JP2013150664A - スクリーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レールに沿って摺動自在のフックに係止させて開閉自在とするスクリーンを、簡易な手段で建物開口部にできるだけ隙間が生じないように張設する。
【解決手段】建物開口部枠2の上枠2aに接して設置され、スクリーン7の上端部のフック25を摺動自在に係合させる係合溝12を設けたレール10を、その長手方向に沿う一方の側面11bがスクリーン7の上端部を当接させる平坦な当接面であり、該レールの内部に収容したスプリング20の付勢力により、建物開口部枠2の左右縦枠2b,2c間に突っ張り状態で固定可能にする。上記フックは、該係合溝に係合する支持部26にスクリーンの上端を係止させる係合鉤27を設け、該係合鉤の先端を延長してスクリーンの上端部をレールの当接面に沿って面接触させる保持杆部28を連設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、玄関ドアや勝手口ドア等の内側に設置するのに適し、防虫、断熱、目隠し、装飾等に有効に利用できるスクリーン装置に関するものである。
網体やカーテン等のスクリーンを建物開口部の上部に架設したレールに摺動自在のランナーによって吊下する場合に、該ランナー自体の形状を工夫して、上記スクリーンの上端と開口部枠の上内面との間に隙間が生じないように保持することは、例えば、特許文献1において提案されている。
しかしながら、スクリーンの上端を開口部枠の上内面に単に突き当てた状態に保持するのでは、該スクリーン自体が剛性を有するものではないために、その姿勢が極めて不安定であって、それらが撓んだ状態になったり、風による揺らぎで湾曲あるいは屈曲して垂れ下がり、それによって、防虫網として使用する場合には虫が侵入する空隙が生じたり、断熱効果を低下させたり、また、スクリーンが見苦しいものになったりするなどの問題がある。
特開10−220145号公報
本発明の技術的課題は、レールに沿って摺動自在のフックに係止させて開閉自在とするスクリーンを、簡易な手段で建物開口部に設置するに当たり、該建物開口部の上枠に接するように設置されるレールに張設状態にあるスクリーンの上部を面接触させることにより安定的な密接状態を保持させ、該スクリーンが撓んだ状態になったり、風による揺らぎで湾曲あるいは屈曲して垂れ下がったりすることがなく、従って虫が侵入する空隙が生じたり、断熱効果を低下させたり、また、スクリーンが見苦しいものになったりすることがないようにしたスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、建物開口部枠の上枠に沿って、該上枠に接して設置され、該上枠の長手方向に沿ってスクリーンの上端部を係止させる多数のフックを摺動自在に係合させる係合溝を設けたレールを備え、該レールは、その長手方向に沿う一方の側面が、上記フックに係止させたスクリーンの上端部を当接させる平坦な当接面であり、上記レールは、その内部に収容したスプリングの付勢力により、両端を建物開口部枠の左右縦枠間に突っ張り状態で固定可能に構成され、上記レールの係合溝に沿って摺動する各フックは、該係合溝に摺動自在のフックの支持部に、スクリーンの上端に沿って列設した係止孔に嵌入係止させる係止鉤を設けると共に、該係止鉤の先端を延長して、該係止鉤に吊下したスクリーンの上端部を上記レールの当接面に沿って面接触させる保持杆部を連設していることを特徴とするスクリーン装置を提供するものである。
本発明に係るスクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記レールが、長手方向に沿う下端部に上記フックの支持部を摺動自在に係合させる係合溝を備えた型材からなるレール本体と、該レール本体の一端に嵌着固定され、外端面に建物開口部枠の縦枠に形成されたレールの支持面部に対する突当て面が形設された固定エンド部材と、該レール本体の他端に嵌着した端蓋に対してレールの長手方向に摺動自在に、且つ該端蓋との間に上記スプリングを縮設して嵌挿され、外端面に建物開口部枠の縦枠に形成されたレールの支持面部に対する突当て面が形設された可動エンド部材とを備えたものとして構成される。
