JP2013156148A - 受信回路及び電波修正時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】時刻情報を含む標準電波に応じた受信信号を処理する受信回路3は、標準電波に係る受信信号を増幅する増幅部(第1増幅回路32)と、増幅された受信信号を検波して包絡線信号を生成する検波部(検波回路37)と、包絡線信号の信号レベルを検出するレベル検出部と、包絡線信号の信号レベルに基づいて基準電圧の電圧レベルを設定するレベル設定部と、設定された電圧レベルの基準電圧に応じて包絡線信号を二値化した二値化信号を生成する二値化部(二値化回路39)とを有する。レベル設定部は、検波部から包絡線信号が出力されてから、当該包絡線信号の信号レベルに応じた電圧レベルである目標電圧レベルに基準電圧の電圧レベルが達するまでの応答期間を標準電波の種類ごとに設定し、目標電圧レベル及び応答期間に基づいて現在の前記基準電圧の電圧レベルを設定する。
【選択図】図1
Description
このような問題に対し、検波信号(包絡線信号)のピーク値及びボトム値を検出し、これらの値に基づいて基準電圧の電圧レベルを設定する電波修正時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、前述のように、標準電波DCF77の受信信号には、「M」を示す時刻コードに応じた信号のような振幅変調のない信号が含まれる。このため、前述の応答期間が短いと、基準電圧の電圧レベルの急激な変化が、当該振幅変調のない信号の入力期間内で生じやすい。このような場合、適切な二値化が行われないという問題が生じやすい。一方、標準電波JYYのように、他の標準電波の受信信号には、振幅変調のない信号は含まれないため、上記のような問題は生じづらい。
本発明によれば、基準電圧の電圧レベルは経時的に増減されるので、応答期間の経過後に基準電圧の電圧レベルを目標電圧レベルに設定する場合に比べ、当該電圧レベルの変化を緩やかなものとすることができる。従って、当該基準電圧に基づいて、包絡線信号の二値化を適切に行うことができ、時刻情報を適切に取得できる。
なお、受信回路が記憶部を有する場合には、当該記憶部に、標準電波の種類ごとの応答期間を記憶させておき、レベル設定部が、当該応答期間を参照する構成としてもよい。
このようなサンプリングレートの周期は、1ミリ秒を例示できる。
本発明によれば、基準電圧の電圧レベルは、当該信号レベルが検出されるごとに緩やかに増減されるので、該信号レベルの変化に追従して、基準電圧の電圧レベルを増減させることができる。従って、包絡線信号の信号レベルに適した電圧レベルに基準電圧を設定でき、受信信号から時刻情報を一層適切に取得できる。
本発明によれば、レベル検出部は、検波部からの出力時の包絡線信号の信号レベルを、当該出力時から応答期間が経過した後に検出する。そして、レベル設定部は、レベル検出部により検出された信号レベルに基づいて目標電圧レベルを設定し、当該目標電圧レベルに基準電圧の電圧レベルを設定する。これによれば、前述のような振幅変調の無い包絡線信号が検波部から出力されたタイミングで、基準電圧の電圧レベルが急激に変化することを抑制できる。従って、包絡線信号を一層適切に二値化でき、時刻情報をより適切に取得できる。
なお、受信回路が記憶部を有する場合には、レベル検出部が包絡線信号の信号レベルの検出結果を記憶部に順次記憶させ、レベル設定部が、現時点から応答期間分だけ遡った信号レベルに基づいて、基準電圧の電圧レベルを増減させる構成としてもよい。
本発明によれば、基準電圧の電圧レベルを、包絡線信号の信号レベルに一層適した値に設定することができ、当該包絡線信号をより適切に二値化できる。従って、受信回路における検波精度を向上でき、より適切な時刻情報を取得できる。
