JP2013156791A - ゲートウェイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】HGWを介してインターネットに接続されたネットワーク内の通信装置のデータ管理を集約し、消費電力低減や信頼性向上を実現する。
【解決手段】HGWが通信装置およびストレージ装置の通信を監視し、利用者または製造者の設定した目的に応じた優先度に従ってキャッシュファイルを保持する。HGWはインターネットに接続されたストレージ装置を仮想化して、通信装置の要求に対してHGWは単体のストレージ装置として振る舞う。データのアップロードのタイミングをLANに接続された通信装置の通信状況に合わせることにより、EEEによる消費電力低減余地を拡大する。
【選択図】 図1
【解決手段】HGWが通信装置およびストレージ装置の通信を監視し、利用者または製造者の設定した目的に応じた優先度に従ってキャッシュファイルを保持する。HGWはインターネットに接続されたストレージ装置を仮想化して、通信装置の要求に対してHGWは単体のストレージ装置として振る舞う。データのアップロードのタイミングをLANに接続された通信装置の通信状況に合わせることにより、EEEによる消費電力低減余地を拡大する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ストレージ装置を内蔵する通信装置、ネットワークに接続されたゲートウェイ装置およびネットワークに接続されたストレージ装置に関するものである。
家庭内ネットワークに接続される通信装置が扱うデータの大容量化および通信装置の多様化が進むに従い、それらのデータを統合的に管理するデータ管理装置が多く提案されている。その中で代表的なものが、家庭内ネットワークと外部ネットワークの境界に設置されるHGW(Home GateWay)であり、物理層の通信規格の相互変換やフィルタリング、接続される家庭内通信機器の相互連携や動作状態の監視などを行うことができる。
HGWの典型的な利用形態としては、家にいるユーザが所持する無線通信端末から家庭内の別の場所にある機器を遠隔操作したり、機器の動作状態を確認したりすることがあげられる。また、特許文献1に記載のホームゲートウェイのように、家庭やオフィス内のLANなどの内部ネットワークに接続された機器と、インターネット等の外部ネットワークに接続されたストレージ装置との間でデータの中継を行なうものもある。
近年の情報化社会の成熟に伴って、家庭やオフィスで利用されるデータをストレージ装置に高速に伝送し、容易に管理できることが求められている。さらに消費電力を中心とした環境負荷低減の要求や、自然災害・予測困難な事故や故障に耐えうる高い信頼性を容易に実現可能なストレージ装置に対する要求も高まっている。特許文献1に開示されたところにおいては、データを容易に管理する構成およびデータ管理装置は示されているものの、消費電力低減に関しては実装に委ねられており、その効果は限定的であると考えられる。
本発明の目的は、ネットワーク上に存在するストレージ装置を容易に利用可能とすることによりデータの信頼性向上を図るとともに、その利用方法において消費電力低減を簡便に実現するためのデータ管理手段およびデータ管理装置(特にHGW等)を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のゲートウェイ装置は、内部ネットワークの機器と外部ネットワークのストレージ装置との間で中継するデータを一時的に保存する記憶部を有し、機器からデータのダウンロード要求を受けると、当該データの更新日を付した問い合わせをストレージ装置に行なう。ゲートウェイ装置は、ストレージ装置からの返答を受けて自身が保有するデータが最も新しいものと判断すると、当該保有するデータを機器に送信する。
さらに、本発明のゲートウェイ装置は、機器からデータのアップロードの要求を受けると、記憶部に当該データを保存しておき、ストレージ装置と何らかの通信機会が生じたときに、記憶部に記憶しておいたデータをストレージ装置にあわせて送信する処理を行なうようにしても良い。
