JP2013150302A - 捕捉追尾装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した通信を確保するための広い角度誤差検出範囲と、通信の高速化を両立した捕捉追尾装置を提供する。
【解決手段】到来光201と局発光202とを光波合成し、受信光の入射角と等しい出射角を有する出射光を複数出力する光ハイブリッド素子3と、光ハイブリッド素子3から出力される複数の出射光からビート信号を取り出し、電気信号に変換する第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7と、第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7が変換した電気信号を光ハイブリッド素子3の出射面に対して広角度に捕捉した粗捕捉誤差信号を生成する第1および第2の粗捕捉追誤差信号生成回路8,10と、第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7が変換した電気信号を光ハイブリッド素子3の出射方向に高精度に捕捉した精捕捉誤差信号を生成する第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路9,11を有する捕捉追尾センサ12を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、レーザ光を伝搬させて通信する光通信において、通信を確立および維持するために到来光の伝搬方向を捕捉し、受信光の光路を追尾制御する捕捉追尾装置に関するものである。
従来、通信用受信機とは独立した捕捉追尾装置を設け、受信光の光路の一部を分岐して捕捉追尾装置のフォトダイオード(光電素子)に入力し、捕捉追尾制御を行っていた。しかし、この従来の技術では、通信回路成立に必要となる光パワーに、捕捉追尾用の光パワーを増強して送信させる必要があるという問題があった。
この問題を解決するため、特許文献1に開示された光ビーム追尾装置では、4つの光検出器で構成される追尾検出器を備え、各光検出器で入射される光信号を検出して検出した4つの信号電圧の差に基づいて、受信した光ビームの到来角度を検出する。具体的には、各光検出器で検出された信号電圧は演算回路に入力され、正規化誤差電圧が算出され、該正規化誤差電圧に基づいて追尾検出器の水平方向に対応する方位角と追尾検出器の垂直方向に対応する仰角を推定し、受信光が中心軸に位置するように光偏光器を制御する。
特開平2−216076号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、角度検出範囲と応答時間とがトレードオフの関係にあり、高速通信を行うためには受信光の受光面積を小さくする必要があり、安定した通信を確保するための広い角度誤差検出範囲と、通信の高速化を両立することが困難であるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、安定した通信を確保するための広い角度誤差検出範囲と、通信の高速化を両立した捕捉追尾装置を提供することを目的とする。
この発明に係る捕捉追尾装置は、空間伝搬するレーザ光を受信する光アンテナと光アンテナの受信光と略同一波長を有する局発光を出力する局発光源と、受信光と局発光とを光波合成し、受信光の入射角と等しい出射角を有する出射光を複数出力する受光素子と、受光素子から出力される複数の出射光からビート信号を取り出し、電気信号に変換する光電変換部と、光電変換部が変換した電気信号を受光素子の出射面に対して広角度に捕捉した粗捕捉誤差信号を生成する粗捕捉追尾機構と、光電変換部が変換した電気信号を受光素子の出射方向に高精度に捕捉した精捕捉誤差信号を生成する精捕捉追尾機構とを備えた捕捉追尾センサと、捕捉追尾センサが生成した粗捕捉誤差信号を用いて粗捕捉追尾機構を駆動する粗捕捉制御信号を生成する粗補正制御信号生成回路と、捕捉追尾センサが生成した精捕捉誤差信号を用いて精捕捉追尾機構を駆動する精捕捉制御信号を生成する精捕捉制御信号生成回路と、光電変換器が変換した電気信号に基づいて周波数誤差信号を生成し、局発光源にフィードバック出力する位相同期制御回路とを備えるものである。
この発明によれば、広い角度誤差検出範囲を確保し、且つ通信の高速化を実現することができる。
実施の形態1による捕捉追尾装置の構成を示す図である。 実施の形態1の捕捉追尾装置の光ハイブリッド素子の構成を示す図である。 実施の形態1による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび接続を示す図である。 実施の形態1による捕捉追尾装置において到来光の到来角度がX方向にずれた場合の各分割型光電変換器からの信号出力の一例を示す図である。 実施の形態2による捕捉追尾装置の構成を示す図である。 実施の形態2による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび接続を示す図である。 実施の形態3による捕捉追尾装置の構成を示す図である。 実施の形態3による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび接続を示す図である。 実施の形態4による捕捉追尾装置のデフォーカス制御機の構成例を示す図である。 実施の形態4による捕捉追尾装置の広角度検出時と高精度角度検出時の受信イメージを示す図である。 実施の形態4による捕捉追尾装置の検出精度およびダイナミックレンジの数値計算結果 実施の形態4による捕捉追尾装置の構成を示す図である。 実施の形態4による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび各分割型光電変換器および各光電変換器の接続を示す図である。 到来光の到来角度が変化した場合の各分割型光電変換器からの信号出力の一例を示す図である。 実施の形態4による捕捉追尾装置の追尾完了までの動作を示すフローチャートである。 実施の形態5による捕捉追尾装置の構成を示す図である。 実施の形態5による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび各分割型光電変換器の接続を示す図である。 実施の形態5による捕捉追尾装置の周波数弁別回路の構成を示す図である。 実施の形態5による捕捉追尾装置の周波数弁別回路の受信スペクトルのイメージを示す図である。 実施の形態5による捕捉追尾装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による捕捉追尾装置の構成を示す図である。