本発明によれば、前述の受信回路及び受信装置と同様の効果を奏することができる。また、これにより、時刻情報を適切に取得できるので、内部時刻の修正を適切に行うことができ、電波修正時計の信頼性を向上できる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[電波修正時計の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電波修正時計1の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る電波修正時計1は、長波標準電波(以下「標準電波」と略す)を受信し、当該標準電波に含まれる時刻情報を取得して、内部で計時している内部時刻を当該時刻情報に基づいて修正するものである。この電波修正時計1は、図1に示すように、アンテナ2、受信回路3、制御回路4、発振器5、時刻表示手段6及び外部操作手段7を備える。
受信回路3は、アンテナ2から入力される受信信号に基づいて、TCO(Time Code Out:タイムコード出力)信号を復調し、当該TCO信号を制御回路4に出力する。
これらアンテナ2及び受信回路3により、本発明の受信装置は構成される。なお、受信回路3の構成は、後に詳述する。
発振器5は、水晶振動子を有し、当該水晶振動子により発振される所定の基準クロック周波数(例えば32.768kHz)の基準信号を出力する。この発振器5から出力された基準信号は、制御回路4に入力され、当該制御回路4により、1Hzの信号に分周される。
ここで、制御回路4の構成を先に説明する。
制御回路4は、電波修正時計1全体の動作を制御する。具体的に、制御回路4は、受信回路3の後述するデコード回路3Aに対して、受信回路3を制御するための制御信号を出力する。この他、制御回路4は、後述する局部発振信号生成部33に基準クロック周波数の基準信号を出力する。また、制御回路4は、受信回路3から入力されるTCO信号をデコードして得られたTCに基づいて、内部時刻を修正する。更に、制御回路4は、当該内部時刻を時刻表示手段6に表示させる。
このような制御回路4は、図1に示すように、TCOデコード部41、記憶部42、計時部43、駆動回路44及び制御部45を備える。
記憶部42は、制御回路4による電波修正時計1の制御に必要な各種データ及びプログラムを記憶する。
計時部43は、発振器5から入力される基準信号から生成された1Hzの信号に基づいて現在日時を計時する。この計時部43により計時されている現在日時が、電波修正時計1における内部時刻である。
なお、制御部45と受信回路3との間で、双方向通信が可能な2線の同期式インターフェイスを用いた双方向シリアル通信を行うように構成してもよい。このような場合、制御部45から制御信号が入力された受信回路3が、受信及び認識した制御信号を制御部45に再度転送(フィードバック)してもよい。これによれば、制御部45が、出力した制御信号と入力された制御信号との差異を確認することで、より信頼性の高いシリアル通信を実施できる。
受信回路3は、前述のように、アンテナ2から入力される受信信号からTCO信号を復調し、当該TCO信号を制御回路4に出力する。この受信回路3は、図1に示すように、同調回路31、第1増幅回路32、局部発振信号生成部33、周波数変換部34、BPF(Band-pass filter)35、第2増幅回路36、検波回路37、設定回路38、二値化回路39及びデコード回路3Aを備える。
これらのうち、デコード回路3Aは、制御回路4から入力される制御信号をデコードして、当該制御信号により示される制御内容を、各機能部31〜39に出力する。
ここで、本実施形態の受信回路3は、標準電波JJY、WWVB、MSF及びDCF77を受信可能に構成されている。なお、受信回路3は、例えば中国の標準電波BPC等、他の標準電波を更に受信可能な構成としてもよい。
なお、本実施形態では、外部操作手段7に対する操作により、受信される標準電波の種類が切り替えられる構成としたが、例えば、受信する周波数を順次切り替えて、受信可能な標準電波を自動的に検出する構成としてもよい。
これらのうち、局部発振回路331は、制御回路4から入力される基準信号に基づいて、所定周波数の信号を生成する。
具体的に、40kHzの標準電波が受信される際には、周波数生成部332は、局部発振周波数が70kHzである局部発振信号を出力する。また、60kHzの標準電波が受信される際には、周波数生成部332は、局部発振周波数が90kHzである局部発振信号を出力する。更に、77.5kHzの標準電波が受信される際には、周波数生成部332は、局部発振周波数が107.5kHzの局部発振信号を出力する。
