JP2013150057A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な分散補償量制御の実施を回避し、サービス復旧時間の短縮を図る。
【解決手段】対向局からの信号の入力断を検出する光入力断検出部103と、自局での受信エラー数をモニタする自局エラー数モニタ部104と、対向局での受信エラー数をモニタする対向局エラー数モニタ部106と、光入力断検出部103による検出結果および自局エラー数モニタ部104によるモニタ結果に基づき、分散補償量制御の要否を判定する比較判定部1071と、分散補償量制御が必要と判定された場合に、対向局に対する制御要求信号を生成する信号生成部1072と、制御要求信号を対向局に通知する要求信号通知手段(フレーム生成部108、光送信器110)と、対向局から制御要求信号が通知された場合に、対向局エラー数モニタ部106によるモニタ結果を参照しながら分散補償の補償量を制御する分散補償量制御部1073とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、自律分散補償量制御機能を有する通信装置に関するものである。
波長多重光通信システムにおいては大容量かつ長距離伝送が要求される。一方、光信号の長距離伝送では、光ファイバ内の伝送における波長分散の影響によって信号波形の歪みが生じる。そのため、効率よく通信を行うためには、この信号波形の歪みをキャンセルするよう分散補償を行う必要がある。
この分散補償動作は、一般的には受信側で実現する場合が多いが(例えば特許文献1参照)、伝送路の送信端の通信装置で可変分散補償を実施する場合もある(例えば特許文献2参照)。
一方、近年の40Gb/s以上の高速光ファイバ通信システムでは、ファイバ割り入れなどによるわずかな分散量の変化によっても波形が容易に歪み、通信品質が劣化してしまう。このため、敷設箇所での工事による光ファイバ伝送路の迂回や、光ファイバ伝送路の故障修理などによって、光パスが通過する光ファイバ長が変化した場合に、伝送路の持つ波長分散量が変化する。よって、分散補償量を最適な値に再調整する必要がある。
この際、例えば伝送路の送信端で可変分散補償を実施する通信装置では、管理専用に別途設けられたネットワークを介してオペレータからの指示により分散補償量の制御が実施される。よって、伝送路断からの回復をオペレータが監視し、分散補償量制御が必要と判定した上で実施するという処理が必要であった。しかし、大容量伝送路の場合においては伝送路内に多数の光パスが多重されており、伝送路断からの回復時にはオペレータの作業負荷が増大し、サービス復旧に時間を要していた。
そこで、上記課題を解決する手段として、自律分散補償量制御方式が存在している。これは、光パス開通時または伝送路断からの回復を検出した場合に、伝送路の状態変化の可能性があると判定し、自律的に分散補償量制御を実施するというものである。この自律分散補償量制御方式によって、光パス開通時または伝送路断からの回復時において、オペレータが作業を行うことなく分散補償量が自律的に最適化され、かつ、短時間でのサービス復旧が実現可能である。
特開2009−177237号公報 特開2010−34830号公報
上述したように、送信側で可変分散補償を実施する通信装置での従来の自律分散補償量制御方式では、光パス開通時または伝送路断からの回復時に分散補償量の最適化を行っている。
ここで、光パス開通時の分散補償量最適化は毎回必要な制御である一方、伝送路断からの回復時については必ずしも伝送路の状態変化が発生しているとは限らない。しかしながら、従来の自律分散補償量制御方式では、単なる伝送路断からの回復時、つまり分散補償量の再調整が不要な状況においても分散補償量制御が実施される。そのため、この場合には、伝送路断からのサービス復帰に時間を要するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、送信側で分散補償を行う通信装置において、不要な分散補償量制御の実施を回避し、サービス復旧時間の短縮を図ることができる通信装置を提供することを目的としている。
この発明に係る通信装置は、対向局からの信号の入力断を検出する入力断検出手段と、自局での受信エラー数をモニタする自局エラー数モニタ手段と、自局エラー数モニタ手段によるモニタ結果を対向局に通知するエラー数通知手段と、対向局のエラー数通知手段により通知されたモニタ結果に基づいて、対向局での受信エラー数をモニタする対向局エラー数モニタ手段と、入力断検出手段による検出結果および自局エラー数モニタ手段によるモニタ結果に基づいて、分散補償量制御の要否を判定する比較判定手段と、比較判定手段により分散補償量制御が必要と判定された場合に、対向局に対する制御要求信号を生成する信号生成手段と、信号生成手段により生成された制御要求信号を対向局に通知する要求信号通知手段と、対向局の要求信号通知手段により制御要求信号が通知された場合に、対向局エラー数モニタ手段によるモニタ結果を参照しながら分散補償の補償量を制御する分散補償量制御手段とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、入力断検出手段による検出結果および自局エラー数モニタ手段によるモニタ結果に基づいて分散補償量制御の要否を判定することで、不要な分散補償量制御の実施を回避することができ、適切な場合にのみ分散補償量制御を実施可能となり、分散補償量制御が不要な場合でのサービス復旧時間の短縮が実現可能となる。
