JP2013151099A - 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】制御装置に接続された記録装置について、制御装置からエラーデータを受信した場合に、そのことを報知することが必要な場合は適切に報知する一方、不必要に報知することを抑制する。
【解決手段】ホストコンピューター11に接続されたプリンター26は、自身の電源投入後にホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、記録媒体に特定の画像を記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置に接続可能な記録装置、当該記録装置の制御方法、及び、当該記録装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、制御装置(ホスト装置)と、記録装置(プリンター)とが、通信ケーブルによって接続され、制御装置と、記録装置とが通信ケーブルを介して通信し、協働して記録媒体に記録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−123318号公報
ここで、上述したシステムのように、通信ケーブルを介して制御装置と記録装置とが接続されているものでは、通信エラーに起因して、制御装置から記録装置に送信したデータが破壊され、不正常なものとなる場合がある。この場合、記録装置によって記録しようとした画像が、記録媒体に記録されないといった重大なエラーが発生する可能性があるため、受信したデータが不正常なデータ(エラーデータ)であったことを報知する必要がある。
一方で、制御装置の電源を投入した場合、ネットワークカードへの初期電力供給等に起因して通信ケーブルにノイズが伝わり、このノイズに起因したエラーデータが、記録装置に送信されることがある。このようなノイズに起因したエラーデータは、制御装置から記録装置に送信したデータが破壊等されて生成されたものではないため、当該エラーデータを受信したことを報知する必要はなく、また、報知しないことによって、報知に係る処理を回避できるため、処理効率の向上、及び、ランニングコストの低減を図ることができる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御装置に接続された記録装置について、制御装置からエラーデータを受信した場合に、そのことを報知することが必要な場合は適切に報知する一方、不必要に報知することを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、制御装置に接続可能な記録装置であって、電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、記録媒体に特定の画像を記録する受信エラー検出部を備えることを特徴とする。
ここで、制御装置と記録装置とが一対一で接続されている場合や、POSシステムのように、制御装置(例えば、レジスターを兼ねたホストコンピューター)と記録装置(例えば、レシートプリンター)とが同時間帯に使用される場合は、これら制御装置、及び、記録装置の両方への電源投入が、時間的に近いタイミングで行われる。この場合において、記録装置の電源投入後に、最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該エラーデータは、記録装置の電源が投入された後、制御装置の電源が投入され、この制御装置への電源の投入に起因して発生したノイズに起因するものである可能性が高い。発明者らによる調査、及び、実験においても、記録装置が最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該エラーデータは、制御装置への電源投入に起因して発生したノイズに基づくものである場合が非常に多いとの結果が出ている。
以上を踏まえ、上記構成によれば、記録装置は、電源投入後に制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、記録媒体に特定の画像を記録して、エラーデータを受信したことを報知する。このため、ノイズに起因して発生したものである可能性が高いエラーデータを受信した場合には、報知に係る処理を行わず、処理効率の向上、ランニングコストの低減を図ることができ、かつ、それ以外のエラーデータについては、記録媒体に特定の画像を記録することにより、適切に、エラーデータを受信したことを報知可能である。
また、本発明は、前記受信エラー検出部は、電源投入後に前記制御装置から最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータについては、読み捨て、最初にノーマルデータを受信した後にエラーデータを受信した場合は前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする。
ここで、記録装置は、電源投入後、制御装置への電源投入に起因したノイズに基づくエラーデータを、複数回受信する場合がある。これは、ノイズが、制御装置の電源投入後の初期動作(特に、各部への電力供給)に起因して発生するものであるため、当該電源投入後の初期動作が行われている間は、ノイズが発生する可能性があるためである。一方で、一度、正常なデータ(ノーマルデータ)を受信した場合は、制御装置は、ノイズの発生の要因となる処理を含む初期動作が完了し、ソフトウェア的、ハードウェア的に正常に記録装置との間で正常に通信が行える状態となったということであり、それ以後に受信するエラーデータは、少なくとも、電源投入後の初期処理時のノイズに起因したものではない。
以上を踏まえ、上記構成によれば、電源投入後、最初に受信したエラーデータのみならず、ノイズに起因して発生した可能性の高いエラーデータについては、読み捨てられるため、より効果的に処理効率の向上を図ることができ、また、ランニングコストを低減できる。
また、本発明は、前記受信エラー検出部は、電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該最初のエラーデータの受信から所定期間の間にエラーデータを受信したときは当該エラーデータを読み捨てる一方、前記所定期間の経過後にエラーデータを受信したときは、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする。
