JP2013157929A - 差動増幅器、それを用いた電流ドライバ、発光装置および電子機器 - Google Patents

差動増幅器、それを用いた電流ドライバ、発光装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】回路面積、消費電流の増大を抑制しつつ、オフセットを補正する。
【解決手段】第1負荷トランジスタML1および第2負荷トランジスタML2は、第1入力トランジスタMi1および第2入力トランジスタMi2と接続される。テイル電流源504は、第1トランジスタM31のゲートソース間しきい値電圧VTHに比例したテイル電流Itを生成し、差動対502に供給する。差動対502とカレントミラー負荷506の接続点N1、N2と接地ラインLGNDの間には、第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2が接続される。
【選択図】図3

Description

本発明は、差動増幅器に関する。
2つの入力電圧の差を増幅するために、差動増幅器が利用される。図1は、本発明者らが検討した差動増幅器の構成を示す回路図である。差動増幅器500rは、主として差動対502、テイル電流源504、カレントミラー負荷506を備える。差動対502は、PチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の入力トランジスタMi1、Mi2を含む。第1入力トランジスタMi1、第2入力トランジスタMi2それぞれのゲートは、入力端子Pi1、Pi2と接続される。テイル電流源504は、第1入力トランジスタMi1、第2入力トランジスタMi2のソースに接続され、差動対502にテイル電流Itを供給する。カレントミラー負荷506は、NチャンネルMOSFETの第1負荷トランジスタML1、第2負荷トランジスタML2を含む。差動増幅器500rは、第2入力トランジスタMi2と第2負荷トランジスタML2の接続点である第2ノードN2に生ずる信号を出力する。
理想的な差動増幅器500rは、第1入力端子Pi1の電圧Vi1と第2入力端子Pi2の電圧Vi2が等しいときに平衡状態となる。ところが現実の差動増幅器500rでは、第1入力トランジスタMi1と第2入力トランジスタMi2のばらつき、第1負荷トランジスタML1と第2負荷トランジスタML2のばらつきなどによって、入力オフセットが生ずる。入力オフセットを有する差動増幅器500rは、そのオフセット電圧をΔVと書くとき、Vi1=Vi2+ΔVのときに平衡状態となる。
図1の差動増幅器500rは、このオフセットをキャンセルするために、リペア用電流源510、512を備える。リペア用電流源510は第1入力トランジスタMi1と第1負荷トランジスタML1の接続点である第1ノードN1に、リペア用の補償電流Ic1を供給する。リペア用電流源512は第2ノードN2に、リペア用の補償電流Ic2を供給する。
リペア用電流源510、512は、複数のヒューズを含み、各ヒューズの切断の有無に応じて、補償電流Ic1、Ic2が切りかえ可能となっている。補償電流Ic1は、第1入力トランジスタMi1に流れる電流IMi1と加算されて第1負荷トランジスタML1に供給され、補償電流Ic2は第2入力トランジスタMi2に流れる電流IMi2に加算されて第2負荷トランジスタML2に供給される。補償電流Ic1、Ic2の値を変化させることにより、差動増幅器500rの平衡点が変化し、オフセットをキャンセルできる。具体的にはオフセット電圧Δに応じて、それがゼロとなるように、各ヒューズの切断の有無が決定される。これをリペア処理という。
図2は、本発明者が検討したリペア用電流源510の構成を示す回路図である。リペア用電流源512もリペア用電流源510と同様に構成される。リペア用電流源510は、N(Nは2以上の整数、図ではN=4)出力のカスコードカレントミラー回路516、N個のヒューズF1〜F4、N個の抵抗R21〜R24、N個の出力トランジスタM21〜M24、バイアス用のカレントミラー回路518を備える。
定電流源514は所定の基準電流IREFを生成する。カスコードカレントミラー回路516は、基準電流IREFをN個の出力経路にコピーする。カスコードカレントミラー回路516のミラー比は、N個の出力で等しくてもよいし、バイナリで重み付けされてもよい。
出力トランジスタM21〜M24は、個別にオン、オフが切りかえ可能なスイッチであり、カスコードカレントミラー回路516の複数の出力経路上に設けられる。j番目(1≦j≦N)の出力トランジスタM2jのゲートと電源端子の間には、対応する抵抗R2jとヒューズFjが直列に設けられる。カレントミラー回路518は、N個の出力トランジスタM21〜M24と接続されるN個の出力を有し、基準電流IREFをコピーする。
j番目のヒューズFjに着目すると、このヒューズFjを切断しないとき、ヒューズFj、抵抗R2jを経由してカレントミラー回路518のj番目の出力にバイアス電流Ibjが流れ、それにより出力トランジスタM2jのゲートが低下し、出力トランジスタM2jがオンする。ヒューズFjを切断すると、バイアス電流Ibjが流れず、出力トランジスタM2jはオフする。
リペア用電流源510によれば、ヒューズF1〜F4の状態の組み合わせに応じた補償電流Ic1を生成できる。ところが図2のリペア用電流源510は、回路規模が大きく、消費電流が大きいという問題がある。また、カレントミラー回路を構成するトランジスタ同士のペア性がとれないと、ミラー比がばらつき、補償電流もばらつくため、リペアの精度が低下するという問題がある。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、回路面積、消費電流の増大を抑制しつつ、オフセットを補正可能な差動増幅器の提供にある。