ゲートウェイ装置を介してインターネットに接続されたネットワークにおいてゲートウェイ装置が自律的にストレージ装置に保存されるデータを管理することにより、ファイル管理を容易に行うことが可能となり、そのデータの信頼性が向上し、ファイル操作に伴う通信によって発生する消費電力を低減する効果が得られる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明のHGWおよび通信装置、ストレージ装置が接続されたネットワークを示している。符号1はHGW、符号2はHGWと通信装置が接続されたLAN回線、符号3は通信装置、符号4はHGWをインターネットに接続するWAN回線、符号5はインターネット、符号6はインターネットに接続されたストレージ装置である。LAN回線2およびWAN回線4は物理的な制限は特に設けない。典型的にはIEEE802.3ab等によって定められたUTPケーブルにより構成されてもよいし、IEEE802.11n等によって定められた無線接続により構成されてもよい。通信装置3は1台のHGW1に対し1台図示しているが、HGW1の具備する通信方式およびインタフェース数を上限として複数台となってもよい。通信装置3の典型例としてはパーソナルコンピュータやデジタルカメラ、インターネット接続機能を有するテレビ等がある。ストレージ装置6はHGW1の利用者が外部のストレージサービス事業者等と契約し、ストレージサービスを利用するために必要な情報を提供されているものとする。
図1は本発明のHGWおよび通信装置、ストレージ装置が接続されたネットワークを示している。符号1はHGW、符号2はHGWと通信装置が接続されたLAN回線、符号3は通信装置、符号4はHGWをインターネットに接続するWAN回線、符号5はインターネット、符号6はインターネットに接続されたストレージ装置である。LAN回線2およびWAN回線4は物理的な制限は特に設けない。典型的にはIEEE802.3ab等によって定められたUTPケーブルにより構成されてもよいし、IEEE802.11n等によって定められた無線接続により構成されてもよい。通信装置3は1台のHGW1に対し1台図示しているが、HGW1の具備する通信方式およびインタフェース数を上限として複数台となってもよい。通信装置3の典型例としてはパーソナルコンピュータやデジタルカメラ、インターネット接続機能を有するテレビ等がある。ストレージ装置6はHGW1の利用者が外部のストレージサービス事業者等と契約し、ストレージサービスを利用するために必要な情報を提供されているものとする。
図2は本発明のHGWの構成例を示すブロック図である。符号1はHGWであり、符号11はLANに接続された通信装置と通信を行うLAN送受信部であり、符号12はWANに接続された通信装置と通信を行うWAN送受信部であり、符号13はHGW1の制御部であり、符号14はLAN側のMAC制御およびデータ制御部15とデータの送受信を行うデータ送受信制御部であり、符号15はデータ送受信制御部14およびデータ送受信制御部16から受け取ったデータを解析し、一定の演算を行った後、適切な通信装置と接続される方路へ送信するデータ制御部であり、符号16はWAN側のMAC制御およびデータ制御部15とデータの送受信を行うデータ送受信制御部であり、符号17はメモリであり、符号18はデータ制御部15の動作プログラム等を格納する記憶部であり、符号19はストレージ装置6と通信を行うために必要な情報を格納するストレージ情報記憶部であり、符号20は一時データ記憶部に格納されたデータの管理情報を保持する内部データ情報記憶部であり、符号21はストレージ装置6に転送したデータの管理情報を保持する外部データ情報記憶部であり、符号22は通信装置3からHGW1に送信されたデータをストレージ装置6に転送するまで格納する一時データ記憶部である。データ送受信制御部14およびデータ送受信制御部16はLAN回線2およびWAN回線4のトラフィックを監視し、通信装置3からインターネット5に向かう上り方向の通信およびインターネット5から通信装置3に向かう下り方向の通信の有無を検出する。符号18乃至符号22の各記憶部は不揮発性記憶装置で構成される。
図3は本発明のストレージ情報記憶部19の構成例を示した図である。符号31はストレージ装置6に割り当てられた優先度パラメータであり、これはHGW1の製造者もしくは利用者が優先して利用したい程度をストレージ装置単位に設定するものである。符号32はストレージ装置6の名称である。符号33はストレージ装置のURLであり、HGW1がストレージ装置6にアクセスする際の通信先を指定する。符号34はログイン情報であり、ストレージ装置6を使用する際に必要であれば登録されるものである。符号35はストレージ装置6が対応する通信プロトコルであり、符号36はストレージ装置6の利用可能容量であり、符号37は残り利用可能容量である。
