JP2013157411A - ケーブル接続装置 - Google Patents

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Takashi Otsuka
恭士 大塚
Takahide Nishizaki
高英 西崎
Shinichi Fukuhara
信一 福原
Hiroki Sakurai
宏樹 櫻井
Shigeyuki Satomura
成行 里村
Shuichi Yoshizaki
秀一 吉崎
Katsuhiro Terado
克弘 寺戸
Akira Shigetani
顕 重谷
Katsuyoshi Inoue
克義 井上
Koji Tsunoshima
幸二 角島
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Abstract

【課題】ラック内のケーブルの配線流れを自然にすることで、ケーブルにかかるストレスを緩和し、作業がしやすいケーブル接続装置を提供する。
【解決手段】ケーブル17が接続される多数のケーブル接続部13が配設された端面の左右両端部をラックに固定している機器(アダプタ機器10、中継機器)にケーブル17を接続する場合に、ケーブル接続部13を、端面11から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体15を有して構成し、この被接続体15の端面11から突出した端部に、斜め下方に向けられた斜面16を設け、この斜面16にケーブル17の端部に設けられた接続コネクタ18を接続する接続ポート19を形成する。この機器の下方に、両側端部がラックに固定されて、ケーブル17を水平方向に引き込むと共に上方へ引き上げることが可能な配線棚35を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、ネットワーク用の中継機器として用いられるレイヤツースイッチ(L2SW)などのように、両端部がラックに固定されてケーブルを接続可能な多数のケーブル接続部が設けられた端面を有する機器にケーブルを接続するために有用なケーブル接続装置に関する。
ネットワーク用の中継機器として知られるレイヤツースイッチ(L2SW)は、LANケーブルなどのコネクタが接続される多数の接続ポートが設けられた端面の左右両端部をラックにネジ止めすることで実装されている。
このようなラックにあっては、ケーブルを中継機器に接続するにあたり、ラック内に挿入されたケーブルをラックの脇から束ねて立ち上げ、中継機器の前方において水平方向(左右方向)に這わせ、しかる後に各接続ポートへ向かうように曲げて、それぞれの接続ポートに端面の前方から挿着するようにしている(特許文献1,2参照)。また、各ケーブルを識別するために、それぞれのケーブルには回線名称札を紐でくくりつけるようにしている。
特開2003−168881号公報 特開2011−160513号公報
しかしながら、上述のようなケーブル接続方法においては、ケーブルが折り重なった状態となり、接続ポートも密集しているため、ケーブルやコネクタ部分に強い負荷がかかった状態となる。このため、ケーブルが外れる等の事故が懸念され、また、誤って運用回線のケーブルを引き抜く可能性もあり、運用回線設備の保護は困難な状況となっている。
また、回線名称札が各ケーブルに紐でぶら下げられる状態となるため、回線名称が見えにくかったり、ケーブルの着脱作業の邪魔になるなどの不都合もあった。
さらに、電力会社では,制御所(変電所)のスイッチ操作において、誤った対象のものを誤って操作しないように、スイッチ名称の呼称→選択ボタンの押下→、入り切り操作→表示の確認の手順を採用しており、この操作手順が身に付いている作業者にとっては、ケーブルの抜き差し作業も同様の手順で行えるようにすることが操作ミスを防ぐ上で好ましい。
さらにまた、接続ポートに接続されたケーブルの接続部位は、装置前面から完全に保護できる構造とすることが望ましい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ケーブルの配線の流れを自然にすることで、ケーブルにかかるストレスを緩和し、且つ、作業をし易くすることで、不用意な事故の発生を低減することが可能なケーブル接続装置を提供することを主たる課題としている。また、回線名称札のケーブルへのくくり付けを不要として上述した不都合を解消することが可能なケーブル接続装置を提供することをも課題としている。
