JP2013158731A - 首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置 - Google Patents

首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安定的に平面内での首振り運動を行うことができる首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置の提供。
【解決手段】内側を流体が通過することで該流体の流れによって首振り運動をする首振りノズル12であって、複数の先細の筒状体33〜35を、一の筒状体33(34)の基端部46の内側に、他の筒状体34(35)の先端部を間隔をあけて挿入し、これら基端部46および先端部47を、これらを結ぶ方向に沿う連結軸49,50(62,63)で回動可能に連結してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置に関する。
筒状をなし内周側に流体を通過させて噴出させる流体放出ノズルにおいて、可撓性を有する偏平部を形成することで平面内での首振りを行わせるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−286494号公報
上記の流体放出ノズルでは、内部を通過する流体の流量が多くなると扁平部が円形状に膨らんでしまい、平面内での首振り運動ができなくなってしまう可能性があった。
したがって、本発明は、安定的に平面内での首振り運動を行うことができる首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内側を流体が通過することで該流体の流れによって首振り運動をする首振りノズルであって、複数の先細の筒状体を、一の筒状体の基端部の内側に、他の筒状体の先端部を間隔をあけて挿入し、これら基端部および先端部を、これらを結ぶ方向に沿う連結軸で回動可能に連結してなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記複数の筒状体のうち最も基端側の筒状体の基端部の内側に、筒状の基端部材の先端部を間隔をあけて挿入し、これら基端部および先端部を、これらを結ぶ方向に沿う連結軸で回動可能に連結してなり、前記基端部材には、前記最も基端側の筒状体の基端部に当接可能な当接部材が軸方向移動可能に設けられていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の首振りノズルを流体供給源に連結してなることを特徴としている。
本発明によれば、内側を通過した流体を最も先端側の筒状体から放出させると、その放出反力で先端側の筒状体が、その基端側に隣り合う2番目の筒状体に対し、基端部を当接させるまで一方向に回動する。このようにして、回動可能なすべての筒状体が前記一方向に回動すると、放出反力で、回動可能なすべての筒状体が上記と同様にして逆方向に回動する。これらを繰り返して、往復揺動、つまり首振り運動する。そして、複数の筒状体を連結軸で回動可能に連結してなるものであるため、安定的に平面内での首振り運動を行うことができる。また、流体が通過する際に、隣り合う筒状体間の隙間から外気を吸い込み流量を増幅させて放出することになり、放出流量を入力以上に増大させることができる。
また、基端部材に設けられた当接部材を移動させることで、最も基端側の筒状体の基端部への当接位置を調整し、この筒状体の基端部材に対する回動角度範囲を変更することができる。これにより、全体の首振りの角度範囲を変更することができる。
本発明の一実施形態に係る首振りノズルおよびこれが用いられた流体放出装置を示す一部を断面とした側面図である。 本発明の一実施形態に係る首振りノズルの振幅大での首振り運動を示す平断面図である。 本発明の一実施形態に係る首振りノズルの振幅小での首振り運動を示す平断面図である。
本発明の一実施形態に係る首振りノズルおよびこれを用いた流体放出装置を図面を参照して以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る流体放出装置11を示すものであり、流体放出装置11は、首振りノズル12と、流体供給源としてのブロア13と、液体供給機構14とを有しており、首振りノズル12がブロア13に連結され、首振りノズル12に液体供給機構14が連結されて構成されている。
ブロア13は、気体としてのエアを供給するもので、使用者により把持されるハンドル15と、このハンドル15に一体に設けられたブロア本体部16と、ハンドル15の下部に着脱可能に設けられたバッテリ17とを有するコードレス式のブロアとなっている。