図4は本発明の内部データ情報記憶部20の構成例を示した図である。HGW1が一時保持するデータおよびストレージ装置6に転送完了したデータに関する情報が内部データ情報記憶部に含まれる。符号41はファイル名であり、符号42はファイルの作成日時であり、符号43はファイルの最終アクセス日時であり、符号44はファイルの更新日時であり、符号45はファイルサイズであり、符号46はファイルの格納先及び伝送状態を表すストレージ転送状態であり、符号47はファイルサイズおよびアクセス頻度からHGW1が一時保持するデータを選択する優先度を示す評価ポイントであり、符号48はHGW1の利用者または製造者等がデータの種類や属性等により予めHGW1が優先的に一時保持するデータを決定するための優先度であり、符号49はHGW1に該データが一時保持されているかどうかを示す一時保存状態である。作成日時42および最終アクセス日時43、更新日時44、ファイルサイズ45はファイルのアップロード後の競合確認や、ファイルのダウンロードの際に一時データ記憶部に格納されたデータが最新かストレージ装置6に確認する際に参照される。
評価ポイント47は通信装置3によるWAN回線4の占有時間を低減することを目的としてその値を決定する場合、評価ポイント47を(ファイルサイズ×アクセス頻度)に設定する。キャッシュされるファイルの評価ポイントの合計が最大となるようにファイルを選ぶことによりWAN回線4の占有時間を効果的に低減することが期待できる。優先度48は優先的にキャッシュしたいファイルを指定するためにHGW1の利用者または製造者が指定する。例えば、ストレージ装置6に格納されるファイルのリストに関するファイルや、ストレージ装置内の各ディレクトリのサムネイルに関するファイルに対して優先度を高く設定するといった指定方法が想定できる。
図5は本発明の外部データ情報記憶部21の構成例を示した図である。ストレージ装置6が格納するデータに関する情報が外部データ情報記憶部21には含まれる。符号51はファイル名であり、符号52はファイルの作成日時であり、符号53はファイルの最終アクセス日時であり、符号54はファイルの更新日時であり、符号55はファイルサイズであり、符号56はファイルの格納先および転送状態を示すストレージ転送状態であり、符号57は評価ポイントであり、符号58は優先度である。符号51乃至符号58の各項目の概要は内部データ情報記憶部のものと同一である。外部データ情報記憶部21は一時データ記憶部22に格納されたデータがストレージ装置6に転送された時点で更新される。従って、一時データ記憶部22に格納されたデータがストレージ装置6に転送された時点で同一の内容となる。通信装置3がHGW1に送信したデータが一時データ記憶部22に格納されてからストレージ装置6に転送するまでの期間は内部データ情報記憶部20の内容が外部データ情報記憶部21より新しい状態となる。アクセス頻度59は通信装置3が該ファイルにアクセスした頻度をある一定時間(例えば1週間等)かけて計測することにより決定される。
図6は通信装置3およびHGW1が行うアップロード操作の実施例に関するシーケンス図である。符号71は通信装置3からHGW1に送信されるファイル書込要求であり、符号72はHGW1から通信装置3に送信されるファイル書込応答であり、符号73は通信装置3からHGW1に送信されるアップロード対象データのストリームであり、符号74は符号73のストリームに対応するACKであり、符号75は該データ転送完了後にアップロード操作の完了を通知するために通信装置3からHGW1に送信されるファイル操作終了要求であり、符号76は該ファイル操作終了要求75に対応してHGW1から通信装置3に送信されるファイル操作終了応答であり、符号77は符号76の後にインターネット5から通信装置3に向かう下り方向の通信であり、符号78は通信77の直後にHGW1からストレージ装置6に送信されるファイル書込要求であり、符号79はファイル書込要求78に続いてHGW1からストレージ装置6に送信されるアップロード対象データのストリームであり、符号80は符号79のストリームに対応してストレージ装置6に送信されるACKであり、符号81はアップロード完了後にストレージ装置6からHGW1に送信されるファイル書込応答である。
