JP2013159212A - 動力伝達装置 - Google Patents

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真史 山本
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隆人 遠藤
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Abstract

【課題】装置の体格を小型化することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】動力伝達装置10は、エンジン1と、第一回転電機MG1と、第二回転電機MG2と、第一遊星歯車機構11と、第二遊星歯車機構12と、ブレーキ16と、クラッチ15とを備える。第一遊星歯車機構11は、第一回転電機MG1に接続された第一リングギヤR1と、エンジン1に接続された第一キャリヤC1と、第二回転電機MG2に接続された第一サンギヤS1とを有し、第二遊星歯車機構12は、ブレーキ16に接続された第二リングギヤR2と、出力軸に接続された第二キャリヤC2と、第二回転電機MG2に接続された第二サンギヤS2とを有する。ブレーキ16は、係合することにより第二リングギヤR2の回転を規制する。クラッチ15は、係合することにより第一リングギヤR1と第二キャリヤC2とを連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力伝達装置に関する。
従来、クラッチやブレーキによってモードを切り替え可能な動力伝達装置が提案されている。例えば特許文献1には、内燃機関と発電機と電動機とに連結された第一遊星歯車機構と、発電機と出力要素とに連結された第二遊星歯車機構とを備えたハイブリッド車両の変速機が開示されている。この変速機では、第一遊星歯車機構のキャリヤとエンジンとの間に第一クラッチ、第一遊星歯車機構のキャリヤと第二遊星歯車機構のリングギヤとの間に第二クラッチ、第二遊星歯車機構のリングギヤにブレーキが設けられており、これらの第一クラッチ、第二クラッチ及びブレーキを制御することでモード切替が実施される。例えば、特許文献1の変速機では、ブレーキが係合状態かつ第二クラッチが開放状態の入力スプリットモードと、ブレーキが開放状態かつ第二クラッチが係合状態の複合スプリットモードとの切替がなされる。
特開2011−98712号公報
特許文献1に記載のハイブリッド車両の変速機では、入力スプリットモードから複合スプリットモードへモード切替を行う場合には、入力スプリットモードではブレーキにより第二遊星歯車機構のリングギヤの回転数が0であるため、また、第一遊星歯車機構のキャリヤと第二遊星歯車機構のリングギヤの回転数を同期させた後に第二クラッチを係合させるため、第一遊星歯車機構のキャリヤの回転数を0にすべく、第一クラッチにより第一遊星歯車機構のキャリヤとエンジンとの接続を切り離す必要がある。このため、特許文献1に記載の変速機ではモード切替を実施するために複数のクラッチが必要となり、装置の体格が大型化するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置の体格を小型化することができる動力伝達装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る動力伝達装置は、エンジンと、第一回転電機と、第二回転電機と、第一遊星歯車機構と、第二遊星歯車機構と、ブレーキと、クラッチとを備え、前記第一遊星歯車機構は、前記第一回転電機に接続された第一回転要素と、前記エンジンに接続された第二回転要素と、前記第二回転電機に接続された第三回転要素とを有し、前記第二遊星歯車機構は、前記ブレーキに接続された第四回転要素と、出力軸に接続された第五回転要素と、前記第二回転電機に接続された第六回転要素とを有し、前記ブレーキは、係合することにより前記第二遊星歯車機構の前記第四回転要素の回転を規制し、前記クラッチは、係合することにより前記第一遊星歯車機構の前記第一回転要素と前記第二遊星歯車機構の前記第五回転要素とを連結し、前記ブレーキを係合状態とし、かつ前記クラッチを開放状態とする第一の運転モードと、前記ブレーキを開放状態とし、かつ前記クラッチを係合状態とする第二の運転モードとを切り替えることを特徴とする。
また、上記の動力伝達装置において、前記第一回転要素が、前記第一遊星歯車機構の第一リングギヤであり、前記第二回転要素が、前記第一遊星歯車機構の第一キャリヤであり、前記第三回転要素が、前記第一遊星歯車機構の第一サンギヤであり、前記第四回転要素が、前記第二遊星歯車機構の第二リングギヤであり、前記第五回転要素が、前記第二遊星歯車機構の第二キャリヤであり、前記第六回転要素が、前記第二遊星歯車機構の第二サンギヤであることが好ましい。
また、上記の動力伝達装置は、前記第一遊星歯車機構の前記第一回転要素と前記第二遊星歯車機構の前記第五回転要素との回転数が同期したときに前記第一の運転モードと前記第二の運転モードとを切り替えることが好ましい。
また、上記の動力伝達装置は、前記第一の運転モードにおける当該動力伝達装置の伝達効率と、前記第二の運転モードにおける当該動力伝達装置の伝達効率との大小関係が入れ替わるときに、前記第一の運転モードと前記第二の運転モードとを切り替えることが好ましい。
また、上記の動力伝達装置は、前記第一の運転モードと前記第二の運転モードとを切り替える際には、一時的にエンジン回転数を増加させ、前記第二遊星歯車機構の前記第五回転要素の回転数を前記第一遊星歯車機構の前記第一回転要素の回転数に同期させることが好ましい。
本発明に係る動力伝達装置は、第一の運転モードと第二の運転モードとを切り替える際には、エンジンに接続された第二回転要素の回転数を0にしないので、エンジンと第二回転要素とを接続した状態でモード切替が可能である。このため、エンジンと第二回転要素との接続を切り離すクラッチ装置を設ける必要がなく、装置の体格を小型化することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る動力伝達装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。 図2は、入力スプリット×減速モード(Loモード)であるときの動力伝達装置の共線図である。 図3は、入力スプリット×減速モード(Loモード)であるときの動力伝達装置の共線図である。 図4は、モード切替時の動力伝達装置の共線図である。 図5は、入力スプリットモード(Hiモード)であるときの動力伝達装置の共線図である。 図6は、入力スプリットモード(Hiモード)であるときの動力伝達装置の共線図である。 図7は、第一実施形態に係る動力伝達装置の理論伝達効率を示す図である。 図8は、第一実施形態の変形例に係る動力伝達装置の理論伝達効率を示す図である。 図9は、本発明の第二実施形態に係る動力伝達装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。 図10は、本発明の第三実施形態に係る動力伝達装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。 図11は、本発明の第四実施形態に係る動力伝達装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。
