JP2013157181A - 電池収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の車室外に電池パックが配置された場合に、可動部材が劣化するのを抑制することが可能な電池収納構造を提供する。
【解決手段】電池収納構造50は、車両の車室外に配置された電池パック1と、車両のフロアパネル104に設けられた蓋部材2とを備える。電池パック1は、電池モジュール11と、開口部14aが形成された筐体14とを含む。蓋部材2には、筐体14とにより電池モジュール11が収納される空間Sを形成する可動部材21が設けられている。可動部材21は、空間S内の圧力変動に応じて移動するように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両に搭載される電池を収納する電池収納構造に関する。
従来、走行用の駆動力源としてエンジン(内燃機関)およびモータジェネレータを備えたハイブリッド車両や、走行用の駆動力源としてモータジェネレータのみを備えた電動車両などが知られている。このようなモータジェネレータを備えた車両には、モータジェネレータを駆動するとともに、モータジェネレータで発電された電力を蓄電するための電池パックが設けられている。
このような車両に搭載される電池パックは、電池モジュールと、電池モジュールを収納する筐体とを備えており、車両のトランクに配置されている(たとえば、特許文献1参照)。そして、特許文献1の電池パックでは、筐体が密閉構造にされるとともに、筐体の側面に緩圧部(可動部材)が設けられている。この緩圧部は、筐体内の温度変動に伴う筐体内の圧力変動を吸収するために設けられている。具体的には、緩圧部は、気密性および弾力性を有しており、筐体内の圧力(気圧)が上昇すると外部に向けて張り出し、上昇した圧力が低下すると引っ込むように構成されている。
特開2009−259785号公報
ここで、電池パックを搭載する車両では、電池パックが車両のフロアパネルの下方(車室外)に配置される場合がある。この場合には、電池パックがトランクに配置される場合に比べて、高い耐候性(耐久性)が要求される。特に、緩圧部は圧力に応じて移動するため劣化しやすいと考えられる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、車両の車室外に電池パックが配置された場合に、可動部材が劣化するのを抑制することが可能な電池収納構造を提供することである。
本発明による電池収納構造は、車両に搭載される電池を収納する電池収納構造であって、車両の車室外に配置された電池パックと、車両のフロアパネルに設けられた蓋部材とを備える。電池パックは、電池と、開口部が形成された筐体とを含み、蓋部材には、筐体とにより電池が収納される空間を形成する可動部材が設けられ、可動部材は、空間内の圧力変動に応じて移動するように構成されている。
このように構成することによって、可動部材が蓋部材に設けられることにより、可動部材が車室内に面するので、可動部材が車室外に面する場合に比べて、可動部材が劣化するのを抑制することができる。
上記電池収納構造において、電池パックには、電池を遮断するための遮断部が着脱可能に設けられ、蓋部材は、車両の車室内側から開口部を介して遮断部を着脱するために設けられていてもよい。
このように構成すれば、遮断部の着脱用の蓋部材に可動部材を設けることにより、可動部材が設けられる蓋部材を別途設ける場合に比べて、部品点数の増加を抑制することができる。
上記電池収納構造において、可動部材は、蓋部材と電池パックとの間に配置され、蓋部材には、可動部材が移動したときに空気を通過させるための第1通気孔が形成されていてもよい。
このように構成すれば、可動部材を蓋部材に対して車室外側に配置することができる。
この場合において、蓋部材には、可動部材を覆い、可動部材の移動を規制するカバーが設けられ、カバーには、可動部材が移動したときに空気を通過させるための第2通気孔が形成されていてもよい。
このように構成すれば、蓋部材とカバーとの間に可動部材が配置されることにより、可動部材の移動量を規制することができる。
上記電池収納構造において、筐体と蓋部材との間には、開口部を取り囲むように封止部材が設けられ、空間は、筐体と、可動部材と、封止部材とにより形成されていてもよい。
このように構成すれば、筐体などの寸法にばらつきが生じた場合にも、電池が収納される空間を容易に密閉することができる。