すなわち、受信周波数をf0、局部発振周波数をf1とすると、周波数変換部34は、中間周波数fIF1=|f0−f1|の処理用信号を生成し、BPF35に出力する。
なお、周波数変換部34には、40kHz,60kHz,77.5kHzの各標準電波に対応して、それぞれ局部発振周波数が70kHz,90kHz,107.5kHzである局部発振信号が、局部発振信号生成部33から入力される。このため、周波数変換部34から出力される処理用信号の周波数は、30kHzとなる。
第2増幅回路36は、BPF35から入力される受信信号を、固定のゲインで更に増幅する。
検波回路37は、本発明の検波部に相当する。この検波回路37は、整流器及びLPF(Low-Pass Filter)(ともに図示省略)を備え、第2増幅回路36から入力される受信信号を整流及びろ波し、得られた包絡線信号を設定回路38及び二値化回路39にそれぞれ出力する。
二値化回路39は、本発明の二値化部に相当し、例えば、二値化コンパレーターで構成される。この二値化回路39は、検波回路37から入力される包絡線信号の信号レベルと、設定回路38から入力される基準電圧の電圧レベルとを比較して、二値化信号であるTCO信号を生成し、当該TCO信号を前述のTCOデコード部41に出力する。
なお、包絡線信号の信号レベルが基準電圧の電圧レベル以上である場合に、LレベルのTCO信号を出力し、当該信号レベルが基準電圧の電圧レベル未満である場合に、HレベルのTCO信号を出力する構成としてもよい。これらとは逆に、包絡線信号の信号レベルが基準電圧の電圧レベルを上回っている場合、或いは、当該電圧レベル以上である場合にHレベルの信号を、また、包絡線信号の信号レベルが基準電圧の電圧レベル未満である場合、或いは、当該電圧レベルを下回っている場合にLレベルの信号を、TCO信号として制御回路4に出力する構成とすることも可能である。
図2は、設定回路38の構成を示すブロック図である。
設定回路38は、前述のように、包絡線信号の信号レベルに基づいて基準電圧の電圧レベルを設定する。この設定回路38は、図2に示すように、記憶部381、レベル検出部382、レベル設定部383及び基準電圧出力部384を有する。
これらのうち、基準電圧出力部384は、レベル設定部383により設定された電圧レベルの基準電圧を、二値化回路39に出力する。
また、記憶部381は、包絡線信号のピーク時の信号レベル(ピーク値)とボトム時の信号レベル(ボトム値)との差分に乗算される割合を、当該標準電波の種類ごとに記憶している。
この後、レベル設定部383は、算出された差分に当該割合を乗算して得られた値をボトム値に加算し、加算した結果として得られた値を目標電圧レベルとする。この目標電圧レベルが、検出された包絡線信号の信号レベルに応じた基準電圧の電圧レベルである。
一方、標準電波DCF77が受信される旨の制御信号が入力され、当該標準電波DCF77に応じた割合が「0.35」(35%)である場合、レベル設定部383は、ピーク値及びボトム値の差分の35%に相当する値を当該ボトム値に加算し、この加算結果の電圧値を、目標電圧レベルとする。
なお、このような割合は、適宜変更可能である。
ここで、応答期間に応じた包絡線信号の二値化結果について説明する。なお、以下に示す表1には、各標準電波の時刻コードにおいて電圧レベルがHレベルである期間が示されている。
標準電波JJY及びWWVBにおける「0」を示す時刻コードと、標準電波MSF及びDCF77における「0」を示す時刻コードとでは、表1に示すように、1秒間におけるHレベルの期間は、それぞれ「0.8秒」及び「0.9秒」であり、それぞれの標準電波で当該期間に大差はない。
また、標準電波JJY及びWWVBにおける「1」を示す時刻コードと、標準電波MSF及びDCF77における「1」を示す時刻コードとでは、1秒間におけるHレベルの期間は、それぞれ「0.5秒」及び「0.8秒」であり、同様に、それぞれの標準電波で当該期間に大差はない。