以下に、本発明に係る動力伝達装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[第一実施形態]
図1〜6を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
まず、図1を参照して本発明の第一実施形態に係る動力伝達装置の構成について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る動力伝達装置を搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。
図1に示す車両100は、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、動力伝達装置10、駆動輪38およびECU50を含んで構成されている。動力伝達装置10は、第一遊星歯車機構11、第二遊星歯車機構12、クラッチ15、ブレーキ16、及びECU50を含んで構成されている。
エンジン1は、燃料の燃焼エネルギーを回転軸の回転運動に変換して出力する。エンジン1の回転軸は、動力伝達装置10の入力軸2と接続されている。入力軸2は、エンジン1の回転軸と同軸上に配置されている。入力軸2は、第一遊星歯車機構11のキャリヤである第一キャリヤC1に接続されている。
第一遊星歯車機構11及び第二遊星歯車機構12は、入力軸2の回転軸線Xと同軸上に隣接して配置されている。回転軸線Xと同軸上には、エンジン1に近い側から順に、第一遊星歯車機構11、第二遊星歯車機構12、第二回転電機MG2が配置されている。つまり、第二回転電機MG2は、第一遊星歯車機構11及び第二遊星歯車機構12を挟んでエンジン1と同軸上反対側に配置されている。
第一回転電機MG1は、回転軸線Xとは異なる回転軸線Y上に配置されている。この回転軸線Yは、回転軸線Xと平行である。第一回転電機MG1は、第二回転電機MG2の回転軸線Xから径方向にオフセットされた位置に、軸方向では第二回転電機MG2と少なくとも一部が重なって配置されている。図1の例では、第一回転電機MG1は、第二回転電機MG2の径方向外側に配置され、かつ、軸方向では第二回転電機MG2と同一の位置に重複して配置されている。
つまり、第一回転電機MG1も、第二回転電機MG2と同様に、第一遊星歯車機構11及び第二遊星歯車機構12を挟んでエンジン1と反対側に配置されている。これにより、動力伝達装置10の軸方向の全長が短縮でき、車両搭載性が向上する。また、第一回転電機MG1及び第二回転電機MG2を並列に配置することにより、例えば第一回転電機MG1と第二回転電機MG2とを1つのケーシングで纏めて覆うことができるなど、動力伝達装置10を覆うためのケーシングの構成を簡易にできる。
なお、本明細書では、特に記載しない限り、「軸方向」とは回転軸線X,Yの方向を示し、「径方向」とは回転軸線X,Yを中心として、回転軸線X,Yと直交する半径方向を示し、「周方向」とは回転軸線X,Y周りの回転方向を示すものとする。
第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12は、動力の合成または分配の機能を有する差動歯車機構であり、動力分配用の遊星歯車機構である。図1に示す例では、第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12は、シングルピニオン式の遊星歯車機構を用いて構成されている。第一遊星歯車機構11は、第一サンギヤS1(第三回転要素)、第一ピニオンギヤP1、第一リングギヤR1(第一回転要素)および第一キャリヤC1(第二回転要素)を有する。第二遊星歯車機構12は、第二サンギヤS2(第六回転要素)、第二ピニオンギヤP2、第二リングギヤR2(第四回転要素)および第二キャリヤC2(第五回転要素)を有する。
第一遊星歯車機構11の第一サンギヤS1は、回転軸線Xと同軸上に回転自在に支持されている。第一リングギヤR1は、第一サンギヤS1の径方向外側でかつ第一サンギヤS1と同軸上に回転自在に配置されている。第一ピニオンギヤP1は、第一サンギヤS1と第一リングギヤR1との間に配置されており、第一サンギヤS1および第一リングギヤR1と噛み合っている。
第二遊星歯車機構12の第二サンギヤS2は、回転軸線Xと同軸上に回転自在に支持されている。第二リングギヤR2は、第二サンギヤS2の径方向外側でかつ第二サンギヤS2と同軸上に回転自在に配置されている。第二ピニオンギヤP2は、第二サンギヤS2と第二リングギヤR2との間に配置されており、第二サンギヤS2および第二リングギヤR2と噛み合っている。
第一キャリヤC1および第二キャリヤC2は、回転軸線X(入力軸2)と同軸上に回転自在に配置されている。第一キャリヤC1は第一ピニオンギヤP1を回転自在に支持している。第一ピニオンギヤP1は、第一ピニオンギヤP1の回転軸線を回転中心として回転(自転)可能であると共に、第一キャリヤC1と一体となって入力軸2の回転軸線Xを回転中心として回転(公転)可能である。第二キャリヤC2は第二ピニオンギヤP2を回転自在に支持している。第二ピニオンギヤP2は、第二ピニオンギヤP2の回転軸線を回転中心として回転(自転)可能であると共に、第二キャリヤC2と一体となって入力軸2の回転軸線Xを回転中心として回転(公転)可能である。
すなわち、第一遊星歯車機構11は、第一サンギヤS1、第一リングギヤR1、第一キャリヤC1を回転要素として差動作用を行う差動歯車機構であり、第二遊星歯車機構12は、第二サンギヤS2、第二リングギヤR2、第二キャリヤC2を回転要素として差動作用を行う差動歯車機構である。
第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2には、第二回転電機MG2が接続されている。より詳細には、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2は、第二回転電機MG2の回転軸7と接続されており、回転軸線Xを回転中心として回転軸7と連動回転することができる。つまり、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2は、第二回転電機MG2に接続された回転要素であり、第二回転電機MG2の動力が入力される入力要素である。
