になろうとする弾性力によりプレッシャプレート19をフライホイール12に圧接させ、そのプレッシャプレート19とフライホイール12の間にあるクラッチプレート23をフェーシング27を介して挟むように構成される。そして、クラッチハブ21より変速機側の入力軸20には、クラッチリリースハブ30が回転可能にかつ入力軸方向に摺動可能に嵌合され、このクラッチリリースハブ30の前端にはリリースベアリング29が嵌入される。このクラッチリリースハブ30には、このクラッチリリースハブ30が嵌入された入力軸20との潤滑を確保するために、第1グリスホース25の他端が接続される。第1グリスホース25の一端は図示しないクラッチハウジングの外部に導出され、この外部における一端からこの第1グリスホース25を介して供給されたグリスがクラッチリリースハブ30と入力軸20の間に供給されて、クラッチリリースハブ30と入力軸20との間の潤滑が確保できるように構成される。
一方、クラッチリリースハブ30より変速機側であって入力軸20の下方には、リリースシャフト31が入力軸20に直交するようにクラッチハウジング(図示せず)に回動可能に取付けられる。このリリースシャフト31の一端側にはこのリリースシャフト31を回動させる図示しないリリースレバーが取付けられ、リリースレバーにはクラッチペダル(図示せず)の踏込みにより作動するクラッチブースタの出力軸(図示せず)が取付けられる。またリリースシャフト31にはクラッチリリースハブ30を挟むリリースフォーク32が設けられる。このリリースフォーク32の先端の互いに対向する面には、同一サイズのカムフォロア33がそれぞれ回転可能に取付けられ、このカムフォロア33がクラッチリリースハブ30に係合される。そして、このリリースシャフト31がリリースフォーク32とともに回転すると、カムフォロア33が係合するクラッチリリースハブ30が入力軸20の軸方向に摺動するように構成される(図3及び図4)。
クラッチリリースハブ30の前端にはリリースベアリング29を介して操作リング34が設けられる。この操作リング34はクラッチハブ21の後方の入力軸20に嵌入されてクラッチリリースハブ30に対して回転可能であってかつ前後方向に移動不能に、そのクラッチリリースハブ30に連結される。そして、この操作リング34の外周に円板状のリリースレバー16の中央孔16aが係止される。これにより、この操作リング34がクラッチリリースハブ30と共に後方に移動すると(図3)、その円板状のリリースレバー16の中央孔16aを後方に移動させて、円錐台形状に変形するリリースレバー16は、ボス17を介して設けられたプレッシャプレート19をフライホイール12から離間させることになる。これにより、クラッチプレート23は解放され、これによりエンジンの出力軸11と変速機の入力軸20とを切断して、エンジンの出力軸11の回転が変速機の入力軸20に伝達しないように構成される。
図1に詳しく示すように、クラッチリリースハブ30の前部には、入力軸20を包囲する周溝30aが前方に開口して形成される。この周溝30aは、クラッチリリースハブ30の前端から後方に向かって形成される溝であって、入力軸20の中心を中心とする円周方向に連続する溝である。そして、この周溝30aには円筒ノズル36が前後方向に移動可能に挿入される。
図6及び図7に示すように、円筒ノズル36は、外径の異なる外筒37と内筒38を同軸にはめ合わせて図示しない接合部材で接合させ、外筒37と内筒38の間の空間に流体物を流通させるように構成されたノズルである。この円筒ノズル36を形成する外筒37と内筒38におけるそれぞれの前端は内側に向かって折り返され、これによりこの円筒ノズル36は、前端の内周に中央に臨む吐出口36aが形成される。
図7に示すように、この円筒ノズル36の前端には、その前端に形成された吐出口36aを閉じるグリス吐出弁40が設けられる。この実施の形態における吐出弁40は、吐出口36aの内側に前方に偏って設けられたリング状のパッキン41と、その吐出口36aの内側に前後方向に移動可能に設けられたリング状弁体42と、そのリング状弁体42を前方に押し付ける弾性体43を備える。リング状弁体42には周方向に複数の貫通孔42aが形成され、このリング状弁体42が前進した状態でリング状パッキン41はその全ての貫通孔42aを封鎖してその吐出口36aを閉じ、このリング状弁体42が後退した状態でリング状パッキン41から貫通孔42aがずれてその貫通孔42aを開放してその吐出口36aを開放するように構成される。