この発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る通信システムの自律分散補償量制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る通信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る通信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る通信システムの自律分散補償量制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る通信システムの構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図である。図1では、伝送路光ファイバ2a,2bにより接続され、通信を行う2台の通信装置1(A側装置1a、B側装置1b)を備えた通信システムを示している。なお、A側装置1aおよびB側装置1bは同一構成である。また、以下において、特に区別する必要がない場合には、各部の接尾符号(a,b)を省略する。
通信装置1は、対向局との間で通信を行い、送信側にて信号の分散補償を行うものである。この通信装置1は、図1に示すように、光受信器101、フレーム終端部102、光入力断検出部(入力断検出手段)103、自局エラー数モニタ部(自局エラー数モニタ手段)104、分散制御要求検出部105、対向局エラー数モニタ部(対向局エラー数モニタ手段)106、波長分散補償量制御部107、フレーム生成部108、分散補償部109および光送信器110から構成されている。
なお、フレーム生成部108および光送信部110は本発明のエラー数通知手段および要求信号通知手段に相当する。
光受信器101は、伝送路光ファイバ2を介して対向局からの光信号を受信し、電気信号に変換するものである。この光受信器101により変換された電気信号はフレーム終端部102に出力される。
フレーム終端部102は、光受信器101からの電気信号に対してフレーム同期処理を行い、論理フレームの正常性確認およびデータ抽出を行うものである。
光入力断検出部103は、光受信器101により受信された光信号の有無をモニタすることで、光信号の入力断を検出するものである。この光入力断検出部103による検出結果は波長分散補償量制御部107に通知される。
自局エラー数モニタ部104は、フレーム終端部102により検出された自局での受信エラー数をモニタするものである。この自局エラー数モニタ部104によるモニタ結果は波長分散補償量制御部107およびフレーム生成部108に通知される。
分散制御要求検出部105は、フレーム終端部102により抽出されたデータから、対向局からの分散補償量制御の要求を示す制御要求信号を検出するものである。そして、分散制御要求検出部105は、制御要求信号を検出した場合には、波長分散補償量制御部107に通知する。
対向局エラー数モニタ部106は、フレーム終端部102により抽出された対向局の自局エラー数モニタ部104によるモニタ結果に基づいて、対向局での受信エラー数をモニタするものである。この対向局エラー数モニタ部106によるモニタ結果は波長分散補償量制御部107に通知される。
波長分散補償量制御部107は、自律分散補償量制御機能を実現するものである。この波長分散補償量制御部107は、比較判定部(比較判定手段)1071、信号生成部(信号生成手段)1072および分散補償量制御部(分散補償量制御手段)1073を有している。
比較判定部1071は、光入力断検出部103による検出結果および自局エラー数モニタ部104よるモニタ結果に基づいて、分散補償量制御の要否を判定するものである。ここで、比較判定部1071は、光入力断検出部103により入力断の回復が検出され、かつ、自局エラー数モニタ部104によりモニタされた受信エラー数が所定のしきい値を超過する場合に、分散補償量制御が必要と判定する。そして、比較判定部1071は、分散補償量制御が必要と判定した場合にはその旨を信号生成部1072に通知する。
信号生成部1072は、比較判定部1071により分散補償量制御が必要と判定された場合に、対向局に対する制御要求信号を生成するものである。この信号生成部1072により生成された制御要求信号はフレーム生成部108に出力される。
分散補償量制御部1073は、分散制御要求検出部105により対向局からの制御要求信号が検出された場合に、分散補償量制御を実施するものである。この際、分散補償量制御部1073は、対向局エラー数モニタ部106よるモニタ結果を参照しながら分散補償部109の分散補償量を制御する。