第一回転電機MG1の回転軸4には、回転軸4と連動して回転可能な減速ギヤ3aが設けられている。一方、この減速ギヤ3aと噛み合っている相対的に大径の減速ギヤ3bが、第一リングギヤR1の径方向外側に連結部材13により第一リングギヤR1と連結されて設けられている。減速ギヤ3bは、第一リングギヤR1と連動して回転可能である。これらの減速ギヤ3a,3bは、第一回転電機MG1の回転軸4が、第一リングギヤR1より高速で回転するギヤ比を有する伝動機構であり、第一回転電機MG1側からみて回転数を減速させる減速機構である(以降の説明では、減速ギヤ3a,3bをまとめて減速ギヤ3とも記載する)。つまり、第一リングギヤR1は、減速ギヤ3を介して第一回転電機MG1が接続された回転要素であり、第一回転電機MG1の動力が入力される入力要素である。
第一キャリヤC1は、入力軸2を介してエンジン1と接続されている。つまり、第一キャリヤC1は、エンジン1に接続された回転要素であり、エンジン1の動力が入力される入力要素である。
第一回転電機MG1および第二回転電機MG2は、インバータを介してバッテリと接続されている。第一回転電機MG1および第二回転電機MG2は、バッテリから供給される電力を機械的な動力に変換して出力することができると共に、入力される動力によって駆動されて機械的な動力を電力に変換することができる。第一回転電機MG1および第二回転電機MG2によって発電された電力は、バッテリに蓄電可能である。第一回転電機MG1および第二回転電機MG2としては、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。
第一回転電機MG1は、回転軸4、ステータ5およびロータ6を有する。回転軸4は、回転軸線Yと同軸上に配置されており、減速ギヤ3を介して第一リングギヤR1と接続されている。したがって、第一回転電機MG1のロータ6は、第一リングギヤR1と連動して回転する。
第二回転電機MG2は、回転軸7、ステータ8およびロータ9を有する。回転軸7は、回転軸線Xと同軸上に配置されており、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2と接続されている。従って、ロータ9は、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2と一体回転する。
第二キャリヤC2は、カウンタドライブギヤ31と接続されている。カウンタドライブギヤ31は、出力軸に配置され、駆動輪38と接続された出力ギヤである。遊星歯車機構11,12によって分配され、あるいは合成された動力は、カウンタドライブギヤ31を介して駆動輪38に出力される。第二キャリヤC2は、出力軸に接続された回転要素である。
カウンタドライブギヤ31は、カウンタドリブンギヤ32と噛み合っている。カウンタドリブンギヤ32は、カウンタシャフト33を介してドライブピニオンギヤ34と接続されている。つまり、ドライブピニオンギヤ34は、カウンタドリブンギヤ32と同軸上に配置されており、かつカウンタドリブンギヤ32と一体回転する。ドライブピニオンギヤ34は、差動機構36のデフリングギヤ35と噛み合っている。差動機構36は、駆動軸37を介して左右の駆動輪38と接続されている。
ECU50は、コンピュータを有する電子制御ユニットである。ECU50は、車両100の各部を制御する制御装置としての機能を有している。ECU50は、エンジン1、クラッチ15、ブレーキ16、第一回転電機MG1および第二回転電機MG2と接続されており、エンジン1、クラッチ15、ブレーキ16、第一回転電機MG1および第二回転電機MG2をそれぞれ制御する。
車両100は、EV走行あるいはHV走行を選択的に実行することができる。EV走行は、エンジン1の動力によらずに、第二回転電機MG2を動力源として車両100を走行させる走行モードである。また、ECU50は、車両100の運転状態等に基づいて、車両100をHV走行モードで走行させることができる。HV走行モードは、少なくともエンジン1を動力源として車両100を走行させる走行モードである。HV走行モードでは、エンジン1の動力によって車両100を走行させるエンジン走行、あるいはエンジン1の動力および第二回転電機MG2の動力によって車両100を走行させるHV走行を実施することができる。
クラッチ15は、第一リングギヤR1と第二キャリヤC2とを接続し、あるいは切り離す噛合い式のクラッチ装置である。クラッチ15は、クラッチスリーブ21、ドグ歯22、ドグ歯23および図示しないアクチュエータを含んで構成されている。
ドグ歯22は、第一リングギヤR1の径方向外側に連結された連結部材13に接続されている。ドグ歯22は、径方向の外側に向けて突出する外歯である。ドグ歯22の歯筋が延在する方向は、軸方向である。ドグ歯22は、第一リングギヤR1より径方向外側に配置されている。
ドグ歯23は、支持部材26を介して第二キャリヤC2と接続されている。ドグ歯23は、ドグ歯23は径方向の外側に向けて突出する外歯である。ドグ歯23の歯筋が延在する方向は、軸方向である。
ドグ歯23とドグ歯22とは、軸方向において隣接して配置され、かつ側面が互いに対向している。ドグ歯22は、ドグ歯23に対して軸方向のエンジン1側に配置されている。ドグ歯22とドグ歯23とは外径が等しい。
クラッチスリーブ21は、ドグ歯22およびドグ歯23と噛み合うドグ歯21aを有している。ドグ歯21aは、クラッチスリーブ21の内周に配置された内歯である。ドグ歯21aの歯筋が延在する方向は、軸方向である。クラッチスリーブ21は、アクチュエータから与えられる駆動力によって軸方向に移動する。クラッチ15は、クラッチスリーブ21のドグ歯21aがドグ歯22およびドグ歯23と噛み合う係合状態(図1中に符号Aで示す状態)と、ドグ歯21aがドグ歯22と噛み合わず、かつドグ歯23と噛み合う開放状態(図1中に符号Bで示す状態)と、に切り替え可能である。
なお、図1では説明の便宜上、符号Aのクラッチ15の係合状態と、符号Bのクラッチ15の開放状態とを併せて図示しているが、クラッチスリーブ21は回転軸線Xまわりに配置された円筒状の部材なので、実際には、クラッチスリーブ21の軸方向の移動に応じて、係合状態または開放状態のいずれか一方に切り替えられる。
係合状態のクラッチ15は、ドグ歯22とドグ歯23とを相対回転不能に接続する。従って、クラッチ15が係合状態であると、第一リングギヤR1と、第二キャリヤC2とが連結され一体回転する。すなわちクラッチ15が係合状態の場合には、第二キャリヤC2及び第一リングギヤR1は、それぞれ出力軸に接続された回転要素となる。
