JP6120352B2 - Cpap装置 - Google Patents

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Description

本発明は、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いるCPAP(Continuous Positive Airway Pressure)装置に関する。
睡眠時無呼吸症候群の治療用として、顔にマスクを宛てがいファンで空気を強制的に気道に送り込むCPAP装置が用いられている。このCPAP装置として、人体から離れた位置にファンや制御部等を内蔵した本体装置を置き、その本体装置と顔に宛てがうマスクとの間が1.5m程度のホースで接続されてそのホースを経由して空気を送り込む構造が一般に採用されている。マスクは、様々な形状のマスクが開発されて市販されており、患者は自分の顔の形や好みに合うマスクを任意に選択して使用している。
この構造のCPAP装置の場合、1.5mもの長さのホースが必要であり、本体装置も140×180×100mm程度の容積を有しており、持ち運びに不便な大きさであるなど、いくつもの課題があり、毎日継続して使用しなければならない治療方法であるのに反して、患者にとって取扱いが不便であるため継続使用されないことの多い治療器具の1つとなっている。
特許文献1には、取扱い易いCPAP装置とするためにいくつかの構造が提案されている。
すなわち、この特許文献1には、1つには、ファンをマスクと一体に顔の前面に置く構造が示されている。
しかしながら、この構造の場合、顔の上にかなりの容積、かなりの重量のある装置が乗ることになる。また、この構造の場合、ファンの回転に伴う振動が直接に顔に伝わり、また、ファンの回転音が耳の直ぐそばで聞こえるなど、かえって睡眠が妨げられるおそれがある。
また、この特許文献1には、ファンを内蔵した装置を患者の身体、具体的には腰のベルトや腕に離して装着し、その装置と顔に装着したマスクとの間をホースで繋ぐ構成が示されている。この場合、従来のCPAP装置で用いられている1.5mもの長さのホースよりもかなり短かいホースで済む。また、装置は顔からは離れているので装置とホースとを一体に顔の上に装着する構成よりは患者への負担は軽いと考えられる。しかしながら、装置を患者の身体に固定すると、その装置に備えられているファンの回転に伴う振動が患者の身体に直に伝わるおそれがある。患者の身体に振動が伝わらないように防振対策を施すことも考えられるが、その分容積が増えて取扱い上不便になるなど、別の問題を生じさせるおそれがある。
尚、後述する本発明の好ましい実施形態では、空気動圧軸受を有するファンが使われており、ここでは、空気動圧軸受について開示された文献(特許文献2,3)を挙げておく。
特開2011−156410号公報 特開2007−57048号公報 特開2009−52485号公報
本発明は、上記事情に鑑み、取扱いの便宜と患者への負担の緩和とを高い次元で両立させたCPAP装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のCPAP装置は、
空気吸入口と空気吐出口とを有する筐体と、その空気吸入口から空気を吸入して空気吐出口から送り出すファンとを有する送風ユニット、
空気取入口を有し患者の鼻を覆うように患者頭部に取り付けられてその空気取入口から取り入れた空気を患者の気道に供給するマスクと、このマスクの空気取入口と上記送風ユニットの空気吐出口とを繋ぎ、この送風ユニットの空気吐出口から送り出された空気を空気取入口からマスクに送り込むホース、および
上記ホースを支持するとともに、患者の横臥時の姿勢変更に随伴して位置ないし姿勢が変更される状態に該患者に支持される支持具を備え、
上記送風ユニットは、ホースの、支持具と送風ユニットとの間の部分で支持されて、送風ユニットそのものは非固定とし、さらに
上記支持具が、その支持具と送風ユニットとの間のホースの長さが患者の横臥時の姿勢変更に伴って送風ユニットに力を及ぼす長さに設定された位置でホースを支持し、送風ユニットがその力を受けて転がる形状を有し、送風ユニットが転がりを含んで位置又は姿勢を変更するものであることを特徴とする。
ここで、送風ユニットは、上記の転がる形状として、略回転体形状を有するものであってもよい。
さらに具体的には、送風ユニットは、略楕円体形状を有するものであってもよい。
本発明のCPAP装置は、送風ユニットは非固定とし、支持具でホースを、例えば患者の身体に支持させて、送風ユニットはそのホースの、支持具と送風ユニットとの間の部分で支持し、患者の横臥時の姿勢変更によりホースを支持した位置が移動するのに応じて、送風ユニットの位置又は姿勢が変更される構成としたものである。こうすることにより送風ユニットとマスクとの間を短いホースで繋ぐことができ、持ち運び時等における取扱いが便利となる。また送風ユニットを人体に直に固定することを避け、これにより送風ユニットの動作時の振動が人体に強く伝わるのを避けることができ、患者への負担が緩和される。
また、本発明のCPAP装置において、上記ファンが、流体動圧軸受を備えたファンであることが好ましい。
流体動圧軸受を備えたファンを採用すると同一風量の空気を送るにあたり、従来のファンと比べ大幅に小型、軽量化される。したがって流体動圧軸受を備えたファンを採用することにより、患者への負担が一層軽減され、また、一層取扱い易い装置となる。