上記可動エンド部材におけるレール本体に外嵌して摺動する可動部材の外筒には、吊下するスクリーンの端部を該レール本体との間で弾性的に保持するクリップ状部を連設することができる。
本発明に係るスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記レールの建物開口部枠における縦枠への固定が、左右の縦枠自体の対向位置にそれぞれ設定されたレールの支持面部に対して、上記レールの固定エンド部材及び可動エンド部材の各突当て面を、上記スプリングの付勢力で弾性的に突き当てることによって行う縦枠内側への固定態様と、上記左右の縦枠の開口側縁の上端部の対向位置を支持面部として該支持面部に保持されるブラケットを用い、該ブラケットは、該支持面部に当接保持させる取付部と、上記レールの側面を上記建物開口部枠の上枠の外側に当接する位置に保持して、該レールの固定エンド部材及び可動エンド部材の各突当て面が上記スプリングの付勢力で弾性的に突き当てられるレール受け部と、上記取付部とレール受け部とを一体的に連結する張出腕部とにより形成されたものとし、一対の上記ブラケットのレール受け部にレールの固定エンド部材と可動エンド部材とをそれぞれ固定し、上記レール内のスプリングの付勢力で両ブラケットの取付部を上記支持面部に弾性的に突き当てることによって行う縦枠外側への固定態様とを選択的に採用可能に構成される。
上記スクリーン装置においては、上記レールにおける固定エンド部材及び可動エンド部材の突当て面、並びに上記ブラケットの取付部における縦枠の支持面部への突当て面に、それぞれ軟質合成樹脂からなるすべり止め部材を付設するのが望ましい。
また、本発明に係るスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記レールの係合溝に沿って摺動する上記フックの支持部が、該係合溝の開口幅より小さい幅で該係合溝の開口の両側縁に係合する長さを有していて、その中央部に上記係合溝の開口を通して下方に導出される係止鉤が、該支持部の長手方向を含む平面内で湾曲する平面状に形成して連接されており、該係合鉤は上記係合溝の下方にスクリーンの係止孔を嵌入係止させる最下湾曲点を有し、該係止鉤の先端側のスクリーンをレールの当接面に押圧保持するように湾曲させた保持杆部の手前に、上記最下湾曲点から保持杆部側にスクリーンが移動するのを制限する突部が形成され、それらが弾性変形する合成樹脂で一体に形成されたものとして構成される。
更に、上記フックが、弾性的に変形可能な合成樹脂で一体に形成され、上記弾性的な変形によって、上記レールの係合溝の開口を通して該フックの支持部を該係合溝に係脱自在に形成することもできる。
以上に詳述した本発明のスクリーン装置によれば、レールに沿って摺動自在のフックに係止させて開閉自在とするスクリーンを、簡易な手段で建物開口部に設置するに当たり、該建物開口部の上枠に接するように設置されるレールに張設状態にあるスクリーンの上部を面接触させることにより安定的な密接状態を保持させ、該スクリーンが撓んだ状態になったり、風による揺らぎで湾曲あるいは屈曲して垂れ下がったりすることがなく、従って虫が侵入する空隙が生じたり、断熱効果を低下させたり、また、スクリーンが見苦しいものになったりすることがないようにしたスクリーン装置を得ることができる。
本発明に係るスクリーン装置を建物開口部枠内において縦枠自体に設置した状態を示す斜視図である。 上記スクリーン装置におけるスクリーンを取り外した状態の要部斜視図である。 上記スクリーン装置におけるスクリーンをフックによりレールに吊下した状態の横断面図である。 上記フックの背面図である。 (A)は、上記レールにおける可動エンド部材を取り付けた部位の拡大断面図、(B)は上記(A)と同一部位のスプリングが圧縮された状態を示す拡大断面図である。 上記図5の(A)におけるX−X矢示位置での断面図である。 上記レールに取り付ける固定エンド部材の斜視図である。 上記スクリーン装置をブラケットにより建物開口部枠の上枠の外側に当接する位置に設置した状態を示す斜視図である。 上記スクリーン装置の図8の取付状態におけるスクリーンを取り外した状態の要部斜視図である。 上記ブラケットを用いてスクリーン装置を建物開口部に設置する手法を説明するための平面図である。 上記ブラケットを用いてスクリーン装置を建物開口部に設置した状態を示す平面図である。 上記ブラケットの斜視図である。
