JP2013152028A - 操作ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】人為操作に応じて揺動軸線回り揺動可能とされた操作部材と前記操作部材を前記揺動軸線回りの所定係止位置に保持する為のディテント機構とを備える。前記操作部材を揺動軸線回り所定係止位置に保持する為にディテントプレートに形成された複数のディテント凹部は、ディテントボールと対向する側は前記ディテントプレートの外表面に開口し且つ前記ディテントボールとは反対側は閉塞された非貫通凹部とされている。
【選択図】図27
Description
そして、前記ディテントプレートには、前記揺動軸線を基準にして周方向に沿って配置された複数のディテント凹部であって、それぞれが前記ディテントボールを受入可能とされた複数のディテント凹部が形成されている。
前記操作部材は、基端部が前記揺動軸線を画する揺動軸に回転自在に支持され且つ先端部が前記スリットを介して外方へ延在されたレバー部と、第1端部が前記ディテントプレートと対向した状態で前記揺動軸線と平行なるように前記レバー部に連結されたディテントボール支持体とを備え得る。
前記ディテントボール支持体には、少なくとも前記第1端部に開口され且つ前記ディテントボール及び前記ディテント付勢部材が収容される軸線孔が形成され、前記ディテントボールは、前記軸線孔に収容された前記ディテント付勢部材による付勢力によって前記軸線孔の前記第1端部側の開口から外方へ露出されて前記ディテントプレートに当接するように前記軸線孔に収容される。
斯かる構成において、好ましくは、前記ケース体は、前記ディテントボールが前記ディテントプレートに当接する位置とは前記揺動軸線方向に関し変位された位置に前記スリットを有し、前記ケース体のうち前記スリットを形成する部分の前記揺動軸線を基準にした径方向内端部は、前記ディテントプレートの前記揺動軸線を基準にした径方向外端部よりも前記揺動軸線を基準にして径方向内方に位置される。
前記カバーは、前記スリットが設けられた第1カバーと、前記第1カバーと共働して前記収容空間を画するように前記フレーム及び/又は前記第1カバーに着脱可能に装着される第2カバーとを有し得る。
前記軸線孔は、前記ディテントボール支持体における前記第1端部とは反対側の第2端部にも開口される。
前記ディテント機構は、先端部が前記ディテント付勢部材に係合するように前記第2端部側の開口から前記軸線孔に挿入されるディテント調整部材であって、前記ディテントボール支持体に軸線方向位置変更可能に固定されるディテント調整部材を有する。
好ましくは、少なくとも前記操作部材が前記揺動軸線回りの操作可能範囲のうち前記揺動軸線回り一方側の端部に位置された状態においては、前記ディテントボール支持体の前記第2端部が前記第2カバー内に位置するように構成される。
まず、本発明が適用される作業車輌について説明する。
図1〜図3に、それぞれ、前記作業車輌の一例であるトラクタの側面図,伝動模式図及び油圧回路図を示す。
詳しくは、図2に示すように、前記無段変速装置21は、前記入力軸に作動的に連結されたポンプ軸211と、前記ポンプ軸211によって作動的に回転駆動される油圧ポンプ本体212と、前記油圧ポンプ本体212によって流体的に駆動される油圧モータ本体214と、前記油圧モータ本体214によって作動的に回転駆動されるモータ軸213と、前記油圧ポンプ本体212及び前記油圧モータ本体214の少なくとも一方の容積量を変更可能な出力調整機構215とを備えている。
なお、本実施の形態においては、図2に示すように、前記HSTは前記ポンプ軸211及び前記モータ軸213が同軸上に配置されたインライン式とされている。
図4に示すように、前記制御装置400は、後述する変速操作部材410への人為操作に応じて前記HST用電動アクチュエータ510の作動制御を実行する。
前記前後進切換装置22は、前記モータ軸213から入力される回転動力の回転方向を正転方向又は逆転方向に切り換えて走行中間軸27に伝達し得るように構成されている。
従って、前記前後進用電動アクチュエータ520は、図3に示すように、油圧源から前記正転用クラッチ220Fへの作動油の給排を切り換える正転用電磁弁520Fと、油圧源から前記逆転用クラッチ220Rへの作動油を給排を切り換える逆転用電磁弁520Rとを備えている。