一方、クラッチ15が開放状態であると、第一回転電機MG1および第一リングギヤR1と、第二キャリヤC2との相対回転が許容される。
ブレーキ16は、第二リングギヤR2の回転を許容する状態と、規制する状態とを切り替える。ブレーキ16は、車体と第二リングギヤR2とを接続し、あるいは切り離す噛合い式のクラッチ装置である。ブレーキ16は、ブレーキスリーブ29、ドグ歯24、ドグ歯25および図示しないアクチュエータを含んで構成されている。
ドグ歯24は、車体と接続されている。ドグ歯24は、支持部材27を介して車体側、例えば、動力伝達装置10のケーシングに対して固定されている。従って、ドグ歯24は、回転軸線X周りに回転不能である。ドグ歯24は、径方向外側に向けて突出する外歯である。ドグ歯24の歯筋が延在する方向は、軸方向である。
ドグ歯25は、支持部材28を介して第二リングギヤR2と接続されている。ドグ歯25は、第二リングギヤR2の径方向外側に配置されている。ドグ歯25は径方向の外側に向けて突出する外歯である。ドグ歯25の歯筋が延在する方向は、軸方向である。
ドグ歯24とドグ歯25とは、軸方向において隣接して配置され、かつ側面が互いに対向している。ドグ歯24は、ドグ歯25に対して軸方向の第二回転電機MG2側に配置されている。ドグ歯24とドグ歯25とは外径が等しい。
ブレーキスリーブ29は、ドグ歯24およびドグ歯25と噛み合うドグ歯29aを有している。ドグ歯29aは、ブレーキ16のドグ歯21aと同様にブレーキスリーブ29の内周に配置された内歯である。
ブレーキ16は、ブレーキスリーブ29のドグ歯29aがドグ歯24およびドグ歯25と噛み合う係合状態(図1中に符号Bで示す状態)と、ドグ歯29aがドグ歯24と噛み合わず、かつドグ歯25と噛み合う開放状態(図1中に符号Aで示す状態)と、に切り替え可能である。係合状態のブレーキ16は、ドグ歯24とドグ歯25とを相対回転不能に接続する。従って、ブレーキ16が係合状態であると、第二リングギヤR2の回転が規制される。
本実施形態の動力伝達装置10は、クラッチスリーブ21及びブレーキスリーブ29をECU50により適宜制御して、クラッチ15及びブレーキ16の係合/開放状態を制御する。より詳細には、ECU50は、図1の符号Aで示す状態のように、クラッチスリーブ21のドグ歯21aがドグ歯22と噛み合う位置にクラッチスリーブ21を軸方向に移動させ、クラッチ15を係合状態とするときには、ブレーキスリーブ29のドグ歯29aはドグ歯24とは噛み合わない位置にブレーキスリーブ29を軸方向に移動させ、ブレーキ16を開放状態とする。一方、図1の符号Bで示す状態のように、ブレーキスリーブ29のドグ歯29aがドグ歯24と噛み合う位置にブレーキスリーブ29を軸方向に移動させ、ブレーキ16を係合状態とするときには、クラッチスリーブ21のドグ歯21aはドグ歯22とは噛み合わない位置にクラッチスリーブ21を軸方向に移動させ、クラッチ15を開放状態とする。
動力伝達装置10は、このようにクラッチ15及びブレーキ16の係合/開放状態を制御することにより、動力の伝達経路を変化させることができ、クラッチ15及びブレーキ16の係合/開放状態に応じた複数の運転モードを設定することができる。
以下の説明では、動力伝達装置10においてクラッチ15が開放状態かつブレーキ16が係合状態であるモード(第一の運転モード)を「入力スプリット×減速モード」あるいは「Loモード」と記載する。また、動力伝達装置10においてクラッチ15が係合状態かつブレーキ16が開放状態であるモード(第二の運転モード)を「入力スプリットモード」あるいは「Hiモード」と記載する。
次に、図2〜6を参照して、本実施形態に係る動力伝達装置10の動作について説明する。図2および図3は、入力スプリット×減速モード(Loモード)であるときの動力伝達装置10の共線図であり、図4は、モード切替時の動力伝達装置10の共線図であり、図5および図6は、入力スプリットモード(Hiモード)であるときの動力伝達装置10の共線図である。
入力スプリット×減速モード(Loモード)は、車両100の発進時や比較的低速で走行するときに選択されるモードであり、図2には、車両100の発進時の状態、図3には走行中の状態が示されている。
図2,3において、符号41は第一遊星歯車機構11の各回転要素の回転数の関係を示すグラフ、符号42は第二遊星歯車機構12の各回転要素の回転数の関係を示すグラフである。また、図2〜6において、符号Eはエンジン1、符号Gは第一回転電機MG1、符号Mは第二回転電機MG2、符号Oはカウンタドライブギヤ31、符号Bはブレーキ16、符号Cはクラッチ15をそれぞれ示している。
共線図上における第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12の各回転要素の並び順は、第二リングギヤR2、第一リングギヤR1および第二キャリヤC2、第一キャリヤC1、第一サンギヤS1および第二サンギヤS2の順である。
また、上述のように、第一回転電機MG1は、第一遊星歯車機構11の第一リングギヤR1から減速ギヤ3を介して接続されているため、図2の左側に示すように、第一回転電機MG1の回転数は、第一リングギヤR1の回転数と、減速ギヤ3のギヤ比とに基づいて決定される。本実施形態では、図2に示すように、第一回転電機MG1が、第一リングギヤR1より高速で回転し、かつ、第一リングギヤR1と逆回転で回転するよう、第一回転電機MG1の回転軸4の減速ギヤ3aと第一リングギヤR1側の減速ギヤ3bとのギヤ比が設定されている。
入力スプリット×減速モード(Loモード)では、ブレーキスリーブ29のドグ歯29aがドグ歯24と噛み合い、ブレーキ16が係合状態となる。このため、図2,3に示すように、第二リングギヤR2はブレーキ16により固定され、第二リングギヤR2の回転数は0である。また、入力スプリット×減速モードでは、クラッチ15が開放状態のため、第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12は、図2,3にグラフ41,42で示すようにそれぞれが単独で差動回転可能である。また、第一サンギヤS1と第二サンギヤS2とは互いに接続されており、回転数が同一である。
入力スプリット×減速モードでは、図2,3のグラフ41に示すように、エンジン1のトルクは、第一遊星歯車機構11の第一キャリヤC1に入力され、第一リングギヤR1と第一サンギヤS1に分配される。第一リングギヤR1に分配されたトルクは、減速ギヤを介して第一回転電機MG1に伝達される。一方、第一サンギヤS1に分配されたトルクは、図2,3のグラフ42に示すように、第二遊星歯車機構12の第二サンギヤS2を介して第二キャリヤC2に伝達され、カウンタドライブギヤ31に出力される。すなわち、エンジン1のトルクは、第一遊星歯車機構11によって第一回転電機MG1とカウンタドライブギヤ31に分配される。