ブロア本体部16は、上記したバッテリ17から給電される図示略の電動モータと、この電動モータで駆動される図示略のファンとを内蔵しており、ファンが回転することにより側部に設けられた吸気口18から外気を吸い込み先端に設けられた送風口19から送出する。なお、送風口19は先端の外径が小径となる段差形状をなしている。
ハンドル15には、ハンドル15を把持した状態で操作可能な位置にスイッチ21が設けられており、このスイッチ21のオン・オフでバッテリ17と電動モータとの通電・遮断および通電量を切り換える。よって、ブロア13はスイッチ21の操作量により送風口19から送出する風量を複数段階に調整可能となっている。バッテリ17は、リチウムイオンバッテリ等であり、家庭用の商用電源で繰り返し充電可能なものとなっている。
以上のブロア13としては、ゴミ等を吹き飛ばす清掃用等に市販されている汎用製品を用いることができる。なお、流体供給源として、ブロア13に代えて、商用電源で駆動される大型のエアコンプレッサで生成される工場エアや、商用電源で駆動される汎用の小型のエアコンプレッサ等のエア供給源を用いることもできる。さらには、エア以外の気体あるいは気液混合流体を供給するガスボンベ等の流体供給源を用いることも可能である。
首振りノズル12は、ブロア13の送風口19に外嵌される筒状の取付部材31と、この取付部材31のブロア13とは反対の内周側に嵌合固定される円筒状の基端部材32と、この基端部材32のブロア13とは反対側に連設される複数具体的には三つの先細の筒状体33〜35と、基端部材32に軸方向に摺動可能に外嵌される円環状の当接部材36と、基端部材32内に液体を放出する液体放出部37とを有している。
筒状体33〜35は、比較的高剛性の合成樹脂からなる略同一形状の部品であり、一定厚さの切頭円錐筒形状をなしている。具体的に、筒状体33〜35は、円環状の先端面41と、この先端面41と平行かつ同心の円環状をなす、先端面41よりも大径の基端面42と、一定のテーパ状をなして先端面41の外周縁部と基端面42の外周縁部とを繋ぐ外周面43と、この外周面43と同様のテーパ状をなして先端面41の内周縁部と基端面42の内周縁部とを繋ぐ内周面44とを有している。最も先端側に配置される筒状体33の先端面41の内側が首振りノズル12において流体を放出する放出口45となっている。
最も先端側に配置される筒状体33(一の筒状体)は、その基端面42を含む基端部46の内側に、先端から2番目に配置される筒状体34(他の筒状体)の先端面41を含む先端部47が間隔をあけるように挿入され、これら筒状体33の基端部46および筒状体34の先端部47が、これら基端部46および先端部47を結ぶ方向に沿う2カ所の連結軸49および連結軸50で回動可能に連結されている。これら連結軸49,50は、筒状体34の周方向(中心軸の軸回りの方向)の位相を180°異ならせている。言い換えれば、連結軸49,50は、それぞれの中心軸が同一平面に配置されており、この平面に筒状体34の中心軸が配置されている。なお、これら連結軸49,50は、筒状体33の基端部46および筒状体34の先端部47を結ぶ方向に沿っていれば、例えば、筒状体34の中心軸に直交する直線上に配置されていても良い。
連結軸49,50は、頭部52とネジ軸部53とを有するネジ部材54と、ネジ軸部53に螺合するナット55とからなっている。筒状体33の基端部46には、穴部57および穴部58が、筒状体33の周方向の位相を180°異ならせてそれぞれ垂直に穿設されており、筒状体34の先端部47には、穴部59および穴部60が、筒状体34の周方向の位相を180°異ならせてそれぞれ垂直に穿設されている。そして、連結軸49においては、ネジ部材54が、その頭部52が筒状体33の外側に位置する姿勢で、そのネジ軸部53を穴部57および穴部59に挿通させており、筒状体34の内側に突出するネジ軸部53にナット55が螺合されている。連結軸50においても、同様に、ネジ部材54が、その頭部52が筒状体33の外側に位置する姿勢で、そのネジ軸部53を穴部58および穴部60に挿通させており、筒状体34の内側に突出するネジ軸部53にナット55が螺合されている。なお、穴部57,59のうちの少なくとも一方はネジ軸部53に対し回転可能に遊嵌されており、穴部58,60のうちの少なくとも一方もネジ軸部53に対し回転可能に遊嵌されている。
2カ所の連結軸49,50で連結された筒状体33および筒状体34は、互いの中心軸を一致させる状態となることが可能であり、この状態では、相互間に一定の幅の隙間を全周にわたって形成するように完全に離間することになる。筒状体33および筒状体34は、この状態を中心として、図2に示すように、筒状体33の基端部46の一側が、筒状体34の一側に当接する位置と、筒状体33の基端部46の逆側が、筒状体34の逆側に当接する位置との間で回動する。