本発明の電池収納構造によれば、車両の車室外に電池パックが配置された場合に、可動部材が劣化するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による電池収納構造を構成する電池パックが搭載される車両を示した概略図である。 図1の電池パックの概略を示した斜視図である。 図1の電池パックの電気的構成を示した回路図である。 本発明の第1実施形態による電池収納構造を示した断面図である。 図4の電池収納構造の可動部材が縮んだ状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態による電池収納構造を示した断面図である。 本発明の第3実施形態による電池収納構造を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
−構成−
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による電池収納構造50を構成する電池パック1および電池パック1が搭載される車両100について説明する。
電池パック1は、図1に示すように、車両100に搭載されており、車両100の車室外に配置されている。具体的には、電池パック1は、車両100の下部に設けられた電池パック収納部101に取り付けられている。
また、電池パック1は、図2に示すように、高電圧電源を構成する複数の電池モジュール11と、電子部品が収納されたジャンクションブロック12と、高電圧電源を遮断するための遮断装置13と、これらを収納する筐体14とを含んでいる。
電池モジュール11は、図3に示すように、モータジェネレータ103を駆動する電力を供給するとともに、モータジェネレータ103により発電された電力を蓄電するように構成されている。この電池モジュール11は、たとえば、充放電可能なニッケル水素電池またはリチウムイオン電池である。複数の電池モジュール11は、接地ラインNL1と電源ラインPL1との間に直列に接続されており、ジャンクションブロック12を介してインバータ102に接続されている。
ジャンクションブロック12は、システムメインリレー12a〜12cを含んでいる。システムメインリレー12a〜12cは、電池モジュール11とインバータ102とを接続または遮断するために、電池モジュール11とインバータ102との間に設けられている。システムメインリレー12a〜12cは、ECU(図示省略)からの制御信号に基づいてオン/オフ状態が切り替えられる。
具体的には、正極側のシステムメインリレー12aは、オン状態のときに電源ラインPL1およびPL2を接続するとともに、オフ状態のときに電源ラインPL1およびPL2を遮断する。負極側のシステムメインリレー12bは、オン状態のときに接地ラインNL1およびNL2を接続するとともに、オフ状態のときに接地ラインNL1およびNL2を遮断する。
なお、システムメインリレー12cは、突入電流の発生を抑制するために設けられている。システムメインリレー12cには抵抗器12dが直列に接続され、システムメインリレー12cおよび抵抗器12dは、システムメインリレー12aに並列に接続されている。そして、電池モジュール11がインバータ102に接続される際には、システムメインリレー12bおよび12cがオン状態にされた後、システムメインリレー12aがオン状態にされるとともに、システムメインリレー12cがオフ状態にされる。
すなわち、システムメインリレー12aおよび12bがオン状態の場合には、電池モジュール11の電力をインバータ102に供給可能であり、かつ、インバータ102から供給される電力により電池モジュール11を充電可能である。また、システムメインリレー12a〜12cがオフ状態の場合には、電池モジュール11をインバータ102と電気的に分離することが可能である。
遮断装置13は、複数の電池モジュール11の中間において直列に接続されたサービスプラグ13aおよびヒューズ13bを有する。サービスプラグ13aは、点検作業時などに高電圧電源を遮断するために設けられており、ソケット部に対して着脱可能に構成されている。ヒューズ13bは、短絡故障などが発生した場合に高電圧電源を遮断するために設けられている。なお、サービスプラグ13aは、本発明の「遮断部」の一例である。
また、電池パック1には、電池モジュール11の充放電電流を検出する電流センサ11a、電池モジュール11の電圧を検出する電圧センサ11b、および、電池モジュール11の温度(電池温度)を検出する温度センサ(図示省略)が設けられている。
