JP2013150684A - Cpap装置 - Google Patents

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JP2013150684A
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潔 有福
Takashi Suzuki
隆史 鈴木
Takayuki Endo
嵩幸 遠藤
Takashi Kanai
孝 金井
Yasuhiro Tobiuchi
康宏 飛内
Akiyoshi Takahashi
明義 高橋
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Abstract

【課題】
本発明は、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いる、取扱い容易なCPAP装置を提供する。
【解決手段】
空気流入口とその空気流入口から流入した空気を流出させる空気流出口とを有し内部に吸音材が配置された消音器20、空気取入口を有し鼻を覆うように取り付けられてその空気取入口から取り入れた空気を気道に供給するマスク40の空気取入口に差し込まれる、管状に延びた空気送出口と、消音器の空気流出口に着脱自在に結合する空気中継口とを有するとともに、空気中継口を通ってきた空気を空気送出口から送り出すファンが内蔵され、消音器20およびマスク40とともに患者の頭部に装着される組立体10を構成する本体30、およびファン駆動用の駆動回路が内蔵されてファンを駆動する、組立体とは離間した位置に置かれてその組立体との間が電線80で接続されたコントローラ70を備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いるCPAP(Continious Positive Airway Pressure)装置に関する。
睡眠時無呼吸症候群の治療用として、顔にマスクを宛てがいファンで空気を強制的に気道に送り込むCPAP装置が用いられている。このCPAP装置として、人体から離れた位置にファンや制御部等を内蔵した本体装置を置き、その本体装置と顔に宛てがうマスクとの間が1.5m程度のホースで接続されてそのホースを経由して空気を送り込む構造が一般に採用されている。ここで、マスクとしては、様々な形状のマスクが開発されて市販されており、患者は自分の顔の形や好みに合うマスクを任意に選択して使用している。
この構造のCPAP装置の場合、マスクや1.5mもの長さのホースを定期的に洗浄する必要があり、また、持ち運びを考えるとホースは長尺で嵩張り、本体装置も140×180×100mm程度の容積を有しており、持ち運びに不便な大きさであるなど、いくつもの課題があり、毎日継続して使用しなければならない治療方法であるのに反して、患者にとって取扱いが不便であるため継続使用されないことの多い治療器具の1つとなっている。
これらの課題を解決して取扱い易いCPAP装置とするために様々な構造が提案されているが(例えば特許文献1〜5参照)、特殊なマスクを必要とするなど、取扱い易いCPAP装置には至っていないのが現状である。
尚、後述する本発明の好ましい実施形態では、空気軸受けを有するファンモータが使われており、ここでは、ファンモータについて開示された文献(特許文献6,7)を挙げておく。
米国出願US2006/0096596A1公報 米国出願US2007/0277827A1公報 米国出願US2009/0194101A1公報 米国出願US2009/0320842A1公報 米国出願US2010/0108070A1公報 特開2007−57048号公報 特開2009−52485号公報
本発明は、上記事情に鑑み、取扱いが容易なCPAP装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のCPAP装置は、
空気流入口とその空気流入口から流入した空気を流出させる空気流出口とを有し内部に空気流入音を低減する消音機構を備えた消音器と、
空気取入口を有し鼻を覆うように取り付けられてその空気取入口から取り入れた空気を患者の気道に供給するマスクの空気取入口に着脱自在に差し込まれる、管状に延びた空気送出口と、上記消音器の空気流出口に着脱自在に結合する空気中継口とを有するとともに、空気中継口を通って流入してきた空気を空気送出口から送り出すファンが内蔵され、消音器およびマスクとともに患者の頭部に装着される組立体を構成する本体と、
上記ファン駆動用の駆動回路が内蔵されて上記ファンを駆動する、上記組立体とは離間した位置に置かれてその組立体との間が電線で接続されたコントローラと
を備えたことを特徴とする。