ここで、電源投入後、最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該エラーデータの受信後、所定期間内に受信したエラーデータは、ノイズに起因したものである可能性が高い、ということが判明している。
そして、上記構成によれば、ノイズに起因して発生した可能性の高いエラーデータについて、読み捨てることができるため、より効果的に処理効率の向上を図ることができ、また、ランニングコストを低減できる。
また、本発明は、前記受信エラー検出部は、電源投入後に前記制御装置から最初にノーマルデータを受信した後は、前記所定期間の経過前であっても、エラーデータを受信したときは、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする。
この構成によれば、最初にノーマルデータを受信した後に受信したエラーデータ、換言すれば、少なくとも、制御装置への電源投入時のノイズに起因したものではなく、その発生原因が不明であるエラーデータについては、読み捨てることなく、エラーデータを受信したことを報知できる。
また、本発明は、前記受信エラー検出部は、電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該受信後に受信した所定回数分のデータについて、受信したデータがエラーデータのときは当該データを読み捨てる一方、前記所定回数分のデータの受信の終了後に受信したデータがエラーデータの場合は、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする。
ここで、電源投入後、最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該エラーデータの受信後に受信した所定回数分のデータについて、受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータは、ノイズに起因したものである可能性が高い、ということが判明している。
そして、上記構成によれば、ノイズに起因して発生した可能性の高いエラーデータについて、読み捨てることができるため、より効果的に処理効率の向上を図ることができ、また、ランニングコストを低減できる。
また、本発明は、前記受信エラー検出部は、電源投入後に前記制御装置から最初にノーマルデータを受信した後は、前記所定回数分の受信が終了していない場合であっても、エラーデータを受信したときは、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする。
この構成によれば、最初にノーマルデータを受信した後に受信したエラーデータ、換言すれば、少なくとも、制御装置への電源投入時のノイズに起因したものではなく、その発生原因が不明であるエラーデータについては、読み捨てることなく、エラーデータを受信したことを報知できる。
本発明によれば、制御装置に接続された記録装置について、制御装置からエラーデータを受信した場合に、そのことを報知することが必要な場合は適切に報知する一方、不必要に報知することを抑制できる。
記録システムの機能的構成を示すブロック図である。 動作モードD3時のプリンターの動作を示すフローチャートである。 動作モードD4時のプリンターの動作を示すフローチャートである。 動作モードD5時のプリンターの動作を示すフローチャートである。 動作モードD6時のプリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、記録システム10の機能的構成を示すブロック図である。
記録システム10は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に適用され、店舗に来店した顧客の代金の支払いに応じてレシートを発行するシステムであり、図1に示すように、ホストコンピューター11(制御装置)と、POSサーバー25と、プリンター26(記録装置)とを備えている。
ホストコンピューター11とPOSサーバー25とは、LAN等のネットワークを介して通信可能に接続されている。
また、ホストコンピューター11と、プリンター26とは、シリアル通信に係る所定の規格に準拠した通信ケーブルKを介して、通信可能に接続されている。
POSサーバー25は、LAN等のネットワークを介してホストコンピューター11に通信可能に接続されており、店舗で販売している商品の商品コードや、名称、金額等のレシートの発行のために必要となる情報を示すデータをデータベースとして記憶する。ホストコンピューター11は、レシートの発行に際し、適宜、POSサーバー25に記憶されたデータベースを参照し、必要な情報を取得する。
ホストコンピューター11は、ホスト側制御部28と、ホスト側表示部29と、ホスト側入力部30と、インターフェイス部31(I/F)と、ホスト側記憶部32と、を備えている。
ホスト側制御部28は、ホストコンピューター11の各部を中枢的に制御するものであり、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。図1に示すように、ホスト側制御部28は、POSアプリケーション実行部34と、プリンタードライバー実行部35と、を備えているが、これらについては後述する。
ホスト側表示部29は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、ホスト側制御部28の制御の下、表示パネルに各種情報を表示する。
ホスト側入力部30は、キーボードや、マウス、バーコードリーダー、カードリーダー等の入力デバイスに接続され、これら入力デバイスの出力信号をホスト側制御部28に出力する。バーコードリーダーは商品の包装紙等に記録されたバーコードの読み取りに利用され、カードリーダーはクレジットカードや、会員カード等に記録された情報の読み取りに利用される。バーコードリーダーやカードリーダー等の入力デバイスを用いて取得した情報は、レシートの発行に係る処理に用いられる。
インターフェイス部31(I/F)は、ホスト側制御部28の制御の下、プリンター26との間で通信規格に準拠した通信を行う。
ホスト側記憶部32は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
一方、プリンター26は、ロール状に巻かれた感熱ロール紙を、ローラー状のプラテンにより搬送し、この感熱ロール紙の記録面に、発熱素子を備えたラインサーマルヘッド37によって熱を与えることにより画像を記録した上で、カッターユニット38により所定の位置で感熱ロール紙を切断することにより、レシートを発行するサーマルヘッド式プリンターである。