インバータ102は、たとえば、IGBTおよびダイオードを有する三相ブリッジ回路であり、ECUから供給される駆動信号によりIGBTのオン/オフ状態が制御されることによって回生制御または力行制御される。具体的には、インバータ102は、電池パック1から供給される直流電流を交流電流に変換してモータジェネレータ103を駆動する(力行制御)とともに、モータジェネレータ103で発電された交流電流を直流電流に変換して電池パック1に出力する(回生制御)。
モータジェネレータ103は、電動機として機能するとともに、発電機として機能するように構成されている。モータジェネレータ103は、たとえば、交流同期電動機であり、永久磁石からなるロータと、3相巻線が巻回されたステータとを有する。
次に、図4を参照して、第1実施形態による電池収納構造50の構造について説明する。
電池収納構造50は、図4に示すように、電池パック1と、蓋部材2と、封止部材3とを備えている。電池収納構造50は、電池モジュール11を密閉された空間S内に収納するように構成されている。
電池パック1は、車両100(図1参照)のフロアパネル104の下方に配置されている。すなわち、電池パック1は、車両100の車室外に配置されている。電池パック1の筐体14には、車室内側からサービスプラグ13aを着脱するための開口部14aが形成されている。この開口部14aは、サービスプラグ13aの上方に形成されている。
蓋部材2は、フロアパネル104に形成された開口部104bを塞ぐために設けられている。この蓋部材2は、ねじ104aによりフロアパネル104に対して取り付けおよび取り外し可能に構成されている。なお、開口部104bは、車室内側からサービスプラグ13aを着脱するために設けられている。すなわち、蓋部材2と、開口部104bおよび14aと、サービスプラグ13aとは、垂直方向(Z1およびZ2方向)において連なるように配置されている。
また、蓋部材2には、車室外側(電池パック1側)に可動部材21が設けられている。可動部材21は、蛇腹(ベローズ)状に形成された筒部21aと、筒部21aの一方端部(Z2方向側の端部)を塞ぐ底部21bとを有する。可動部材21では、筒部21aの他方端部(Z1方向側の端部)が開放されており、その開放された他方端部が蓋部材2に取り付けられている。この可動部材21は、筒部21aが垂直方向に伸縮可能であり、底部21bを垂直方向に移動可能に構成されている。すなわち、可動部材21は、空間S内の圧力変動に応じて移動するように構成されている。なお、筒部21aと底部21bとは、たとえば、エラストマにより一体的に形成されている。
蓋部材2には、可動部材21の筒部21aの内側に通気孔2aが形成されている。この通気孔2aは、可動部材21が移動したときに、車室内と可動部材21の内部領域との間で空気をやり取りするために形成されている。なお、可動部材21の内部領域とは、底部21bと筒部21aと蓋部材2とにより囲まれた領域である。また、通気孔2aは、本発明の「第1通気孔」の一例である。
また、蓋部材2には、車室外側(電池パック1側)に可動部材21を覆うカバー22が設けられている。すなわち、可動部材21およびカバー22は、蓋部材2と電池パック1との間に配置されている。カバー22は、可動部材21の移動を規制するために設けられており、筒部と、筒部の一方端部(Z2方向側の端部)を塞ぐ底部とを有する。カバー22では、筒部の他方端部(Z1方向側の端部)が開放されており、その開放された他方端部が蓋部材2に取り付けられている。また、カバー22の底部には、通気孔22aが形成されている。この通気孔22aは、可動部材21が移動したときに、カバー22の外側と内側との間で空気をやり取りするために形成されている。なお、通気孔22aは、本発明の「第2通気孔」の一例である。
封止部材3は、筐体14とフロアパネル104との間に、開口部14aおよび104bを取り囲むように設けられている。これにより、筐体14と、封止部材3と、フロアパネル104と、蓋部材2と、可動部材21とにより、密閉された空間(気密性を有する空間)Sが形成される。なお、封止部材3は、たとえば、エラストマにより形成されている。
−動作−
次に、図4および図5を参照して、第1実施形態による電池収納構造50における圧力変動時の動作について説明する。
まず、図4に示す状態から車両100の振動などに起因して密閉された空間S内の圧力(気圧)が上昇した場合には、車室内との圧力差により、図5に示すように、可動部材21の筒部21aが垂直方向に縮むとともに、底部21bが上昇(Z1方向に移動)する。これにより、空間Sの容積が大きくなるので、空間Sの圧力が高くなるのを抑制することができる。なお、このとき、可動部材21の内部領域の空気が通気孔2aを介して車室内に放出される。