図1において、捕捉追尾装置は、光アンテナ1、局発光源2、光ハイブリッド素子3、第1、第2、第3および第4の分割型光電変換器(水平光電変換器および垂直光電変換器)4,5,6,7、第1および第2の粗捕捉誤差信号生成回路(粗捕捉追尾機構)8,10、第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路(精捕捉追尾機構)9,11で構成された捕捉追尾センサ12、第1の差動増幅回路13、第2の差動増幅回路14、コスタスループ回路15、粗捕捉制御信号生成回路16および精捕捉制御信号生成回路17で構成されている。
光アンテナ1は、空間を伝搬して到来する到来光を受信する。局発光源2は、到来光と略同一波長を有する局発光を出力する光源である。光ハイブリッド素子3は、到来光に局発光を合波し、特に入射角と出射角とが1対1の関係を維持する特性を備えている。第1、第2、第3および第4の分割型光電変換器4,5,6,7は、それぞれ、角度検出範囲が小さい、即ち領域が小さく応答時間が早い(高速通信用)光電変換領域と、角度検出範囲が大きい、即ち領域が大きい光電変換領域で構成されている。領域が小さい光電変換領域と、領域が大きい光電変換領域は直交配置される。
第1および第2の粗捕捉誤差信号生成回路8,10は、第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7から得られる検出信号から所定方向の追尾誤差信号を取得する。同様に、第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路9,11は、各分割型光電変換器4,5,6,7から得られる検出信号から所定方向の追尾誤差信号を取得する。粗捕捉制御信号生成回路16は、第1および第2の粗捕捉誤差信号生成回路8,10の出力信号に基づいて、フィードバック信号を生成し、光アンテナ1に出力する。同様に、精捕捉制御信号生成回路17は、第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路9,11の出力信号に基づいてフィードバック信号を生成し、光アンテナ1に出力する。これらにより、生成されたフィードバック信号が捕捉追尾センサ12にフィードバックされる。
第1の差動増幅回路13および第2の差動増幅回路14は、それぞれ90度位相のずれた、I信号(In−phase sIgnal)と、Q信号(Quadrature−phase sIgnal)を出力する。コスタスループ回路15は、第1の差動増幅回路13および第2の差動増幅回路14から出力されたI信号とQ信号の周波数誤差信号を局発光源2に入力する。I信号およびQ信号を局発光源2にフィードバックすることにより、到来光と局発光との位相同期を確立する。これら第1の差動増幅回路13、第2の差動増幅回路14およびコスタスループ回路15が、位相同期制御回路を構成する。
次に、図2を参照しながら、光ハイブリッド素子3の詳細について説明する。
図2は、この実施の形態1の捕捉追尾装置の光ハイブリッド素子の構成を示す図である。
光ハイブリッド素子3は、1/2波長板(以下、HWPと称する)203、1/4波長板(以下、QWPと称する)204、1個のビームスプリッタ(以下、BSと称する)205、および偏光分離スプリッタ(以下、PBSと称する)206,207で構成されている。
1/2波長板203は、特定波長の直交する2つの偏光成分の間にλ/2の光路差(180度の位相差)を与える。1/4波長板204は、特定波長の直交する2つの偏光成分の間にλ/4の光路差(90度の位相差)を与える。BS205は、入射する光を合波分岐して出射する。PBS206,207は、入射する光に対して2つの直交する偏光成分に分離して出射する。
図2(a)は到来光201の入射角が変化しない場合を示し、図2(b)は到来光201の入射角がΔθ変化した場合を示している。
まず、図2(a)を参照しながら説明する。光アンテナ1で受信された到来光(受信光)201はHWP203により0、90、180、270度ではない直線偏光とされ、局発光源2で発生した局発光202は、QWP204により円偏光とされる。これらの2信号光をBS205により同一光路となるように合波分岐される。BS205を透過した信号光は、PBS206およびPBS207により偏光ごとに分離され、それぞれ位相差90度が付加された4つの信号208,209,210,211が生成され、4つの出力ポート(不図示)から出力される。なお、到来光201と局発信光202に角度差はない。
出力ポートの出力信号を具体的に定義すると、例えば、第1の出力ポート(Iチャネル出力ポート)からは位相差0度が付加(位相付加なし)された信号が出力され、第2の出力ポート(Iチャネル出力ポート)からは位相差180度が付加された信号が出力され、第3の出力ポート(Qチャネル出力ポート)からは位相差90度が付加された信号が出力され、第4の出力ポート(Qチャネル出力ポート)からは位相差270度が付加された信号が出力される。なお、以下では第1から第4の出力ポートと付加される位相差との関係は上述した関係を有しているものとして説明するが、各出力ポートと位相差の対応関係が明確であれば、適宜変更可能である。
一方、図2(b)に示すように到来光201の入射角がΔθ変化した場合には、出力される4つの信号208´,209´,210´,211´は共に局発光202に対して到来光201が角度Δθを有して出力される。
なお、図2(a),(b)において、出力される信号208,208´および信号209,209´は同相成分のIチャネル信号であり、信号210,210´および信号211,211´は直交成分のQチャネル信号である。上述した各出力ポートと関連付けて説明すると、Iチャネル信号は第1および第2の出力ポートから出力され、Qチャネル信号は第2および第3の出力ポートから出力される。
次に、追尾捕捉センサの第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7の詳細な構成および第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7に接続される各捕捉誤差信号生成回路について説明する。
図3は、実施の形態1による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび各捕捉誤差信号生成回路の接続を示す図である。また図4は、到来光201の到来角度がX方向にずれた場合の各分割型光電変換器からの信号出力の一例を示す図である。
