JP2013150277A - 音声調整機器及びそれを備えたテレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のフィルタを備えた音声調整機器において、ユーザが各フィルタのゲイン及びQ値を直感的に認識でき、ゲイン及びQ値の調整を簡単にでき、しかも、全フィルタ間のゲイン特性のバランスをユーザが把握し易いようにする。
【解決手段】音声調整機器においては、各フィルタについて、増幅又は減衰対象の中心周波数の信号成分のゲインとQ値とをリモコンにより独立して調整可能であり、全フィルタのゲイン特性G2がディスプレイに1つの周波数軸L1上に並べて一括表示される。それにより、ユーザが各フィルタのゲイン及びQ値を直感的に認識できる。また、表示されるゲイン特性G2を見ながらリモコンによりゲイン及びQ値を調整でき、調整操作が簡単になる。また、ディスプレイ上のゲイン特性G2の表示は、全フィルタのゲイン特性G2を1つの周波数軸L1上に並べたものなので、ユーザが全フィルタ間のゲイン特性G2のバランスを把握し易くなる。
【選択図】図3
【解決手段】音声調整機器においては、各フィルタについて、増幅又は減衰対象の中心周波数の信号成分のゲインとQ値とをリモコンにより独立して調整可能であり、全フィルタのゲイン特性G2がディスプレイに1つの周波数軸L1上に並べて一括表示される。それにより、ユーザが各フィルタのゲイン及びQ値を直感的に認識できる。また、表示されるゲイン特性G2を見ながらリモコンによりゲイン及びQ値を調整でき、調整操作が簡単になる。また、ディスプレイ上のゲイン特性G2の表示は、全フィルタのゲイン特性G2を1つの周波数軸L1上に並べたものなので、ユーザが全フィルタ間のゲイン特性G2のバランスを把握し易くなる。
【選択図】図3
Description
本発明は、音声信号の対周波数ゲイン特性を調整する音声調整機器及びそれを備えたテレビジョン受像機に関する。
従来から、音声調整機器の一種であるパラメトリックイコライザにおいて、音声信号の特定周波数帯域の信号成分を増幅又は減衰させるフィルタと、そのフィルタの対周波数ゲイン特性を示す特性グラフを表示する表示器と、その表示器に表示された特性グラフ上でカーソルを動かすためのマウスと、そのマウスの操作によるカーソルの移動に応じてフィルタのゲイン特性を変更するCPUとを備えたものが知られている。このパラメトリックイコライザにおいては、特性グラフの横軸と縦軸がそれぞれ周波数とゲインを示す。そして、特性グラフ上で、カーソルにより、ゲイン特性の中心周波数付近を指示してカーソルを縦方向に移動させると、フィルタの中心周波数に対応するゲインが変更される。また、カーソルにより、中心周波数から少し外れた箇所を指示してカーソルを横方向に移動させると、フィルタによる増幅又は減衰対象の信号成分の周波数帯域が拡大又は縮小し、フィルタのQ値が変更される(例えば、特許文献1を参照)。このパラメトリックイコライザでは、表示器に特性グラフが表示されるので、ユーザがフィルタのゲイン特性(中心周波数に対応するゲイン及びQ値)を直感的に把握することができる。また、ユーザが特性グラフを見ながらゲイン特性を変更することができ、変更操作が簡単になる。
また、このようなパラメトリックイコライザにおいて、音声信号の複数の周波数帯域でのゲインを調整できるようにするため、中心周波数が互いに異なる複数のフィルタを設け、それらのフィルタのゲイン特性を表示する際には、フィルタ毎にゲイン特性を切替え表示するものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、このパラメトリックイコライザでは、ユーザが各フィルタのゲイン特性をフィルタ毎にしか視認できないので、全フィルタ間のゲイン特性のバランスが把握し難く、イコライザによる調整後の音声の各周波数帯域の音量バランスを把握することが困難である。
