JP2013158585A - 薬剤移送方法、及びそれを用いた薬剤移送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、薬剤の流出を防止する事を目的とする。
【解決手段】注射器6の注射針8は、その上端側が円錐形状部13となり、円錐形状部13の下方に針穴14を備え、注射器6の注射器外筒7を保持する注射器外筒保持体9を移動させることによって、弾性栓2の下方から、注射器6の注射針8を弾性栓2に貫通させ、バッグ4内に進入させる穿刺工程(S1)と、注射器6とバッグ4間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程(S2)と、注射器外筒保持体9を移動させることによって、注射針8の針穴14が弾性栓2内に位置する状態まで移動させる第1の抜刺工程(S3)と、注射器6の押子11を保持する押子保持体17を移動させることによって、押子11を第1の所定量引き出す第1の吸引工程(S4)と、注射器外筒保持体9を移動させることによって、注射針8を弾性栓2外まで移動させる第2の抜刺工程(S5)とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、注射器と弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグ間とで薬剤を移送させる薬剤移送方法と、それを用いた薬剤移送装置に関するものである。
従来、注射器と弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグ間にて薬剤を移送させる薬剤移送方法は、以下のような工程を有していた。
すなわち、従来の薬剤移送方法は、注射器の外筒を保持する注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射器外筒保持体によって保持された前記注射器外筒を、弾性栓付き薬剤供給口を有する前記バッグの前記弾性栓の下方から、前記注射器の注射針を前記弾性栓を貫通して、前記バッグ内に進入させる穿刺工程と、その後、前記注射器と、前記バッグ間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射器外筒保持体によって保持された前記外筒を、弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグの前記弾性栓の下方から、前記注射針を前記バッグ外に引き抜く抜刺工程とを備えた構成となっていた(たとえば下記特許文献1参照)。
特開平1−185266号公報
しかしながら、前記従来例においては、バッグ内部に入れられた前記注射針をバッグ外に引き抜く際に、薬剤が外部へ流出するという問題を有していた。
一般に使用される注射器の注射針は、その先端がベベルカット(例えば、特許文献である特開2002−291883号公報参照)されている。そのような注射針を用いた場合、バッグ内部に入れられた注射針を引き抜く際、バッグ外に引き抜く時に注射針の先端がバッグの弾性栓が通過する際に注射針の先端のベベルカットされた面の上部に薬剤が残留してしまい、その結果として、薬剤が外部へ流出してしまうというものであった。
そこで本発明は、薬剤の流出を防止する事を目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明の薬剤移送方法は、前記注射器の注射針は、その上端側が円錐形状となり、この円錐形状の下方に針穴を備え、前記注射器の注射器外筒を保持する注射器外筒保持体を移動させることによって、前記弾性栓の下方から、前記注射器の注射針を前記弾性栓に貫通させ、前記バッグ内に進入させる穿刺工程と、その後、前記注射器と前記バッグ間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態まで移動させる第1の抜刺工程と、その後、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させることによって、前記押子を第1の所定量引き出す第1の吸引工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針を前記弾性栓外まで移動させる第2の抜刺工程とを有するものとした。
また、本発明の薬剤移送装置は、弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグを保持するバッグ保持体と、このバッグ保持体の下方において、注射器の注射器外筒を、この注射器の注射針を上方に向けて保持する注射器外筒保持体と、その注射器外筒保持体を駆動する注射器外筒保持体駆動体と、前記注射器の押子を駆動する押子駆動体と、この押子駆動体及び前記注射器外筒保持体の駆動制御を行う制御部と、を備え、前記注射器の注射針は、上端側が円錐形状部となり、この円錐形状部の下方に針穴を有する構成とし、前記制御部は、注射針をバッグの弾性栓付き薬剤供給口から引き抜く際には、注射器外筒保持体を下方に移動させ、前記注射針の針穴が弾性栓内に位置する状態で保持し、この保持状態で、押子駆動体にて押子を引き、その後、注射器外筒保持体を下方に移動させることで、注射針を弾性栓外に引き出す動作をさせる構成とした。