また、このリング状弁体42には円筒ノズル36の前端縁から前方に突出する複数の突起42bが外筒37を貫通して設けられる。そして、このグリス吐出弁40は、図1に詳しく示すように、円筒ノズル36の前端がクラッチハブ21に当接すると、突起42bもそのクラッチハブ21の後端縁に接触して円筒ノズル36の内部に没入し、弾性体43の付勢力に抗してリング状弁体42を後退させるように構成される。よって、このグリス吐出弁40は、弾性体43の付勢力によりリング状弁体42が前進すると吐出口36aを閉止するけれども、円筒ノズル36の前端がクラッチハブ21に当接すると、リング状弁体42は後退して、その吐出口36aを開放するように構成される。そして、この円筒ノズル36は、外筒37と内筒38の間の空間が流体物を流通させる部位であるので、前端における吐出口36aに連通する流入口36bがその後端に形成されることになる。
図1に戻って、この円筒ノズル36は、クラッチリリースハブ30の前部に形成された周溝30aに内周側及び外周側Oリング46,47を介して前後方向に移動可能に挿入され、このOリング46,47は円筒ノズル36の外周及び内周と周溝30aとの間の隙間を無くして、その周溝30aに供給されるグリスが円筒ノズル36の外周又は内周から漏れ出ることを防止するように構成される。そして、その円筒ノズル36より後方の周溝30aには、グリスを供給可能な第2グリスホース48の他端が接続される。そして、この第2グリスホース48は、前述した第1グリスホース25と同様に、図示しないクラッチハウジングより外部にその一端が導出してその一端からグリスを供給可能に構成される。
そして、このクラッチ装置では、図3に示すように、クラッチペダル(図示せず)の踏込みによりリリースシャフト31がリリースフォーク32とともに実線矢印で示すように回転すると、カムフォロア33が当接するクラッチリリースハブ30が入力軸20の軸方向に摺動してクラッチハブ21からそのクラッチリリースハブ30を離間させ、これによりエンジンの出力軸11と変速機の入力軸20とを切断する。そして、この状態で、図2に示すように、第2グリスホース48から周溝30aにグリスを供給すると、そのグリスにより円筒ノズル36はクラッチリリースハブ30から前方に突出してその前端がクラッチハブ21に当接可能に構成される。
次に、このように構成されたクラッチ装置において、変速機の入力軸20の前端にスプライン結合されたクラッチハブを潤滑させる動作を説明する。
その潤滑を行うには、先ず、クラッチペダル(図示せず)を踏込み、図3に示すように、リリースシャフト31をリリースフォーク32とともに実線矢印で示すように回転させて、カムフォロア33が係合するクラッチリリースハブ30を入力軸20に対して後方に移動させ、それによりクラッチハブ21からそのクラッチリリースハブ30を離間させる。そして、この状態で、第2グリスホース48から周溝30aにグリスを供給する。
図2に示すように、周溝30aに供給されたグリスは、その周溝30aに前方から挿入された円筒ノズル36を前方に押すので、更にグリスを供給してその円筒ノズル36をクラッチリリースハブ30から前方に突出させる。このとき、円筒ノズル36の内周側及び外周側におけるOリング46,47は、円筒ノズル36の外周及び内周と周溝30aとの間の隙間を無くして、その周溝30aに供給されるグリスが円筒ノズル36の外周又は内周から漏れ出ることを防止する。そして、円筒ノズル36の前端に形成された吐出口36aは、グリス吐出弁40により閉じているので、周溝30aに供給されたグリスが円筒ノズル36の後端における流入口36bから前方に流れて、前端の吐出口36aから漏れ出るようなこともないので、周溝30aに供給されたグリスは円筒ノズル36をクラッチリリースハブ30から前方に確実に突出させることになる。
図1に詳しく示すように、円筒ノズル36が周溝30aから突出すると、やがてその前端がクラッチハブ21に当接する。すると、円筒ノズル36の前端縁から前方に突出する突起42bがそのクラッチハブ21の後端縁に接触して円筒ノズル36の内部に没入し、弾性体43の付勢力に抗してリング状弁体42を後退させる。これにより、グリス吐出弁40は、円筒ノズル36の前端に内側に向かって形成された吐出口36aを開放する。