図1に示すように、プリンター26は、プリンター側制御部40と、プリンター側表示部41と、プリンター側入力部42と、ラインサーマルヘッド37と、カッターユニット38と、搬送機構39と、プリンター側記憶部44と、インターフェイス部45(I/F)と、を備えている。
プリンター側制御部40は、プリンター26を中枢的に制御するものであり、CPUやROM、RAMその他の周辺回路等を備えている。プリンター側制御部40は、受信エラー検出部40aを備えているが、これについては後述する。
プリンター側表示部41は、プリンター26の動作状態等の各種情報を表示する液晶表示パネル等の表示パネルを備え、プリンター側制御部40の制御の下、当該表示パネルに各種情報を表示する。また、プリンター側表示部41は、LEDを備え、このLEDを点灯/消灯して、プリンター26の状態を報知する。
プリンター側入力部42は、プリンター26に設けられた操作スイッチに接続され、操作スイッチに対する操作を検出し、プリンター側制御部40に出力する。
プリンター側制御部40は、図示せぬ用紙端センサーや用紙残量センサー等の各種センサーの検出値を監視しながら、適宜、搬送機構39により感熱ロール紙を搬送しつつ、上述したラインサーマルヘッド37や、カッターユニット38が備えるカッターを駆動するためのカッター駆動モーターを動作させて、感熱ロール紙に画像を記録し、画像を記録した感熱ロール紙を切断することによりレシートを発行する。搬送機構39は、ラインサーマルヘッド37に対向して設けられたプラテンローラーや、他のローラー、これらローラーを駆動するためのローラー駆動モーター、その他の感熱ロール紙を搬送するための機構、装置を備えている。
インターフェイス部45は、プリンター側制御部40の制御の下、ホストコンピューター11との間で通信規格に準拠した通信を行う。
プリンター側記憶部44は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
ところで、本実施形態に係る記録システム10は、レシートの発行をその機能の1つとするものであり、当該システムが適用された店舗の開店に応じた時間に、ホストコンピューター11、及び、プリンター26の双方の電源が投入される。つまり、ホストコンピューター11、及び、プリンター26は、それぞれ時間的に近いタイミングで、電源が投入される。
そして、それぞれの装置への電源の投入に際し、プリンター26の電源が投入された後に、ホストコンピューター11の電源が投入された場合、以下の問題が発生する可能性があることが分かっている。すなわち、ホストコンピューター11の電源を投入した場合、ホストコンピューター11が備えるネットワークカードへの初期電力供給等に起因して通信ケーブルKにノイズが伝わり、このノイズに起因したエラーデータが、記録装置に送信されることがある。エラーデータとは、プリンター26のプリンター側制御部40が解析、処理することのできない不正常なデータのことをいう。
このようなノイズに起因したエラーデータは、ホストコンピューター11からプリンター26に送信したデータが破壊等されて生成されたものではないため、当該エラーデータを受信したことを報知する必要はない。
一方で、通信ケーブルK、その他の付随する機構、装置に係る通信エラーに起因して、ホストコンピューター11からプリンター26に送信したデータが破壊され、エラーデータとなる場合がある。この場合、プリンター26によって記録しようとした画像が記録媒体に記録されないといった重大なエラーが発生する可能性があるため、受信したデータがエラーデータであったことを報知する必要がある。
そして、本実施形態に係るプリンター26は、以下説明するように、受信したエラーデータについて、エラーデータを受信したことを報知することが必要な場合は適切に報知する一方、不必要に報知することを抑制することが可能な動作モードを備えている。
以下の説明では、ホストコンピューター11への電源投入時に発生するノイズに起因したエラーデータのことを「ノイズデータ」と表現し、通信エラー等に起因して少なくともデータの一部が不正常となり、プリンター26が解析不能となったエラーデータのことを「通信エラーデータ」と表現し、これらデータを明確に区別する。
なお、ノイズデータ、及び、通信エラーデータには、これらデータを確実に区別するための特徴があるわけではないため、プリンター側制御部40は、データの態様、データの状態に基づいて、これらデータを区別することはできない。
また、ホストコンピューター11がプリンター26に対して意図的に送信したデータであって、通信エラー等に起因した不正常が発生しておらず、プリンター26が解析、処理可能な正常なデータをノーマルデータという。
さて、本実施形態に係るプリンター26は、エラーデータに関係する動作モードとして、動作モードD1〜D6の6つの動作モードを備え、ユーザーがいずれかの動作モードを選択できる構成となっている。
動作モードD1〜D6のうち、動作モードD3〜D6が、受信したエラーデータについて、エラーデータを受信したことを報知することが必要な場合は適切に報知する一方、不必要に報知することを抑制する機能が実装されたモードである。
以下、動作モードごとに、プリンター26の動作について説明する。
<動作モードD1>
動作モードD1は、エラーデータを受信した場合、エラーデータを受信したタイミングにかかわらず、全てのエラーデータついて、感熱ロール紙に文字「?」(特定の画像)を記録する動作モードである。
動作モードD1が選択されている場合、プリンター26のプリンター側制御部40の受信エラー検出部40aは、エラーデータを受信したことを検出すると、ラインサーマルヘッド37、カッターユニット38、搬送機構39、その他の付随する機構、装置を制御して、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。この文字「?」は、エラーデータを受信したことを報知するための専用の文字であり、ユーザーは、意図せぬ態様で感熱ロール紙に文字「?」が記録されている場合は、エラーデータを受信したことを認識できる。
この受信エラー検出部40aの機能は、プリンター側制御部40のCPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