本発明のCPAP装置は、上記の構造の組立体を備えたものであり、マスクの着脱が自在であることから、市販の様々なマスクが使用可能である。また、本発明のCPAP装置は、消音器と本体とマスクとが組立体として一体化されたものであり、装着が容易である。また、組立体は、コントローラとの間が電線で接続されているので、ホースで接続されている構成と比べ、コントローラの存在が大きな違和感を与えることはない。さらに、ホースが存在しないため普段の洗浄はマスクのみでよく、この点においても取扱いが容易である。さらに、ファンは、年1回オーバホールが必要とされる部品であるが、コントローラだけでなく、消音器やマスクも本体とは別に構成されて着脱自在であるため、本発明によれば、ファンのオーバホールに代えて、本体そのものを取り替える仕様とすることも可能である。
ここで、本発明のCPAP装置において、上記消音器は、空気流入口および空気流出口をそれぞれ上面および前面に有するとともに、後面に患者の前頭部に宛がわれる宛て部を有することが好ましい。
消音器をこの構成とすることによって、消音器も患者の頭部への支持を担うこととなり、組立体が一層安定的に頭部に装着される。
また、本発明のCPAP装置において、上記ファンは、シャフトとスリーブとの間に空気軸受けを有するものであることが好ましい。
空気軸受けのファンを採用すると高速回転が可能となるため、十分な空気圧の発生を必要とする本体を小型、軽量に構成することができる。
さらに、本発明のCPAP装置において、上記本体は、上記ファンを内蔵した、緩衝材からなる筐体を有することが好ましい。
CPAP装置は、患者が睡眠中に無意識に取り外してしまうことがあることが知られている。ファンを緩衝材で覆う構造の本体とすることにより、無意識に取り外されて落下することがあっても、本体内のファンの破損が防止される。
さらに本発明のCPAP装置において、上記本体がさらに、マスクの空気取入口が着脱自在に差し込まれる空気送出口とは別に、マスクが着脱自在に取り付けられるマスク取付部を有することが好ましい。
本体とマスクとの間の直接の結合は、本体の、管状に延びた空気送出口と、その空気送出口が着脱自在に差し込まれるマスクの空気取入口との結合のみとし、マスクと本体とを患者の頭部に、例えば別々のベルト等で個々に固定する構造としてもよいが、本体がマスク取付部を有し、上記の空気送出口と空気取入口の結合に加え、さらにマスクがマスク取付部を介して本体に取り付けられる構造とすると、マスクと本体の一体化が強まり、患者の頭部への着脱がさらに容易になり、装着時の安定性も向上させることができる。
ここで、上記本体がマスク取付部を有する場合において、マスクの種類に応じて用意された、そのマスクの上部を固定するアタッチメントを有し、上記マスク取付部は、そのアタッチメントを介してマスクを取り付けるものであることがさらに好ましい。
マスクの取付部の形状はマスクの種類に応じて異なっている。このため、上記のようにアタッチメントを介在させてマスクを取り付けて構成することにより、様々な種類のマスクの中から選択された、その患者に適合したマスクを取り付けることが可能である。
以上の本発明によれば、取扱いが容易なCPAP装置が提供される。
本発明の一実施形態としてのCPAP装置を構成する組立体の外観斜視図である。 本発明の一実施形態としてのCPAP装置を構成する組立体の、図1とは別の方向から見て示した外観斜視図である。 人体に装着された状態の組立体を含む、本実施形態のCPAP装置の全体構成図である。 本実施形態のCPAP装置の制御ブロック図である。 空気の流れを示した、組立体の縦断面図である。 本体の外枠を、マスクとの連結用の台座部分を除いて取り外し、その内部構成を示した斜視図である。 本体の外枠を、マスクとの連結用の台座部分を除いて取り外し、その内部構成を示した、図6とは異なる角度から眺めたときの斜視図である。 図6,図7に示す状態からさらに、ファンへの空気の流入口およびファンからの空気の流出口を取り外して示した斜視図である。 本体背面のマスク取付部を示した斜視図である。 本体背面のマスク取付部を示した斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1,図2は、本発明の一実施形態としてのCPAP装置を構成する組立体の、それぞれ別の方向から見て示した外観斜視図である。
この組立体10は、消音器20と、本体30と、マスク40とを有する。
消音器20は、その上面に空気流入口21を有する。この空気流入口21には、空気中の塵埃を除去するフィルタ23が配置されている。また、この消音器20は、その前面に空気流出口22を有し、空気流入口21から流入した空気を空気流出口22から流出させる。この空気の流れは、本体30に内蔵されたファン(ここでは図示せず)の回転によって発生する。消音器20の内部には、消音機構としての吸音材が配置されており、空気が消音器に吸入されることにより発生する騒音を低減するように構成されている。
