JP2013150112A - アンテナモジュールおよびその特性調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電点の位置を変更することなく、共振周波数および特性インピーダンスを調整することが可能なアンテナモジュールを提供すること。
【解決手段】アンテナモジュール(10)は、第1および第2の基板側辺を持つモジュール基板(20)と、シールドケース(40)と、パッチアンテナ(50)とから構成される。シールドケース(40)は、第1の基板側辺側に配置され、ケース内側側辺を持つ。パッチアンテナ(50)は、ケース内側側辺に隣接する第1のアンテナ側辺と、第2の基板側辺に隣接する第2のアンテナ側辺とを持つ。パッチアンテナの誘電体基板(52)の天面に形成されたアンテナ放射電極(54)は、第1のアンテナ側辺側に形成され、共振周波数を粗調整するための第1のスリット(541)と、第2のアンテナ側辺側に形成され、特性インピーダンスを粗調整するための第2のスリット(542)とを持つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナモジュールに関し、特に、Wi-Fiのような無線LANにおいて使用される周波数帯の電波を送受信可能なアンテナモジュールおよびその特性調整方法に関する。
周知のように、Wi-Fi(wireless fidelity)とは、Wi-Fi Allianceによって無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称をいう。
企業内や家庭などの限られた範囲内で、複数のパソコンや周辺機器を通信回線で接続し、相互にデータのやり取りをするネットワークのことをLAN(local area network)という。「無線LAN」とは、有線ケーブルの代わりに無線通信技術によってLANを構築したものである。無線(電波)を利用した通信技術規格には、Bluetooth(登録商標)やWiMAX(登録商標)などさまざまな種類があるが、「無線LAN」と言った場合は、一般にIEEE 802.11シリーズと呼ばれる特定規格による無線ネットワークを指す。
Wi-Fiマークがついているということは、その製品がある一定レベルの相互接続性が保証されていることを意味する。無線LANにつなげる製品といえば、以前はパソコンやプリンタくらいであったが、ここ数年で携帯ゲーム機やデジタルカメラ、薄型テレビ、ブルーレイ・ディスク・レコーダなど無線LANに対応した製品が続々と登場している。
尚、公衆無線LANとは、家庭用の無線LANの親機に当たる無線LAN基地局(アクセスポイント)を街中に設置し、外出先でも無線LANを利用できるようにしたものをいう。
無線LANの標準化については、米IEEE(米国電気電子技術者協会)の802.11委員会で策定されている。すなわち、このIEEE802.11委員会では、無線LANの標準の規格、仕様を策定している。
例えば、IEEE 802.11aは、IEEE 802.11委員会が策定した5GHz帯高速無線LAN・無線アクセスの規格である。通信速度(転送速度)は20M〜50Mビット/秒程度である。MAC(媒体アクセス制御)としてはCSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)が採用されている。物理層の変調方式はOFDM(直交周波数分割多重)である。
一方、IEEE 802.11bは、IEEE 802.11委員会が1999年9月に標準化した無線LANの仕様である。IEEE 802.11bでは、2.4GHz帯の周波数を使い、変調方式には直接拡散(DS)を使う。伝送速度(転送速度)は11Mビット/秒と5.5Mビット/秒とがある。
更に、IEEE 802.11gは、IEEE 802.11委員会が2003年6月に策定した、無線LANの標準規格の一つで、2.4GHz帯で約54Mビット/秒の通信を行う仕様である。変調方式にはOFDMが採用されている。したがって、IEEE 802.11gは、IEEE 802.11bと同じ2.4GHz帯の周波数を利用し、IEEE 802.11bの約5倍にあたる54Mビット/秒の転送速度をサポートする。同じく54Mビット/秒の転送速度をサポートするIEEE 802.11aと異なり、IEEE 802.11gはIEEE 802.11bとの互換性もある。なお、54Mビット/秒という最高転送速度はIEEE 802.11aとまったく同じになっているが、2.4GHz帯は無線LAN以外の機器でも多数使用されている「混雑した」周波数帯となっているため、IEEE 802.11gでは実際の転送速度はIEEE 802.11aよりも遅くなるといわれている。