さらにまた、制御所(変電所)のスイッチ操作の手順に合わせてケーブルの抜き差し操作が行えるようにすると共に、接続ポートに接続されたケーブルの接続部位を装置前面から完全に保護することが可能なケーブル接続装置を提供することをも課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係るケーブル接続装置は、ケーブルが接続される多数のケーブル接続部が配設された端面の左右両端部をラックに固定している機器に対して用いられるケーブル接続装置において、前記ケーブル接続部は、前記端面から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体を有し、この被接続体の前記端部に斜め下方へ向けられた斜面を形成し、この斜面に前記ケーブルを接続する接続ポートを開口して構成され、前記ラックの前記機器の下方に、左右両端部が前記ラックに固定されて、前記ケーブルを水平方向に引き込むと共に上方へ引き上げることが可能な配線棚を設けたことを特徴としている。
したがって、ラックの脇を上方に立ち上げられたケーブルは、配線棚の部分で水平方向に方向を変えて敷設され、その後、配線棚から斜め上方へ向かって引き出されてケーブル接続部に導き、このケーブル接続部の被接続体の端部に設けられた接続ポートに斜め下方からそのまま挿着させることができるので、ラックの横からの配線の流れがスムーズとなり、ケーブルにストレスをかけることなく配線することが可能となる。このため、ケーブルの接続ポートへのアクセスが容易となり、また、ケーブルの接続ポートへの着脱作業も容易となる。
なお、作業性を鑑みて、前記被接続体を、端面に対して突出方向に移動可能としてもよい。このような構成によれば、ケーブルの着脱作業時に被接続体の端面からの突出量を大きくして作業をしやすくすることが可能となり、また、作業終了後に端面からの突出量を小さくして、不用意にケーブルを引っ掛けることを防ぐと共に、他のケーブルの着脱作業の邪魔にならないようにすることが可能となる。
また、前記ケーブル接続部は、前記被接続体の前面を覆うことが可能な遮蔽板を上下にスライド可能に設けるようにしてもよい。
このような構成においては、作業が不要なケーブル接続部の被接続体の前面が遮蔽板で覆われるので、ケーブルの接続部分を保護して不用意にケーブルを引っ掛ける等の不都合を低減することができ、また、見栄えをよくすることが可能になる。また、遮蔽板に回線名称を付すことで、回線名称札代わりに用いることが可能となり、従来必要であったケーブルに紐でくくり付けていた回線名称札を無くすことが可能となる。
特に,被接続体を突出方向に対して移動可能とする構成に加えて、被接続体の全面を覆う遮蔽板を設ける構成を採用すれば、被接続体の端面からの突出量を小さくした状態で、被接続体とケーブルとの接続部位を遮蔽版で覆うことが可能となるので、被接続体とケーブルとの接続部位を装置前面から完全に保護することが可能となり、また、遮蔽版に回線名称を付すことで、制御所(変電所)で行われているスイッチ操作の手順に合わせて、ケーブルの抜き差し操作を行うことが可能となる。
即ち、ケーブルの抜き差し操作を、回線名を指差し呼称し(制御所でのスイッチ名称の呼称に対応)、作業対象となる被接続体を前方へ出し(制御所での選択ボタンの押下に対応)、その被接続体の接続ポートに対してケーブルの抜き差しを行い(制御所での入り切り操作に対応)、しかる後に運転状態を確認する(制御所での表示の確認に対応)という一連の手順で対応することが可能となる。
ここで、前記機器は、ケーブルが接続可能な多数の接続ポートが配設された端面の左右両端部をラックに固定しているネットワーク用の中継機器の下方に設けられ、前記中継機器の接続ポートと前記被接続体の接続ポートとが接続手段により電気的に接続されるアダプタ機器として構成されるものであっても、ケーブルが接続される多数のケーブル接続部が配設された端面の左右両端部をラックに固定しているレイヤツースイッチ(L2SW)等のネットワーク用の中継機器そのものであってもよい。