さらに、この消音器20は、図2に示すように、その後面が凹曲面に形成され、患者の前頭部に宛てがわれる宛て部24が形成されている。
本実施形態では、この消音器20の外枠は、人体に対し柔かい当たりを得るために発泡ウレタンで形成されている。この実施形態では、患者の前頭部に対しさらに柔かい当たりを得るために、宛て部24には、患者の前頭部の形状に合わせて形が変化するサポータ241が配置されている。
また、マスク40は、空気取入口41を有し、患者の鼻を覆うように患者の顔面に取り付けられて、空気取入口41から取り入れた空気を患者の気道に供給する役割りを担っている。さらに、このマスク40には、患者が一旦吸い込んで吐き出した空気を外に送り出すためのリーク穴42が設けられている。
本体30は、消音器20の空気流出口22に着脱自在に結合する空気中継口31と、マスク40の空気取入口41に差し込まれる、管状に延びた空気送出口32とを有する。本実施形態ではさらに、この本体30に、マスク40が着脱自在に取り付けられるマスク取付部33が設けられている。このマスク取付部33には、直接にはアタッチメント50が取り付けられ、マスク40は、そのアタッチメント50に取り付けられることにより、そのアタッチメント50を介在させて本体30のマスク取付部33に取り付けられる。CPAP装置用のマスクとして多数の種類のマスクが市販されており、患者はそれらのマスクの中から自分に合ったマスクを選択して使用する。このためアタッチメントもマスクの種類に応じて用意されており、使用されるマスクに応じたアタッチメントが使用される。
また、この本体30には、空気中継口31を通って流入してきた空気を空気送出口32から送り出してマスク40に供給するファンが内蔵されている。本実施形態では、このファンとして、シャフトとスリーブとの間に空気軸受けを有するモータが使用されている。空気軸受けを有するモータは、高速回転を得ることができ、小型軽量であっても所要の圧力の空気を発生させることができる。故に、本体30を小型軽量化することができる。
この本体30の外面を形成する外枠は、消音器20の外枠と同じく発泡ウレタンで形成されている。この本体30は、本実施形態では、人体に装着された状態において人体に直接に触れるものではないが、消音器20との質感を統一することと、内部のファンを衝撃から保護するために、その外枠に発泡ウレタンが使用されている。このCPAP装置の組立体10は、これを装着して眠った患者が睡眠中に無意識に取り外して落下し、衝撃を受けることが考えられる。空気軸受けのモータは、このCPAP装置のファン用として好ましいが、空気軸受けであることから衝撃には比較的弱いという難点がある。ここでは本体30の外枠に緩衝材である発泡ウレタンを使用しているため、耐衝撃性が向上している。
図3は、人体に装着された状態の組立体を含む、本実施形態のCPAP装置の全体構成図である。
本実施形態のCPAP装置1は、これまで説明してきた組立体10と、さらにコントローラ70とを有する。組立体10は、上述の消音器20と本体30とマスク40とを有し、マスク40の上部がアタッチメント50(図1,図2参照、詳細は後述する)を介してベルト61で患者の頭部90に固定されるとともに、マスク40の下部も、ベルト61で患者の頭部90に固定されている。
また、コントローラ70は、組立体10とは離間した位置に置かれて、その組立体10との間が電線80で接続されている。このコントローラ70には、組立体10の本体30に内蔵されたファン(後述する)の駆動用の駆動回路が内蔵されており、このコントローラ70は、電線80を介してファンに駆動電流を送ってそのファンを駆動する役割りを担っている。このコントローラ70には、商用電源からACアダプタ81を介して電力が供給される。また後述するように、本体30にはその本体30内を流れる空気の圧力を計測する圧力センサとその空気の流量を計測する流量センサが内蔵されており、それらのセンサでピックアップされた圧力を表わす信号と流量を表わす信号は電線80を経由してコントローラ70に入力され、コントローラ70ではそれらの信号に基づいてファンの回転数等が制御される。
図4は、本実施形態のCPAP装置1の制御ブロック図である。
ここには、組立体10とコントローラ70の制御システムが示されている。
前述の通り、組立体10は、消音器20と本体30とマスク40とを有する。消音器20は、空気流入口21(図1参照)に配置された、空気中の塵埃を除去するフィルタ23と、空気の吸入に伴う騒音を抑える消音機構25を有する。
また本体30には、マスク40に空気を送り込むためのファン34と、ファン34の回転駆動用のモータ基板35が配置されている。このモータ基板35にはコントローラ70から駆動電流が送り込まれ、その駆動電流に応じた回転数でモータを回転させる。消音器20から吸入された空気はファン34の回転によりマスク40に送り込まれる。