この動作モードD1によれば、エラーデータを受信した場合、確実にそのことを報知可能である。
<動作モードD2>
動作モードD2は、エラーデータを受信した場合、エラーデータを受信したタイミングにかかわらず、全てのエラーデータについて、読み捨てる動作モードである。
動作モードD2が選択されている場合、受信エラー検出部40aは、エラーデータを受信したことを検出すると、当該エラーデータを読み捨て、エラーデータを受信したことの報知を行わない。
この動作モードD2によれば、エラーデータを受信した場合、報知に係る処理が行われないため、その分の処理効率を向上できる。また、文字「?」の記録も行われないため、ロール紙の節約、その他の記録に係る部品の消耗の抑制等につながり、ランニングコストを低減できる。
<動作モードD3>
動作モードD3は、プリンター26の電源投入後にホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、さらに、それ以後に、エラーデータを受信した場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する動作モードである。
図2は、動作モードD3が選択されている場合のプリンター26の動作を示すフローチャートである。動作モードD3は、プリンター26の電源投入後の動作に特徴があり、図2のフローチャートは、電源が投入された後のプリンター26の動作を示している。
図2に示すように、電源が投入されると(ステップSA1)、プリンター26のプリンター側制御部40の受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSA2)。
データを受信した場合(ステップSA2:YES)、受信エラー検出部40aは、受信したデータがエラーデータであるか否かを判別する(ステップSA3)。上述したように受信したデータがエラーデータであっても、受信エラー検出部40aは、そのエラーデータの状態からは、当該エラーデータが、ノイズデータなのか、受信エラーデータなのかを判別することはできない。
受信したデータがエラーデータではない場合、換言すれば、受信したデータがノーマルデータの場合(ステップSA3:NO)、受信エラー検出部40aは、動作モードをエラー報知モードへ移行する(ステップSA4)。このエラー報知モードは、上述した動作モードD1と同様、エラーデータを受信した場合、エラーデータを受信したタイミングにかかわらず、全てのエラーデータについて、感熱ロール紙に文字「?」(特定の画像)を記録する動作モードである。
一方、ステップSA3において、受信したデータがエラーデータであると判別した場合(ステップSA3:YES)、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨て(ステップSA5)、エラーデータを受信したことを報知しない。エラーデータの読み捨て後、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSA4へ移行し、動作モードをエラー報知モードへと移行する。
このように、動作モードD3では、プリンター26は、ホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータである場合、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨てる。そして、その後は、受信エラー検出部40aは、エラー報知モードへ移行し、エラーデータを受信した場合は、文字「?」を記録して、エラーデータを受信したことを報知する。
これにより以下の効果を奏する。
すなわち、本実施形態に係る記録システム10におけるホストコンピューター11、及び、プリンター26のように、それぞれ時間的に近いタイミングで電源が投入されるものでは、プリンター26の電源投入後、最初にエラーデータを受信した場合、当該エラーデータは、ホストコンピューター11の電源投入に起因したノイズデータである可能性が高い。なぜなら、ホストコンピューター11の電源投入に起因したノイズデータは、ホストコンピューター11からプリンター26に送信されるデータのいずれよりも時間的に早く発生するものだからである。また、発明者らによる調査、及び、実験においても、プリンター26が最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該エラーデータは、ホストコンピューター11の電源投入に起因したノイズデータである場合が非常に多いとの結果が出ている。このことに基づき、動作モードD3では、受信エラー検出部40aは、プリンター26の電源投入後、最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該エラーデータを読み捨てる。これにより、ノイズデータである可能性が非常に高いエラーデータ、換言すれば、受信したことを報知する必要性が非常に小さいエラーデータについて、読み捨てられることとなり、報知に係る処理が行われない分処理効率が向上し、また、文字「?」を記録しない分ランニングコストの低減を図ることができる。
また、動作モードD3では、最初に受信したデータがノーマルデータである場合は、エラー報知モードへ移行し、以後に受信したデータがエラーデータである場合は、文字「?」を記録してその旨報知する。これは以下の理由による。すなわち、ノーマルデータを受信した、ということは、ホストコンピューター11について、初期電力供給等のノイズの発生の要因となる処理を含む初期処理が完了し、ソフトウェア的、ハードウェア的に正常にプリンター26との間で通信が行える状態となったということであり、それ以後に受信するエラーデータは、少なくとも、電源投入時に発生するノイズに起因したものではないからである。そして、最初に受信したデータがノーマルデータである場合は、エラー報知モードへ移行することにより、電源投入時に発生するノイズに起因したものではないエラーデータ、換言すれば、その発生原因が不明であり、従って、受信エラーデータの可能性があり、受信したことを報知する必要のあるエラーデータについては、適切に報知される。
<動作モードD4>
動作モードD4は、プリンター26の電源投入後に、ホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータについては、読み捨て、最初のノーマルデータの受信後に受信したエラーデータについては、文字「?」を記録するモードである。