上記のような標準電波DCF77を受信する場合、前述の応答期間が「0秒」であると、図3に示すように、「M」を示す時刻コードの直前の時刻コードに応じた包絡線信号の入力期間から、当該「M」を示す時刻コードに応じた包絡線信号の入力期間にかけて、比較的高いボトム値が検出され続ける。このことから、当該ボトム値及びピーク値に基づいてスライスレベルを設定すると、当該スライスレベルは増加し続けることとなる。
これに対し、前述の応答期間に「0秒」より大きい値(例えば「3秒」)が設定されている場合、図4に示すように、スライスレベルの変動が緩やかなものとなる。特に、「M」を示す時刻コードに応じた包絡線信号の入力時においては、スライスレベルの急激な変化が抑制される。このため、包絡線信号の二値化に際して、当該包絡線信号に含まれるノイズの影響を受けにくくすることができる。従って、前述のピークEが生じるような復調エラーの発生を抑制でき、TCO信号を適切に復調できる。
なお、標準電波JYYを受信する場合でも、上記応答期間が設定されていることにより、図5に示すように、当該応答期間が設定されていない場合に比べて、スライスレベルの変動を小さくすることができる。従って、TCO信号を適切に復調でき、適切な時刻情報を取得できる。他の標準電波WWVB及びMSFにおいても同様である。
以上説明した本実施形態に係る電波修正時計1によれば、以下の効果がある。
レベル設定部383は、検波回路37から包絡線信号が出力されてから、標準電波の種類ごとに設定された応答期間の経過後に、電圧レベルが目標電圧レベルとなるように、基準電圧の電圧レベルを設定する。
これによれば、振幅変調の無い包絡線信号が入力された場合でも、当該包絡線信号の入力に応じて基準電圧の電圧レベル(スライスレベル)が急激に増減されることを抑制できる。これにより、当該振幅変調の無い包絡線信号にノイズが含まれている場合でも、当該包絡線信号の二値化におけるノイズの影響を小さくすることができる。従って、包絡線信号を適切に二値化でき、受信信号から時刻情報を適切に取得できる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る電波修正時計では、設定回路38による基準電圧の電圧レベルの設定方法が、前述の電波修正時計1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
これらのうち、レベル検出部382は、包絡線信号の信号レベルのピーク値及びボトム値をそれぞれ検出するピーク値検出部3821及びボトム値検出部3822を有する。これらピーク値検出部3821及びボトム値検出部3822は、電波修正時計1でのサンプリングレートと同じサンプリングレートで、ピーク値及びボトム値を検出する。
ここで、レベル検出部382は、検波回路37から出力された包絡線信号の信号レベルを即座に検出するのではなく、当該包絡線信号が出力されてから、受信される標準電波に応じて記憶部381から取得された応答期間の経過後に、当該包絡線信号の信号レベル(ピーク値及びボトム値)を検出する。
すなわち、レベル検出部382は、検波回路37からの出力時の包絡線信号の信号レベルを、当該出力時から応答期間が経過した後に検出する。そして、レベル設定部383は、検出された信号レベルに基づいて目標電圧レベルを設定し、当該目標電圧レベルに基準電圧の電圧レベルを即座に設定する。これによれば、標準電波DCF77の「M」を示す時刻コードに応じた信号のように振幅変調の無い包絡線信号が検波回路37から入力されたタイミングで、基準電圧の電圧レベルが急激に変化することを抑制できる。従って、包絡線信号を一層適切に二値化でき、時刻情報をより適切に取得できる。
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、標準電波DCF77に応じた応答期間を、他の標準電波に応じた応答期間より長く設定するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、他の標準電波に応じた応答期間が、標準電波DCF77に応じた応答期間より長くてもよい。また、応答期間の長さも、前述の長さに限定されず、適宜設定できる。例えば、標準電波DCF77に応じた応答期間を「0秒」でない所定の期間とし、他の標準電波に応じた応答期間を「0秒」としてもよい。すなわち、標準電波DCF77に対してのみ応答期間を設定してもよい。