図3に示すように第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7は、それぞれ3つの領域で構成されている。第2の分割型光電変換器5を例に説明すると、第2の分割型光電変換器5は、面積が小さい光電変換領域5a,5bと、面積が大きい光電変換領域5cに分割されている。光電変換領域5a,5bと、光電変換領域5cは直交配置される。面積の小さい光電変換領域は角度検出範囲が小さく、応答時間が早いという特性を有する。一方、面積の大きい光電変換領域は角度検出範囲が広いという特性を有する。第1の分割光電変換器4、第3の分割光電変換器6および第4の分割光電変換器7も同様に3つの領域の光電変換領域で構成される。
各分割光電変換器4,5,6,7を構成する3つの領域は、対応する出力ポート毎に異なる配置パターンを有する。
第1の出力ポートの出力信号が入力される第1の分割型光電変換器4は、小さい領域の光電変換領域4a,4bをビーム出射面Aに対して水平方向(以下、X方向と称する)、大きい領域の光電変換領域4cをビーム出射面Aに対して垂直方向(以下、Y方向)に配置する。同様に、第2の出力ポートの出力信号が入力される第2の分割型光電変換器5は、小さい領域の光電変換領域5a,5bをX方向、大きい領域の光電変換領域5cをY方向に配置する。一方、第3の出力ポートの出力信号が入力される第3の分割型光電変換器6は、小さい領域の光電変換領域6a,6bをY方向、大きい領域の光電変換領域6cをX方向に配置し、第4の出力ポートの出力信号が入力される第4の分割型光電変換器7は、小さい領域の光電変換領域7a,7bをY方向、大きい領域の光電変換領域7cをX方向に配置する。なお、図3において、4d,5d,6d,7dは受光スポットを示している。
各分割光電変換器4,5,6,7を図3に示すように直交配置することにより、第1の分割型光電変換器4からX成分の精捕捉誤差信号と、Y成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第2の分割型光電変換器5からX成分の精捕捉誤差信号と、Y成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第3の分割型光電変換器6からY成分の精捕捉誤差信号と、X成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第4の分割型光電変換器7からY成分の精捕捉誤差信号と、X成分の粗捕捉誤差信号を取得する。
第1の分割型光電変換器4のX方向の精捕捉誤差信号は第1の差動増幅回路13に出力され、Y方向の粗捕捉誤差信号は第1の粗捕捉誤差信号生成回路8を経由して粗捕捉制御信号生成回路16に出力される。
第2の分割型光電変換器5のX方向の精捕捉誤差信号は、第1の差動増幅回路13に出力されると共に、第1の精捕捉誤差信号生成回路9を経由して精捕捉制御信号生成回路17に出力される。
第3の分割型光電変換器6のY方向の精捕捉誤差信号は第2の差動増幅回路14に出力され、Y方向の粗捕捉誤差信号は第2の粗捕捉誤差信号生成回路10を経由して粗捕捉制御信号生成回路16に出力される。
第4の分割型光電変換器7のY方向の精捕捉誤差信号は、第2の差動増幅回路14に出力されると共に、第2の精捕捉誤差信号生成回路11を経由して精捕捉制御信号生成回路17に出力される。
次に、捕捉追尾センサ12の詳細な処理について説明する。
まず、誤差信号の取得について説明する。
第2の分割型光電変換器5の光電変換領域5aから得られる検出信号を信号Sa1とし、光電変換領域5bから得られる検出信号を信号Sa2として、以下に示す式(1)に基づいてX方向追尾誤差を取得する。
X方向追尾誤差=(Sa1−Sa2)/(Sa1+Sa2) ・・・(1)
同様に、第4の分割型光電変換器7の光電変換領域7aから得られる検出信号を信号Sb1とし、光電変換領域7bから得られる検出信号を信号Sb2として、以下に示す式(2)に基づいてY方向追尾誤差を取得する。
Y方向追尾誤差=(Sb1−Sb2)/(Sb1+Sb2) ・・・(2)
また、第3の分割型光電変換器6の光電変換領域6cから得られる検出信号を信号Sa3と、第1の分割型光電変換器4の光電変換領域4cから得られる検出信号を信号Sb3は、以下の式(3),(4)に示すように角度検出範囲が大きい粗捕捉誤差に用いる。
X方向粗捕捉誤差=Sa3 ・・・(3)
Y方向粗捕捉誤差=Sb3 ・・・(4)
次に、通信用信号の取得について説明する。
第1の出力ポートから出力される信号に対して第1の分割型光電変換器4から得られる検出信号は、以下の式(5)に基づいて生成される通信用信号となる。
第1の出力ポート通信用信号(信号位相0[deg.])
=Sa1(4a)+Sa2(4b) ・・・(5)
同様に、第2から第4の出力ポートから出力される信号に対して、第2から第4の分割型光電変換器5,6,7から得られる検出信号は、以下の式(6)、(7)、(8)で示される通信用信号となる。
第2の出力ポート通信用信号(信号位相180[deg.])
=Sa1(5a)+Sa2(5b) ・・・(6)
第3の出力ポート通信用信号(信号位相90[deg.])
=Sa1(6a)+Sa2(6b) ・・・(7)
第4の出力ポート通信用信号(信号位相270[deg.])
=Sa1(7a)+Sa2(7b) ・・・(8)
第1の出力ポート通信信号と第2の出力ポート通信信号を第2の差動増幅回路14に出力し、第3の出力ポート通信信号と第4の出力ポート通信信号を第1の差動増幅回路13に出力する。これにより局発光源2の光源雑音を除去する。第1の差動増幅回路13および第2の差動増幅回路14からはそれぞれ90度位相のずれたIチャネル信号とQチャネル信号が出力される。これらをコスタスループ回路15に入力し、周波数誤差信号を局発光源2にフィードバックすることにより、到来光201と局発光202との位相同期が確立される。
一方、第1および第2の粗捕捉誤差信号生成回路8,10の出力信号は粗捕捉制御信号生成回路16を介して光アンテナ1、即ち捕捉追尾センサ12にフィードバックされる。また、第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路9,11の出力信号は精捕捉制御信号生成回路17を介して光アンテナ1、即ち捕捉追尾センサ12にフィードバックされる。
以上のように、この実施の形態1によれば、到来光と略同一波長を有する局発光を光波合成し、位相が互いに90度ずつ異なる出力信号を生成する光ハイブリッド素子3と、空間的に3分割された第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7とを備え、該分割型光電変換器4,5,6,7からの出力信号を用いて演算を行い、演算結果から追尾誤差信号と通信信号を生成するように構成したので、角度検出機能と高速光通信用受信機能の両立が可能となり、捕捉追尾センサ機能と通信用受信機能とを両立させることができる。これにより、到来光を、角度検出用に分岐する必要がなくなり、所要送信光パワーを低減させることができる。さらに捕捉追尾センサを、通信用受信機とは別途に設ける必要がなくなり、装置の小型化を実現することができる。
