JP2013156357A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013156357A
JP2013156357A JP2012015545A JP2012015545A JP2013156357A JP 2013156357 A JP2013156357 A JP 2013156357A JP 2012015545 A JP2012015545 A JP 2012015545A JP 2012015545 A JP2012015545 A JP 2012015545A JP 2013156357 A JP2013156357 A JP 2013156357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom lever
coil spring
fixing member
hole
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012015545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5979888B2 (ja
Inventor
Takasumi Seo
貴純 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012015545A priority Critical patent/JP5979888B2/ja
Publication of JP2013156357A publication Critical patent/JP2013156357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5979888B2 publication Critical patent/JP5979888B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】 電子機器の大型化を抑えつつ機器本体に対して回動可能な操作部材をコイルバネで回動位置から初期位置へ戻るように付勢することができるようにする。
【解決手段】 機器本体に対して回動可能な操作部材と、一対の腕部と座巻き部とを有し、前記操作部材が回動位置から初期位置へ戻るように当該操作部材を付勢するバネと、前記操作部材に固定され、前記操作部材と一体となって回動可能な固定部材と、前記機器本体に固定され、前記操作部材と前記固定部材との間に配置されるベース部材と、を有していて、前記固定部材は、前記操作部材と一体となって回動する際の回動中心を含む位置に前記座巻き部よりも径の大きい穴部を有し、前記バネは、前記座巻き部が前記穴部の内部で前記回動中心を囲むように前記ベース部材に保持される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、機器本体に対して回動可能な操作部材を有する電子機器に関するものである。
従来、デジタルスチルカメラや、ビデオカメラのような撮像装置には、撮影光学系の一部のレンズを光軸上で移動させて変倍を行う光学ズーム機能や、撮像素子からの画像信号を電子的に制御して画面の拡大表示を行うようにした電子ズーム機能を有するものがある。
また、こうした撮像装置には、光学及び電子ズーム機能を使用する際、機器本体に対して回動可能な操作部材、例えばズームレバーを回動させることで、光学及び電子ズーム操作を行うものがある。ズームレバーを回動させてズーム操作を行う構成は、ズーム倍率を広角側へ変更するときと望遠側へ変更するときとでそれぞれ別のボタンを操作する構成よりも、画像表示部などで被写体を確認しながらでも簡単にズーム操作を行えるため広く用いられている。
このようなズームレバーは、操作されていない時は初期位置(中立位置)に保持され、ユーザが初期位置から一方向に操作すると、ズーム倍率を広角側へ変更することができ、初期位置から他方向に操作すると、ズーム倍率を望遠側に変更することができる。ユーザがズームレバーへの操作を停止してズームレバーが回動位置から初期位置に戻るとズーム倍率が変更されなくなりそのときのズーム倍率が維持される。以上のような動作によりズーム倍率が変更されるので、ユーザの意図を正確に反映させるためにズームレバーの操作感はメリハリが求められる。そこで、従来からズームレバーのような機器本体に対して回動可能な操作部材には作動荷重および戻し荷重の管理が容易なコイルバネのバネ荷重を利用することが多い。
例えば、特許文献1では、コイルバネをデジタルカメラの上面から見てズームレバーの投影面外に配置し、固定するためにベース部材に雌ネジを設けたボスを用意し、ベース部材とネジのフランジ部でコイルバネを挟持することにより固定する構成となっている。
また、特許文献2では、ズームレバーとこのズームレバーと一体に回動するズームホルダにコイルバネを取り付けることで、コイルバネをデジタルカメラの上面から見てズームレバーの投影面内に配置する構成をなっている。