更にまた、IEEE 802.11nは、2.4GHz/5GHzの周波数帯を用い、最大伝送速度600Mbps、実効速度で100Mbps以上の実現に受け策定された規格である。技術的には、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を使用し、複数のアンテナで送受信を行うこと(マルチストリーミング)や通信手順の見直し、複数のチャンネル(通信に用いられるバンド幅)を結合するチャンネルボンディング(チャンネル結合)などにより、高速化・安定化を実現している。IEEE 802.11nは、IEEE 802.11aやIEEE 802.11b、IEEE 802.11gとの相互接続も可能である。
尚、前述したように、IEEE 802.11bとIEEE 802.11gとでは使用周波数帯が同じ(2.4GHz帯)なので、ここでは、両方を合わせて、IEEE 802.11b/gと総称することにする。
このような無線LANの周波数帯で使用されるアンテナ装置として、基板アンテナが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、基板アンテナは、その占有面積が広いので、携帯電話やデジタルカメラ、ビデオカメラ、小型カメラなどの小型携帯機器端末に内蔵することが困難である。
そこで、小型携帯機器端末に内蔵可能な小型アンテナ装置として、チップアンテナが知られている(例えば、特許文献2参照)。チップアンテナは、アンテナ単体では小型外形である。しかしながら、チップアンテナは、それを設置する周囲の状況によって、その特性が変化してしまう。そのため、アンテナ周囲への金属部品の設置に制限が多く、チップアンテナに隣接して金属部品を設置することができない。したがって、チップアンテナを含むアンテナ装置が実際に占有する範囲は、チップアンテナ自体の外形寸法より大幅に大きくなる。その結果、金属筺体内に複数の電子部品を隙間なく詰め込むような小型携帯機器端末には、アンテナ装置を実装するための空間の確保が困難である。
そこで、小型アンテナ装置として、周知のパッチアンテナを使用することが考えられる。従来から、種々のパッチアンテナが提案されている。
例えば、特開2001−94338号公報(特許文献3)は、複数の異なる周波数で円偏波を送受信可能な、小型、かつ、低コストの「円偏波パッチアンテナ」を開示している。この特許文献3に開示された円偏波パッチアンテナは、所定の大きさの方形パッチアンテナ素子を有し、その方形パッチアンテナ素子の所定の位置に給電点が形成されている。方形パッチアンテナ素子の外周の各辺部に、所定の大きさの複数の突起素子が設けられている。このような構成の円偏波パッチアンテナは、方形パッチアンテナ素子の大きさと給電点の位置で決まる第1の共振周波数と、方形パッチアンテナ素子の各辺部に設けられた突起素子の長さおよび数で決まる第2の共振周波数と、の2つの共振周波数を有する。
また、特開2001−339234号公報(特許文献4)は、円偏波パッチアンテナの特性の微調整を容易化して特性のバラツキを抑制した「円偏波パッチアンテナの特性調整方法」を開示している。この特許文献4に開示された円偏波パッチアンテナの特性調整方法は、誘電体基板の表面に角形の放射素子を設け、裏面にグランドパターンを設けた円偏波パッチアンテナの特性調整方法であって、放射素子の横辺の中間部、または縦辺の中間部、または角部、または斜辺部を部分的にトリミングして特性を調整している。このようなトリミングを施すことによって、中心周波数(使用周波数;共振周波数)fcを上昇又は低下させ、特性パターンを左廻り又は右廻りに回転させている。
特開2011−19178号公報 特開2010−245724号公報 特開2001−94338号公報([0018]) 特開2001−339234号公報([0013]〜[0017])
通常の小型パッチアンテナは、高誘電率(高比誘電率)を持つ誘電体基板を使用しているため、その使用周波数(共振周波数)の帯域幅が狭い。したがって、使用周波数(共振周波数)の帯域幅の広帯域化を実現する方法として、誘電体基板の誘電率(比誘電率)を低くするのが有効である。しかしながら、この方法では、使用周波数(共振周波数)の帯域が上昇してしまい、小型パッチアンテナを目的の使用周波数(共振周波数)で使用することができなくなる。その為、パッチアンテナのアンテナ外形を拡大して使用周波数(共振周波数)の特性調整を行う必要がある。
また、通常のパッチアンテナにおいては、給電点のインピーダンス特性を目標値に調整するために、誘電体基板の表面(主面)に形成されるアンテナパターン(アンテナ放射電極)に対する給電点の位置をずらしている。通常、パッチアンテナの給電点は、アンテナパターン(アンテナ放射電極)を形成しているセラミック等の誘電体基板に穴を空けて成形される。そのため、給電点の位置を変更するには、誘電体基板を成形するために使用される金型等を変更しなければならない。そのため、金型の変更費用、日数、再成形と負担が大きくなってしまう。