これにより、所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、前記注射器の注射針は、その上端側が円錐形状部とし、この円錐形状部の下方に針穴を備え、前記注射器の注射器外筒を保持する注射器外筒保持体を移動させることによって、前記弾性栓の下方から、前記注射器の注射針を前記弾性栓に貫通させ、前記バッグ内に進入させる穿刺工程と、その後、前記注射器と前記バッグ間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態まで移動させる第1の抜刺工程と、その後、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させることによって、前記押子を第1の所定量引き出す第1の吸引工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針を前記弾性栓外まで移動させる第2の抜刺工程とを有するものであるので、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。
すなわち、本発明においては、前記注射器の注射針を、その上端側が円錐形状部とし、この円錐形状部の下方に針穴を備える構成とすることで、その注射針の先端の上部に薬剤が残留することを防止することができ、その結果として、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。更に、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態において、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させた状態にて、前記押子を第1の所定量引き出すことによって、注射器内部(注射器外筒内部や針穴内部)を陰圧にすることができるので、第2の抜刺工程において注射針の針穴近傍に残留した薬剤を注射器内部(注射器外筒内部や針穴内部)に流入させることができ、その結果として、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。
本発明の実施の形態1に係る薬剤移送装置の正面図 本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法の薬剤移送工程後を説明する断面図を示すものであり、図3(a)は全体の断面図、図3(b)は図3(a)の要部拡大断面図 本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法の第1の抜刺工程を説明する断面図を示すものであり、図4(a)は全体の断面図、図4(b)は図4(a)の要部拡大断面図 本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法の第2の抜刺工程を説明する断面図を示すものであり、図5(a)は全体の断面図、図3(b)は図5(a)の要部拡大断面図
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1における薬剤移送方法、およびそれを用いた薬剤移送装置に関して、図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る薬剤移送装置の正面図を示すものである。
図1に示すごとく、薬剤移送装置1は、弾性栓2付き薬剤供給口3を有するバッグ4を保持するバッグ保持体5と、バッグ保持体5の下方において、注射器6の注射器外筒7を、注射器6の注射針8を上方に向けて保持する注射器外筒保持体9と、注射器外筒保持体9を駆動する注射器外筒保持体駆動体10と、注射器6の押子11を駆動する押子駆動体12と、押子駆動体12、及び注射器外筒保持体駆動体10の駆動制御を行う制御部(図示なし)と、を備えている。
なお、バッグ4は袋状のもので、その外表面は容易に変形は可能な状態となっている。ただし、弾性栓2付き薬剤供給口3は、定形性を保つものとなっている。
更に、本実施形態における注射器6の注射針8は、後述の図3に示すように、上端側(先端側)に円錐形状部13を有し、この円錐形状部13の下方(後方)に針穴14を有する構成となっている。
本実施形態のように、注射器6の注射針8を、その上端側が円錐形状部13で、この円錐形状部13の下方に針穴14を備える構成とすることで、その注射針8の先端の上部に薬剤が残留することを防止することができ、その結果として、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。