また、本発明のCPAP装置において、
送風ユニットがさらに、無線通信により指示を受けてその指示に基づいてファンを制御する制御回路を備え、
このCPAP装置がさらに、上記の制御回路に向けて無線通信で指示を与えるリモートコントローラを備えたものであることが好ましい。
上記の制御回路に患者による指示、例えば固定モード/オートモードの別、目標空気圧等の指示を与えるにあたり、その指示を与えるための操作ボタン等を上記の送風ユニットに備えていてもよいが、リモートコントローラを備えると送風ユニットまで手を延ばさなくても操作でき、操作性の点で患者の負担が軽減される。
また、本発明のCPAP装置において、送風ユニットの空気吐出口とホースとの間に可動ジョイントを備えることも好ましい構成である。
可動ジョイントを採用すると、例えば患者が顔のみ動かした場合などの多少の姿勢変更はその可動ジョイントで吸収されて送風ユニットまでは患者の動きが伝わらずに済み、患者への負担が一層軽減される。
さらに、本発明のCPAP装置において、送風ユニットの筐体が複数の空気吸入口を有するものであることや、送風ユニットの筐体が、空気吸入口の閉塞を防ぐガード部を有することが好ましい。
本発明のCPAP装置は使用中に送風ユニットがその位置や姿勢を変えることを予定している。さらに、患者の腕等にホースを固定した場合、送風ユニットが掛け布団により覆われる可能性が高くなる。ところが送風ユニットが位置や姿勢を変えたり、掛け布団の位置や状態が変わることで空気吸入口が塞がれるとCPAP装置としての機能が低下するおそれがある。空気吸入口を複数設け、あるいは空気吸入口の閉塞を防ぐガード部を備えることにより、送風ユニットの位置や姿勢の変更に対する耐性が向上する。
さらに、本発明のCPAP装置において、送風ユニットに空気吸入口から吸入した空気の吸入音を低減する消音機構を設けることが好ましい。その際、消音機構が送風ユニット内の空間に形成された空気流路を利用するものであれば、送風ユニットの重量増加を生じないため特に好ましいが、使用時に敷布団と掛け布団との間に送風ユニットが位置する場合には、これらの布団が消音機構の役割を担うことができるため、消音機構を脱着自在に構成することによって、患者の利便性がさらに向上する。
以上説明した通り、本発明のCPAP装置によれば、取扱いの便宜と患者への負担の緩和との間の、高い次元での両立が図られる。
本発明の第1実施形態としてのCPAP装置の全体構成外観図である。 図1に示すCPAP装置の使用状態を示す説明図である。 支持具の一例を示した図である。 図1に外観を示した第1実施形態のCPAP装置の分解斜視図である。 第1実施形態のCPAP装置を斜め上から眺めたときの透視図である。 第1実施形態のCPAP装置を側方から眺めたときの透視図である。 本実施形態のCPAP装置の制御ブロック図である。 ターボファンの外観斜視図である。 ターボファンの平面図である。 ターボファンを斜め上方から見た分解斜視図である。 ターボファンを斜め下方から見た分解斜視図である。 ターボファンの部品であるブレードを示した図である。 ターボファンの、図9に矢印A−Aで示す向きの断面図である。 第1実施形態の第1変形例のCPAP装置の使用状態を示した図である。 第1変形例で採用される支持具の一例を示した図である。 第1実施形態の第2変形例のCPAP装置の使用状態を示した図である。 第1実施形態の第3変形例を示す図である。 第1実施形態の第4変形例を示す図である。 図18に示す第4変形例の空気流入口の分解斜視図である。 第1実施形態の第5変形例を示す図である。 図20に示す第5変形例の送風ユニットの断面斜視図である。 第2実施形態のCPAP装置の送風ユニットの断面図である。 図22に示す第2実施形態のCPAP装置の送風ユニットを透視して示した斜視図である。 第2実施形態のCPAP装置の送風ユニットの断面図である。 第3実施形態のCPAP装置の使用状態を示した図である。 ヘッドギア固定具の構成を示した図である。 図25に示す第3実施形態のCPAP装置の制御ブロック図である。 第3実施形態の第1変形例を示す分解斜視図である。 第3実施形態の第2変形例のCPAP装置の装着状態を示した図である。 図29に示す第3変形例における支持具の、マスクへの取付方法の説明図である。 本発明の第4実施形態のCPAP装置の使用状態を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としてのCPAP装置の全体構成外観図、図2は図1に示すCPAP装置の使用状態を示す説明図である。ただし、図2では、図1に示すバッテリーケース30およびケーブル40は図示省略されている。
このCPAP装置1Aは、送風ユニット10と、ホース20と、バッテリーケース30と、ケーブル40とを備えている。このCPAP装置1Aは、図2に示すように、送風ユニット10とマスク200とをホース20で繋ぎ、マスク200を患者300の顔面に装着し、ホース20の途中を支持具91で患者300の着衣の腕ポケットに支持させ、送風ユニット10自体は、非固定であって、ホース20の、支持具91と送風ユニット10との間で支持させた状態で使用される。したがってホース20は、例えば長さが50cm程度のものである。
図3は、支持具の一例を示した図である。