その後、図5に示す状態から密閉された空間S内の圧力が低下した場合には、車室内との圧力差により、図4に示すように、可動部材21の筒部21aが垂直方向に伸びるとともに、底部21bが下降(Z2方向に移動)する。これにより、空間Sの容積が小さくなるので、空間Sの圧力が低くなるのを抑制することができる。なお、このとき、車室内の空気が通気孔2aを介して可動部材21の内部領域に充填される。
−効果−
第1実施形態では、上記のように、電池モジュール11を密閉された空間S内に収納することによって、異物が侵入するのを抑制することができるとともに、水分の侵入による内部短絡の発生を抑制することができる。また、密閉された空間S内の圧力変動に応じて移動する可動部材21を設けることによって、車両100の振動などに起因して空間S内において急激な圧力変動が生じた場合に、可動部材21が移動することによりその圧力変動を吸収(抑制)することができるので、電池パック1の筐体14が損傷するのを抑制することができる。なお、気温の温度変化に起因して空間S内において緩やかな圧力変動が生じた場合にも、同様にその圧力変動を吸収することができる。
また、第1実施形態では、可動部材21を蓋部材2に設けることによって、可動部材21が車室内に面するので、可動部材が車室外に面する場合に比べて、可動部材21が劣化するのを抑制することができる。したがって、可動部材21が設けられた電池パック1を車室外に配置した場合にも、耐候性(耐久性)が低下するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、サービスプラグ13aの着脱用の蓋部材2に可動部材21を設けることによって、可動部材が設けられる蓋部材を別途設ける場合に比べて、部品点数の増加を抑制することができる。
また、第1実施形態では、蓋部材2とカバー22との間に可動部材21を配置することによって、可動部材21の移動量を規制することができる。
また、第1実施形態では、フロアパネル104と筐体14との間に封止部材3を設けることによって、筐体14などの寸法にばらつきが生じた場合にも、空間Sを容易に密閉することができる。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態による電池収納構造150の構造について説明する。
電池収納構造150は、図6に示すように、電池パック1と、蓋部材151と、封止部材3とを備えている。電池収納構造150は、電池モジュール11を空間S内に収納するように構成されている。
蓋部材151には、車室外側に可動部材152が設けられている。可動部材152は、蛇腹状に形成された筒部152aと、筒部152aの一方端部(Z2方向側の端部)を塞ぐ底部152bとを有する。可動部材152では、筒部152aの他方端部(Z1方向側の端部)が開放されており、その開放された他方端部が蓋部材151に取り付けられている。この可動部材152は、筒部152aが垂直方向に伸縮可能であり、底部152bを垂直方向に移動可能に構成されている。すなわち、可動部材152は、空間S内の圧力変動に応じて移動するように構成されている。
第2実施形態では、可動部材152の底部152bに、防水透湿性および通気性を有するフィルタ153が設けられている。そして、蓋部材151には通気孔151aが形成されるとともに、その通気孔151aには車室外に連通された排気管154が接続されている。すなわち、第2実施形態では、上記した第1実施形態と異なり、空間Sが気密にされていない。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記した第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、通気性を有するフィルタ153を可動部材152に設け、蓋部材151の通気孔151aを車室外に連通することによって、電池モジュール11においてガスが発生した場合には、そのガスを車室外に排出することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記した第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第3実施形態による電池収納構造250について説明する。
電池収納構造250は、図7に示すように、電池パック1と、蓋部材251と、封止部材3とを備えている。電池収納構造250は、電池モジュール11を密閉された空間S内に収納するように構成されている。
蓋部材251には、車室外側に第1可動部材252が設けられている。第1可動部材252は、たとえば、エラストマにより形成されており、垂直方向に伸縮可能に構成されている。