上記の他に、音声調整機器として、フィルタのQ値を数字で表示するものが知られているが(例えば、特許文献3、4を参照)、このような音声調整機器によって上記の問題を解決することは難しい。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、複数のフィルタを備えた音声調整機器において、ユーザが各フィルタのゲイン及びQ値を直感的に認識でき、ゲイン及びQ値の調整を簡単にでき、しかも、全フィルタ間のゲイン特性のバランスを把握し易い音声調整機器及びそれを備えたテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の音声調整機器は、入力される音声信号のうち、複数の周波数帯域の信号成分をそれぞれ増幅又は減衰させる複数のフィルタと、前記複数のフィルタのゲイン特性を調整するための調整部と、前記調整部により調整されたゲイン特性を表示する特性表示部と、を備えた音声調整機器において、前記調整部は、前記複数のフィルタの各々について、前記フィルタによる増幅又は減衰対象の信号成分のうちの中心周波数の信号成分のゲインと、前記フィルタのゲイン特性のQ値とを独立して調整可能とされており、前記特性表示部は、前記複数のフィルタのゲイン特性を1つの周波数軸上に並べて表示することを特徴とする。
また、前記特性表示部は、前記ゲイン特性をドット状に表示し、前記フィルタのゲイン特性曲線と前記周波数軸とで挟まれる範囲内のドットを、前記の範囲外のドットとは異なる色で表示し、前記中心周波数に対応するゲインを示すドットには、所定の色を付し、前記中心周波数以外の周波数に対応するゲインを示すドットには、前記中心周波数のドットとは濃さが異なる同色、又は前記中心周波数のドットとは別の色を付すことが好ましい。
また、本発明のテレビジョン受像機は、前記音声調整機器と、入力される映像信号に基づき、映像を表示する映像表示部と、を備え、前記映像表示部は、前記特性表示部として兼用されることを特徴とする。
本発明によれば、特性表示部に表示される各フィルタのゲイン特性から、ユーザが各フィルタのゲイン及びQ値を直感的に認識することができる。また、その表示されるゲイン特性を見ながら調整部を用いてゲイン及びQ値を調整することができ、調整操作が簡単になる。しかも、特性表示部におけるゲイン特性の表示は、全フィルタのゲイン特性が1つの周波数軸上に並べられたものなので、ユーザが全フィルタ間のゲイン特性のバランスを把握し易くなる。
本発明の一実施形態に係る音声調整機器を備えたテレビジョン(以下、TVという)受像機について図面を参照して説明する。図1は、そのTV受像機の概略構成を示す。TV受像機1は、TV受像機本体10と、TV受像機本体10を無線通信により遠隔操作するためのリモートコントローラ(以下、リモコンという)50とを備える。
TV受像機本体10は、ディジタルTV放送信号(以下、単に放送信号という)を受信する放送受信回路2(放送受信部)と、放送受信回路2により受信された放送信号中の音声信号に基づき、TV放送番組(以下、単に放送番組という)の音声を出力するスピーカ3と、スピーカ3から出力される音声の周波数特性を調整する音声調整機器4と、放送受信回路2により受信された放送信号中の映像信号に基づき、放送番組の映像を表示するディスプレイ5(映像表示部)と、ディスプレイ5を駆動するディスプレイ駆動回路6とを備える。
また、TV受像機本体10は、リモコン50からの操作信号を受信する受信回路7と、制御回路8とを備える。制御回路8は、受信回路7により受信された操作信号に基づき、放送受信回路2の受信制御、音声調整機器4の音声調整制御、及びディスプレイ駆動回路6を介したディスプレイ5の表示制御を行う。
図2は、TV受像機1の詳細構成を示す。放送受信回路2は、アンテナ9を介して受信する放送信号のチャンネルを選択し、その選択したチャンネルの放送信号を受信するチューナ21と、チューナ21により受信された放送信号を復調する復調回路22と、復調回路22により復調された放送信号から映像信号及び音声信号をそれぞれ分離するデマルチプレクサ23と、デマルチプレクサ23により分離された映像信号及び音声信号をそれぞれ復号化するデコーダ24とを有する。
音声調整機器4は、デコーダ24から入力される復号化後の音声信号の周波数特性を調整するDSP(Digital Signal Processor)41と、DSP41による調整後の音声信号をD/A変換するD/A変換回路42とを有する。
