JP2013149000A - ドキュメント配付システム、会議システム、サーバーおよび携帯型の端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】会議のためのドキュメントを会議の参加者が携帯する端末装置に会議中に取得させる手間を低減する。
【解決手段】ドキュメント配付システムは、ドキュメントを記憶するサーバーと、携帯型の装置である第1端末および第2端末とを有する。サーバーは、配付許可条件を記憶する記憶部と、第2端末へのドキュメントの配付が第1端末または前記第2端末から要求されたときに、要求された配付が配付許可条件を満たすかどうかを判定する判定部と、判定部によって配付が配付許可条件を満たすと判定された場合に、ドキュメントを第2端末に配付する配付部とを備える。第1端末および第2端末の少なくとも一方は、他方の端末と接触しまたは近接する状態である端末対向状態を検知する検知部と、検知部によって端末対向状態が検知されたときに、サーバーに対して配付を要求する配付要求部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、サーバーから携帯型の端末装置へのドキュメントの配付に関する。
企業およびその他の組織で行なわれる会議やミーティングにおいて、紙ドキュメントが資料として参加者に配付されることはよくある。例えば、会議に際して、議題に関わる情報の印刷物が配付される。会議の参加者は、事前に配付されたり会議場で配られたりした資料を会議中に閲覧する。
紙ドキュメントに代えて電子化されたドキュメントを配付することができる。特許文献1によって開示されたペーパーレス会議システムは、会議室に置かれたシンクライアント端末に開催中の会議に関わる電子化された資料を会議中にサーバーから送信する。このシステムにおいて、会議の参加者はシンクライアント端末によって表示された資料を閲覧する。特許文献2では、会議の参加者がICカードを用いて電子会議端末にログインする電子会議システムが記載されている。電子会議端末は参加者が携帯するICカードから非接触でユーザーIDを読み取るカードリーダーを備える。会議の参加者がログインすると、ログインした電子会議端末とユーザーIDとの対応がシステム内の管理サーバーに登録される。当該システムにおいて、紙ドキュメントから情報を読み取るスキャナ装置もカードリーダーを備えている。スキャナ装置は会議の参加者がICカードを用いてログインすると、ICカードから読み取ったユーザーIDに対応する電子会議端末を管理サーバーに照会し、当該電子会議端末に紙ドキュメントから読み取って電子化した情報を送信する。送信された情報は電子会議端末によって表示される。
また、従来において、会議やプレゼンテーションの配付資料の閲覧に、参加者が各自所持する携帯型の端末装置を利用することが考えられている。特許文献3では、会議中にプレゼンターによって提示された資料を会議中に携帯端末装置に配信することが検討され、ファイル容量の大きい資料の送信が困難であるとの見地から、資料自体の送信に代えて資料の保管場所情報を会議中に携帯端末装置へ送信することが提案されている。会議の参加者は、会議終了後に資料を閲覧したければ、会議中に取得した保管場所情報を用いて資料を入手することができる。
一方、携帯可能な表示装置である電子ペーパーの操作性に関する開示がある。特許文献4において、2台の電子ペーパーの一方で表示されている画像を他方でも表示させる操作として、当該2台の電子ペーパーを重ねて擦る動作を定めることが提案されている。特許文献4には、電子ペーパーの周縁に圧力センサーを設けておき、複数台の電子ペーパーが重ねられたことを検出すること、および重ねられた電子ペーパー間の無線通信によって特定の電子ペーパーから他の電子ペーパーへ情報画像を複写することが記載されている。
特開2011−182051号公報 特開2007−214722号公報 特開2002−49595号公報 特開2005−266226号公報
会議の参加者が携帯する端末装置を会議中の資料の閲覧のための表示手段として利用する場合、「資料作成者がサーバーに資料をアップロードし、参加者が会議への出席に先立って資料を自己の端末装置へダウンロードする」という方式を採用することができる。参加者が自発的に資料を自己の端末装置に取り込むこの方式は、サーバーが参加予定者の端末装置へ一斉にダウンロードする方式よりも、情報のセキュリティの上で好ましい。それは、少なくとも資料がダウンロードされるときには携帯型の端末装置が参加者の管理下にあるからである。つまり、参加者以外の第三者が参加者の端末装置を所持していたとしても、その状態の端末装置に資料がダウンロードされることはない。ただし、第三者による不正なダウンロードを防ぐために、ダウンロードに際してサーバーがユーザー認証を行う必要がある。