前記制御装置400は、図4に示すように、前記前後進切換操作部材411への人為操作に応じて前記正転用電磁弁520F及び前記逆転用電磁弁520Rの位置制御を行う。
なお、前記前後進切換操作部材411は、前記変速操作部材410とは別体とすることも可能であるし、若しくは、一体とすることも可能である。
前記多段変速装置23は、前記走行中間軸27の回転動力を多段変速して前記走行駆動軸24に伝達し得るように構成されている。
前記高低速切換用電動アクチュエータ530は、高低速切換操作部材420への人為操作に応じて前記制御装置400によって作動制御される。
詳しくは、前記副駆動輪出力装置26は、前記副駆動輪へ向けて回転動力を出力する副駆動輪出力軸265と、前記走行駆動軸24及び前記副駆動輪出力軸265の間に介挿された副駆動輪用クラッチ機構260とを有している。
従って、前記2駆/4駆切換用電動アクチュエータ540は、図3に示すように、油圧源から前記等速用クラッチ260Lへの作動油の給排を切り換える等速用電磁弁540Lと、油圧源から前記増速用クラッチ260Hへの作動油の給排を切り換える増速用電磁弁540Hとを備えている。
そして、2駆/4駆切換操作側センサ431からの信号に基づき前記2駆/4駆切換操作部材430が2駆位置に位置されたと判断すると、前記制御装置400は、前記等速用油圧クラッチ260L及び増速用油圧クラッチ260Hの双方が動力遮断状態となるように、前記等速用電磁弁540L及び前記増速用電磁弁540Hを作動させる。
従って、前記PTO用電動アクチュエータ550は、図3に示すように、油圧源から前記PTOクラッチ機構313への作動油の給排を切り換えるPTO入切電磁弁の形態をなしている。
そして、前記制御装置400は、前記PTO入切操作部材440への人為操作に応じて前記PTO入切電磁弁550の位置制御を行う。
前記トップリンク11は、一端部が車輌本機に回動可能に連結され且つ他端部が前記作業機10に回動可能に連結されている。
まず、前記制御装置400における走行系制御構造について説明する。
図4に示すように、前記作業車輌1は、前記HST21を操作する為の前記変速操作部材410と、前記変速操作部材410の操作状態を検出する変速操作側センサ415と、前記HST21の出力調整部材215を作動させる前記HST用電動アクチュエータ510と、前記出力調整部材215の作動状態を検出する変速作動側センサ511とを備えている。
従って、前記変速操作側センサ415は、前記主変速操作部材410a及び前記速度調整部材410bのそれぞれの操作状態を検出する主変速センサ415a及び速度調整操作側センサ415bを含んでいる。
一方、前記速度調整部材41bは、前記主変速操作部材410aによって設定された変速比に基づく前記HST21の出力速度を最速出力とした状態で前記HST21の出力速度を変更させる為の部材である。
なお、斯かる構成に代えて、前記高低速切換操作部材420と前記多段変速装置23のシフタとを機械リンク機構を介して作動連結させることも可能である。
図4に示すように、前記作業車輌1は、前記エンジン2から前記PTO軸35への動力伝達状態を係合又は遮断させる為の前記PTO入切操作部材440と、前記PTO入切操作部材440の操作状態を検出するPTO入切操作側センサ441と、前記PTO用電動アクチュエータ550と、前記PTOクラッチ機構313の作動状態を検出するPTO作動側センサ551とを備えている。
詳しくは、前記PTO駆動モード切替操作部材445は、連動位置,独立位置及び昇降連動位置をとり得るように構成される。
図4に示すように、前記作業車輌1は、前記作業機10を任意高さに昇降させる為の前記作業機昇降レバー450と、前記作業機昇降レバー450の操作状態を検出する作業機昇降操作側センサ451と、前記油圧昇降機構275と、前記電磁昇降バルブ560と、前記作業機10の高さを検出する作業機昇降作動側センサ561とを備えている。
従って、前記作業機昇降操作側センサ451が前記下降位置センサとして兼用される。
図5に、図1におけるV−V線に沿った運転席50近傍の横断平面図を示す。
