JP2013158318A - 貝類の養殖装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貝類の卵や浮遊幼生を捕獲して棲息環境に近い条件及び状態で低コストに育成でき、且つ養殖中の貝類が逃げ出したり、海面または水面の波により流出したりするのを防止できる貝類の養殖装置を提供する。
【解決手段】貝類の養殖装置1は、海底または水底の近傍に張設される育成網部2と、一端側が育成網部に連設され、この育成網部上を覆うように重ねられる捕獲・保護網部3と、捕獲・保護網部の他端側を上下動自在に支持する第1の支持部材4と、捕獲・保護網部の他端側に装着され、海面または水面の上下動に応じて捕獲・保護網部の他端側を上下動させる浮力体6とを具備し、育成網部と捕獲・保護網部に青海苔を付着させ、貝類の産卵期に捕獲・保護網部の他端側を上下動させて卵または浮遊幼生を捕獲し、捕獲後に捕獲・保護網部と育成網部との間に卵または浮遊幼生を挟んで育成することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アサリなどの貝類の卵や浮遊幼生を捕獲して育成するための、貝類の養殖装置に関するものである。
近年、アサリなどの天然の貝類の資源量が減少しており、水産現場で問題になっている。この減少の理由は、漁場環境を含めた幾つもの要因が絡み合っていると言われている。そのため、対象種を人為的な管理下に置き、計画的に効率良く高品質の貝類を育成する養殖技術の開発が行われている。
二枚貝の養殖は、対象種によって異なる様々な方式で行われている。例えば、生産量の多いホタテガイやマガキは、天然採苗(産卵期に海に漂っている天然の幼生を採取する)で付着稚貝を確保し、環境変動や食害に弱い稚貝期は人間が保護しつつ育成(中間育成)する。そして、ある程度まで成長したら、地まき(ホタテガイ)や垂下(マガキ)などを行い、漁獲サイズにまで育成する(成貝育成)。
これに対し、アサリなど多くの二枚貝では、自然に産卵、着底、成長した成貝を漁獲するか、あるいは天然の稚貝または幼貝を採り、浅瀬に適度にまいて成貝まで育成する手法が主流である。しかし、ホタテガイやマガキに比べて生育の確率が低く、効率的な方法とはいえない。
そこで、アサリなどの貝類を効率的に育成するために様々な養殖方法や養殖装置が提案されている。例えば、特許文献1には、アサリが養殖されている砂の海底に網を敷きつめ、水鳥が網目を通してアサリの稚貝をくわえられないようにすることで、アサリを水鳥から守って生存率を高め、収穫を増大させる「アサリ養殖用網」が開示されている。
また、特許文献2には、海底から一定の高さに浮遊し、周囲を網枠で囲んだ網囲い内でエビ、カニなどの甲殻類、貝類、一部魚類などの底棲生物を養殖する「水中底棲生物養殖法並にその装置」が開示されている。
更に、特許文献3には、砂を入れた容器に貝を入れて網で覆い、筏に吊るして海水面付近で養殖する「アサリ及びハマグリ等の潜砂性二枚貝の養殖方法」が開示されている。
特開平10−276606号公報 特開昭59−66824号公報 特開2008−113649号公報
しかしながら、上述した特許文献1乃至3に記載されている技術は、それぞれ優れた一面を有しているものの、他の側面から見ると幾つかの課題を有している。
例えば、特許文献1の技術では、アサリを水鳥から守ることができるが、網でアサリの行動や移動を拘束したり阻止したりすることになり、自然な成長を阻害する要因となる虞がある。また、成長状態や個体差によってサイズが異なる稚貝を育成するのが難しい。すなわち、浅瀬の砂の上に網を敷き詰めるので、網目が粗いと水鳥が網目を通して稚貝を食べてしまったり、小さな稚貝が海流や波で流出、あるいは逃げ出したりしやすくなる。これに対し、網目が細かいとアサリの行動や移動を妨げ、自然な状態で育成できないことになる。
一方、特許文献2の技術では、甲殻類、貝類、一部魚類などの底棲生物を自然な棲息環境で育成できるものの、養殖場の周囲を網枠で囲むには大きな面積の網が必要となり、保守や管理も広範囲に渡るためコストが高くなる。