通信77の直後にストレージ装置6に向けてアップロードを開始することで、WAN回線4の帯域占有率が上り方向と下り方向で同時期に高くなることが期待できる。本発明においては、WAN回線を使用することにかかる消費電力を低減するため、WAN回線4を通過するデータを削減する他にIEEE802.3azにより定義されたEnergy Efficient Ethernet(登録商標)(以下、EEE)技術や各種提案されている物理層のリンク速度を変更する技術を利用する手段を利用できる。EEEが利用可能な場合、例えば上述した手順によりWAN回線4の利用効率を向上させ、EEEの動作時間を長くすることによりHGW1の消費電力低減を図ることができる。
図6は通信装置3が対応する通信プロトコルがMicrosoft社により規定されたSMBまたはCIFSであり、ストレージ装置6の対応する通信プロトコルがRFC4918等によって拡張されたwebDAVである場合のシーケンス例を示しているが、通信装置3およびストレージ装置6が対応する通信プロトコルはこれに限られるものではない。対応する通信プロトコルによっては、ファイル書込要求78に対応するファイル書込応答がストレージ装置6からHGW1に向けて送信されることもありうるし、HGW1がデータ転送79完了後にファイル操作終了要求をストレージ装置6に送信することもありうる。また、HGW1は通信プロトコルに従って各要求メッセージ、応答メッセージの送信間隔を調節したり、不要なメッセージを遮断したりしてもよい。また、ファイル書込要求78を送信する時点でストレージ装置6が認証を必要とする場合、HGW1はファイル書込要求78送信前に認証操作を自律的に行ってよい。なお、通信装置3とHGW1、HGW1とストレージ装置6の通信は独立しており、通信装置3はHGW1がアップロード対象データをストレージ装置6に送信したことを把握することはない。
図7は通信装置およびHGWが行うダウンロード操作の実施例に関するチャートフローである。通信装置3がHGW1に送信したアップロード対象データは一時データ記憶部22およびストレージ装置6の片方、または両方に格納されるが、該データをダウンロードする際はこの2か所の中から最新のデータをダウンロードするため以下の手順によりダウンロードを実施する。HGW1は管理する全てのファイルにつけられた評価ポイントに基づき決定されたファイルを一時データ記憶部22に保持しているものとする。なお、この一時データ記憶部に格納されるファイルの決定手順は後述する。HGW1はLAN送受信部11を通過するデータを監視しており、通信装置3から送信されたファイル取得要求を受信すると(91)内部データ情報記憶部20を参照して対象ファイルが一時保持されているか判断する(92)。対象ファイルが一時データ記憶部22に保持されている場合(92でYes)、HGW1はストレージ装置6にファイル取得要求を送信する(93)。 このとき、HGW1はファイル取得要求を生成するにあたり内部データ情報記憶部20を参照して更新日時44に関する情報を追加し、ストレージ装置6に格納されるファイルが更新されている場合のみデータを送信するようストレージ装置6に要求する。これは例えばHTTPにより定められたメッセージによれば、If−not−modifiedフィールドをHTTPメッセージのボディ部に追加することにより実現できる。
ストレージ装置6は、受信したファイル取得要求に含まれる更新日時と格納しているファイルの更新日時を比較し、ファイルの更新状況をファイル取得応答により通知する(94)。HGW1は受信したファイル取得応答のステータスを読み取って、一時データ記憶部22に保持されているファイルが最新かどうかを判断する(95)。一時データ記憶部22に保持されているファイルが最新である場合(95でYes)、ストレージ装置6からデータの送信は行われず、HGW1から直接通信装置3にデータが送信される(96)。なお、一時データ記憶部22にダウンロード対象ファイルがない場合(92でNo)、更新日時44が追加されていないファイル取得要求を生成してストレージ装置6に送信する(98)。この後、図8に示したシーケンスに従ってストレージ装置6はHGW1にファイル取得応答をHGW1に送信し(99)、続いてデータ送信が行われる(100)。また、符号95の時点で一時ファイル記憶部68が最新でない場合(95でNo)もストレージ装置6はデータ送信を行う(100)。この後、HGW1はアクセス頻度59を更新する(97)。以上の手順により、キャッシュを保持した本発明のHGWはダウンロード動作を実施する。
