JP2013157411A - ケーブル接続装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーブル17が接続される多数のケーブル接続部13が配設された端面の左右両端部をラックに固定している機器(アダプタ機器10、中継機器)にケーブル17を接続する場合に、ケーブル接続部13を、端面11から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体15を有して構成し、この被接続体15の端面11から突出した端部に、斜め下方に向けられた斜面16を設け、この斜面16にケーブル17の端部に設けられた接続コネクタ18を接続する接続ポート19を形成する。この機器の下方に、両側端部がラックに固定されて、ケーブル17を水平方向に引き込むと共に上方へ引き上げることが可能な配線棚35を設ける。
【選択図】図5
Description
このようなラックにあっては、ケーブルを中継機器に接続するにあたり、ラック内に挿入されたケーブルをラックの脇から束ねて立ち上げ、中継機器の前方において水平方向(左右方向)に這わせ、しかる後に各接続ポートへ向かうように曲げて、それぞれの接続ポートに端面の前方から挿着するようにしている(特許文献1,2参照)。また、各ケーブルを識別するために、それぞれのケーブルには回線名称札を紐でくくりつけるようにしている。
さらに、電力会社では,制御所(変電所)のスイッチ操作において、誤った対象のものを誤って操作しないように、スイッチ名称の呼称→選択ボタンの押下→、入り切り操作→表示の確認の手順を採用しており、この操作手順が身に付いている作業者にとっては、ケーブルの抜き差し作業も同様の手順で行えるようにすることが操作ミスを防ぐ上で好ましい。
さらにまた、接続ポートに接続されたケーブルの接続部位は、装置前面から完全に保護できる構造とすることが望ましい。
さらにまた、制御所(変電所)のスイッチ操作の手順に合わせてケーブルの抜き差し操作が行えるようにすると共に、接続ポートに接続されたケーブルの接続部位を装置前面から完全に保護することが可能なケーブル接続装置を提供することをも課題としている。
このような構成においては、作業が不要なケーブル接続部の被接続体の前面が遮蔽板で覆われるので、ケーブルの接続部分を保護して不用意にケーブルを引っ掛ける等の不都合を低減することができ、また、見栄えをよくすることが可能になる。また、遮蔽板に回線名称を付すことで、回線名称札代わりに用いることが可能となり、従来必要であったケーブルに紐でくくり付けていた回線名称札を無くすことが可能となる。
即ち、ケーブルの抜き差し操作を、回線名を指差し呼称し(制御所でのスイッチ名称の呼称に対応)、作業対象となる被接続体を前方へ出し(制御所での選択ボタンの押下に対応)、その被接続体の接続ポートに対してケーブルの抜き差しを行い(制御所での入り切り操作に対応)、しかる後に運転状態を確認する(制御所での表示の確認に対応)という一連の手順で対応することが可能となる。
しかも、被接続体を突出方向に対して移動可能とする構成に加えて、被接続体の全面を覆う遮蔽板を設ける構成を採用することで、被接続体とケーブルとの接続部位を装置前面から完全に保護することが可能となり、また、このような構成において、遮蔽版に回線名称を付すことで、制御所(変電所)で行われているスイッチ操作の手順に合わせて、ケーブルの抜き差し操作を行うことが可能となり、誤操作を低減することが可能となる。
この遮蔽板20は、被接続体15の前面全体を覆う必要は必ずしもなく、少なくとも接続ポート19が形成された部分を覆う程度に下方へ下げればよい。
尚、上述した中継機器1の接続ポートに接続されるプラグユニット32は、不用意に外れないようにカバー部材29を中継機器1に取り付けて覆うようにしてもよい。
このような作業を繰り返して、すべてのケーブル17をアダプタ機器10の対応するケーブル接続部13の接続ポート19に接続し、このアダプタ機器10を介して各ケーブル17を中継機器1の接続ポート7に電気的に接続する。
しかも、上述の構成によれば、制御所(変電所)で行われているスイッチ操作の手順に合わせて、ケーブルの抜き差し操作を、
(i) 回線名を指差し呼称し、
(ii) 被接続体15を押して作業対象となる被接続体15を前方へ突出させ、
(iii) その突出した被接続体15の接続ポート19に対してケーブル17の接続コネクタ18の抜き差しを行い、
(iv) しかる後に運転状態を確認する
という一連の手順で行うことが可能となる。
このため、制御所(変電所)のスイッチ操作に慣れている作業者は、同様の手順感覚でケーブルの抜き差し操作を行うことが可能となり、作業者にとって違和感のない自然な操作が可能となり、誤操作を低減することが可能となる。
そして、このような中継機器1の下方には、ラック2に固定された前記実施例と同様の配線棚35が設けられている。
なお、他の構成は前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
2 ラック
5,11 端面
10 アダプタ機器
13 ケーブル接続部
15 被接続体
15a 端部
16 斜面
17 ケーブル
19 接続ポート
35 配線棚
20 遮蔽板
40,41 スリット
42,43 スリット
Claims (7)
- ケーブルが接続される多数のケーブル接続部が配設された端面の左右両端部をラックに固定している機器に対して用いられるケーブル接続装置において、
前記ケーブル接続部は、前記端面から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体を有し、この被接続体の前記端部に斜め下方へ向けられた斜面を形成し、この斜面に前記ケーブルを接続する接続ポートを開口して構成され、前記ラックの前記機器の下方に、左右両端部が前記ラックに固定されて、前記ケーブルを水平方向に引き込むと共に上方へ引き上げることが可能な配線棚を設けたことを特徴とするケーブル接続装置。 - 前記被接続体は、前記端面に対して突出方向に移動可能であることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続装置。
- 前記ケーブル接続部は、前記被接続体の前面を覆うことが可能な遮蔽板を上下にスライド可能に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のケーブル接続装置。
- 前記機器は、前記ケーブルが接続可能な多数の接続ポートが配設された端面の左右両端部をラックに固定しているネットワーク用の中継機器の下方に設けられ、前記中継機器の接続ポートと前記被接続体の接続ポートとが接続手段により電気的に接続されるアダプタ機器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のケーブル接続装置。
- 前記機器は、ケーブルが接続される多数のケーブル接続部が配設された端面の左右両端部をラックに固定しているネットワーク用の中継機器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のケーブル接続装置。
- 前記配線棚は、前記端面の略垂直方向に沿って延設された多数のスリットを水平方向に等間隔に配設した棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のケーブル接続装置。
- 前記配線棚は、前記端面の延設方向に沿って延設されたスリットを前記端面と垂直方向に複数設けた棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のケーブル接続装置。
Priority Applications (1)
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JP2012016023A JP2013157411A (ja) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | ケーブル接続装置 |
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ID=49052324
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2012
- 2012-01-30 JP JP2012016023A patent/JP2013157411A/ja active Pending
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