しかし、「会議が始まったとき、複数の参加者の中に会議に先立って資料を自己の端末装置にダウンロードすることができなかった参加者がいる」という状況が起こり得る。忙しかったり急に参加が決まったりしたために、資料をダウンロードしないまま会議に出席することが考えられる。このような状況において、参加者は会議場で端末装置を操作してサーバーから資料をダウンロードすることは可能である。ただし、ユーザー認証のための操作やダウンロードすべき資料を指定する操作を会議中に行なわなければならない。ユーザー認証については、例えば上述の特許文献2の開示のようにICカードを用いることによって操作をある程度は簡易化することができる。しかし、ユーザー認証のための何らかの操作が必要なことに変わりはない。
なお、ここでは会議を例に挙げたが、ミーティング、研修会、プレゼンテーションといった会議以外の集まりに関わるドキュメントの配付についても事情は同様である。
本発明は、このような事情に鑑み、会議またはその他の集まりの参加者が、手間をかけずに、自己が携帯する端末装置に、当該集まりのためのドキュメントを当該集まりの開催中に取得させることができる、システムの実現を目的としている。
上記目的を達成するドキュメント配付システムは、配付用のドキュメントを記憶するサーバーと、前記ドキュメントの表示が可能な携帯型の装置である第1端末および第2端末とを有する。前記サーバーは、配付許可条件を記憶する記憶部と、前記第2端末への前記ドキュメントの配付が前記第1端末または前記第2端末から要求されたときに、要求された配付が前記配付許可条件を満たすかどうかを判定する判定部と、前記判定部によって前記配付が前記配付許可条件を満たすと判定された場合に、前記ドキュメントを前記第2端末に配付する配付部と、を備える。前記第1端末および第2端末の少なくとも一方は、他方の端末と接触しまたは近接する状態である端末対向状態を検知する検知部と、前記検知部によって前記端末対向状態が検知されたときに、前記サーバーに対して前記配付を要求する配付要求部と、を備える。
本発明によれば、会議またはその他の集まりの参加者は、自己が携帯する端末装置と他の参加者が携帯する端末装置とを接触させまたは接近させるだけで、自己が携帯する端末装置に、当該集まりのためのドキュメントを当該集まりの開催中に取得させることができる。
ドキュメント配付システムとしての会議システムの構成を示す図である。 端末装置のユーザーが入力操作をすることなくドキュメントを入手することができる簡易コピー機能に係る複数の状態を示す図である。 サーバーを含むMFPのハードウェア構成を示す図である。 携帯型の端末装置のハードウェア構成を示す図である。 会議システムの機能構成の第1例を示す図である。 会議ボックスに記憶される情報の例を示す図である。 端末装置の簡易コピー動作の一例を示すフローチャートである。 サーバーの簡易コピー動作の一例を示すフローチャートである。 会議システムの機能構成の第2例を示す図である。 端末装置の簡易コピー動作の他の例を示すフローチャートである。 サーバーの簡易コピー動作の他の例を示すフローチャートである。 複数の端末装置に一斉に配付する簡易コピー動作に係る端末装置の変形例を示す図である。 図12の端末装置の要部の構造を模式的に示す図である。 3台の端末装置の対向状態を示す図である。
図1に例示される会議システム1は、企業内の会議やプレゼンテーションの資料の配付に利用可能なドキュメント配付システムである。会議システム1は、ビジネスユースの情報機器であるMFP(Multi-functional Peripheral)2に備えられたサーバー3、および会議に出席する複数の参加者5A,5B,5Cによってそれぞれ所持される携帯型の端末装置4A,4B,4Cを有する。MFP2は、無線通信のアクセスポイント7A,7Bを有するLAN(Local Area Network)6に接続されている。図示の状態において、端末装置4A,4B,4Cは会議室12の中に在り、会議室12に設置されたアクセスポイント7Aを介してサーバー3と通信可能である。サーバー3は図示のように会議室12の外に在ってもよいし、会議室12の中に配置されてもよい。