また、本実施形態における注射器外筒保持体駆動体10と押子駆動体12は、この制御部(図示せず)によって、注射針8をバッグ4の弾性栓2付き薬剤供給口3から引き抜く際には、注射器外筒保持体9を下方に移動させ、注射針8の円錐形状部13と針穴14が弾性栓2内に位置する状態で保持し、この保持状態で、押子駆動体12にて押子11を引き、その後、注射器外筒保持体9を下方に移動させることで、注射針8を弾性栓2外に引き出す動作をさせる制御を行うものである。この制御部に行う動作に関しては、後述にて詳しく説明する。
このような薬剤移送装置1によって、特に、放射性医薬品や抗がん剤などの危険医薬品のような薬剤を取り扱う場合、その薬剤の流出を防止する事ができるので、作業者(例えば医療従事者)が、安全に作業を行えるとともに、混合調製や薬剤の移送作業などの人による作業負担を軽減させることができる。
また、本実施形態におけるバッグ4は、薬剤などの液体を格納可能なものであり、薬剤供給口3にゴム栓等の弾性栓2が詰められて、密閉状態となっている。
また、本実施形態における注射器6は、図1に示すごとく、注射針8の一端と接続された針基15が、注射器外筒7の先端の開口に接続されている。押子11は、注射器外筒7の中を往復可動状態となっている。押子11の操作によって、薬剤や気体を注射器外筒7に出し入れすることが可能となっている。
また、本実施形態においては、図1に示すごとく、ベース16上に、注射器6の注射器外筒7の長手方向の両端を固定する注射器外筒保持体9、および押子11の一端のフランジを受け入れて、注射器6の軸線上を、押子駆動体12によって往復移動し(押子を押し引きする動作を行い)、押子11を注射器外筒7の中を移動させる押子駆動体12が設けられている。
更に、本実施形態においては、図1に示すごとく、ベース16を注射器外筒保持体駆動体10に駆動することによって、注射器外筒保持体9をバッグ保持体5に対して相対的に移動させることができるように構成している。
以上のように薬剤移送装置1を構成することによって、注射器6の注射針8をバッグ4の弾性栓2付き薬剤供給口3に下方から上方へと穿刺し、その後、薬剤を、バッグ4と注射器6の注射器外筒7との間にて移送し、その後、薬剤の流出なしに注射器6の注射針8をバッグ4の弾性栓2付き薬剤供給口3から抜刺せることができ、本実施形態の薬剤移送方法を実施することができる。
なお、本実施形態においては、注射器外筒保持体駆動体10を設け、注射器外筒保持体駆動体10を駆動させることにより、注射器外筒保持体9をバッグ保持体5に対して相対的に移動させることができるように構成したが、例えば、バッグ保持体5を駆動するバッグ保持体駆動体を設け、バッグ保持体5を駆動させて、注射器外筒保持体9をバッグ保持体5に対して相対的に移動させることもできる。
次に、本実施形態における液体移送方法に関して説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法を示すフローチャートである。
図2に示すごとく、本実施形態における薬剤移送方法は、大きく分けて、以下の(1)〜(5)の順序にて実施される、5つの工程から構成されるものである。
(1)穿刺工程:S1
(2)薬剤移送工程:S2
(3)第1の抜刺工程:S3
(4)第1の吸引工程:S4
(5)第2の抜刺工程:S5
以下に、この(1)〜(5)の工程に関し、その詳細を説明する。
(1)穿刺工程:S1
まずはじめに、ステップ1の穿刺工程:S1に関して説明する。
ステップ1の穿刺工程:S2は、注射器6の注射器外筒7を保持する注射器外筒保持体9を移動させることによって、弾性栓2の下方から、注射器6の注射針8を弾性栓2に貫通させ、バッグ4内に進入させる工程である。
後述の図3に示すごとく、本実施形態における穿刺工程:S2においては、注射器外筒保持体駆動体10を駆動することによって、バッグ4の下方から、注射針8をバッグ4の弾性栓2を貫通して、バッグ4内に進入させ、その注射針8の上端側である円錐形状部13と針穴14とがバッグ4内に位置するように進入させている。
以上が、本実施形態の薬剤移送方法のステップ1の穿刺工程:S1である。
(2)薬剤移送工程:S2
次に、ステップ2の薬剤移送工程:S2に関して説明する。
ステップ2の薬剤移送工程:S2は、注射器6とバッグ4間にて、薬剤を移送させる動作を行う工程である。ここで、薬剤を移送させる動作とは、バッグ4内にある薬剤を注射器6へ吸引する動作、もしくは、注射器6内にある薬剤をバッグ4内へ排出する動作のどちらかの動作のことである。この動作は、押子駆動体12を駆動することによって実施可能である。
以上が、本実施形態の薬剤移送方法のステップ2の薬剤移送工程:S2である。
(3)第1の抜刺工程:S3
次に、ステップ3の第1の抜刺工程:S3に関して説明する。
ステップ3の第1の抜刺工程:S3は、注射器外筒保持体9を移動させることによって、注射針8の円錐形状部13と針穴14が弾性栓2内に位置する状態まで移動させる工程である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法の薬剤移送工程後を説明する断面図を示すものであり、図3(a)は全体の断面図、図3(b)は図3(a)の要部拡大断面図を示すものである。
