JP2013156531A - ファインダ装置およびそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファインダ装置において、異物の侵入を防止して、コストを低減する。
【解決手段】第1の部材1には第1のプリズム11が収納され、第2の部材14は第1の部材に係合されて、第2のプリズム15が収納される。第1のプリズムと第2のプリズムとの間には視野範囲を規定する枠部材12が配置される。固定ゴム13が枠部材と第2の部材との間に配置され、第1のプリズムを第1の部材に押圧して第1のプリズムを第1の部材に保持するとともに、枠部材および第2のプリズムをそれぞれ前記第1の部材および前記第2の部材の側に押圧して枠部材および第2のプリズムを第1の部材および第2の部材に保持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ファインダ装置およびそれを備えた撮像装置に関し、特に、少なくとも2つのプリズム光学系を備える光学ファインダ装置に関する。
一般に、コンパクトカメラ又はカメラ一体型VTRなどの撮像装置で用いられるファインダ装置においては、ファインダ装置筐体(以下単に筐体と呼ぶ)内に対物レンズ、光を屈折する複数のプリズム、および接眼レンズが収納されている。このようなファインダ装置においては、筐体内に入射した被写体像が対物レンズを介して複数のプリズムに入射し、複数のプリズムから出射した光が接眼レンズに入射する。そして、接眼レンズから接眼レンズの近傍に設けられた接眼部に被写体像が導かれる。
上記のファインダ装置では、ファインダ地板が備えられており、このファインダ地板には対物レンズおよび三角プリズムが保持される対物レンズ室および三角プリズム室が形成されている。そして、三角プリズムを三角プリズム室に保持する際には、対物レンズ室および三角プリズム室を覆うファインダカバーに形成された板バネの付勢力によって三角プリズムを三角プリズム室に保持している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−99019号公報
ところが、特許文献1に記載されたように三角プリズムを保持すると、板バネを用いる関係上、不可避的に三角プリズムなどのプリズムを保持するための部品点数が増加する。そして、部品点数の増加に起因して組立て工数が増加し、ファインダ装置の製造コストがアップしてしまう。
また、特許文献1においては、板バネを加工する際にファインダカバーに孔を穿つ必要があり、加工の後、当該孔を塞ぐための専用部品が必要となる。これによっても、ファインダ装置の製造コストがアップしてしまう。
さらに、特許文献1では、ファインダカバーが板バネの付勢力によって三角プリズムと対向する方向に付勢され、ファインダカバーと三角プリズム室との間に空間が形成されてしまう。このため、当該空間にファインダ装置の光路内に外部からゴミおよび微小な埃などの異物が侵入してしまう。この結果、ユーザが接眼部を覗くと被写体像の他に異物が目視されてしまい、良好に被写体像を目視することができないことがある。
従って、本発明の目的は、コストを低減することのできるファインダ装置およびそれを用いた撮像装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は異物の侵入を防止して、良好に被写体像を目視することのできるファインダ装置およびそれを用いた撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のファインダ装置は、レンズ群を備える対物光学系を介して入射した光が透過する第1のプリズムと、前記第1のプリズムを透過した光が透過し、該透過した光によって被写体を視認するための第2のプリズムと、前記第1のプリズムが収納される第1の部材と、前記第1の部材に支持され、前記第2のプリズムが収納される第2の部材と、前記第1のプリズムと前記第2のプリズムとの間に配置され視野範囲を規定するための枠部材と、前記枠部材と前記第2の部材との間に配置され、前記第1のプリズムを前記第1の部材に押圧して前記第1のプリズムを前記第1の部材に保持するとともに、前記枠部材および前記第2のプリズムをそれぞれ前記第1の部材および前記第2の部材の側に押圧して前記枠部材および前記第2のプリズムを前記第1の部材および前記第2の部材に保持する弾性部材とを備えることを特徴とする。