端末装置4A,4B,4Cはタブレット型のパーソナルコンピューターである。ただし、これに限らず、ノート型のパーソナルコンピューター、スマートフォン、携帯電話、電子書籍リーダー、PDA(Personal Digital Assistant)など、ドキュメントの表示が可能な他の携帯型情報機器を端末装置4A,4B,4Cとして用いることができる。以下において、複数の端末装置4A,4B,4Cを区別する必要がないときは、これらのそれぞれを端末装置4という。「複数の端末装置4」という記述は、端末装置4A,4B,4Cのうちの任意の2以上の端末装置を意味する。
端末装置4は会議において資料(会議用のドキュメント)の表示手段として用いられる。端末装置4によって表示されるべき資料は、サーバー3にアップロードされており、会議に先立って端末装置4にダウンロードされる。資料は、プロジェクター8によってスクリーン9に投影されるプレゼンテーション用のドキュメントを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
会議システム1の運用では、会議の資料のダウンロードを参加者各自が自己の端末装置4について行うことになっている。参加者5A,5B,5Cは、例えば会議室12の外部のアクセスポイント7Bの通信圏内において、適時に自己の端末装置4を操作してサーバー3から資料を入手する。その際、参加者5A,5B,5CはユーザーIDとパスワードとを入力するログイン操作を行い、それによってサーバー3からユーザー認証を受ける必要がある。
ところで、ある参加者が何らかの事情で資料を自己の端末装置4にダウンロードすることができないまま会議に出席する、という場合があり得る。このような場合に当該参加者が会議中に簡便に自己の端末装置4によって資料を閲覧することができるようにするため、会議システム1は「簡易コピー機能」と呼称するユーザー支援機能を備えている。
図2は簡易コピー機能に係る複数の状態を示している。
図2(A)は上述の会議室12に持ち込まれた2台の端末装置4A,4Bが離れている状態を示している。一方の端末装置4Aでは、会議の資料としてサーバー3から配付されたドキュメントD1が表示されている。これに対して、他方の端末装置4BではドキュメントD1が表示されていない。すなわち、端末装置4Aは会議に先立ってドキュメントD1がサーバー3からダウンロードされた「配付済みの端末装置」であり、端末装置4BはドキュメントD1がダウンロードされていない「未配付の端末装置」である。これら端末装置4A,4Bは「端末対向状態」を検知するための近接センサー46を有している。「端末対向状態」とは、複数の端末装置が互いに接触しまたは近接する状態である。近接センサー46として、例えば、数cm程度の短距離範囲内に接近した通信相手と交信するRFID(Radio Frequency Identification)回路を用いることができる。
図2(B)は2台の端末装置4A,4Bが重ねられた状態を示している。端末装置4A,4Bをそれぞれ所持する参加者5A,5Bは、協働して端末装置4A,4Bを重ねる。重ね合わせは「端末対向状態」の一形態である。図示では未配付の端末装置4Bが配付済みの端末装置4Aの下側に配置されているが、これに限らない。参加者5A,5Bが端末装置4A,4Bを重ねると、「端末対向状態」を検知した端末装置4A,4BがLAN6を介して通信する。この通信において、配付済みの端末装置4Aが未配付の端末装置4Bから当該端末装置4Bをサーバー3が通信先として特定するのに必要な所定の端末情報を取得する。
図2(C)は、端末装置4A,4Bのそれぞれとサーバー3との間で通信が行われる状態を示している。配付済みの端末装置4Aは、自己が表示しているドキュメントD1の未配付の端末装置4Bへの配付を、サーバー3に要求する。サーバー3は、要求元の端末装置4Aの現在位置がドキュメントD1を表示すべき会議の開催されている会議室内の位置であることを確認した後、ドキュメントD1を端末装置4Bに配付する。要求元の端末装置4Aの現在位置の確認には、通信パケットから抽出されるアクセスポイント7AのID情報、または端末装置4AからのGPS(Global Positioning System)情報を用いることができる。
図2(D)は2台の端末装置4A,4Bの双方においてドキュメントD1が表示されている状態が示されている。未配付の端末装置であった端末装置4Bは、サーバー3から配付されたドキュメントD1を表示する。これにより、端末装置4Bを所持する参加者5Bは自己の端末装置4BによってドキュメントD1を閲覧することができる。