本発明のある態様は、差動増幅器に関する。差動増幅器は、そのゲートが第1入力端子と接続された第1導電型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である第1入力トランジスタと、そのゲートが第2入力端子と接続され、そのソースが第1入力トランジスタのソースと接続された第1導電型MOSFETである第2入力トランジスタと、第1入力トランジスタおよび第2入力トランジスタのソースと接続され、テイル電流を供給するテイル電流源と、そのゲートおよびドレインが第1入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第1負荷トランジスタと、そのゲートが第1負荷トランジスタのゲートと接続され、そのドレインが第2入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第2負荷トランジスタと、第2入力トランジスタと第2負荷トランジスタの接続点である第2ノードに生ずる信号に応じた出力信号を生成する出力段と、補償回路と、を備える。
補償回路は、(i)第1入力トランジスタと第1負荷トランジスタの接続点である第1ノードと第1固定電圧ラインの間に設けられた第1可変抵抗、(ii)第2ノードと第1固定電圧ラインの間に設けられた第2可変抵抗、(iii)第1ノードと第2固定電圧ラインの間に設けられた第3可変抵抗、(iv)第2ノードと第2固定電圧ラインの間に設けられた第4可変抵抗、の少なくともひとつを含む。テイル電流源は、そのソースが第1固定電圧ラインと接続され、そのゲートとドレインが接続された第2導電型MOSFETである第1トランジスタと、そのソースが第1トランジスタのドレインと接続され、そのゲートとドレインが接続された第2導電型MOSFETである第2トランジスタと、第2トランジスタのドレインと第2固定電圧ラインの間に設けられた第1抵抗と、そのゲートが第2トランジスタのゲートと接続された第2導電型MOSFETである第3トランジスタと、第3トランジスタのソースと第1固定電圧ラインの間に設けられた第2抵抗と、を含み、第3トランジスタに流れる電流に比例したテイル電流を出力するよう構成される。
テイル電流源の第2抵抗の両端間には、第1トランジスタの第1導電型MOSFETのゲートソース間しきい値電圧VTHが印加される。したがって第2抵抗の抵抗値をRとすると、第3トランジスタには式(1)の電流が流れ、これに比例したテイル電流が差動対を介して第1、第2負荷トランジスタに供給される。
M3=VTH/R …(1)
ここで、同じ半導体チップ上の、同じ導電型のMOSFETのゲートソース間電圧は、プロセスばらつき、温度変動に関して同じ傾向を示す。したがって、第1、第2負荷トランジスタのゲートソース間電圧がばらつき、あるいは変動すると、それに追従してテイル電流が調節される。その結果、ある入力状態において、第1ノードおよび第2ノードの電位を、プロセスばらつき、温度変動によらずに一定に保つことができる。
第1可変抵抗に流れる電流は、第1ノードの電位VN1と、第1可変抵抗の抵抗値Rv1を用いて、VN1/Rv1で与えられる。同様に第2可変抵抗に流れる電流は、第2ノードの電位VN2と、第2可変抵抗の抵抗値Rv2を用いて、VN2/Rv2で与えられる。この態様によれば、第1ノード、第2ノードの電位VN1、VN2が一定に保たれるため、補償回路が生成する電流を一定に保つことができる。そしてこの差動増幅器によれば、補償回路を可変抵抗で構成できるため、回路面積、消費電流の増大を抑制できる。
第1トランジスタと、第1負荷トランジスタおよび第2負荷トランジスタは同じサイズで近接して配置されてもよい。これにより、それらのトランジスタのゲートソース間電圧のばらつき、温度特性を揃えることができ、リペア精度を高めることができる。
可変抵抗は、少なくともひとつのヒューズと、少なくとも1つのリペア抵抗を含んでもよい。
第2抵抗とリペア抵抗は、同じ構造を有し、近接して配置されてもよい。
これにより、第2抵抗とリペア抵抗のばらつき、温度特性を揃えることができ、リペア精度を高めることができる。
第2抵抗およびリペア抵抗は、ポリ抵抗であってもよい。これらをポリ抵抗で構成することにより、MOSFETのゲートソース電圧の温度依存性をキャンセルすることができる。
出力段は、そのソースが第1固定電圧ラインと接続され、そのゲートが第2ノードと接続された第2導電型MOSFETである第4トランジスタと、そのゲートが第2トランジスタのゲートと接続され、そのソースが第4トランジスタのドレインと接続された第2導電型MOSFETである第5トランジスタと、を含んでもよい。第5トランジスタには、第3トランジスタに流れる電流に比例したバイアス電流が供給されてもよい。
テイル電流源は、その入力端子が第3トランジスタのドレインと接続され、その出力端子が第1入力トランジスタおよび第2入力トランジスタのソースと接続され、第3トランジスタに流れる電流に比例したテイル電流を出力するカレントミラー回路をさらに含んでもよい。
テイル電流源は、その入力端子が第3トランジスタのドレインと接続され、その出力端子が第1入力トランジスタおよび第2入力トランジスタのソースと接続され、第3トランジスタに流れる電流に比例したテイル電流を出力するカレントミラー回路をさらに含んでもよい。カレントミラー回路は、第5トランジスタのドレインと接続される第2出力端子を有し、第3トランジスタに流れる電流に比例したバイアス電流を、第5トランジスタに供給してもよい。
カレントミラー回路は、カスコードカレントミラーであってもよい。
第1固定電圧ラインは接地ラインであり、第2固定電圧ラインは電源ラインであり、第1導電型MOSFETはPチャンネルMOSFETであり、第2導電型MOSFETはNチャンネルMOSFETであってもよい。
第1固定電圧ラインは電源ラインであり、第2固定電圧ラインは接地ラインであり、第1導電型MOSFETはNチャンネルMOSFETであり、第2導電型MOSFETはPチャンネルMOSFETであってもよい。
差動増幅器は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、出力端子に接続された負荷に、制御電圧に比例した駆動電流を供給する電流ドライバに関する。電流ドライバは、その非反転入力端子に制御電圧が印加された第1演算増幅器と、第1演算増幅器の反転入力端子と接地ラインの間に設けられた第3抵抗と、そのゲートが第1演算増幅器の出力と接続され、そのソースが第1演算増幅器の反転入力端子と接続された第6トランジスタと、その一端が接地ラインと接続された第4抵抗と、第6トランジスタに流れる電流を折り返し、第4抵抗に供給するカレントミラー回路と、その非反転入力端子に第4抵抗に生ずる電圧が印加された第2演算増幅器と、そのゲートが第2演算増幅器の出力と接続され、そのソースが第2演算増幅器の反転入力端子と接続された第7トランジスタと、第7トランジスタのソースと第2演算増幅器の反転入力端子の間に設けられた第5抵抗と、第2演算増幅器の反転入力端子と接地ラインの間に設けられた第6抵抗と、第7トランジスタのソースと接地ラインの間に直列に設けられた第7、第8抵抗と、その非反転入力端子に第7、第8抵抗の接続点の電位が入力された第3演算増幅器と、そのゲートが第3演算増幅器の出力と接続され、そのドレインが出力端子と接続され、そのソースが第3演算増幅器の反転入力端子と接続された第8トランジスタと、第3演算増幅器の反転入力端子と接地ラインの間に設けられた第9抵抗と、を含んでもよい。第3演算増幅器は、上述のいずれかの態様の差動増幅器を含んでもよい。