また、図4は、本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法の第1の抜刺工程を説明する断面図を示すものであり、図4(a)は全体の断面図、図4(b)は図4(a)の要部拡大断面図を示すものである。
図3(a)、図3(b)に示すように、本実施形態における薬剤移送工程後の注射器6は、注射針8の円錐形状部13と針穴14とがバッグ4内に位置している。その後、第1の抜刺工程を実施する、すなわち、注射器外筒保持体9を移動させることによって、図4(a)、図4(b)に示すごとく、注射針8の円錐形状部13と針穴14とが、弾性栓2内に位置した状態となる。
以上が、本実施形態の薬剤移送方法のステップ3の第1の抜刺工程:S3である。
(4)第1の吸引工程:S4
次に、ステップ4の第1の吸引工程:S4に関して説明する。
ステップ4の第1の吸引工程:S4は、注射器6の押子11を保持する押子保持体17を移動させることによって、押子11を第1の所定量引き出す工程である。
本実施形態においては、第1の所定量を1[ml]とし、押子駆動体12によって押子11を引き出し、弾性栓2内に位置する針穴14の近傍に薬剤を吸引する動作を行った。
この動作を行うことによって、注射器6内部(注射器外筒7内部や針穴14内部)を陰圧にすることができ、その結果として、第2の抜刺工程:S5において注射針8の針穴14近傍に残留した薬剤を注射器6内部(注射器外筒7内部や針穴14内部)に流入させることができ、薬剤の流出を防止する事ができるのである。
以上が、本実施形態の薬剤移送方法のステップ4の第1の吸引工程:S4である。
(5)第2の抜刺工程:S5
次に、ステップ5の第2の抜刺工程:S5に関して説明する。
ステップ5の第2の抜刺工程:S5は、注射器外筒保持体9を移動させることによって、注射針8を弾性栓2外まで移動させる工程である。
図5は、本発明の実施の形態1に係る薬剤移送方法の第2の抜刺工程を説明する断面図を示すものであり、図5(a)は全体の断面図、図3(b)は図5(a)の要部拡大断面図を示すものである。
図5(a)、図5(b)に示すように、注射器6の注射針8は、バッグ4の弾性栓2から外部へ完全に移動されている。
注射針8の針穴14が、バッグ4の弾性栓2の内部から外部に移動する過程において、注射針8の針穴14がバッグ4の弾性栓2の外部に露出した瞬間に、第1の吸引工程:S4で注射器6内部(注射器外筒7内部や針穴14内部)が陰圧であるため、注射針8の針穴14近傍に残留した薬剤が、注射器6内部(注射器外筒7内部や針穴14内部)に流入する。その結果として、薬剤の流出を防止することができるのである。
以上が、本実施形態の薬剤移送方法のステップ5の第2の抜刺工程:S5である。
以上をまとめると、本実施形態における薬剤移送方法、及び薬剤移送装置は、注射器6の注射針8を、その上端側が円錐形状部13とし、この円錐形状部13の下方に針穴14を備える構成とすることで、その注射針8の先端の上部に薬剤が残留することを防止することができ、その結果として、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。
更に、注射針8の円錐形状部13と針穴14が弾性栓2内に位置する状態において、注射器6の押子11を保持する押子保持体17を移動させた状態にて、押子11を第1の所定量引き出すことによって、注射器6内部(注射器外筒7内部や針穴14内部)を陰圧にすることができるので、第2の抜刺工程:S5において注射針8の針穴14近傍に残留した薬剤を注射器6内部(注射器外筒7内部や針穴14内部)に流入させることができ、その結果として、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。
本発明においては、薬剤の流出を防止する事になる。
よって、注射器と弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグ間とで薬剤を移送させる機器に有用である。特に、混合調製を行う薬剤混合装置等の機器に有用である。
1 薬剤移送装置
2 弾性栓
3 薬剤供給口
4 バッグ
5 バッグ保持体
6 注射器
7 注射器外筒
8 注射針
9 注射器外筒保持体
10 注射器外筒保持体駆動体
11 押子
12 押子駆動体
13 円錐形状部
14 針穴
15 針基
16 ベース
17 押子保持体
そしてこの目的を達成するために本発明の薬剤移送方法は、前記注射器の注射器外筒を保持する注射器外筒保持体を移動させることによって、前記弾性栓の下方から、前記注射器の注射針を前記弾性栓に貫通させ、前記バッグ内に進入させる穿刺工程と、その後、前記注射器と前記バッグ間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態まで移動させる第1の抜刺工程と、その後、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させることによって、前記押子を第1の所定量引き出す第1の吸引工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針を前記弾性栓外まで移動させ