図8はHGW1の一時保持していないデータを通信装置3がダウンロードを行う操作に関するシーケンス図である。符号91は通信装置3がHGW1に送信するファイル取得要求であり、符号98はHGWがストレージ装置6に送信するファイル取得要求であり、符号99はファイル取得要求98に対応してストレージ装置6からHGW1に送信されるファイル取得応答であり、符号111はHGW1から通信装置3に送信されるファイル取得応答であり、符号100−aはファイル取得要求98で転送要求されたファイルの転送ストリームであり、符号100−bは該転送ストリームに対応してHGW1からストレージ装置6に送信されるACKであり、符号101−aはファイル取得要求91で転送要求されたファイルの転送ストリームであり、符号101−bは該転送ストリーム101−aに対応して通信装置3からHGW1に送信されるACKであり、符号112はデータのダウンロード操作が終了したことをHGW1に通知するため通信装置3から送信されるファイル操作終了要求であり、符号113は該ファイル操作終了要求112に対応してHGW1から通信装置3に送信されるファイル操作終了応答である。通信装置3−HGW1間の通信と、HGW1−ストレージ装置6との通信は独立しているが、HGW1は通信プロトコルに従うために各要求メッセージ、応答メッセージの送信間隔を調節したり、不要なメッセージを遮断したり、必要なメッセージを追加、送信してもよい。
図9はHGW1が一時保持しているデータを通信装置3がダウンロードを行う操作に関するシーケンス図である。符号91は通信装置3がHGW1に送信するファイル取得要求であり、符号93はHGW1がストレージ装置6に送信するファイル取得要求であり、符号94はファイル取得要求93に対応してストレージ装置6からHGW1に送信されるファイル取得応答であり、符号121はHGW1から通信装置3に送信されるファイル取得応答であり、符号96−aはHGW1の一時データ記憶部22に格納されていたデータの転送ストリームであり、符号96−bは該ストリーム96−aに対応して通信装置3からHGW1に送信されるACKであり、符号122はデータのダウンロード操作が終了したことをHGW1に通知するため通信装置3から送信されるファイル操作終了要求であり、符号123は該ファイル操作終了要求122に対応してHGW1から通信装置3に送信されるファイル操作終了応答である。
通信装置3が送信したファイル取得要求91がHGW1がキャッシュするファイルを対象とする場合、HGW1は内部データ情報記憶部20を参照して、ストレージ装置6に送信するファイル取得要求93に更新日時44に関する情報を例えばHTTPメッセージのIf−Not−Modifiedフィールドに追加し、一時ファイル記憶部22に格納されるファイルとストレージ装置6に格納されるファイルが異なる場合のみデータを送信するようストレージ装置6に要求する。ストレージ装置6は、対象ファイルの更新日時を参照してHGW1のキャッシュに変更がなされていないことを確認する。変更がない場合、ストレージ装置6は更新がないことをファイル取得応答94のステータスコード等(HTTPの場合は304 Not Modifiedとなる)によりHGW1に通知する。
図10は一時ファイルの選択に関するメモリの内容を示した図である。一時データ記憶部22に格納するファイルの選択方法は、より一般的には重み付き選択問題として定型化される。これは動的計画法により最適解を求めることができる。符号131はストレージ装置6に格納されているファイルを一意に判別するために各ファイルにつけられるNo.であり、符号132はファイル名であり、符号133はアクセス頻度であり、符号134はファイルサイズであり、符号135は評価ポイントであり、符号136は動的計画法の計算手法に従い、行にファイル数を単位とする探索範囲、列に制約関数として合計ファイルサイズをとった計算表である。アクセス頻度133はHGW1が該ファイルにアクセスした頻度をある一定時間(例えば1週間等)かけて計測することにより求められ、外部ファイル情報記憶部21に保持されていたものをコピーしたものである。