特開2008−203632号公報 特開2006−196212号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、デジタルカメラの上面から見てズームレバー投影面外にコイルバネを配置し、コイルの座巻き部をベース部材とビスのフランジ部によって挟持することによって固定する必要がある。そのため、ベース部材にはズームレバーの投影面外にコイルバネを配置するスペースが必要となりデジタルカメラの小型化の妨げになる。
また、上述の特許文献2に開示された従来技術では、ズームレバーと一体で回動するズームホルダにコイルバネを取り付けるため、コイルバネの座巻き部を挟持し固定する廂形状をズームホルダに設ける必要がある。この構成では、コイルバネの座巻き数分の厚みとズームホルダに設けた廂形状の厚み分、撮像装置のズームレバー回転軸方向(以降、縦方向)のサイズが増加するため、デジタルカメラの小型化の妨げになる。
そこで、本発明は、電子機器の大型化を抑えつつ機器本体に対して回動可能な操作部材をコイルバネで回動位置から初期位置へ戻るように付勢することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にかかる電子機器は、機器本体に対して回動可能な操作部材と、一対の腕部と座巻き部とを有し、前記操作部材が回動位置から初期位置へ戻るように当該操作部材を付勢するバネと、前記操作部材に固定され、前記操作部材と一体となって回動可能な固定部材と、前記機器本体に固定され、前記操作部材と前記固定部材との間に配置されるベース部材と、を有していて、前記固定部材は、前記操作部材と一体となって回動する際の回動中心を含む位置に前記座巻き部よりも径の大きい穴部を有し、前記バネは、前記座巻き部が前記穴部の内部で前記回動中心を囲むように前記ベース部材に保持されることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器の大型化を抑えつつ機器本体に対して回動可能な操作部材をコイルバネで回動位置から初期位置へ戻るように付勢することができる。
本発明に係る撮像装置の全体図である。 ズームレバーユニット4を上面側から見た展開図である。 ズームレバーユニット4を下面側から見た展開図である。 上面ベース部材43にコイルバネ12を組み付けた状態を下面側から見た図である。 上面ベース部材43にズームレバー40を組み付けた状態を示す図である。 上面ベース部材43にズームレバー固定部材44とブラシ45を組み付けた状態を示す図である。 上面ベース部材43の完成状態を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電子機器である撮像装置の全体図であり、図1(a)は撮像装置を正面側(被写体側)から見た斜視図、図1(b)は撮像装置を背面側(撮影者側)から見た斜視図、図1(c)は撮像装置を正面側から見た展開斜視図である。
撮像装置本体1には、被写体像を撮像素子に結像するレンズ鏡筒2が固定されている。レンズ鏡筒2は沈胴式のズームレンズで非使用時は撮像装置本体1の中に沈胴している。
レンズ鏡筒2の後方(撮影者側)には、光学像を光電変換して画像デ−タを生成するCCDやCMOSイメ−ジセンサ等の撮像素子(不図示)が実装されている。また、撮像装置本体1には、撮像素子(不図示)で生成した画像デ−タをデジタル情報に変換する処理回路を載せた主基板(不図示)や補助基板(不図示)が実装されている。
主基板には、カードI/F等を含む記録媒体スロットや撮像部、画像処理部、システム制御部、シリアルI/F、シリアル接続端子等が実装されている。補助基板には、電源供給切換回路、DC/DCコンバータ、操作SW、ビデオI/F、ビデオ接続端子、外部電源入力端子等が実装されている。
撮像装置本体1の正面側から見て右上方には、撮影時に被写体の明るさが足りない時にストロボ光を照射するストロボ発光窓3が設けられている。
撮像装置本体1の中央上方には、被写体像を確認することができる光学式ファインダ21、自動合焦の精度を向上させる時に補助光を照射するAF補助光窓5と撮像装置本体1に内蔵したマイクに音声を取り込むマイク穴6が設けられている。
撮像装置本体1の上面には、レリーズボタン41が設けられている。レリーズボタン41は2段階の押圧操作が可能となっている。撮影者がレリーズボタン41に1段階の押圧操作(半押し操作)をすると、撮影準備動作(測光動作や測距動作等)が開始される。撮影者がレリーズボタン41に2段目の押圧操作(全押し操作)をすると、撮影動作が開始されて被写体を撮影し、記録媒体スロットに装着した記録媒体に被写体像の画像デ−タを記録する。レリーズボタン41の外周には、撮像装置本体1に対して回動可能な操作部材であるズームレバー40が取り付けられている。このズームレバー40を撮像装置本体1の上面から見て時計周りに回動させると、光学及び電子ズームのズーム倍率が望遠側(が画角が狭くなる方向)に変更され、反時計周りに回転させるとズーム倍率が広角側(画角が広がる方向)に変更される。ズームレバー40の横には、電源ボタン42が設けられている。