図5に示すように、前記アームレストユニット600は、前記作業車輌1における運転席50の一側方に配設されている。
図6に示すように、前記作業車輌1においては、前記運転席50及び前記運転席50の側方に配置されたフェンダ55の間に延びる床部材60と前記フェンダ55とに跨るようにレバーガイド65が設けられている。
そして、前記アームレストユニット600は、前記レバーガイド65の機体幅方向中途部において前記レバーガイド65より上方に配置されている。
図6及び図7に示すように、前記作業車輌1においては、前記運転席50及び前記フェンダ55の間の前記床部材60にブラケット80が立設されており、前記アームレストユニット600は、前記レバーガイド65の機体幅方向中途部において前記レバーガイド65よりも上方に位置するように前記ブラケット80に支持されている。
図12に示すように、前記ケース体610は、前記ブラケット80に支持されたフレーム611と、前記フレーム611に装着されるカバー612とを有している。
前記カバー612は、前記フレーム611の上方及び下方をそれぞれ覆う第1及び第2カバー613,614を含んでいる。
なお、前述の通り、本実施の形態においては、前記変速操作部材410は、前記主変速操作部材410a及び前記速度調整部材410bを含んでいる。
なお、前記主変速操作部材410a,前記速度調整部材410b及び前記PTO入切操作部材440のそれぞれの先端部には操作キャップが装着されている。
即ち、前記アームレストユニット600においては、使用頻度の高い前記変速操作部材410が前記PTO入切操作部材440よりも前記アームレスト領域601から離間された前方側に配置されている。
従って、操縦者は、前記アームレスト領域601に肘を載せた状態で前記変速操作部材410を容易に操作することができる。
斯かる構成によれば、操縦者による基本操作姿勢を基準とした前記PTO入切操作部材440の操作性を向上させることができる。
従って、前記PTO入切操作部材440は、前記基本操作姿勢を基準として操作し易い場所に設置するのが望ましい。
従って、前記基本操作姿勢を基準とした前記PTO入切操作部材440の操作性を向上させることができる。
前記PTO入切操作部材440は前記操作部が上方へ延在した状態で前記基端側部分610Cに支持されている。
図8,図11及び図13に示すように、前記基端側部分610Cの上面のうち前記PTO入切操作部材440の前記操作部が位置する領域610C(1)は、前記PTO入切操作部材440の前記操作部の上端(前記操作キャップの上端)が前記アームレスト領域601の上面より下方に位置するように前記アームレスト領域601よりも下方に配置されている。
前記壁領域610C(2)を設けることにより、前記PTO入切操作部材440の誤操作をより有効に防止することができる。
斯かる構成によれば、略平坦の前記領域610C(1)が前記先端側部分610D,前記壁領域610C(2)及び前記アームレスト部分610Aによって囲まれることになり、前記PTO入切操作部材440の誤操作をより有効に防止できる。
斯かる構成によれば、前記基本操作姿勢を基準とした前記作業機昇降スイッチ460の操作性を向上させることができる。
一方、前記先端側部分610Dは、後端側から前端側へ行くに従って前記運転席50から離間するように平面視において車輌前後方向に対して傾斜されている。
斯かる構成によれば、操縦者は肘を前記アームレスト領域601に載置させた状態で無理なく前記速度調整部材410bを操作することができる。
さらに、図15に、前記フレーム611を車輌幅方向外方から視た分解斜視図を示す。
又、図17に、前記第2カバー614を取り外した状態の前記前方延在部分610Bの底面図を示す。
図12,図14,図16及び図17に示すように、本実施の形態においては、前記速度調整部材410bは、前記第1及び第2カバー613,614によって挟持されている。