第二回転電機MG2のトルクは、第一サンギヤS1と第二サンギヤS2に入力される。第二サンギヤS2に入力されたトルクは、第二キャリヤC2を介してカウンタドライブギヤ31に出力される。
また、入力スプリット×減速モードでは、第二リングギヤR2の回転数が0に固定されているため、グラフ42に示すように、第二キャリヤC2の回転数は第二サンギヤS2の回転数より低速となる。すなわち、エンジン1の回転数および第二回転電機MG2の回転数は、第二遊星歯車機構12によって減速されてカウンタドライブギヤ31に出力される。入力スプリット×減速モードでは、第二遊星歯車機構12は減速機構として機能し、これにより、エンジン1及び第二回転電機MG2のトルクが増幅されてカウンタドライブギヤ31に伝達される。
一般に、Loモードでは、反力を受ける第一回転電機MG1のトルクが増大するが、本実施形態では、減速ギヤ3によりLoモード時の第一回転電機MG1のトルクを低減できる。
入力スプリットモード(Hiモード)は、車両100の走行中に選択されるモードであり、入力スプリット×減速モード(Loモード)より高速走行時に用いられる。図5には、相対的に低車速の状態、図6には、相対的に高車速の状態が示されている。
入力スプリットモード(Hiモード)では、クラッチスリーブ21のドグ歯21aがドグ歯22と噛み合い、クラッチ15が係合状態となる。このため、図5,6に示すように、第一遊星歯車機構11の第一リングギヤR1と第二遊星歯車機構12の第二キャリヤC2は、クラッチ15により互いに接続され、両者の回転数は同一となる。また、入力スプリットモードでは、第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12は、一体で差動回転可能である。また、入力スプリットモード(Hiモード)では、ブレーキ16が開放状態となるため、第二遊星歯車機構12の第二リングギヤR2は回転可能である。
入力スプリットモード(Hiモード)では、クラッチ15が係合状態となり第一リングギヤR1と第二キャリヤC2とが一体回転するので、エンジン1から第一遊星歯車機構11の第一キャリヤC1に入力されたトルクのうち、第一リングギヤR1に分配されたトルクの一部は、クラッチ15を介して第二キャリヤC2に伝達され、カウンタドライブギヤ31に出力される。
入力スプリットモード(Hiモード)では、図5,6に示すように、共線図上では、第一リングギヤR1(第一回転電機MG1)及び第二キャリヤC2(カウンタドライブギヤ31)の回転数と、第一キャリヤC1(エンジン1)の回転数と、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2(第二回転電機MG2)の回転数とが同一直線上にこの順で配置される。
つまり、Hiモードでは、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2(第二回転電機MG2)の回転数が第一キャリヤC1の回転数(エンジン回転数)より高回転数であれば(図4参照)、出力要素となっている第二キャリヤC2およびこれに連結されるカウンタドライブギヤ31の回転数がエンジン回転数より低回転数となるので、いわゆるアンダードライブ状態となる。一方、図6に示すように、第一サンギヤS1及び第二サンギヤS2(第二回転電機MG2)の回転数が第一キャリヤC1の回転数(エンジン回転数)より低回転数であれば、出力要素となっている第二キャリヤC2およびこれに連結されるカウンタドライブギヤ31の回転数がエンジン回転数より高回転数となるので、いわゆるオーバードライブ状態となる。
本実施形態の動力伝達装置10は、共線図上では、エンジン1(第一キャリヤC1)と第二回転電機MG2(第一サンギヤS1および第二サンギヤS2)との間の長さが、エンジン1と第一回転電機MG1(第一リングギヤR1)との間の長さより長い。言い換えると、エンジン反力の分担トルクが、第一回転電機MG1が結合する第一リングギヤR1の方が、第二回転電機MG2が結合する第一サンギヤS1および第二サンギヤS2より大きい。これにより、エンジン反力を受ける第二回転電機MG2のトルクを低減できる。
入力スプリット×減速モード(Loモード)と入力スプリットモード(Hiモード)との切り替えは、図4に示すように、第一リングギヤR1の回転数(減速ギヤ3を介した第一回転電機MG1の回転数)と、第二キャリヤC2の回転数(カウンタドライブギヤ31の回転数)とが同期した状態で行われる。入力スプリット×減速モード(Loモード)から入力スプリットモード(Hiモード)への切り替えを例に説明する。
図2に示すように、車両100の発進時には、カウンタドライブギヤ31の回転数(出力回転数)が小さく(ほぼ0)であり、エンジン1が駆動しているので、エンジン回転数と出力回転数との比である変速比(=エンジン回転数/出力回転数)が大きい。このとき、第二回転電機MG2の回転数が0のため、第一遊星歯車機構11に関する共線図上のグラフ41の傾きは右下がりであり、第一リングギヤR1の回転数はエンジン回転数より大きなものとなる。これに対応して第一回転電機MG1の回転数も大きくなる。また、第二遊星歯車機構12に関する共線図上のグラフ42は、出力回転数及び第二回転電機MG2の回転数が0のため、回転数0の位置で水平状となる。
図3に示すように、車速が増加して第二回転電機MG2の回転数と出力回転数が増加する。このとき、入力スプリット×減速モード(Loモード)であり、ブレーキ16が係合状態である。このため、ブレーキ16により第二リングギヤR2が固定されているので、グラフ42の傾きは右上がりとなり、第二回転電機MG2の回転数が出力回転数より大きい。第二回転電機MG2の回転数の増加に伴い、グラフ42の傾きも大きくなり、これに対応して、第二キャリヤC2の回転数(出力回転数)が増加してゆく。一方、第二回転電機MG2が増加すると、グラフ41の右下がりの傾きは小さくなり、これに対応して第一リングギヤR1の回転数(第一回転電機MG1の回転数)が減少してゆく。
そして、図4に示すように、増加する第二キャリヤC2の回転数(出力回転数)と、減少する第一リングギヤR1の回転数(第一回転電機MG1の回転数)とが同一となり、第二キャリヤC2と第一リングギヤR1とが同期回転する状態となったときに、ECU50は、動力伝達装置10を入力スプリット×減速モード(Loモード)から入力スプリットモード(Hiモード)に切り替える。