また、従来、パッチアンテナの共振周波数(使用周波数)の調整を、1)誘電体基板の誘電率(比誘電率)、2)アンテナパターンの外形寸法、の2つのパラメータを用いて(変更して)行っている。しかしながら、アンテナ設置空間の制限等により、パッチアンテナの外形寸法が狭く(小さく)なるように制限されてしまうと、誘電体基板の誘電率(比誘電率)を変更する方法によってのみでしか、パッチアンテナの共振周波数(使用周波数)を調整することができない。誘電体基板の誘電率(比誘電率)の範囲は限られ、かつ通常、その誘電率(比誘電率)として離散的な値のものしか使用できない。その結果、最適な誘電率(比誘電率)を持つ誘電体基板が得られないことが多々ある。
最適な誘電率(比誘電率)を持つ誘電体基板を取得することができないと、アンテナパターンの極端な縮小によるアンテナ利得特性が低下するという問題や、高い誘電率(比誘電率)を持つ誘電体基板の使用による共振周波数の帯域幅の狭小化という問題が発生する。
上記特許文献3に開示された円偏波パッチアンテナは、方形パッチアンテナ素子の外周の各辺部に所定の大きさの複数の突起素子を設けて、2つの共振周波数を有するようにしたものである。しかしながら、第1の共振周波数を変更するためには、給電点の位置を変更する必要があるので、上述した問題点がある。
上記特許文献4では、放射素子の周辺縁に部分的にトリミングを施すことによって、中心周波数(使用周波数、共振周波数)fcや特性パターンを調整している。しかしながら、小型パッチアンテナでは、前述したチップアンテナと同様に、それを設置する周囲の状況によって、その特性が変化してしまう。上記特許文献4は、このような設置する周囲の状況による特性変化に関して、何ら考慮がなされていない。
したがって、本発明の目的は、給電点の位置を変更することなく、共振周波数や特性インピーダンスを調整することができる、アンテナモジュールおよびその特性調整方法を提供することにある。
本発明によるアンテナモジュール(10)は、互いに対向する主面(20m)および裏面(20r)を持つ矩形形状のモジュール基板(20)であって、互いに隣接する第1および第2の基板側辺(20s1,20s2)を持つ、モジュール基板(20)と;このモジュール基板の主面上の第1の基板側辺側に配置され、第1の基板側辺から離間し、かつ第1の基板側辺と平行に延在するケース内側側辺(40si)を持つシールドケース(40)と;モジュール基板の主面に配置され、ケース内側側辺に隣接する第1のアンテナ側辺(50s1)と、第2の基板側辺に隣接する第2のアンテナ側辺(50s2)とを持つパッチアンテナ(50)と;を備える。パッチアンテナ(50)は、互いに対向する天面(52u)と底面(50d)とを持つ直方体形状の誘電体基板(52)と、この誘電体基板の天面に形成された矩形形状のアンテナ放射電極(54)と、このアンテナ放射電極に形成され、かつ誘電体基板の中心点(52c)よりも第2のアンテナ側辺から離れる方向へ変位して配置された給電点(55)と、を備える。本発明によれば、アンテナ放射電極(54)は、少なくとも、第1のアンテナ側辺側に形成されて、当該パッチアンテナの共振周波数を粗調整するための第1のスリット(541)と、第2のアンテナ側辺側に形成されて、当該パッチアンテナの特性インピーダンスを粗調整するための第2のスリット(542)と、を持つ。
上記アンテナモジュール(10)において、第1のスリット(541)は、第1のアンテナ側辺(50s1)の中央部から中心点(52c)へ向けて延在してよく、第2のスリット(542)は、第2のアンテナ側辺(50s2)の中央部から給電点(55)へ向けて延在してよい。モジュール基板(20)は、第1の基板側辺(20s1)と対向する第3の基板側辺(20s3)と、第2の基板側辺(20s2)と対向する第4の基板側辺(20s4)とをさらに持ち、パッチアンテナ(50)は、第3の基板側辺(20s3)に隣接する第3のアンテナ側辺(50s3)と、第4の基板側辺(20s4)から離間する第4のアンテナ側辺(50s4)とをさらに持ってよい。この場合、アンテナ放射電極(54)は、第3のアンテナ側辺(50s3)側と第4のアンテナ側辺(50s4)側の少なくとも一方に形成されて、当該パッチアンテナの共振周波数と特性インピーダンスを微調整するための微調整用スリット(543;544)を更に持つ、ことが好ましい。アンテナ放射電極(54)は、例えば、微調整用スリットとして、第3のアンテナ側辺(50s3)側に形成された第3のスリット(543)と、第4のアンテナ側辺(50s4)側に形成された第4のスリット(544)と、を含んでよい。第3のスリット(543)は、第3のアンテナ側辺(50s3)の中央部から中心点(52c)へ向けて延在してよく、第4のスリット(544)は、第4のアンテナ側辺(50s4)の中央部から給電点(55)へ向けて延在してよい。誘電体基板(52)は、例えば、セラミック材料から成ってよく、第1および第2のスリット(541、542)の各々の幅は、例えば、0.2mm〜1.5mmの範囲にあってよい。