即ち、変速操作ユニットとしても作用する前記アームレストユニット600は、前述の通り、人為操作に応じて揺動軸線回り揺動可能とされた前記主変速操作部材410aと、人為操作に応じて軸線回りに回動可能とされた前記速度調整部材410bと、前記主変速操作部材410aの先端部が外方へ延在された状態で前記主変速操作部材410aを揺動軸線回り揺動可能に支持し且つ前記速度調整部材410bの先端部が外方へ延在された状態で前記速度調整部材410bを軸線回り回動可能に支持する前記ケース体610とに加えて、前記主変速操作部材410aの揺動軸線回りの操作位置を検出する前記主変速センサ415aと、前記速度調整部材410bの軸線回りの操作位置を検出する速度調整センサ415bとを備えている。
なお、図18においては、理解容易化の為に、前記速度調整部材410bの先端部に装着される前記操作キャップの図示を省略している。
さらに、図21及び図22に、前記アームレストユニット600の前記速度調整部材410b近傍の側面図であって、前記第1及び第2カバー613,614の双方を取り外した状態の側面図を示す。
なお、図19〜図22においては、理解容易化の為に、前記速度調整部材410b用の前記操作キャップの図示を省略している。
そして、前記ロック操作部材622が前記スリット625を介して前記ケース体610の内外に亘って延びることにより、前記ロック部材621が前記速度調整部材410bの軸線に直交する方向に沿って移動可能とされている。
即ち、前記速度調整部材410bはロック状態においては必ず軸線回り所定の前記ロック可能位置に位置することになり、前記主変速操作部材410aのみによる変速操作の安定化を図ることができる。
なお、前記速度調整部材410bの前記ロック可能位置は、例えば、前記速度調整部材410bの最高速位置とされ得る。
図24に、前記変速操作ユニット700の縦断面図を示す。
なお、図24においては、本実施の形態における部材と同一又は対応する部材には同一符号を付している。
図25に示すように、前記スリット723は、軸線方向に延びる軸線方向延在部723aと、前記軸線方向延在部723aの軸線方向外方側から軸線回り周方向に延びる周方向延在部723bとを含んでいる。
つまり、前記操作キャップ720が初期位置に位置されている際には、前記センサ軸本体711は前記操作キャップ720の軸線回りの回動に応じて軸線回りに回転する。
図26に、図24におけるXXVI-XXVI線に沿った端面図を示す。
図26に示すように、前記切り欠き735は、前記操作キャップ720が軸線回り所定のロック可能位置に位置された際に前記ロックアーム724と対向する位置に形成されており、前記操作キャップ720がロック可能位置(図26(a)参照)に位置された際にのみ前記操作キャップ720が初期位置及び押動位置の間で軸線方向に移動することを許容する。
なお、前記操作キャップ720のロック可能位置は、例えば、前記センサ軸本体711を軸線回りに最高速位置に位置させる位置とされ得る。
そして、前記ケース体610の内表面には、前記操作キャップ720が軸線回り所定のロック位置(図26(b)参照)に位置された際に前記凹部又は凸部の一方と凹凸係合する凹部又は凸部の他方736が設けられる。
斯かる構成によれば、ロック位置に位置された前記操作キャップ720が意に反して軸線回りに回動することをより確実に防止することができる。
図14〜図17及び図20〜図22等に示すように、前記アームレストユニット600には、前記主変速操作部材410aを前記揺動軸線回りの所定係止位置に保持する為の前記ディテント機構630が備えられている。
又、図28に、前記ディテント機構630の拡大図を示す。
そして、前記ディテントボール支持体650は、前記第1端部が前記ディテントプレート640と対向した状態で前記揺動軸線と平行なるように前記レバー部660に支持されている。
そして、前記ディテントボール支持体650は、前記第1レバー部材661及び前記第2レバー部材662の連結位置より前記揺動軸線を基準にして径方向外方側において前記第1レバー部材661に支持されている。
具体的には、前記ディテント付勢部材645は、図27に示すように、基端部の軸線方向位置が固定された状態で先端部が前記ディテントボール635と係合するように、前記ディテントボール支持体650の前記軸線孔に収容されている。
前記ディテント調整部材646を備えることにより、前記ディテント付勢部材645の付勢力を容易に調整することができる。
