JP2013155824A - 円筒ころ軸受 - Google Patents

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知成 西山
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Abstract

【課題】製作、組み立てが容易で、かつ転動体の滑りを確実に防止でき、信頼性の高い円筒ころ軸受を提供する。
【解決手段】内周部に外輪軌道21aが形成された外輪21と、外周部に内輪軌道22aが形成された内輪22と、外輪軌道21aと内輪軌道22aの間で転動し、外周部に転動部23aが形成された複数の円筒ころ23を有し、円筒ころ23の一方の端部にPCDが転動部23aの直径Dr2に等しい小歯車23bが形成され、前記外輪21の内径部端部には前記小歯車23bとかみ合う内歯車21bが一体的に形成され、前記内輪22の外径部端部には前記小歯車23bとかみ合う大歯車22bが一体的に形成された円筒ころ軸受20であって、前記小歯車23bの歯先径D23bは前記転動部の直径Dr2と等しいか小さく形成され、前記内歯車21bの歯先径は前記外輪軌道の直径より小さく、前記大歯車22bの歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成する。
【選択図】図4

Description

本発明はころ軸受に係わり、特に風力発電設備の発電機の主軸等を支持する円筒ころ軸受に関する。
風力発電は、二酸化炭素を排出せず、環境への影響が少ない発電方法として近年改めて注目され、世界で急速に普及している。また、より高い発電量を得るために大型化が進んで、風車や、発電機の主軸等を支持する軸受にかかる負荷は増大しており、より負荷容量の大きな円筒ころ軸受が使用される。また、風力発電は風向や風力の変化によって軸受の回転数や、荷重の急激な変化によって、転動体の挙動が不安定になり、正常な自転、公転が行われず、転動体と内輪、外輪の間で滑りが生じ、スミアリングが発生する事がある。
この滑りによるスミアリングを防止するため、軸に曲げ荷重を付与することにより、円筒ころ軸受に半径方向予圧をかけて使用する軸受装置がある。(特許文献1参照)
しかし、円筒ころ軸受に半径方向の予圧を付与しても、負荷圏の転動体荷重の増加で軸受の寿命は低下し、無負荷圏の転動体の正常な自転は確保できず、スミアリングの発生を確実に防止することはできない。さらに前記軸の負荷が大きくなり装置の寿命は低下し、装置は複雑な構成となり、装置の重量、体積は増加する。
転動体の滑りを確実に防止する方法としては、円筒ころの端部に、円筒ころの外径寸法に等しいPCDの歯車を装着し、外輪、および内輪に形成された歯車とかみ合わせる構成のころがり軸受がある。
特開2006―214520号公報
しかしながら、円筒ころの端部に円筒ころの外径寸法に等しいPCDの歯車を設ける場合、通常の歯車の外径寸法は歯先の分円筒ころの転動面の外径寸法より大きい。このため、歯車は円筒ころを外輪、内輪の間に装着した後、円筒ころの端面に固着する必要があり、軸受の組立て、装置への組み込みは極端に困難である。
この発明の目的は、製作、組立てが容易で、かつ転動体の滑りを確実に防止でき、信頼性の高い円筒ころ軸受を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、内周部に外輪軌道が形成された外輪と、外周部に内輪軌道が形成された内輪と、前記外輪の外輪軌道と前記内輪の内輪軌道の間で転動し、外周部に転動部が形成された複数の円筒ころを有し、前記円筒ころの一方の端部にPCDが前記転動部の直径に等しい小歯車が形成され、前記外輪の内径部端部には前記小歯車とかみ合う内歯車が一体的に形成され、前記内輪の外径部端部には前記小歯車とかみ合う大歯車が一体的に形成された円筒ころ軸受であって、前記小歯車の歯先径は前記転動部の直径と等しいか小さく形成され、前記内歯車の歯先径は前記外輪軌道の直径より小さく、前記大歯車の歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成されていることである。
上記構成によると、前記小歯車の外径寸法が円筒ころの転動部の直径より小さいため、小歯車が形成された円筒ころを前記内輪、または前記外輪に組み込んだ後、前記外輪、または前期内輪を軸方向に移動して前記軸受を組立てることが可能となる。
上記の課題を解決するため、請求項2に係る発明の構成上の特徴は、内周部に外輪軌道が形成された外輪と、外周部に内輪軌道が形成された内輪と、前記外輪の外輪軌道と前記内輪の内輪軌道の間で転動し、外周部に転動面が形成された複数の円筒ころを有し、前記円筒ころの一方の端部にPCDが前記転動部の直径に等しい小歯車が形成され、前記外輪の内径部端部には前記小歯車とかみ合う内歯車が一体的に形成され、前記内輪の外径部端部には前記小歯車とかみ合う大歯車が一体的に形成された円筒ころ軸受であって、前記内歯車は歯先径は前記外輪軌道径に等しいか大きく形成され、前記大歯車は歯先径は前記内輪軌道径に等しいか小さく形成され、前記小歯車は歯先径は前記転動部の直径より大きく形成されていることである。
上記構成によると、前記内歯車の内径寸法が前記外輪軌道の直径より大きく、前記大歯車の内径寸法が前記内輪軌道の直径より小さいため、一方の端部に小歯車が形成された円筒ころを前記内輪、または前記外輪に組み込んだ後、前記外輪、または前記内輪を軸方向に移動して前記軸受を組立てることが可能となる。
上記の課題を解決するため、請求項3に係る発明の構成上の特徴は、内周部に外輪軌道が形成された外輪と、外周部に内輪軌道が形成された内輪と、前記外輪の外輪軌道と前記内輪の内輪軌道の間で転動し、外周部に転動部が形成された複数の円筒ころを有し、前記円筒ころの両方の端部にPCDが前記転動部の直径に等しい小歯車が形成され、前記外輪の内径部両端部には前記小歯車とかみ合う内歯車が一体的に形成され、前記内輪の外径部両端部には前記小歯車とかみ合う大歯車が一体的に形成された円筒ころ軸受であって、前記円筒ころの一方の小歯車の歯先径は前記転動部の直径と等しいか小さく形成され、前記一方の小歯車にかみ合う前記外輪の一方の内歯車は前記外輪軌道の直径より小さく、前記一方の大歯車の歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成され、前記円筒ころの他方の小歯車にかみ合う前記外輪の他方の内歯車は前記外輪軌道の直径より小さく、前記他方の大歯車の歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成され、前記他方の小歯車は歯先径は前記転動部の直径より大きく成型されていることである。
上記構成によると、一方側の前記小歯車の外径寸法が前記円筒ころの転動部の直径より小さく、他方側の前記内歯車の内径寸法が前記外輪軌道の直径より大きく、他方側の前記大歯車の内径寸法が前記内輪軌道の直径より小さいため、両側の端部に小歯車が形成された前記円筒ころを前記内輪、または前記外輪に組み込んだ後、前記外輪、または前記内輪を軸方向に移動して前記軸受を組立てることが可能となる。本構成では組込みと同時に両側の歯車列がかみあい、前記円筒ころの挙動はさらに安定する。
上記の課題を解決するため、請求項4に係る発明の構成上の特徴は、前記小歯車と、前記内歯車の間、および、前記小歯車と、前記大歯車の間に、前記円筒ころ軸受に最大荷重が作用した時に負にならないバックラッシを有することである。
上記構成によると、円筒ころ軸受に荷重が作用し、各歯車の中心にずれが生じても、歯車間の干渉が起こらず、円滑な噛み合いを確保することができる。
本発明によれば、製作、組立てが容易で、かつ転動体の滑りを確実に防止でき、信頼性の高い円筒ころ軸受を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の軸方向の断面図である。 (A)は本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の左側面の歯車の寸法を説明する説明図である。(B)は本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の右側面の歯車の寸法を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の組立てを説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態の円筒ころ軸受の軸方向の断面図である。 本発明の第3の実施形態の円筒ころ軸受の軸方向の断面図である。
この発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の軸方向の断面図である。
図2(A)は本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の左側面の歯車の寸法を説明する説明図である。(B)は本発明の第1の実施形態の円筒ころ軸受の右側面の歯車の寸法を説明する説明図である。
図1において円筒ころ軸受1は、内周部中央部に外輪軌道11aが形成された外輪11と、外周に内輪軌道12aが形成された内輪12と、外輪軌道11aと内輪軌道12aの間で転動する複数の円筒ころ13と4個の止め輪15a、14b、14c、14dを有する。以下図1および図2に基づき説明する。
外輪11はSUJ2等の軸受鋼からなる円環状で内周部には、外輪軌道11aが設けられている。外輪軌道11aの図1中左側の端部から図1中左方向には内歯車11bが形成されている。内歯車11bのPCDであるDm11bは外輪軌道11aの直径Doに等しく、モジュールがmで、転位係数は−1、歯数Z11bはDm11b/m、内歯車11bの歯先径d11bはDm11b−4mで、歯元径do11bはDm11b+0.4mに形成されている。
また、外輪軌道11aの図中右側の端部から図中右方向には内歯車11cが形成されている。内歯車11cのPCDであるDm11cは外輪軌道11aの直径Doに等しく、モジュールがmで、転位係数は+1、歯数Z11cはDm11c/m、内歯車11cの歯先径d11cはDm11cに等しく、−4mで、歯元径do11cはDm11b+4.4mに形成されている。ここでDm11cはDm11bに等しいので、歯数Z11cはZ11bに等しい。
外輪11の内周部の内歯車11bの図中左側および内歯車11cの図中右側から端面方向には断面が矩形で円周状の輪溝11d、11eが形成されている。
内輪12はSUJ2等の軸受鋼からなる円環状で、外周部中央部に内輪軌道12a、が形成されている。内輪軌道12aの図中左側の端部から図中左方向に大歯車12bが形成されている。大歯車12bのPCDであるDm12bは内輪軌道12aの直径Diに等しく、モジュールがmで、歯数Z12bはDm12b/m、転位係数は+1、大歯車11bの歯先径D12bはDm12b+4mで、歯元径Di12bはDm12b−0.4mに形成されている。
また、内輪軌道12aの図中右側の端部から図中右方向には大歯車12cが形成されている。大歯車12cのPCDであるDm12cは内輪軌道12aの直径Diに等しく、モジュールがmで、歯数Z12cはDm12c/m、転位係数は−1、大歯車12cの歯先径D12cはDm12cに等しく、歯元径Di12cはDm12c−4.4mに形成されている。ここでDm12cはDm12bに等しいので、歯数Z12cはZ12bに等しい。
内輪12の外周部の大歯車12bの図中左側および大歯車12cの図中右側から端面方向には断面が矩形で円周状の輪溝12d、12eが形成されている。
複数の円筒ころ13はSUJ2等の軸受鋼からなる円筒状で、中央外径部に転動部13aが形成され、図中左側の端部に小歯車13bが、図中右側の端部に小歯車13cが形成されている。小歯車13bのPCDであるDm13bは転動部13aの直径Drに等しく、モジュールがmで、歯数Z13bはDm13b/m、転位係数−1、小歯車11bの歯先径D13bはDm13bに等しく、歯元径Di13bはDm13b−4.4mに形成されている。
また、小歯車13cのPCDであるDm13cは転動部13aの直径Drに等しく、モジュールがmで、歯数Z13cはDm13c/m、転位係数は+1、小歯車12cの歯先径D13cはDm13c+4mに等しく、歯元径Di13cはDm13c−0.4mに形成されている。ここでDm13cはDm13bに等しいので、歯数Z13cはZ13bに等しい。
止め輪15a、14b、14c、14dは所定の硬さに熱処理された合金鋼等からなり、断面が矩形の円環状で、円周上一箇所に切割りが形成されている。
図3は、本発明の第1の実施形態の軸受1の組立てを説明するための説明図である。
円筒ころ軸受1の組立て例を図3を参考に説明する。複数の円筒ころ13は小歯車13bが内輪12の大歯車12bと、小歯車13cが内輪12の大歯車12cと噛み合い、転動部13aが内輪軌道12aに接するように円周上等配に配置され、組立治具15で保持される。
この後、内輪12に配置され組立て治具15で保持された複数の円筒ころ13に外接して、図中左側の円筒ころ13の小歯車13bの方向から内歯車11cを先に外輪11を軸方向(図中矢印方向)に移動し、内歯車11cと小歯車13c、内歯車11bと小歯車13bが噛み合わされる。次に組立て治具15は軸方向図中左側に移動して除去され、止め輪14a、14b、14c、14dがそれぞれ輪溝11d、11e、12d、12eに嵌入され、複数の円筒ころ13は外輪11と内輪12間で回転自在に保持され、組立は完了する。
このように円筒ころ軸受1は容易に組立が可能である。また、円筒ころ軸受1は内輪12と外輪11が相対的に回転すると、小歯車13b、13cと内歯車11b、11c、大歯車12b、12cが噛み合うことにより、複数のころ13はすべりを生じることなく自転、公転が行われる。
円筒ころ軸受1の各歯車間のバックラッシュδ[mm]は下記式により求める。
Figure 2013155824
ここで、Frは最大軸受荷重[N]、Zはころ数、Qmaxは最大転動体荷重[N]、lはころ長さ[mm]、Rsは軸受すきま[mm]である。
上記式によるバックラッシュを確保することにより、円筒ころ軸受1に最大軸受荷重が作用しても、小歯車の間に干渉が生じることは無く、噛み合いが円滑になり、騒音の防止、摩擦損失の低減が可能になる。
図4は本発明の第2の実施形態の円筒ころ軸受の軸方向の断面図である。
図5は本発明の第3の実施形態の円筒ころ軸受の軸方向の断面図である。
第2、第3の実施形態の円筒ころ軸受20、30は歯車の構成が第1の実施形態の円筒ころ軸受け1と異なる。第2、第3の実施形態の円筒ころ軸受20、30では、第1の実施形態の円筒ころ軸受1と共通の構成、作用効果については説明を省略することにし、第1の実施形態の円筒ころ軸受1と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行う。
第2の実施形態における円筒ころ軸受20は内周部中央部に外輪軌道21aが形成された外輪21と、外周に内輪軌道22aが形成された内輪22と、外輪軌道21aと内輪軌道22aの間で転動する複数の円筒ころ23と4個の止め輪14a、14b、14c、14dを有する。
外輪21はSUJ2等の軸受鋼からなる円環状で内周部には、外輪軌道21aが設けられている。外輪軌道21aの図4中左側の端部から図4中左方向には内歯車21bが形成されている。内歯車21bの諸元は第1の実施形態の内歯車11bの諸元に等しく形成されている。
外輪21の内周部の内歯車21bの図中左側および外輪軌道21aの図中右側から端面方向には断面が矩形で円周状の輪溝21d、21eが形成されている。
内輪22はSUJ2等の軸受鋼からなる円環状で、外周部中央部に内輪軌道22a、が形成されている。内輪軌道22aの図中左側の端部から図中左方向に大歯車22bが形成されている。大歯車22bの諸元は前述の第1の実施形態の大歯車12bの諸元に等しく形成されている。
内輪22の外周部の大歯車22bの図中左側および内輪軌道22aの図中右側から端面方向には断面が矩形で円周状の輪溝12d、12eが形成されている。
複数の円筒ころ23はSUJ2等の軸受鋼からなる円筒状で、外径部に転動部が形成され、図中左側の端部に小歯車23bが形成されている。小歯車23bの諸元は前述の第1の実施形態の小歯車13bの諸元に等しく形成されている。すなわち小歯車23bの歯先径D23bは円筒ころ23の転動部の直径Dr2に等しい。
上記の構成によって、第2の実施形態の円筒ころ軸受20は前述の第1の実施形態の円筒ころ軸受1と同様の組立て手順によって容易に組立てが可能である。
第3の実施形態における円筒ころ軸受30は内周部中央部に外輪軌道31aが形成された外輪31と、外周に内輪軌道32aが形成された内輪32と、外輪軌道31aと内輪軌道32aの間で転動する複数の円筒ころ33と4個の止め輪14a、14b、14c、14dを有する。
外輪31はSUJ2等の軸受鋼からなる円環状で内周部には、外輪軌道31aが設けられている。外輪軌道31aの図5中右側の端部から図5中右方向には内歯車31cが形成されている。内歯車31cの諸元は前述の第1の実施形態の内歯車11cの諸元に等しく形成されている。すなわち内歯車23bの歯先径d31cは外輪軌道31aの直径Do3に等しい。
外輪31の内周部の内歯車31cの図中右側から端面方向には断面が矩形で円周状の輪溝31fが形成されている。
内輪32はSUJ2等の軸受鋼からなる円環状で、外周部中央部に内輪軌道32a、が形成されている。内輪軌道32aの図中右側の端部から図中右方向に大歯車32cが形成されている。大歯車32cの諸元は前述の第1の実施形態の大歯車12cの諸元に等しく形成されている。すなわち大歯車32cの歯先径D32cは内輪軌道32aの直径Di3に等しい。
内輪32の外周部の大歯車22bの図中右側から端面方向には断面が矩形で円周状の輪溝32fが形成されている。
複数の円筒ころ33はSUJ2等の軸受鋼からなる円筒状で、外径部に転動部33aが形成され、図中右側の端部に小歯車33cが形成されている。小歯車33cの諸元は前述の第1の実施形態の小歯車13cの諸元に等しく形成されている。
上記の構成によって、第3の実施形態の円筒ころ軸受30は前述の第1の実施形態の円筒ころ軸受1と同様の組立手順によって容易に組立てが可能である。
1、20、30 ‥ 円筒ころ軸受
11、21,31 ‥ 外輪
11a,21a,31a ‥ 外輪軌道
11b、11c、21b、31c ‥ 内歯車
12、22,32 ‥ 内輪
12a、22a、32a ‥ 内輪軌道
12b、12c、22b、32c ‥ 大歯車
13、23、33 ‥ 円筒ころ
13a、23a、33a ‥ 転動部
13b、13c、23b、33c ‥ 小歯車

Claims (4)

  1. 内周部に外輪軌道が形成された外輪と、外周部に内輪軌道が形成された内輪と、前記外輪の外輪軌道と前記内輪の内輪軌道の間で転動し、外周部に転動部が形成された複数の円筒ころを有し、
    前記円筒ころの一方の端部にPCDが前記転動部の直径に等しい小歯車が形成され、
    前記外輪の内径部端部には前記小歯車とかみ合う内歯車が一体的に形成され、
    前記内輪の外径部端部には前記小歯車とかみ合う大歯車が一体的に形成された円筒ころ軸受であって、
    前記小歯車の歯先径は前記転動部の直径と等しいか小さく形成され、
    前記内歯車の歯先径は前記外輪軌道の直径より小さく、
    前記大歯車の歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成されていることを特徴とする円筒ころ軸受
  2. 内周部に外輪軌道が形成された外輪と、外周部に内輪軌道が形成された内輪と、前記外輪の外輪軌道と前記内輪の内輪軌道の間で転動し、外周部に転動部が形成された複数の円筒ころを有し、
    前記円筒ころの一方の端部にPCDが前記転動部の直径に等しい小歯車が形成され、
    前記外輪の内径部端部には前記小歯車とかみ合う内歯車が一体的に形成され、
    前記内輪の外径部端部には前記小歯車とかみ合う大歯車が一体的に形成された円筒ころ軸受であって、
    前記内歯車は歯先径は前記外輪軌道径に等しいか大きく形成され、
    前記大歯車は歯先径は前記内輪軌道径に等しいか小さく形成され、
    前記小歯車は歯先径は前記転動部の直径より大きく形成されていることを特徴とする円筒ころ軸受。
  3. 内周部に外輪軌道が形成された外輪と、外周部に内輪軌道が形成された内輪と、前記外輪の外輪軌道と前記内輪の内輪軌道の間で転動し、外周部に転動部が形成された複数の円筒ころを有し、
    前記円筒ころの両方の端部にPCDが前記転動部の直径に等しい小歯車が形成され、
    前記外輪の内径部両端部には前記小歯車とかみ合う内歯車が一体的に形成され、
    前記内輪の外径部両端部には前記小歯車とかみ合う大歯車が一体的に形成された円筒ころ軸受であって、
    前記円筒ころの一方の小歯車の歯先径は前記転動部の直径と等しいか小さく形成され、
    前記一方の小歯車にかみ合う前記外輪の一方の内歯車は前記外輪軌道の直径より小さく、前記一方の大歯車の歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成され、
    前記円筒ころの他方の小歯車にかみ合う前記外輪の他方の内歯車は前記外輪軌道の直径より小さく、
    前記他方の大歯車の歯先径は前記内輪軌道の直径より大きく形成成型され、
    前記他方の小歯車は歯先径は前記転動部の直径より大きく形成されていることを特徴とする円筒ころ軸受。
  4. 前記小歯車と、前記内歯車の間、および、前記小歯車と、前記大歯車の間に、前記円筒ころ軸受に最大荷重が作用した時に負にならないバックラッシを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の円筒ころ軸受。
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