フレーム生成部108は、出力信号である論理フレームを生成するものである。また、フレーム生成部108は、自局エラー数モニタ部104からモニタ結果を示す信号を受け取った場合または信号生成部1072から制御要求信号を受け取った場合には、この信号を論理フレームに多重する。このフレーム生成部108により生成された論理フレームは分散補償部109に出力される。
分散補償部109は、フレーム生成部108により生成された論理フレームに対して分散補償を行うものである。なお、分散補償部109は、分散補償量制御部1073による制御に応じて、自身の分散補償量を設定する。この分散補償部109により分散補償された論理フレームは光送信器110に出力される。
光送信器110は、分散補償部109により分散補償された論理フレーム(出力電気信号)を光信号に変換し、伝送路光ファイバ2を経由して対向局に送信するものである。
次に、上記のように構成された通信装置の自律分散補償量制御動作について、図2を参照しながら説明する。以下では、B側装置1bからの要求に応じて、A側装置1aで分散補償量制御を実施する場合を例に説明を行う。
ここで、A装置1aにおける分散補償量制御は、分散補償部109aに対する設定値が最適でない場合に実施される必要がある。この設定値が最適ではない状態は、伝送路光ファイバ2aが工事等により物理的に変更となり、伝送路光ファイバ2aの波長分散特性が変更となった場合に発生する。そして、伝送路光ファイバ2aの状態が変化する場合とは、物理的に異なる伝送路への変更が発生した場合である。
よって、制御開始判定条件の一つとして、B側装置1bの光入力断検出部103bにより、A側装置1aからの光信号の入力断が検出され(ステップST21)、その後、入力断の回復が検出された時点(ステップST22,23)で分散補償量制御を行う必要がある。
ただし、上記条件のみでは伝送路光ファイバ2aの波長分散特性に変更のない場合、例えば一旦入力断となりそのまま伝送路光ファイバ2aの変更なく回復した場合に本来不要な分散補償量制御を行ってしまうことになる。そこで、これを抑止する手段として、本実施の形態では、自局エラー数モニタ部104bによりモニタされた受信エラー数を制御開始判定条件に追加する。
すなわち、B側装置1bの光入力断検出部103bにより入力断の回復が検出された場合に、比較判定部1071bは、その時点において、自局エラー数モニタ部104bによりモニタされた受信エラー数(入力断回復後エラー数)と、分散補償量制御の要否を判定するためのしきい値である基準エラー数とを比較する(ステップST24,25)。なお上記しきい値は、例えば正常な伝送が可能なエラー数を基準として固定的に設定する。
ここで、比較判定部1071bは、入力断回復後エラー数がしきい値を超過している場合には、A側装置1aにおける分散補償量の最適化が必要であると判定し(ステップST25‘YES’)、信号生成部1072bは、A側装置1aに対する制御要求信号を生成する。その後、この制御要求信号はフレーム生成部108bにより論理フレームに多重され、分散補償部109b、光送信器110bおよび伝送路光ファイバ2bを経由してA側装置1aへ送信される。
そして、A側装置1aの分散制御要求検出部105aは、フレーム終端部102aにより抽出された制御要求信号を検出し、分散補償量制御部1073aは分散補償量制御を実施する(ステップST26)。この際、分散補償量制御部1073aは、対向局エラー数モニタ部106aよりモニタされた対向局での受信エラー数が最小値となるように分散補償部109aの分散補償量を変化させていくことで、最適な分散補償量を確定する。
その後、自律分散補償量制御動作を終了して、サービスを復旧する(ステップST27,28)。これにより、B側装置1bでの受信エラー数が最小となる状態での伝送が可能となる。
一方、比較判定部1071bは、入力断回復後エラー数がしきい値以下である場合には、正常な伝送が確保できていると判定する(ステップST25‘NO’)。その後、シーケンスはステップST28に進み、サービスを復旧する。これにより、不要な分散補償量制御を回避でき、短時間でサービスを復旧することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、光入力断検出部103による検出結果および自局エラー数モニタ部104によるモニタ結果に基づいて、分散補償量制御の要否を判定するように構成したので、不要な分散補償量制御の実施を回避することができ、適切な場合にのみ分散補償量制御を実施可能となり、分散補償量制御が不要な場合でのサービス復旧時間の短縮が実現可能となる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2に係る通信システムの構成を示す図である。図3に示す実施の形態2に係る通信システムは、図1に示す実施の形態1に係る通信システムにオペレーション装置3を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。なお、図3に示す波長分散補償量制御部107a,107bでは、信号生成部1072a,1072bおよび分散補償量制御部1073a,1073bの記載を省略している。