また、本発明によるアンテナモジュールの特性調整方法は、アンテナモジュール(10)の特性を調整する方法である。アンテナモジュール(10)は、互いに対向する主面(20m)および裏面(20r)を持つ矩形形状のモジュール基板(20)であって、互いに隣接する第1および第2の基板側辺(20s1、20s2)とを持つ、モジュール基板(20)と;このモジュール基板の主面上の第1の基板側辺側に配置され、第1の基板側辺から離間し、かつ第1の基板側辺と平行に延在するケース内側側辺(40si)を持つシールドケース(40)と;モジュール基板の主面上に配置され、ケース内側側辺に隣接する第1のアンテナ側辺(50s1)と、第2の基板側辺に隣接する第2のアンテナ側辺(50s2)とを持つパッチアンテナ(50)と、を備える。パッチアンテナ(50)は、互いに対向する天面(52u)と底面(50d)とを持つ直方体形状の誘電体基板(52)と、この誘電体基板の天面に形成された矩形形状のアンテナ放射電極(54)と、このアンテナ放射電極に形成され、かつ誘電体基板の中心点(52c)よりも第2のアンテナ側辺(50s2)から離れる方向へ変位して配置された給電点(55)と、を備える。本発明によれば、特性調整方法は、アンテナ放射電極(54)の第1のアンテナ側辺(54s1)側に、当該パッチアンテナの共振周波数を粗調整するための第1のスリット(541)を形成する工程と、アンテナ放射電極(54)の第2のアンテナ側辺(54s2)側に、当該パッチアンテナの特性インピーダンスを粗調整するための第2のスリット(542)を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
上記アンテナモジュール(10)の特性調整方法において、第1のスリット(541)は、第1のアンテナ側辺(50s1)の中央部から中心点(52c)へ向けて延在してよく、第2のスリット(542)は、第2のアンテナ側辺(50s2)の中央部から給電点(55)へ向けて延在してよい。モジュール基板(20)は、第1の基板側辺(20s1)と対向する第3の基板側辺(20s3)と、第2の基板側辺(20s2)と対向する第4の基板側辺(20s4)とをさらに持ち、パッチアンテナ(50)は、第3の基板側辺(20s3)に隣接する第3のアンテナ側辺(50s3)と、第4の基板側辺(20s4)から離間する第4のアンテナ側辺(50s4)とをさらに持ってよい。この場合、上記アンテナモジュール(10)の特性調整方法は、アンテナ放射電極(54)の第3のアンテナ側辺(50s3)側と第4のアンテナ側辺(50s4)側の少なくとも一方に、当該パッチアンテナの共振周波数と特性インピーダンスを微調整するための微調整用スリット(543、544)を形成する工程を更に含むことが好ましい。微調整用スリットを形成する工程は、アンテナ放射電極(54)に、微調整用スリットとして、第3のアンテナ側辺(50s3)側に第3のスリット(543)を形成し、第4のアンテナ側辺側(50s4)に第4のスリット(544)を形成することでよい。第3のスリット(543)は、第3のアンテナ側(50s3)辺の中央部から中心点(52c)へ向けて延在してよく、第4のスリット(544)は、第4のアンテナ側辺(50s4)の中央部から給電点(55)へ向けて延在してよい。誘電体基板(52)は、セラミック材料から成ってよく、第1および第2のスリット(541、532)の各々の幅は、例えば、0.2mm〜1.5mmの範囲にあってよい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、ケース内側側辺に隣接するアンテナ放射電極の第1のアンテナ側辺に第1のスリットを形成し、第2の基板側辺に隣接するアンテナ放射電極の第2のアンテナ側辺に第2のスリットを形成したので、給電点の位置を変更することなく、共振周波数や特性インピーダンスを調整することができる。
本発明の一実施の形態に係るアンテナモジュールの構成を示す概略斜視図である。 図1に示したアンテナモジュールの概略平面図である。 図1および図2に示したアンテナモジュールに使用されるパッチアンテナを示す図で、(A)はパッチアンテナの平面図、(B)はパッチアンテナの底面図である。 図1および図2に示したアンテナモジュールの特性を示すスミスチャートである。 図1および図2に示したアンテナモジュールのリターンロスの周波数特性を示す図である。 図1および図2に示したアンテナモジュールの放射効率の周波数特性を示す図である。 図3に示したアンテナモジュールに使用されるパッチアンテナの変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1乃至図3を参照して、本発明の一実施の形態に係るアンテナモジュール10について説明する。図1はアンテナモジュール10を示す概略斜視図であり、図2はアンテナモジュール10を示す概略平面図である。図3は、アンテナモジュール10に使用されるパッチアンテナ40を示す図である。図3において、(A)はパッチアンテナ50の平面図を示し、(B)はパッチアンテナ50の底面図を示す。