この支持具91は、患者の着衣の胸ポケットに差し込まれるポケットクリップ金具911と、面ファスナ(図示せず)付きのホース固定帯912とを有する。このポケットクリップ金具911を胸ポケットに差し込み、ホース固定帯912をホースに巻いてそのホース固定帯912を面ファスナで固定することにより、図2に示すように、ホース20の途中部分が患者の着衣を介して患者に支持される。ここで、患者300が顔を動かすときなど多少の動きでマスク200と支持具91との間のホース20が伸び切ってしまわないよう、ホース20はマスク200と支持具91との間が余裕を持った長さになるようにホース20の支持位置が決められている。
図1,図2に戻って説明を続ける。
送風ユニット10が収容された筐体としてのケース11には複数の空気吸入口111が設けられており、またそのケース11内には後述するファンが備えられている。ファンが回転すると空気がホース20を経由してマスク200に送り込まれる。マスク200に送り込まれた空気は患者300の気道に供給される。患者の吐息は、マスク200に設けられたリーク穴201から外に放出される。本実施形態の送風ユニット10は、全体として楕円球形状をしており、マスク200を装着した患者300が横臥した姿勢のまま姿勢変更したとき、例えば寝返りを打ったり、ホース20を支持した腕等を動かしたときには、ホース20とともに送風ユニット10も患者の姿勢やホース20を支持した腕等の動きに応じてその位置や姿勢が変更される。
本実施形態では送風ユニット10は患者300に接してはいるものの送風ユニット10自体は非固定である。したがって、送風ユニット10自体を患者300に固定した場合と比べ送風ユニット10の作動時の振動が患者300に伝わり難くなり、患者300の不快感を大幅に軽減することができる。
図4は、図1に外観を示した第1実施形態のCPAP装置の分解斜視図である。また、図5は、その第1実施形態のCPAP装置を斜め上から眺めたときの透視図、図6は、その第1実施形態のCPAP装置を側方から眺めたときの透視図である。
この第1実施形態のCPAP装置1Aは、図1に示すケース下部11aとケース上部11bとにより送風ユニット10のケース11が構成されている。
このケース11は全体として楕円球状となっているため、掛け布団を使用していても送風ユニット自体が移動し易い形状となっている。また、このケース11はプラスチック製であってその外面が滑らかに形成され、滑動し易くなっている。このケース11が転がったり滑ったり、あるいは掛け布団の使用状態が変化しても空気の吸入が妨げられないように、このケース11には複数の空気吸入口111が設けられている。
また、ケース上部11aには、操作ボタン181と表示画面182とからなるユーザーインターフェース18が備えられている。
そのケース11内には、エアフィルタ12、サイレンサ13、制御基板14、流量センサ15、圧力センサ16、吐出流路17、およびファンとしてのターボファン50が配置されている。
また、このCPAP装置1Aには、前述の通り、ホース20、バッテリーケース30、およびケーブル40が備えられている。
エアフィルタ12は、ケース11に設けられた空気吸入口111の直ぐ内側に配置され、空気吸入口111から吸入した空気中の塵埃を吸着するフィルタである。
また、サイレンサ13は、図4,図5に示すように曲がった空気流路131を有し、空気吸入口111から吸入した空気の吸入音を低減する消音機構としての役割を担っている。
ターボファン50は、ケース11の空気吸入口111から吸入しエアフィルタ12およびサイレンサ13を経由してきた空気を送り出すものである。
制御基板14は、医師や患者による初期設定、流量センサにより測定された流量や、圧力センサ16により測定された圧力に応じてターボファン50の回転設定速度を算出し、ターボファン50に向けてその回転速度で回転するよう指示するものである。
流量センサ15および圧力センサ16は、ターボファン50から送り出された空気の、それぞれ流量、および圧力を測定するセンサである。
さらに吐出流路17は、ターボファン50の空気吐出口542とケース11の空気吐出口112とを繋ぐ空気流路であり、空気吐出口112側の端部171は、ホース20との接続を担う部分となっている。
バッテリーケース30内には、図6に示すようにバッテリー301が内蔵されており、そのバッテリー301からの電力がケーブル40を経由して送風ユニット10に供給される。このバッテリーケース30には、内部のバッテリー301を充電するためのACアダプタ(不図示)が接続される接続端子302が備えられている。バッテリー301は、かなりの体積及び重量のある部品であり、送風ユニット10を小型、軽量にするために、ここでは送風ユニット10とは別体のバッテリーケース30を備え、ケーブル40で接続する構成を採用している。ただし、バッテリーケース30や大型のバッテリー301を備えずに、送風ユニット10にACアダプタを接続して動作させる構成としてもよい。
図7は、本実施形態のCPAP装置1Aの制御ブロック図である。
ここには、送風ユニット10からホース20を経由しマスク200を通って流れる空気流路AFと、送風ユニット10の制御システムが示されている。
前述の通り、送風ユニット10には、その空気流路AF上に、エアフィルタ12、サイレンサ13、およびターボファン50が配置されており、ターボファン50が回転すると空気吸入口111(例えば図6参照)から空気を吸入し、エアフィルタ12によりその空気中の塵埃が除去され、サイレンサ13により空気の吸入に伴う騒音が低減されて、ターボファン50の回転によりホース20を介してマスク200に送り込まれる。マスク200に送り込まれた空気は、患者の吸気動作により患者の気道に送り込まれ、患者の呼気動作により、リーク穴201を通って外部に吐き出される。