さらに、この本体30には、センサ基板38に搭載された圧力センサ36と、流量センサ37が配置されている。圧力センサ36および流量センサ37では、ファン34から送り出された空気の、それぞれ圧力および流量が計測される。圧力センサ36および流量センサ37で計測された圧力および流量はコントローラ70に伝えられる。コントローラ70では、本体30から伝えられてきた圧力や流量に基づいて、ファン34の回転数を定める駆動電流が生成されて、その駆動電流がモータ基板35に送られる。
マスク40に送り込まれた空気は、患者の吸気動作により患者の気道に送りこまれ、患者の呼気動作によりリーク穴42を通って外部に吐き出される。
本実施形態のコントローラ70では、患者による圧力指定部71の操作により、マスク40に送り込まれる空気の圧力の制御方法が「固定」か「オート」かが指定され、さらに「固定」の場合は目標圧力が指定されて、その指定された目標圧力が圧力制御アルゴリズム73に入力される。このコントローラ70にはプログラムを実行するCPU(図示せず)が内蔵されており、この圧力制御アルゴリズム73は、そのCPUで圧力制御用のプログラムが実行されることにより実現する機能である。後述するオートCPAPアルゴリズム72も同様である。
圧力制御アルゴリズム73には、圧力センサ36で計測された圧力を表わす信号が入力され、この圧力制御アルゴリズム73では、圧力センサ36で計測された圧力が目標圧力に一致するように駆動制御信号が生成される。この駆動制御信号は、モータ駆動回路74に入力され、このモータ駆動回路74では、その入力された駆動制御信号に応じた電流値の駆動電流を生成してモータ基板35に送り込む。モータ基板35ではその駆動電流をファンモータに供給してファン34をその駆動電流に応じた回転数で回転させる。
圧力指定部71で「オート」が指定されると、「オート」が指定されたことの情報がオートCPAPアルゴリズム72に入力される。このオートCPAPアルゴリズム72には本体30内の流量センサ37で計測された流量を表わす信号も入力される。オートCPAPアルゴリズム72では、その入力された流量を表わす信号に基づいて、患者の無呼吸症候群に関わるイベントの有無や程度を検知し、目標圧力が算出される。この算出された目標圧力は、圧力制御アルゴリズム73に入力される。その後の制御は、「固定」が指定された場合と同様である。
尚、オートCPAPアルゴリズム72や圧力制御アルゴリズム73としては、従来より様々なアルゴリズムが採用されており、また、それらのアルゴリズム自体は本実施形態の主題ではないため、これ以上の説明は省略する。
図5は、空気の流れを示した、組立体の縦断面図である。ここでは、この図を参照しながら、組立体内の空気の流れを説明する。
消音器20には、その上面に形成された空気流入口21から空気が取り込まれ、消音器20内に設けられて大きく迂回する空気流路251を通った後、その消音器20の前面に形成された空気流出口22から流出し、本体30に流入する。空気流路251の周囲には吸音材252が充填されており、空気の流入に伴って発生する騒音はこの吸音材252によって吸音される。すなわち、この消音器20の内部には、空気流路251をその空気流路251を取り巻く吸音材252とにより消音機構25が形成されている。
消音器20を経由して本体30に取り込まれた空気は、ファン34により、マスク40に向けて送り出される。このファン34は、前述の通り、シャフトとスリーブとの間に空気軸受を有するモータを備えたものであり、小型、軽量で多量の空気或いは圧力の高い空気を送ることができる。
図6,図7は、本体30の外枠を、マスク40との連結用の台座部分を除いて取り外して内部構成を示した、互いに異なる角度から眺めたときの斜視図、図8は、図6,図7に示す状態からさらに、ファンへの空気の流入口およびファンからの空気の流出口を取り外して示した斜視図である。
消音器20の空気流出口22は本体30のエアーガイド391と結合し、消音器20の空気流出口22から本体30に流入した空気はエアーガイド391を通り矢印Aの向きに流れてファン34に流入する。そのファン34から送り出された空気は、エアージョイント392およびもう1つのエアーガイド393を通って矢印Bの向きに流れ、管状に延びた空気送出口32から送り出される。この空気送出口32は、マスク40の空気取入口41に差し込まれており、この空気送出口32から送り出された空気はマスク40に送り込まれる。
ここで、ファン34の後方(消音器20寄り)には、コントローラ70(図4参照)から駆動電流を受け取ってファンモータに供給するためのモータ基板35(図4を合わせて参照)が配置されており、ファンモータは、このモータ基板35から供給される駆動電流に応じた回転数で回転する。