図1に示すように、先端から2番目に配置される筒状体34(一の筒状体)は、その基端部46の内側に、先端から3番目に配置される筒状体35(他の筒状体)の先端部47が間隔をあけるように挿入され、これら筒状体34の基端部46および筒状体35の先端部47が、これらを結ぶ方向に沿う2カ所の連結軸62および連結軸63で回動可能に連結されている。これら連結軸62,63は、筒状体35の周方向の位相を180°異ならせている。言い換えれば、連結軸62,63は、それぞれの中心軸が同一平面に配置されており、この平面に筒状体35の中心軸が配置されている。
連結軸62,63は、上記と同様のネジ部材54およびナット55からなっており、筒状体34の基端部46には、上記と同様の穴部57,58が、筒状体35の先端部47にも、上記と同様の穴部59,60が、それぞれ形成されている。なお、筒状体34において前後の穴部57,59が筒状体34の周方向における位相を合わせており、前後の穴部58,60も位相を合わせている。そして、連結軸62においては、ネジ部材54が、ネジ軸部53を筒状体34の穴部57および筒状体35の穴部59に挿通させており、連結軸63においても、ネジ部材54が、ネジ軸部53を筒状体34の穴部58および筒状体35の穴部60に挿通させている。
2カ所の連結軸62,63で連結された筒状体34および筒状体35も、互いの中心軸を一致させる状態となることが可能であり、この状態では、相互間に隙間を全周にわたって形成するように完全に離間することになる。筒状体34および筒状体35も、上記と同様、互いの中心軸を一致させる状態を中心として、図2に示すように、筒状体34の基端部46の一側が、筒状体35の一側に当接する位置と、筒状体34の基端部46の逆側が、筒状体35の逆側に当接する位置との間で回動する。
図1に示すように、先端から3番目つまり最も基端側の筒状体35の基端部46の内側に、筒状の基端部材32の円筒状の先端部66が間隔をあけるように挿入され、これら筒状体35の基端部46および基端部材32の先端部66が、これら基端部46および先端部66を結ぶ方向に沿う2カ所の連結軸68,69で回動可能に連結されている。これら連結軸68,69は、基端部材32の周方向の位相を180°異ならせている。言い換えれば、これら連結軸68,69は、それぞれの中心軸が同一平面に配置されており、この平面に基端部材32の中心軸が配置されている。
連結軸68,69は、頭部70とネジ軸部71とを有するネジ部材からなっている。筒状体35の基端部46には、上記と同様の穴部57,58が形成されており、基端部材32の先端部には、ネジ穴部74,75が周方向の位相を180°異ならせてそれぞれ斜め方向に穿設されている。なお、筒状体35において前後の穴部57,59が筒状体35の周方向における位相を合わせており、前後の穴部58,60も位相を合わせている。そして、連結軸68においては、その頭部70が筒状体35の外側に位置する姿勢で、そのネジ軸部71が筒状体35の穴部57に挿通された後、基端部材32のネジ穴部74に螺合されており、連結軸69においても、その頭部70が筒状体35の外側に位置する姿勢で、そのネジ軸部71が筒状体35の穴部58に挿通された後、基端部材32のネジ穴部75に螺合されている。なお、筒状体35の穴部57,58も、ネジ軸部71に対し回転可能に遊嵌されている。
2カ所の連結軸68,69で連結された筒状体35および基端部材32は、互いの中心軸を一致させる状態となることが可能であり、この状態では、相互間に隙間を全周にわたって形成するように完全に離間することになる。筒状体35および基端部材32は、この状態を中心として、図2に示すように、筒状体35の基端部46の一側が、基端部材32の一側に当接する位置と、筒状体35の基端部46の逆側が、基端部材32の逆側に当接する位置との間で回動する。
なお、図1に示すように、筒状体33および筒状体34を連結する連結軸49と、筒状体34および筒状体35を連結する連結軸62と、筒状体35および基端部材32を連結する連結軸68とは、すべて首振りノズル12の周方向の位相を合わせており、連結軸50、連結軸63および連結軸69も、すべて首振りノズル12の周方向の位相を合わせている。よって、筒状体33〜35および基端部材32のすべてが中心軸を一致させる状態となったときに、連結軸49,50,62,63,68,69の中心軸は、すべて同一平面に配置される。そして、上記の筒状体33〜35および基端部材32を有する首振りノズル12は、筒状体33〜35および基端部材32がすべて中心軸を一致させた状態で、この中心軸を含む平面であって、連結軸49,50,62,63,68,69の中心軸が配置される面に対し直交する平面内で首振り運動をする。