DSP41は、直列接続された5段のデジタルフィルタ(以下、単にフィルタという)43A〜43E(以下、フィルタ43と総称)と、リモコン50からの操作信号に基づき、フィルタ43のゲイン特性をフィルタ毎に調整する調整回路44(調整部を構成)とを有する。フィルタは、図示の数に限定されず、複数であればよい。
各フィルタ43は、音声信号を減衰させる減衰機能と音声信号を増幅させる増幅機能とを併せ持っており、放送受信回路2により受信された放送信号中の音声信号であってデコーダ24により復号化されたものを減衰又は増幅の対象としている。フィルタ43(フィルタ43A〜43E)は、それぞれ、デコーダ24から入力される復号化後の音声信号のうち、5つの周波数帯域の信号成分をそれぞれ増幅又は減衰させるものであって、増幅又は減衰対象の信号成分の中心周波数が互いに重ならないように設定されている。各フィルタ43の中心周波数は、例えば、フィルタ43A〜43Eの順に、120[Hz]、500[Hz]、1.5[kHz]、5[kHz]、10[kHz]である。
各フィルタ43は、増幅又は減衰対象の信号成分のうちの中心周波数の信号成分のゲイン(以下、単にゲインという)と、ゲイン特性のQ値とをそれぞれ変更可能な構成とされており、例えば、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタ等により構成される。Q値は、中心周波数をfrとし、半値幅をBとすると、fr/Bで表される。また、調整回路44は、各フィルタ43について、フィルタのゲインと、フィルタのゲイン特性のQ値とを独立して調整可能な構成とされている。各フィルタ43及び調整回路44がこのような構成を有することから、DSP4はパラメトリックイコライザとして機能することができる。
音声調整機器4は、調整回路44により調整されたゲイン特性を表示する特性表示部を有するが、本実施形態では、ディスプレイ5がその特性表示部として兼用される。ディスプレイ5は、複数のフィルタ43A〜43Eのゲイン特性を1つの周波数軸上に並べて一括表示する。また、ディスプレイ5は、デコーダ24から入力される復号化後の映像信号に基づき、映像を表示する。
リモコン50は、操作キー51と、ユーザによる操作キー51の操作内容に応じた操作信号を生成する制御回路52と、制御回路52により生成された操作信号を受信回路7に無線送信する送信回路53とを有する。送信回路53と受信回路7との間の通信方式は、赤外線通信であるが、これに限定されない。
操作キー51(調整部を構成)は、表示切替えキー54、フィルタキー55、ゲインキー56、Q値キー57、方向キー58、決定キー59、及び選局キー60を含む。方向キー58は、左向きキー58a、右向きキー58b、上向きキー58c、及び下向きキー58dにより構成される。
表示切替えキー54は、ディスプレイ5の表示モードを、フィルタ43のゲイン特性を表示するフィルタ特性表示モードと、放送番組を表示する番組表示モードとの間で切り替えるためのキーである。
フィルタキー55、ゲインキー56、Q値キー57、方向キー58、及び決定キー59は、ディスプレイ5に表示されるフィルタ43のゲイン特性を基に、そのゲイン特性をフィルタ毎に調整するためのキーである。フィルタキー55、ゲインキー56、及びQ値キー57は、それぞれ、フィルタ43の設定項目を、フィルタ43の選択設定、選択対象のフィルタ43のゲイン設定、及びそのQ値設定のいずれにするかを選ぶためのキーである。方向キー58は、その選ばれた設定項目に応じて、フィルタ43の選択、ゲイン調整、又はQ値調整を行うためのキーとして機能する。決定キー59は、方向キー58による選択・調整内容を決定するためのキーである。このように、フィルタキー55、ゲインキー56、Q値キー57、方向キー58、及び決定キー59は、フィルタ43のゲインと、フィルタ43のゲイン特性のQ値とを独立して調整可能な構成とされている。
選局キー60は、ディスプレイ5が番組特性表示モードであるときに、チューナ21による受信チャンネルを選択するためのキーである。
図3は、フィルタ特性表示モード時にディスプレイ5に表示されるゲイン特性のグラフを示す。そのグラフG1の横軸は周波数を表し、グラフG1はフィルタ43の対周波数のゲイン特性G2を示す。