このように会議システム1によれば、会議の参加者5は、本来は事前に行っておくべきドキュメントD1のダウンロードを怠ったとしても、自己の端末装置4を配付済みの端末装置4に近づけるだけで、ドキュメントD1の配付を受けることができる。サーバーへのログインおよび配付してほしいドキュメントD1を指定する面倒な入力操作を行う必要がない。ただし、参加者がユーザー認証を受けずにサーバー3内のドキュメントD1を自己の端末装置4にコピーすることができる場所と時間とが、会議の開催場所と開催時間中とに制限されている。つまり、簡易コピー機能は、“会議中は不審者が参加者によって発見されるので、ユーザー認証を省略しても実質的にセキュリティが確保される”という考え方に基づいている。
図3はサーバー3を含むMFP2のハードウェア構成を示している。MFP2において、制御回路20、ストレージ30、およびネットワークインタフェース38によって、サーバー3の機能が実現される。制御回路20は、制御プログラムや各種アプリケーションを実行するコンピューターとしてのCPU(central processing unit)21、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)22、プログラム実行のワークエリアとされるS−RAM(Static Random Access Memory)23、動作の設定値を記憶するNV−RAM(不揮発性メモリ)24、およびシステム時刻を計時する集積回路25を有する。ストレージ30は例えばハードディスクドライブ(HDD)である。ストレージ30には、制御プログラムや操作画面の表示のための画面データを含む制御用のデータを記憶するメモリ領域とともに、配付すべきドキュメントおよび後述の会議情報を保存するメモリ領域である会議ボックス70が設けられる。ネットワークインタフェース38は、MFP2をLAN6に接続し、端末装置4やプロジェクター8を含む外部装置とMFP2との通信を可能にする。
MFP2は、操作パネル31による操作、および外部機器からのアクセスに応じて動作する。ADF(Auto Document Feeder)32は、コピー、イメージ入力、またはファクシミリ送信において、原稿台にセットされた原稿シートをイメージスキャナー33の読取り位置へ搬送する。イメージスキャナー33は原稿シートに記録されている画像情報を光学的に読み取る。プリンターエンジン35は、多段形式の用紙スタッカー36から供給される用紙の片面または両面にモノクロまたはカラーの画像を印刷し、印刷後の用紙をソーター37に排出する。
図4において、端末装置4A,4B,4Cの代表として端末装置4Aのハードウェア構成が示されている。他の端末装置4B,4Cも端末装置4Aと同様の構成を有している。ただし、会議システム1の構成に必要な要素を有するのであれば、端末装置4の構成が同一である必要はない。
図示のとおり、端末装置4Aは、コントローラー40、操作入力部41、ディスプレイ42、ストレージ43、ネットワークインタフェース44、バッテリー回路45、および近接センサー46としてのRFID回路を有する。ネットワークインタフェース44は無線通信を可能にする。バッテリー回路45は電源としての二次電池とそれを充電する回路とを含んでいる。近接センサー46は、外部のリーダーからの電波に感応するIDチップ、および外部のIDチップを作動させる電波を発するリーダーを有している。
図5は会議システム1の機能構成の第1例を示している。図5では、サーバー3および2台の端末装置4A,4Bが描かれている。第1の端末装置4Aについては、配付済みの端末装置としての構成が示され、第2の端末装置4Bについては、未配付の端末装置としての構成が示されている。ただし、実際には、端末装置4Aが未配付の端末装置になる場合、および端末装置4Bが配付済みの端末装置になる場合もある。すなわち、端末装置4A,4B,4Cのいずれもが、配付済みの端末装置としての構成および未配付の端末装置としての構成を有する。