オペレーション装置3は、比較判定部1071で用いるしきい値を設定するものである。
ここで、実施の形態1では、分散補償量制御の要否判定のためのしきい値設定方法について、固定値としたが、本実施の形態では、例えば伝送路状況などの運用状況に応じてオペレータが適切なしきい値を選択可能とする。これにより、オペレーション装置3から各通信装置1に対してしきい値を設定可能とし、実動作環境ごとに柔軟な条件設定を可能とすることができる。
なお、実施の形態2では、実施の形態1に係る通信システムに対してオペレーション装置3を追加した場合について示したが、以下の実施の形態3,4に係る通信システムに対しても同様に適用可能である。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3に係る通信システムの構成を示す図である。図4に示す実施の形態3に係る通信システムは、図1に示す実施の形態1に係る通信システムの波長分散補償量制御部107a,107bに、メモリ1074a,1074bおよび格納・読出制御部1075a,1075bを追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。なお、図5に示す波長分散補償量制御部107a,107bでは、信号生成部1072a,1072bおよび分散補償量制御部1073a,1073bの記載を省略している。
メモリ1074は、格納・読出制御部1075による制御に従って、自局エラー数モニタ部104によりモニタされた受信エラー数を一時的に格納するものである。
格納・読出制御部1075は、光入力断検出部103により入力断が検出された場合に、自局エラー数モニタ部104によりそれまでにモニタされた受信エラー数を入力断発生前エラー数としてメモリ1074に格納させるものである。また、格納・読出制御部1075は、光入力断検出部103により入力断の回復が検出された場合に、メモリ1074に格納された入力断発生前エラー数を読み出させて、比較判定部1071に通知させる。
なお、比較判定部1071は、光入力断検出部103による検出結果、自局エラー数モニタ部104によるモニタ結果(入力断回復後エラー数)およびメモリ1074からの入力断発生前エラー数に基づいて、分散補償量制御の要否を判定する。
実施の形態1では、入力断回復後の受信エラー数がしきい値以下であれば、伝送性能が確保できたと判定し分散補償量制御を実施しないものとした。それに対して、本実施の形態では、入力断発生前と入力断回復後の状態比較を実施し、たとえ性能が確保できる状態であっても、伝送路の変化により性能が悪化した場合には再度最適化を行うように動作する。以下、図5を参照しながらその動作について説明する。
例えばB側装置1bにおいて、光入力断検出部103bにより光信号の入力断が検出された場合(ステップST52‘YES’)、まず、格納・読出制御部1075bは、それまでに自局エラー数モニタ部104bによりモニタされた受信エラー数を入力断発生前エラー数としてメモリ1074bに格納させる(ステップST53)。
その後、光入力断検出部103bにより光信号の入力断の回復が検出された場合(ステップST55‘YES’)、比較判定部1071bは、その時点で自局エラー数モニタ部104bによりモニタされた受信エラー数(入力断回復後エラー数)と、メモリ1074bに格納された入力断発生前エラー数とを比較する(ステップST56〜58)。
ここで、比較判定部1071bは、入力断回復後エラー数が入力断発生前エラー数を超過している場合には伝送状態が劣化していると判定して、A側装置1aにおける分散補償量の最適化が必要であると判定し(ステップST58‘YES’)、信号生成部1072bは、A側装置1aに対する制御要求信号を生成する。
一方、比較判定部1071bは、入力断回復後エラー数が入力断発生前エラー数以下である場合には、伝送状態の劣化は生じていないと判定し、正常な伝送が確保できていると判定する(ステップST58‘NO’)。
その他の動作は、図2に示す実施の形態1の動作と同様であるため、その説明を省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、入力断発生前と入力断回復後の受信エラー数を比較して、分散補償量制御の要否を判定するように構成したので、実施の形態1と比較して、性能が確保できる状態であっても、伝送路の変化により性能が悪化した場合に再度最適化を行うことができ、より適格に分散補償量制御の要否を判定することができる。