また、配線棚は、前記端面の略垂直方向に沿って延設された多数のスリットを水平方向に等間隔に配設した棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成されるものであっても、端面の延設方向に沿って延設されたスリットを前記端面と垂直方向に複数設けた棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成されるものであってもよい。
以上述べたように、本発明に係るケーブル接続装置は、機器の端面に設けられたケーブル接続部を、端面から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体で構成し、この被接続体の端面から突出した端部に、斜め下方に向けられた斜面を形成し、この斜面にケーブルの端部に設けられた接続コネクタを接続する接続ポートを開口させるようにし、また、この機器の下方に、両側端部がラックに固定されて、ケーブルを水平方向に引き込むと共に上方へ引き出すことが可能な配線棚を設けるようにしたので、ケーブルの配線の流れを自然にすることが可能となり、ケーブルにかかるストレスを緩和することができると共に、作業がしやすいケーブル接続装置を提供することが可能となる。
また、被接続体を、端面に対して突出方向に移動可能とすることで、ケーブルの着脱作業時に被接続体の端面からの突出量を大きくして作業をしやすくすることが可能となり、また、作業終了後に端面からの突出量を小さくして、不用意にケーブルを引っ掛ける不都合を防ぐと共に、他のケーブルの着脱作業の邪魔にならないようにすることが可能となる。
さらに、ケーブル接続部は、被接続体の前面を覆うことが可能な遮蔽板を上下にスライド可能に設けるようにすることで、ケーブルの接続部分を保護すると共に、不用意なケーブルの引っかかりをなくし、しかも、見栄えをよくすることが可能となる。また、遮蔽板に回線名称を付すことで、回線名称札代わりに用いることが可能となり、従来必要であったケーブルに紐でくくり付けていた回線名称札を削除することが可能となる。
しかも、被接続体を突出方向に対して移動可能とする構成に加えて、被接続体の全面を覆う遮蔽板を設ける構成を採用することで、被接続体とケーブルとの接続部位を装置前面から完全に保護することが可能となり、また、このような構成において、遮蔽版に回線名称を付すことで、制御所(変電所)で行われているスイッチ操作の手順に合わせて、ケーブルの抜き差し操作を行うことが可能となり、誤操作を低減することが可能となる。
図1は、本発明に係るケーブル接続装置を、既存の中継機器にアダプタ機器を介してケーブルを接続する構成を示した図である。 図2は、本発明に係るケーブル接続装置のケーブル接続部の構成例を示す図であり、(a)は被接続体の端面からの突出量を大きくした状態を示す図、(b)は被接続体の端面からの突出量を小さくした状態を示す図である。 図3は、本発明に係るケーブル接続装置の被接続体にケーブルの接続コネクタを挿着する前後の状態を示す正面図であり、(a)はケーブルの接続コネクタを被装着体の接続ポートに挿着する直前の状態を示す図、(b)はケーブルの接続コネクタを被装着体の接続ポートに挿着した状態を示す図である。 図4は、本発明に係るケーブル接続装置の被接続体にケーブルの接続コネクタを挿着する前後の状態を示す側面図であり、(a)はケーブルの接続コネクタを被装着体の接続ポートに挿着する直前の状態を示す図、(b)はケーブルの接続コネクタを被装着体の接続ポートに挿着した状態を示す図である。 図5は、本発明に係るケーブル接続装置を用いてケーブルを敷設してケーブル接続部に接続した状態例を示す図であり、(a)は側面から見た図、(b)は正面から見た図である。 図6は、配線棚の他の構成例を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその平面図である。 図7は、ネットワーク用の中継機器として知られるレイヤツースイッチ(L2SW)を改良して本発明に係るケーブル接続装置を採用した例を示す図である。 図8は、ネットワーク用の中継機器に本発明に係るケーブル接続部を組み込んだ場合の構成例を示す図である。
以下、本発明のケーブル接続装置の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1乃至図5において、本発明に係るケーブル接続装置をネットワーク用の中継機器であるレイヤツースイッチ(L2SW)に利用する第1の実施例が示されている。