図1〜図7は、本発明に係るスクリーン装置1を建物開口部枠2内において一対の縦枠2b,2c間に直接的に設置する場合の構成を例示し、図8〜図12は、上記スクリーン装置1をブラケット5により建物開口部枠2の上枠2aの外側に当接する位置に設置する場合の構成を例示している。
このスクリーン装置1は、玄関ドアや勝手口ドア等の内側に設置するのに適し、防虫、断熱、目隠し、装飾等に有効に利用できるものであるが、それらに限るものではない。
また、上記スクリーン装置1は、その設置を専門業者に依頼しなくても、ユーザー自身が簡易に設置できる構成を備え、特に、建物開口部枠2にねじや釘を打つことなく設置可能にするものである。
上記スクリーン装置1は、上述したように、建物開口部枠2内において上枠2aに沿うように一対の縦枠2b,2c間に直接的に設置し、あるいは、上記ブラケット5により建物開口部枠2の上枠2aの外側に当接させて設置できるものであるが、いずれの場合においてもスクリーン装置1自体の構成は変わるところがない。ここでは、まず、図1〜図7を参照して、そのスクリーン装置1の構成について説明する。
このスクリーン装置1は、図1から分かるように、それを構成する主要素として、建物開口部枠2の上枠2aに沿って、該上枠2aに接して設置されるレール10と、該レール10における係合溝12に摺動自在に係合させる多数のフック25と、該フック25に係止させるスクリーン7とを備えている。
スクリーン装置1における上記レール10は、図3及び図6に示すように、長手方向に沿う下端部に上記フック25を摺動自在に係合させる係合溝12を備えた金属型材からなる一定断面形状のレール本体11と、該レール本体11の一端に嵌着固定される図7に示すような固定エンド部材13と、図2及び図5,6に示すように、該レール本体11の他端に嵌着した端蓋17、及び該端蓋17の周囲に外嵌し、該端蓋17に対してレールの長手方向に摺動自在に、且つ該端蓋17との間に上記スプリング20を縮設して嵌挿された可動部材18からなる可動エンド部材16とを備えている。上記レール本体11は合成樹脂製であってもよい。
上記レール10を形成する各部材の構成を更に具体的に説明すると、図2及び図3に示すように、上記レール本体11は、その上面11aを建物開口部枠2の上枠2aの下面に当接して取り付けるための平面とし、また該レール本体11の長手方向に沿う一対の側面11b,11cを、上記上面11aの両側から垂直に垂下する平面とし、それらの側面11b,11cの下端を円弧状曲面によって繋ぎ、その下端に多数のフック25を摺動自在に係合させる上記係合溝12の開口12aを設けている。従って、図6において明瞭なように、上記レール本体11は、その中心線、つまり上記係合溝12の開口12aの中心線の両側において対称形をなしている。
上記レール本体11の一方の側面11bは、ここでは上述のように平面としているが、上記フック25に係止させたスクリーン7の上端部を該フック25の作用により面接触させる平坦な当接面であることが必要であり、また、他方の側面11cは、図8及び図9等によって後述するように、上記上枠2aの外面に接して配設可能な面であることが必要であり、いずれも上記平面に形成しても差し支えないものであるが、スクリーン7の当接面あるいは上枠2a外面への当接面として使用できるものであれば、上記平面に限るものではない。また、レール本体11の両側面11b,11cを上記いずれの当接面としても利用できる図3及び図6のような平面にしておけば、スクリーン装置1の設置に際してレール本体11の向きを考慮する必要がない。