WAN回線4の占有時間を小さくする目的では評価ポイント135の計算にアクセス頻度133を利用することができるが、別の目的(例えば信頼性)を優先する場合はその目的に従って別の項目を任意に設定することができる。評価ポイント135は動的計画法によりファイルを選択するための基準となる値である。評価ポイント135には、WAN回線4の占有時間を小さくする目的として、この項目には例えば(アクセス頻度×ファイルサイズ)の値を設定する。計算表136では探索範囲であるNo.(符号131)の値を1ずつ増加していったときの到達可能な最大(評価ポイントの設定によっては最小)の評価ポイントの推移が計算される。計算表136を参照することにより最大(または最小)の評価ポイントとなるファイルの組み合わせが決定できる(図10によればファイル数4、ファイルサイズ5の条件での最適解はNo.1、2、4であることが決定できる。)。
なお、ファイル数や合計ファイルサイズの上限が多くなるに従って計算量が非常に大きくなるため、ファイル数がある一定数(例えば10,000)以上の場合はファイルサイズの表現単位を大きくしたり(例えば1kbyte単位から10kbyte単位に変更する等)、アクセス頻度の表現単位を大きくする(例えば1週間あたり1回単位から1日あたり1回単位に変更する等)等の変更により計算量を軽減する措置が取られることが好ましい。さらにファイル数が多い場合(例えば1,000,000)は、計算手段を動的計画法ではなくオンラインアルゴリズムやGreedy法に変更することが好ましい。上述の手順により、HGWを介してインターネットに接続されたネットワークにおいて、一時ファイル記憶部68に保持するファイルを選択し、必要であればストレージ装置6から任意のタイミングで更新を行う。以上の手順により、通信装置3のファイル取得要求に伴って発生するWAN回線4上の通信量を低減することができ、その結果として消費電力低減の効果が得られる。
図11はHGWが一時保持しているデータを自律的にストレージ装置に転送する動作に関するチャートフローである。HGW1は通信装置3からデータをアップロードされると(141)、外部データ情報記憶部21を参照してそのファイルが既にストレージ装置6に格納されているファイルかどうかを判断する(142)。ストレージ装置6に格納されているファイルの場合(142でYes)、ストレージ情報記憶部19の残り利用可能容量37を参照してストレージ装置6にファイルを格納するために必要な容量があるか判断する。十分な容量がストレージ装置6にある場合(143でYes)、一時データ記憶部22に格納されているキャッシュデータをストレージ装置6に送信し(144)、内部データ情報記憶部20の一時保存状態49やストレージ情報記憶部19の残り利用可能容量37を更新する(145)。ここでキャッシュデータがどこのストレージ装置にも格納されていないファイルであった場合(142でNo)、ストレージ情報記憶部19を参照して候補となるストレージ装置が登録されているか判断する(146)。ストレージ装置が登録されている場合(146でYes)、一定の演算もしくは予めストレージ装置に定められた優先度に従って送信先のストレージ装置を決定する(147)。次に符号143と同様にしてストレージ装置に十分な残り利用可能容量があり、キャッシュデータが転送可能か判断する(148)。転送することが可能であれば(148でYes)、一時ファイル記憶部22に格納されているキャッシュデータをストレージ装置6に送信し、(144)一時保存状態49や残り利用可能容量37を更新する(145)。一方で転送ができない場合は(148でNo)符号145の時点に戻って他のストレージ装置を探索する。もし候補となるストレージ装置がない場合は(146でNo)、転送不可と判断してファイル操作終了応答にエラーコードを追加して通信装置3に送信する。
図12は、一時ファイルのアップロードのタイミングに関するフローチャートである。データ送受信制御部14およびデータ送受信制御部16はHGW1を経由する通信装置3の上り通信および下り通信の有無を監視する。例えばEEEを利用可能な場合、実際にLAN送受信部11およびWAN送受信部12をデータが通過してからTime to Sleepと呼ばれる時間内は上り通信または下り通信があったと判断する。なお、この時間はWAN側の通信に関係する消費電力低減技術や実装により別の一定時間としてもよいし、一定の演算方法により適応的に変化させても良い。HGW1は一時データ記憶部22から外部ストレージ装置6に図10で例示した方法等によって選択したデータをアップロードする場合、一時データ記憶部22の残り容量を確認する(151)。HGWの製造者または利用者があらかじめ定めた残り容量以上あれば(151でYes)、HGW1はそのデータのアップロードを下り通信が発生するまで待機する(152でNo)。