本発明による撮像装置は、上記のファインダ装置と、前記対物光学系を介して入射した光を受け、被写体像の撮影を行う撮影手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、弾性部材が第1の部材に第1のプリズムを押圧して保持するとともに、第2の部材に第2のプリズムを押圧して保持するので、第1の部材と第1のプリズムとの間の第1の空間および第2の部材と第2のプリズムとの間の第2の空間が密閉される。よって、プリズムを保持するための部品点数を低減させて、製造コストを低減させるとともに、ファインダ装置の光路内に外部から異物が侵入することを確実に防止することができる。
本発明の実施の形態によるファインダ装置の一例を示す斜視図である。 図1に示す対物光学系ユニットを分解して示す斜視図である。 図1に示す接眼光学系ユニットを分解して示す斜視図である。 図3に示す弾性部材を下側からみた斜視図である。 図3に示す接眼光学系ユニットを組み立てる前の状態でファインダユニットを上方からみた図である。 図3に示す接眼光学系ユニットを組み立てた後の状態でファインダユニットを上方からみた図である。 図6のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 図6に示すファインダユニットを備えるファインダ装置を分解して示す斜視図である。 図9に示すファインダ装置においてファインダ装置視野の倍率を変倍するカム板を上方から示す図ある。
以下、本発明の実施の形態によるファインダ装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるファインダ装置の一例を示す斜視図である。
図1において、ファインダ装置500はファインダユニット300および鏡筒ユニット400を有している。そして、ファインダユニット300は対物光学系ユニット100および接眼光学系ユニット200を備えている。ファインダ装置500は、例えば、コンパクトカメラ又は簡易型のカメラ一体型VTRなど撮像装置のファインダとして用いられる。そして、この撮像装置は後述する対物光学系を介して入射した光を受けて、被写体像の撮影を行う撮影手段とを有することになる。
図2は、図1に示す対物光学系ユニット100を分解して示す斜視図である。
図2において、対物光学系ユニット100は第1のファインダ地板(第1の部材)1、対物光学系としての第1の対物レンズ2と第2〜第4の対物レンズ(後述する)、マスク6、レンズ間スプリング7および8、そして、ガイドバー9および10を備えている。
第1の対物レンズ2には被写体像などの観察光が入射する。対物光学系は第2〜第4の対物レンズユニット3〜5に備えられる第2〜第4の対物レンズ(レンズ群)を備えており、これら第2〜第4の対物レンズユニット3〜5はレンズ群とともに光軸方向に移動可能となっている。また、ガイドバー9および10は対物光学系の光軸と平行に取り付けられている。
第1のファインダ地板1には、対物光学系の光軸に沿う部分において、第2〜第4の対物レンズユニット3〜5を収納するための対物レンズ室(第1の室)1aが形成されている。対物レンズ室1aの前方(第2の対物レンズユニット3側、被写体側)には、前壁1bが設けられており、この前壁1bの中央部には、第1の対物レンズ2から射出した観察光が通過する開口部1cが形成されている。また、前壁1bの下側部分にはガイドバー9および10がそれぞれ嵌挿される孔1dおよび1eが形成されている。そして、対物レンズ室1aの上面には、第2〜第4の対物レンズユニット3〜5の回転を規制するための3本の直進溝1f〜1hが形成されている。
第1のファインダ地板1において対物レンズ室1aの後方(第4の対物レンズユニット5側、観察者側)には、後述する三角プリズム(第1のプリズム)11を収納するための三角プリズム室(第2の室)1kが形成されている。三角プリズム室1kの前方(第4の対物レンズユニット5側、被写体側)には前壁1mが設けられており、前壁1mの中央部には第4の対物レンズユニット5から射出した観察光が通過する開口部1nが形成されている。また、三角プリズム室1kには三角プリズム11から射出した観察光が通過するための開口部1oが形成されている。そして、図中開口部1oの左右両端部には、第2のファインダ地板(第2の部材)14を係止する4つの係止爪1t〜1wが形成されている。