上記レール本体11の一端に嵌着固定する固定エンド部材13は、図7に示すように、レール本体11に外嵌する筒状部14aと該レール本体11の周壁内に嵌装できる連結筒部14bとを合成樹脂で一体に成形した部材本体14を備え、該部材本体14の外端面に軟質合成樹脂からなるすべり止め部材15を付設して、建物開口部枠2の縦枠2bまたは縦枠2cに形成されたレール10の支持面部2d,2e(図2参照)に対する突当て面を形設したものである。この固定エンド部材13は、レール本体11における一端に連結筒部14bを嵌入すると共に、該レール本体11の端部に筒状部14aを外嵌させ、それらをレール本体11の端部に対して圧入することにより取り付けられるものである。なお、上記すべり止め部材15を省略して、部材本体14自体の外端面にレール10の支持面部2d,2eに対する突当て面を形設することもできる。
また、上記レール本体11の他端に取り付ける可動エンド部材16は、図5の(A)及び(B)並びに図6に示すように、レール本体11の端部に嵌着可能で中央に円筒状の嵌挿孔17aを有する端蓋17と、該端蓋17の嵌挿孔17aに対してレール本体11の長手方向に摺動自在に嵌挿される内筒18bを備えると共に、レール本体11の端部に摺動自在に外嵌する外筒18aを備えた可動部材18と、該可動部材18と上記端蓋17との間に縮設したスプリング20によって構成されたものである。なお、上記外筒18aは上面側のみが開いた筒状をなすものである。
上記スプリング20は、具体的には、上記可動部材18の内筒18bの内端と、上記端蓋17の嵌挿孔17aの内端に該孔17aを横切る状態で架設したばね受け17bとの間に縮設したものである。該スプリング20によって可動部材18をレール本体11から脱出する方向に付勢しているので、図5の(A)及び(B)から分かるように、可動部材18の外筒18aに端蓋17の一部と係合して可動部材18がレール本体11から脱出するのを抑止する鉤部18cを設けている。また、図5の(A)及び(B)に示すように、可動部材18の内筒18bが上記端蓋17の嵌挿孔17a内に押入されたときに、該内筒18bがばね受け17bと干渉するのを避けるため、該内筒18bにばね受け17bとの接触を避ける切り込み18dを設けている。更に、図1及び図6から分かるように、上記可動部材18におけるレール本体11に外嵌して摺動する外筒18aには、レール10に吊下するスクリーン7の端部を該レール本体11との間で弾性的に保持するクリップ状部18eを連設している。
この可動エンド部材16においても、可動部材18の上記外筒18aと内筒18bとを合成樹脂で一体に成形し、該可動部材18の外端面に、固定エンド部材13に付設したのと同形状の軟質合成樹脂からなるすべり止め部材15を付設して、建物開口部枠2の縦枠2bまたは縦枠2cに形成されたレール10の支持面部2d,2eに対する突当て面を形設しているが、該すべり止め部材15を省略して可動部材18自体の外端面にレール10の支持面部2d,2eに対する突当て面を形設することもできる。従って、この可動エンド部材16における突当て面は、固定エンド部材13におけるそれと同形状である。
上記構成を有するレール10を建物開口部枠2における縦枠2b,2c間に取り付けるには、レール本体11の端部に取り付けている可動エンド部材16の外端面の突当て面を建物開口部枠2の縦枠2b,2cの一方における支持面部2dまたは2eに突き当て、図5の(B)に示すようにスプリング20を圧縮して、レール本体11に取り付けた固定エンド部材13の突当て面を、縦枠の他方の支持面部に当接できる位置まで移動させて解放すればよく、これにより、建物開口部枠2の上枠2aに沿って設置されるレール10は、その内部に収容したスプリング20の付勢力により左右縦枠2b,2c間に突っ張り状態で固定される。
上述したレール10の係合溝12には、スクリーン7の上端部を係止させる多数のフック25を摺動自在に係合させるが、該フック25は、図3に明瞭に示すように該係合溝12に摺動自在に係合する支持部26に、スクリーン7の上端に沿って列設した係止孔7aに嵌入係止させる係合鉤27を設けると共に、該係合鉤27の先端を延長して、該係合鉤27に吊下したスクリーン7の上端部を上記レール本体11の当接面である側面11bに沿って面接触させる保持杆部28を連設している。