また、この実施の形態1によれば、第1から第4の分割型光電変換器第4,5,6,7を、応答時間の早い2つの光電変換領域と、角度検出範囲が大きい1つの光電変換領域で構成したので、広角度範囲の角度検出機能と、高精度の角度検出機能とを併せ持たせることが可能となり、装置の小型化を実現することができる。
また、この実施の形態1によれば、4出力の光ハイブリッド素子3の第1の出力ポートの出力信号を第1の分割型光電変換器4で検出し、第2の出力ポートの出力信号を第2の分割型光電変換器5で検出し、第3の出力ポートの出力信号を第3の分割型光電変換器6で検出し、第4の出力ポートの出力信号を第4の分割型光電変換器7で検出するように構成したので、第1から第4の出力ポートを隣接した配置可能となり、光ハイブリッド素子におけるポート間光路長差、電気長差を短く設定することができ、高速な通信信号に対しても高感度化が可能である。
なお、上述した実施の形態1では、光ハイブリッド素子3に光90度ハイブリッドを使用し、光ホモダイン通信を行う場合を想定して説明したが、上述した通信方式や光90度ハイブリッドに限定されることなく、たとえは光ハイブリッド素子3として入射角と出射角が1対1の関係となる配置の光180度ハイブリッドの2つの出力ポートを使用した場合にも適用可能である。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、Iチャネル信号とQチャネル信号を用いて精捕捉誤差信号を検出する構成を示したが、この実施の形態2では2つのQチャネル信号を用いて精捕捉誤差信号を検出する構成を示す。なお以下では、実施の形態1と同様に光ハイブリッド素子3として光90度ハイブリッドを用いる場合を例に説明する。
図5は、実施の形態2による捕捉追尾装置の構成を示す図である。捕捉追尾装置の各構成要素は実施の形態1と同一であるが、各構成要素の接続を変更している。
第1の分割型光電変換器4は、第2の精捕捉誤差信号生成回路11および第2の差動増幅回路14に接続される。第2の分割型光電変換器5は、第1の精捕捉誤差信号生成回路および第2の差動増幅回路14に接続される。第3の分割型光電変換器6は、第2の粗捕捉誤差信号生成回路10および第1の差動増幅回路13に接続される。第4の分割型光電変換器7は、第1の粗捕捉誤差信号生成回路8および第1の差動増幅回路13に接続される。
図6は、実施の形態2による捕捉追尾装置の分割光電変換器の分割パターンおよび信号演算処理の接続を示す図である。
第1の分割型光電変換器4は、第3の出力ポートから出力されるQチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出し、第2の分割型光電変換器5は第4の出力ポートから出力されるQチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出する。一方、第3の分割型光電変換器6は、第1の出力ポートから出力されるIチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出し、第4の分割型光電変換器7は第2の出力ポートから出力されるIチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出する。
第1の分割型光電変換器4は、光電変換領域4a,4bをY方向、光電変換領域4cをX方向に配置する。第2の分割型光電変換器5は、光電変換領域5a,5bをX方向、光電変換領域5cをY方向に配置する。第3の分割型光電変換器6は、光電変換領域6a,6bをY方向、光電変換領域6cをX方向に配置する。第4の分割型光電変換器7は、光電変換領域7a,7bをX方向、光電変換領域7cをY方向に配置する。
Qチャネルポートの出力信号を用いる第1の分割型光電変換器4と第2の分割型光電変換器5では、変換領域4a,4bと変換領域5a,5bがX、Y方向それぞれで直交するように配置される。またIチャネルポートの出力信号を用いる第3の分割型光電変換器6と第4の分割型光電変換器7では、変換領域6cと変換領域7cがX、Y方向それぞれで直交するように配置される。
図6に示すように第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7を直交配置することにより、第1の分割型光電変換器4からY成分の精捕捉誤差信号とX成分の粗捕捉誤差信号を取得する。また、第2の分割型光電変換器5からX成分の精捕捉誤差信号とY成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第3の分割型光電変換器6からY成分の精捕捉誤差信号とX成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第4の分割型光電変換器7からX成分の精捕捉誤差信号とY成分の粗捕捉誤差信号を取得する。
第1および第2の分割型光電変換器4,5において、Qチャネル信号を用いて生成された精捕捉誤差信号が第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路9,11に入力される。一方、第3および第4の分割型光電変換器6,7において、Iチャネル信号を用いて生成された粗捕捉誤差信号が第1および第2の粗捕捉誤差信号生成回路8,10に入力される。
第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7から取得した精捕捉誤差信号および粗捕捉誤差信号に基づいて、誤差信号および通信用信号を取得する構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2によれば、第1および第2の分割型光電変換器4,5が、Qチャネルポートの出力信号を用いてX成分の精捕捉誤差信号と、Y成分の精捕捉誤差信号とを取得するように構成したので、Qチャネルポートの出力信号を精捕捉追尾誤差検出に用いることにより、通信用として用いるIチャネルポートの出力信号の劣化を抑制することができる。これにより通信の高感度化を実現することができる。また、広角度範囲の追尾誤差検出機能と、高速通信用受信機能とを両立することができる。
なお、上述した実施の形態1では、光ハイブリッド素子3に光90度ハイブリッドを使用し、光ホモダイン通信を行う場合を想定して説明したが、上述した通信方式や光90度ハイブリッドに限定されることなく、たとえは光ハイブリッド素子3として入射角と出射角が1対1の関係となる配置の光180度ハイブリッドの2つの出力ポートを使用した場合にも適用可能である。
実施の形態3.