グラフG1では、ゲイン特性G2がドット状に表示されており、1つのドットD1はディスプレイ5の表示画面の1つ又は複数の画素で形成される。グラフG1では、各フィルタ43の実際のゲイン特性曲線L2と周波数軸L1とで挟まれる範囲内にあるドットD1が、上記の範囲外のドットD1とは異なる色で表示され、このようにして、各フィルタ43のゲイン特性G2が表示されている。各フィルタ43のゲイン特性G2の傍には、各フィルタ43による相対的な増幅度(図3のフィルタ43Aの場合、+5と表示)又は減衰度(図3のフィルタ43Eの場合、−3と表示)が表示されている。なお、ゲイン特性曲線L2は、実際の表示画面には表示されず、図3では、説明のため図示している。また、増幅度及び減衰度の表示方法は、上記に限定されない。また、グラフG1の周波数軸(横軸)が対数表示であって、ドットD1がマトリクス状に並んだ複数の画素で形成されている場合、周波数が高くなるほど、ドットD1の幅を狭めてもよい。
ディスプレイ5にグラフG1が表示されているときに、フィルタキー55が押し下げられると、設定項目としてフィルタ43の選択設定が選ばれ、選択対象のフィルタ43を示すカーソルC1がグラフG1上に表示される。そして、左向きキー58a又は右向きキー58bが押下げ操作されると、その操作内容に応じて、カーソルC1が左方向又は右方向のフィルタに移動し、決定キー59が押し下げられると、そのときにカーソルC1の在るフィルタ43が選択対象に決定される。
図4は、選択対象のフィルタ43のゲイン及びQ値調整時におけるゲイン特性G2の変化を示す。ここでは、各フィルタ43の代表として、フィルタ43c(fr=1.5[kHz])のゲイン特性G2についてのみ説明する。
ゲインキー56の操作により設定項目としてゲイン調整が選ばれたとき、上向きキー58cが操作されると、フィルタ43cのゲインは上昇し、グラフG1上の中心周波数frに対応するゲインも上がる。ゲインの上昇は段階的であって、例えば、上向きキー58aが1回、押下げられる毎に、実際のゲインは一定値だけ上昇し、グラフG1上のゲインは1つのドットD1分だけ高くなる。不図示であるが、下向きキー58dが押下げ操作されるとき、上記と同じ態様で、ゲインが低くなる。
中心周波数frに対応するゲインが上がるに連れ、フィルタ43cの特性に起因して、中心周波数frよりも高域側及び低域側の周波数に対応するゲインも上昇し、増幅又は減衰対象の信号成分の周波数帯域fbが拡がる。上向きキー58c又は下向きキー58dの操作によるゲイン調整後、決定キー59が押し下げられると、調整内容が確定される。
Q値キー57の操作により設定項目としてQ値調整が選ばれたとき、上向きキー58cが操作されると、フィルタ43cの周波数帯域fbが狭くなり、それによってQ値が高くなり、グラフG1上の表示も同様に変化する。周波数帯域fbの縮小は段階的であって、例えば、上向きキー58cが1回、押下げられる毎に、実際の周波数帯域fbが、中心周波数frの高域側及び低域側のいずれにおいても、一定値だけ狭くなり、グラフG1上の周波数帯域fbも、中心周波数frの高域側及び低域側のいずれにおいても、1つのドットD1分だけ狭くなる。下向きキー58dが押下げ操作されるとき、上記と同じ態様で、周波数帯域fbは段階的に広くなり、それに伴って、Q値も段階的に低くなる。上向きキー58c又は下向きキー58dの操作によるQ値調整後、決定キー59が押し下げられると、調整内容が確定される。
本実施形態では、ディスプレイ5に表示される各フィルタ43のゲイン特性G2から、ユーザが各フィルタ43のゲイン及びQ値を直感的に認識することができる。また、その表示されるゲイン特性G2を見ながらリモコン50を用いてゲイン及びQ値を調整することができ、調整操作が簡単になる。しかも、ディスプレイ5におけるゲイン特性G2の表示は、全てのフィルタ43のゲイン特性G2が1つの周波数軸上に並べられたものなので、ユーザが全てのフィルタ43間のゲイン特性G2のバランスを把握し易くなり、音声調整機器4による調整後の音声の各周波数帯域の音量バランスを掴み易くなる。