本発明のさらに別の態様は、発光装置に関する。発光装置は、発光素子と、入力電圧を昇圧し、発光素子の第1端子に供給するDC/DCコンバータと、その出力端子が発光素子の第2端子と接続された上述の電流ドライバと、を備えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイのバックライトとして設けられた発光装置と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、回路面積、消費電流の増大を抑制しつつ、差動増幅器のオフセットを補正できる。
本発明者らが検討した差動増幅器の構成を示す回路図である。 本発明者が検討したリペア用電流源の構成を示す回路図である。 実施の形態に係る差動増幅器の構成を示す回路図である。 第1可変抵抗の構成例を示す回路図である。 図3の差動増幅器を用いた電流ドライバの構成を示す回路図である。 第3抵抗に流れる電流と、駆動電流の関係を示す図である。 図7(a)、(b)は、図5の電流ドライバの温度依存性を示す図である。 図5の電流ドライバを用いた電子機器の構成を示す回路図である。 図9(a)、(b)は、図8の電子機器の一例を示す図である。 第2の変形例に係る差動増幅器の構成を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また、「信号A(電圧、電流)が信号B(電圧、電流)に応じている」とは、信号Aが信号Bと相関を有することを意味し、具体的には、(i)信号Aが信号Bである場合、(ii)信号Aが信号Bに比例する場合、(iii)信号Aが信号Bをレベルシフトして得られる場合、(iv)信号Aが信号Bを増幅して得られる場合、(v)信号Aが信号Bを反転して得られる場合、(vi)あるいはそれらの任意の組み合わせ、等を意味する。「応じて」の範囲は、信号A、Bの種類、用途に応じて定まることが当業者には理解される。
図3は、実施の形態に係る差動増幅器の構成を示す回路図である。差動増幅器500は、第1入力端子Pi1および第2入力端子Pi2に入力された電圧の差分を増幅し、出力端子OUTから出力する。差動増幅器500は、主として入力段520および出力段530を備える。入力段520は、差動対502、テイル電流源504、カレントミラー負荷506および補償回路522を備える。
差動対502は、第1入力トランジスタMi1および第2入力トランジスタMi2を含む。第1入力トランジスタMi1は、第1導電型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、そのゲートは第1入力端子Pi1と接続される。本実施の形態において、第1導電型はPチャンネルであり、第2導電型はNチャンネルである。また第1固定電圧ラインは接地ラインLGNDであり、第2固定電圧ラインは電源ラインLVDDである。第2入力トランジスタMi2もPチャンネルMOSFETであり、そのゲートは第2入力端子Pi2と接続され、そのソースが第1入力トランジスタMi1のソースと接続される。
テイル電流源504は、第1入力トランジスタMi1および第2入力トランジスタMi2のソースと接続され、それらにテイル電流Itを供給する。
カレントミラー負荷506は、第2導電型(Pチャンネル)MOSFETである第1負荷トランジスタML1および第2負荷トランジスタML2を含む。第1負荷トランジスタML1のゲートおよびドレインは第1入力トランジスタMi1のドレインと接続され、そのソースは第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)と接続される。
第2負荷トランジスタML2のゲートは第1負荷トランジスタML1のゲートと接続され、そのドレインは第2入力トランジスタMi2のドレインと接続され、そのソースは第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)と接続される。
第1入力トランジスタMi1と第1負荷トランジスタML1の接続点を第1ノードN1といい、第2入力トランジスタMi2と第2負荷トランジスタML2の接続点を第2ノードN2という。
出力段530は、第2ノードN2に生ずる信号VN2に応じた出力信号を生成する。
補償回路522は、製造ばらつきによって差動増幅器500に生ずるオフセットを補正するために設けられる。補償回路522は、(i)第1ノードN1と第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)の間に設けられた第1可変抵抗Rv1と、(ii)第2ノードN2と第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)の間に設けられた第2可変抵抗Rv2と、を含む。
図4は、第1可変抵抗Rv1の構成例を示す回路図である。第1可変抵抗Rv1は、ヒューズF30_1〜F30_Nおよびリペア抵抗R30_0〜R30_Nの組み合わせで構成される。複数のリペア抵抗R30_1〜R30_Nの抵抗値はバイナリで重み付けされてもよいし、すべて等しい抵抗値であってもよい。第2可変抵抗Rv2も、第1可変抵抗Rv1と同様に構成される。
第1可変抵抗Rv1の抵抗値は、複数のヒューズF30の切断の有無によって設定可能となっている。なお、第1可変抵抗Rv1の構成は図4のそれには限定されず、別のトポロジーであってもよい。