第1の対物レンズ2は、第1のファインダ地板1の開口部1dを覆うようにして前壁1cに装着される。前壁1cに装着された第1の対物レンズ2は接着によって第1のファインダ地板1に固定される。
第2の対物レンズユニット3は、第1のファインダ地板1の対物レンズ室1aに配置され、第2の対物レンズユニット3の右斜め下側部分に形成された軸受孔3aにガイドバー9が嵌挿される。これによって、第2の対物レンズユニット3は、ガイドバー9上を摺動可能に、つまり、対物光学系の光軸方向に移動可能な状態で第1のファインダ地板1に支持される。また、第2の対物レンズユニット3の左斜め上側部分に形成された軸3bが第1のファインダ地板1の直進溝1fに嵌挿されて第2の対物レンズユニット3の回転が規制される。
第2の対物レンズユニット3において軸受孔3aが形成された部分の下面には、下方に向けて突出したカムフォロア3cが設けられている。このカムフォロア3cは、後述するカム板20のカム溝20a上を摺動可能な状態でカム板20に嵌合する。
第3の対物レンズユニット4は、第1のファインダ地板1の対物レンズ室1aに配置され、第3の対物レンズユニット4の下側部分に形成された軸受孔4aにガイドバー10が嵌挿される。これによって、第3の対物レンズユニット4はガイドバー10上を摺動可能に、つまり、対物光学系の光軸方向に移動可能な状態で第1のファインダ地板1に支持される。また、第3の対物レンズユニット4の上端に形成された軸4bが第1のファインダ地板1の直進溝1gに嵌挿されて、第3の対物レンズユニット4の回転が規制される。
第3の対物レンズユニット4において軸受孔4aが形成された部分の下面には、下方に向けて突出したカムフォロア4cが設けられている。このカムフォロア4cは、後述するカム板20のカム溝20b上を摺動可能な状態でカム板20に嵌合する。
第4の対物レンズユニット5は、第1のファインダ地板1の対物レンズ室1aに配置され、第4の対物レンズユニット5の下側部分に形成された軸受孔5aにガイドバー10が嵌挿される。これによって、第4の対物レンズユニット5はガイドバー10上を摺動可能に、つまり、対物光学系の光軸方向に移動可能な状態で第1のファインダ地板1に支持される。また、第4の対物レンズユニット5の上端に形成された軸5bが第1のファインダ地板1の直進溝1hに嵌挿されて第4の対物レンズユニット5の回転が規制される。
第4の対物レンズユニット5において軸受孔5aが形成された部分の下面には、下方に向けて突出したカムフォロア5cが設けられている。このカムフォロア5cは、後述するカム板20のカム溝20c上を摺動可能な状態でカム板20に嵌合する。
マスク6は、第1の対物レンズ2と第2の対物レンズユニット3との間に配置されて第2の対物レンズユニット3に装着される。第2の対物レンズユニット3に装着されたマスク6は、第2の対物レンズユニット3とともに対物光学系の光軸方向に移動する。マスク6の中央部には、第1の対物レンズ2から射出された観察光が通過する開口部6aが形成されている。
レンズ間スプリング7は、第2の対物レンズユニット3と第1のファインダ地板1との間に配置される。レンズ間スプリング7の一端は第2の対物レンズユニット3の軸受孔3aを規定する中空のテーパ部材の外周に嵌合し、その他端が第1のファインダ地板1に当接している。
レンズ間スプリング8は、第3の対物レンズユニット4と第4の対物レンズユニット5との間に配置される。レンズ間スプリング8の一端は第3の対物レンズユニット4の軸受孔4bを規定する中空のテーパ部材の外周に嵌合し、その他端が第4の対物レンズユニット5の軸受孔5bを規定する中空のテーパ部材の外周に嵌合する。
これらレンズ間スプリング7および8のスプリング力(付勢力)によって、第2の対物レンズユニット3のカムフォロア3cがカム板20のカム溝20aのカム側面に確実に当接する。同様に、第3の対物レンズユニット4のカムフォロア4cがカム板20のカム溝20bのカム側面に確実に当接し、第4の対物レンズユニット5のカムフォロア5cがカム板20のカム溝20cのカム側面に確実に当接する。その結果、第2〜第4の対物レンズユニット3〜5におけるレンズ間隔を一定の長さとすることができる。
ガイドバー9および10は、第1のファインダ地板1の対物レンズ室1aにおいて対物光学系の光軸と平行に配置される。具体的には、ガイドバー9は、その一端が前壁1cの孔1dに嵌挿され、他端がプリズム室1kの下部に形成された壁1qの孔1rに嵌挿される。