図3は、動作モードD4が選択されている場合のプリンター26の動作を示すフローチャートである。動作モードD4は、動作モードD3と同様、プリンター26の電源投入後の動作に特徴があり、図3のフローチャートは、電源が投入された後のプリンター26の動作を示している。
図3に示すように、電源が投入されると(ステップSB1)、プリンター26のプリンター側制御部40の受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSB2)。
データを受信した場合(ステップSB2:YES)、受信エラー検出部40aは、受信したデータがエラーデータであるか否かを判別する(ステップSB3)。上述したように受信したデータがエラーデータであっても、受信エラー検出部40aは、そのエラーデータの状態からは、当該エラーデータが、ノイズデータなのか、受信エラーデータなのかを判別することはできない。
受信したデータがエラーデータではない場合、換言すれば、受信したデータがノーマルデータの場合(ステップSB3:NO)、受信エラー検出部40aは、動作モードを上述したエラー報知モードへ移行する(ステップSB4)。
一方、ステップSB3において、受信したデータがエラーデータであると判別した場合(ステップSB3:YES)、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨て(ステップSB5)、処理手順をステップSB2へ戻し、再び、データを受信したか否かを監視する。
このように、動作モードD4では、プリンター26は、電源投入後に、ホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータについては、読み捨て、最初のノーマルデータの受信後に受信したエラーデータについては、文字「?」を記録する。
これにより以下の効果を奏する。
すなわち、上述したように、プリンター26が最初にノーマルデータを受信した場合は、それ以後に受信するエラーデータは、少なくとも、電源投入時に発生するノイズに起因したものではない。一方で、最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータは、それぞれが、ノイズデータである可能性が高い。ノイズデータは、ホストコンピューター11の電源投入に伴う初期処理が行われている間、複数発生する場合があり、プリンター26に送信されるデータのいずれよりも時間的に早く発生するものだからである。このことに基づき、動作モードD4では、受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータについては、読み捨てる。これにより、ノイズデータである可能性が非常に高いエラーデータ、換言すれば、受信したことを報知する必要性が非常に小さいエラーデータについて、読み捨てられることとなり、報知に係る処理が行われない分処理効率が向上し、また、文字「?」を記録しない分ランニングコストの低減を図ることができる。
また、動作モードD4では、最初にノーマルデータを受信した場合は、エラー報知モードへ移行し、以後に受信したデータがエラーデータである場合は、文字「?」を記録してその旨報知する。これにより、ホストコンピューター11の電源投入時に発生するノイズに起因したものではないエラーデータ、換言すれば、その発生原因が不明であり、従って、受信エラーデータの可能性があり、受信したことを報知する必要のあるエラーデータについては、適切に報知される。
<動作モードD5>
動作モードD5は、プリンター26の電源投入後に、ホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該最初のエラーデータの受信から所定期間の間にエラーデータを受信したときは、受信したエラーデータを読み捨てる一方、当該所定期間が経過すると、エラー報知モードへ移行し、受信したエラーデータについて、文字「?」を記録するモードである。さらに、動作モードD5では、ホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信したときは、所定期間の経過前であっても、エラー報知モードへ移行する。
図4は、動作モードD5が選択されている場合のプリンター26の動作を示すフローチャートである。動作モードD5は、動作モードD3、D4と同様、プリンター26の電源投入後の動作に特徴があり、図4のフローチャートは、電源が投入された後のプリンター26の動作を示している。
図4に示すように、電源が投入されると(ステップSC1)、プリンター26のプリンター側制御部40の受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSC2)。
データを受信した場合(ステップSC2:YES)、受信エラー検出部40aは、受信したデータがエラーデータであるか否かを判別する(ステップSC3)。上述したように受信したデータがエラーデータであっても、受信エラー検出部40aは、そのエラーデータの状態からは、当該エラーデータが、ノイズデータなのか、受信エラーデータなのかを判別することはできない。
受信したデータがエラーデータではない場合、換言すれば、受信したデータがノーマルデータの場合(ステップSC3:NO)、受信エラー検出部40aは、動作モードを上述したエラー報知モードへ移行する(ステップSC4)。
一方、ステップSC3において、受信したデータがエラーデータであると判別した場合(ステップSC3:YES)、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨てる(ステップSC5)。
次いで、受信エラー検出部40aは、所定期間Tの計測を開始する(ステップSC6)。
所定期間Tとは、電源投入後に最初に受信したデータがエラーデータである場合に、その後さらに、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因したエラーデータが発生する可能性が高い期間(時間の長さ)のことである。上述したように、エラーデータは、ホストコンピューター11の電源投入に伴う初期処理が行われている間、複数発生する場合がある。そして、所定期間Tは、開発者等により、事前の実験、調査、シミュレーション等により、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因したエラーデータが発生する可能性が高い期間となるよう、適切に定められる。所定期間Tは、ユーザー等が変更できるようにしてもよい。