この実施の形態3では、ハイブリッド素子の光90度ハイブリッドにおいて、到来光201の直交偏光角度を45°以上とすることにより、IチャネルとQチャネルの信号比をIチャネル>Qチャネルとし、精捕捉誤差信号の検出にIチャネルポートの出力信号を使用する構成を示す。なお以下では、実施の形態1と同様に光ハイブリッド素子3として光90度ハイブリッドを用いる場合を例に説明する。
図7は、実施の形態3による捕捉追尾装置の構成を示す図である。捕捉追尾装置の各構成要素は実施の形態1と同一であるが、各構成要素の接続を変更している。
第1の分割型光電変換器4は、第2の粗捕捉誤差信号生成回路10および第2の差動増幅回路14に接続される。第2の分割型光電変換器5は、第1の粗捕捉誤差信号生成回路8および第2の差動増幅回路14に接続される。第3の分割型光電変換器6は、第2の精捕捉誤差信号生成回路11および第1の差動増幅回路13に接続される。第4の分割型光電変換器7は、第1の精捕捉誤差信号生成回路9および第1の差動増幅回路13に接続される。
また、ハイブリッド素子のHWP203の角度を出力信号比がIチャネル>Qチャネルとなるように設定する。具体的に説明すると、Iチャネル信号を出力する第1および第2の出力ポートの出力を「10」とし、Qチャネル信号を出力する第3および第4の出力ポートの出力を「1」とする素子配置を行う。なお、上述した出力比は一例であり、適宜変更可能である。
図8は、実施の形態3による捕捉追尾装置の分割光電変換器の分割パターンおよび信号演算処理の接続を示す図である。
第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7の各変換領域の配置は実施の形態2と同様であり、第1の分割型光電変換器4は、第3の出力ポートから出力されるQチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出し、第2の分割型光電変換器5は第4の出力ポートから出力されるQチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出する。Qチャネル信号を用いる第1の分割型光電変換器4と第2の分割型光電変換器5は、変換領域4cと変換領域5cがX、Y方向にそれぞれ直交する配置である。
一方、第3の分割型光電変換器6は、第1の出力ポートから出力されるIチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出し、第4の分割型光電変換器7は第4の出力ポートから出力されるIチャネル信号を用いて捕捉誤差信号を検出する。Iチャネル信号を用いる第3の分割型光電変換器6と第4の分割型光電変換器7では、変換領域6a,6bと変換領域7a,7bがX,Y方向にそれぞれ直交する配置である。
図8に示すように第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7を直交配置することにより、第1の分割型光電変換器4からY成分の精捕捉誤差信号とX成分の粗捕捉誤差信号を取得する。また、第2の分割型光電変換器5からX成分の精捕捉誤差信号とY成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第3の分割型光電変換器6からY成分の精捕捉誤差信号とX成分の粗捕捉誤差信号を取得し、第4の分割型光電変換器7からX成分の精捕捉誤差信号とY成分の粗捕捉誤差信号を取得する。
第3および第4の分割光電変換器6,7において、Iチャネル信号を用いて生成された精捕捉誤差信号が第1および第2の精捕捉誤差信号生成回路9,11に入力される。一方、第1および第2の分割型光電変換器4,5において、Qチャネル信号を用いて生成された粗捕捉誤差信号が第1および第2の粗捕捉誤差信号生成回路8,10に入力される。
第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7から取得した精捕捉誤差信号および粗捕捉誤差信号に基づいて、誤差信号および通信用信号を取得する構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、光ハイブリッド素子3の分岐比を調整し、Iチャネルポート出力を潤沢な信号レベルとするように構成したので、到来光の信号レベルが減衰した場合においても広角範囲の追尾誤差検出と高速通信用受信機能を両立することができる。
実施の形態4.
上述した実施の形態1から実施の形態3では、粗捕捉誤差と精捕捉誤差を検出するため、空間的に3分割した第1から第4の分割型光電変換器4,5,6,7を設ける構成を示したが、この実施の形態4では光ハイブリッド素子3への入力光のデフォーカスを制御する構成を示す。なお以下では、実施の形態1から実施の形態3と同様に、位相が互いに90度ずつ異なる出力信号を生成する光ハイブリッド素子3を用いる場合を例に説明を行う。
この実施の形態4では、ハイブリッド素子3への入力光のデフォーカスを制御することにより、捕捉追尾センサ12に入力されるビーム径を制御する。これにより、角度検出される感度、ダイナミックレンジを変化させることができ、広角度検出機能と高精度角度検出機能の両立が可能となる。また、広角度検出機能と高精度角度検出機能を両立させることにより、粗捕捉用の角度検出器が不要となり、装置の小型化が可能となる。
図9は実施の形態4による捕捉追尾装置のデフォーカス制御機の構成例を示す図であり、図10は実施の形態4による捕捉追尾装置の広角度検出時と高精度角度検出時の受信イメージを示す図である。
図9に示すように、光アンテナ1からの到来光201を対物レンズ18aで集光した後、リレーレンズ18bを用いてビームサイズの変更を行う。ここでリレーレンズ18bの位置を矢印B方向に変化させることにより、光ハイブリット素子3への入力光のデフォーカスを制御する。
デフォーカスを制御することにより、図10に示すように捕捉追尾センサ12において局発光に対して信号光のビーム径が変化する。図10(a)に示すように広角度検出時には信号光のビーム径を大きく設定し、図10(b)に示すように高精度角度検出時には信号光のビーム径を小さく設定する。
ここで、到来光201の到来ビーム径10[mm]、リレーレンズ18bの焦点距離を250[mm]とした場合の検出精度およびダイナミックレンジの数値計算結果を図11に示す。図11(a)は演算出力例を示し、図11(b)は算出したダイナミックレンジおよび測定精度を示している。
演算出力には、上述した式(1)および式(2)を用いる。演算出力0.5(線形近似可能範囲)を測定範囲(ダイナミックレンジ)と仮定し、測定精度は演算出力として8bitDAQを用いた場合を仮定した。図11(b)に示すようにデフォーカス値を変化させることにより、ダイナミックレンジおよび測定精度を変化させることができる。
図12は、実施の形態4による捕捉追尾装置の構成を示す図である。