また、筐体14には、開口部14aを取り囲むように第2可動部材253が設けられている。第2可動部材253は、蛇腹状に形成された筒部を有し、垂直方向に伸縮可能に構成されている。また、第2可動部材253は、両端が開放されており、一方端部(Z2方向側の端部)が筐体14に取り付けられ、他方端部(Z1方向側の端部)が第1可動部材252と接触している。
第3実施形態による電池収納構造250では、筐体14と、第2可動部材253と、第1可動部材252とにより、密閉された空間Sが形成されている。そして、空間S内の圧力が上昇した場合には、第1可動部材252が垂直方向に縮むとともに、第2可動部材253が第1可動部材252と接触した状態で垂直方向に伸びる。これにより、空間Sの容積が大きくなるので、空間Sの圧力が高くなるのを抑制することができる。また、空間S内の圧力が低下した場合には、第1可動部材252が垂直方向に伸びるとともに、第2可動部材253が第1可動部材252と接触した状態で垂直方向に縮む。これにより、空間Sの容積が小さくなるので、空間Sの圧力が低くなるのを抑制することができる。
なお、第3実施形態のその他の構造および効果は、上記した第1実施形態と同様である。
(他の実施形態)
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、第1実施形態において、車両100は、走行用の駆動力源としてモータジェネレータ103のみを備えていてもよいし、走行用の駆動力源としてエンジン(内燃機関)をさらに備えていてもよい。すなわち、ハイブリッド車両に搭載される電池の収納構造に本発明を適用してもよいし、電動車両に搭載される電池の収納構造に本発明を適用してもよい。
また、第1実施形態において、蓋部材2、可動部材21、カバー22、開口部104bおよび14aは、平面的に見て、円形状に形成されていてもよいし、四角形状に形成されていてもよい。
また、第1実施形態では、ねじ104aにより蓋部材2がフロアパネル104に取り付けられる例を示したが、これに限らず、蓋部材がヒンジなどを介してフロアパネルに取り付けられていてもよい。
1 電池パック
2 蓋部材
2a 通気孔(第1通気孔)
3 封止部材
11 電池モジュール(電池)
13a サービスプラグ(遮断部)
14 筐体
14a 開口部
21 可動部材
22 カバー
22a 通気孔(第2通気孔)
50 電池収納構造
100 車両
104 フロアパネル
150 電池収納構造
151 蓋部材
152 可動部材
250 電池収納構造
251 蓋部材
252 第1可動部材(可動部材)

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電池を収納する電池収納構造であって、
    前記車両の車室外に配置された電池パックと、
    前記車両のフロアパネルに設けられた蓋部材とを備え、
    前記電池パックは、前記電池と、開口部が形成された筐体とを含み、
    前記蓋部材には、前記筐体とにより前記電池が収納される空間を形成する可動部材が設けられ、
    前記可動部材は、前記空間内の圧力変動に応じて移動するように構成されていることを特徴とする電池収納構造。
  2. 請求項1に記載の電池収納構造において、
    前記電池パックには、前記電池を遮断するための遮断部が着脱可能に設けられ、
    前記蓋部材は、前記車両の車室内側から前記開口部を介して前記遮断部を着脱するために設けられていることを特徴とする電池収納構造。
  3. 請求項1または2に記載の電池収納構造において、
    前記可動部材は、前記蓋部材と前記電池パックとの間に配置され、
    前記蓋部材には、前記可動部材が移動したときに空気を通過させるための第1通気孔が形成されていることを特徴とする電池収納構造。
  4. 請求項3に記載の電池収納構造において、
    前記蓋部材には、前記可動部材を覆い、前記可動部材の移動を規制するカバーが設けられ、
    前記カバーには、前記可動部材が移動したときに空気を通過させるための第2通気孔が形成されていることを特徴とする電池収納構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の電池収納構造において、
    前記筐体と前記蓋部材との間には、前記開口部を取り囲むように封止部材が設けられ、
    前記空間は、前記筐体と、前記可動部材と、前記封止部材とにより形成されていることを特徴とする電池収納構造。
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