また、この本体30には、圧力センサ36を搭載したセンサ基板38が備えられており、圧力センサ36は、エアチューブ361を介してエアーガイド393に繋がっている。エアーガイド393内の空気圧はそのエアチューブ361を介して圧力センサ36に伝えられ、圧力センサ36ではその空気圧が計測される。
さらに、この本体30の、エアーガイド393の横には流量センサ37が配置されている。この流量センサ37では、エアーガイド393内を流れる空気の流量が計測される。
また、この本体30には、コントローラ70との間を繋ぐ電線80(図3参照)が挿通される配線挿通孔394が設けられており、モータ基板35、センサ基板38および流量センサ37は、その配線挿通孔394を通って本体30内に挿入された電線80と接続される。
図9,図10は、本体背面のマスク取付部を示した斜視図である。図9は、マスクが取り外された状態のマスク取付部を示し、図10は、そのマスク取付部にマスクが取り付けられた状態を示している。
この本体30のマスク取付部33には、直接的にはアタッチメント50が取り付けられ、マスク40はそのアタッチメント50に取り付けられる。
本体30のマスク取付部33には、アタッチメント50が乗せられる台部331と、その台部331の上に乗せたアタッチメント50を上から抑えることによりそのアタッチメント50をマスク取付部33に固定する押え部332を有する。このアタッチメント50には、その左右にマスク40の、上側のベルト(図示せず)が挿通されていた挿通孔43(図10参照)に入り込んでその挿通孔43を係止する一対の係止爪51が設けられており、さらにその一対の係止爪51それぞれの直ぐ外側に、ベルト61(図3参照)が挿通される一対の挿通孔52が設けられている。
マスク40をこのマスク取付部33に取り付けるにあたっては、そのマスク40の、挿通孔43に挿通されていたベルトをマスク40から抜き取って、そのマスク40の、ベルトが挿通されていた挿通孔43にアタッチメント50の係止爪51を挿入することによりマスク40をアタッチメント50に取り付け、さらにマスク40から取り外したベルトをアタッチメント50の挿通孔52に挿通して頭部に装着できるようにする。このようにしてマスク40を取り付けたアタッチメント50を、マスク取付部33の台部331と押え部332とで挟むようにマスク取付部33に取り付ける。あるいは、アタッチメント50をマスク取付部33に取り付けてから、そのアタッチメント50にマスク40を取り付けてもよい。
ここで、マスク40は、様々な形状のものが市販されている。そこで、本実施形態の場合、マスク取付部33に取り付ける部分の形状は共通であって各種のマスクにそれぞれ適合した、マスクの種類に応じた各種のアタッチメントが用意され、患者が使おうとしているマスクに適合するアタッチメントが採用される。尚、マスク40の、空気取入口41(例えば図6参照)の形状や寸法は規格で定められており、マスクの種類に因らず共通である。
以上で、本実施形態のCPAP装置の説明を終了し、次いで本実施形態のCPAP装置に対する各種の変形例を説明する。
上記の実施形態のCPAP装置1では、各種のマスクに適合させるためにアタッチメント50を用意してそのアタッチメントを介在させてマスクを取り付ける構造が採用されているが、マスクを取り付けるにあたっては必ずしもアタッチメントを介在させる構造を採用する必要はない。例えば、本体30の背面とマスク40の上部双方に磁石、あるいは一方に磁石、他方に磁性材料を取り付けて、マスク40を磁力で本体30に取り付けてもよい。あるいは、本体30の背面とマスク40の上部の双方に、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナを取り付け、面ファスナでマスク40を本体30に取り付けてもよい。
或いは、マスク40と本体30との接続は、マスク40の空気取入口41と、本体30の空気送出口32のみとし、マスク40は前述のマスク40の挿通孔43に挿通されていたベルトにより患者の頭部に装着し、本体30は例えば消音器20にマスク装着用のベルトと同様の装着ベルトを取り付けられるように構成し、その装着ベルトにより、消音器20の宛て部24で患者の前頭部を宛がうように、マスク40とは独立して装着するようにしてもよい。
また、本実施形態のCPAP装置1の消音器20は、患者の前頭部に宛てがわれる宛て部24を有し、前頭部に宛てがうことを予定した形状を有するが、本発明の消音器は、本体とは別体であって本体に対し着脱自在に構成されていればよく、必ずしも前頭部に宛てがう形状のものである必要はない。例えば前頭部に宛てがうことに代えて頭頂部に宛てがう形状のものであってもよく、あるいは、図3に示す2本のベルト61,62のうちのいずれか一方のベルトに沿わせた形状のものであってもよく、あるいは、ベルトを兼用したものであってもよい。ただし、人体に触れて人体によって支持されるので、少なくとも人体に宛てがわれる部分は柔かく、かつ可撓性があり、適度に伸縮可能であることが好ましい。