図12において、捕捉追尾装置は、光アンテナ1、デフォーカス制御機18、局発光源2、光ハイブリッド素子3、第5の分割型光電変換器(水平分割型光電変換器)19、第6の分割型光電変換器(垂直分割型光電変換器)20、第1の光電変換器(非分割光電変換器)21および第2の光電変換器(非分割光電変換器)22で構成された捕捉追尾センサ12、第1の差動増幅回路13、第2の差動増幅回路14、コスタスループ回路15および追尾制御信号生成回路23で構成されている。
なお、以下では実施の形態1による捕捉追尾装置の構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。また、実施の形態1と同様に光ハイブリッド素子3として光90度ハイブリッドを用いる場合を例に説明する。
光アンテナ1は、空間を伝搬して到来する到来光を受信する。デフォーカス制御機18は、受信した到来光201のデフォーカスを調整する。光ハイブリッド素子3は、デフォーカスを調整した到来光に局発光202を合波し、特に入射角と出射角とが1対1の関係を維持する特性を備える素子である。第5の分割型光電変換器19および第6の分割型光電変換器20はQチャンネルポートとし、非分割型の第1の光電変換器21および第2の光電変換器22はIチャンネルポートとする。
図13は、実施の形態4による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび各分割型光電変換器および各光電変換器の接続を示す図である。
図13に示すように、第5の分割型光電変換器19は光電変換領域19a,19bをビーム照射面Aに対してX方向(水平方向)に配置し、第6の分割型光電変換器20は光電変換領域20a,20bをビーム照射面Aに対してY方向(垂直方向)に配置する。なお、図13において19c,20cは受光スポットを示している。このように分割型光電変換器を直交配置とした構成とすることにより、第5の分割型光電変換器19からX成分の捕捉誤差信号と、第6の分割型光電変換器20からY成分の捕捉誤差信号を取得する。第5の分割型光電変換器19および第6の分割型光電変換器20の捕捉誤差信号は第1の差動増幅回路13および追尾制御信号生成回路23に出力される。一方、受光スポット21aを備えた第1の光電変換器21および受光スポット22aを備えた第2の光電変換器22の出力信号は、第2の差動増幅回路14に出力される。
追尾制御信号生成回路23は、第5の分割型光電変換器19および第6の分割型光電変換器20の補正誤差信号に基づいて光アンテナ制御信号(212)およびでデフォーカス制御信号(213)を生成し、光アンテナ1およびデフォーカス制御機18にフィードバック信号として出力される。これらにより、生成されたフィードバック信号が捕捉追尾センサ12にフィードバックされる。
第1の差動増幅回路13および第2の差動増幅回路14は、局発光源2の光源雑音を除去し、それぞれ90度位相のずれたIチャンネル信号とQチャンネル信号が出力される。これらをコスタスループ回路15に入力し、周波数誤差信号を局発光源2にフィードバックすることにより、到来光201と局発光202との位相同期が確立される。
次に、信号出力例およびデフォーカス制御機18の処理動作について説明する。
図14は、到来光の到来角度が変化した場合の各分割型光電変換器からの信号出力の一例を示す図である。
図15は、実施の形態4による捕捉追尾装置の追尾完了までの動作を示すフローチャートである。
捕捉追尾装置は、光アンテナ1が到来光を受信すると(ステップST1)、演算出力が閾値外であるか否か判定を行う(ステップST2)。ステップST2の処理は、例えばプログラム上やアナログ回路において実行され、演算出力信号電圧が閾値外であるか判定を行う。
演算出力が閾値外であると判定した場合(ステップST2;YES)、ステップST5の処理に進む。一方、演算出力が閾値内であると判定した場合(ステップST2;NO)、デフォーカス制御機18はデフォーカス値が閾値外であるか否か判定を行う(ステップST3)。デフォーカス値が閾値外であると判定された場合(ステップST3;YES)、デフォーカス制御機18はデフォーカス制御を行う(ステップST4)。その後、ステップST3の判定処理に戻る。一方、デフォーカス値が閾値内であると判定された場合(ステップST3;NO)、例えばアダプティブミラー対などを用いて当該アダプティブミラーの角度を制御することにより伝播する光の角度を制御するポインティング制御を行い(ステップST5)、処理を終了する。
以上のように、この実施の形態4によれば、到来光のデフォーカスを調整するデフォーカス制御機18と、位相が互いに90度ずつ異なる出力信号を生成する光ハイブリッド素子3と、空間的に2分割された第5の分割型光電変換器19および第6の分割型光電変換器20と、非分割型の第1の光電変換器21および第2の光電変換器22からの出力信号を用いて演算を行うように構成したので、第5および第6の分割型光電変換器19,20と、第1および第2の光電変換器21,22とそれぞれにおいて光ヘテロダイン検出を行い、広角度範囲の角度検出機能と高精度の角度誤差検出機能とを両立することができる。また、広角度範囲の角度検出と高速通信とを両立することができ、所要送信パワーを低減することができる。また、広角度検出機能と高精度角度検出機能を両立させることにより、粗捕捉用の角度検出器が不要となり、装置の小型化が可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、光ハイブリッド素子3に光90度ハイブリッドを使用し、光ホモダイン通信を行う場合を想定して説明したが、上述した通信方式や光90度ハイブリッドに限定されることなく、たとえは光ハイブリッド素子3として入射角と出射角が1対1の関係となる配置の光180度ハイブリッドの2つの出力ポートを使用した場合にも適用可能である。
実施の形態5.
上述した実施の形態1から実施の形態4では、局発光202の伝播角度は安定であると仮定した場合の到来角201の角度検出について述べたが、この実施の形態5では局発光202に位相変調を与え、局発光202の伝播角と信号光の伝播角とを同時に検出可能とする構成を示す。
局発光202の伝播角が変化した場合、信号光の到来角が変化していない場合であっても分割型光電変換器の演算出力は変化し、余剰誤差となる。従って、高精度角度検出を行う場合には、局発光202の伝播角を検出し、制御する必要がある。
図16は、実施の形態5による捕捉追尾装置の構成を示す図である。実施の形態4で示した捕捉追尾装置の第1の光電変換器21および第2の光電変換器22に換えて、第7の分割型光電変換器(水平分割型光電変換器)30および第8の分割型光電変換器(垂直分割型光電変換器)31を設けている。さらに、光位相変調器26、角度補正部27、周波数弁別回路28および伝播角制御信号生成回路29を追加して設けている。