ガイドバー10は、その一端が前壁1cの孔1eに嵌挿され、他端がプリズム室1kの下部に形成された壁1qの孔1sに嵌挿される。これによって、ガイドバー9および10が第1のファインダ地板1に支持されて、第2〜第4の対物レンズユニット3〜5がガイドバー9および10を介して第1のファインダ地板1に支持される。
図3は図1に示す接眼光学系ユニット200を分解して示す斜視図であり、図4は図3に示す弾性部材としての固定ゴム13を下側からみた斜視図である。
図3および図4を参照して、接眼光学系ユニット200は、三角プリズム11、視野枠(枠部材)12、弾性部材としての固定ゴム13、第2のファインダ地板14、およびダハプリズム15、および接眼レンズ16を有している。
三角プリズム11は、第1のファインダ地板1の三角プリズム室1kに配置され、後述する固定ゴム13の第1の押圧部13aによって、第1のファインダ地板1に接着されることなく三角プリズム室1kに保持される。さらに、後述するように、固定ゴム13の第1の押圧部13aによって、三角プリズム11と第1のファインダ地板1との間の空間(第1の空間という)が密閉される。
第4の対物レンズユニット5から射出されて三角プリズム11の入射面11aに導かれた観察光は、三角プリズム11を透過して三角プリズム11の射出面11bから射出する。三角プリズム11から射出した観察光は、後述するダハプリズム15の入射面15aに導かれる。
視野枠12には、ファインダユニット300の視野範囲を規定する形状が長方形である視野表示開口部12aが形成されている。この視野枠12は第1のファインダ地板1とダハプリズム15との間に配置される。視野枠12は固定ゴム13の第2の押圧部13cによって、第1のファインダ地板1に接着されることなく第1のファインダ地板1に保持される。さらに、固定ゴム13の第2の押圧部13cによって、視野枠12とダハプリズム15との間の空間(第2の空間と呼ぶ)が密閉される。
弾性部材としての固定ゴム13は、例えば、ゴム材で構成されるが、同様の効果が得られればゴム材に限られない。固定ゴム13は第1および第2の押圧部13aおよび13cを有している。第1の押圧部13aは対物光学系の光軸と直交(交差)する方向(交差方向、A1方向)に弾性力F1チャージされる。また、第2の押圧部13cは対物光学系の光軸と平行する方向(A2)に弾性力F2がチャージされる。
第1および第2の押圧部13aおよび13cは固定ゴム13に一体で形成されている。そして、第1の押圧部13aは三角プリズム11の上面に配置される。第1の押圧部13aは当接部13fおよび防塵部(延在部)13bを有し、当接部13fは三角プリズム11を保持するために用いられる。また、防塵部13bは当接部13fと上側に形成され、当接部13fよりも外側に突出し、前述の第1の空間を密閉する(つまり、覆う)。第1の押圧部13aは、後述するように、第2のファインダ地板14の保持部14dによって押圧される。
第2の押圧部13c(つまり、固定ゴム13)は、視野枠12とダハプリズム15との間に配置される。第2の押圧部13cは視野枠12およびダハプリズム15を保持するとともに前述の第2の空間を密閉する。
第2の押圧部13cにおいて、その中央部には視野枠12の視野表示開口部12aよりも開口面積が広い開口部13dが形成されている。第2の押圧部13cは1のファインダ地板1と第2のファインダ地板14とを係合させることによって図4に示すA2方向に付勢される。
図示のように、第1の押圧部13aと対向して第1の押圧部13aと反対側に延びる遮蔽部13eが形成され、この遮蔽部13eによって第2のファインダ地板14の切り欠き部14eが覆われる。なお、遮蔽部13eは第2のファインダ地板14の上側に配置される。
第2のファインダ地板14にはダハプリズム(第2のプリズム)15を収納するためのダハプリズム室(第3の室)14aが形成されている。ダハプリズム室14aの後方(接眼レンズ16側)には後壁14bが設けられている。後壁14bの中央部には、ダハプリズム15の射出面15bから射出した観察光が通過する開口部14cが形成されている。
ダハプリズム室14aの上側部分には保持部14dおよびコの字状の切り欠き部14eが形成されている。保持部14dは観察光の光軸の方向(三角プリズム11側)に延び固定ゴム13の第1の押圧部13aを押圧する。切り欠き部14eはダハプリズム15の凸部であるゲート跡15cを回避するために用いられる。なお、ダハプリズム15は、例えば、樹脂成形(モールド成形)によって作成される。