具体的には、ECU50は、クラッチ15のアクチュエータに対してクラッチ15を係合する指令を出力する。クラッチ15のアクチュエータは、クラッチスリーブ21をエンジン1側に移動させ、ドグ歯21aをドグ歯22に係合させる。また、ECU50は、ブレーキ16のアクチュエータに対して、ブレーキ16を開放する指令を出力する。ブレーキ16のアクチュエータは、ブレーキスリーブ29をエンジン1側に移動させ、ドグ歯29aとドグ歯24との係合を解除させる。これにより、ブレーキ16が開放され、クラッチ15が係合されて入力スプリットモード(Hiモード)に切り替えられる。ブレーキ開放、クラッチ係合の同期切替制御となり、回転電機のトルク反転もないので、制御性が良好である。切替時にはエンジン回転数の変動もなく、スムーズにモード切替できる。
入力スプリットモード(Hiモード)に切り替わった後は、低車速の領域では、図4に示すようにエンジン回転数が出力回転数を上回るアンダードライブの状態となる。アンダードライブの状態では、第二回転電機MG2の回転数は、出力回転数よりも大きい。車速が増加するにつれて出力回転数が増加し、第二回転電機MG2の回転数は低減してゆく。図5に示すように出力回転数、エンジン回転数、第二回転電機MG2の回転数が同一となり、さらに高車速の領域では、図6に示すようにエンジン回転数が出力回転数を下回るオーバードライブの状態となる。オーバードライブの状態では、第二回転電機MG2の回転数は、出力回転数よりも小さい。
次に、本実施形態に係る動力伝達装置10の効果について説明する。
本実施形態の動力伝達装置10は、エンジン1と、第一回転電機MG1と、第二回転電機MG2と、第一遊星歯車機構11と、第二遊星歯車機構12と、ブレーキ16と、クラッチ15とを備える。第一遊星歯車機構11は、第一回転電機MG1に接続された第一リングギヤR1と、エンジン1に接続された第一キャリヤC1と、第二回転電機MG2に接続された第一サンギヤS1とを有し、第二遊星歯車機構12は、ブレーキ16に接続された第二リングギヤR2と、出力軸に接続された第二キャリヤC2と、第二回転電機MG2に接続された第二サンギヤS2とを有する。ブレーキ16は、係合することにより第二遊星歯車機構12の第二リングギヤR2の回転を規制する。クラッチ15は、係合することにより第一遊星歯車機構11の第一リングギヤR1と第二遊星歯車機構12の第二キャリヤC2とを連結する。ECU50は、ブレーキ16を係合状態とし、かつクラッチ15を開放状態とする入力スプリット×減速モード(Loモード)と、ブレーキ16を開放状態とし、かつクラッチ15を係合状態とする入力スプリットモード(Hiモード)とを切り替える。
この構成により、LoモードとHiモードとの切替時には、図4を参照して説明したように、エンジン1に接続された第一キャリヤC1の回転数を0にしないので、エンジン1と第一キャリヤC1とを接続した状態でモード切替が可能である。このため、例えば特許文献1などに記載される構成のように、エンジン1と第一キャリヤC1との接続を切り離すクラッチ装置を設ける必要がなく、装置の体格を小型化することができる。
また、従来、Loモードとして入力スプリットモード、Hiモードとして複合スプリットモードを用いる構成が知られている。ここで、複合スプリットモードとは、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、及び出力軸が、それぞれ別個の回転要素に接続された状態であり、例えば複数の遊星歯車機構が複合化され、独立した4つの回転要素を有する差動機構として機能する場合に実施することができる。
一方、本実施形態では、Loモードとして入力スプリット×減速モード、Hiモードとして入力スプリットモードを用いている。つまり、本実施形態では、Loモード、Hiモード共に入力スプリットモードを用いている。ここで、「入力スプリットモード」とは、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、及び出力軸のうち、第二回転電機MG2と出力軸とが接続された状態をいう。入力スプリットモードでは、エンジン1の出力動力の一部が出力軸に機械的に伝えられ、かつ、残りの一部が電力変換を伴って出力軸に伝達される。電力変換と伴う伝達とは、具体的には、エンジン1のトルクが第一回転電機MG1に伝達され、このトルクにより第一回転電機MG1が回転することで発電された電力が第二回転電機MG2に供給されて、第二回転電機MG2の出力トルクが出力軸に伝達される伝達経路をいう。
複合スプリットモードでは、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、及び出力軸の四要素の回転数、トルク、電機収支等のバランスをとりながら複雑で精密な制御が必要となる。また、入力スプリットモードと複合スプリットモードとを併用すると、複数のモードに対応するために構成が複雑になり、開発工数及び適合工数が増大する。これに対し、本実施形態の動力伝達装置10は、LoモードとHiモードの両方でともに入力スプリットモードを用いるので、複合スプリットモードを用いる構成と比較して、簡易な構成とすることができる。
また、本実施形態の動力伝達装置10では、ECU50は、第一遊星歯車機構11の第一リングギヤR1と第二遊星歯車機構12の第二キャリヤC2との回転数が同期したときに、入力スプリット×減速モード(Loモード)と入力スプリットモード(Hiモード)とを切り替える。この構成により、モード切替時にエンジンの回転数変化を抑制できるので、スムーズにモード切替を行うことができ、ドライバビリティを向上できる。
[第一実施形態の変形例]
次に、図7,8を参照して本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、LoモードとHiモードの切り替えを第二キャリヤC2と第一リングギヤR1とが同期回転する状態となったときに実施する構成としたが、例えば、LoモードとHiモードの理論伝達効率の大小関係が入れ替わるタイミングでモード切替を実施するなど、他の切替タイミングでモード切替を実施する構成としてもよい。以下、この理論伝達効率に基づくモード切替の構成を実施形態の変形例として図7,8を参照して説明する。図7は、上記実施形態に係る動力伝達装置10の理論伝達効率を示す図であり、図8は、実施形態の変形例に係る動力伝達装置10の理論伝達効率を示す図である。
図7,8において、横軸は動力伝達装置10の変速比(=エンジン回転数/出力回転数)、縦軸は理論伝達効率を示す。図7、8において、グラフ51は、Loモードにおける理論伝達効率、グラフ52はHiモードの理論伝達効率を示す。図7において、実線で示すグラフ53は、上記実施形態に係る動力伝達装置10の理論伝達効率、すなわち第二キャリヤC2と第一リングギヤR1とが同期回転する状態となったときにモード切替を実施する場合の動力伝達装置10の理論伝達効率を示す。図8において、実線で示すグラフ54は、実施形態の変形例に係る動力伝達装置10の理論伝達効率、すなわちLoモードとHiモードの理論伝達効率の大小関係が入れ替わったときにモード切替を実施する場合の動力伝達装置10の理論伝達効率を示す。