この送風ユニット10には、操作ボタン181と表示画面182(例えば図1参照)とからなるユーザーインターフェース18が備えられている。患者は、表示画面182を確認しながら操作ボタン181を操作し、固定モードとオートモードとの別、医師により指定されている、ターボファン50から送り出される空気の圧力範囲、ターボファン50のオン/オフのタイミング等を設定する。ここで、固定モードは、ターボファン50から送り出される空気の圧力を指定圧力に固定するモードであり、オートモードは、流量センサ15や圧力センサ16による流量や圧力の変化から患者の呼吸の状態を検出し、患者の呼吸の状態に応じて、指定された圧力範囲内で圧力を変化させるモードである。
ユーザーインターフェース18で設定された情報は、MPU(Micro Prosessing Unit)141に入力される。また、流量センサ15や圧力センサ16で測定された空気流量や空気圧力もMPU141に入力される。MPU141では、それらの情報を基にターボファン50の回転数を算出する。このMPU141における算出結果はモータ駆動回路142に伝達され、モータ駆動回路はその算出結果に基づいてターボファン50を駆動する。
これら流量センサ15、圧力センサ16、およびMPU141は、送風ユニット10に内蔵された制御基板14に搭載されている。この制御基板14にはバッテリー301から電力が供給されて、電力が必要な各部に分配される。また、モータ駆動回路142は、ターボファン50と一体に備えられた回路基板514(例えば図7参照)に搭載されている。
本実施形態のCPAP装置1Aは、ファンとして、空気動圧軸受を備えたターボファン50を採用していることである。本実施形態のCPAP装置1Aは、このことによって送風ユニット10を大幅に小型化、軽量化することに成功している。
ここで、本実施形態のCPAP装置1Aで採用されている空気動圧軸受を備えたターボファンについて説明する。ここで説明するターボファンは、動作原理上は、前掲の特許文献2,3に開示されたものと同じである。
図8は、第1実施形態のCPAP装置で採用されているターボファン50の外観斜視図、図9は、そのターボファン50の平面図である。
また、図10,図11は、そのターボファン50を、それぞれ斜め上方および斜め下方から見た分解斜視図である。
さらに、図12は、ターボファン50の部品であるブレード529を示した図である。図12(A)、(B)、(C)は、それぞれ平面図、側面図、底面図である。
さらに、図13は、ターボファン50の、図9に矢印A−Aで示す向きの断面図である。
ここでは、図13の断面図を中心とし、必要に応じて他の図を参照しながらこのターボファン50の構造について説明する。
このターボファン50は、図10,図11に示す通り、大きく分けて、固定子51、回転子52、および上カバー53で構成されている。
固定子51は、円環状のシャフトベース511を基盤とし、その円環状のシャフトベース511の中央の穴511aにシャフト512の下部が嵌り込んで固定されている。このシャフト512の上端部512aは小径に形成されていて、その上端部512aが嵌り込むように円環状のスラストマグネット(内側)513が固定されている。また、シャフトベース511の上には回路基板514が置かれている。この回路基板514にはシャフト512を通す穴514aが形成されていてシャフト512を取り巻くように広がっている。また、この回路基板514はその一部が外側に食み出すように広がっていて、その食み出た部分には外部回路との接続用のコネクタ515が配置されている。
また、この回路基板514の上には、シャフト512から少し離れてそのシャフト512を取り巻く円環状のコイルベース516が置かれている。このコイルベース516には、周回方向複数箇所に、回路基板514に設けられた穴514bに入り込んでシャフトベース511に支えられる脚部516aが設けられている。すなわち、このコイルベース516は、脚部516aでシャフトベース511に支えられて全体としては回路基板514の上面を、シャフト512を中心にして一周する形状となっている。
さらにこのコイルベース516上には、全体として円筒形に形成されたコイル517が乗り、そのコイル517の下端がコイルベース516に固定されている。このコイル517には、三相パルス電力が供給される。
また、このシャフトベース511には、ケース518がネジ519でネジ止めされている。
回転子52は、ハブ521を基盤としている。このハブ521の上部には、穴521aが形成されており、その穴521aの縁には円環状のスラストマグネット(外側)522が固定されている。このスラストマグネット(外側)522の内周面は、極めて狭い間隙を隔ててスラストマグネット(内側)513の外周面と対面しており、互いの磁力どうしの吸引力で焼結体541とシャフト上端部512aのスラスト方向の接触が避けられている。
また、このハブ521には、円筒状のスリーブ524が固定されている。このスリーブ524の内周面は、シャフト512の外周面と対向しており、スリーブ524とシャフト512との間にμm単位の極めて狭い間隙が形成されている。