所定期間Tの計測を開始した後、受信エラー検出部40aは、所定期間Tが経過したか否かを監視しつつ(ステップSC7)、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSC8)。
所定期間Tが経過した場合(ステップSC7:YES)、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSC4へ移行し、エラー報知モードへ移行する。
一方、所定期間Tが経過する前に、ホストコンピューター11からデータを受信した場合(ステップSC7:NO、かつ、ステップSC8:YES)、受信エラー検出部40aは、受信したデータがエラーデータであるか否かを判別する(ステップSC9)。
受信したデータがエラーデータではない場合、換言すれば、受信したデータがノーマルデータである場合(ステップSC9:NO)、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSC4へ移行し、エラー報知モードへ移行する。
一方、受信したデータがエラーデータである場合(ステップSC9:YES)、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨てる(ステップSC10)。当該読み捨て後、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSC7へ移行し、再び、所定期間Tが経過したか否かを監視しつつ(ステップSC7)、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSC8)。
このように、動作モードD5では、受信エラー検出部40aは、プリンター26の電源投入後に、ホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該最初のエラーデータの受信から所定期間の間にエラーデータを受信したときは、受信したエラーデータを読み捨てる一方、当該所定期間が経過すると、エラー報知モードへ移行し、受信したエラーデータについて、文字「?」を記録する。さらに、動作モードD5では、受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信したときは、所定期間の経過前であっても、エラー報知モードへ移行し、以後受信したエラーデータについて、文字「?」を記録する。
これにより以下の効果を奏する。
すなわち、最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該受信から所定期間T内に受信したエラーデータは、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因したものである可能性が高い。そして、動作モードD5では、受信エラー検出部40aは、所定期間T内に受信したエラーデータを読み捨てる。これにより、ノイズデータである可能性が非常に高いエラーデータ、換言すれば、受信したことを報知する必要性が非常に小さいエラーデータについて、読み捨てられることとなり、報知に係る処理が行われない分処理効率が向上し、また、文字「?」を記録しない分ランニングコストの低減を図ることができる。
一方で、動作モードD5では、受信エラー検出部40aは、所定期間Tが経過する前であっても、最初に、ノーマルデータを受信した後は、エラー報知モードへ移行し、以後に受信したデータがエラーデータである場合は、文字「?」を記録してその旨報知する。これにより、ホストコンピューター11の電源投入時に発生するノイズに起因したものではないエラーデータ、換言すれば、その発生原因が不明であり、従って、受信エラーデータの可能性があり、受信したことを報知する必要のあるエラーデータについては、適切に報知される。
<動作モードD6>
動作モードD6は、プリンター26の電源投入後に、ホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該最初のエラーデータの受信後に受信した所定回数分のデータについて、受信したデータがエラーデータのときは、当該エラーデータを読み捨てる一方、当該所定回数分のデータの受信が終了すると、エラー報知モードへ移行し、受信したデータがエラーデータの場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録するモードである。さらに、動作モードD6では、ホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信したときは、所定回数分のデータの受信が終了していない場合であっても、エラー報知モードへ移行する。
図5は、動作モードD6が選択されている場合のプリンター26の動作を示すフローチャートである。動作モードD6は、動作モードD3、D4、D5と同様、プリンター26の電源投入後の動作に特徴があり、図5のフローチャートは、電源が投入された後のプリンター26の動作を示している。
図5に示すように、電源が投入されると(ステップSD1)、プリンター26のプリンター側制御部40の受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSD2)。
データを受信した場合(ステップSD2:YES)、受信エラー検出部40aは、受信したデータがエラーデータであるか否かを判別する(ステップSD3)。上述したように受信したデータがエラーデータであっても、受信エラー検出部40aは、そのエラーデータの状態からは、当該エラーデータが、ノイズデータなのか、受信エラーデータなのかを判別することはできない。
受信したデータがエラーデータではない場合、換言すれば、受信したデータがノーマルデータの場合(ステップSD3:NO)、受信エラー検出部40aは、動作モードを上述したエラー報知モードへ移行する(ステップSD4)。
一方、ステップSD3において、受信したデータがエラーデータであると判別した場合(ステップSD3:YES)、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨てる(ステップSD5)。
次いで、受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11からデータを受信した回数のカウントを開始する(ステップSD6)。