この例において、中継機器1は、既存のラック2の左右両側に設けられた対をなす支持柱3,3に、ケーブルが接続される多数のケーブル接続部4が配設された端面5の左右両端部を例えばL字状の取付金具6を介してネジ止めすることで固定されたそれ自体公知のもので、それぞれのケーブル接続部4は、LANケーブル等のケーブルコネクタが接続可能な接続ポート7を端面5に開口して構成されており、この例においては端面に上下2段にして左右方向に多数設けられ、12個を一組として2組分のケーブル接続部(計24ポート)が設けられている。このような中継機器1は、ラック2に対して上下方向に必要数だけ実装されており、図1においては、その1つが示されている。
この中継機器1の下方には、所定のスペースを空けて、2つのアダプタ機器10が上下に隣接して実装されている。このアダプタ機器10は、機器本体の左右に延設された端面(前面)11の左右両端部を例えばL字状の取り付け金具12を介してラック2の支持柱3にネジ止めすることにより固定されており、端面11にケーブルを接続可能な多数のケーブル接続部13が設けられている。
この例において、それぞれのアダプタ機器10は、中継機器1の一組の接続ポートの数に対応したケーブル接続部(12個のケーブル接続部)13が水平方向に等間隔に設けられ、これらのケーブル接続部13は中継機器1の一組のケーブル接続部4(接続ポート7)と中継ケーブル30,31を介して接続されている。
アダプタ機器10に設けられた各ケーブル接続部13は、図2乃至図4にも示されるように、前面から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体15を有し、この被接続体15の前面から突出した端部15aに、斜め下方に向けられた斜面16が形成され、この斜面16にケーブル17の端部に設けられた接続コネクタ18を接続する接続ポート19が該斜面16に対して垂直方向に開口形成されている。
この被接続体15は、突出方向(自身の軸方向)に移動可能として、端面11からの端部15aの突出量を可変できるようになっており、端面11からの突出量が最も小さい場合においても、接続ポート19が端面11の前方に位置するようになっている。被接続体15を突出方向へ移動させる手段としては、被接続体15を指で摘んで変位させるものでもよいが、マグネットの吸着力によって被接続体15の端部15aを端面11からの突出量が小さい状態と、端部15aの端面11からの突出量が大きい状態とを被接続体15を押す度に交互に切り替えるマグネットキャッチを備えるものであってもよい。
また、ケーブル接続部13は、被接続体15の端部15aの端面11からの突出量が小さい状態において、被接続体15の前面を覆うことが可能な遮蔽板20が被接続体15より上方に設けられた遮蔽板収容体21に収容されている。この遮蔽板20は、遮蔽板収容体21に上下にスライド可能に設けられているもので、例えば、遮蔽板収容体21の両側面または片側面(この例では両側面)に形成されたスリット22に遮蔽板20の側縁に突設されたピン23を挿通突出させ、このピン23をスリット22に沿って上下にスライドさせることにより、遮蔽板20を上下に移動できるようにしている。
この遮蔽板20は、被接続体15の前面全体を覆う必要は必ずしもなく、少なくとも接続ポート19が形成された部分を覆う程度に下方へ下げればよい。
尚、中継ケーブル30,31は、例えば、一端に中継機器の一組の接続ポート7群に同時に接続可能なプラグユニット32を有し、他端にアダプタ機器10の各ケーブル接続部13に対して内部において接続されたジャックユニット33と接続可能なプラグユニット34を有し、これらプラグユニット間を例えば偏平ケーブル35で接続するようにしている。
この例において上側のアダプタ機器10は、その上面にジャックユニット33が設けられ、中継ケーブル30を介して、ジャックユニット33と中継機器1の一方の一組の接続ポートとを接続することで、中継機器1の一方の一組の接続ポート7とアダプタ機器10の各ケーブル接続部13の接続ポート19とが1対1の関係となるように接続されている。また、下側のアダプタ機器10は、その背面に図示しないジャックユニットが設けられ、中継ケーブル31を介して、このジャックユニットと中継機器1の他方の一組の接続ポートとを接続することで、中継機器1の他方の一組の接続ポート7とアダプタ機器10の各ケーブル接続部13の接続ポート19とが1対1の関係となるように接続されている。