このスリーブ524の外周面にはマグネット525が固定されそのマグネット525の外周面には補強リング526が張り付けられている。このターボファン50の回転子52は高速で回転するためマグネット525が遠心力で割れるおそれがあり、補強リング526はその割れを防止するためのものである。この補強リング526の外周面は狭い空間を挟んでコイル517の内周面と対面している。さらに、そのコイル517の外周面側には、そのコイル517との間に間隔を空けてバックヨーク527が配置されている。このバックヨーク527は、マグネット525とともに磁気回路を形成しコイル517との相互作用を高める役割を担っている。このバックヨーク527の下部には、バランスリング528が固定されている。このバランスリング528は、回転子52が回転した時のバランスを調整するための部材である。
また、ハブ521には、その上部にブレード529(図11を合わせて参照)が固定されている。ブレード529は、回転子52の回転により空気を送り出す部品である。
さらに、このブレード529の中央下部には、焼結体541が固定されている。この焼結体541は、固定子51と回転子52との間の空隙にダンパー効果を持たせるためのもので、回転子52がスラスト方向に移動しようとした際に、このダンパー効果により回転子52の急激な移動を抑制することができるため、回転子52が、固定子51に対して非接触で高速回転することを可能としている。また、この焼結体541は、固定子51のシャフト512の上端部512aと対面する位置にある。これは、この焼結体541に、例えば空気送出側の空気抵抗が高まってブレード529の上下で圧力差が生じブレード529がその圧力差によって固定子51側に移動したときに、焼結体541をシャフト512の上面に突き当ててブレード529等の破損を防止する役割を担っている。また、ブレード529には、バイパス穴529aが形成されている。このバイパス穴529aは、空気送出側の空気抵抗が高まったり空気取入れ側が塞がれたときに、そのバイパス穴529aを空気が流れ、ブレード529の内側と外側との間の圧力差を低減し、ブレード529等の移動を抑制する役割を担っている。
図10,図11に示すように、上カバー53にはその上部に空気取入口531が設けられ、側部には固定子51側の半円筒部542aと共同して筒状の空気吐出口542を形成する半円筒部542bが形成されている。この上カバー53は、その側面に下に突出させて形成された係止部533に設けられた係止穴533aと固定子51のケース518の側面に形成された係止突起543が嵌り合うことにより、固定子51のケース518に、ブレード529との間に間隔を少し空けた状態に固定される。この上カバー53の中央には、下向きに露出したストッパ532が設けられている。このストッパ532は、例えば空気取入口531が塞がれたり、あるいはさらに上流側が塞がれて空気取入口531に空気が流入しない状態が生じたときにブレード529の内外の圧力差により回転子52が浮き上がりぎみとなるが、このときにブレード529の上部中央をこのストッパ532に突き当てることによりブレード529の破損を防ぐためのものである。
このターボファン50は以上の構造を備えたものであり、コイル517に三相パルス電力が印加され、回転子52は、その三相パルスの繰返し周波数に応じた回転数で回転する。
ここで、このターボファン50は固定子51と回転子52との間が非接触であってそれらの間に空気動圧軸受を備えた構造であり、高速回転に適し、小径かつ軽量でCPAP装置として必要な風量を作り出すことができるファンである。
尚、ここでは空気動圧軸受を備えたターボファン50について説明したが、本発明のCPAP装置で採用することが可能なファンは必ずしも空気動圧軸受を備えたものである必要はなく、固定子と回転子との間に油が充填されたものなど、一般に流体動圧軸受を備えたものであってもよく、さらには、流体動圧軸受ではなく、ボールベアリング等の一般の軸受を備えたものであってもよい。
次に、上述の第1実施形態の変形例について説明する。尚、これ以降に説明する図には、分かり易さのため、形状等の相違があっても第1実施形態のCPAP装置を形成する部品等に機能的に対応する部品等には、上述の第1実施形態の説明に用いた各図に付した符号と同一の符号を付して示し、各実施形態に特徴的な構成部分についての説明にとどめる。
図14は、上述の第1実施形態の第1変形例のCPAP装置の使用状態を示した図である。
上述の第1実施形態のCPAP装置は、図2,図3に示すように、ホース20の途中部分に患者300の胸ポケットに支持させる支持具91が採用されているが、この第1変形例ではホース20の途中部分を患者300の襟に支持させる支持具92が採用されている。
図15は、第1変形例で採用される支持具の一例を示した図である。
この支持具92は、患者の着衣の襟を挟む襟クリップ金具921と、面ファスナ(図示せず)付きのホース固定帯922とを有する。この襟クリップ金具921で患者の着衣の襟を挟み、ホース固定帯922をホース201に巻いて、そのホース固定帯922を面ファスナで固定する。こうすることにより図14に示すようにホース20途中部分が患者の着衣を介して患者に支持される。
図16は、上述の第1実施形態の第2変形例のCPAP装置の使用状態を示した図である。
この第2変形例ではホース20の途中部分を患者300の腕に支持させる支持具93が採用されている。