撮像装置本体1の下方には、電池蓋7があり、電源となる主電池と撮影された被写体像を記録する記録媒体を収納する電池室14を開閉可能としている。
撮像装置本体1の正面側から見て左側面には、電源や信号の入出力用ジャック(不図示)が設けられジャック保護用のカバー部材8で覆われている。カバー部材8は開閉可能であって、開くことで入出力用ジャックへの各種ケーブル類の抜き差しが可能となる。
撮像装置本体1背面には、液晶や有機ELなどを用いた表示部9が設けられている。表示部9は撮像する被写体像の確認や、撮像された画像の再生表示に用いられる。表示部9の横には、複数の操作ボタン群11が設けられている。複数の操作ボタン群11は、例えば撮影条件の変更、表示部9の表示形態の変更、再生画面への切換えといった、機能を指示する際に利用する。
次に、図1(c)、図2及び図3を用いて、撮像装置本体1のズームレバーユニット4について説明する。図2はズームレバーユニット4を上面側から見た展開図、図3はズームレバーユニット4を下面側から見た展開図である。
ズームレバーユニット4は、レリーズボタン41、ズームレバー40、電源ボタン42等の操作部材を組み付けた上面ベース部材43とその直下に配置された操作基板10を主要な構成としている。
操作基板10は、操作入力を受け付けるタクトスイッチ101、シャッタースイッチ102などの電気部品が実装配置されている。操作基板10には、ブラシ45に短絡させるためのパターンを露出させたパターン露出部103が配設されている。操作基板10は主基板にコネクタを介して接続されていて、操作基板10で受けた入力信号を主基板のシステム制御部へ信号を送り、ズームレバーユニット4への操作を撮像装置の制御に反映させる。操作基板10の固定は、電池室14から突出された位置決めピン14aへ操作基板10の穴部10aを軽圧入させることで行う。
レリーズボタン41は上面に円盤状のキートップ41cが有り、キートップ41cの中心から下方に軸41bが伸びている。また、軸41bを挟むようにフック41aが一対伸びており、フック41aの先端に軸41bの方向に伸びた爪41dが設けてある。
ズームレバー40の上面には2段の中空部が存在し、上側の大きな中空部40cにはレリーズボタン41のキートップ41cが入り込む。下側の小さな中空部40dにはレリーズボタン41を上方向に付勢する圧縮バネ13が収納される。中空部40dの中心にレリーズボタン41の軸41bを通す穴40eが設けてある。
ズームレバー40の下面には中空部40dより少し大きい回転軸40aが設けてある。そして中空部40dと回転軸40aの壁を貫通する1対のD型の穴40fが設けてある。
そしてズームレバー40のD型穴40fの下側端にレリーズボタン41のフックの爪41dが引掛るようになっている。
ズームレバー40の回転軸40a外側には、軸40bとコイルバネの腕部12bを取り付けるためのコイルバネ取付軸40gとがズームレバー40の周方向にほぼ等間隔に設けられている。軸40bとコイルバネ取付軸40gの先端にはズームレバー固定部材44の穴に嵌合後熱カシメして潰すカシメ用の円錐部40ba、40gaが設けられている。軸40bの根元には上面ベース部材43の穴に嵌合する嵌合部40bbが設けられている。また、コイルバネ取付軸40gの根元には、コイルバネの腕部12bに挟み込まれる嵌合部40gbが設けられている。
嵌合部40gbには、コイルバネの腕部12bをズームレバー固定部材44と挟み込んで保持するための挟持用突起40gcが嵌合部40gbの両脇に形成されている。この挟持用突起40gcは、ズームレバー40が初期位置に戻る際に、コイルバネの腕部12bが元の位置に戻るための誘い込みテーパ形状が形成されている。
ズームレバー40の小さな中空部40dに圧縮バネ11を入れ、その上からレリーズボタン41を組み付ける。レリーズボタン41の軸41bをズームレバー40の穴40eに入れ、フック41aをD型の穴40fにあわせて押し込むように組み込む。するとフック41aが弾性変形し爪41dが入ってしまうとD型の穴40fの方がフック41aより大きいので、ズームレバー40に対しレリーズボタン41は所定のストロークだけ軸方向に移動可能となる。レリーズボタン41は、圧縮バネ11でレリーズボタン41を上方向に付勢する力を受け、フックの爪41dでズームレバー40に抜け止めされる構成となっている。従ってレリーズボタン41はズームレバー40と一体に回転可能で、ズームレバー40に対してズームレバー40の回転軸方向に上下可動となっている。レリーズボタン41は、レリーズボタン41が押された後、指を離すと圧縮バネ11の力で、上方向の初期位置に自動復帰する。
コイルバネ12は、ズームレバー40の作動荷重および戻し荷重を与え、ズームレバー40が回動位置から初期位置へ戻るように付勢するバネで、ピアノ線やステンレスの線材から出来ている。このコイルバネ12には、上面ベース部材43の下面に設けた内周規制軸43cに差し込む座巻き部12aとズームレバー40に設けたコイルバネ取付軸40gを挟み込む一対の腕部12bがある。