サーバー3は、判定部301および配付部302を有している。これらの要素は、制御回路20のCPU21が所定のコンピュータープログラムを実行することによって実現される機能要素である。判定部301は、端末装置4AからドキュメントD1の配付が要求されたときに、要求された配付が設定情報80によって示される配付許可条件を満たすかどうかを判定する。設定情報80は記憶部としての会議ボックス70によって記憶されている。配付部302は、要求された配付が配付許可条件を満たすと判定部301によって判定された場合に、会議ボックス70に格納されているドキュメントD1を、未配付の端末装置4Bに配付する。
配付済みの端末装置4Aでは、表示制御部401、検知部402、端末情報取得部403、および配付要求部404が起動する。これらの要素は、コントローラー40に備わるコンピューターとしての図示しないCPUが所定のコンピュータープログラム(ドキュメントビュワー)を実行することによって実現される機能要素である。また、未配付の端末装置4Bでは、表示制御部401および端末情報送信部405が起動する。これらの要素も、コントローラー40において所定のコンピュータープログラム(ドキュメントビュワー)が実行されることによって実現される。
本例では、端末対向状態を検知するために、未配付の端末装置4Bにおける近接センサー46内のリーダーが図2(A)のように外部のIDチップを探索する電波を発する。このとき、端末装置4B内のIDチップは不感状態とされる。または、IDチップを感応可能な状態とし、端末装置4Bのリーダーが端末装置4BのIDチップから読み取ったIDに基づいて当該IDチップの応答を無効とするようにしてもよい。
一方、配付済みの端末装置4Aでは、表示制御部401がストレージ43からドキュメントD1を読み出してディスプレイ42に表示させている。ドキュメントD1が表示されているとき、配付済みの端末装置4Aの近接センサー46内のリーダーは不作動とされる。
図2(B)のように端末装置4Aと端末装置4Bとが接近すると、配付済みの端末装置4Aの近接センサー46内のIDチップが端末装置4Bからの電波に感応する。この感応が端末装置4Aの検知部402によって、端末対向状態として検知される。端末対向状態を検知した検知部402は、近接している端末装置からの端末情報の取得を端末情報取得部403に指示する。端末情報取得部403は、通信コンタクト要求の受信を待つ。
未配付の端末装置4Bでは、近接センサー46内のリーダーが端末装置4Aの近接センサー46内のIDチップから端末装置4Aを特定するID情報を読み取り、端末情報送信部405に端末装置4Aとの通信を指示する。端末情報送信部405からの通信コンタクト要求に端末装置4Aの端末情報取得部403が応えて通信が始まる。端末情報取得部403は、端末情報送信部405から端末装置4Bの端末情報(例えばIPアドレスやMACアドレスといったアドレス情報)を取得して配付要求部404に引き渡す。
配付要求部404は、表示制御部401がディスプレイ42に表示させているドキュメントD1を特定するドキュメント情報と端末装置4Bの端末情報とを含む配付要求をサーバー3に送信する。このとき、端末装置4Aの現在位置を表すGPS情報を配付要求に含めてもよい。この配付済みの端末装置4Aの要求する配付の適否が、上述のようにサーバー3の判定部301によって判定される。
サーバー3の配付部302によって端末装置4BにドキュメントD1が配付されると、端末装置4BにおいてドキュメントD1がストレージ43に格納される。格納の完了後または格納と並行して、端末装置4Bの表示制御部401はドキュメントD1をディスプレイ42に表示させる。
図6は会議ボックス70に記憶される情報の例を示している。会議ボックス70には、ユーザー認証を省く簡易コピー機能による配付を許可する条件の一部である設定情報80、会議情報85、および配付すべきドキュメントD1としての複数の資料D1a,D1b,D1cが格納されている。
設定情報80が示す条件は、例えば会議システム1の管理者によって適宜設定される。例示では、配付先の場所が「A会議室」、「B会議室」および「ルームE」の三箇所に限定され、配付を行う集まりの出席者数が15名以下に限定されている。管理者は、セキュリティポリシーに反しない範囲内で参加者の利便性が高まるように条件を設定することができる。
会議情報85は、会議の日時、場所、出席予定者といった会議の設定内容を示す。会議情報85は、例えば会議の主催者によって作成され、開催日以前に会議ボックス70に格納される。例示では、複数の議題および各議題に関わる資料D1a,D1b,D1cのファイル名が示されている。議題によって出席予定者が異なる場合は議題別に出席予定者が示される。サーバー3は、会議情報85が示す出席予定者に会議のお知らせを送るユーティリティを有している。お知らせを受け取った出席予定者は、会議が始まる以前に、会議情報85を閲覧し、ファイル名が示された資料D1a,D1b,D1cを自己の所持する端末装置4にダウンロードしておく。