この支持具93は、患者の腕に巻く固定腕帯931と、ホースを固定するホース固定帯932とを有する。固定腕帯931は腕に、ホース固定帯932はホースにそれぞれ巻かれいずれも面ファスナで固定される。
このように、第1実施形態のCPAP装置1Aは、支持具に応じて患者の様々な部位に固定される。
次に、この第1実施形態における、別の観点からの変形例を説明する。
図17は、第1実施形態の第3変形例を示す図である。
この図17に示す送風ユニット10のケース11には、図1に示す第1実施形態と同様に、ホース20から離れた側において周回方向に並ぶ複数の空気吸入口111が設けられている。
この図17に示す第3変形例においてはさらに、隣接する空気吸入口111どうしの間に突起113が設けられている。この突起113により、この送風ユニット10に例えば布や布団のような柔らかなものがこの上に被さっても空気吸入口111が塞がれるのが防止される。
図18は、第1実施形態の第4変形例を示す図である。また、図19は、図18に示す第4変形例の空気吸入口の分解斜視図である。
この第4変形例の送風ユニット10には、大口径の空気吸入口111が設けられており、図19に示すように、エアフィルタ12等を取り外すとその空気吸入口111にはケース11の内部のサイレンサ13があらわれる構造となっている。この空気吸入口111から吸入した空気はサイレンサ13の空気流路131を通って内部に送り込まれる。この空気吸入口111にはエアフィルタ12が当てがわれ、そのエアフィルタ12がメッシュ状の多数の孔を有する表面フィルタ部材19で覆われる。
この構造の場合、表面フィルタ部材19の全域どこからでも空気が取り込まれるため、通常の使用状態において空気の吸入が妨げられることが防止される。
図20は、第1実施形態の第5変形例を示す図である。また図21は、図20に示す第5変形例の送風ユニットの断面斜視図である。
図20には、ケース11およびそのケース11に設けられている複数の空気吸入口111がその周囲を覆う外殻ケース表皮713を透視して示されている。
外殻ケース71は、本発明にいうガード部の一例に相当する部材である。この外殻ケース71は、ケース11から離間した位置にある外部ケース骨711のところどころが外部ケースステー712で支えられており、さらにその外部ケース骨711を覆うようにスポンジ状の、多孔質素材からなる外殻ケース表皮713が配置されている。この外殻ケース表皮713はそのどこからでも空気を吸入することができ、吸入した空気はケース11の表面に沿って流れてケース11の空気吸入口111から内部に吸入される。
この第5変形例の構成によっても、布や布団等で空気の吸入が妨げられる事態が阻止される。
尚、図20,図21に示す第5変形例の場合、例えば図1に示すユーザーインタフェース18を構成する操作ボタン181の操作や表示画面182の視認が妨げられるときは、図25に示すようなリモートコントローラ60を備えた構成としてもよい。
図22は、第2実施形態のCPAP装置の外観斜視図である。
また図23は、図22に示す第2実施形態のCPAP装置の送風ユニットを透視して示した斜視図である。ただし、この図23にはサイレンサは図示省略されている。さらに図24は、その第2実施形態のCPAP装置の送風ユニットの断面図である。
この第2実施形態のCPAP装置1Bの送風ユニット10のケース11は楕円面等の凸曲面に形成された船形底面115と、ほぼ平坦な上面116を有する。空気吸入口111は、その上面116に設けられている。
この空気吸入口111から流入した空気は、サイレンサ13に設けられている、図24に示すように曲がりくねった空気流路131を通り、ターボファン50により吹き出される。
この送風ユニット10は、可動ジョイント80を介してホース20に接続されている。この可動ジョイント80は、垂直軸回りに回転自在なジョイントである。
この第2実施形態の場合、ターボファン50等の重量のある部品はケース11の底部に配置され、重量が軽く寸法が大きなサイレンサ13をケース11内の上部に配置されている。このため、この送風ユニット10は、揺れ動いても逆さにはなり難い構造となっている。
この第3実施形態のCPAP装置1Bの送風ユニット10も、前述の第1実施形態のCPAP装置1Aの送風ユニットと同様、固定されずにホース20の、支持具よりも先端の部分で支持された状態で使用される。
この第2実施形態の場合、顔面にマスク200(図2参照)を装着して横臥した姿勢にある患者の頭部が動くと、その動きに伴ってホース20が動くことになるが、このときの頭部の動きのように小さな動きのときは、可動ジョイント80(図22参照)で患者の動きに追随ホース20の動きを吸収することによって、非固定状態の送風ユニット10まではその動きを伝達させずに済ますこともでき、患者が寝返りを打ったり、ホース20を支持した腕等を動かすなどの大きな動きを伴うときは、送風ユニット10が滑べったり移動することで患者の動きに追随する。
このように、本発明のCPAP装置の送風ユニットは、患者の動きに合わせて転がるように構成してもよく、あるいは滑べるように構成してもよい。
図25は、第3実施形態のCPAP装置の使用状態を示した図である。
この第3実施形態のCPAP装置1Cは、送風ユニット10を、起き上がった姿勢における患者300の頭の上であって、頭から離れた位置に支持させる構成を備えたものである。
このCPAP装置1Cの支持具94は、マスク200を頭部に固定する2本のベルト211,212のうちの頭頂部寄りのベルト212に両端が支持されるヘッドギア941と、ホース20を支持して自らはヘッドギア941に固定されるヘッドギア固定具942とを有する。