図3に戻る。差動増幅器500の製造が完了すると、リペア工程が行われる。リペア工程では、差動増幅器500あるいは差動増幅器500を包含する回路ブロックの動作が測定され、測定結果に応じて、補償回路522の第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2の抵抗値が決定される。
テイル電流源504は、第1トランジスタM31、第2トランジスタM32、第3トランジスタM33、第4トランジスタM34、第1抵抗R31、第2抵抗R32およびカレントミラー回路532の一部を含む。
第1トランジスタM31は、第1負荷トランジスタML1と同型の第2導電型(Nチャンネル)MOSFETである。第1トランジスタM31のソースは、第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)と接続され、そのゲートとドレインが接続される。
第2トランジスタM32もNチャンネルMOSFETであり、そのソースは第1トランジスタM31のドレインと接続され、そのゲートとドレインが接続される。
第1抵抗R31は、第2トランジスタM32のドレインと第2固定電圧ライン(電源ラインLVDD)の間に設けられる。第3トランジスタM33はNチャンネルMOSFETであり、そのゲートは第2トランジスタM32のゲートと接続される。
第2抵抗R32は、第3トランジスタM32のソースと第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)の間に設けられる。
カレントミラー回路532は、2出力のカスコードカレントミラー回路であり、その入力端子IN1は、第3トランジスタM33のドレインと接続され、その第1出力端子OUT1は、第1入力トランジスタMi1および第2入力トランジスタMi2のソースと接続される。テイル電流源504は、第3トランジスタM33に流れる電流IM33に比例したテイル電流Itを出力する。
出力段530は、第4トランジスタM34、第5トランジスタM35およびカレントミラー回路532の一部を含む。
第4トランジスタM34は第2導電型(Nチャンネル)MOSFETであり、そのソースは第1固定電圧ライン(接地ラインLGND)と接続され、そのゲートが第2ノードN2と接続される。第5トランジスタM35もNチャンネルMOSFETであり、そのゲートは第2トランジスタM32のゲートと接続され、そのソースは第4トランジスタM34のドレインと接続される。
カレントミラー回路532の第2出力端子OUT2は、第5トランジスタM35のドレインと接続される。これにより第5トランジスタM35には、第3トランジスタM33に流れる電流IM33に比例したバイアス電流Ibが供給される。出力段530は、第5トランジスタM35のドレインの電圧を出力端子OUTから出力してもよいし、それに応じた信号を出力端子OUTに発生させてもよい。当業者であれば出力段530にさまざまな変形例が存在し、それらも本発明に含まれることが理解される。
第1トランジスタM31と、第1負荷トランジスタML1および第2負荷トランジスタML2は同じサイズで近接して配置される。また第2抵抗R32と複数のリペア抵抗R30は、同じ構造を有し、近接して配置される。第2抵抗R32およびリペア抵抗R30は、ポリ抵抗で構成することが望ましい。
以上が差動増幅器500の構成である。続いてその動作を説明する。
差動増幅器500の利点は、以下の比較技術との対比によって明確となる。そこで比較技術について先に説明する。比較技術では、図3のテイル電流源504に変えて、温度やプロセスばらつきに依存しない一定のテイル電流Itを生成するテイル電流源が設けられる。こうしたテイル電流源は、たとえばバンドギャップ基準電圧源を用いて構成される。つまり比較技術の差動増幅器は、従来の差動増幅器に、第1可変抵抗Rv1および第2可変抵抗Rv2を付加した回路である。
カレントミラー負荷506に着目する。第1ノードN1の電圧VN1、言い換えれば第1負荷トランジスタML1のドレインソース間電圧VDSは、そのゲートソース間電圧VGSと等しく、第1負荷トランジスタML1のゲートソース間しきい値電圧VTHおよび第1負荷トランジスタML1に流れる電流IML1に応じて定まる。
第1負荷トランジスタML1のゲートソース間しきい値電圧VTHの設計値をVTH0とする。ある入力電圧Vi1、Vi2が入力されているときに、第1ノードN1の電圧VN1は、テイル電流Itの一部である電流IMi1と、ゲートソース間しきい値電圧の設計値VTH0に応じたレベルVとなる。
いま、第1負荷トランジスタML1のゲートソース間しきい値電圧VTHが設計値VTH0とは異なる別の値VTH1に変化したとする。このときテイル電流Itが変化しなければ、電流IMi1も変化せず、したがって第1ノードN1の電圧VN1は、レベルVとは異なるレベルVに変化する。これにより、第1可変抵抗Rv1が生成する補償電流Ic1は変化してしまう。
つまり比較技術では、第1負荷トランジスタML1のゲートソース間しきい値電圧VTHのばらつきによって、補償電流が変化してしまう。つまり差動増幅器の特性を測定した後に、どのヒューズを切断すべきか決定することが著しく困難になる。また、仮にリペア工程において正確なリペアが行われたとしても、差動増幅器500の実使用状態において温度が変化すると、差動増幅器500にはオフセットが発生する。
翻って実施の形態に係る差動増幅器500の動作を説明する。
テイル電流源504に着目する。第3トランジスタM33のゲート電圧VG3は、第1トランジスタM31のゲートソース間電圧VTHと、第2トランジスタM32のゲートソース間電圧VGS2の和であり、式(2)で与えられる。また第3トランジスタM33のソース電圧VS3は、式(4)で与えられる。
G3=VTH+VGS2 …(3)
S3=VG2−VGS3 …(4)
したがって、VGS2=VGS3が成り立つとき、式(5)が成り立つ。
S3=VTH …(5)
つまり、第2抵抗R32および第3トランジスタM33に流れる電流IM33は、式(6)で与えられる。
M33=VTH/R32
したがって、テイル電流Itは、第1トランジスタM31のゲートソース間電圧VTHに比例する。
第1負荷トランジスタML1と第1トランジスタM31を同じ半導体基板上で近接して配置した場合、それらのゲートソース間しきい値電圧VTHは実質的に等しくなり、また温度依存性も等しくなる。このときテイル電流源504が生成するテイル電流Itは、第1負荷トランジスタML1のゲートソース間しきい値電圧VTHに追従して変化する。