当接部材36は、円環状の当接部材本体77と、当接部材本体77に径方向に沿って螺合されるイモネジ79とを有している。当接部材36は、イモネジ79が緩められた状態で基端部材32の外周面に沿って軸方向に移動可能となり、イモネジ79が基端部材32に当接するまで締め込まれると基端部材32に対し固定される。当接部材36は、図2および図3に示すように、最も基端側の筒状体35の基端部46に対し離間および当接可能であり、図3に示すように最も筒状体35側に位置すると全周にわたって基端部46に当接して筒状体35の基端部材32に対する一切の回動を規制し、この位置から離れると筒状体35の基端部材32に対する回動を、基端部46が当接する位置までの範囲に規制する。当接部材36は、筒状体35から離れるほど、筒状体35の基端部材32に対する回動を大きくすることになり、図2に示すように、基端部46が基端部材32に当接する位置まで回動した筒状体35に対し当接しない位置まで離れると、筒状体35の回動に影響しなくなる。
液体放出部37は、基端部材32の中間位置に取り付けられた本体80と、基端部材32内にて本体80から筒状体33〜35に向け延出する可撓性の放出ノズル81とを有しており、本体80の基端部材32から外側に突出する部分に液体供給機構14が連結される。液体放出部37は、液体供給機構14から圧送された液体を放出ノズル81から放出させることになり、その際に放出ノズル81は旋回運動を行う。
液体供給機構14は、流量調整弁83とタンク84とを有しており、液体放出部37の本体80に取り付けられている。タンク84は、液体を貯留する上部開口のタンク本体85と、タンク本体85の上部開口を閉塞する着脱可能なキャップ86とを有している。流量調整弁83は、キャップ86上に取り付けられており、流量調整弁83の下部には、流量調整弁83内の弁通路88の下部に連通してタンク本体85内の底部近傍まで延出する給液配管89が固定されている。流量調整弁83の弁通路88の上部は、液体放出部37の放出ノズル81に連通している。流量調整弁83は、回転可能に設けられた手動の調整ハンドル92と、調整ハンドル92の回転位置に応じて弁通路88の流路断面積を調整する弁本体93とを有している。
キャップ86には、一端がタンク84の液面上の空間に開口する導入配管95が固定されており、この導入配管95の他端側は、首振りノズル12の基端部材32内のブロア13側に接続されている。導入配管95の他端の開口部95aはブロア13側に指向するように斜めにカットされている。また、基端部材32内には導入配管95の開口部95aと放出ノズル81との間に、圧力差を生じさせるための絞り板96が設けられている。
以上に述べた流体放出装置11を使用する場合、使用者は、例えば、殺菌剤等の消毒液や農薬等、目的に応じた液体をタンク84内に注入した状態で、流量調整弁83を開くとともに、ブロア13のハンドル15に付設されたスイッチ21をオンする。すると、ブロア13が吸気口18からエアを吸い込み先端に設けられた送風口19から送出することになり、ブロア13の送風口19から送出されたエアが、一方で導入配管95を介してタンク84内の空間に入ってタンク84内の液体を加圧する。すると、液体が、給液配管89、流量調整弁83の弁通路88を通り、首振りノズル12の基端部材32内に設けられた放出ノズル81からミスト状に放出される。ブロア13の送風口19から送出されたエアは、他方で、首振りノズル12の基端部材32内を通り、放出ノズル81から放出された液体と混合されて気液混合流体となり、首振りノズル12の筒状体35,34,33内を順に通過して最も先端側の筒状体33の放出口45から外部に放出される。
その際に、内側を通過する気液混合流体の流れによる放出反力で、図2に示すように、先端側の筒状体33が、その基端側に隣り合う2番目の筒状体34に対し、基端部46を当接させるまで一方向に回動するとともに、この2番目の筒状体34が、その基端側に隣り合う3番目の筒状体35に対し、基端部46を当接させるまで前記一方向に回動し、さらに、この3番目の筒状体35が、その基端側に隣り合う基端部材32に対し、基端部46を当接させるまで前記一方向に回動する。このようにして、すべての筒状体33〜35が基端部材32に対し前記一方向の限界位置まで回動すると、放出反力で、先端側の筒状体33が、その基端側に隣り合う2番目の筒状体34に対し、基端部46を当接させるまで逆方向に回動するとともに、この2番目の筒状体34が、その基端側に隣り合う3番目の筒状体35に対し、基端部46を当接させるまで前記逆方向に回動し、さらに、この3番目の筒状体35が、その基端側に隣り合う基端部材32に対し、基端部46を当接させるまで前記逆方向に回動する。首振りノズル12は、内側を通過する気液混合流体の流れのみによって、これらを繰り返して、往復揺動、つまり首振り運動し、その結果、同一平面内で往復移動する筒状体33の先端の放出口45から流体を広範囲に放出させる。この首振り運動により気液混合流体は、パルス状に脈動を生じながら放出されることになり、例えば、土壌に向けて放出すれば、より奥深くまで浸透する。