光位相変調器26は、局発光源2の後段である局発光路に設けられ、局発光源2から出力された局発光の位相を変調する。角度補正部27は、例えばアダプティブミラーなどで構成され、位相変調器26から出力された局発光の伝播角を制御する。周波数弁別回路28は、受信信号から局発光の信号を弁別して切り出す回路である。さらに切り出した信号を用いて局発光の角度誤差を検出する。伝播角制御信号生成回路29は、周波数弁別回路28が検出した局発光の角度誤差に基づいた伝播角制御信号(214)を生成する制御回路である。
図17は、実施の形態5による捕捉追尾装置の分割型光電変換器の分割パターンおよび各分割型光電変換器の接続を示す図である。
第5の分割型光電変換器19および第6の分割型光電変換器20はQチャンネルポートとし、第7の光電変換器30および第8の光電変換器31はIチャンネルポートとする。この実施の形態5では、Iチャンネルポートも非分割型ではなく分割型の光電変換器として局発光の角度誤差検出に用いる。
第5の分割型光電変換器19および第6の分割型光電変換器20の分割パターンおよび配置方向は実施の形態4と同一である。一方、第7の分割型光電変換器30は光電変換領域30a,30bをビーム照射面Aに対してX方向(水平方向)に配置し、第8の分割型光電変換器31は光電変換領域31a,31bをビーム照射面Aに対してY方向(垂直方向)に配置する。なお、17において30c,31cは受光スポットを示している。このように、第7の分割型光電変換器30と第8の分割型光電変換器31を直交配置として構成とすることにより、第7の分割型光電変換器30からX成分の捕捉誤差信号と、第8の分割型光電変換器31からY成分の捕捉誤差信号を取得する。第7の分割型光電変換器30および第8の分割型光電変換器31の捕捉誤差信号は第2の差動増幅回路14および周波数弁別回路28に出力される。
周波数弁別回路28は、局発光路の位相変調器26に印加する信号と同一信号を用いてダウンコンバートを行い、局発光の角度誤差を検出する。検出した角度誤差信号は、伝播角制御信号生成回路29に入力されて伝播角制御信号が生成され、角度補正部27にフィードバックされる。
図18は実施の形態5による捕捉追尾装置の周波数弁別回路の構成を示す図であり、図19は周波数弁別回路の受信スペクトルのイメージを示す図である。
通信信号成分(f)以外の局発光位相変調(f)による信号を電気フィルタであるバンドパスフィルタ28aで抽出し、乗算器28bにおいて抽出した信号に局発光位相変調(f)による信号を乗算してダウンコンバートする。これにより、局発光の受光量によりDC電流が変化し、局発光の角度誤差を検出することができる。検出した角度誤差信号に基づいて伝播角制御信号生成回路29が生成した伝播角制御信号が角度補正部27にフィードバックされることにより、局発光の伝播角を安定化させることができる。
図20は、実施の形態5による捕捉追尾装置の動作を示すフローチャートである。
まず始めに捕捉追尾装置は、局発光のポインティングの設定を行い(ステップST11)、信号光のポインティングおよびデフォーカス値の設定を行う(ステップST12)。ここで、ステップST11の処理はアダプティブミラーなどを用いて行われ、ステップST12の処理は例えばプログラム上やアナログ回路において実行される。その後、光アンテナ1が到来光を受信すると(ステップST13)、局発光の演算出力が閾値外であるか否か判定を行う(ステップST14)。局発光の演算出力が閾値外であると判定した場合(ステップST14;YES)、ステップST11の処理に戻り、局発光のポインティングの再設定を行う。一方、局発光の演算出力が閾値内であると判定した場合(ステップST14;NO)、信号光の演算出力が閾値外であるか否か判定を行う(ステップST15)。信号光の演算出力が閾値外であると判定した場合(ステップS15;YES)、ステップST12の処理に戻り信号光のポインティングの再設定を行う。
一方、信号光の演算出力が閾値内であると判定した場合(ステップST15;NO)、信号光のデフォーカス値が閾値外であるか否か判定を行う(ステップST16)。信号光のデフォーカス値が閾値外であると判定した場合(ステップST16;YES)、ステップST12の処理に戻り、信号光のデフォーカス値の再設定を行う。一方、信号光のデフォーカス値が閾値内であると判定した場合(ステップST16;NO)、処理を終了する。
以上のように、この実施の形態5によれば、到来光のデフォーカスを調整するデフォーカス制御機18と、位相が互いに90度ずつ異なる出力信号を生成する光ハイブリッド素子3と、局発光に位相変調を与える光位相変調器26と、空間的に2分割された第5から第8の分割型光電変換器19,20,21,22で構成され局発光の光軸を制御する捕捉追尾センサ12と、光電変換後に局発光の変調信号を抽出する周波数弁別回路28と、抽出した局発光の変調信号から局発光の伝播角を検出する角度補正部27とを備えるように構成したので、局発光の角度誤差を検出することにより、局発光の伝播角誤差による信号光の角度検出誤差を低減させることができ、角度検出機構の高精度化を実現することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 光アンテナ、2 局発光源、3 光ハイブリッド素子、4 第1の分割型光電変換器、4a,4b,4c,5a,5b、5c、6a,6b,6c,7a,7b,7c,19a,19b,20a,20b,30a,30b,31a,31b 光電変換領域、4d,5d,6d,7d,19c,20c,21a,22a,30c,31c 受光スポット、5 第2の分割型光電変換器、6 第3の分割型光電変換器、7 第4の分割型光電変換器、8 第1の粗捕捉誤差信号生成回路、9 第1の精捕捉誤差信号生成回路、10 第2の粗捕捉誤差信号生成回路、11 第2の精捕捉誤差信号生成回路、12 捕捉追尾センサ、13 第1の差動増幅回路、14 第2の差動増幅回路、15 コスタスループ回路、16 粗捕捉制御信号生成回路、17 精捕捉制御信号生成回路、18 デフォーカス制御機、18a 対物レンズ、18b リレーレンズ、19 第5の分割型光電変換器、20 第6の分割型光電変換器、21 第1の光電変換器21、22 第2の光電変換器、23 追尾制御信号生成回路、26 光位相変調器、27 局発光角度補正機構、28 周波数弁別回路、28a バンドパスフィルタ、28b 乗算器、29 局発光伝播角制御信号生成回路、30 第7の分割型光電変換器、31 第8の分割型光電変換器、01 到来光、202 局発光、203 1/2波長板、204 1/4波長板、205 ビームスプリッタ、206,207 偏波分離スプリッタ、208,209,210,211,208´,209´,210´,211´ 出力信号、212 光アンテナ制御信号、213 デフォーカス制御信号、214 伝播角制御信号。

Claims (10)

  1. 空間伝搬するレーザ光を受信する光アンテナと、
    前記光アンテナの受信光と略同一波長を有する局発光を出力する局発光源と、