ダハプリズム室14aの上側部分および下側部分の両端部には、それぞれ第1のファインダ地板1を係止する4つの係止爪14f、14g、14h、および14kが形成されている。
ダハプリズム15は、第2のファインダ地板14のダハプリズム室14aに配置され、固定ゴム13の第2の押圧部13cによって第2のファインダ地板1に接着ることになく保持される。さらに、第2の押圧部13cによって視野枠12とダハプリズム15の間との空間(第2の空間)が密閉される。
ダハプリズム15は三角プリズム11の射出面11bから射出した観察光が入射する入射面15aと、観察光を出射する射出面15bとを有する屋根状のダハ面を備える屋根型プリズムである。そして、ダハプリズム15によって観察光における上下が反転され、出射面15bから出射した観察光は接眼レンズ16に導かれる。
接眼レンズ16は第2のファインダ地板14の開口部14cを覆うように配置され、後壁14bに装着される。後壁14bに装着された第2の接眼レンズ(図示せず)は接着によって第2のファインダ地板14に固定される。
続いて、図1に示すファインダユニット300の組み立てについて説明する。
図5は図3に示す接眼光学系ユニット200を組み立てる前の状態でファインダユニット300を上方からみた図である。また、図6は図3に示す接眼光学系ユニット200を組み立てた後の状態でファインダユニット300を上方からみた図である。さらに、図7は図6のA−A線断面図であり、図8は図6のB−B線断面図である。
図5〜図8を参照して、ファインダユニット300を組み立てる際には、対物光学系ユニット100および接眼光学系ユニット200を組み立てた後、第2のファインダ地板14に形成された係止爪14f、14g、14h、および14kを、第1のファインダ地板1に形成された係止爪1t、1u、1v、および1wにそれぞれ係合する。この係合によって、図7に示すように、固定ゴム13の第2の押圧部13cが対物光学系の光軸と平行する方向(図4のA2方向)にチャージされる。
固定ゴム30の第2の押圧部13cの弾性力によって視野枠12が第1のファインダ地板1に保持されるとともにダハプリズム15が第2のファインダ地板14に保持される。そして、固定ゴム30の第2の保持部13cによって視野枠12とダハプリズム15との間の空間(第2の空間)が密閉される。
また、第2のファインダ地板14の保持部14dの押圧によって、図7および図8に示すように、固定ゴム13の第1の押圧部13aが対物光学系の光軸と直交する方向(図4のA1方向)にチャージされる。固定ゴム13の第1の押圧部13aの弾性力によって当接部13fにおいて三角プリズム11が第1のファインダ地板1に保持され、防塵部13bにおいて三角プリズム11と第1のファインダ地板1との間の空間(第1の空間)が密閉される。そして、第2のファインダ地板14の切り欠き部14eが固定ゴム13の遮蔽部13eによって覆われる。
図6に示すように、組立てられたファインダユニット300においては、接眼光学系ユニット200が対物光学系ユニット100に支持される。これによって、ファインダユニット300は、例えば、コンパクトカメラ又は簡易型のカメラ一体型VTRなど撮像装置のファインダとして機能する。そして、ユーザは第1の対物レンズ2から入射した観察光による被写体像を接眼レンズ16を介して視認することができる。
図9は、図6に示すファインダユニット300を備えるファインダ装置を分解して示す斜視図である。また、図10は図9に示すファインダ装置においてファインダ装置視野の倍率を変倍するカム板を上方から示す図ある。
図9において、鏡筒ユニット400を構成する固定筒30の外周に、カム板20、スプリング21、およびファインダユニット300が配置される。図示のように、ファインダユニット300は、カム板20の上面側に配置されて鏡筒ユニット400に固定される。当該固定によってカム板20は回転可能に固定筒30に支持される。
カム板20には、第2の対物レンズユニット3を対物光学系の光軸方向に進退移動させるためのカム溝20aが形成されており、第2の対物レンズユニット3のカムフォロア3cが摺動可能な状態でカム溝20aに嵌合する。また、カム板20には、第3の対物レンズユニット4を対物光学系の光軸方向に進退移動させるためのカム溝20bが設けられている。そして、第3の対物レンズ3のカムフォロア3cが摺動可能な状態でカム溝20bに嵌合する。