ここでは、図1乃至図3に示されるように、直交座標系(X,Y,Z)を使用している。図1乃至図3に示した状態では、X方向は左右方向(幅方向;横方向)であり、Y方向は前後方向(奥行方向;縦方向)であり、Z方向は上下方向(高さ方向;厚さ方向)である。
図示のアンテナモジュール10は、デジタルカメラや小型カメラ、ビデオカメラなどの小型携帯機器端末に内蔵されるアンテナモジュールであって、無線LANで使用される2.4GHz帯のWi-Fiに対応したアンテナモジュールである。
最初に図1および図2を参照して、アンテナモジュール10の全体の構成について説明する。
アンテナモジュール10は、平面視で矩形形状をしており、モジュール基板20と、シールドケース40と、パッチアンテナ50とを含む。
モジュール基板20は、その中心点に対して時計回りに互いに対向する主面20mおよび裏面20rを持つ、実質的に矩形形状をしている。モジュール基板20は、平面視で、その中心点に関して時計回りに順番に直角に隣接する第1乃至第4の基板側辺20s1、20s2、20s3、および20s4を持つ。したがって、第1の基板側辺20s1と第3の基板側辺20s3とは互いに対向し、第2の基板側辺20s2と第4の基板側辺20s4とは互いに対向する。
図示の例では、第1の基板側辺20s1はモジュール基板20の前辺であり、第2の基板側辺20s2はモジュール基板20の左辺である。また、第3の基板側辺20s3はモジュール基板20の後辺であり、第4の基板側辺20s4はモジュール基板20の右辺である。
尚、モジュール基板20は、その左前角部と右後角部とに正方形のグランドパターン30が形成されている。
グランドパターン30は、モジュール基板20の平面視で、左前角部31と右後角部32とに形成されている。これら左前角部31および右後角部32は、それぞれ、ネジ止め用の穴31aおよび32aが穿設されている。
尚、図示はしないが、モジュール基板20の裏面20rにもグランドパターンが形成されている。
シールドケース40は、モジュール基板20の主面20m上の第1の基板側辺20s1側に配置され、かつ第2の基板側辺20s2と第4の基板側辺20s4との間に設けられている。シールドケース40は、第1の基板側辺20s1から離間し、かつ第1の基板側辺20s1と平行に延在するケース内側側辺40siを持つ。
図示の例では、シールドケース40は、ケース内側側辺40siの両端から後方へ突出する一対の突起部41を備える。これら一対の突起部41の先端部分は、モジュール基板20の主面20mとはんだ付けされる。すなわち、一対の突起部41は、当該シールドケース40を固定しつつ接地する機能の役割を果たす。
シールドケース40は、後述するパッチアンテナ50で受信した信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)(図示せず)を構成する大部分の部品をシールドするためのものである。尚、LNAを構成する一部分62は、シールドケース40で覆われておらず、モジュール基板20の主面20m上に搭載されている。
また、シールドケース40の左前角部が正方形に切り欠かれており、この切り欠かれた部分から、平面視で、グランドパターン30の左前角部31が露出している。さらに、モジュール基板20の右前角部が矩形に切り欠かれている。この切り欠かれた部分で、出力コネクタ70が、モジュール基板20の主面20m上に搭載されている。
パッチアンテナ50は、矩形形状をしている。パッチアンテナ50は、モジュール基板20の主面20m上の第3の基板側辺20s3側に配置され、かつシールドケース40のケース内側側辺40siに隣接して設けられている。
詳述すると、パッチアンテナ50は、ケース内側側辺40siに隣接する第1のアンテナ側辺50s1と、第2の基板側辺20s2に隣接する第2のアンテナ側辺50s2と、第3の基板側辺20s3に隣接する第3のアンテナ側辺50s3と、第4の基板側辺20s4から離間する第4のアンテナ側辺50s4とを持つ。
図示の例では、第1のアンテナ側辺50s1はパッチアンテナ50の前辺であり、第2のアンテナ側辺50s2はパッチアンテナ50の左辺である。また、第3のアンテナ側辺50s3はパッチアンテナ50の後辺であり、第4のアンテナ側辺50s4はパッチアンテナ50の右辺である。
次に図1及び図2に加えて図3をも参照して、パッチアンテナ50の構成について詳細に説明する。
パッチアンテナ50は、略直方体形状の誘電体基板52と、アンテナ放射電極(放射素子)54と、接地電極(接地導体)56と、給電点55とから構成される。アンテナ放射電極54は、受電電極やパッチ電極とも呼ばれる。
図示の例では、誘電体基板52は、比誘電率が10〜90の範囲のセラミック材料から成る。図示の誘電体基板52の縦横寸法は、9.5mm×9.5mmであって、平面視で、正方形をしている。