更に具体的に説明すると、上記フック25の支持部26は、図3及び図4に示すように、係合溝12の開口幅より小さい幅で該係合溝12の開口12aの両側縁に係合する長さをもつ短い棒状をなしていて、その中央部に、上記係合溝12の開口12aを通して下方に導出される係合鉤27の基部が連結され、そして、該係合鉤27は上記支持部26にその長手方向を含む平面内で湾曲する平面状に形成して連接されている。該係合鉤27は、上記係合溝12の下方にスクリーン7の係止孔7aを嵌入係止させる最下湾曲点27aを有し、しかも、該係合鉤27の先端側に連設してスクリーン7をレール本体11の当接面に押圧保持するように湾曲させた保持杆部28の係合鉤27側には、上記最下湾曲点27aに嵌入係止させたスクリーン7が保持杆部28側に移動するのを制限する突部28a,28bを設けている。具体的に、該突部28aの一対は、係合鉤27と保持杆部28との間において、保持杆部28の幅を係合鉤27の幅より拡大することにより該保持杆部28の端部に形成されたものであり、突部28bは、保持杆部28の係合鉤27に近い位置においてスクリーン7に向けて突出させて設けたものである。
上記フック25はかかる構成を有し、特に上記保持杆部28によりスクリーン7をレール本体11に面接触させるようにしているため、該レール本体11に安定的な密接状態に保持され、係合鉤27に係止孔7aを嵌入係止させたスクリーン7に風その他の外力が作用して該スクリーンの姿勢が乱れても、その外力が消失したときには、該スクリーン7の自重により該係合鉤27が図3に示すような本来の姿勢に復帰し、スクリーン7の上端がレール本体11の当接面に殆ど隙間がない状態で面接触することになる。上記スクリーン7は、少なくともその上端部にはギャザー、タックその他の襞や皺が生じる凹凸を設けていないもので、それを上記レール10に沿って張設したときには、その上端部がレールに沿って当接するものとして構成されたものである。
また、上記フック25は、弾性的に変形可能な合成樹脂で一体に形成され、そのため、支持部26の長手方向を係合溝12の開口12aの方向に合わせた状態で、上記弾性的な変形によって係合鉤27及び保持杆部28を側方に編寄させ、その状態で支持部26を係合溝12内に押入したうえで、係合溝12内で該支持部26を該係合溝12と直交する方向に転向させることにより、該フック25の支持部26を該係合溝12に係合させることができる。上記とは逆の手順でフック25を取り外すこともできる。
なお、上述したレール10に対するフック25の取り付けの手順は、レール本体11に固定エンド部材13及び可動エンド部材16を取り付けた後の状態での該フック25の取付手順であるが、レール本体11に対する固定エンド部材13及び可動エンド部材16の取り付け前においては、該フック25をレール本体11の端部から自由に挿入することができる。
以上においては、図1〜図7を参照して、スクリーン装置1を建物開口部枠2内で一対の縦枠2b,2c間に直接的に設置する場合について説明したが、上記スクリーン装置1は、図8〜図12に示すように、ブラケット5により建物開口部枠2の上枠2aの外側に当接する位置に設置することができる。但し、上記スクリーン装置1を建物開口部枠2の外側に当接する位置に設置する場合には、図8、図9及び図11に示すように、スクリーン7の両端が建物開口部枠2における左右縦枠2b,2cを覆うようにするのが望ましく、そのため、図1〜図7のような態様でスクリーン装置1を設置する場合に比して、レール本体11の長さ及びスクリーン7の横幅をそれだけ大きくしておく必要がある。
上記図1〜図7に示す上記スクリーン装置1の固定態様は、左右の縦枠2b,2c自体の内側面の対向位置にスクリーン装置1を固定するものであるため、ここではそれを縦枠内側への固定態様と呼び、また、図8〜図12の固定態様は、左右の縦枠2b,2cの外側に位置するようにスクリーン装置1を固定するものであるため、ここではそれを縦枠外側への固定態様と呼ぶことにする。
上記縦枠外側への固定態様において用いられる一対のブラケット5は、図8〜図12に示すように、建物開口部枠2の縦枠2b,2cにおける支持面部2d,2eにそれぞれ当接保持させる取付部30と、上記レール10を上記建物開口部枠2の上枠2aの外側に当接する位置にレール10を保持するように上記取付部30の側方に突出するように形成されたレール受け部31と、上記取付部30とレール受け部31とを一体的に連結する張出腕部32とにより形成されたものであり、それらを合成樹脂で一体に成形している。