更に、特許文献3に記載されているように、砂を入れた容器に貝類を入れて網で覆い、筏に吊る方法は、コストと手間がかかり、経済的に優れた方法とはいえない。また、本来、アサリやハマグリは砂浜や干潟に棲息する生物であるため、養殖には水質(水温、塩分、溶存酸素、他)、底質(粒度、泥分、硬度、有機汚濁程度、他)、地盤高(干出時間)、波や流れ、餌なども配慮する必要があり、沖に人工的に作った環境では成長速度や活力に差が生じることがある。
しかも、育成に好適な条件や生存可能範囲などは様々な条件によって変化し、例えば、貝の成長とともに塩分耐性や貧酸素耐性なども変化する。このため、人工的に作った環境をアサリやハマグリの育成に好適な条件にするのが難しいという課題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、貝類の卵や浮遊幼生を捕獲して棲息環境に近い条件及び状態で低コストに育成でき、且つ養殖中の貝類が逃げ出したり、海面または水面の波により流出したりするのを防止できる貝類の養殖装置を提供することにある。
本発明に係る貝類の養殖装置においては、海底または水底の近傍に張設される育成網部と、一端側が前記育成網部に連設され、この育成網部上を覆うように重ねられる捕獲・保護網部と、前記捕獲・保護網部の他端側を上下動自在に支持する第1の支持部材と、前記捕獲・保護網部の他端側に装着され、海面または水面の上下動に応じて前記捕獲・保護網部の他端側を上下動させる浮力体とを具備し、前記育成網部と前記捕獲・保護網部に青海苔を付着させ、貝類の産卵期に前記捕獲・保護網部の他端側を上下動させて卵または浮遊幼生を捕獲し、捕獲後に前記捕獲・保護網部と前記育成網部との間に卵または浮遊幼生を挟んで育成することで、上述した課題を解決した。
また、前記育成網部及び前記捕獲・保護網部は、複数の網を連結して一体化した網材からなり、網材を折り返して一方を前記育成網部、他方を前記捕獲・保護網部に用いることで、上述した課題を解決した。
加えて、前記育成網部及び前記捕獲・保護網部は、重ねた複数の網材からなり、この重ねた複数の網材を折り返して一方を前記育成網部、他方を前記捕獲・保護網部に用いることで、上述した課題を解決した。
更に、前記第1の支持部材は、海底または水底に所定の間隔で立設された複数の第1の支持棒と、前記捕獲・保護網部の他端側に装着され、前記第1の支持棒がそれぞれ挿入される複数の第1の環状部材と、前記複数の第1の支持棒を所定の角度でそれぞれ支える張り綱とを備え、前記複数の第1の支持棒はそれぞれ、海面または水面が上下動したときに、前記捕獲・保護網部の一端側からの距離が実質的に等しくなるように捕獲・保護網部の一端側に傾斜していることで、上述した課題を解決した。
この他、前記浮力体は、潮の満ち干に応じて上下動し、潮が引いたときに前記捕獲・保護網部を前記育成網部上を覆うように重ね、潮が満ちたときに前記捕獲・保護網部の他端側を前記育成網部から離すことで、上述した課題を解決した。
また、前記育成網部の他端と前記捕獲・保護網部の中間点とを支持する第2の支持部材を更に具備し、前記第2の支持部材は、海底または水底に所定の間隔で立設された複数の第2の支持棒と、前記捕獲・保護網部の中間点に装着され、前記第2の支持棒がそれぞれ挿入される複数の第2の環状部材とを備えることで、上述した課題を解決した。
加えて、前記育成網部の少なくとも両側面に配置される囲い網部を更に備えることで、上述した課題を解決した。
本発明に係る貝類の養殖装置によれば、貝類の産卵期に、浮力体により海面または水面の上下動に応じて捕獲・保護網部の他端側を上下動させて浮遊する卵や幼生を捕獲し、捕獲後は育成網部上を捕獲・保護網部で覆うように重ねて固定することで、波で貝類が流されるのを防止しつつ貝類を育成することができる。更に、育成網部と捕獲・保護網部に青海苔を付着させることで、目の粗い網であっても稚貝が逃げたり流されたりし難くでき、この青海苔の葉体に付着する珪藻類を餌にすることで、稚貝が逃げ難く且つ成長を促進することもできる。
また、複数の網を連結して一体化した網材を折り返して一方を育成網部、他方を捕獲・保護網部に用いることで、漁網などの市販の規格品を流用することができ、且つ網材の構造を簡単化して低コスト化できる。