る第2の抜刺工程とを有するものとした。
また、本発明の薬剤移送装置は、弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグを保持するバッグ保持体と、このバッグ保持体の下方において、注射器の注射器外筒を、この注射器の注射針を上方に向けて保持する注射器外筒保持体と、その注射器外筒保持体を駆動する注射器外筒保持体駆動体と、前記注射器の押子を駆動する押子駆動体と、この押子駆動体及び前記注射器外筒保持体の駆動制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、注射針をバッグの弾性栓付き薬剤供給口から引き抜く際には、注射器外筒保持体を下方に移動させ、前記注射針の針穴が弾性栓内に位置する状態で保持し、この保持状態で、押子駆動体にて押子を引き、その後、注射器外筒保持体を下方に移動させることで、注射針を弾性栓外に引き出す動作をさせる構成とした。
以上のように本発明は、前記注射器の注射針は、前記注射器の注射器外筒を保持する注射器外筒保持体を移動させることによって、前記弾性栓の下方から、前記注射器の注射針を前記弾性栓に貫通させ、前記バッグ内に進入させる穿刺工程と、その後、前記注射器と前記バッグ間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態まで移動させる第1の抜刺工程と、その後、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させることによって、前記押子を第1の所定量引き出す第1の吸引工程と、その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針を前記弾性栓外まで移動させる第2の抜刺工程とを有するものであるので、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。
更に、本発明においては、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態において、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させた状態にて、前記押子を第1の所定量引き出すことによって、注射器内部(注射器外筒内部や針穴内部)を陰圧にすることができるので、第2の抜刺工程において注射針の針穴近傍に残留した薬剤を注射器内部(注射器外筒内部や針穴内部)に流入させることができ、その結果として、薬剤の流出を防止する事ができるようになる。

Claims (2)

  1. 注射器と、弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグ間とで薬剤を移送させる薬剤移送方法において、
    前記注射器の注射針は、その上端側が円錐形状部となり、この円錐形状の下方に針穴を備え、
    前記注射器の注射器外筒を保持する注射器外筒保持体を移動させることによって、前記弾性栓の下方から、前記注射器の注射針を前記弾性栓に貫通させ、前記バッグ内に進入させる穿刺工程と、
    その後、前記注射器と前記バッグ間にて、薬剤を移送させる薬剤移送工程と、
    その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針の針穴が前記弾性栓内に位置する状態まで移動させる第1の抜刺工程と、
    その後、前記注射器の押子を保持する押子保持体を移動させることによって、前記押子を第1の所定量引き出す第1の吸引工程と、
    その後、前記注射器外筒保持体を移動させることによって、前記注射針を前記弾性栓外まで移動させる第2の抜刺工程と、
    を有する薬剤移送方法。
  2. 弾性栓付き薬剤供給口を有するバッグを保持するバッグ保持体と、このバッグ保持体の下方において、注射器の注射器外筒を、この注射器の注射針を上方に向けて保持する注射器外筒保持体と、その注射器外筒保持体を駆動する注射器外筒保持体駆動体と、前記注射器の押子を駆動する押子駆動体と、この押子駆動体及び前記注射器外筒保持体の駆動制御を行う制御部と、を備え、前記注射器の注射針は、上端側が円錐形状部とし、この円錐形状の下方に針穴を有する構成とし、前記制御部は、注射針をバッグの弾性栓付き薬剤供給口から引き抜く際には、注射器外筒保持体を下方に移動させ、前記注射針の針穴が弾性栓内に位置する状態で保持し、この保持状態で、押子駆動体にて押子を引き、その後、注射器外筒保持体を下方に移動させることで、注射針を弾性栓外に引き出す動作をさせる構成とした薬剤移送装置。
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