次いで、受信エラー検出部40aは、所定回数C分のデータの受信が終了したか否かを監視しつつ(ステップSD7)、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSD8)。
所定回数Cとは、電源投入後に最初に受信したデータがエラーデータである場合に、さらにその後、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因したエラーデータを受信する可能性が高い受信回数の範囲のことである。つまり、受信したエラーデータが、最初のエラーデータの受信から所定回数C内に受信したものである場合は、受信したエラーデータは、ノイズデータである可能性が高い。所定回数Cは、開発者等により、事前の実験、調査、シミュレーション等により、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因したエラーデータであるか否かを判別できるよう、適切に定められる。所定回数Cは、ユーザー等が変更できるようにしてもよい。
所定回数C分のデータの受信が終了した場合(ステップSD7:YES)、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSD4へ移行し、エラー報知モードへ移行する。
一方、所定回数C分のデータの受信が終了する前に、ホストコンピューター11からデータを受信した場合(ステップSC7:NO、かつ、ステップSD8:YES)、受信エラー検出部40aは、受信したデータがエラーデータであるか否かを判別する(ステップSD9)。
受信したデータがエラーデータではない場合、換言すれば、受信したデータがノーマルデータである場合(ステップSD9:NO)、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSD4へ移行し、エラー報知モードへ移行する。
一方、受信したデータがエラーデータである場合(ステップSD9:YES)、受信エラー検出部40aは、当該エラーデータを読み捨てる(ステップSD10)。当該読み捨て後、受信エラー検出部40aは、処理手順をステップSD7へ移行し、再び、所定回数C分のデータの受信が終了したか否かを監視しつつ(ステップSD7)、ホストコンピューター11からデータを受信したか否かを監視する(ステップSD8)。
このように、動作モードD6では、受信エラー検出部40aは、プリンター26の電源投入後に、ホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該最初のエラーデータの受信後に受信した所定回数C分のデータについて、受信したデータがエラーデータのときは、当該エラーデータを読み捨てる一方、当該所定回数C分のデータの受信が終了すると、エラー報知モードへ移行し、受信したデータがエラーデータの場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。さらに、動作モードD6では、受信エラー検出部40aは、ホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信したときは、所定回数C分のデータの受信が終了していない場合であっても、エラー報知モードへ移行する。
これにより以下の効果を奏する。
すなわち、最初に受信したデータがエラーデータである場合は、当該受信から所定回数C分のデータの受信が終了する前に受信したエラーデータは、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因したものである可能性が高い。そして、動作モードD6では、受信エラー検出部40aは、所定回数C内に受信したエラーデータを読み捨てる。これにより、ノイズデータである可能性が非常に高いエラーデータ、換言すれば、受信したことを報知する必要性が非常に小さいエラーデータについて、読み捨てられることとなり、報知に係る処理が行われない分処理効率が向上し、また、文字「?」を記録しない分ランニングコストの低減を図ることができる。
一方で、動作モードD6では、受信エラー検出部40aは、所定回数C分のデータの受信が終了する前であっても、最初に、ノーマルデータを受信した後は、エラー報知モードへ移行し、以後に受信したデータがエラーデータである場合は、文字「?」を記録してその旨報知する。これにより、ホストコンピューター11の電源投入時に発生するノイズに起因したものではないエラーデータ、換言すれば、その発生原因が不明であり、従って、受信エラーデータの可能性があり、受信したことを報知する必要のあるエラーデータについては、適切に報知される。
以上説明したように、本実施形態では、動作モードD3が選択されている場合において、プリンター26のプリンター側制御部40の受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。
これによれば、ノイズに起因して発生したものである可能性が高いエラーデータを受信した場合には、報知に係る処理が行われず、処理効率の向上、ランニングコストの低減を図ることができ、かつ、それ以外のエラーデータについては、感熱ロール紙に文字「?」を記録することにより、適切に、エラーデータを受信したことを報知可能である。
また、本実施形態では、動作モードD4が選択されている場合において、受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータについては、読み捨て、最初にノーマルデータを受信した後にエラーデータを受信した場合は感熱ロール紙に文字「?」を記録する。
この構成によれば、電源投入後、最初に受信したエラーデータのみならず、ノイズに起因して発生した可能性の高いエラーデータについては、読み捨てられるため、より効果的に処理効率の向上を図ることができ、また、ランニングコストを低減できる。
また、本実施形態では、動作モードD5が選択されている場合において、受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該受信から所定期間Tの間にエラーデータを受信した場合は当該エラーデータを読み捨てる一方、前記所定期間Tの経過後にエラーデータを受信した場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。
この構成によれば、電源投入後、最初に受信したエラーデータのみならず、ノイズに起因して発生した可能性の高いエラーデータについて、読み捨てることができるため、より効果的に処理効率の向上を図ることができ、また、ランニングコストを低減できる。