加えて、育成網部及び捕獲・保護網部を、重ねた複数の網材で構成し、この重ねた複数の網材を折り返して一方を育成網部、他方を捕獲・保護網部に用いることで、目の粗い漁網などの市販の規格品を流用することができ、且つ網材の構造を簡単化して低コスト化できる。
更に、第1の支持部材を、海底または水底に所定の間隔で立設された複数の第1の支持棒と、前記捕獲・保護網部の他端側に装着され、前記第1の支持棒がそれぞれ挿入される複数の第1の環状部材と、前記複数の第1の支持棒を所定の角度でそれぞれ支える張り綱とで構成し、第1の支持棒を捕獲・保護網部の一端側に傾斜させることで、捕獲・保護網部の他端側の上下動時にこの捕獲・保護網部の張力がほぼ等しくなり、捕獲・保護網部の弛みや張りすぎによる変形を抑制できる。
更にまた、浮力体は、潮の満ち干に応じて上下動し、潮が満ちるときに捕獲・保護網部の他端側を育成網部から離すことで、卵や浮遊幼生を効率良く捕獲することができ、潮が引くときに育成網部上を捕獲・保護網部で覆うように重ねて、捕獲した卵や浮遊幼生が波で流されるのを防止できる。
加えて、第2の支持部材で育成網部の他端側と捕獲・保護網部の中間点とを支持することで、養殖装置の強度を向上できる。
更に、囲い網部を育成網部の少なくとも両側面に設けることによって、アサリなどの貝類の卵や浮遊幼生の捕獲を確実にできる。また、育成網部の外側へのアサリの移動を阻止できる。
本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置を示すもので、潮が満ちた状態を示す斜視図である。 図1の側面図である。 本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置を示すもので、潮が引いた状態を示す斜視図である。 図3の側面図である。 図1乃至図4に示した貝類の養殖装置における網材の構成例を示すもので、(a)図は網目が細かい帯状の二枚の網を連結して用いる場合の斜視図、(b)図は網目が粗い帯状の二枚の網を重ねて用いる場合の斜視図である。 図1乃至図4に示した貝類の養殖装置における網材の拡大図を示すもので、(a)図は貝殻糸状体を網材の網紐に付けた状態を示す図、(b)図は(a)図の貝殻糸状体を育成して青海苔にした状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の変形例を示すもので、潮が満ちた状態を示す斜視図である。 図7の側面図である。 本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の変形例を示すもので、潮が引いた状態を示す斜視図である。 図9の側面図である。 本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の他の変形例を示すもので、潮が満ちた状態を示す斜視図である。 図11の側面図である。 本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の他の変形例を示すもので、潮が引いた状態を示す斜視図である。 図13の側面図である。 本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の別の変形例を示すもので、潮が満ちた状態を示す斜視図である。 図15の育成網部近傍の拡大斜視図である。 図16の育成網部近傍の囲い網部を抽出して示す斜視図である。 図1乃至図4に示した貝類の養殖装置を複数設置する際の好適な配置例を示す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
図1乃至図4はそれぞれ、本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置を示すもので、図1は潮が満ちた状態を示す斜視図、図2は図1の側面図、図3は潮が引いた状態を示す斜視図、図4は図3の側面図である。この養殖装置1は、育成網部2、捕獲・保護網部3、第1、第2の支持部材4、5、浮力体6及び固定部材7などを備えており、砂浜や干潟、浅瀬などに設置される。
上記育成網部2は、海底(または水底)20の近傍に、当該海底20から離隔し且つ対向して張設されている。この育成網部2は、例えば、海底20から10cm程度離れて上記第2の支持部材5と固定部材7で張設されている。上記捕獲・保護網部3は一端側が、上記育成網部2に連設され、他端側が第1の支持部材4により上下動自在に支持されている。