また、放送番組を表示するディスプレイ5が、フィルタ43のゲイン特性G2を一括表示する特性表示部として兼用されることから、フィルタ43の数が多い場合、フィルタ43が増幅又は減衰対象とする信号成分の周波数帯域が広かったとしても、各フィルタ43のゲイン特性G2を大きく表示することができ、ユーザがゲイン特性G2を見易くなる。また、表示器の数を減らして、小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、フィルタ43のいずれかのQ値を調整したときに、そのフィルタと、中心周波数が近い他のフィルタとの間で、増幅又は減衰対象の信号成分の周波数帯域が重なったとしても、従来のように各フィルタのゲイン特性が個別に切替え表示される場合と比べ、重なりに気付き易くなる。
次に、上記実施形態の一変形例に係るTV受像機について説明する。図5は、本変形例のグラフG1を示す。本変形例のグラフG1では、中心周波数frに対応するゲインを示すドットD2に、所定の色が付され、中心周波数fr以外の周波数に対応するゲインを示すドットD3に、ドットD2とは濃さが異なる同色、又はドットD2とは別の色が付され、このようにして、ドットが塗り分けられている。ドットD2とドットD3との間で濃さだけが異なる場合、中心周波数frのゲインが強調されるように、ドットD2の色はドットD3の色よりも濃くなるように設定されていることが望ましい。本変形例においては、ドットの塗り分けにより、ドットD2を基準にドットD3の広がりを視認し易くなり、各フィルタ43のゲイン特性G2のQ値をさらに直感的に把握し易くなる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、各フィルタの中心周波数は、リモコンの操作キーを操作することにより、変更可能であってもよい。また、操作キーは、TV受像機本体に設けられていても構わない。また、DVD/BD(Blu-ray Disc)プレーヤ等の映像音声再生装置に接続可能とし、その映像音声再生装置から入力される音声信号を音声調整機器による音声調整対象とし、映像音声再生装置から入力される映像信号をディスプレイによる表示対象としてもよい。
1 テレビジョン受像機
2 放送受信回路(放送受信部)
4 音声調整機器
43、43A〜43E フィルタ
44 調整回路(調整部を構成)
5 ディスプレイ(特性表示部、映像表示部)
50 リモートコントローラ
51 操作キー(調整部を構成)
fr 中心周波数
D1 ドット
D2 中心周波数に対応するゲインを示すドット
D3 中心周波数以外の周波数に対応するゲインを示すドット
2 放送受信回路(放送受信部)
4 音声調整機器
43、43A〜43E フィルタ
44 調整回路(調整部を構成)
5 ディスプレイ(特性表示部、映像表示部)
50 リモートコントローラ
51 操作キー(調整部を構成)
fr 中心周波数
D1 ドット
D2 中心周波数に対応するゲインを示すドット
D3 中心周波数以外の周波数に対応するゲインを示すドット
Claims (3)
- 入力される音声信号のうち、複数の周波数帯域の信号成分をそれぞれ増幅又は減衰させる複数のフィルタと、
前記複数のフィルタのゲイン特性を調整するための調整部と、
前記調整部により調整されたゲイン特性を表示する特性表示部と、を備えた音声調整機器において、
前記調整部は、前記複数のフィルタの各々について、前記フィルタによる増幅又は減衰対象の信号成分のうちの中心周波数の信号成分のゲインと、前記フィルタのゲイン特性のQ値とを独立して調整可能とされており、
前記特性表示部は、前記複数のフィルタのゲイン特性を1つの周波数軸上に並べて表示することを特徴とする音声調整機器。 - 前記特性表示部は、前記ゲイン特性をドット状に表示し、前記フィルタのゲイン特性曲線と前記周波数軸とで挟まれる範囲内のドットを、前記の範囲外のドットとは異なる色で表示し、前記中心周波数に対応するゲインを示すドットには、所定の色を付し、前記中心周波数以外の周波数に対応するゲインを示すドットには、前記中心周波数のドットとは濃さが異なる同色、又は前記中心周波数のドットとは別の色を付すことを特徴とする請求項1に記載の音声調整機器。
- 請求項1又は請求項2に記載の音声調整機器と、
入力される映像信号に基づき、映像を表示する映像表示部と、を備え、
前記映像表示部は、前記特性表示部として兼用されることを特徴とするテレビジョン受像機。
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