尚、上述した中継機器1の接続ポートに接続されるプラグユニット32は、不用意に外れないようにカバー部材29を中継機器1に取り付けて覆うようにしてもよい。
ラック2の上述したアダプタ機器10の下方には、配線棚35が実装されている。この配線棚35は、左右方向に延びる平板36の両端部36aがラック2の支持柱3にネジ止めすることにより固定され、この平板36に、略水平に前方へ突出された底板37と、その上方に所定の間隔を空けて設けられ、略水平に前方へ突出された第1の棚部材38と、この第1の棚部材38のさらに上方に所定の間隔を空けて設けられ、略水平に前方へ突出された第2の棚部材39とを固定して構成されている。
底板37と第1の棚部材38は、前方への突出量がほぼ同程度に形成され、第2の棚部材39は、第1の棚部材38よりも前方への突出量が小さくなっている。第1及び第2のそれぞれの棚部材38,39は、前側縁部からラックの前後方向に延びる多数のスリット40,41がラック2の左右方向に等間隔に多数形成されて全体として櫛状に形成されている。それぞれのスリット40,41は、ケーブル17を十分なクリアランスを介して挿通させることが可能な程度の幅を有しており、下方から立ち上げられたケーブル17をこのスリットを介して上方へ導くことができるようになっている。第1の棚部材38のスリット40と第2の棚部材39のスリット41は、棚部材の後ろ側の終端部(平板36に近い側の端部)がラック2の前後方向で同位置となるように形成され、したがって、第1の棚部材38のスリット40は、第2の棚部材39のスリット41よりも長く形成されている。
また、第1の棚部材38のスリット40と第2の棚部材39のスリット41は、上下方向に投影した際にスリット位置が重なるように設けられても、一方のスリット位置が上下方向に投影した際に他方のスリットとスリットとの間に位置するように設けられてもよい。
以上の構成において、ケーブル17を中継機器1に電気的に接続するためにラック2に配線するにあたり、ケーブル17をラック2の脇を上下方向に引き上げた後に、配線棚35の部分でケーブル17を曲げて配線棚35に沿って水平方向(左右方向)に這わす。この際、図5に示されるように、底板37、第1の棚部材38、第2の部材39上にケーブル17を適宜分配して這わす。
その後、ケーブル17を接続したいケーブル接続部13を見越して、ケーブル17をそのケーブル接続部13の直下よりも引き込み側の部分から上方へ立ち上げる。この際、第2の棚部材39上に這わされたケーブル17はそのまま立ち上げればよいが、第1の棚部材38上に這わされたケーブル17は第2の棚部材39のスリット41を挿通させて引き上げ、また、底板37上に這わされたケーブル17は、第1の棚部材38のスリット40を介して、又は、第1及び第2の棚部材38,39のスリット40,41を介して引き上げ、対応するケーブル接続部13の斜面16に向かって斜め下方から近づける。それと同時に、ケーブル接続部13の遮蔽板20をピン23を上に押し上げて上方へ動かし、被接続体15の端部15aを露出させ、また、必要により被接続体15を前方へ移動させ、その状態でケーブル17の接続コネクタ18を斜面16に形成された接続ポート19に接続する。
そして、被接続体15の接続ポート19にケーブル17を接続した後は、被接続体15を押して元の位置に戻し、被接続体15の前面を遮蔽板20で覆い、接続ポート19に接続されたケーブル17の接続部分を保護する。
このような作業を繰り返して、すべてのケーブル17をアダプタ機器10の対応するケーブル接続部13の接続ポート19に接続し、このアダプタ機器10を介して各ケーブル17を中継機器1の接続ポート7に電気的に接続する。
なお、ケーブル17をケーブル接続部13の接続ポート19から外す場合も、必要により遮蔽板20を上げると共に被接続体15を前方へ移動させ、この状態でケーブル17の接続コネクタ18を接続ポート19から取り外す。
したがって、各ケーブル17は、配線棚35を水平方向に這わせた後に、そのまま上方へ立ち上げ、ケーブル接続部13の接続ポート19に斜め下方から接続されるので、ケーブル17の配線流れを自然にすることが可能となり、ケーブル17にかかるストレスを緩和させることが可能になると共に、立ち上げたケーブル17をそのまま接続ポート19に接続可能となるので、ケーブル17の着脱作業がしやすいものとなり、他のケーブルを引っ掛ける可能性が少なくなるので、不用意な事故の発生を低減することが可能となる。