本例では、上記育成網部2と上記捕獲・保護網部3とを帯状の三枚の網(漁網など)8−1,8−2,8−3を連結して一体化した網材8で形成しており、この網材8を折り返して一方を上記育成網部2、他方を上記捕獲・保護網部3に用いている。そして、網材8の折り返し部が陸側、あるいは海流の下流側になるように設置される。
また、上記浮力体6は捕獲・保護網部3の他端側に設けられ、潮の満ち干などによる海面(または水面)21の上下動に応じて上記捕獲・保護網部3の他端側を上下動させるようになっている。
図6(b)に示すように、上記育成網部2の網紐2aには、青海苔9bを絡ませて付着させており、上記捕獲・保護網部3上にも同様に青海苔を絡ませて付着させている。これによって、捕獲したアサリなどの貝類の卵や浮遊幼生、あるいは稚貝10は、育成網部2と捕獲・保護網部3とで挟まれた状態で、着底までの期間育成されることになる。
上記第1の支持部材4は、海底20に立設された複数の支持棒(あるいは竹竿)11−1,11−2,11−3,…と、上記捕獲・保護網部3の他端に装着され、これら支持棒11−1,11−2,11−3,…がそれぞれ挿入された環状部材12−1,12−2,12−3,…と、上記支持棒11−1,11−2,11−3,…を支える張り綱13−1a,13−2a,13−3a,…と、上記支持棒11−1,11−2,11−3,…の上端を上記張り綱13−1a,13−2a,13−3a,…で固定するための杭13−1b,13−2b,13−3b,…とを備えている。
そして、上記支持棒11−1,11−2,11−3,…はそれぞれ、潮の満ち干などで海面21が上下動したときに、上記捕獲・保護網部3の一端側からの距離が実質的に等しくなるように捕獲・保護網部3の一端側に向かって傾斜している。これによって、上記捕獲・保護網部3の他端側の上下動時に捕獲・保護網部3に掛かる張力がほぼ等しくなる。
また、上記第2の支持部材5は、上記育成網部2の他端と上記捕獲・保護網部3の中間点とを支持する。この第2の支持部材5は、海底20に立設された複数の支持棒14−1,14−2,14−3,…と、上記捕獲・保護網部3の中間点に装着され、これら支持棒14−1,14−2,14−3,…がそれぞれ挿入される環状部材15−1,15−2,15−3,…とを備える。
上記固定部材7は、本例では所定の間隔で海底20に打ち込まれた杭16−1,16−2,16−3,…で構成されており、これらの杭16−1,16−2,16−3,…と上記支持棒14−1,14−2,14−3,…とにより、育成網部2が海底(または水底)20の近傍に、この海底20から離隔し且つ対向して張設される。
更に、上記浮力体6は、上記捕獲・保護網部3の他端側に所定の間隔で設置された複数のフロート17−1,17−2,17−3,…で構成されている。これらのフロート17−1,17−2,17−3,…は、潮の満ち干などの海面21の上下動に応じて上下し、潮が引いたときに上記捕獲・保護網部3を上記育成網部2上に重ね(図3及び図4参照)、潮が満ちたときに上記捕獲・保護網部3の他端側を上記育成網部2から離す(図1及び図2参照)。
図5は、図1乃至図4に示した貝類の養殖装置における網材8の構成例を示している。(a)図は、網目が細かい帯状の二枚の網8−1a,8−2aの一辺を連結して一体化した網材8aで形成する例である。一方、(b)図は、網目が粗い(例えば、網の目のサイズ15cm)帯状の二枚の網8−1b,8−2bの一辺を連結して一体化した網材8bと、網目が粗い(例えば、網の目のサイズ15cm)帯状の二枚の網8−1c,8−2cの一辺を連結して一体化した網材8cとを重ねて形成する例である。
このように、網を連結したり重ねたりして網材8を構成し、この網材8を折り返して一方を上記育成網部2、他方を上記捕獲・保護網部3に用いることで、漁網などの市販の規格品を流用することができ、且つ網材8の構造を簡単化して低コスト化できる。勿論、育成網部2と捕獲・保護網部3を一つの網材で形成することもでき、一つの網材を複数枚重ねて形成することもできる。