上面ベース部材43には、ズームレバー40の下側方向に延出した回転軸40aが挿入出来るように貫通穴43aが設けられている。なお、貫通穴43aはズームレバー40の回動中心に位置する穴であり、回転軸40aと回転摺動嵌合されている。また、上面ベース部材43には、前述したズームレバー40から延出した軸40bとコイルバネ取付軸40gが挿入できるように複数(3箇所)の扇形状の貫通穴43b、43gが設けられている。この扇形状の貫通穴43bと2箇所の軸40bの嵌合部40bbとでズームレバー40の回動範囲を制限するストッパを構成する。
上面ベース部材43の下面(ズームレバー固定部材44の方向)には、貫通穴43aの円周上にリブ形状が設けられており、これがコイルバネの座巻き部12aの内周を規制するための中空の内周規制軸43c(第1の延出部)となっている。
この中空の内周規制軸43cには、コイルバネの座巻き部12aをズームレバー40の回転軸方向の移動を規制するための廂部43caが2箇所設けられている。また、コイルバネの座巻き部12aの外周を規制するための外周規制リブ43d、43e(第2の延出部)が設けられている。外周規制リブ43eには、コイルバネの腕部12bを引掛けるための嵌合部43ebと、コイルバネの座巻き部12aをズームレバー40の回転軸方向の移動を規制するための廂部43eaが設けられている。
また、上面ベース部材43の下面には、電池室に設けた位置決めピン14aが入る位置決め穴43f、ズームレバーユニット4を電池室に設けた突起形状(不図示)に係止するための腕部43hが出ている。その他、電源ボタン42のキートップ42aから延びたバネ部42bの先端にある固定接着部42cを差し込む軸43iが出ている。
ズームレバー固定部材44は、コイルバネの座巻き部12aの径より大きい穴部44aが形成されたリング状の部材であり、ズームレバー40の軸40bが入る穴44b(2箇所)を有している。また、このズームレバー固定部材44の円周上の一部には、門型状に形成された梁部44cが設けられている。この梁部44cは、ズームレバー40に組み付けられたコイルバネの腕部12bを挟み込むためのもので、ズームレバー40のコイルバネ取付軸40gとリブ40gdが入る穴44caを有している。ズームレバー40の軸40bとコイルバネ取付軸40gが、それぞれズームレバー固定部材44に設けた穴44bと44caを通りズームレバー固定部材44に熱加締めにより締結される。このような構成とすることで、ズームレバー40とズームレバー固定部材44を固定するとともに、ズームレバー固定部材44の梁部44cによりコイルバネの腕部12bの抜け止めも兼ねている。さらに、ズームレバー固定部材44にはブラシ45を位置決めするための2本の軸44dが設けてある。この2本の軸先端にはブラシ45の貫通穴45aに嵌合後熱カシメして潰すカシメ用の円錐部44daが設けられている。
ブラシ45は導電性部材から出来ている。ブラシ45には、ズームレバー固定部材44の軸44dが嵌合する貫通穴45aを有している。ズームレバー固定部材44に設けた軸44dが、それぞれブラシ45に設けた貫通穴45aを通り、ズームレバー固定部材44に熱加締めすることによりブラシ45はズームレバー固定部材44に締結される。なお、ズームレバー固定部材44は樹脂部材で出来ているため、ズームレバー固定部材44とブラシ45は電気的には接続されていない。
ブラシ45は操作基板10のパターン露出部103に弾性的に接触する腕部45bを設けている。ブラシ45はズームレバー40と一体的に回動し、図中のR(初期位置)、S(時計方向に回動させた時)、T(反時計方向に回動させた時)の位置に移動可能である。図中のR、S、Tの位置に移動することでそれぞれのパターンを短絡させることが可能である。
次に、図4、図5、図6を用いて、上面ベース部材43の組立について詳細に説明する。
まず、上面ベース部材43の下面に設けた中空の内周規制軸43cにコイルバネの座巻き部12aを取りつける。この時、コイルバネの腕部12bの一方を上面ベース部材43の外周規制リブ43eに設けた嵌合部43ebに引掛け、かつ、外周規制リブ43eに設けた廂部43eaに挟持されるように組み付ける。この状態では、コイルバネの座巻き部12aは、上面ベース部材43の下面に設けた3箇所の廂部43ca、43eaのうち、廂部43eaの1箇所に挟持される状態になっている。
そして、コイルバネの腕部12bの他方を矢印Xの方向に移動させて、嵌合部43ebを挟み込んで組み付ける。この時、コイルバネ12はチャージされるとともに、座巻き部12aが圧縮され内径が縮まる。したがって、コイルバネの腕部12bにはチャージ前の状態に戻ろうとする回転方向の付勢力が発生し、座巻き部12aが圧縮され内径が縮まることで,更に2箇所の廂部43caにも挟持される。このようにして上面ベース部材43からコイルバネ12が脱落しないように構成されている。また、コイルバネの座巻き部12aはズームレバー40が操作されることで、更にチャージされ内径が縮まるが、その状態においても上面ベース部材43の内周規制軸43cと干渉しないように、適度なクリアランスを確保してある。以上のように、コイルバネの座巻き部12aは、内周規制軸43cと外周規制リブ43eとの間を通る。