図7,8に示すように、動力伝達装置10の変速比がcとなる位置でLoモードの理論伝達効率51とHiモードの理論伝達効率52が同一となる。この変速比cより大きい領域では、Loモードの理論伝達効率51のほうがHiモードの理論伝達効率52より高くなり、一方、変速比cより小さい領域では、Hiモードの理論伝達効率52がLoモードの理論伝達効率51より高くなる。
上記実施形態のように第二キャリヤC2と第一リングギヤR1とが同期回転する状態となったときにモード切替を実施する構成では、図7に示すように、変速比cより大きい変速比dのときにモード切替が実施されている(この実施形態の切替タイミングを符号aで示す)。上記実施形態の動力伝達装置10の理論伝達効率53は、切替タイミングaにおいてLoモードの理論伝達効率51に沿った軌跡からHiモードの理論伝達効率52に沿った軌跡に切り替わる。この切替タイミングaの変速比dでは、Loモードの理論伝達効率51のほうがHiモードの理論伝達効率52より高い。つまり、実施形態の構成では、変速比cから変速比dまでの領域eでは、理論伝達効率の低いHiモードが実施されている。
これに対して、本実施形態の変形例では、図8に示すように、Loモードの理論伝達効率51がHiモードの理論伝達効率52より高い領域では、Loモードが実施される。LoモードからHiモードへの切り替えを例とすると、変速比dにて第二キャリヤC2と第一リングギヤR1とが同期回転する状態となった後、第二キャリヤC2の回転数に対して第一リングギヤR1の回転数が小さくなる状態でも、Loモードの理論伝達効率51が高いうちはLoモードを継続する。そして、LoモードとHiモードの理論伝達効率の大小関係が入れ替わる変速比cにてモード切替を実施する(この変形例の切替タイミングを符号bで示す)。このような構成とすると、図8に示すように、動力伝達装置10の理論伝達効率54は、常に理論伝達効率の高い方のモードを実施することが可能となり、伝達効率(燃費)を向上できる。
この変形例では、切替タイミングbにてモード切替を行う際には、エンジン回転数を一時的に増大させることで第一リングギヤR1の回転数を増加させ、第二キャリヤC2の回転数に同期させた後に、クラッチ15またはブレーキ16を係合させてモード切替を行う。言い換えると、変速比を一時的に変更して(変速比dまで増大させて)からモード切替を行う。これにより、クラッチ15の係合を確実に行うことができ、モード切替のタイミングを精度良く制御することができる。
なお、上記実施形態ではクラッチ15及びブレーキ16をドグ式の構成としたが、これらを、摩擦式などスリップ係合を許容できる構成に変更すれば、モード切替時に第一リングギヤR1と第二キャリヤC2とを同期回転させることなくモード切替を行うことも可能である。これにより、伝達効率とドライバビリティを両立できる。
また、上記実施形態の(1)第二キャリヤC2と第一リングギヤR1とが同期回転する状態のときにモード切替を行う手法と、変形例の(2)LoモードとHiモードの理論伝達効率の大小関係が入れ替わるときにモード切替を行う手法、の2つのモード切替手法をエンジン回転数など車両の運転状況に応じて使い分ける構成としてもよい。例えば、エンジン回転数が大きい場合には、エンジン回転数上昇レベルを抑制してドライバビリティを向上すべく(1)の手法を使用し、エンジン回転数が小さい場合には伝達効率を向上すべく(2)の手法を使用するよう構成することができる。
[第二実施形態]
次に、図9を参照して本発明の第二実施形態について説明する。図9は、本発明の第二実施形態に係る動力伝達装置10aを搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。
図9に示すように、第二実施形態の動力伝達装置10aは、第一遊星歯車機構11aおよび第二遊星歯車機構12の各回転要素と、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、クラッチ15、ブレーキ16及び出力軸(カウンタドライブギヤ31)の各要素との連結関係が異なる点で、第一実施形態の動力伝達装置10と相違するものである。
具体的には、第一遊星歯車機構11aの第一キャリヤC1(第一回転要素)が、第一回転電機MG1に接続され、第一遊星歯車機構11aの第一リングギヤR1(第二回転要素)が、エンジン1に接続され、第一遊星歯車機構11aの第一サンギヤS1(第三回転要素)が、第二回転電機MG2に接続される。また、第二遊星歯車機構12の第二リングギヤR2(第四回転要素)が、ブレーキ16に接続され、第二遊星歯車機構12の第二キャリヤC2(第五回転要素)が、出力軸に接続され、第二遊星歯車機構12の第二サンギヤS2(第六回転要素)が、第二回転電機MG2に接続される。クラッチ15は、係合することにより、第一遊星歯車機構11aの第一キャリヤC1と第二遊星歯車機構12の第二キャリヤC2とを連結する。
共線図上における第一遊星歯車機構11aおよび第二遊星歯車機構12の各回転要素の並び順は、第二リングギヤR2、第一キャリヤC1および第二キャリヤC2、第一リングギヤR1、第一サンギヤS1および第二サンギヤS2の順である。
第二実施形態の動力伝達装置10aは、共線図上の動作状態が第一実施形態の動力伝達装置10のものと同一であるので、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
[第三実施形態]
次に、図10を参照して本発明の第三実施形態について説明する。図10は、本発明の第三実施形態に係る動力伝達装置10bを搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。
図10に示すように、第三実施形態の動力伝達装置10bも、第二実施形態と同様に、第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12bの各回転要素と、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、クラッチ15、ブレーキ16及び出力軸(カウンタドライブギヤ31)の各要素との連結関係が異なる点で、第一実施形態の動力伝達装置10と相違するものである。
具体的には、第一遊星歯車機構11の第一リングギヤR1(第一回転要素)が、第一回転電機MG1に接続され、第一遊星歯車機構11の第一キャリヤC1(第二回転要素)が、エンジン1に接続され、第一遊星歯車機構11の第一サンギヤS1(第三回転要素)が、第二回転電機MG2に接続される。また、第二遊星歯車機構12bの第二キャリヤC2(第四回転要素)が、ブレーキ16に接続され、第二遊星歯車機構12bの第二リングギヤR2(第五回転要素)が、出力軸に接続され、第二遊星歯車機構12bの第二サンギヤS2(第六回転要素)が、第二回転電機MG2に接続される。クラッチ15は、係合することにより、第一遊星歯車機構11の第一リングギヤR1と第二遊星歯車機構12bの第二リングギヤR2とを連結する。