図6は、上記図1乃至図4に示した貝類の養殖装置における網材の拡大図を示すもので、(a)図は貝殻糸状体9aを網材(例えば、海苔網)8の網紐2aに付けた状態を示す図、(b)図は(a)図の貝殻糸状体9aを育成して青海苔9bにした状態を示す図である。上記図5のように形成した網材8に、図6(a)に示すように貝殻糸状体9aを付けて種網を作り、この貝殻糸状体9aを育成して、図6(b)に示すように青海苔9bにし、網紐2aに絡ませることにより網の目を塞ぎ、この青海苔9bの上で貝類の卵や浮遊幼生、あるいは稚貝10を着底するまでの期間育成する。
上記青海苔9bで網材8の網の目を塞ぐには、例えば、次のようにする。まず貝殻糸状体9aの培養を行う。培養には、例えば、カキの貝殻に糸状体を植えつける、青海苔の葉状体から果胞子をカキ殻に巻き付ける。あるいは、予め果胞子から作っておいたフリー糸状体を使って糸状体を直接カキ殻に植え付けることもできる。春に植えつけてから夏まで、海水に浸した貝殻の中で糸状体がゆっくり延びていき、秋に近くなると糸状体に殼胞子(2番目の種)ができる。
この種を網材(海苔網)8に付ける(採苗)。採苗には海面に網をはってその下にカキ殻糸状体を付けて種を付ける野外採苗と、陸上に作った水槽にカキ殻糸状体を入れ、その上の水車のような枠に網を張り回転させて種をつける陸上採苗の二つの方法がある。
種をつけた網材(海苔網)8を一定の時間空気中(海の上)に出して乾燥させる(干出)。この干出は雑藻を取り除く、海苔の芽を強くする、単胞子を多く出すなどのために行うものである。よく干出された海苔芽は健全な種網となる(育苗)。
このようにして育苗した青海苔を育成する。育成には、浅い海に支柱を建てて網を張る支柱式栽培法と呼ばれる方法と、海の深いところに浮きと重りとでロープの筏を作り、その中に網を張る浮き流し式栽培法と呼ばれる方法などを用いることができる。
実験によると、青海苔9bを付着させた網材8上でアサリの稚貝10を養殖すると稚貝10が逃げないことが確認できた。アサリの浮遊幼生は植物プランクトンを餌にし、稚貝・成貝は珪藻類・デトリタス(有機懸濁物)等を餌としている。このため、海苔養殖網や海苔の葉体に付着する珪藻類はアサリの餌になるので、豊富な餌によってアサリの稚貝が逃げないと推定される。あるいは、海苔網にアサリの餌となるプランクトンが集まりアサリの浮遊幼生が逃げないと考えられる。
また、網材8の目を青海苔9bで塞ぐことによってアサリの卵や浮遊幼生、あるいは稚貝10が流されにくく、アサリにとって住みやすい環境になる。しかも、アサリの産卵期に卵や浮遊幼生を捕獲した後は、育成網部2上を捕獲・保護網部3で覆った状態で固定するので、アサリの卵や浮遊幼生、あるいは稚貝10が波で浮遊して流されるのを防止できる。
上記養殖装置1は、例えば、成貝のいる海底20上に設置、あるいは成貝を蒔いた上に設置する。そして、成貝が産卵する期間だけ捕獲・保護網部3を上下動させ、浮遊する卵や幼生を捕獲する。この際、捕獲・保護網部3の他端側(浮力体6側)が潮の満ち干に応じて上下動し、育成網部2上を覆ったり開放したりすることで、海中を浮遊する卵や幼生を効率良く捕獲できる。産卵の終了後は、育成網部2上を捕獲・保護網部3で覆った状態で固定し、捕獲した卵や浮遊幼生を捕獲・保護網部3と育成網部2との間に挟み込んだ状態を維持することで保護しつつ育成する。
その後、卵が孵化して浮遊幼生となり、成長すると稚貝になって海底20に着底する。稚貝が着底した海底20上には、育成網部2と捕獲・保護網部3が重なった状態で固定されているので、水鳥などから保護しつつ、稚貝に青海苔の栄養(例えば、青海苔の葉体に付着する珪藻類)を与えて、網の外側への移動を阻止できる。これによって、稚貝を棲息環境に近い条件及び状態で低コストに育成でき、養殖中のアサリが逃げ出したり、海面または水面の波により流出したりするのを防止できる。尚、アサリが着底してからの移動距離は比較的小さく数m程度であるので、アサリは養殖装置1の近傍で成貝まで成長する。この時も、稚貝に青海苔の栄養(例えば、青海苔の葉体に付着する珪藻類)を与えて、網の外側への移動を有効に阻止することができる。