    前記受信光と前記局発光とを光波合成し、前記受信光の入射角と等しい出射角を有する出射光を複数出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力される複数の出射光からビート信号を取り出し、電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部が変換した電気信号を前記受光素子の出射面に対して広角度に捕捉した粗捕捉誤差信号を生成する粗捕捉追尾機構と、前記光電変換部が変換した電気信号を前記受光素子の出射方向に高精度に捕捉した精捕捉誤差信号を生成する精捕捉追尾機構とを備えた捕捉追尾センサと、
    前記捕捉追尾センサが生成した前記粗捕捉誤差信号を用いて前記粗捕捉追尾機構を駆動する粗捕捉制御信号を生成する粗補正制御信号生成回路と、
    前記捕捉追尾センサが生成した前記精捕捉誤差信号を用いて前記精捕捉追尾機構を駆動する精捕捉制御信号を生成する精捕捉制御信号生成回路と、
    前記光電変換器が変換した電気信号に基づいて周波数誤差信号を生成し、前記局発光源にフィードバック出力する位相同期制御回路とを備えた捕捉追尾装置。
  2. 前記光電変換部は、前記受信素子の出射面に対して水平方向に2分割された第1および第2の光電変換領域、および前記第1および第2の光電変換領域に接する第3の光電変換領域を有する水平光電変換器と、前記受信素子の出射面に対して垂直方向に2分割された第1および第2の光電変換領域、および前記第1および第2の光電変換領域に接する第3の光電変換領域を有する垂直光電変換器とを複数直交配置して構成し、
    前記粗捕捉追尾機構は、前記水平光電変換器の第3の光電変換領域および前記垂直光電変換器の第3の光電変換領域から出力される電気信号に基づいて前記粗捕捉誤差信号を生成し、前記精捕捉追尾機構は、前記水平光電変換器の第1および第2の光電変換領域および前記垂直光電変換器の第1および第2の光電変換領域から出力される電気信号に基づいて前記精捕捉誤差信号を生成することを特徴とする請求項1記載の捕捉追尾装置。
  3. 前記受光素子は、入力される受信光および局発光を位相差90度ハイブリッドで合波し、位相差0度および位相差180度の出射光を出力する2つのIチャネル出力ポートと、位相差90度および位相差270度の出射光を出力する2つのQチャネル出力ポートとを備え、
    前記光電変換部は、前記2つのIチャネル出力ポートおよび前記2つのQチャネル出力ポートのいずれかの出射光を電気信号に変換する2つの水平光電変換器および2つの垂直光電変換器を直交配置したことを特徴とする請求項2記載の捕捉追尾装置。
  4. 前記光電変換部は、前記2つのIチャネル出力ポートが接続された前記水平光電変換器および前記垂直光電変換器と、前記2つのQチャネル出力ポートが接続された前記水平光電変換器および前記垂直光電変換器とを直交配置し、
    前記粗捕捉追尾機構は、前記Qチャネル出力ポートが接続された前記水平光電変換器および前記垂直光電変換器の第1および第2の光電変換領域から出力される電気信号に基づいて前記精捕捉誤差信号を生成することを特徴とする請求項3記載の捕捉追尾装置。
  5. 前記光電変換部は、前記2つのIチャネル出力ポートが接続された前記水平光電変換器および前記垂直光電変換器と、前記2つのQチャネル出力ポートが接続された前記水平光電変換器および前記垂直光電変換器とを直交配置し、
    前記粗捕捉追尾機構は、前記Iチャネル出力ポートが接続された前記水平光電変換器の第1および第2の光電変換領域から出力される電気信号、および前記Qチャネル出力ポートが接続された前記垂直光電変換器の第1および第2の光電変換領域から出力される電気信号に基づいて前記精捕捉誤差信号を生成することを特徴とする請求項3記載の捕捉追尾装置。
  6. 前記受光素子は、前記Iチャネル出力ポートの出力を、前記Qチャネル出力ポートの出力よりも大きくすることを特徴とする請求項4記載の捕捉追尾装置。
  7. 空間伝搬するレーザ光を受信する光アンテナと、
    前記アンテナの受信光の広がり角を制御するデフォーカス制御機と、
    前記光アンテナの受信光と略同一波長を有する局発光を出力する局発光源と、
    前記デフォーカス制御機が広がり角を制御した受信光と前記局発光とを光波合成し、前記受信光の入射角と等しい出射角を有する出射光を複数出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力される複数の出射光からビート信号を取り出し、電気信号に変換する光電変換部を複数備えた捕捉追尾センサと、
    前記光電変換部が変換した電気信号に基づいて追尾制御信号を生成し、前記光アンテナおよび前記デフォーカス制御機にフィードバック出力する追尾制御信号生成回路と、
    前記光電変換器が変換した電気信号に基づいて周波数誤差信号を生成し、前記局発光源にフィードバック出力する位相同期制御回路とを備えた捕捉追尾装置。
  8. 前記光電変換部は、前記受光素子の出射面に対して水平方向に2分割された光電領域を有する水平分割型光電変換器と、前記受光素子の出射面に対して垂直方向に2分割された光電領域を有する垂直分割型光電変換器と、前記受光素子からの入射角に対して同一の出射角を有する複数の非分割型光電変換器とを備え、
    前記追尾制御信号生成回路は、前記水平分割型光電変換器および前記垂直分割型光電変換器が変換した電気信号に基づいて追尾制御信号を生成し、
    前記位相同期制御回路は、前記水平分割型光電変換器、前記垂直分割型光電変換器、および前記複数の非分割型光電変換器が変換した電気信号に基づいて周波数誤差信号を生成することを特徴とする請求項7記載の捕捉追尾装置。
  9. 前記局発光源から出力される局発光に位相変調を与える光位相変調器と、
    前記光位相変調器で位相変調が与えられた前記局発光の光軸を制御する角度補正部と、
    前記光電変換部が変換した電気信号から前記局発光に重畳した変調信号を抽出し、前記変調信号から前記局発光の伝播角度誤差を検出する周波数弁別回路と、
    前記周波数弁別回路が検出した前記伝播角度誤差に基づいて前記局発光の伝播角制御信号を生成し、前記角度補正部にフィードバック出力する伝播角制御信号生成回路とを備えたことを特徴とする請求項7記載の捕捉追尾装置。
  10. 前記光電変換部は、前記受光素子の出射面に対して水平方向に2分割された光電領域を有する複数の水平分割型光電変換器と、前記受光素子の出射面に対して垂直方向に2分割された光電領域を有する複数の垂直分割型光電変換器とを備え、
    前記追尾制御信号生成回路は、前記水平分割型光電変換器および前記垂直分割型光電変換器が変換した電気信号に基づいて追尾制御信号を生成し、
    前記位相同期制御回路は、前記複数の水平分割型光電変換器および前記複数の垂直分割型光電変換器が変換した電気信号に基づいて前記周波数誤差信号を生成し、
    前記周波数弁別回路は、前記水平分割型光電変換器および前記垂直分割型光電変換器が変換した電気信号から前記変調信号を抽出し、前記伝播角度誤差を検出することを特徴とする請求項8記載の捕捉追尾装置。
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