図26は、ヘッドギア固定具の構成を示した図である。
ヘッドギア941の表面は面ファスナが形成されている。ヘッドギア固定具942の、ヘッドギア941に接する面942aにも面ファスナが形成されており、その面942aをヘッドギア941に押し当てることによりヘッドギア固定具942がヘッドギア941に固定される。
ヘッドギア固定具942は、図26に示すよにホース20を支持する構造となっている。
本実施形態のCPAP装置1Cは、図26に示す支持具94が採用され、送風ユニット10は、ホース20によって、患者300の頭部の上であって頭部から離れた位置に支持される。
このCPAP装置1Cの場合、上述の第1実施形態および第2実施形態のCPAP装置1A,1Bと比べ、さらに短いホースを採用することができ、取扱い性および患者の負担軽減が図られる。
また、図25に示すように、この第3実施形態のCPAP装置1Cには、リモートコントローラ60が備えられている。このリモートコントローラ60には、操作ボタン611と表示画面612とからなるユーザーインターフェース61が備えられている。
図27は、図25に示す第3実施形態のCPAP装置の制御ブロック図である。この図27は、上述の第1実施形態のCPAP装置1Aにおける、図7に対応する図である。
図27に示すコントローラ60には、図25にも示されているユーザーインターフェース61と、さらに制御部62、指示信号生成部63、および通信モジュール64が備えられている。
ユーザーインターフェース61は、図25に示す通り、患者により操作される操作ボタン611と患者に情報を与える表示画面612とからなる。このユーザーインターフェース61では、前述の第1実施形態のCPAP装置1Aの送風ユニット10に備えられていたユーザーインターフェース18の場合と同様、患者により、固定モードとオートモードとの別、空気の圧力範囲、ターボファン50のオン/オフのタイミング等が設定される。
制御部62は、ユーザーインターフェース61の操作情報を受け取って設定信号生成部に送り、また、表示画面612を制御する役割を担っている。
この図27における送風ユニット10は、図7に示されている送風ユニットと比べ、ユーザーインターフェース18が除かれている点と、コントローラ60との間で無線通信を行なう通信モジュール143が追加されている点が異なっている。
設定信号生成部63では、ユーザーインターフェース61で指示された情報を表わす設定信号が生成される。その生成された設定信号は、送風ユニット10の通信モジュール143との間で無線通信を行なう通信モジュール64により、送風ユニット10に無線送信される。
送風ユニット10側では、リモートコントローラ60から送信されてきた設定信号が通信モジュール143によって受信され、その設定信号による設定内容がMPU141に伝えられる。以降の処理は前述の第1実施形態のCPAP装置1Aと同様であり、重複説明は省略する。
図28は、第3実施形態の第1変形例を示す分解斜視図である。
この第3実施形態の第1変形例では、板状の基部951と、左右の係止部952と、ホース固定部953とを有する支持具95が採用されている。左右の係止部952は、マスク200の、本来はベルト装着用である左右の孔220に差し込まれてマスク200に固定される部分である。基部951には、その左右に孔951aが形成されている。マスク200の患者頭部へのベルト装着にあたっては、マスク200の孔220に代わり、この基部951の孔951aが用いられる。
また、この支持具95のホース固定部953は、ゴム製の帯状であってその両端が基部951に固定されていてリング状となっている。ホース20は、このホース固定部953のリングに挿通されてこの支持具95に支持される。
この第1変形例の場合、図25の形態と比べホース20をさらに短縮化することが可能である。
図29は、第3実施形態の第2変形例のCPAP装置の装着状態を示した図である。また図30は、図29に示す第3変形例における支持具の、マスクへの取付方法の説明図である。
この支持具96は、ある程度剛性があり力を加えることにより、患者300の頭の形状や使用感に合わせて適宜曲げ角を調整することが可能な、例えば樹脂や金属の薄板等で作られている。
この支持具96は板状に延びる基板961と、その基板961の両側から立ち上がる横壁962と、一方の横壁962からさらに立ち上がるホース抑え片963と、マスク200への固定用のマスク固定部964とを有する。
この支持具96は、マスク固定部964がマスク200に設けられた孔230に挿通されてその孔230を形成している腕部231に巻き付けられることにより、マスク200に支持される。ホース20は、基板961と横壁962に沿うように配置され、ホース抑え片963がホース20に巻き付くように曲げられることによりこの支持具96に図29に示すように支持される。
このような支持具96を用いて、送風ユニット10を、図29に示すように患者の頭部の上に、頭部から離して支持してもよい。
図31は、本発明の第4実施形態のCPAP装置の使用状態を示した図である。
この第4実施形態のCPAP装置1Dは、スタンド971と、そのスタンド971からホース20を吊り下げる吊り帯972とを有する。