図7乃至図10はそれぞれ、本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の変形例を示すもので、図7は潮が満ちた状態を示す斜視図、図8は図7の側面図、図9は潮が引いた状態を示す斜視図、図10は図9の側面図である。この養殖装置1は、図1乃至図4に示した養殖装置を大型化したものである。基本的な構成は、図1乃至図4と同様であるので、対応する部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、上述した実施の形態では、上記育成網部2と上記捕獲・保護網部3とを帯状の三枚の網(漁網など)8−1,8−2,8−3を連結して網材8を形成したのに対し、本変形例では五枚の網(漁網など)8−1〜8−5を連結して網材8を形成している。そして、この網材8を折り返して一方を上記育成網部2、他方を上記捕獲・保護網部3に用いている。また、網材8の大型化に対応するために、支持棒14−1,14−2,14−3,…と杭16−1,16−2,16−3,…との間に、支持部材として支持棒18−1,18−2,18−3,…と環状部材19−1,19−2,19−3,…を付加している。
図7乃至図10に示した養殖装置によれば、養殖装置1を大型化して生産性を高めることができる。また、大型化により図1乃至図4に示した養殖装置に比べて水深の深い位置に設置できる。
図11乃至図14は、それぞれ本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の他の変形例を示すもので、図11は潮が満ちた状態を示す斜視図、図12は図11の側面図、図13は潮が引いた状態を示す斜視図、図14は図13の側面図である。この養殖装置1は、図7乃至図10に示した養殖装置を更に大型化したものである。基本的な構成は、図7乃至図10と同様であるので、対応する部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、上述した変形例では、上記育成網部2と上記捕獲・保護網部3とを帯状の五枚の網(漁網など)8−1〜8−5を連結して網材8を形成したのに対し、本例では九枚の網(漁網など)8−1〜8−9を連結して網材8を形成している。そして、この網材8を折り返して一方を上記育成網部2、他方を上記捕獲・保護網部3に用いている。また、網材8の大型化に対応するために、支持部材4と5の間に中間支持部材4a,4b、支持部材5と固定部材7の間に中間支持部材5a,5bをそれぞれ設けている。中間支持部材4a,4b、及び中間支持部材5a,5bはそれぞれ、支持棒と環状部材で構成する。
図11乃至図14に示した養殖装置によれば、養殖装置1をより大型化して生産性を高めることができる。また、大型化により図11乃至図14に示した養殖装置に比べて水深の深い位置に設置できる。更に、網材8の個々の環状部材は、浮力体としての機能を備えており、フロート(17−1,17−2,17−3,…)に近い網材8の環状部材は比較的に大きく形成され、フロート(17−1,17−2,17−3,…)から離れるのに従い、網材8の環状部材は小さくなるように形成されている。
図15乃至図17は、それぞれ本発明の実施の形態に係る貝類の養殖装置の別の変形例を示すもので、図15は潮が満ちた状態を示す斜視図、図16は図15の育成網部近傍の拡大斜視図、図17は図16の育成網部近傍の囲い網部を抽出して示す斜視図である。
本例は、上記図11乃至図14に示した養殖装置において、育成網部2の少なくとも両側面に囲い網部23を配置するものである。図15乃至図17では、囲い網部23でアサリの卵や浮遊幼生を取り込む部分(浮力体6側)を除く育成網部2の三方向を囲んでいる。
上記のような構成によれば、囲い網部23を育成網部2の少なくとも両側面に設けることによって、アサリなどの貝類の卵や浮遊幼生の捕獲を確実にできると共に、囲い網部23の外側へのアサリの移動を阻止できる。この囲い網部23にも青海苔9bを付着させることで、目の粗い網であっても稚貝が逃げたり流されたりし難くできる。また、囲い網部23により、育成網部2の三方向を囲んでいる場合には、アサリなどの貝類の卵や浮遊幼生の捕獲を確実にできると共に、囲い網部23の外側へのアサリの移動を確実に阻止できる。この際、囲い網部23の上下方向の高さ幅は、海底20からおよそ50cmにすると良い。