前記ディテント調整部材646は、例えば、前記第2端部側の開口から前記軸線孔の螺入されるボルトとされ得る。
前記ディテントプレート640には、図14及び図28等に示すように、前記揺動軸線を基準にして周方向に沿って配置された複数のディテント凹部641であって、それぞれが前記ディテントボール635を受入可能とされた複数のディテント凹部641が形成されている。
前記複数のディテント凹部が貫通孔とされている場合には、強度上及び製造上の観点から前記複数のディテント凹部の間隔を狭めることができず、その結果、前記複数のディテント凹部によって画される操作部材の揺動軸線回りの係止位置ピッチを狭めることができない。
従って、前記ディテントプレート640の大型化を招くことなく、前記主変速操作部材410aの係止位置ピッチを可及的に狭めることができる。
斯かる構成によれば、前記ディテント凹部641に雨水や塵等の不純物が滞留することを有効に防止できる。
本実施の形態においては、図29に示すように、前記スリット615は、前記ディテントボール635(図27参照)が前記ディテントプレート640に当接する位置とは前記揺動軸線方向に関し変位された位置に形成されている。
斯かる構成によれば、前記スリット615を介して前記ケース体610内に入り込む水や塵等の不純物が前記ディテント凹部641へ入り込むこと、さらには、前記ディテント凹部641から前記第1端部の開口を介して前記ディテントボール支持体650内へ入り込むことを有効に防止できる。
斯かる構成によれば、前記スリット615を介して前記ケース体610内に入り込む水や塵等の不純物が前記ディテント凹部641へ入り込むこと、さらには、前記ディテント凹部641から前記第1端部の開口を介して前記ディテントボール支持体650内へ入り込むことをより有効に防止できる。
斯かる構成においては、前記一対のフランジ部617bの自由端部が、前記スリット615を形成する部分の前記揺動軸線を基準にした径方向内端部616となる。
斯かる構成によれば、前記ケース体610の大型化を招くことなく、前記ディテントプレート640を可及的に大きくすることができる。
図31に示すように、少なくとも前記主変速操作部材410aが前記揺動軸線回りの操作可能範囲のうち前記揺動軸線回り一方側の端部に位置された状態においては、前記ディテントボール支持体650の前記第2端部は前記第2カバー614内に位置するように構成されている。
斯かる構成によれば、前記第2カバー614を取り外すだけで、前記ディテント調整部材646にアクセスすることができ、前記ディテント調整部材646の調整作業の容易化を図ることができる。
図8〜図10及び図12等に示すように、前記ブラケット80は、前記床部材60(図5〜図7等参照)にボルト等の締結部材を介して固着されるベースフレーム81と、前記ベースフレーム81の上端側に連結される第1取付プレート82と、前記第1取付プレート82に連結される第2取付プレート83とを有している。
詳しくは、前記作業機昇降レバー450は、前記運転席50及び前記フェンダ55の間において機体幅方向に沿った回動軸回り回動可能なように、前記ベースフレーム81に第3取付プレート84を介して支持されている。
図6,図12及び図32に示すように、前記レバーガイド65は、上端部が上方に延在した状態で前記作業機昇降レバー450が前記回動軸回りに回動することを許容し、且つ、前記第1取付プレート82の下記第1重合領域82aが上方へ延在することを許容しつつ、前記ブラケット80を囲繞している。
図33に、前記操作盤ユニット70の模式平面図を示す。
前記自動傾斜設定部材470a,前記作業機上昇位置設定部材455及び下降速度変更位置設定部材465は、開閉可能な蓋部材71によって覆われている。
図12及び図34等に示すように、前記第1取付プレート82は、平板状の第1重合領域82aを有しており、前記第1重合領域82aが略垂直方向に沿った状態で車輌前後方向に延びるように前記ベースフレーム81に固着されている。
なお、本実施の形態においては、前記アームレストユニット600の前記フレーム611は、後端側において車輌幅方向に沿った回動軸611a回り位置調整可能に前記第2取付プレート83に支持されている。