その結果、第1負荷トランジスタML1のゲートソース間しきい値電圧VTHが変化しても、第1ノードN1の電圧は一定に保たれる。つまり、ある入力電圧Vi1とVi2が与えられた状況において、第1可変抵抗Rv1に流れる補償電流Ic1を、プロセスばらつきや温度に依存せずに、一定とすることができる。
実施の形態において、補償回路522は可変抵抗で構成されるため、図2のように可変電流源で構成する場合に比べて、回路面積を格段に小さくできる。また回路の消費電流も大幅に削減することができる。
また、第2抵抗R22とリペア抵抗R30を同じ構造とし、近接して配置することにより、第2抵抗R22とリペア抵抗R30のばらつき、温度特性を揃えることができ、補償電流の変動をさらに抑制し、リペア精度を高めることができる。
さらに、第2抵抗R22およびリペア抵抗R30をポリ抵抗で構成することにより、MOSFETのゲートソースしきい値電圧VTHの温度依存性をキャンセルすることができる。
図4の第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2において、リペア抵抗R30_0には、対応するヒューズFが設けられない。つまり、第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2の抵抗値は、リペア抵抗R30_0を最大値とする範囲で設定可能である。これにより以下の効果を得ることができる。
いま温度変化に応じた、図3の回路図中の電流値、電圧値、抵抗値の変化量をΔを付して表すものとする。たとえば第1トランジスタM31のゲートソース間しきい値電圧VTHの変化量はΔVTHであり、テイル電流Itの変化量はΔItであり、第2抵抗R32の変化量はΔR32である。このとき、以下の式が成り立つ。
ΔIt=ΔVTH(M31)/ΔR32
ΔIML1=−ΔIt/2−ΔVTH(ML1)/ΔRv1
=1/2×ΔVTH(M31)/ΔR32−ΔVTH(ML1)/ΔRv1
ΔIML2=−ΔIt/2−ΔVTH(M34)/ΔRv2
=1/2×ΔVTH(M31)/ΔR32−ΔVTH(ML2)/ΔRv2
もし、第1可変抵抗Rv1の抵抗値が無限大となると、ΔIML1の右辺のΔVTH(ML1)/ΔRv1がゼロとなる。この場合、ΔIML1とΔIML2の温度依存性が一致しない。
これに対して、図4に示すように、第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2それぞれを、リペア後においても抵抗値が無限大とならないように構成することにより、電流IML1、IML2の温度依存性を一致させることができる。
続いて差動増幅器500の用途を説明する。
図5は、図3の差動増幅器500を用いた電流ドライバ6の構成を示す回路図である。電流ドライバ6は、出力端子OUTに接続された負荷に、制御電圧VCNTに比例した駆動電流IDRVを供給する。
第1演算増幅器OA1の非反転入力端子には、制御電圧VCNTが印加される。第3抵抗R33は、第1演算増幅器OA1の反転入力端子と接地ラインの間に設けられる。第3抵抗R33は電流設定端子ISETに接続される外付け部品である。第6トランジスタM36はNチャンネルMOSFETであり、そのゲートが第1演算増幅器OA1の出力と接続され、そのソースが第1演算増幅器OA1の反転入力端子と接続される。第4抵抗R34の一端は接地ラインLGNDと接続される。カレントミラー回路CM1は、第6トランジスタM36に流れる電流を折り返し、第4抵抗R34に供給する。
第2演算増幅器OA2の非反転入力端子には第4抵抗R34に生ずる電圧Vm1が印加される。第7トランジスタM37のゲートは第2演算増幅器OA2の出力と接続され、そのソースは第2演算増幅器OA2の反転入力端子と接続される。第5抵抗R35は、第7トランジスタM37のソースと第2演算増幅器OA2の反転入力端子の間に設けられる。第6抵抗R36は、第2演算増幅器OA2の反転入力端子と接地ラインの間に設けられる。第7抵抗R37および第8抵抗R38は、第7トランジスタM37のソースと接地ラインLGNDの間に直列に設けられる。
第3演算増幅器OA3の非反転入力端子には、第7抵抗R37と第8抵抗R38の接続点の電位Vm3が入力される。第8トランジスタM38のゲートは第3演算増幅器OA3の出力と接続され、そのドレインは出力端子OUTと接続され、そのソースは第3演算増幅器OA3の反転入力端子と接続される。第9抵抗R39は、第3演算増幅器OA3の反転入力端子と接地ラインLGNDの間に設けられる。第3演算増幅器OA3は、上述の差動増幅器500を含んで構成される。
第6トランジスタM36には、電流VCNT/R33が流れる。カレントミラー回路CM1のミラー比をKとすると、第4抵抗R34の電圧降下Vm1は式(6)で与えられる。
Vm1=R34×K×VCNT/R33 …(6a)
また、電圧Vm2、Vm3は式(6b)、(6c)で与えられる。
Vm2=Vm1×(R35+R36)/R36 …(6b)
Vm3=Vm2×R38/(R37+R38) …(6c)
第5抵抗R35および第6抵抗R36の少なくとも一方は可変抵抗であり、電圧Vm2は、抵抗値によって調節可能である。
駆動電流IDRVは、式(7a)で与えられる。
DRV=Vm3/R39 …(7a)
式(7a)に、式(6a)〜(6c)を代入すれば、式(7b)を得る。
DRV=R34×K×VCNT/R33×(R35+R36)/R36×R38/(R37+R38) …(7b)
続いて図5の電流ドライバ6のリペア工程を説明する。図6は、第3抵抗R33に流れる電流ISETと、駆動電流IDRVの関係を示す図である。リペア工程では、第3抵抗R33の抵抗値を2つの値で変化させる。各抵抗値に応じた電流ISETおよび駆動電流IDRVを得ることができる。
続いて、2点を結ぶ直線を外挿し、切片を求める。この切片は理想的な電流ドライバ6ではゼロとなるが、現実の電流ドライバ6では、オフセットによりゼロとはならない。切片が求まると、それをキャンセルするために必要な補償電流が計算でき、切断すべきヒューズが決定される。また直線の傾きは、第5抵抗R35、第6抵抗R36の分圧比を変化させることで調節できる。
図5の電流ドライバ6によれば、演算増幅器のオフセットを正確にリペアでき、温度依存性の小さな駆動電流IDRVを生成できる。