図18は、図1乃至図4に示した貝類の養殖装置を砂浜や干潟、浅瀬などに複数設置する際の好適な配置例を示す斜視図である。複数の養殖装置1−1,1−2,1−3,…を海流22(矢印で示す)に沿って配置しており、各々の養殖装置1−1,1−2,1−3,…の網材の折り返し部が海流22の下流側になるように配置している。
個々の養殖装置1−1,1−2,1−3,…の基本的な構成は、上述した実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。尚、図18では、図1乃至図4に示した貝類の養殖装置を配置する例を示しているが、図7乃至図17に示した変形例のような貝類の養殖装置を配置しても良いのは勿論である。
このように養殖装置1−1,1−2,1−3,…を配置すれば、海流22が南側から流れている際に、たとえアサリの卵や浮遊幼生、あるいは稚貝が流されても下流側の養殖装置によって順次受け止めることができるので、卵や浮遊幼生、あるいは稚貝が流されやすい南風に対応できる。
上記のような構成の貝類の養殖装置によれば、砂浜や干潟、浅瀬などのアサリの棲息環境で育成できる。また、貝類の産卵期に浮力体により海面または水面の上下動に応じて捕獲・保護網部3の一端側を上下動させて浮遊する卵や幼生を捕獲し、捕獲後は育成網部2上を捕獲・保護網部3で覆うように重ねて固定することで、波で貝類が流されるのを防止しつつ貝類を自由に活動させることができる。更に、育成網部2と捕獲・保護網部3に青海苔9bを付着させることで、目の粗い網であっても稚貝が逃げたり流されたりし難くでき、この青海苔9bの葉体に付着する珪藻類を餌にすることで、稚貝が逃げ難く成長を促進することもできる。
また、複数の網を連結して一体化した網材8を折り返して一方を育成網部2、他方を捕獲・保護網部3に用いることで、漁網などの市販の規格品を流用することができ、且つ網材8の構造を簡単化して低コスト化できる。更に、育成網部2及び捕獲・保護網部3を、重ねた複数の網材8で構成し、この重ねた複数の網材8を折り返して一方を育成網部、他方を捕獲・保護網部に用いることで、目の粗い漁網などの市販の規格品を用いることができ、且つ網材8の構造を簡単化してより低コスト化できる。
加えて、第1の支持部材4を、海底または水底に所定の間隔で立設された複数の第1の支持棒11−1,11−2,11−3,…と、前記捕獲・保護網部3の他端側に装着され、前記第1の支持棒11−1,11−2,11−3,…がそれぞれ挿入される複数の第1の環状部材12−1,12−2,12−3,…と、前記複数の第1の支持棒11−1,11−2,11−3,…を所定の角度でそれぞれ支える張り綱13−1a,13−2a,13−3a,…とで構成し、第1の支持棒11−1,11−2,11−3,…を捕獲・保護網部3の一端側に傾斜させることで、捕獲・保護網部3の他端側の上下動時にこの捕獲・保護網部3の張力がほぼ等しくなり、捕獲・保護網部3の弛みや張りすぎによる変形を抑制できる。
更に、浮力体6は、潮の満ち干に応じて上下動し、潮が満ちるときに捕獲・保護網部3の他端側を育成網部2から離すことで、卵や浮遊幼生を効率良く捕獲することができ、潮が引くときに育成網部2上を捕獲・保護網部3で覆うように重ねて、捕獲した卵や浮遊幼生が波で流されるのを防止できる。
この他、第2の支持部材5で育成網部2の他端側と捕獲・保護網部3の中間点とを支持することで、養殖装置1の強度を向上できる。
更に、育成網部2の少なくとも両側面に囲い網部23を設けたことによって、アサリなどの貝類の卵や浮遊幼生の捕獲を確実にできると共に、アサリの囲い網部23の外側への移動を阻止できる。
従って、貝類の卵や浮遊幼生を捕獲して棲息環境に近い条件及び状態で低コストに育成でき、且つ養殖中の貝類が逃げ出したり、海面または水面の波により流出したりするのを防止できる。
尚、本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、種々変形して実施可能である事は勿論である。例えば、アサリを例に取って説明したが、他の貝類にも同様に適用できる。また、捕獲・保護網部が育成網部より大きい例を示したが、育成網部の面積と捕獲・保護網部の面積をほぼ等しくしても良い。更に、三枚と五枚の網を連結して網材を形成する場合を例に取って説明したが、これらに限られるものではないことは言うまでもない。支持棒や環状部材の数や配置も網材のサイズに応じて適宜選択することができる。