誘電体基板52は、互いに対向する天面52uおよび底面52dを持つ。誘電体基板52には、後述する給電点55の設置位置で、天面52uから底面52dへ貫通する基板貫通孔(図示せず)が穿設されている。
アンテナ放射電極(放射素子)54は、導電体からなり、誘電体基板52の天面52u上に形成されている。アンテナ放射電極(放射素子)54は、正方形をしている。アンテナ放射電極(放射素子)54は、例えば、銀パターン印刷によって形成される。
接地電極(接地導体)56は、導電体からなり、誘電体基板52の底面52dに形成されている。この接地電極(接地導体)56は、上記基板貫通孔とほぼ同心で、かつ基板貫通孔の直径よりも大きい直径の接地開口部56aを持つ。
誘電体基板52(アンテナ放射電極54)の中心点52cから第2のアンテナ側辺50s2から離れた方向へずれた(変位した)位置に給電点55が設けられている。給電点55は、例えば、給電電極(給電導体)56bがモジュール基板20と半田付けされ、基板貫通孔内部に形成された導体を経てアンテナ放射電極54と接続され、モジュール基板20から給電される。
また、給電点55は、給電ピンを使って形成されていてもよい。給電ピンの上端部がアンテナ放射電極55に接続され、基板貫通孔および接地開口部56aを経て、接地電極(接地導体)56と離間して下側に導出され、モジュール基板20と接続されていてもよい。
図示の例では、給電点55は、上記中心点52cから例えば1mmだけ第4のアンテナ側辺50s4側へ変位した位置に形成されている。
図示の例では、アンテナ放射電極54は、第1乃至第4のスリット541、542、543、および544を持つ。
ここで、アンテナモジュール10を、デジタルカメラ、ビデオカメラ、小型カメラなどの小型携帯機器端末に内蔵する関係上、パッチアンテナ50を小型化する必要がある。そこで、本発明の実施形態では、パッチアンテナ50を小型化するために、上述したように、誘電体基板52の縦横寸法として、9.5mm×9.5mmのものを採用している。
一方、もしそのようなスリット541〜544がない場合、上述したように、パッチアンテナは、その外形寸法(大きさ)と給電点55の設置位置とのみによって決定される共振周波数を持つことになる。そのとき得られる共振周波数は、所望の共振周波数よりも非常に高く、図示の例では、3GHz付近となる。換言すれば、スリット541〜544を設けない場合、給電点55の位置をいくら動か(変更)しても、パッチアンテナは所望の共振周波数よりも非常に高い共振周波数しか得られない。
そこで、本発明の実施形態に係るアンテナモジュール10では、所望の共振周波数と所望の特性インピーダンスとを得るために、アンテナ放射電極54に第1乃至第4のスリット541〜544を形成している。
また、前述したように、パッチアンテナ50を設置する周囲の状況によっても、その特性が変化してしまう。そこで、本実施の形態では、後述するように、第1乃至第4のスリット541〜544をアンテナ放射電極54の最適な位置に形成している。
図2に示されるように、第1のスリット541は、ケース内側側辺40siに近接した第1のアンテナ側辺50s1側に形成されている。この第1のスリット541は、パッチアンテナ50の共振周波数を粗調整するためのものである。図示の例では、第1のスリット541は、第1のアンテナ側辺50s1の中央部から中心点52cへ向けて延在している。
第2のスリット542は、第2のアンテナ側辺50s2側に形成されている。この第2のスリット542は、パッチアンテナ50の特性インピーダンスを粗調整するためのものである。図示の例では、第2のスリット542は、第2のアンテナ側辺50s2の中央部から給電点55へ向けて延在している。
第3のスリット543は、第3のアンテナ側辺50s3の中央部から中心点52cへ向けて延存している。第4のスリット544は、第4のアンテナ側辺50s4の中央部から給電点55へ向けて延在している。第3および第4のスリット543および544は、パッチアンテナ10の共振周波数と特性インピーダンスとを微調整するための微調整用スリットとして働く。
尚、図示の例では、微調整用スリットとして、第3および第4のスリット543および544を備えているが、どちらか一方のみを備えるようにしても良い。また、アンテナ放射電極54に上記第1および第2のスリット541および542を形成(トリミング)することにより、パッチアンテナ50の共振周波数と特性インピーダンスとが調整できるのであれば、第3および第4のスリット543および544は不要である。
第1乃至第4のスリット541〜544の各々の幅は、0.2mm〜1.5mmの範囲にある。
図4乃至図6を参照して、図1および図2に示したアンテナモジュール10の特性図について説明する。
図4は、アンテナモジュール10の特性を示すスミスチャートである。図4において、マーカ1は、周波数が2.408GHzを示し、マーカ2は、周波数が2.80GHzを示している。