なお、実施の形態3では、入力断回復後エラー数が入力断発生前エラー数を超過している場合に分散補償量制御が必要と判定する場合について説明したが、これに限るものではなく、入力断回復後エラー数における入力断発生前エラー数からの増加値が所定のしきい値を超過した場合に分散補償量制御が必要と判定するようにしてもよい。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4に係る通信システムの構成を示す図である。図6に示す実施の形態4に係る通信システムは、図1に示す実施の形態1に係る通信システムに、メモリ111a,111b、遅延測定機能部(信号送信手段、遅延測定手段)112a,112b、応答処理部(応答処理手段)113a,113bおよび応答信号検出部114a,114bを追加し、比較判定部1071a,1071aを比較判定部(比較判定手段)1076a,1076bに変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号をその説明を省略する。なお、図6に示す波長分散補償量制御部107a,107bでは、信号生成部1072a,1072bおよび分散補償量制御部1073a,1073bの記載を省略している。
メモリ111は、遅延測定機能部112による制御に従って、往復遅延時間(往復伝送時間)を一時的に格納するものである。
遅延測定機能部112は、自局と対向局との間の往復遅延時間を測定するものである。ここで、遅延測定機能部112は、往復遅延時間を測定する際に、遅延測定用信号をフレーム生成部108に出力して対向局に送信させる。そして、遅延測定機能部112は、遅延測定用信号の送信時刻から応答信号検出部114による応答信号の検出時刻(応答信号の受信時刻)までの経過時間を測定することで、往復遅延時間を測定する。
また、遅延測定機能部112は、遅延測定用信号を送信した後所定期間経過しても応答信号検出部114で応答信号が検出されない場合には、光信号の入力断が発生したと判定し、それまでに測定した往復遅延時間を入力断発生前往復遅延時間としてメモリ111に格納させる。そして、その後に応答信号が検出された場合に、入力断が回復したと判定して、その際の往復遅延時間を入力断回復後往復遅延時間として、メモリ111に格納させた入力断発生前往復遅延時間とともに比較判定部1076に出力する。
応答処理部113は、フレーム終端部102により対向局からの遅延測定用信号が抽出された場合に、この信号に応じて、応答信号を生成し、フレーム生成部108に出力して対向局に送信させるものである。
応答信号検出部114は、フレーム終端部102により抽出された自局の遅延測定用信号に対する対向局からの応答信号を検出し、遅延測定機能部112に通知するものである。なお、フレーム終端部102および応答信号検出部114は本発明の信号受信手段に相当する。
比較判定部1076は、光入力断検出部103による検出結果、メモリ111からの入力断発生前往復遅延時間および遅延測定機能部112からの入力断回復後往復遅延時間に基づいて、分散補償量制御の要否を判定するものである。そして、比較判定部1076は、分散補償量制御が必要と判定した場合にはその旨を信号生成部1072に通知する。
ここで、遅延測定動作の概要を、A側装置1aからB側装置1b方向に対して実施する場合を例として説明する。
遅延測定動作では、まず、A側装置1aの遅延測定機能部112aは、フレーム生成部108aに対して遅延測定用信号を挿入し、B側装置1bへ送信させる。
次いで、B側装置1bのフレーム終端部102bは、この遅延測定用信号を抽出し、応答処理部113bへ転送する。次いで、応答処理部113bは、受信した遅延測定用信号に応じ、応答信号をフレーム生成部108bに挿入し、A側装置1aへ返送させる。
次いで、A側装置1aのフレーム終端部102aおよび応答信号検出部114aは、自局の遅延測定用信号に対する応答信号を受信し、遅延測定機能部112aへ出力する。そして、遅延測定機能部112aは、遅延測定用信号の送信時刻から応答信号の受信時刻までの経過時間を測定し、これをA側装置1aとB側装置1bとの間の往復遅延時間とする。
ここで、測定された往復遅延時間は、A側装置1aとB側装置1bとの間の距離に対応する。よって異なる往復遅延時間は、異なる伝送距離を表していると判定できる。
そして、実施の形態3では、入力断発生前エラー数と入力断回復後エラー数を比較することにより、分散補償量制御の要否を判定した。それに対して、実施の形態4では、入力断発生前往復遅延時間と入力断回復後往復遅延時間とを比較することにより、伝送距離の変化、すなわち伝送路の物理的な変化を検出して、分散補償量制御の要否を判定する。
具体的には、B側装置1bの光入力断検出部103bにより光信号の入力断が検出された場合、遅延測定機能部112bでは、遅延測定用信号に対する応答信号が受信できなくなるため、往復遅延時間測定が不可能となる。そしてこの場合、それまでに測定した往復遅延時間を入力断発生前往復遅延時間としてメモリ111bに格納させる。
その後、光入力断検出部103bにより入力断の回復が検出された場合、比較判定部1076bは、回復後に遅延測定機能部112bにより測定された往復遅延時間(入力断回復後往復遅延時間)と、メモリ111に格納された入力断発生前往復遅延時間とを比較する。そして、その増加値が所定のしきい値を超過している場合には、伝送路が変化したと判定する。その後、分散補償量の最適化を実施するため、フレーム生成部108b経由でA側装置1aへ制御要求信号を通知する。