図7は端末装置の簡易コピー動作の一例を示すフローチャートである。各端末装置4は端末対向状態を検知すると(S11でYES)、自装置が配付済みの端末装置であるかどうかをチェックする(S12)。
自装置が配付済みの端末装置である場合(S12でYES)、端末装置4は近接する未配付の端末装置4から端末情報を取得する(S13)。そして、未配付の端末装置4へのドキュメントD1の配付をサーバー3に要求する(S14)。
自装置が配付済みの端末装置ではない場合(S12でNO)、すなわち未配付の端末装置4である場合、端末装置4は配付済みの端末装置4からの送信要求に応えて、自装置の端末情報を要求元の端末装置4へ送信する(S15、S16)。
図8はサーバー3の簡易コピー動作の一例を示すフローチャートである。サーバー3は端末装置4からの配付要求を待ち受ける(S21)。配付要求を受けると(S21でYES)、サーバー3は要求元の端末装置4の現在位置を確認し(S22)、配付要求の適否を判定する(S23)。判定に際して、サーバー3は先に確認した端末装置4の現在位置が設定情報80の示す場所に該当するか、現在時刻が会議情報85の示す開催時間に該当するか(会議中か)、および会議情報85の示す出席予定者の総数が設定情報80の示す出席者数以下かという配付許可条件を満たすかどうかをチェックする。配付許可条件を全て満たす場合に限り(S24でYES)、サーバー3は要求に従ってドキュメントD1を未配付の端末装置4に配付する(S25)。
図9は会議システムの機能構成の第2例を示している。図9において、図5の第1例と同じ機能を有する構成要素には図5と同じ符号が付されている。図5の第1例は配付済みの端末装置4Aがサーバー3に対して未配付の端末装置4Bへの配付を要求する例であった。図9の第2例では、未配付の端末装置4Bbが自装置へのドキュメントD1の配付をサーバー3bに要求する。
図9の会議システム1bにおいて、配付済みの端末装置4Abは、表示制御部401およびドキュメント情報送信部406を有する。また、未配付の端末装置4Bbは、表示制御部401、検知部402、配付要求部404、およびドキュメント情報取得部407を有する。これら要素は、コンピュータープログラムが実行されることによって実現される機能要素である。
配付済みの端末装置4Abにおいて、ディスプレイ42によってドキュメントD1が表示されているときに、近接センサー46のIDチップが外部のリーダーからの電波を待ち受ける。これは第1例と同様である。一方、未配付の端末装置4Bbでは、近接センサー46のリーダーが外部のIDチップを探索する電波を発する。
端末装置4Abと端末装置4Bbとが接近して近接センサー46同士が通信すると、端末装置4Bbの検知部402が近接センサー46の出力に基づいて端末対向状態を検知し、ドキュメント情報取得部407にドキュメント情報の取得を指示する。ドキュメント情報取得部407は、配付済みの端末装置4Abのドキュメント情報送信部406と通信し、端末装置4Abにおいて表示されているドキュメントD1を特定するドキュメント情報を取得する。取得されたドキュメント情報を含む配付要求を未配付の端末装置4Bbの配付要求部404がサーバー3bに送信する。
配付要求を受けたサーバー3bは、配付要求が設定情報80に依存する配付許可条件を満たす場合に限り、ドキュメントD1を未配付の端末装置4Bbに配付する。端末装置4Bbの表示制御部401は、配付されたドキュメントD1をディスプレイ42に表示させる。
図10は、図9の会議システム1bにおける端末装置の簡易コピー動作を示すフローチャートである。端末装置4Ab,4Bbのそれぞれは端末対向状態を検知すると(S11bでYES)、自装置が未配付の端末装置4Bbであるかどうかをチェックする(S12b)。
自装置が未配付の端末装置4Bbである場合(S12bでYES)、端末装置4Bbは近接する配付済みの端末装置4Abからドキュメント情報を取得する(S13b)。そして、自装置へのドキュメントD1の配付をサーバー3bに要求する(S14b)。
自装置が未配付の端末装置4Bbではない場合(S12bでNO)、すなわち配付済みの端末装置4Abである場合、端末装置4Abは未配付の端末装置4Bbからの送信要求に応えて、ドキュメント情報を要求元の端末装置4Bbへ送信する(S15b、S16b)。