図5は、アンテナモジュール10のリターンロスの周波数特性を示す図である。図5において、横軸は周波数[GHz]を示し、縦軸はリターンロス[dB]を示す。
図6は、アンテナモジュール10の放射効率の周波数特性を示す図である。図6において、横軸は周波数[MHz]を示し、縦軸は放射効率[dB]を示す。
図4のスミスチャートより、周波数が2.408GHzでは、アンテナモジュール10の特性インピーダンスが21.477Ωであることが分かる。
図5より、周波数が2.408GHzではリターンロスが−8.637[dB]であり、周波数が2.480GHzではリターンロスが−7.350[dB]であることが分かる。
図6より、周波数が2.408GHz〜2.480GHzの範囲において、放射効率が−8.2[dB]以上あることが分かる。
したがって、アンテナモジュール10は、Wi-Fiのような無線LANで使用される2.4GHz帯において、良好な共振周波数と特性インピーダンスとを持つことが分かる。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、アンテナ放射電極54の第1乃至第4のアンテナ側辺50s1〜50s4側の各々の中央部に、1本のスリット541〜544のみを形成しているが、スリットの本数やその設ける位置は、それらに限定されないのは勿論である。
例えば、図7に図示されるように、第2のスリット542の両側に第5のスリット、第6のスリット546を追加してパッチアンテナ50Aの特性インピーダンスを調整するスリットを複数本としてもよい。また、第4のスリット544の両側に第7のスリット547、第8のスリット548を追加して、パッチアンテナ50Aの共振周波数と特性インピーダンスとを微調整するための微調整用スリットを複数本としてもよい。このとき、第5のスリット545と第7のスリット547とが対向した位置に形成され、第6のスリット546と第8のスリット548とが対向した位置に形成される。
10 アンテナモジュール
20 モジュール基板
20m 主面
20r 裏面
20s1 第1の基板側辺
20s2 第2の基板側辺
20s3 第3の基板側辺
20s4 第4の基板側辺
30 グランド板
31 左前角部
31a ネジ止め用の穴
32 右後角部
32a ネジ止め用の穴
40 シールドケース
40si ケース内側側辺
41 突起部
50、50A パッチアンテナ
50s1 第1のアンテナ側辺
50s2 第2のアンテナ側辺
50s3 第3のアンテナ側辺
50s4 第4のアンテナ側辺
52 誘電体基板
52u 天面
53d 底面
52c 中心点
54 アンテナ放射電極(放射素子)
541 第1のスリット
542 第2のスリット
543 第3のスリット
544 第4のスリット
545 第5のスリット
546 第6のスリット
547 第7のスリット
548 第8のスリット
55 給電点
56 接地電極(接地導体)
56a 接地開口部
56b 給電電極(給電導体)
62 低雑音増幅器(LNA)を構成する一部分
70 出力コネクタ

Claims (12)

  1. 互いに対向する主面および裏面を持つ矩形形状のモジュール基板であって、互いに隣接する第1および第2の基板側辺を持つ、前記モジュール基板と、
    前記モジュール基板の主面上の前記第1の基板側辺側に配置され、前記第1の基板側辺から離間し、かつ前記第1の基板側辺と平行に延在するケース内側側辺を持つシールドケースと、
    前記モジュール基板の主面上に配置され、前記ケース内側側辺に隣接する第1のアンテナ側辺と、前記第2の基板側辺に隣接する第2のアンテナ側辺とを持つパッチアンテナと、
    を備えるアンテナモジュールであって、
    前記パッチアンテナは、
    互いに対向する天面と底面とを持つ直方体形状の誘電体基板と、
    該誘電体基板の天面に形成された矩形形状のアンテナ放射電極と、
    該アンテナ放射電極に形成され、かつ前記誘電体基板の中心点よりも前記第2のアンテナ側辺から離れる方向へ変位して配置された給電点と、
    を備え、
    前記アンテナ放射電極は、少なくとも、
    前記第1のアンテナ側辺側に形成されて、当該パッチアンテナの共振周波数を粗調整するための第1のスリットと、
    前記第2のアンテナ側辺側に形成されて、当該パッチアンテナの特性インピーダンスを粗調整するための第2のスリットと、
    を持つことを特徴とするアンテナモジュール。
  2. 前記第1のスリットは、前記第1のアンテナ側辺の中央部から前記中心点へ向けて延在し、
    前記第2のスリットは、前記第2のアンテナ側辺の中央部から前記給電点へ向けて延在している、
    請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 前記モジュール基板は、前記第1の基板側辺と対向する第3の基板側辺と、前記第2の基板側辺と対向する第4の基板側辺とをさらに持ち、