次に、上面ベース部材43にズームレバー40を組み付けた状態を図5を用いて説明する。図5(a)は、ズームレバー40の下側方向に延出した2本の軸40bとコイルバネ取付軸40gを上面ベース部材43の扇形状の貫通穴43bと43gに差し込んだ状態を上面ベース部材43の下面側から見た図である。図5(b)はコイルバネ取付軸40g近傍の断面詳細図を示したものである。
図5(a)に示した状態では、コイルバネの腕部12bは、上面ベース部材43に設けた嵌合部43ebとズームレバー40に設けた嵌合部40gbを挟み込んで、挟持用突起40gcに乗った状態になる。このとき、コイルバネ取付軸40gの両脇にリブ40gdがあることにより、ズームレバー固定部材44をあてがう際に、嵌合部40gbとズームレバー固定部材44との当接面にコイルバネの腕部12bが矢印Yの方向に移動して乗り上げることを防いでいる。このように、コイルバネの腕部12bが当接面に乗り上がらないようにして、上面ベース部材43を挟み込むように下側からズームレバー固定部材44をあてがう。
ズームレバー固定部材44の穴44bと44caに、それぞれ軸40bとコイルバネ取付軸40gの先端を差し込み、カシメ用の円錐部40baと40gaを潰してズームレバー40とズームレバー固定部材44を一体化する。このとき、コイルバネの腕部12bは、ズームレバー40に設けた挟持部とズームレバー固定部材44の梁部44cによって挟持される。
上面ベース部材43にズームレバー40とズームレバー固定部材44を取りつけた後にブラシ45を取りつける。ブラシの貫通穴45aに、ズームレバー固定部材44の軸44dの先端を差し込み、カシメ用の円錐部44daを潰してズームレバー固定部材44とブラシ45を一体化する。
この状態が図6に示した状態であり、上面ベース部材43はズームレバー40とズームレバー固定部材44との間に配置される。また、ズームレバー固定部材44は、ズームレバー40に固定されていて、ズームレバー40と一体となって回動可能である。このとき、ズームレバー40からズームレバー固定部材44の方向に延出されたコイルバネ取付軸40gが固定部としてズームレバー固定部材44に固定される。
また、内周規制軸43cと外周規制リブ43eは、ズームレバー固定部材44の穴部44aの内部に延出し、内周規制軸43cの廂部43caは穴部44aの外周側に向いていて、外周規制リブ43eの廂部43eaは穴部44aの中心側に向いている。すなわち、内周規制軸43cの先端は穴部44aの外周側に突出し、外周規制リブ43eの先端は穴部44aの中心側に突出する。また、内周規制軸43cは外周規制リブ43eよりも穴部44aの中心側に配置される。
完成したズームレバーユニット4は、電池室14から延出した位置決めピン14a(図1c参照)に位置決め穴43fを差し込むように、ズームレバー40の回転軸方向から組み付ける。そして、電池室14に設けた突起形状(不図示)と上面ベース部材43に設けた腕部43hを係止することで固定される。このように、操作基板10とズームレバーユニット4は共に電池室14に設けた位置決めピン14aで位置決めされるので、各接続部のズレが起きにくくなるような構成にしている。このようにズームレバーユニット4が固定されることで、上面ベース部材43は撮像装置本体1に固定される。
次に、図7を用いてズームレバーユニット4の縦方向のサイズ(厚み)について詳細に説明する。図7(b)に示すように、コイルバネの座巻き部12aは上面ベース部材43に設けられた内周規制軸43cと外周規制リブ43eによりコイルバネ12の径方向の移動が規制され、廂部43ca、43eaにより縦方向の移動が規制されて保持されている。またコイルバネの腕部12bはズームレバー固定部材44の梁部44cにより覆われることで、直下に配置されている操作基板10を傷つけない構成となっている。
ズームレバー固定部材44には、回動中心を含む位置にコイルバネ12の座巻き部よりも径が大きい穴部44aが設けられているため、コイルバネの座巻き部12bとズームレバー固定部材44とを縦方向にずらさずに配置することが可能になっている。このように、コイルバネの座巻き部12bをズームレバー固定部材44の穴部44aの内部でズームレバー固定部材44の回動中心を囲むように配置することで、ズームレバーユニット4の縦方向のサイズを薄型化することができる。
また、廂部43caと43eaは、上面ベース部材43に形成されているものなので、ズームレバー40の操作がされた際にも可動することがなく、直下に配置されている操作基板10に対して必要以上の縦方向のクリアランスを設ける必要がない。むしろ、公差を考慮して廂部43caと43eaと操作基板10の縦方向のクリアランスを詰めることによって、操作基板10の浮き押えとすることが可能である。
以上のような構成により、撮像装置の大型化を抑えつつ撮像装置本体に対して回動可能なズームレバーをコイルバネで回動方向に付勢することができる。