さらに、カム板20には、第4の対物レンズユニット5を対物光学系の光軸方向に進退移動させるためのカム溝20cが設けられており、第4の対物レンズユニット5のカムフォロア5cが摺動可能な状態でカム溝20cに嵌合する。そして、カム板20には、スプリング21を掛けるためのフック20dが形成されている。カム板20はスプリング21によって図中反時計方向に付勢される。
スプリング21は、その一端がカム板20のフック20dに掛けられ、他端が固定筒30のフック(図示せず)に掛けられる。
鏡筒ユニット400を構成する駆動ユニット31は、ズーム切換えスイッチ(図示せず)に接続されている。ユーザがズーム切換えスイッチをオンに切換えることによって駆動ユニット31が駆動され、ファインダ装置500における変倍動作が実行される。
この変倍動作はファインダ装置500における視野の倍率を望遠端から広角端の間で変化させる動作である。具体的には、変倍動作においては、鏡筒ユニット400を構成するカム筒32が光軸方向における望遠端から広角端の間で移動する。
例えば、カム筒32を望遠端方向に移動させる場合には、まず、ズーム切換えスイッチを切換えて駆動ユニット31を駆動させる。この駆動によって、カム筒32は固定筒30の内周に設けられたカム(図示せず)の動作に追従して、図中時計方向に回転しつつ光軸方向における望遠端方向に繰り出される。
カム筒32の回転に追従するようにして、カム板20がスプリング21をチャージしつつ固定筒30の外周面上を時計方向に移動する。カム板20の移動によって、第2の対物レンズユニット3はカム板20のカム溝20aに沿って広角端P1側から望遠端P2側に移動する。同様に、第3の対物レンズユニット4はカム板20のカム溝20bに沿って広角端P3側から望遠端P4側に移動する。さらに、第4の対物レンズユニット5はカム板20のカム溝20cに沿って広角端P5側から望遠端P6側に移動する。
第2〜第4の対物レンズユニット3〜5が望遠端側へ移動すると、第2〜第4の対物レンズユニット3〜5におけるレンズ間隔が短くなって、ファインダ装置400おいてその視野の倍率を望遠端側に変倍することができる。
カム筒32を広角端方向に移動させる場合には、まず、ズーム切換えスイッチを切換えて駆動ユニット31を駆動させる。この駆動によって、カム筒32は、固定筒30の内周に設けられているカムの動作に追従して反時計方向に回転しつつ光軸方向における広角端方向に繰り込まれる。カム筒32の回転に追従して、カム板20はチャージされたスプリング23および24のスプリング力を用いて固定筒27の外周面上を時計方向に移動する。
カム板20の移動によって、第2の対物レンズユニット3はカム板20のカム溝20aに沿って望遠端P2側から広角端P1側に移動する。動揺に、第3の対物レンズユニット4はカム板20のカム溝20bに沿って望遠端P4側から広角端P3側に移動する。また、第4の対物レンズユニット5はカム板20のカム溝20cに沿って望遠端P6側から広角端P5側に移動する。
第2〜第4の対物レンズユニット3〜5が広角端側に移動すると、第2〜第4の対物レンズユニット3〜5におけるレンズ間隔が長くなって、ファインダ装置400において視野の倍率を広角端側に変倍することができる。
このように、1つの固定ゴム13によって三角プリズム11およびダハプリズム15をそれぞれ第1および第2のファインダ地板1および14に保持するようにしたので、プリズムを保持する際の部品点数を低減させることができる。さらに、弾性部材としての固定ゴム13の交換はきわめて容易であり、結果的にファインダ装置400の製造コストを低減させることができる。
さらに、上述の実施の形態では、弾性部材としての固定ゴム13に備えられた第1の押圧部13aの防塵部13bによって第1のファインダ地板1と三角プリズム11との間に形成された空間が密閉される。また、固定ゴム13の第1の押圧部13cによって視野枠12とダハプリズム15との間に形成された空間を密閉される。よって、第1のファインダ地板1と三角プリズム11との間および視野枠12とダハプリズム15との間からファインダ装置400の光路内にゴミおよび微少な埃などの異物が侵入することを防止することができる。その結果、ユーザは常に良好な被写体像を視認することができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