1,1−1,1−2,1−3,…養殖装置
2 育成網部
2a 網紐
3 捕獲・保護網部
4 支持部材
4a,4b 中間支持部材
5 支持部材
5a,5b 中間支持部材
6 浮力体
7 固定部材
8,8a,8b,8c 網材
8−1,8−2,8−3,8−1a,8−2a,8−1b,8−2b,8−1c,8−2c 網
9a 貝殻糸状体
9b 青海苔
10 稚貝
11−1,11−2,11−3,… 支持棒
12−1,12−2,12−3,… 環状部材
13−1a,13−2a,13−3a,… 張り綱
13−1b,13−2b,13−3b,… 杭
14−1,14−2,14−3,… 支持棒
15−1,15−2,15−3,… 環状部材
16−1,16−2,16−3,… 杭
17−1,17−2,17−3,… フロート
18−1,18−2,18−3,… 支持棒
19−1,19−2,19−3,… 環状部材
20 海底
21 海面(または水面)
22 海流
23 囲い網部

Claims (7)

  1. 海底または水底の近傍に張設される育成網部と、一端側が前記育成網部に連設され、この育成網部上を覆うように重ねられる捕獲・保護網部と、前記捕獲・保護網部の他端側を上下動自在に支持する第1の支持部材と、前記捕獲・保護網部の他端側に装着され、海面または水面の上下動に応じて前記捕獲・保護網部の他端側を上下動させる浮力体とを具備し、
    前記育成網部と前記捕獲・保護網部に青海苔を付着させ、貝類の産卵期に前記捕獲・保護網部の他端側を上下動させて卵または浮遊幼生を捕獲し、捕獲後に前記捕獲・保護網部と前記育成網部との間に卵または浮遊幼生を挟んで育成することを特徴とする貝類の養殖装置。
  2. 前記育成網部及び前記捕獲・保護網部は、複数の網を連結して一体化した網材からなり、網材を折り返して一方を前記育成網部、他方を前記捕獲・保護網部に用いることを特徴とする、請求項1に記載の貝類の養殖装置。
  3. 前記育成網部及び前記捕獲・保護網部は、重ねた複数の網材からなり、この重ねた複数の網材を折り返して一方を前記育成網部、他方を前記捕獲・保護網部に用いることを特徴とする、請求項1に記載の貝類の養殖装置。
  4. 前記第1の支持部材は、海底または水底に所定の間隔で立設された複数の第1の支持棒と、前記捕獲・保護網部の他端側に装着され、前記第1の支持棒がそれぞれ挿入される複数の第1の環状部材と、前記複数の第1の支持棒を所定の角度でそれぞれ支える張り綱とを備え、前記複数の第1の支持棒はそれぞれ、海面または水面が上下動したときに、前記捕獲・保護網部の一端側からの距離が実質的に等しくなるように捕獲・保護網部の一端側に傾斜していることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の貝類の養殖装置。
  5. 前記浮力体は、潮の満ち干に応じて上下動し、潮が引いたときに前記捕獲・保護網部を前記育成網部上を覆うように重ね、潮が満ちたときに前記捕獲・保護網部の他端側を前記育成網部から離すことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の貝類の養殖装置。
  6. 前記育成網部の他端と前記捕獲・保護網部の中間点とを支持する第2の支持部材を更に具備し、前記第2の支持部材は、海底または水底に所定の間隔で立設された複数の第2の支持棒と、前記捕獲・保護網部の中間点に装着され、前記第2の支持棒がそれぞれ挿入される複数の第2の環状部材とを備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の貝類の養殖装置。
  7. 前記育成網部の少なくとも両側面に配置される囲い網部を更に備えることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の貝類の養殖装置。
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