また、被接続体15は前後方向に移動可能となるので、ケーブル17の着脱作業時に被接続体15の端面11からの突出量を大きくして作業をし易くすることができ、また、作業終了後に端面11から突出量を小さくして、不用意にケーブルを引っ掛ける等の不都合を低減することができると共に、他のケーブルの着脱作業の邪魔にならないようにすることが可能となる。
さらに、ケーブル17の着脱作業を行っていない被接続体は、遮蔽板20によって前方が覆われているので、被接続体を突出方向に対して移動可能とする構成(被接続体の端面からの突出量を小さくできる構成)と相俟ってケーブル17の接続部位を完全に保護することが可能となる。
また、遮蔽板20を利用して回線名称のラベルを貼付することも可能となり、このため、従来必要であったケーブル17に紐でくくり付けていた回線名称札を無くすことが可能となる。
しかも、上述の構成によれば、制御所(変電所)で行われているスイッチ操作の手順に合わせて、ケーブルの抜き差し操作を、
(i) 回線名を指差し呼称し、
(ii) 被接続体15を押して作業対象となる被接続体15を前方へ突出させ、
(iii) その突出した被接続体15の接続ポート19に対してケーブル17の接続コネクタ18の抜き差しを行い、
(iv) しかる後に運転状態を確認する
という一連の手順で行うことが可能となる。
このため、制御所(変電所)のスイッチ操作に慣れている作業者は、同様の手順感覚でケーブルの抜き差し操作を行うことが可能となり、作業者にとって違和感のない自然な操作が可能となり、誤操作を低減することが可能となる。
尚、上述した配線棚35は、これに限定されるものではなく、例えば、機器(アダプタ機器10)の端面の延設方向に沿って延設されたスリットを前記端面11と垂直方向に複数設けた棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成するようにしてもよい。即ち、図6に示されるように、底板37の上方に設けられた第1の棚部材38に平板36(端面11)の延設方向に沿って延設されたスリット42を平板36(端面11)の垂直方向に3本設け、また、この第1の棚部材38の上方に設けられた第2の棚部材39に平板36(端面11)の延設方向に沿って延設されたスリット43を平板36(端面11)の垂直方向に2本設け、底板35や第1の棚部材38に水平方向(左右方向)に這わせたケーブル17をこのスリット42,43を介して上方へ引き出し、ケーブル接続部13へ導くようにしてもよい。
図7及び図8に、本発明にかかるケーブル接続装置の他の構成例が示されている。前述の例では、既存の中継機器1を変更せずに、これに加えてアダプタ機器10と配線棚35とを用いる例を示したが、この例においては、中継機器1に設けられていた従来の接続ポートに代えて、図2乃至図4に示すケーブル接続部13を設けた構成となっている。
即ち、中継機器1は、図2乃至図4に示すケーブル接続部13を機器本体の前面となる端面5に左右方向で等間隔に複数設けて構成されている。それぞれのケーブル接続部13は、前記構成例と同様に、端面5から突出した端部15aを有するブロック状に形成された被接続体15と、被接続体15の前面を覆うことが可能な遮蔽板20を上下にスライド可能に収容し、被接続体15より上方に設けられた遮蔽板収容体21とを備えるもので、被接続体15の端面5から突出した端部15aには、斜め下方に向けられた斜面16が形成され、この斜面16にケーブルの端部に設けられた接続コネクタを接続する接続ポート19が開口形成されている。
この例において、被接続体15の前後方向の移動は、指で摘んで前方へ移動させ、バネ力を利用して元の位置に戻すもので、被接続体15の後方に緩衝部材51が取り付けられたシート面52を設け、被接続体15は、このシート面52を介して引っ張りスプリング53により常時後方へ付勢されている。したがって、被接続体15を指で摘んで前方へ移動させると、被接続体15がシート面52から離れてスプリング53が伸張し、被接続体15を離すと、スプリング53のバネ力により被接続体15が機器本体内に向かって移動し、シート面52に着座するまで移動する。この際、シート面52は、緩衝部材51に設けられているので、被接続体15がバネ力で戻る衝撃をこの緩衝部材51によって緩和することが可能となる。