上記取付部30は、縦枠2b,2cの支持面部2d,2eへの突当て面を、固定エンド部材13や可動エンド部材16にそれぞれ付設したのと同形状の軟質合成樹脂からなるすべり止め部材15を付設することにより形成しているが、該すべり止め部材15を省略して、取付部30自体に可動部材18自体の外端面にレール10の支持面部2d,2eに対する突当て面を形設することもできる。
また、上記レール受け部31は、該レール10における固定エンド部材13及び可動エンド部材16の各突当て面が上記スプリング20の付勢力で弾性的に突き当てられるものであるが、該レール受け部31にそれらの突当て面を受け入れる凹部31aを備え、該レール受け部31の中央に設けたねじ孔33を通して、該凹部31aに嵌入した固定エンド部材13及び可動エンド部材16の突当て面の孔34,35(図5及び図7参照)に対してねじ36を螺挿することにより、それらを一体化して、レール10の設置状態の安定化を図れるようにしている。
なお、上記レール受け部31における固定エンド部材13及び可動エンド部材16の各突当て面を受け入れる凹部31aは、取付部30側の壁面を切除することにより、固定エンド部材13及び可動エンド部材16が建物開口部枠2の上枠2aに当接するようにしているが、レール本体11と上記上枠2aとの間に僅かな隙間が生じても、それによってスクリーン7の機能が損なわれることはない。
上記スクリーン装置1は、縦枠内側への固定態様と縦枠外側への固定態様とを選択的に採用可能にしているが、このような構成は、建物開口部枠2の形状、構造等に起因して、このスクリーン装置1の設置に不都合が生じる可能性がある場合、あるいは、このスクリーン装置1の設置者に固定態様についての選択肢を与えるために有効なものである。
上記構成を有するスクリーン装置を建物開口部枠2に設置するに際しては、図1及び図8に示すように、スクリーン7の一端を建物開口部枠2の一方の縦枠2bに対してマグネットで吸着される取付材40等により固定し、スクリーン7の他端には、上記レール本体11の係合溝12に摺動自在に係合する吊下具42により吊下させた操作杆41を取り付け、該操作杆41の手動操作によって開閉可能にするものである。スクリーン7を張設状態に保持するため、該操作杆41には必要に応じてラッチ用マグネット43を取り付け、建物開口部枠2における該マグネット43に対応する位置に、それに吸着される吸着板44が固定される。しかしながら、これらは必ずしも必要がない。
ここで、上記図8〜図12に示したスクリーン装置1のその他の構成及び作用は、実質的に図1〜図7で説明したスクリーン装置1と同一であるから、同一部分または相当部分に同一符号を付して、それらの説明を省略する。
このような構成を有するスクリーン装置1によれば、レールに沿って摺動自在のフック25に係止させて開閉自在とするスクリーン7を、簡易な手段で建物開口部に設置するに当たり、張設状態にあるスクリーン7の上部をレール10に密接させることにより、該スクリーン7が撓んだ状態になったり、風による揺らぎで湾曲あるいは屈曲して垂れ下がったりして、見苦しくなることがない。
また、建物開口部枠2には、場合によって、マグネット43に吸着される吸着板44を取り付ける程度の小さな釘孔ができる程度で、スクリーン装置1を取り付けるための固定ねじや釘を打つことなく、建物開口部の損傷等をなくすことができる。
1 スクリーン装置
2 建物開口部枠
2a 上枠
2b,2c 縦枠
7 スクリーン
7a 係止孔
10 レール
11b,11c 側面
12 係合溝
20 スプリング
25 フック
26 支持部
27 係合鉤
28 保持杆部

Claims (7)

  1. 建物開口部枠の上枠に沿って、該上枠に接して設置され、該上枠の長手方向に沿ってスクリーンの上端部を係止させる多数のフックを摺動自在に係合させる係合溝を設けたレールを備え、
    該レールは、その長手方向に沿う一方の側面が、上記フックに係止させたスクリーンの上端部を当接させる平坦な当接面であり、