図11は、図9の会議システム1bにおけるサーバー3bの簡易コピー動作を示すフローチャートである。
サーバー3bは端末装置4Bbからの配付要求を待ち受ける(S21)。配付要求を受けると(S21でYES)、サーバー3bは要求元の端末装置4Bbの現在位置を確認し(S22)、配付要求の適否を判定する(S23)。配付要求が配付許可条件を満たす場合に限り(S24でYES)、サーバー3bは要求に従ってドキュメントD1を未配付の端末装置4Bbに配付する(S25)。
配付要求が配付許可条件を満たさい場合(S24でNO)、例えば会議の参加者数が設定情報80の出席者数の上限よりも多い場合、サーバー3bは配付要求元の端末装置4Bbに認証要求を送信する(S26)。つまり、ユーザー認証を省く簡易コピーは適用外とされ、端末装置4Bbのユーザーに対してサーバー3bへのログイン操作が要求される。端末装置4Bbからの認証データを受信すると(S37でYES)、サーバー3bは認証の可否を判定する認証処理を実行する(S28)。このとき、受信した認証データと予め登録されている認証データとの照合をサーバー3b内で行なってもよいし、認証サーバーが照合を受け持つようにしてもよい。ログイン操作として、ユーザーが端末装置4Bbのタッチ入力面に手書きで署名をするようにしてもよい。その場合、筆跡の照合によるユーザー認証が行なわれる。端末装置4Bbのユーザーを認証すると(S29でYES)、サーバー3bは要求に従ってドキュメントD1を未配付の端末装置4Bbに配付する(S25)。端末装置4Bbのユーザーが認証されなければ(S29でNO)、端末装置4Bbに対してドキュメントD1は配付されない。
以上の実施形態において、端末対向状態を検知する手段はRFID技術に限らない。圧力センサーによって端末装置同士の接触を検出してもよいし、光学センサーによって端末装置どうしの近接を検出してもよい。送受信用の窓同士を対向状態させる赤外線通信技術を用いてもよいし、一方の装置の外面に設けたQRコード(登録商標)やバーコードを他方の装置のカメラで読み取る手法を用いてもよい。ディスプレイ42の表示面がタッチ入力面を兼ねる構成では、タッチ入力面が所定面積以上の広範囲にわたって押されたことを、他の端末が重なったこととして検出することができる。
端末対向状態は、重なり合った状態に限らず、接触または近接して並ぶ状態であってもよい。
設定情報80の内容は例示に限らない。例えば、配付要求元および配付先の一方または両方について、どの端末装置を配付要求元または配付先として認めるかを決めておくことができる。
配付要求部404がドキュメント情報を含む配付要求をサーバー3,3bに送信するものとして説明したが、必ずしもドキュメント情報をサーバー3,3bへ送る必要はない。サーバー3,3bが、現在時刻と配付要求元の現在位置とから会議情報85を参照して開催中の会議を特定し、当該会議に関連付けて登録されているドキュメントD1を配付することができる。
設定情報85の示す設定に該当しない場合であっても、端末情報に基づいて特定した未配付の端末装置のユーザーが、会議情報85の示す出席予定者であれば、ドキュメントD1を配付するように配付許可条件を緩和してもよい。
資料D1a,D1b,D1cをストレージ30における会議ボックス70以外のメモリ領域に格納し、資料D1a,D1b,D1cの保存先を会議ボックス70に格納しておくことができる。設定情報80についても、必ずしも会議ボックス70に格納しておく必要はない。
また、上述の実施形態では2台の端末装置4の近接を検知する例を挙げたが、3台以上の端末装置4が関係する端末対向状態を検知して複数の未配付の端末装置4に対して一斉にドキュメントを配付することもできる。このような配付を実現するため、例えば図12に示すように端末装置4Eの前面SFに接触検出部90を設け、端末装置4Eの背面SBにも接触検出部95を設けておく。図示のように接触検出部90の真裏に位置するように接触検出部95を設けてもよいし、平面視の位置がずれるように接触検出部90と接触検出部95とを配置してもよい。図13のように、前面SFの接触検出部90は、二つの突起91,92、二つの窪み93,94、および圧力センサー901を有する。そして、背面SFの接触検出部95は、二つの窪み96,97、二つの突起98,99、および圧力センサー951を有する。背面SFの窪み96,97は前面SFの突起91,92と同じ形状の突起とちょうど係合し、背面SFの突起98,99は前面SFの窪み96,97と同じ形状の窪みとちょうど係合する。前面SFの圧力センサー901は窪み93の底部が押されたことを検出し、背面SBの圧力センサー951は窪み97の底部が押されたことを検出する。図13のような接触検出部90,95を複数の端末装置にそれぞれ設けておけば、3台以上の端末装置4が関係する端末対向状態を検知することができる。