また、被接続体15に設けられた接続ポート19は、被接続体15の下方において機器本体内に収容固定されたパルストランスフォーマ54に接続線55を介して接続され、このパルストランスフォーマ54にPHY(Physical Layer)チップ56が1対1の関係で接続され、このPHYチップを介して図示しない基板に接続している。なお、被接続体15の接続ポート19とパルストランスフォーマ54とを接続する接続線55は、被接続体15の移動によって断線しないように所定の余長が確保されている。
そして、このような中継機器1の下方には、ラック2に固定された前記実施例と同様の配線棚35が設けられている。
なお、他の構成は前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
したがって、このような構成においても、ラック2の横からの配線の流れをスムーズにして、ケーブル17にストレスをかけることなく配線にすることが可能となり、また、ケーブル17の接続ポート19への着脱作業も容易となる等、前記構成例と同様の作用効果を奏することが可能となる。
なお、この構成においては、各中継機器1にケーブル接続部13を水平方向に一列だけ設けた例を示したが、中継機器1の上下幅が許せば、ケーブル接続部13を上下に複数段に設けるようにしてもよい。
1 中継機器
2 ラック
5,11 端面
10 アダプタ機器
13 ケーブル接続部
15 被接続体
15a 端部
16 斜面
17 ケーブル
19 接続ポート
35 配線棚
20 遮蔽板
40,41 スリット
42,43 スリット

Claims (7)

  1. ケーブルが接続される多数のケーブル接続部が配設された端面の左右両端部をラックに固定している機器に対して用いられるケーブル接続装置において、
    前記ケーブル接続部は、前記端面から突出した端部を有するブロック状に形成された被接続体を有し、この被接続体の前記端部に斜め下方へ向けられた斜面を形成し、この斜面に前記ケーブルを接続する接続ポートを開口して構成され、前記ラックの前記機器の下方に、左右両端部が前記ラックに固定されて、前記ケーブルを水平方向に引き込むと共に上方へ引き上げることが可能な配線棚を設けたことを特徴とするケーブル接続装置。
  2. 前記被接続体は、前記端面に対して突出方向に移動可能であることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続装置。
  3. 前記ケーブル接続部は、前記被接続体の前面を覆うことが可能な遮蔽板を上下にスライド可能に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のケーブル接続装置。
  4. 前記機器は、前記ケーブルが接続可能な多数の接続ポートが配設された端面の左右両端部をラックに固定しているネットワーク用の中継機器の下方に設けられ、前記中継機器の接続ポートと前記被接続体の接続ポートとが接続手段により電気的に接続されるアダプタ機器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のケーブル接続装置。
  5. 前記機器は、ケーブルが接続される多数のケーブル接続部が配設された端面の左右両端部をラックに固定しているネットワーク用の中継機器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のケーブル接続装置。
  6. 前記配線棚は、前記端面の略垂直方向に沿って延設された多数のスリットを水平方向に等間隔に配設した棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のケーブル接続装置。
  7. 前記配線棚は、前記端面の延設方向に沿って延設されたスリットを前記端面と垂直方向に複数設けた棚部材を上下方向に間隔をあけて複数設けて構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のケーブル接続装置。
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