図7(a)、(b)は、図5の電流ドライバ6の温度依存性を示す図である。縦軸は、図5の第9抵抗R39の電圧降下VR39を示す。図7(a)の実線(i)は、第3演算増幅器OA3の第1入力トランジスタMi1と第2入力トランジスタMi2のサイズ(ゲート幅W)を意図的にアンバランスさせたときの温度依存性を示す。図7(a)の実線(ii)は、リペア後の温度依存性を示す。図7(b)には、ポリ抵抗の抵抗値を±20%の範囲で変動させたときの複数の特性を示している。
図7(a)、(b)からも明らかなように、差動増幅器500は、プロセスばらつき、温度変化、ポリ抵抗のばらつきによらず、オフセットをキャンセルすることができる。
図8は、図5の電流ドライバ6を用いた電子機器1の構成を示す回路図である。電子機器1は、DC/DCコンバータ2、LED(発光ダイオード)ストリング4、電流ドライバ6を備える。
LEDストリング4は、直列に接続された複数のLEDを含む発光素子である。
DC/DCコンバータ2は、入力電圧VINを昇圧し、LEDストリング4の第1端子(アノード)に出力電圧VOUTを供給する。DC/DCコンバータ2は、制御回路200と出力回路220を備える。出力回路220は、インダクタL1、整流ダイオードD1、スイッチングトランジスタM1、出力キャパシタCo1を含む。電流ドライバ6は、その出力端子OUTが、LEDストリング4の第2端子(カソード)と接続される。制御回路200は、電流ドライバ6の両端間の電圧VLEDが所定の目標電圧と一致するようにデューティ比が調節されるパルス信号を生成し、スイッチングトランジスタM1をスイッチングする。この構成によれば、LEDストリング4を安定した輝度で発光させることができる。
図9(a)、(b)は、図8の電子機器1の一例を示す図である。図9(a)の電子機器1は、テレビやディスプレイ装置であり、図9(b)の電子機器1は、タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などである。電子機器1は、筐体702および液晶パネル704を備える。図8のLEDストリング4は、液晶パネル704の背面にバックライトとして配置される。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
第2固定電圧ライン(電源ラインLVDD)の電位が安定化されている場合、補償回路522は、第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2に代えて、第3可変抵抗、第4可変抵抗を備えてもよい。第3可変抵抗は、(iii)第1ノードN1と第2固定電圧ライン(LVDD)の間に設けられる。第4可変抵抗は、(iv)第2ノードN2と第2固定電圧ライン(LVDD)の間に設けられる。
この場合、第3可変抵抗Rv3に流れる補償電流Ic3は、(Vdd−VN1)/Rv3で与えられる。第4可変抵抗Rv4に流れる補償電流Ic4は、(Vdd−VN2)/Rv4で与えられる。
(第2の変形例)
図10は、第2の変形例に係る差動増幅器500aの構成を示す回路図である。差動増幅器500aは、図3のPチャンネルとNチャンネルを置換し、天地を反転した構成である。この場合、第1導電型MOSFETはNチャンネルMOSFETであり、第2導電型MOSFETはPチャンネルMOSFETであり、第1固定電圧ラインは電源ラインLVDDであり、第2固定電圧ラインは接地ラインLGNDとなる。
図10の差動増幅器500aにおいて、電源ラインLVDDの電位が変動する場合、第1可変抵抗Rv1、第2可変抵抗Rv2に代えて、第3可変抵抗Rv3、第4可変抵抗Rv4を設けてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
OA1…第1演算増幅器、CM1…カレントミラー回路、Pi1…第1入力端子、Mi1…第1入力トランジスタ、ML1…第1負荷トランジスタ、Rv1…第1可変抵抗、L1…インダクタ、D1…整流ダイオード、Co1…出力キャパシタ、M1…スイッチングトランジスタ、1…電子機器、OA2…第2演算増幅器、Pi2…第2入力端子、Mi2…第2入力トランジスタ、ML2…第2負荷トランジスタ、Rv2…第2可変抵抗、2…DC/DCコンバータ、Rv3…第3可変抵抗、Rv4…第4可変抵抗、4…LEDストリング、6,6…電流ドライバ、M31…第1トランジスタ、M32…第2トランジスタ、M33…第3トランジスタ、M34…第4トランジスタ、M35…第5トランジスタ、M36…第6トランジスタ、M37…第7トランジスタ、M38…第8トランジスタ、R31…第1抵抗、R32…第2抵抗、R33…第3抵抗、R34…第4抵抗、R35…第5抵抗、R36…第6抵抗、R37…第7抵抗、R38…第8抵抗、R39…第9抵抗、200…制御回路、220…出力回路、500…差動増幅器、502…差動対、504…テイル電流源、506…カレントミラー負荷、510,512…リペア用電流源、514…定電流源、516…カスコードカレントミラー回路、518…カレントミラー回路、520…入力段、522…補償回路、530…出力段、532…カレントミラー回路。

Claims (17)

  1. そのゲートが第1入力端子と接続された第1導電型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である第1入力トランジスタと、
    そのゲートが第2入力端子と接続され、そのソースが前記第1入力トランジスタのソースと接続された第1導電型MOSFETである第2入力トランジスタと、
    前記第1入力トランジスタおよび前記第2入力トランジスタのソースと接続され、テイル電流を供給するテイル電流源と、
    そのゲートおよびドレインが前記第1入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第1負荷トランジスタと、
    そのゲートが前記第1負荷トランジスタのゲートと接続され、そのドレインが前記第2入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第2負荷トランジスタと、
    前記第2入力トランジスタと前記第2負荷トランジスタの接続点である第2ノードに生ずる信号に応じた出力信号を生成する出力段と、