また、本実施形態では、動作モードD5が選択されている場合において、受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信した後は、所定期間Tの経過前であっても、エラーデータを受信した場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。
この構成によれば、最初にノーマルデータを受信した後に受信したエラーデータ、換言すれば、少なくとも、ホストコンピューター11の電源投入時のノイズに起因して発生したものではなく、その発生原因が不明であるエラーデータについては、読み捨てることなく、エラーデータを受信したことを報知できる。
また、本実施形態では、動作モードD6が選択されている場合において、受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該受信後に受信した所定回数C分のデータについて、受信したデータがエラーデータのときは当該データを読み捨てる一方、所定回数C分のデータの受信の終了後に受信したデータがエラーデータの場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。
この構成によれば、電源投入後、最初に受信したエラーデータのみならず、ノイズに起因して発生した可能性の高いエラーデータについて、読み捨てることができるため、より効果的に処理効率の向上を図ることができ、また、ランニングコストを低減できる。
また、本実施形態では、動作モードD6が選択されている場合において、受信エラー検出部40aは、電源投入後にホストコンピューター11から最初にノーマルデータを受信した後は、所定回数C分のデータの受信が終了していない場合であっても、エラーデータを受信した場合は、感熱ロール紙に文字「?」を記録する。
この構成によれば、最初にノーマルデータを受信した後に受信したエラーデータ、換言すれば、少なくとも、ホストコンピューター11への電源投入時のノイズに起因して発生したものではなく、その発生原因が不明であるエラーデータについては、読み捨てることなく、エラーデータを受信したことを報知できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
上述した実施形態では、プリンター26は、サーマル式の記録装置であったが、本発明が適用される記録装置の形式は、インクジェット式、ドットインパクト式等何であってもよい。
また、図1に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また例えば、プリンター26の受信エラー検出部40aの機能を、プリンター26に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。
また、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、図2〜図5を用いて説明した動作を実行するようにしてもよい。
10…記録システム、11…ホストコンピューター(制御装置)、26…プリンター(記録装置)、40…プリンター側制御部(制御部)、40a…受信エラー検出部。

Claims (8)

  1. 制御装置に接続可能な記録装置であって、
    電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、記録媒体に特定の画像を記録する受信エラー検出部を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記受信エラー検出部は、
    電源投入後に前記制御装置から最初にノーマルデータを受信する前に受信したエラーデータについては、読み捨て、最初にノーマルデータを受信した後にエラーデータを受信した場合は前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記受信エラー検出部は、
    電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該最初のエラーデータの受信から所定期間の間にエラーデータを受信したときは当該エラーデータを読み捨てる一方、前記所定期間の経過後にエラーデータを受信したときは、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記受信エラー検出部は、
    電源投入後に前記制御装置から最初にノーマルデータを受信した後は、前記所定期間の経過前であっても、エラーデータを受信したときは、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記受信エラー検出部は、
    電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該受信後に受信した所定回数分のデータについて、受信したデータがエラーデータのときは当該データを読み捨てる一方、前記所定回数分のデータの受信の終了後に受信したデータがエラーデータの場合は、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記受信エラー検出部は、
    電源投入後に前記制御装置から最初にノーマルデータを受信した後は、前記所定回数分の受信が終了していない場合であっても、エラーデータを受信したときは、前記記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 制御装置に接続可能な記録装置の制御方法であって、
    電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、記録媒体に特定の画像を記録することを特徴とする記録装置の制御方法。
  8. 制御装置に接続可能な記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
    前記制御部を、
    電源投入後に前記制御装置から最初に受信したデータがエラーデータの場合は、当該エラーデータを読み捨て、以後、エラーデータを受信した場合は、記録媒体に特定の画像を記録する受信エラー検出部として機能させることを特徴とするプログラム。
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