    前記パッチアンテナは、前記第3の基板側辺に隣接する第3のアンテナ側辺と、前記第4の基板側辺から離間する第4のアンテナ側辺とをさらに持ち、
    前記アンテナ放射電極は、
    前記第3のアンテナ側辺側と前記第4のアンテナ側辺側の少なくとも一方に形成されて、当該パッチアンテナの共振周波数と特性インピーダンスを微調整するための微調整用スリットを更に持つ、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記アンテナ放射電極は、前記微調整用スリットとして、
    前記第3のアンテナ側辺側に形成された第3のスリットと、
    前記第4のアンテナ側辺側に形成された第4のスリットと、
    を含む、請求項3に記載のアンテナモジュール。
  5. 前記第3のスリットは、前記第3のアンテナ側辺の中央部から前記中心点へ向けて延在し、
    前記第4のスリットは、前記第4のアンテナ側辺の中央部から前記給電点へ向けて延在している、
    請求項4に記載のアンテナモジュール。
  6. 前記誘電体基板は、セラミック材料から成り、
    前記第1および第2のスリットの各々の幅は、0.2mm〜1.5mmの範囲にある、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  7. アンテナモジュールの特性を調整する方法であって、前記アンテナモジュールは、
    互いに対向する主面および裏面を持つ矩形形状のモジュール基板であって、互いに隣接する第1および第2の基板側辺を持つ、前記モジュール基板と、
    前記モジュール基板の主面上の前記第1の基板側辺側に配置され、前記第1の基板側辺から離間し、かつ前記第1の基板側辺と平行に延在するケース内側側辺を持つシールドケースと、
    前記モジュール基板の主面上に配置され、前記ケース内側側辺に隣接する第1のアンテナ側辺と、前記第2の基板側辺に隣接する第2のアンテナ側辺とを持つパッチアンテナと、を備え、
    前記パッチアンテナは、
    互いに対向する天面と底面とを持つ直方体形状の誘電体基板と、
    該誘電体基板の天面に形成された矩形形状のアンテナ放射電極と、
    該アンテナ放射電極に形成され、かつ前記誘電体基板の中心点よりも前記第2のアンテナ側辺側から離れる方向へ変位して配置された給電点と、
    を備え、
    前記特性調整方法は、
    前記アンテナ放射電極の前記第1のアンテナ側辺側に、当該パッチアンテナの共振周波数を粗調整するための第1のスリットを形成する工程と、
    前記アンテナ放射電極の前記第2のアンテナ側辺側に、当該パッチアンテナの特性インピーダンスを粗調整するための第2のスリットを形成する工程と、
    を含むことを特徴とするアンテナモジュールの特性調整方法。
  8. 前記第1のスリットは、前記第1のアンテナ側辺の中央部から前記中心点へ向けて延在し、
    前記第2のスリットは、前記第2のアンテナ側辺の中央部から前記給電点へ向けて延在している、
    請求項7に記載のアンテナモジュールの特性調整方法。
  9. 前記モジュール基板は、前記第1の基板側辺と対向する第3の基板側辺と、前記第2の基板側辺と対向する第4の基板側辺とをさらに持ち、
    前記パッチアンテナは、前記第3の基板側辺に隣接する第3のアンテナ側辺と、前記第4の基板側辺から離間する第4のアンテナ側辺とをさらに持ち、
    前記アンテナ放射電極の前記第3のアンテナ側辺側と前記第4のアンテナ側辺側の少なくとも一方に、当該パッチアンテナの共振周波数と特性インピーダンスを微調整するための微調整用スリットを形成する工程を更に含む、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のアンテナモジュールの特性調整方法。
  10. 前記微調整用スリットを形成する工程は、前記アンテナ放射電極に、前記微調整用スリットとして、前記第3のアンテナ側辺側に第3のスリットを形成し、前記第4のアンテナ側辺側に第4のスリットを形成する、請求項9に記載のアンテナモジュールの特性調整方法。
  11. 前記第3のスリットは、前記第3のアンテナ側辺の中央部から前記中心点へ向けて延在し、
    前記第4のスリットは、前記第4のアンテナ側辺の中央部から前記給電点へ向けて延在している、
    請求項10に記載のアンテナモジュールの特性調整方法。
  12. 前記誘電体基板は、セラミック材料から成り、
    前記第1および第2のスリットの各々の幅は、0.2mm〜1.5mmの範囲にある、請求項7乃至11のいずれか1項に記載のアンテナモジュールの特性調整方法。
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