    上記レールは、その内部に収容したスプリングの付勢力により、両端を建物開口部枠の左右縦枠間に突っ張り状態で固定可能に構成され、
    上記レールの係合溝に沿って摺動する各フックは、該係合溝に摺動自在のフックの支持部に、スクリーンの上端に沿って列設した係止孔に嵌入係止させる係止鉤を設けると共に、該係止鉤の先端を延長して、該係止鉤に吊下したスクリーンの上端部を上記レールの当接面に沿って面接触させる保持杆部を連設している、
    ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 上記レールが、長手方向に沿う下端部に上記フックの支持部を摺動自在に係合させる係合溝を備えた型材からなるレール本体と、該レール本体の一端に嵌着固定され、外端面に建物開口部枠の縦枠に形成されたレールの支持面部に対する突当て面が形設された固定エンド部材と、該レール本体の他端に嵌着した端蓋に対してレールの長手方向に摺動自在に、且つ該端蓋との間に上記スプリングを縮設して嵌挿され、外端面に建物開口部枠の縦枠に形成されたレールの支持面部に対する突当て面が形設された可動エンド部材とを備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 上記可動エンド部材におけるレール本体に外嵌して摺動する可動部材の外筒に、吊下するスクリーンの端部を該レール本体との間で弾性的に保持するクリップ状部を連設した、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン装置。
  4. 上記レールの建物開口部枠における縦枠への固定が、
    左右の縦枠自体の対向位置にそれぞれ設定されたレールの支持面部に対して、上記レールの固定エンド部材及び可動エンド部材の各突当て面を、上記スプリングの付勢力で弾性的に突き当てることによって行う縦枠内側への固定態様と、
    上記左右の縦枠の開口側縁の上端部の対向位置を支持面部として該支持面部に保持されるブラケットを用い、該ブラケットは、該支持面部に当接保持させる取付部と、上記レールの側面を上記建物開口部枠の上枠の外側に当接する位置に保持して、該レールの固定エンド部材及び可動エンド部材の各突当て面が上記スプリングの付勢力で弾性的に突き当てられるレール受け部と、上記取付部とレール受け部とを一体的に連結する張出腕部とにより形成されたものとし、一対の上記ブラケットのレール受け部にレールの固定エンド部材と可動エンド部材とをそれぞれ固定し、上記レール内のスプリングの付勢力で両ブラケットの取付部を上記支持面部に弾性的に突き当てることによって行う縦枠外側への固定態様と、
    を選択的に採用可能にしている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン装置。
  5. 上記レールにおける固定エンド部材及び可動エンド部材の突当て面、並びに上記ブラケットの取付部における縦枠の支持面部への突当て面に、それぞれ軟質合成樹脂からなるすべり止め部材を付設した、
    ことを特徴とする請求項4に記載のスクリーン装置。
  6. 上記レールの係合溝に沿って摺動する上記フックの支持部が、該係合溝の開口幅より小さい幅で該係合溝の開口の両側縁に係合する長さを有していて、その中央部に上記係合溝の開口を通して下方に導出される係止鉤が、該支持部の長手方向を含む平面内で湾曲する平面状に形成して連接されており、該係合鉤は上記係合溝の下方にスクリーンの係止孔を嵌入係止させる最下湾曲点を有し、該係止鉤の先端側のスクリーンをレールの当接面に押圧保持するように湾曲させた保持杆部の手前に、上記最下湾曲点から保持杆部側にスクリーンが移動するのを制限する突部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスクリーン装置。
  7. 上記フックが、弾性的に変形可能な合成樹脂で一体に形成され、上記弾性的な変形によって、上記レールの係合溝の開口を通して該フックの支持部を該係合溝に係脱自在に形成している、
    ことを特徴とする請求項6に記載のスクリーン装置。
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