1 第1のファインダ地板(第1の部材)
1t,1u,1v,1w,14f,14g,14h,14k 係止爪(係合手段)
11 三角プリズム(第1のプリズム)
12 視野枠(枠部材)
13 固定ゴム(弾性部材)
13a 第1の押圧部
13c 第2の押圧部
14 第2のファインダ地板(第2の部材)
14e 切り欠き部(開口部)
15 ダハプリズム(第2のプリズム)

Claims (9)

  1. レンズ群を備える対物光学系を介して入射した光が透過する第1のプリズムと、
    前記第1のプリズムを透過した光が透過し、該透過した光によって被写体を視認するための第2のプリズムと、
    前記第1のプリズムが収納される第1の部材と、
    前記第1の部材に支持され、前記第2のプリズムが収納される第2の部材と、
    前記第1のプリズムと前記第2のプリズムとの間に配置され視野範囲を規定するための枠部材と、
    前記枠部材と前記第2の部材との間に配置され、前記第1のプリズムを前記第1の部材に押圧して前記第1のプリズムを前記第1の部材に保持するとともに、前記枠部材および前記第2のプリズムをそれぞれ前記第1の部材および前記第2の部材の側に押圧して前記枠部材および前記第2のプリズムを前記第1の部材および前記第2の部材に保持する弾性部材とを備えることを特徴とするファインダ装置。
  2. 前記弾性部材は前記第1のプリズムを前記対物光学系の光軸と交差する方向に押圧して前記第1のプリズムを前記第1の部材に保持する第1の押圧部と、
    前記枠部材および前記第2のプリズムを前記対物光学系の光軸の方向に沿って押圧して、前記枠部材および前記第2のプリズムをそれぞれ前記第1の部材および前記第2の部材に保持する第2の押圧部とを有することを特徴とする請求項1に記載のファインダ装置。
  3. 前記第2の押圧部は前記光が通過する開口部が形成されており、
    前記第1の押圧部は前記第2の押圧部と一体に形成され、前記第2の押圧部から前記対物光学系の光軸方向に延び、前記第1のプリズムに当接して該第1のプリズムを前記交差方向に押圧する当接部を備えることを特徴とする請求項2に記載のファインダ装置。
  4. 前記第1の押圧部は前記当接部よりも前記対物光学系の軸方向に延び、前記第1のプリズムと前記第1の部材との間に規定される空間を覆う延在部を有することを特徴とする請求項3に記載のファインダ装置。
  5. 前記第1の部材には、前記対物光学系の光軸に沿う部分に前記対物光学系を収納するための第1の室が形成されるとともに、前記第1のプリズムを収納するための第2の室が形成され、
    前記第2の部材には前記第2のプリズムを収納する第3の室が形成されており、
    前記第2の部材が前記第1の部材に係合された際、第2の押圧部が前記対物光学系の光軸の方向に沿って付勢されること特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のファインダ装置。
  6. 前記第2のプリズムは樹脂成形によって形成されており、
    前記第2の部材には、前記第2のプリズムの凸部を回避するための切り欠き部が形成され、
    前記第2の押圧部には前記当接部と反対側に前記対物光学系の光軸方向に延び、前記切り欠き部を遮蔽する遮蔽部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のファインダ装置。
  7. 前記第2の部材には前記第2の部材が前記第1の部材に係合された際に、前記第1の押圧部を前記交差方向に押圧する保持部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のファインダ装置。
  8. 前記弾性部材はゴム材に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のファインダ装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のファインダ装置と、
    前記対物光学系を介して入射した光を受け、被写体像の撮影を行う撮影手段とを有することを特徴とする撮像装置。
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