さらに、本実施形態のCPAP装置1の消音器20の内部には、消音機構としての吸音材が配置されているが、消音機構としては、吸音材を配置する以外に、ヘルムホルツ共鳴器のような消音構造を採用してもよく、本発明は、特定の消音機構に限定されるものではない。
さらに、上述の実施形態のCPAP装置1の本体30は、発泡ウレタンで外枠を形成しファン34等をその内側に配置することで破損防止が図られているが、内部の、空気流路以外の部分を発泡ウレタン等の緩衝材で充填する構造としてもよい。
この場合は、1年に1回義務づけられているファンのオーバホールを行なうことが難しくなるが、本体自体を交換する仕様であれば、オーバホールが難しくなることは何ら差支えない。本体自体を交換する仕様であっても、本発明の場合、部品点数の少ない本体のみ交換すればよいため、コスト的に有利である。
さらに、上記の実施形態のCPAP装置1は、本体30内に流量センサ37(図4,図7,図8参照)を備えるとともにコントローラ70内にはオートCPAPアルゴリズム72を備えたが、それらの搭載を省き、固定圧力にのみ制御するタイプのCPAP装置として構成してもよい。さらに、CPAP装置には加湿器を備えたものがあるが、本発明においても、上記の実施形態に加え、さらに加湿器を備えてもよい。ただし、本体をオーバホールなしに交換する仕様の場合、本体の部品点数をできるだけ減らして本体のコストをできるだけ下げるために、加湿器は消音器に組み込むか、あるいは消音器と本体の双方に対し別体であって消音器からその加湿器を通って本体に空気が流れる構造とすることが好ましい。
1 CPAP装置
10 組立体
20 消音器
21 空気流入口
22 空気流出口
23 フィルタ
24 宛て部
25 消音機構
30 本体
31 空気中継口
32 空気送出口
33 マスク取付部
34 ファン
35 モータ基板
36 圧力センサ
37 流量センサ
38 センサ基板
40 マスク
41 空気取入口
42 リーク穴
43 挿通孔
50 アタッチメント
51 係止爪
61,62 ベルト
70 コントローラ
71 圧力指定部
73 圧力制御アルゴリズム
72 オートCPAPアルゴリズム
74 モータ駆動回路
80 電線
81 ACアダプタ
90 頭部
241 サポータ
251 空気流路
252 吸音材
331 台部
332 押え部
361 エアチューブ
391 エアーガイド
393 エアーガイド
394 配線挿通孔

Claims (6)

  1. 空気流入口と該空気流入口から流入した空気を流出させる空気流出口とを有し内部に空気流入音を低減する消音機構を備えた消音器と、
    空気取入口を有し鼻を覆うように取り付けられて該空気取入口から取り入れた空気を患者の気道に供給するマスクの該空気取入口に着脱自在に差し込まれる、管状に延びた空気送出口と、前記消音器の前記空気流出口に着脱自在に結合する空気中継口とを有するとともに、該空気中継口を通って流入してきた空気を該空気送出口から送り出すファンが内蔵され、前記消音器および前記マスクとともに患者の頭部に装着される組立体を構成する本体と、
    前記ファン駆動用の駆動回路が内蔵されて該ファンを駆動する、前記組立体とは離間した位置に置かれて該組立体との間が電線で接続されたコントローラと
    を備えたことを特徴とするCPAP装置。
  2. 前記消音器は、前記空気流入口および前記空気流出口をそれぞれ上面および前面に有するとともに、後面に、患者の前頭部に宛がわれる宛て部を有することを特徴とする請求項1記載のCPAP装置。
  3. 前記ファンは、シャフトとスリーブとの間に空気軸受けを有することを特徴とする請求項1又は2記載のCPAP装置。
  4. 前記本体は、前記ファンを内蔵した、緩衝材からなる筐体を有することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のCPAP装置。
  5. 前記本体がさらに、前記マスクの前記空気取入口が着脱自在に差し込まれる前記空気送出口とは別に、該マスクが着脱自在に取り付けられるマスク取付部を有することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載のCPAP装置。
  6. マスクの種類に応じて用意された、該マスクの上部を固定するアタッチメントを有し、前記マスク取付部は、該アタッチメントを介して該マスクを取り付けるものであることを特徴とする請求項5記載のCPAP装置。
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