以上のように、この実施の形態4によれば、入力断発生前と入力断回復後の往復遅延時間を比較して、分散補償量制御の要否を判定するように構成したので、実施の形態1における効果に加え、運用中伝送路の距離をモニタし管理することが可能となる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 通信装置、2 伝送路光ファイバ、3 オペレーション装置、101 光受信器、102 フレーム終端部(信号受信手段)、103 光入力断検出部(入力断検出手段)、104 自局エラー数モニタ部(自局エラー数モニタ手段)、105 分散制御要求検出部、106 対向局エラー数モニタ部(対向局エラー数モニタ手段)、107 波長分散補償量制御部、108 フレーム生成部(エラー数通知手段、要求信号通知手段)、109 分散補償部、110 光送信器(エラー数通知手段、要求信号通知手段)、111 メモリ、112 遅延測定機能部(信号送信手段、遅延測定手段)、113 応答処理部(応答処理手段)、114 応答信号検出部(信号受信手段)、1071,1076 比較判定部、1072 信号生成部、1073 分散補償量制御部、1074 メモリ、1075 格納・読出制御部。

Claims (7)

  1. 対向局との間で通信を行い、送信側にて信号の分散補償を行う通信装置において、
    前記対向局からの信号の入力断を検出する入力断検出手段と、
    自局での受信エラー数をモニタする自局エラー数モニタ手段と、
    前記自局エラー数モニタ手段によるモニタ結果を前記対向局に通知するエラー数通知手段と、
    前記対向局のエラー数通知手段により通知されたモニタ結果に基づいて、前記対向局での受信エラー数をモニタする対向局エラー数モニタ手段と、
    前記入力断検出手段による検出結果および前記自局エラー数モニタ手段によるモニタ結果に基づいて、分散補償量制御の要否を判定する比較判定手段と、
    前記比較判定手段により分散補償量制御が必要と判定された場合に、前記対向局に対する制御要求信号を生成する信号生成手段と、
    前記信号生成手段により生成された制御要求信号を前記対向局に通知する要求信号通知手段と、
    前記対向局の要求信号通知手段により制御要求信号が通知された場合に、前記対向局エラー数モニタ手段によるモニタ結果を参照しながら前記分散補償の補償量を制御する分散補償量制御手段と
    を備えた通信装置。
  2. 前記比較判定手段は、前記入力断検出手段により入力断の回復が検出され、かつ、前記自局エラー数モニタ手段によりモニタされた受信エラー数が所定のしきい値を超過する場合に、分散補償量制御が必要と判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記比較判定手段は、前記入力断検出手段により入力断の回復が検出され、かつ、前記自局エラー数モニタ手段によりモニタされた入力断回復後の受信エラー数における入力断発生前の受信エラーからの増加値が、所定のしきい値を超過する場合に、分散補償量制御が必要と判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記対向局に遅延時間測定用信号を送信する信号送信手段と、
    前記対向局の信号送信手段からの遅延時間測定用信号に応じて、応答信号を当該対向局に送信する応答処理手段と、
    前記対向局の応答処理手段からの応答信号を受信する信号受信手段と、
    前記信号送信手段による送信時刻と前記信号受信手段による受信時刻とから往復遅延時間を測定する遅延測定手段とを備え、
    前記比較判定手段は、前記自局エラー数モニタ手段によるモニタ結果に代えて前記遅延測定手段による測定結果を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記比較判定手段は、前記入力断検出手段により入力断の回復が検出され、かつ、前記遅延測定手段により測定された入力断回復後の往復遅延時間における入力断発生前の往復遅延時間からの増加値が、所定のしきい値を超過する場合に、分散補償量制御が必要と判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 前記分散補償量制御部は、前記対向局エラー数モニタ手段によりモニタされた受信エラー数が最小値となる補償量に制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の通信装置。
  7. 前記比較判定手段で用いる前記しきい値は、外部装置により設定される
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の通信装置。
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