そして、その後、更にグリスを供給すると、そのグリスは円筒ノズル36の後端における流入口36bから前方に流れて、開放された前端の吐出口36aから吐出される。ここで、クラッチハブ21は入力軸20にスプライン結合されており、そのクラッチハブ21に前端が接触した円筒ノズル36の前端から中央に向かって吐出されたグリスは、そのクラッチハブ21近傍のスプライン20aに付着して、そのクラッチハブ21の潤滑を行う。特にクラッチハブ21は、入力軸20に対して若干前後移動するので、クラッチハブ21の移動によりクラッチハブ21近傍のスプライン20aに付着したグリスは、やがてクラッチハブ21に達してより効果的にその潤滑を行うことができる。
また、本発明では、グリスを吐出するノズルとして、吐出口36aが入力軸20を包囲するように形成された円筒ノズル36を用いる。そして、クラッチハブ21の後端縁に接触した円筒ノズル36の前端から、即ち、クラッチハブ21後方近傍のスプライン20aの周囲から、そのスプライン20aに向かってグリスは吐出される。このように、円筒ノズル36からはグリスが入力軸20におけるスプライン20aの周囲から同時に吐出されるので、そのグリスを入力軸20におけるスプライン20aの全周に渡って付着させることができる。よって、本発明にあっては、通常の点検時にあっても、そのスプライン20aの全周にグリスを付着させるような潤滑を可能にするものである。
一方、この潤滑作業を終了させるためには、第2グリスホース48からのグリスの供給を止めてクラッチペダル(図示せず)の踏込みを解消させる。そして、図4に示すように、リリースシャフト31をリリースフォーク32とともに実線矢印で示すように回転させ、円板状のリリースレバーの平坦になろうとする付勢力により、クラッチリリースハブ30を入力軸20に対して前進させる。すると、前端がクラッチハブ21に接触している円筒ノズル36は、その前進するクラッチリリースハブ30に形成された周溝30aに再び押し込まれてその周溝30aに収容される。これにより、その周溝30aから突出した円筒ノズル36が、クラッチリリースハブ30の移動に支障を生じさせるようなことはなく、これにより、潤滑作業を終了させることができる。
なお、上述した実施の形態では、吐出口36aを閉じるグリス吐出弁40として、リング状のパッキン41とリング状弁体42と弾性体43とを備えるものを例示したけれども、このグリス吐出弁40はこれに限るものではなく、円筒ノズル36の前端がクラッチハブ21に当接状態で吐出口36aを開放可能である限り、他の形式のものを用いても良い。また、周溝30aに供給されたグリスが、その粘性により円筒ノズル36を突出させることができるならば、このグリス吐出弁40は設けなくても良い。
また、上述した実施の形態では、クラッチリリースハブ30が後方に移動することにより動力の切断が行われるクラッチ装置を用いて説明したけれども、クラッチ装置は、クラッチペダルの踏み込みにより、クラッチリリースハブ30が前方に移動し、それにより動力の切断が行われるような形式のクラッチ装置であっても良い。
20 入力軸
21 クラッチハブ
30 クラッチリリースハブ
30a 周溝
36 円筒ノズル
36a 吐出口
36b 流入口
40 グリス吐出弁
48 グリスホース

Claims (2)

  1. 入力軸(20)の前端にクラッチハブ(21)がスプライン結合され、前記クラッチハブ(21)後方の前記入力軸(20)に前後方向に移動可能にクラッチリリースハブ(30)が嵌入されたクラッチ装置において、
    前記クラッチリリースハブ(30)の前部に前記入力軸(20)を包囲する周溝(30a)が前方に開口して形成され、
    前端の内周に中央に臨む吐出口(36a)が形成され前記吐出口(36a)に連通する流入口(36b)が後端に形成された円筒ノズル(36)が前記周溝(30a)に前後方向に移動可能に挿入され、
    グリスを供給可能なグリスホース(48)が前記円筒ノズル(36)より後方の前記周溝(30a)に接続され、
    前記グリスホース(48)から前記周溝(30a)に供給されたグリスにより前記円筒ノズル(36)は前記クラッチリリースハブ(30)から前方に突出可能に構成された
    ことを特徴とするクラッチ装置。
  2. クラッチリリースハブ(30)から前方に突出した円筒ノズル(36)は前端がクラッチハブ(21)に当接可能に構成され、前記円筒ノズル(36)の前端に吐出口(36a)を閉じるグリス吐出弁(40)が設けられ、前記グリス吐出弁(40)は前記円筒ノズル(36)の前端が前記クラッチハブ(21)に当接状態で前記吐出口(36a)を開放するように構成された請求項1記載のクラッチ装置。
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