下り通信が発生した場合(152でYes)、HGW1はストレージ装置6にデータの転送を実施する(153)。ただし、データをアップロードする際に一時データ記憶部22の残り容量が十分でない場合(151でNo)、下り通信の有無を確認せずに直ちにデータの転送を開始する。以上の手順により、WAN回線4における上り通信および下り通信を同時に発生させることができ、WAN回線4の回線利用率が高まる。また、一時ファイル記憶部68の容量が十分ある場合、上り通信が存在するときにストレージ装置6からファイルをダウンロードするように一時ファイルを更新する動作を自律的に行っても良い。片側だけ通信を行っている時間を削減できるため、その削減分だけ消費電力低減技術を適用できる時間を長くすることができる。以上の手順により、本発明のHGWはWAN回線の利用率を向上させ、通信にかかる消費電力低減を実現する。
1 HGW
2 LAN回線
3 通信装置
4 WAN回線
5 インターネット
6 ストレージ装置
11 LAN送受信部
12 WAN送受信部
13 制御部
14 データ送受信制御部(LAN)
15 データ制御部
16 データ送受信制御部(WAN)
17 メモリ
18 記憶部
19 ストレージ情報記憶部
20 内部データ記憶部
21 外部データ記憶部
22 一時データ記憶部
2 LAN回線
3 通信装置
4 WAN回線
5 インターネット
6 ストレージ装置
11 LAN送受信部
12 WAN送受信部
13 制御部
14 データ送受信制御部(LAN)
15 データ制御部
16 データ送受信制御部(WAN)
17 メモリ
18 記憶部
19 ストレージ情報記憶部
20 内部データ記憶部
21 外部データ記憶部
22 一時データ記憶部
Claims (4)
- 第1のネットワークに接続される機器と、第2のネットワークに接続されるストレージ装置との間の通信を中継するゲートウェイ装置であって、
前記機器が前記ストレージ装置に格納するデータを一時的に保存する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に保存されているデータが更新された時期を記憶する第2の記憶部と、
前記機器から前記ストレージ装置に格納されたデータの第1の送信要求を受信したときに、前記第2の記憶部に格納された前記時期を含む第2の送信要求を前記ストレージ装置に送信し、当該第2の送信要求に対する前記ストレージ装置からの応答を受け、前記第1の記憶部に保存されたデータの更新された時期が前記ストレージ装置に格納されたデータの更新された時期よりも古くない場合には、前記第1の記憶部に保存されたデータを、前記第1の送信要求に対応して送信する制御部と、を有することを特徴とするゲートウェイ装置。 - 請求項1に記載のゲートウェイ装置であって、
前記制御部は、前記機器から前記ストレージ装置へのデータの格納要求を受信したときに、前記第1の記憶部に当該データを保存し、前記ストレージ装置と通信をする機会が生じたときに、前記第1の記憶部に保存したデータもあわせて前記ストレージ装置に送信することを特徴とするゲートウェイ装置。 - 請求項2に記載のゲートウェイ装置であって、
複数のストレージ装置毎に、優先度および利用可能な記憶容量を記憶するストレージ情報記憶部を有し、
前記制御部は、前記ストレージ情報記憶部に登録された前記優先度および前記利用可能な記憶容量ならびに格納を要求されているデータのサイズから、当該データを格納するストレージ装置を決定することを特徴とするゲートウェイ装置。 - 請求項3に記載のゲートウェイ装置であって、
前記ストレージ装置に格納されているデータ毎に、アクセス頻度およびデータのサイズを記憶する第3の記憶部を有し、
前記制御部は、前記第3の記憶部に記憶されたアクセス頻度およびデータのサイズに基づいて、前記第1の記憶部に一時的に保存するデータを決定することを特徴とするゲートウェイ装置。
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