さらに、気液混合流体が、上記のように首振りノズル12内を通過する際に、筒状体33,34間の隙間と、筒状体34,35間の隙間と、筒状体35および基端部材32間の隙間とから、外気を吸い込み、流量を増幅させて放出する。
以上において、筒状体35から当接部材36を完全に離間させると、図2に示すように、筒状体33〜35がすべて回動可能な全範囲で回動することになって、放出口45の移動範囲を最も広くすることになる。他方、図3に示すように、筒状体35の基端部46の全周に当接部材36を当接させると、筒状体35が回動不可となり、筒状体33,34のみが回動することになって、放出口45の移動範囲を最も狭くすることになる。そして、当接部材36の位置を調整することで、これらの間の移動範囲で放出口45を移動させることになる。
また、以上において、流量調整弁83の調整ハンドル92を調整することで、放出される気液混合流体内の液体の割合を調整することができる。併せて、スイッチ21の操作によりブロア13の風量を調整することができるため、放出する気液混合流体の詳細な調整が可能となっている。
以上に述べた本実施形態によれば、複数の筒状体33〜35および基端部材32を、連結軸49,50,62,63,68,69で順次回動可能に連結してなるものであるため、安定的に平面内での首振り運動を行うことができる。
また、流体が内側を通過する際に、隣り合う筒状体33,34間の隙間と、隣り合う筒状体34,35間の隙間と、隣り合う筒状体35および基端部材32間の隙間とから外気を吸い込み流量を増幅させて放出することになり、放出口45からの放出流量を入力以上に増大させることができる。
また、基端部材32に設けられた当接部材36を移動させることで、最も基端側の筒状体35の基端部材32に対する回動角度範囲を変更することができ、これにより、全体の首振り範囲を変更することができる。
なお、上記筒状体33〜35の数は、上記三つに限られず、二つあるいは四つ以上としても良い。また、筒状体33〜35を先細の四角錐筒状としても良い。
以上の実施形態においては、流体供給源としてのブロア13に首振りノズル12を取り付ける場合を例にとり説明したが、より高圧のガスを供給することができる例えばエアコンプレッサやガスボンベからの流路先端に首振りノズル12を設けても良い。この場合、放出ノズル81の位置に負圧を発生させることができ、タンク84の液体をエジェクタ効果で吸い上げることができることになって、タンク84内を加圧する必要がなくなる。あるいは、液体供給機構14として、気液混合流体を加圧保持するタンクを用いても良い。
また、液体供給機構14を廃止し、首振りノズル12から液体放出部37を除いても良い。この場合、首振りノズル12を流体供給源である気体供給源(例えばエアコンプレッサやガスボンベ)からの流路先端に設ければ、首振りノズル12に首振り運動をさせながら気体を放出することができ、首振りノズル12を流体供給源である液体供給源(例えば高圧洗浄機)からの流路先端に設ければ、首振りノズル12に首振り運動をさせながら液体を放出することができる。さらには、洗剤等を発泡させて噴出する発泡噴出装置の先端に首振りノズル12を設ければ、首振りノズル12に首振り運動をさせながらムース状の発泡飛沫を放出することができる。この場合、洗剤に活性炭の粉末をまぜて、発泡飛沫として除染範囲に放出すれば、除染対象物質を活性炭に吸着させて発泡飛沫の状態のまま良好に回収することができる。
11 流体放出装置
12 首振りノズル
13 ブロア(流体供給源)
32 基端部材
33〜35 筒状体
46 基端部
47 先端部
49,50,62,63,68,69 連結軸
66 先端部

Claims (3)

  1. 内側を流体が通過することで該流体の流れによって首振り運動をする首振りノズルであって、
    複数の先細の筒状体を、一の筒状体の基端部の内側に、他の筒状体の先端部を間隔をあけて挿入し、これら基端部および先端部を、これらを結ぶ方向に沿う連結軸で回動可能に連結してなることを特徴とする首振りノズル。
  2. 前記複数の筒状体のうち最も基端側の筒状体の基端部の内側に、筒状の基端部材の先端部を間隔をあけて挿入し、これら基端部および先端部を、これらを結ぶ方向に沿う連結軸で回動可能に連結してなり、
    前記基端部材には、前記最も基端側の筒状体の基端部に当接可能な当接部材が軸方向移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の首振りノズル。
  3. 請求項1に記載の首振りノズルを流体供給源に連結してなることを特徴とする流体放出装置。
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