即ち、前記第2取付プレート83は、前記第2重合領域83aが前記第1重合領域82aに重合された状態で、第1及び第2締結部材91,92を介して前記第1取付プレート82に着脱可能に連結されている。
一方、前記第2重合領域83aには、前後位置調整用取付孔83bが形成されている。
即ち、前記第2取付プレート83の前後方向位置は無段階に調整可能である。
従って、前記第2取付プレート83が固定される前後方向位置の個数に応じて前記第1プレート側取付孔群の個数が決定される。
即ち、本実施の形態においては、合計9個の前記第1及び第2プレート側角度調整用取付孔が形成されており、この9個の取付孔によって、前記第2取付プレート83が前後方向第1〜第3取付位置に位置された際のそれぞれにおける3種類の取付姿勢を含む合計11パターンの取付姿勢を得るようになっている。
600 アームレストユニット(操作ユニット)
610 ケース体
611 フレーム
612 カバー
613 第1カバー
614 第2カバー
615 スリット
616 ケース体のスリットを形成する部分の揺動軸線を基準にした径方向内端部
630 ディテント機構
635 ディテントボール
640 ディテントプレート
641 ディテント凹部
645 ディテント付勢部材
646 ディテント調整部材
650 ディテントボール支持体
660 レバー部
665 揺動軸(揺動軸線)
Claims (3)
- 人為操作に応じて揺動軸線回り揺動可能とされた操作部材と前記操作部材を前記揺動軸線回りの所定係止位置に保持する為のディテント機構とを備えた操作ユニットであって、
前記ディテント機構は、前記操作部材に前記揺動軸線と平行な方向には相対移動移動可能で且つ前記揺動軸線回りの周方向には相対移動不能に支持されたディテントボールと、前記操作部材の前記揺動軸線回りの揺動範囲に亘って前記ディテントボールと対向するように固定設置されたディテントプレートと、前記ディテントボールを前記ディテントプレートに向けて付勢するディテント付勢部材とを備え、前記ディテントプレートには、前記揺動軸線を基準にして周方向に沿って配置された複数のディテント凹部であって、それぞれが前記ディテントボールを受入可能とされた複数のディテント凹部が形成されており、
前記複数のディテント凹部は、前記ディテントボールと対向する側は前記ディテントプレートの外表面に開口し且つ前記ディテントボールとは反対側は閉塞された非貫通凹部とされていることを特徴とする操作ユニット。 - 前記ディテントプレートは、前記操作ユニットを設置した状態を基準にして垂直又は前記ディテント凹部の開口端部が下向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の操作ユニット。
- 前記操作部材及び前記ディテント機構を収容するケース体であって、前記操作部材の先端部が外方に延在されることを許容するスリットが設けられたケース体をさらに備え、
前記操作部材は、基端部が前記揺動軸線を画する揺動軸に回転自在に支持され且つ先端部が前記スリットを介して外方へ延在されたレバー部と、第1端部が前記ディテントプレートと対向した状態で前記揺動軸線と平行なるように前記レバー部に連結されたディテントボール支持体とを備え、
前記ディテントボール支持体には、少なくとも前記第1端部に開口され且つ前記ディテントボール及び前記ディテント付勢部材が収容される軸線孔が形成されており、
前記ディテントボールは、前記軸線孔に収容された前記ディテント付勢部材による付勢力によって前記軸線孔の前記第1端部側の開口から外方へ露出されて前記ディテントプレートに当接するように前記軸線孔に収容されており、
前記ケース体は、前記ディテントボールが前記ディテントプレートに当接する位置とは前記揺動軸線方向に関し変位された位置に前記スリットを有しており、
前記ケース体のうち前記スリットを形成する部分の前記揺動軸線を基準にした径方向内端部は、前記ディテントプレートの前記揺動軸線を基準にした径方向外端部よりも前記揺動軸線を基準にして径方向内方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の操作ユニット。
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