前記各実施形態では、レベル検出部382は、ピーク値検出部3821及びボトム値検出部3822を有するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、ピーク値のみを検出する構成としてもよく、ボトム値のみを検出する構成としてもよい。
例えば、レベル検出部382が、検波回路37から入力される包絡線信号の信号レベルの検出結果を記憶部381に順次記憶させていき、レベル設定部383が、現時点から応答期間分だけ遡った信号レベルを記憶部381から取得し、当該信号レベルに基づく目標電圧レベルに基準電圧の電圧レベルを設定する構成としてもよい。
また、制御回路4がレベル設定部383の機能を有していてもよい。この場合、当該制御回路4が、レベル検出部382による検出結果を取得し、当該検出結果に基づいて基準電圧の電圧レベルを設定し、当該電圧レベルを示す制御信号を、基準電圧出力部384に出力する構成とすればよい。
前記各実施形態では、本発明の受信回路を電波修正時計に採用した例を挙げたが、本発明はこれに限らない。例えば、タイマー録画等を行う記録装置や、携帯電話等に採用してもよい。
Claims (7)
- 時刻情報を含む標準電波に応じた受信信号を処理する受信回路であって、
前記標準電波に係る受信信号を増幅する増幅部と、
増幅された前記受信信号を検波して、当該受信信号に応じた包絡線信号を生成する検波部と、
前記包絡線信号の信号レベルを検出するレベル検出部と、
検出された前記包絡線信号の信号レベルに基づいて、基準電圧の電圧レベルを設定するレベル設定部と、
設定された電圧レベルの前記基準電圧に応じて前記包絡線信号を二値化して、二値化信号を生成する二値化部と、を有し、
前記レベル設定部は、前記検波部から前記包絡線信号が出力されてから、当該包絡線信号の信号レベルに応じた電圧レベルである目標電圧レベルに前記基準電圧の電圧レベルが達するまでの応答期間を前記標準電波の種類ごとに設定し、前記目標電圧レベル及び前記応答期間に基づいて、現在の前記基準電圧の電圧レベルを設定する
ことを特徴とする受信回路。 - 請求項1に記載の受信回路において、
標準電波DCF77に応じた前記応答期間は、他の標準電波に応じた前記応答期間に比べて長い
ことを特徴とする受信回路。 - 請求項1又は請求項2に記載の受信回路において、
前記レベル設定部は、前記検波部により前記包絡線信号が出力されてから前記応答期間が経過した際に、当該包絡線信号の信号レベルに応じた電圧レベルとなるように、現在の前記基準電圧の電圧レベルを経時的に増減させる
ことを特徴とする受信回路。 - 請求項3に記載の受信回路において、
前記応答期間は、前記レベル検出部による前記包絡線信号の信号レベルのサンプリングレートの周期よりも長い
ことを特徴とする受信回路。 - 請求項1又は2に記載の受信回路において、
前記レベル検出部は、前記検波部から入力されたタイミングの前記包絡線信号の信号レベルを前記応答期間の経過後に検出し、
前記レベル設定部は、前記レベル検出部により検出された前記信号レベルに基づいて、前記基準電圧の電圧レベルを設定する
ことを特徴とする受信回路。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の受信回路において、
前記レベル検出部は、前記受信信号の信号レベルのピーク時及びボトム時の電圧レベルをそれぞれピーク値及びボトム値として検出し、
前記レベル設定部は、前記ピーク値及び前記ボトム値に基づいて、前記基準電圧の電圧レベルを設定する
ことを特徴とする受信回路。 - 時刻情報を含む標準電波を受信する受信装置と、
前記受信装置により生成された二値化信号に基づいて時刻情報を取得して、内部時刻を修正する時刻修正装置と、を備え、
前記受信装置は、
前記標準電波を受信するアンテナと、
前記アンテナにより受信された前記標準電波に応じた受信信号を検波する請求項1から請求項6のいずれかに記載の受信回路と、を備える
ことを特徴とする電波修正時計。
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