なお、本実施形態では、撮像装置におけるズーム操作に適用した場合を説明したが、その他の機能の操作に適用しても構わない。例えば、記録媒体に記録された複数の画像のうちの1つを不図示の液晶表示装置に表示させる再生モードにおいて、表示させる画像を次の画像に変更する画像送り操作の速度を変更させる場合に適用しても構わない。
また、上述した画像送り操作のような、撮像装置以外の電子機器でも実行可能な機能にも適用可能であるため、機器本体に対して回動可能な操作部材をコイルバネで回動位置から初期位置へ戻るように付勢する電子機器であれば本発明を適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 撮像装置本体
4 ズームレバーユニット
10 操作基板
12 コイルバネ
40 ズームレバー
43 上面ベース部材
44 ズームレバー固定部材
45 ブラシ

Claims (5)

  1. 機器本体に対して回動可能な操作部材と、
    一対の腕部と座巻き部とを有し、前記操作部材が回動位置から初期位置へ戻るように当該操作部材を付勢するバネと、
    前記操作部材に固定され、前記操作部材と一体となって回動可能な固定部材と、
    前記機器本体に固定され、前記操作部材と前記固定部材との間に配置されるベース部材と、を有していて、
    前記固定部材は、前記操作部材と一体となって回動する際の回動中心を含む位置に前記座巻き部よりも径の大きい穴部を有し、
    前記バネは、前記座巻き部が前記穴部の内部で前記回動中心を囲むように前記ベース部材に保持されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ベース部材は、前記穴部の内部に延出する第1の延出部と第2の延出部とを有し、
    前記座巻き部は、前記第1の延出部と前記第2の延出部との間を通ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の延出部は、前記第2の延出部よりも前記穴部の中心側に配置され、
    前記第1の延出部の先端は前記穴部の外周側に突出し、前記第2の延出部の先端は前記穴部の中心側に突出していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記バネは、前記一対の腕部により前記第2の延出部を挟み込むことを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記操作部材は、前記固定部材の方向に延出し前記固定部材と固定される固定部を有し、
    前記バネは、前記一対の腕部により前記固定部を挟み込むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
JP2012015545A 2012-01-27 2012-01-27 電子機器 Expired - Fee Related JP5979888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012015545A JP5979888B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012015545A JP5979888B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013156357A true JP2013156357A (ja) 2013-08-15
JP5979888B2 JP5979888B2 (ja) 2016-08-31

Family

ID=49051619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012015545A Expired - Fee Related JP5979888B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5979888B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166996A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 キヤノン株式会社 電子機器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149925A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Alps Electric Co Ltd 多方向入力装置
JP2008152966A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 回転体復帰機構
JP2008209918A (ja) * 2007-02-02 2008-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作装置、およびその製造方法