この支持具97を使った場合、送風ユニット10は、ホース20の吊り帯972に支持された箇所を支点にして患者300の動きに追随するとともに、スタンド971の支柱を水平方向に回動自在としておくことにより、患者300の大きな動きにも追随することができる。
このように、本発明のCPAP装置は、ホース20を患者以外に支持させる支持具を備えたものであってもよい。例えば図3や図15に示す支持具91,93は、ホース20の途中部分を患者に支持するための支持具であるが、これらの支持具91,93を、例えば図30に示すように患者の身体以外に支持させる支持具として兼用させてもよい。
1A〜1D CPAP装置
10 送風ユニット
11,518 ケース
11a ケース下部
11b ケース上部
12 エアフィルタ
13 サイレンサ
14 制御基板
15 流量センサ
16 圧力センサ
17 吐出流路
18 ユーザーインタフェース
19 表面フィルタ部材
20 ホース
30 バッテリーケース
40 ケーブル
50 ターボファン
51 固定子
52 回転子
53 上カバー
60 リモートコントローラ
61 ユーザーインタフェース
62 制御部
63 設定信号生成部
64 通信モジュール
71 外殻ケース
80 可動ジョイント
91,93,94,95,96 支持具
111 空気吸入口
112 空気吐出口
113 突起
115 船形底面
116 上面
141 MPU
142 モータ駆動回路
143 通信モジュール
181 操作ボタン
182 表示画面
200 マスク
211,212 ベルト
230,951a 孔
300 患者
301 バッテリー
511 シャフトベース
511a 穴
512 シャフト
512a 上端部
513 スラストマグネット(内側)
514 回路基板
514b,521a 穴
515 コネクタ
516 コイルベース
517 コイル
519 ネジ
521 ハブ
522 スラストマグネット(外側)
524 スリーブ
525 マグネット
526 補強リング
527 バックヨーク
528 バランスリング
529 ブレード
529a バイパス穴
532 ストッパ
533 係止部
533a 係止穴
541 焼結体
542 空気吐出口
542a 半円筒部
543 係止突起
611 操作ボタン
612 表示画面
711 外部ケース骨
712 外部ケースステー
713 外殻ケース表皮
911 ポケットクリップ金具
912,922,932 ホース固定帯
921 襟クリップ金具
931 固定腕帯
941 ヘッドギア
942 ヘッドギア固定具
951 基部
952 左右の係止部
953 ホース固定部
961 基板
962 横壁
963 ホース抑え片
964 マスク固定部
971 スタンド
972 吊り帯

Claims (8)

  1. 空気吸入口と空気吐出口とを有する筐体と、該空気吸入口から空気を吸入して前記空気吐出口から送り出すファンとを有する送風ユニット、
    空気取入口を有し患者の鼻を覆うように該患者頭部に取り付けられて該空気取入口から取り入れた空気を該患者の気道に供給するマスクと、該マスクの該空気取入口と前記送風ユニットの空気吐出口とを繋ぎ該空気吐出口から送り出された空気を該空気取入口から該マスクに送り込むホース、および
    前記ホースを支持するとともに、患者の横臥時の姿勢変更に随伴して位置ないし姿勢が変更される状態に該患者に支持される支持具を備え、
    前記送風ユニットは、前記ホースの、前記支持具と該送風ユニットとの間の部分で支持されて、送風ユニットそのものは非固定とし、さらに
    前記支持具が、該支持具と前記送風ユニットとの間の前記ホースの長さが該患者の横臥時の姿勢変更に伴って該送風ユニットに力を及ぼす長さに設定された位置で該ホースを支持し、該送風ユニットが該力を受けて転がる形状を有し、該送風ユニットが転がりを含んで位置又は姿勢を変更するものであることを特徴とするCPAP装置。
  2. 前記送風ユニットが、略回転体形状を有することを特徴とする請求項1記載のCPAP装置。
  3. 前記送風ユニットが、略楕円体形状を有することを特徴とする請求項2記載のCPAP装置。
  4. 前記ファンが、流体動圧軸受を備えたファンであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のCPAP装置。
  5. 前記送風ユニットがさらに、無線通信により指示を受けて該指示に基づいて前記ファンを制御する制御回路を備え、
    前記CPAP装置がさらに、前記制御回路に向けて無線通信で指示を与えるリモートコントローラを備えたことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のCPAP装置。
  6. 前記空気吐出口と前記ホースとの間に可動ジョイントを備えたことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載のCPAP装置。
  7. 前記筐体が、複数の空気吸入口を有するものであることを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項記載のCPAP装置。
  8. 前記筐体が、前記空気吸入口の閉塞を防ぐガード部を有することを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項記載のCPAP装置。
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