    (i)前記第1入力トランジスタと前記第1負荷トランジスタの接続点である第1ノードと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第1可変抵抗、(ii)前記第2ノードと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第2可変抵抗、(iii)前記第1ノードと第2固定電圧ラインの間に設けられた第3可変抵抗、(iv)前記第2ノードと前記第2固定電圧ラインの間に設けられた第4可変抵抗、の少なくともひとつを含む補償回路と、
    を備え、
    前記テイル電流源は、
    そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続され、そのゲートとドレインが接続された第2導電型MOSFETである第1トランジスタと、
    そのソースが前記第1トランジスタのドレインと接続され、そのゲートとドレインが接続された第2導電型MOSFETである第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインと前記第2固定電圧ラインの間に設けられた第1抵抗と、
    そのゲートが前記第2トランジスタのゲートと接続された第2導電型MOSFETである第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタのソースと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第2抵抗と、
    を含み、前記第3トランジスタに流れる電流に比例した前記テイル電流を出力するよう構成されることを特徴とする差動増幅器。
  2. 前記第1トランジスタと、前記第1負荷トランジスタおよび前記第2負荷トランジスタは同じサイズで近接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の差動増幅器。
  3. 前記可変抵抗は、少なくともひとつのヒューズと、少なくとも1つのリペア抵抗を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の差動増幅器。
  4. 前記第2抵抗と前記リペア抵抗は、同じ構造を有し、近接して配置されることを特徴とする請求項3に記載の差動増幅器。
  5. 前記第2抵抗および前記リペア抵抗は、ポリ抵抗であることを特徴とする請求項3または4に記載の差動増幅器。
  6. 前記出力段は、
    そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続され、そのゲートが前記第2ノードと接続された第2導電型MOSFETである第4トランジスタと、
    そのゲートが前記第2トランジスタのゲートと接続され、そのソースが前記第4トランジスタのドレインと接続された第2導電型MOSFETである第5トランジスタと、
    を含み、
    前記第5トランジスタには、前記第3トランジスタに流れる電流に比例したバイアス電流が供給されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の差動増幅器。
  7. 前記テイル電流源は、
    その入力端子が前記第3トランジスタのドレインと接続され、その出力端子が前記第1入力トランジスタおよび前記第2入力トランジスタのソースと接続され、前記第3トランジスタに流れる電流に比例した前記テイル電流を出力するカレントミラー回路をさらに含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の差動増幅器。
  8. 前記テイル電流源は、
    その入力端子が前記第3トランジスタのドレインと接続され、その出力端子が前記第1入力トランジスタおよび前記第2入力トランジスタのソースと接続され、前記第3トランジスタに流れる電流に比例した前記テイル電流を出力するカレントミラー回路をさらに含み、
    前記カレントミラー回路は、前記第5トランジスタのドレインと接続される第2出力端子を有し、前記第3トランジスタに流れる電流に比例した前記バイアス電流を、前記第5トランジスタに供給することを特徴とする請求項6に記載の差動増幅器。
  9. 前記カレントミラー回路は、カスコードカレントミラーであることを特徴とする請求項7または8に記載の差動増幅器。
  10. 前記第1固定電圧ラインは接地ラインであり、前記第2固定電圧ラインは電源ラインであり、
    前記第1導電型MOSFETはPチャンネルMOSFETであり、
    前記第2導電型MOSFETはNチャンネルMOSFETであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の差動増幅器。
  11. 前記第1固定電圧ラインは電源ラインであり、前記第2固定電圧ラインは接地ラインであり、
    前記第1導電型MOSFETはNチャンネルMOSFETであり、
    前記第2導電型MOSFETはPチャンネルMOSFETであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の差動増幅器。
  12. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の差動増幅器。
  13. そのゲートが第1入力端子と接続された第1導電型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である第1入力トランジスタと、
    そのゲートが第2入力端子と接続され、そのソースが前記第1入力トランジスタのソースと接続された第1導電型MOSFETである第2入力トランジスタと、
    そのゲートおよびドレインが前記第1入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第1負荷トランジスタと、
    そのゲートが前記第1負荷トランジスタのゲートと接続され、そのドレインが前記第2入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第2負荷トランジスタと、
    そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続され、そのゲートとドレインが接続された第2導電型MOSFETである第1トランジスタと、
    そのソースが前記第1トランジスタのドレインと接続され、そのゲートとドレインが接続された第2導電型MOSFETである第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインと第2固定電圧ラインの間に設けられた第1抵抗と、
    そのゲートが前記第2トランジスタのゲートと接続された第2導電型MOSFETである第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタのソースと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第2抵抗と、
    そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続され、そのゲートが前記第2入力トランジスタと前記第2負荷トランジスタの接続点である第2ノードと接続された第2導電型MOSFETである第4トランジスタと、
    そのゲートが前記第2トランジスタのゲートと接続され、そのソースが前記第4トランジスタのドレインと接続された第2導電型MOSFETである第5トランジスタと、
    その入力端子が前記第3トランジスタのドレインと接続され、その第1出力端子が前記第1入力トランジスタおよび前記第2入力トランジスタのソースと接続され、その第2出力端子が前記第5トランジスタのドレインと接続されるカレントミラー回路と、
    前記第1入力トランジスタと前記第1負荷トランジスタの接続点である第1ノードと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第1可変抵抗と、
    前記第2ノードと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第2可変抵抗と、
    を備えることを特徴とする差動増幅器。
  14. そのゲートが第1入力端子と接続された第1導電型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である第1入力トランジスタと、
    そのゲートが第2入力端子と接続され、そのソースが前記第1入力トランジスタのソースと接続された第1導電型MOSFETである第2入力トランジスタと、
    そのゲートおよびドレインが前記第1入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第1負荷トランジスタと、
    そのゲートが前記第1負荷トランジスタのゲートと接続され、そのドレインが前記第2入力トランジスタのドレインと接続され、そのソースが前記第1固定電圧ラインと接続された第2導電型MOSFETである第2負荷トランジスタと、
    前記第1入力トランジスタおよび前記第2入力トランジスタのソースと接続され、前記第1負荷トランジスタのゲートソース間しきい値電圧に比例するテイル電流を供給するテイル電流源と、
    前記第2入力トランジスタと前記第2負荷トランジスタの接続点である第2ノードに生ずる信号に応じた出力信号を生成する出力段と、
    (i)前記第1入力トランジスタと前記第1負荷トランジスタの接続点である第1ノードと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第1可変抵抗、(ii)前記第2ノードと前記第1固定電圧ラインの間に設けられた第2可変抵抗、(iii)前記第1ノードと第2固定電圧ラインの間に設けられた第3可変抵抗、(iv)前記第2ノードと前記第2固定電圧ラインの間に設けられた第4可変抵抗、の少なくともひとつを含む補償回路と、
    を備えることを特徴とする差動増幅器。
  15. 出力端子に接続された負荷に、制御電圧に比例した駆動電流を供給する電流ドライバであって、
    その非反転入力端子に前記制御電圧が印加された第1演算増幅器と、
    前記第1演算増幅器の反転入力端子と接地ラインの間に設けられた第3抵抗と、
    そのゲートが前記第1演算増幅器の出力と接続され、そのソースが前記第1演算増幅器の反転入力端子と接続された第6トランジスタと、
    その一端が前記接地ラインと接続された第4抵抗と、
    前記第6トランジスタに流れる電流を折り返し、前記第4抵抗に供給するカレントミラー回路と、
    その非反転入力端子に前記第4抵抗に生ずる電圧が印加された第2演算増幅器と、
    そのゲートが前記第2演算増幅器の出力と接続され、そのソースが前記第2演算増幅器の反転入力端子と接続された第7トランジスタと、
    前記第7トランジスタのソースと前記第2演算増幅器の反転入力端子の間に設けられた第5抵抗と、
    前記第2演算増幅器の反転入力端子と接地ラインの間に設けられた第6抵抗と、
    前記第7トランジスタのソースと接地ラインの間に直列に設けられた第7抵抗および第8抵抗と、
    その非反転入力端子に前記第7抵抗と前記第8抵抗の接続点の電位が入力された第3演算増幅器と、
    そのゲートが前記第3演算増幅器の出力と接続され、そのドレインが前記出力端子と接続され、そのソースが前記第3演算増幅器の反転入力端子と接続された第8トランジスタと、
    前記第3演算増幅器の反転入力端子と前記接地ラインの間に設けられた第9抵抗と、
    を含み、
    前記第3演算増幅器は、請求項1から13のいずれかに記載の差動増幅器を含むことを特徴とする電流ドライバ。
  16. 発光素子と、
    入力電圧を昇圧し、前記発光素子の第1端子に供給するDC/DCコンバータと、
    その出力端子が前記発光素子の第2端子と接続された請求項15に記載の電流ドライバと、
    を備えることを特徴とする発光装置。
  17. 液晶ディスプレイと、
    前記液晶ディスプレイのバックライトとして設けられた請求項16に記載の発光装置と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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