US20080285151A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-20 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Zoom ratio adjusting switch
JP2009175593A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Corp 操作機構、操作機構を備える撮像装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149925A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Alps Electric Co Ltd 多方向入力装置
JP2008152966A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 回転体復帰機構
JP2008209918A (ja) * 2007-02-02 2008-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作装置、およびその製造方法
US20080285151A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-20 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Zoom ratio adjusting switch
JP2009175593A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Corp 操作機構、操作機構を備える撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166996A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 キヤノン株式会社 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5979888B2 (ja) 2016-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005192231A (ja) 撮像装置及び該撮像装置を備えた携帯端末
US10951795B2 (en) Image pickup apparatus having movable part that is movable between retracted position and projecting position
WO2007066549A1 (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置並びにレンズ位置調整方法
KR20060052372A (ko) 렌즈 경동 및 상기 렌즈 경동을 구비한 카메라 및 렌즈경동의 조립 방법
JP2006030360A (ja) レンズユニット及び該レンズユニットを備えたカメラ
JP5979888B2 (ja) 電子機器
US8452170B2 (en) Digital single lens reflex camera
JP2015144361A (ja) 電子機器
JP5932325B2 (ja) 電子機器
US11838612B2 (en) Electronic apparatus
JP2017103166A (ja) 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器
JP4306339B2 (ja) スイッチ装置及びスイッチ装置を用いた撮像装置
JP4606804B2 (ja) レンズ駆動装置及び撮像装置
JP2007017846A (ja) レンズ鏡胴及びカメラ
JP4948313B2 (ja) 電子機器
JP2019045703A (ja) 電子機器
JP4542109B2 (ja) 鏡筒及び撮影装置
JPH07159668A (ja) レンズ鏡筒
JP2005077787A (ja) レンズ装置
JP4168824B2 (ja) 撮像装置及びそれを備えたカメラ
JP5818422B2 (ja) 電子機器
JP2016109706A (ja) 撮像装置
JP2008003452A (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置
JP2005352287A (ja) 焦点位置調整機構、撮像装置、およびカメラ付携帯電話
KR101406803B1 (ko) 디지털 카메라

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5979888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees