JP2013152675A - 太陽光発電システムおよびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】各太陽電池アレイから効率よく電力を得ることのできる太陽光発電システムおよびその制御方法を提供する。
【解決手段】太陽光発電システム100は、複数の太陽電池アレイ1e、1s、1wの最大電力点追従制御を行う。太陽光発電システム100は、個別電流検出部2e、2s、2wと、個別電圧検出部3e、3s、3wと、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wと、統括電流検出部6と、統括電圧検出部7と、統括MPPT制御モジュール9と、個別制御モードと統括制御モードとの2種の制御モードを切り替える切替制御モジュール10とを備え、切替制御モジュール10は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低い領域では個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い領域では統括制御モードを選択する。
【選択図】図1
【解決手段】太陽光発電システム100は、複数の太陽電池アレイ1e、1s、1wの最大電力点追従制御を行う。太陽光発電システム100は、個別電流検出部2e、2s、2wと、個別電圧検出部3e、3s、3wと、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wと、統括電流検出部6と、統括電圧検出部7と、統括MPPT制御モジュール9と、個別制御モードと統括制御モードとの2種の制御モードを切り替える切替制御モジュール10とを備え、切替制御モジュール10は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低い領域では個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い領域では統括制御モードを選択する。
【選択図】図1
Description
この発明は、複数の太陽電池アレイから最大の電力を取り出すための太陽光発電システムおよび太陽光発電システムの制御方法に関するものである。
複数の太陽電池から構成される従来の太陽光発電システムは、容量の異なるチョッパ及び/又はインバータを備えている。そして、太陽電池毎の出力率(発電電力/定格容量)を算出し、出力率を比較してその差が所定割合以上であれば、出力率の高いグループと低いグループに分別する。低いグループの総出力が小容量チョッパの制御範囲内である場合、低いグループの太陽電池アレイを小容量チョッパに収納制御し、高いグループの太陽電池アレイを大容量チョッパに収納制御している(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の太陽光発電システムは、各太陽電池アレイの出力率に基づいて各太陽電池アレイをグループに分別し、例えば、出力率の高いグループを大容量チョッパ、低いグループを小容量チョッパに接続して制御している。しかし、各太陽電池アレイの最大発電する出力電圧は各太陽電池アレイ毎の発電電力−出力電圧特性により異なり、各太陽電池アレイの出力率が近い場合でも、最大発電する出力電圧は異なることがある。このため、従来の太陽光発電システムでは、例えば出力率が近いとして同じグループに分別された太陽電池アレイを一つのチョッパで制御した時に、効率よく電力を取り出せない太陽電池アレイが存在する懸念があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、常に各太陽電池アレイから効率よく電力を得ることのできる太陽光発電システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、常に各太陽電池アレイから効率よく電力を得ることのできる太陽光発電システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
この発明に係る太陽光発電システムは、複数の太陽電池アレイの最大電力点追従制御を行い、上記各太陽電池アレイ毎に出力電圧および出力電流を検出する複数の個別検出部と、上記各個別検出部からの検出値に基づいて上記各太陽電池アレイ毎に最大電力点追従制御を行う複数の個別MPPT制御モジュールと、上記各太陽電池アレイの出力をまとめた全体の出力電圧および出力電流を検出する統括検出部と、上記統括検出部からの検出値に基づいて上記各太陽電池アレイを統括して最大電力点追従制御を行う統括MPPT制御モジュールと、上記個別MPPT制御モジュールにより上記各太陽電池アレイ毎に最大電力点追従制御を行う個別制御モードと、上記統括MPPT制御モジュールにより上記各太陽電池アレイを統括して最大電力点追従制御を行う統括制御モードとの2種の制御モードを切り替える切替制御モジュールとを備えている。そして、上記切替制御モジュールは、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が低い領域では上記個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が高い領域では上記統括制御モードを選択する。
また、この発明に係る太陽光発電システムの制御方法は、複数の太陽電池アレイの最大電力点追従制御を、各太陽電池アレイ毎に行う個別制御モードと各太陽電池アレイを統括して行う統括制御モードとを切り替えて行う太陽光発電システムの制御方法であって、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が低い領域では上記個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が高い領域では上記統括制御モードを選択する。
この発明に係る太陽光発電システムは、複数の太陽電池アレイの最大電力点追従制御を行い、上記各太陽電池アレイ毎に出力電圧および出力電流を検出する複数の個別検出部と、上記各個別検出部からの検出値に基づいて上記各太陽電池アレイ毎に最大電力点追従制御を行う複数の個別MPPT制御モジュールと、上記各太陽電池アレイの出力をまとめた全体の出力電圧および出力電流を検出する統括検出部と、上記統括検出部からの検出値に基づいて上記各太陽電池アレイを統括して最大電力点追従制御を行う統括MPPT制御モジュールと、上記個別MPPT制御モジュールにより上記各太陽電池アレイ毎に最大電力点追従制御を行う個別制御モードと、上記統括MPPT制御モジュールにより上記各太陽電池アレイを統括して最大電力点追従制御を行う統括制御モードとの2種の制御モードを切り替える切替制御モジュールとを備えている。そして、上記切替制御モジュールは、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が低い領域では上記個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が高い領域では上記統括制御モードを選択する。
このため、常に各太陽電池アレイの電力を効率良く得ることができる。
このため、常に各太陽電池アレイの電力を効率良く得ることができる。
また、この発明に係る太陽光発電システムの制御方法は、複数の太陽電池アレイの最大電力点追従制御を、各太陽電池アレイ毎に行う個別制御モードと各太陽電池アレイを統括して行う統括制御モードとを切り替えて行う太陽光発電システムの制御方法であって、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が低い領域では上記個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が高い領域では上記統括制御モードを選択する。
このため、常に各太陽電池アレイの電力を効率良く得ることができる。
このため、常に各太陽電池アレイの電力を効率良く得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における太陽光発電システムの概略構成図である。
太陽光発電システム100は、太陽光から電力を発生させる複数の太陽電池アレイ1を備えており、各太陽電池アレイ1から効率よく電力を取り出すシステムである。本実施の形態1では太陽電池アレイ1の数を3個とし、例えばある住宅の東側屋根、南側屋根、西側屋根の3方向に取り付けられている。ここでは、東側の太陽電池アレイを1e、南側の太陽電池アレイを1s、西側の太陽電池アレイを1wとする。
図1に示すように、太陽光発電システム100は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電流をそれぞれ個別に検出する個別検出部としての個別電流検出部2e、2s、2wと、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧をそれぞれ個別に検出する個別検出部としての個別電圧検出部3e、3s、3wと、個別電流検出部2e、2s、2wおよび個別電圧検出部3e、3s、3wからの検出値に基づいて各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎に最大電力点追従制御(以下、MPPT制御という。)を行う個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wと、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力をまとめた全体の出力電流を検出する統括検出部としての統括電流検出部6と、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力をまとめた全体の出力電圧を検出する統括検出部としての統括電圧検出部7と、統括電流検出部6および統括電圧検出部7からの検出値に基づいて各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括してMPPT制御を行う統括MPPT制御モジュール9と、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wにより各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎にMPPT制御制御を行う個別制御モードと統括MPPT制御モジュール9により各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括してMPPT制御を行う統括制御モードとの2種類の制御モードを切り替える切替制御モジュール10と、切替制御モジュール10からの指令に基づき個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、統括MPPT制御モジュール9の接続をそれぞれ切り替える個別切替器4e、4s、4wおよび統括切替器8とを備えている。そして、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、統括MPPT制御モジュール9により電力変換装置11を制御して、各太陽電池アレイ1e、1s、1wから最大電力を取り出し、負荷12に応じた電力を出力する。なお、個別MPPT制御モジュール5e,5s,5wおよび統括MPPT制御モジュール9は、逆電流防止の機能を持つ。
図1はこの発明の実施の形態1における太陽光発電システムの概略構成図である。
太陽光発電システム100は、太陽光から電力を発生させる複数の太陽電池アレイ1を備えており、各太陽電池アレイ1から効率よく電力を取り出すシステムである。本実施の形態1では太陽電池アレイ1の数を3個とし、例えばある住宅の東側屋根、南側屋根、西側屋根の3方向に取り付けられている。ここでは、東側の太陽電池アレイを1e、南側の太陽電池アレイを1s、西側の太陽電池アレイを1wとする。
図1に示すように、太陽光発電システム100は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電流をそれぞれ個別に検出する個別検出部としての個別電流検出部2e、2s、2wと、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧をそれぞれ個別に検出する個別検出部としての個別電圧検出部3e、3s、3wと、個別電流検出部2e、2s、2wおよび個別電圧検出部3e、3s、3wからの検出値に基づいて各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎に最大電力点追従制御(以下、MPPT制御という。)を行う個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wと、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力をまとめた全体の出力電流を検出する統括検出部としての統括電流検出部6と、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力をまとめた全体の出力電圧を検出する統括検出部としての統括電圧検出部7と、統括電流検出部6および統括電圧検出部7からの検出値に基づいて各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括してMPPT制御を行う統括MPPT制御モジュール9と、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wにより各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎にMPPT制御制御を行う個別制御モードと統括MPPT制御モジュール9により各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括してMPPT制御を行う統括制御モードとの2種類の制御モードを切り替える切替制御モジュール10と、切替制御モジュール10からの指令に基づき個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、統括MPPT制御モジュール9の接続をそれぞれ切り替える個別切替器4e、4s、4wおよび統括切替器8とを備えている。そして、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、統括MPPT制御モジュール9により電力変換装置11を制御して、各太陽電池アレイ1e、1s、1wから最大電力を取り出し、負荷12に応じた電力を出力する。なお、個別MPPT制御モジュール5e,5s,5wおよび統括MPPT制御モジュール9は、逆電流防止の機能を持つ。
電力変換装置11は、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、統括MPPT制御モジュール9により電圧指令Vrを用いて制御されるDC/AC変換装置、あるいはDC/DC変換装置であり、各太陽電池アレイ1e、1s、1wからの出力電圧が電圧指令Vrと一致するように各太陽電池アレイ1e、1s、1wから発電電力を取り出し、負荷12に応じた交流あるいは直流電力に変換する。
上述の通り、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wは太陽電池アレイ1e、1s、1wをそれぞれ個別にMPPT制御するもの、統括MPPT制御モジュール9は太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括してMPPT制御するものである。ここで、MPPT制御について簡単に説明する。
太陽電池アレイ1e、1s、1wは、日射量の変化や温度変化によってその発電電力−出力電圧特性が変化し、このため最大電力点がずれてしまう。このため個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、または統括MPPT制御モジュール9は、電圧指令Vrを変化させて電力変換装置11を制御して太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧(動作電圧)を変化させ、それによる電力の増減に基づいて、最大電力が得られる点、すなわち、最適動作電圧を探すという動作を絶えず行って太陽電池アレイ1e、1s、1wから最大電力を取り出そうとしている。最大電力点の一般的な探索動作は山登り法と称され、先ず、動作電圧を、例えばΔVだけ増加させ、電力差ΔPを演算し、ΔP>0であれば、最大電力点よりも左側(低電圧側)に現在の電圧があるとして前回と同じ方向に電圧を変化させ、ΔP<0であれば、最大電力点よりも右側(高電圧側)に現在の電圧があるとして前回と逆方向に電圧を変化させる。また、ΔP=0であれば、現在最大電力点であるとして、電圧を前回の動作電圧と同じ値とする、すなわち電圧を変化させない。このような方法により、最大電力点を探索する。以下の説明において、MPPT制御を1回行うとは、最大電力点を探索するために動作電圧を1回変化させることを指す。ただし、ΔP=0の時に電圧を前回の動作電圧と同じ値に設定することも、動作電圧を1回変化させることに含む。
このような一般的なMPPT制御を行うことにより、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wは各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎に最大電力点を探索し、統括MPPT制御モジュール9は各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括して最大電力点を探索している。
太陽電池アレイ1e、1s、1wは、日射量の変化や温度変化によってその発電電力−出力電圧特性が変化し、このため最大電力点がずれてしまう。このため個別MPPT制御モジュール5e、5s、5w、または統括MPPT制御モジュール9は、電圧指令Vrを変化させて電力変換装置11を制御して太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧(動作電圧)を変化させ、それによる電力の増減に基づいて、最大電力が得られる点、すなわち、最適動作電圧を探すという動作を絶えず行って太陽電池アレイ1e、1s、1wから最大電力を取り出そうとしている。最大電力点の一般的な探索動作は山登り法と称され、先ず、動作電圧を、例えばΔVだけ増加させ、電力差ΔPを演算し、ΔP>0であれば、最大電力点よりも左側(低電圧側)に現在の電圧があるとして前回と同じ方向に電圧を変化させ、ΔP<0であれば、最大電力点よりも右側(高電圧側)に現在の電圧があるとして前回と逆方向に電圧を変化させる。また、ΔP=0であれば、現在最大電力点であるとして、電圧を前回の動作電圧と同じ値とする、すなわち電圧を変化させない。このような方法により、最大電力点を探索する。以下の説明において、MPPT制御を1回行うとは、最大電力点を探索するために動作電圧を1回変化させることを指す。ただし、ΔP=0の時に電圧を前回の動作電圧と同じ値に設定することも、動作電圧を1回変化させることに含む。
このような一般的なMPPT制御を行うことにより、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wは各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎に最大電力点を探索し、統括MPPT制御モジュール9は各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括して最大電力点を探索している。
切替制御モジュール10は、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wにより個別制御を行う個別制御モードと、統括MPPT制御モジュール9により統括制御を行う統括制御モードとを切り替える制御を行う。切り替えの判断は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高いか、または各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低いかという点に基づいて行い、均等性が低い領域では個別制御モードを選択し、均等性が高い領域では統括制御モードを選択する。以下、この制御方法について詳しく説明する。
図2は、切替制御モジュール10の制御の基本的な考え方を説明するための説明図であり、図中左側が個別制御モードにおける各太陽電池アレイ毎の発電電力−出力電圧特性の一例を示し、図中右側が統括制御モードにおける各太陽電池アレイを統括した発電電力−出力電圧特性の一例を示す。なお、図中右側の統括制御モードにおいて、上側が発電電力の極大点が一つの場合、下側が発電電力の極大点が複数(ここでは二つ)の場合を示す。
個別制御モードでは、各太陽電池アレイ1e、1s、1wが個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wによりそれぞれの最大電力点を探索するようにMPPT制御されている。
個別制御モードでの制御下において、切替制御モジュール10は、個別電圧検出部3e、3s、3wにて検出される各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力電圧を所定の時間間隔で取得する。例えばある時点における各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧をそれぞれVe、Vs、Vwとする。
切替制御モジュール10はこれらの出力電圧Ve、Vs、Vwを比較する。ここでは、各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値|Ve−Vs|、|Vs−Vw|、|Vw−Ve|の値が一つでも予め設定された第1閾値としての閾値dv1以上の時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低いと判断し、そのまま個別制御モードで制御する。各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値|Ve−Vs|、|Vs−Vw|、|Vw−Ve|の値が全て予め設定された閾値dv1よりも小さい時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い(Ve≒Vs≒Vw)と判断し、個別制御モードから統括制御モードに切り替える制御を行う。
図1において、個別制御モードでの制御下では、個別切替器4e、4s、4wのE0−E1が接続され、統括切替器8のE0−E2が接続される。切替制御モジュール10からの、個別制御モードから統括制御モードの切り替え指令により、個別制御モードでの制御下では、個別切替器4e、4s、4wのE0−E2が接続され、統括切替器8のE0−E1が接続される。
なお、各出力電圧Ve、Vs、Vwに基づく均等性の判断の方法は上記に限られるものではなく、例えば各出力電圧Ve、Vs、Vwのうち最大のものと最小のものを選択し、これらの差分の絶対値が閾値dv1以上であれば均等性が低いと判断する方法を採用してもよい。
個別制御モードでの制御下において、切替制御モジュール10は、個別電圧検出部3e、3s、3wにて検出される各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力電圧を所定の時間間隔で取得する。例えばある時点における各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧をそれぞれVe、Vs、Vwとする。
切替制御モジュール10はこれらの出力電圧Ve、Vs、Vwを比較する。ここでは、各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値|Ve−Vs|、|Vs−Vw|、|Vw−Ve|の値が一つでも予め設定された第1閾値としての閾値dv1以上の時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低いと判断し、そのまま個別制御モードで制御する。各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値|Ve−Vs|、|Vs−Vw|、|Vw−Ve|の値が全て予め設定された閾値dv1よりも小さい時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い(Ve≒Vs≒Vw)と判断し、個別制御モードから統括制御モードに切り替える制御を行う。
図1において、個別制御モードでの制御下では、個別切替器4e、4s、4wのE0−E1が接続され、統括切替器8のE0−E2が接続される。切替制御モジュール10からの、個別制御モードから統括制御モードの切り替え指令により、個別制御モードでの制御下では、個別切替器4e、4s、4wのE0−E2が接続され、統括切替器8のE0−E1が接続される。
なお、各出力電圧Ve、Vs、Vwに基づく均等性の判断の方法は上記に限られるものではなく、例えば各出力電圧Ve、Vs、Vwのうち最大のものと最小のものを選択し、これらの差分の絶対値が閾値dv1以上であれば均等性が低いと判断する方法を採用してもよい。
統括制御モードでは、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を一つにまとめ、統括MPPT制御モジュール9により、各太陽電池アレイ1e、1s、1wは統括してMPPT制御されている。
統括制御モードでの制御下において、切替制御モジュール10は、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wからの出力を統括した発電電力−出力電圧特性を算出し、この算出結果に基づき個別制御モードへの切り替えを判断する。具体的には、切替制御モジュール10の指令により、統括MPPT制御モジュール9が出力可能な動作電圧の範囲内で動作電圧を変化させ、統括電流検出部6、統括電圧検出部7にて出力電流、出力電圧を検出し、この検出値に基づき切替制御モジュール10にて発電電力−出力電圧特性を算出する。なお、動作電圧の変化量等は必要に応じて適宜設定すればよく、例えば動作電圧の変化量を数ボルト程度の大きめの値ΔVに設定し、動作電圧と発電電力の点列データを得て、この点列データを補間することにより発電電力−出力電圧特性を算出してもよい。
そして、算出した発電電力−出力電圧特性において発電電力の極大点の個数を求め、極大点が一つの場合(図2の統括制御モードにおける上のグラフ)、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高いと判断し、統括制御モードを継続する。極大点が複数ある場合(図2の統括制御モードにおける下のグラフ)、極大点の出力電圧を求め、この出力電圧の値を比較して各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い領域か低い領域かを判断する。例えば、図2の統括制御モードにおける下のグラフの例では、発電電力の2つの極大点(極大点A1、極大点A2)の出力電圧V1、V2を求め、その差分の絶対値|V1−V2|が予め設定された第2閾値としての閾値dv2以上の時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低いと判断し、統括制御モードから個別制御モードに切り替える制御を行う。出力電圧V1と出力電圧V2の差分の絶対値が閾値dv2よりも小さい時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高いと判断し、統括制御モードを継続する。
この統括制御モードでは、図1において、個別切替器4e、4s、4wのE0−E2が接続され、統括切替器8のE0−E1が接続された状態となる。切替制御モジュール10から、統括制御モードから個別制御モードの切り替え指令が出されると、個別切替器4e、4s、4wのE0−E1が接続され、統括切替器8のE0−E2が接続され、個別制御モードでの制御が開始される。
統括制御モードでの制御下において、切替制御モジュール10は、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wからの出力を統括した発電電力−出力電圧特性を算出し、この算出結果に基づき個別制御モードへの切り替えを判断する。具体的には、切替制御モジュール10の指令により、統括MPPT制御モジュール9が出力可能な動作電圧の範囲内で動作電圧を変化させ、統括電流検出部6、統括電圧検出部7にて出力電流、出力電圧を検出し、この検出値に基づき切替制御モジュール10にて発電電力−出力電圧特性を算出する。なお、動作電圧の変化量等は必要に応じて適宜設定すればよく、例えば動作電圧の変化量を数ボルト程度の大きめの値ΔVに設定し、動作電圧と発電電力の点列データを得て、この点列データを補間することにより発電電力−出力電圧特性を算出してもよい。
そして、算出した発電電力−出力電圧特性において発電電力の極大点の個数を求め、極大点が一つの場合(図2の統括制御モードにおける上のグラフ)、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高いと判断し、統括制御モードを継続する。極大点が複数ある場合(図2の統括制御モードにおける下のグラフ)、極大点の出力電圧を求め、この出力電圧の値を比較して各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い領域か低い領域かを判断する。例えば、図2の統括制御モードにおける下のグラフの例では、発電電力の2つの極大点(極大点A1、極大点A2)の出力電圧V1、V2を求め、その差分の絶対値|V1−V2|が予め設定された第2閾値としての閾値dv2以上の時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低いと判断し、統括制御モードから個別制御モードに切り替える制御を行う。出力電圧V1と出力電圧V2の差分の絶対値が閾値dv2よりも小さい時は各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高いと判断し、統括制御モードを継続する。
この統括制御モードでは、図1において、個別切替器4e、4s、4wのE0−E2が接続され、統括切替器8のE0−E1が接続された状態となる。切替制御モジュール10から、統括制御モードから個別制御モードの切り替え指令が出されると、個別切替器4e、4s、4wのE0−E1が接続され、統括切替器8のE0−E2が接続され、個別制御モードでの制御が開始される。
なお、算出した発電電力−出力電圧特性において発電電力の極大点が3個以上ある場合について説明する。極大点が3個以上となる場合は、例えば、3個以上の極大点のうち、発電電力が最大となる極大点と、発電電力が2番目に大きい極大点とを2つの極大点A1、A2として、各極大点A1、A2の出力電圧V1、V2の差が閾値dv2以上かどうかで、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性を判断するとよい。このようにすることで、各太陽電池アレイ1e、1s、1wのうち、発電電力の高い太陽電池アレイの出力電圧に基づいて効率よく均等性の判断を行うことができる。後述する太陽光発電システム100の詳細な動作の説明(図3のフローチャートの説明)では、この場合について説明している。
また、極大点が3個以上ある場合の均等性の判断の方法としては、上記の場合に限られず、下記のようなものも考えられる。例えば、発電電力の極大点となる出力電圧のうち最大出力電圧と最小出力電圧の差が閾値dv2以上であれば均等性が低い領域と判断したり、発電電力の極大点となる出力電圧を全て求めて各々の出力電圧の差が一つでも閾値dv2以上であれば均等性が低い領域と判断すること等が考えられる。
また、極大点が3個以上ある場合の均等性の判断の方法としては、上記の場合に限られず、下記のようなものも考えられる。例えば、発電電力の極大点となる出力電圧のうち最大出力電圧と最小出力電圧の差が閾値dv2以上であれば均等性が低い領域と判断したり、発電電力の極大点となる出力電圧を全て求めて各々の出力電圧の差が一つでも閾値dv2以上であれば均等性が低い領域と判断すること等が考えられる。
次に、太陽光発電システム100の詳細な動作を図3を用いて説明する。図3は太陽光発電システム100の処理フローを説明するフローチャートである。
まず、各太陽電池アレイ1e、1s、1wを個別制御モードで制御するフラグiを0に設定する(S1)。ここでは、フラグiが0で個別制御モード、フラグiが1で統括制御モードを行うとする。次に、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wまたは統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御の回数jを0に設定する(S2)。
まず、各太陽電池アレイ1e、1s、1wを個別制御モードで制御するフラグiを0に設定する(S1)。ここでは、フラグiが0で個別制御モード、フラグiが1で統括制御モードを行うとする。次に、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wまたは統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御の回数jを0に設定する(S2)。
次に、フラグi=0を確認し(S3)、i=0がYesであればMTTP制御の回数j=0を確認する(S4)。i=0がNoであれば後述するステップS15に進む。ステップS4にてj=0がYesであれば個別切替器4e、4s、4wはE0−E1を接続、統括切替器8はE0−E2を接続し(S5)、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wにより各太陽電池アレイ1e、1s、1wそれぞれ個別MPPT制御を1回行う(S6)。ステップS4にてj=0がNoであれば個別切替器4e、4s、4w、統括切替器8の接続はそのままで、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wによる個別MPPT制御を1回行う(S6)。そして、MPPT制御の回数jに1を加算する(S7)。切替制御モジュール10では、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wによるMPPT制御の回数jと予め設定された回数jn1を比較する(S8)。ステップS8でj<jn1の条件がYesであればステップS27に進み、ステップS27でMPPT制御の終了指令があれば(Yesの場合)MPPT制御を終了し、終了信号がなければ(Noの場合)ステップS3へ戻る。
フラグiが0に設定されている限りは、MPPT制御の回数jがjn1に達するまで、ステップS3〜ステップS8の処理を繰り返すこととなり、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wによるMPPT制御(動作電圧を変化させること)が所定の時間間隔で行われる。
フラグiが0に設定されている限りは、MPPT制御の回数jがjn1に達するまで、ステップS3〜ステップS8の処理を繰り返すこととなり、個別MPPT制御モジュール5e、5s、5wによるMPPT制御(動作電圧を変化させること)が所定の時間間隔で行われる。
ステップS8で、j<jn1の条件がNoであれば、MPPT制御の回数jを1に設定してから(S9)、個別電圧検出部3e、3s、3wにより各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧Ve、Vs、Vwを検出し(S10)、切替制御モジュール10にて、各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値を求めて閾値dv1と比較する(S11〜S13)。まず、ステップS11で、VeとVsの差分の絶対値を求め、|Ve−Vs|<dv1の条件がYesであればステップS12に進み、NoであればステップS27に進む。ステップS12では、VsとVwの差分の絶対値を求め、|Vs−Vw|<dv1の条件がYesであればステップS13に進み、NoであればステップS27に進む。ステップS13では、VwとVeの差分の絶対値を求め、|Vw−Ve|<dv1の条件がYesであればフラグiを1、MPPT制御の回数jを0に設定してから(S14)ステップS27に進み、ステップS13で|Vw−Ve|<dv1の条件がNoであればそのままステップS27に進む。ステップS27でMPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
ステップS8〜ステップS14の処理は、個別制御モードにおいてMPPT制御の回数が予め設定された回数jn1となった時に所定の時間が経過したとして、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧Ve、Vs、Vwを検出し、各出力電圧Ve、Vs、Vwが均等性の高い領域にあるか低い領域にあるかを判断する処理である。各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値が全て閾値dv1より小さい場合にのみ、各出力電圧Ve、Vs、Vwの均等性が高い領域であるとし、個別制御モードから統括制御モードに移行するようステップS14でフラグiを1に設定している。各々の出力電圧Ve、Vs、Vwの差分の絶対値が一つでも閾値dv1以上である場合は、各出力電圧Ve、Vs、Vwの均等性が低い領域であるとし、個別制御モードが継続される。
ステップS3〜ステップS14の処理が繰り返されることで、個別制御モードにおいて、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧Ve、Vs、Vwが検出され、個別制御モードを継続するか、統括制御モードに切り替えるかの判断が繰り返し行われることとなる。
なお、ステップS8で使用される予め設定された回数jn1は、太陽光発電システム100の使用状況等により自由に設定することができる。
ステップS3〜ステップS14の処理が繰り返されることで、個別制御モードにおいて、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧Ve、Vs、Vwが検出され、個別制御モードを継続するか、統括制御モードに切り替えるかの判断が繰り返し行われることとなる。
なお、ステップS8で使用される予め設定された回数jn1は、太陽光発電システム100の使用状況等により自由に設定することができる。
次に、ステップS3でフラグi=0がNoである場合の処理(ステップS15〜ステップS26)を説明する。
ステップS3でi=0がNoであればMTTP制御の回数j=0を確認する(S15)。ステップS15にてj=0がYesであれば個別切替器4e、4s、4wはE0−E2を接続、統括切替器8はE0−E1を接続し(S16)、統括MPPT制御モジュール9により各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括した統括MPPT制御を1回行う(S17)。ステップS15にてj=0がNoであれば個別切替器4e、4s、4w、統括切替器8の接続はそのままで、統括MPPT制御モジュール9による統括MPPT制御を1回行う(S17)。そして、MPPT制御の回数jに1を加算する(S18)。切替制御モジュール10では、統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御の回数jと予め設定された回数jn2を比較する(S19)。ステップS19でj<jn2の条件がYesであればステップS27に進み、MPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
フラグiが1に設定されている限りは、MPPT制御の回数jがjn2に達するまで、ステップS15〜ステップS19の処理を繰り返すこととなり、統括MPPT制御モジュール9による統括MPPT制御(動作電圧を変化させること)が所定の時間間隔で行われる。
ステップS3でi=0がNoであればMTTP制御の回数j=0を確認する(S15)。ステップS15にてj=0がYesであれば個別切替器4e、4s、4wはE0−E2を接続、統括切替器8はE0−E1を接続し(S16)、統括MPPT制御モジュール9により各太陽電池アレイ1e、1s、1wを統括した統括MPPT制御を1回行う(S17)。ステップS15にてj=0がNoであれば個別切替器4e、4s、4w、統括切替器8の接続はそのままで、統括MPPT制御モジュール9による統括MPPT制御を1回行う(S17)。そして、MPPT制御の回数jに1を加算する(S18)。切替制御モジュール10では、統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御の回数jと予め設定された回数jn2を比較する(S19)。ステップS19でj<jn2の条件がYesであればステップS27に進み、MPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
フラグiが1に設定されている限りは、MPPT制御の回数jがjn2に達するまで、ステップS15〜ステップS19の処理を繰り返すこととなり、統括MPPT制御モジュール9による統括MPPT制御(動作電圧を変化させること)が所定の時間間隔で行われる。
ステップS19で、j<jn2の条件がNoであれば、MPPT制御の回数jを1に設定してから(S20)、切替制御モジュール10は、各太陽電池アレイ1e、1s、1w全体の発電電力−出力電圧特性を算出し、発電電力の極大点の個数を求める(S21)。極大点が一つかどうかを判定し(S22)、一つであれば(Yesの場合)ステップS27に進み、複数あれば(Noの場合)ステップS23に進む。
ステップS23では、算出した発電電力−出力電圧特性に基づき、発電電力が最大となる極大点の出力電圧V1(図3中、最大発電電力点となる出力電圧V1とする。)を求め、さらに、ステップS24で、発電電力が2番目に大きい極大点の出力電圧V2(図3中、2番目に大きい発電電力点となる出力電圧V2とする。)を求める。そして、求めた出力電圧V1とV2の差分の絶対値を求めて閾値dv2と比較する(S25)。|V1−V2|<dv2の条件がYesであればステップS27に進み、Noであればフラグiを0、MPPT制御の回数jを0に設定してから(S26)ステップS27に進む。ステップS27でMPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
ステップS23では、算出した発電電力−出力電圧特性に基づき、発電電力が最大となる極大点の出力電圧V1(図3中、最大発電電力点となる出力電圧V1とする。)を求め、さらに、ステップS24で、発電電力が2番目に大きい極大点の出力電圧V2(図3中、2番目に大きい発電電力点となる出力電圧V2とする。)を求める。そして、求めた出力電圧V1とV2の差分の絶対値を求めて閾値dv2と比較する(S25)。|V1−V2|<dv2の条件がYesであればステップS27に進み、Noであればフラグiを0、MPPT制御の回数jを0に設定してから(S26)ステップS27に進む。ステップS27でMPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
ステップS19〜ステップS26の処理は、統括制御モードにおいてMPPT制御の回数が予め設定された回数jn2となった時に所定の時間が経過したとして、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を統括した発電電力−出力電圧特性を算出し、この結果に基づき各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧が均等性の高い領域にあるか低い領域にあるかを判断する。算出した発電電力−出力電圧特性において、発電電力の極大点が複数あって、発電電力が最大および2番目となる極大点の出力電圧V1、V2の差が閾値dv2以上の場合に、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低い領域であるとし、統括制御モードから個別制御モードに移行するようステップS26でフラグiを0に設定している。発電電力の極大点が一つである場合や、極大点が複数あっても出力電圧V1、V2の差が閾値dv2より小さい場合は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性は高い領域であるとし、統括制御モードが継続される。
ステップS15〜ステップS26の処理が繰り返されることで、統括制御モードにおいて、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を統括した発電電力−出力電圧特性が算出され、統括制御モードを継続するか、個別制御モードに切り替えるかの判断が繰り返し行われることとなる。
なお、ステップS19で使用される予め設定された回数jn2は、太陽光発電システム100の使用状況等により自由に設定することができる。例えば、jn2の値を、統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御において、出力電圧(動作電圧)がある程度最大電力点に近づくような回数としておけば、MPPT制御が安定した状態となってから、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えの判断を行うことができる。
ステップS15〜ステップS26の処理が繰り返されることで、統括制御モードにおいて、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を統括した発電電力−出力電圧特性が算出され、統括制御モードを継続するか、個別制御モードに切り替えるかの判断が繰り返し行われることとなる。
なお、ステップS19で使用される予め設定された回数jn2は、太陽光発電システム100の使用状況等により自由に設定することができる。例えば、jn2の値を、統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御において、出力電圧(動作電圧)がある程度最大電力点に近づくような回数としておけば、MPPT制御が安定した状態となってから、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えの判断を行うことができる。
以上のように、本実施の形態1では、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高いか、または各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が低いかという点に基づいて行い、均等性が低い領域では個別制御モードを選択し、均等性が高い領域では統括制御モードを選択する。このため、個別制御モード下でも、統括制御モード下でも、常に各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力がほぼ最大電力となるような出力電圧(動作電圧)にて制御を行うことができる。
そして、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い領域では統括制御モードで制御することにより、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの発電量を維持した状態で、一つの統括MPPT制御モジュールにて全ての太陽電池アレイ1e、1s、1wを制御することができる。運転させるMPPT制御モジュールの数を減らせることで、太陽光発電システム100における電力変換損失を大きく低減することができる。
すなわち、本実施の形態1の太陽光発電システムは、電力変換損失の抑制を図りながら、常に各太陽電池アレイ1e、1s、1wの電力を効率よく得ることができる。
そして、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧の均等性が高い領域では統括制御モードで制御することにより、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの発電量を維持した状態で、一つの統括MPPT制御モジュールにて全ての太陽電池アレイ1e、1s、1wを制御することができる。運転させるMPPT制御モジュールの数を減らせることで、太陽光発電システム100における電力変換損失を大きく低減することができる。
すなわち、本実施の形態1の太陽光発電システムは、電力変換損失の抑制を図りながら、常に各太陽電池アレイ1e、1s、1wの電力を効率よく得ることができる。
また、個別制御モード下において、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力電圧を検出し、各出力電圧の差が閾値dv1以下であれば、個別制御モードから統括制御モードに切り替えるため、統括制御モードに切り替わる時は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの最大電力となる出力電圧が近い場合に限られ、統括制御モードに切り替えたことにより、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの発電電力が低下することを抑制し、全ての太陽電池アレイ1e、1s、1wから効率よく電力を得ることができる。
また、統括制御モード下において、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を統括した発電電力−出力電圧特性を算出し、複数の極大点のうち2つの極大点の出力電圧の差が閾値dv2以上であれば、統括制御モードから個別制御モードに切り替えるため、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの最大電力となる出力電圧がばらついた場合に、速やかに個別制御モードに切り替えることができる。従って、統括制御モード下で、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの最大電力となる出力電圧がばらついた時に発電電力が低下することを抑制し、個別制御モードにて全ての太陽電池アレイ1e、1s、1wから効率よく電力を得ることができる。
さらに、算出した発電電力−出力電圧特性の複数の極大点のうち、発電電力が最大となる極大点と、発電電力が2番目に大きい極大点との各出力電圧を比較することとすれば、特に極大点が3個以上ある場合に、各太陽電池アレイのうち発電電力の高い2つの太陽電池アレイの出力電圧に基づいて効率よく均等性の判断を行うことができる。
さらに、算出した発電電力−出力電圧特性の複数の極大点のうち、発電電力が最大となる極大点と、発電電力が2番目に大きい極大点との各出力電圧を比較することとすれば、特に極大点が3個以上ある場合に、各太陽電池アレイのうち発電電力の高い2つの太陽電池アレイの出力電圧に基づいて効率よく均等性の判断を行うことができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えの判断を、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を統括した発電電力−出力電圧特性に基づいて行ったが、この実施の形態2では、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えを異なる方法で行う。
図4は、この実施の形態2における太陽光発電システム100の処理フローを説明するフローチャートである。なお、太陽光発電システム100の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。また、本実施の形態2の処理フローのうち、実施の形態1の処理フローと異なるのは、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えを判断するステップS40〜ステップS44であり、それ以外の処理ステップS1〜ステップS20、ステップS27は上記実施の形態1と同様である。従って、以下、ステップS40〜ステップS44の説明を、ステップS19から行う。
上記実施の形態1では、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えの判断を、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力を統括した発電電力−出力電圧特性に基づいて行ったが、この実施の形態2では、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えを異なる方法で行う。
図4は、この実施の形態2における太陽光発電システム100の処理フローを説明するフローチャートである。なお、太陽光発電システム100の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。また、本実施の形態2の処理フローのうち、実施の形態1の処理フローと異なるのは、統括制御モードから個別制御モードへの切り替えを判断するステップS40〜ステップS44であり、それ以外の処理ステップS1〜ステップS20、ステップS27は上記実施の形態1と同様である。従って、以下、ステップS40〜ステップS44の説明を、ステップS19から行う。
ステップS19では、切替制御モジュール10が、統括MPPT制御モジュール9によるMPPT制御の回数jと予め設定された回数jn2を比較する(S19)。
j<jn2の条件がNoであれば、MPPT制御の回数jを1に設定してから(S20)、切替制御モジュール10は、各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力率(発電電力/定格容量)αe、αs、αwを算出し(S40)、算出した各々の出力率αe、αs、αwの差分の絶対値を求めて、予め設定されている第3閾値としての閾値dp1と比較する(S41〜S43)。
まず、ステップS41で、αeとαsの差分の絶対値を求め、|αe−αs|<dp1の条件がYesであればステップS42に進み、Noであれば後述するステップS44に進む。ステップS42では、αsとαwの差分の絶対値を求め、|αs−αw|<dp1の条件がYesであればステップS43に進み、NoであればステップS44に進む。ステップS43では、αwとαeの差分の絶対値を求め、|αw−αe|<dp1の条件がYesであればステップS27に進み、NoであればステップS44に進む。ステップS44では、フラグiを0、MPPT制御の回数jを0に設定し、ステップS27に進む。ステップS27でMPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
なお、具体的な各出力率αe、αs、αwの算出方法は、切替制御モジュール10が、個別電流検出部2e、2s、2wおよび個別電圧検出部3e、3s、3wにより検出した各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力電流、出力電圧を取得し、取得した検出値により各発電電力を演算し、それを各太陽電池アレイ1e、1s、1wの定格容量で割ることにより得られる。
j<jn2の条件がNoであれば、MPPT制御の回数jを1に設定してから(S20)、切替制御モジュール10は、各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力率(発電電力/定格容量)αe、αs、αwを算出し(S40)、算出した各々の出力率αe、αs、αwの差分の絶対値を求めて、予め設定されている第3閾値としての閾値dp1と比較する(S41〜S43)。
まず、ステップS41で、αeとαsの差分の絶対値を求め、|αe−αs|<dp1の条件がYesであればステップS42に進み、Noであれば後述するステップS44に進む。ステップS42では、αsとαwの差分の絶対値を求め、|αs−αw|<dp1の条件がYesであればステップS43に進み、NoであればステップS44に進む。ステップS43では、αwとαeの差分の絶対値を求め、|αw−αe|<dp1の条件がYesであればステップS27に進み、NoであればステップS44に進む。ステップS44では、フラグiを0、MPPT制御の回数jを0に設定し、ステップS27に進む。ステップS27でMPPT制御の終了指令があればMPPT制御を終了し、終了信号がなければステップS3へ戻る。
なお、具体的な各出力率αe、αs、αwの算出方法は、切替制御モジュール10が、個別電流検出部2e、2s、2wおよび個別電圧検出部3e、3s、3wにより検出した各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力電流、出力電圧を取得し、取得した検出値により各発電電力を演算し、それを各太陽電池アレイ1e、1s、1wの定格容量で割ることにより得られる。
ステップS19〜ステップS44の処理は、統括制御モードにおいてMPPT制御の回数が予め設定された回数jn2となった時に所定の時間が経過したとして、各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力率αe、αs、αwを算出し、この結果に基づき統括制御モードを継続するか個別制御モードに切り替えるかを決定する。各々の出力率αe、αs、αwの差分が一つでも閾値dp1以上となる場合は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧が均等性の低い領域にあると想定し、統括制御モードから個別制御モードに移行するようステップS44でフラグiを0に設定している。各々の出力率αe、αs、αwの差分が全て閾値dp1より小さい場合は、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの出力電圧が均等性の高い領域にあると想定し、統括制御モードを継続する。
ステップS15〜ステップS44の処理が繰り返されることで、統括制御モードにおいて、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力率が算出され、統括制御モードを継続するか、個別制御モードに切り替えるかの判断が繰り返し行われることとなる。
なお、各出力率αe、αs、αwに基づく判断の方法は上記に限られるものではなく、例えば、各出力率のうち最大のものと最小のものを選択し、この2つの出力率の差分の絶対値と閾値dp1を比較することにより判断することとしてもよい。
ステップS15〜ステップS44の処理が繰り返されることで、統括制御モードにおいて、所定の時間間隔で各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力率が算出され、統括制御モードを継続するか、個別制御モードに切り替えるかの判断が繰り返し行われることとなる。
なお、各出力率αe、αs、αwに基づく判断の方法は上記に限られるものではなく、例えば、各出力率のうち最大のものと最小のものを選択し、この2つの出力率の差分の絶対値と閾値dp1を比較することにより判断することとしてもよい。
以上のように、本実施の形態2では、統括制御モードを継続するか、個別制御モードに切り替えるかの判断を、各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力率に基づき行うため、切替制御モジュール10において判断に必要な演算量が少なく、切り替え判断を容易に迅速に行うことができる。そして、速やかに個別制御モードに切り替えることができるため、各太陽電池アレイ1e、1s、1wの最大電力となる出力電圧のばらつきによる発電電力の低下を抑制し、個別制御モードにて全ての太陽電池アレイ1e、1s、1wから効率よく電力を得ることができる。
なお、上記実施の形態1および本実施の形態2において、個別制御モードから統括制御モードへ切り替える判断の方法は、必ずしも各太陽電池アレイ1e、1s、1w毎の出力電圧の差を比較することに限られるものではなく、他の方法であってもよい。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1e,1s,1w 太陽電池アレイ、
2e,2s,2w 個別検出部としての個別電流検出部、
3e,3s,3w 個別検出部としての個別電圧検出部、
5e,5s,5w 個別MPPT制御モジュール、
6 統括検出部としての統括電流検出部、7 統括検出部としての統括電圧検出部、
9 統括MPPT制御モジュール、10 切替制御モジュール、
100 太陽光発電システム。
2e,2s,2w 個別検出部としての個別電流検出部、
3e,3s,3w 個別検出部としての個別電圧検出部、
5e,5s,5w 個別MPPT制御モジュール、
6 統括検出部としての統括電流検出部、7 統括検出部としての統括電圧検出部、
9 統括MPPT制御モジュール、10 切替制御モジュール、
100 太陽光発電システム。
Claims (10)
- 複数の太陽電池アレイの最大電力点追従制御を行う太陽光発電システムにおいて、
上記各太陽電池アレイ毎に出力電圧および出力電流を検出する複数の個別検出部と、
上記各個別検出部からの検出値に基づいて上記各太陽電池アレイ毎に最大電力点追従制御を行う複数の個別MPPT制御モジュールと、
上記各太陽電池アレイの出力をまとめた全体の出力電圧および出力電流を検出する統括検出部と、
上記統括検出部からの検出値に基づいて上記各太陽電池アレイを統括して最大電力点追従制御を行う統括MPPT制御モジュールと、
上記個別MPPT制御モジュールにより上記各太陽電池アレイ毎に最大電力点追従制御を行う個別制御モードと、上記統括MPPT制御モジュールにより上記各太陽電池アレイを統括して最大電力点追従制御を行う統括制御モードとの2種の制御モードを切り替える切替制御モジュールとを備え、
上記切替制御モジュールは、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が低い領域では上記個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が高い領域では上記統括制御モードを選択することを特徴とする太陽光発電システム。 - 上記切替制御モジュールは、上記個別検出部にて検出される上記各太陽電池アレイ毎の出力電圧の差が予め設定された第1閾値以下ならば、上記個別制御モードから上記統括制御モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
- 上記切替制御モジュールは、上記統括検出部による検出値から上記複数の太陽電池アレイ全体の発電電力−出力電圧特性を算出し、算出した上記発電電力−出力電圧特性において発電電力の2つの極大点の出力電圧の差が予め設定された第2閾値以上ならば、上記統括制御モードから上記個別制御モードに切り替えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電システム。
- 上記発電電力−出力電圧特性において発電電力が最大および2番目となる極大点を上記発電電力の2つの極大点とすることを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電システム。
- 上記切替制御モジュールは、上記個別検出部による検出値から上記各太陽電池アレイ毎の出力率を算出し、上記出力率の差が予め設定された第3閾値以上ならば、上記統括制御モードから上記個別制御モードに切り替えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電システム。
- 複数の太陽電池アレイの最大電力点追従制御を、各太陽電池アレイ毎に行う個別制御モードと各太陽電池アレイを統括して行う統括制御モードとを切り替えて行う太陽光発電システムの制御方法であって、
上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が低い領域では上記個別制御モードを選択し、上記各太陽電池アレイの出力電圧の均等性が高い領域では上記統括制御モードを選択することを特徴とする太陽光発電システムの制御方法。 - 上記個別制御モードで制御を行っている時に、
上記各太陽電池アレイ毎の出力電圧を検出し、上記出力電圧の差が予め設定された第1閾値以下ならば、上記個別制御モードから上記統括制御モードに切り替えることを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電システムの制御方法。 - 上記統括制御モードで制御を行っている時に、
上記複数の太陽電池アレイ全体の発電電力−出力電圧特性を算出し、算出した上記発電電力−出力電圧特性において発電電力の2つの極大点の出力電圧の差が予め設定された第2閾値以上ならば、上記統括制御モードから上記個別制御モードに切り替えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の太陽光発電システムの制御方法。 - 上記発電電力−出力電圧特性において発電電力が最大および2番目となる極大点を上記発電電力の2つの極大点とすることを特徴とする請求項8に記載の太陽光発電システムの制御方法。
- 上記統括制御モードで制御を行っている時に、
上記各太陽電池アレイ毎の出力率を算出し、上記出力率の差が予め設定された第3閾値以上ならば、上記統括制御モードから上記個別制御モードに切り替えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の太陽光発電システムの制御方法。
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