共線図上における第一遊星歯車機構11および第二遊星歯車機構12bの各回転要素の並び順は、第二キャリヤC2、第一リングギヤR1および第二リングギヤR2、第一キャリヤC1、第一サンギヤS1および第二サンギヤS2の順である。
第三実施形態の動力伝達装置10bも、第二実施形態と同様に、共線図上の動作状態が第一実施形態の動力伝達装置10のものと同一であるので、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
[第四実施形態]
次に、図11を参照して本発明の第四実施形態について説明する。図11は、本発明の第四実施形態に係る動力伝達装置10cを搭載するハイブリッド車両の概略構成を示すスケルトン図である。
図11に示すように、第四実施形態の動力伝達装置10cも、第二、第三実施形態と同様に、第一遊星歯車機構11cおよび第二遊星歯車機構12cの各回転要素と、エンジン1、第一回転電機MG1、第二回転電機MG2、クラッチ15、ブレーキ16及び出力軸(カウンタドライブギヤ31)の各要素との連結関係が異なる点で、第一実施形態の動力伝達装置10と相違するものである。
具体的には、第一遊星歯車機構11cの第一サンギヤS1(第一回転要素)が、第一回転電機MG1に接続され、第一遊星歯車機構11cの第一リングギヤR1(第二回転要素)が、エンジン1に接続され、第一遊星歯車機構11cの第一キャリヤC1(第三回転要素)が、第二回転電機MG2に接続される。また、第二遊星歯車機構12cの第二サンギヤS2(第四回転要素)が、ブレーキ16に接続され、第二遊星歯車機構12cの第二リングギヤR2(第五回転要素)が、出力軸に接続され、第二遊星歯車機構12cの第二キャリヤC2(第六回転要素)が、第二回転電機MG2に接続される。クラッチ15は、係合することにより、第一遊星歯車機構11cの第一サンギヤS1と第二遊星歯車機構12cの第二リングギヤR2とを連結する。
共線図上における第一遊星歯車機構11cおよび第二遊星歯車機構12cの各回転要素の並び順は、第二サンギヤS2、第一サンギヤS1および第二リングギヤR2、第一リングギヤR1、第一キャリヤC1および第二キャリヤC2の順である。
第四実施形態の動力伝達装置10cも、第二、第三実施形態と同様に、共線図上の動作状態が第一実施形態の動力伝達装置10のものと同一であるので、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を示して説明したが、本発明はこれらの実施形態により限定されるものではない。本発明は、実施形態の各構成要素を、当業者が置換することが可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものに変更することが可能である。
上記実施形態では、クラッチ15とブレーキ16とは別体としたが、例えばクラッチスリーブ21とブレーキスリーブ29を、クラッチ用のドグ歯21aとブレーキ用のドグ歯29aとを有する単一の部品とし、1つのアクチュエータによってクラッチ係合状態かつブレーキ開放状態と、クラッチ開放状態かつブレーキ係合状態とを切り替える構成としてもよい。
1 エンジン
10,10a,10b,10c 動力伝達装置
11,11a,11c 第一遊星歯車機構
S1 第一サンギヤ
R1 第一リングギヤ
C1 第一キャリヤ
12,12b,12c 第二遊星歯車機構
S2 第二サンギヤ
R2 第二リングギヤ
C2 第二キャリヤ
15 クラッチ
16 ブレーキ
31 カウンタドライブギヤ
50 ECU
100 車両
MG1 第一回転電機
MG2 第二回転電機

Claims (5)

  1. エンジンと、第一回転電機と、第二回転電機と、第一遊星歯車機構と、第二遊星歯車機構と、ブレーキと、クラッチとを備え、
    前記第一遊星歯車機構は、前記第一回転電機に接続された第一回転要素と、前記エンジンに接続された第二回転要素と、前記第二回転電機に接続された第三回転要素とを有し、
    前記第二遊星歯車機構は、前記ブレーキに接続された第四回転要素と、出力軸に接続された第五回転要素と、前記第二回転電機に接続された第六回転要素とを有し、
    前記ブレーキは、係合することにより前記第二遊星歯車機構の前記第四回転要素の回転を規制し、
    前記クラッチは、係合することにより前記第一遊星歯車機構の前記第一回転要素と前記第二遊星歯車機構の前記第五回転要素とを連結し、
    前記ブレーキを係合状態とし、かつ前記クラッチを開放状態とする第一の運転モードと、前記ブレーキを開放状態とし、かつ前記クラッチを係合状態とする第二の運転モードとを切り替える
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記第一回転要素が、前記第一遊星歯車機構の第一リングギヤであり、
    前記第二回転要素が、前記第一遊星歯車機構の第一キャリヤであり、
    前記第三回転要素が、前記第一遊星歯車機構の第一サンギヤであり、
    前記第四回転要素が、前記第二遊星歯車機構の第二リングギヤであり、
    前記第五回転要素が、前記第二遊星歯車機構の第二キャリヤであり、
    前記第六回転要素が、前記第二遊星歯車機構の第二サンギヤである
    ことを特徴とする、請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記第一遊星歯車機構の前記第一回転要素と前記第二遊星歯車機構の前記第五回転要素との回転数が同期したときに、前記第一の運転モードと前記第二の運転モードとを切り替えることを特徴とする、請求項1または2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記第一の運転モードにおける当該動力伝達装置の伝達効率と、前記第二の運転モードにおける当該動力伝達装置の伝達効率との大小関係が入れ替わるときに、前記第一の運転モードと前記第二の運転モードとを切り替えることを特徴とする、請求項1または2に記載の動力伝達装置。
  5. 前記第一の運転モードと前記第二の運転モードとを切り替える際には、一時的にエンジン回転数を増加させ、前記第二遊星歯車機構の前記第五回転要素の回転数を前記第一遊星歯車機構の前記第一回転要素の回転数に同期させることを特徴とする、請求項4に記載の動力伝達装置。
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