図14では、3台の端末装置4E,4F,4Gがそれぞれの前面を上に向けて重ねられている。最も上に位置する端末装置4Eでは、背面の圧力センサー951が上から2番目の端末装置4Fによって押されている。2番目の端末装置4Fでは、前面の圧力センサー901が最も上の端末装置4Eによって押され、背面の圧力センサー951が最も下の端末装置4Gによって押されている。最も下の端末装置4Gでは、前面の圧力センサー901が上から2番目の端末装置4Fによって押されている。端末装置4E,4F,4Gのそれぞれは、自装置の二つの圧力センサー901,902の出力に基づいて、他の端末装置と重なった端末対向状態、および重なりの上下の位置関係を認識することができる。したがって、配付済みの端末装置が最も上に位置するように配付済みの端末装置の下に複数の未配付の端末装置を重ねるか、または配付済みの端末装置が最も下に位置するように配付済みの端末装置の上に複数の未配付の端末装置を重ねるように取り決めておけばよい。
一例として、最も上の端末装置4Eが配付済みの端末装置であるものとする。端末装置4Eは、例えばアクセスポイント7Aの通信圏内に限定したブロードキャストによって、未配付の端末装置4F,4Gを探索する。このとき、既に端末対向状態をそれぞれ検知している端末装置4F,4Gがブロードキャストに応答する。端末装置4Eは、応答のあった端末装置4F,4Gに対するドキュメントD1の配付をサーバー3に要求する。サーバー3が要求に応えてドキュメントD1を配付すれば、端末装置4F,4GがドキュメントD1を表示する。端末装置4Eが端末装置4F,4Gのそれぞれの資料保有状況を調べ、
保有されていない資料を配付するように、端末装置4F,4Gごとに配付要求の内容を異ならせることができる。
簡易コピー機能によれば、会議中にサーバーから資料をダウンロードするための操作が簡易化される。この簡易コピー機能を次の種々の動作を行うように充実させることによって、会議システム1,1bの利便性をさらに高めることができる。
ドキュメントD1が複数のページによって構成される場合において、配付済みの端末装置4A、4Abが、ドキュメントD1のどのページを表示しているかを、サーバー3,3bを介してまたはサーバー3,3bを介さずに直接に、未配付の端末装置4B,4Bbに通知するようにする。そして、未配付の端末装置4B,4Bbがサーバー3,3bからドキュメントD1を受け取ったときに、配付済みの端末装置4A、4Abから通知されたページを表示するようにする。これによれば、未配付の端末装置4B,4Bbを所持する参加者が会議に遅れて出席したとき、その時点で他の参加者が閲覧しているページを、直ぐに自己の端末装置4B,4Bbによって閲覧することができる。
簡易コピー機能を端末装置間の表示ページの同一化に利用することができる。すなわち、
配付済みの端末装置4A,4Abは、他の配付済みの端末装置との端末対向状態を検知したとき、当該他の端末装置に対して、サーバー3,3b介してまたは介さずに、どのページを表示しているかを通知する。通知を受けた端末装置は、通知されたページを表示する。
図6の例のように、ある会議について複数の資料D1a,D1b,D1cが登録されている場合において、これら複数の資料D1a,D1b,D1cのうちの配付済みの端末装置4A、4Abにおいて保有されている全ての資料を、サーバー3,3bから未配付の端末装置4B,4Bbへ配付する。これによれば、未配付の端末装置4B,4Bbを所持する参加者は、他の参加者が閲覧可能な情報と同じ情報を入手することができる。
複数の資料D1a,D1b,D1cのうちの未配付の端末装置4B,4Bbが保有していない資料のみをサーバー3,3bから未配付の端末装置4B,4Bbへ配付する。これにより、通信のトラヒックを低減することができる。
会議情報85が会議の議題別の資料名を示しかつ議題別の出席予定者を示す場合において、複数の資料D1a,D1b,D1cのうち、未配付の端末装置4B,4Bbのユーザーが出席予定者に定められている議題に対応した資料のみを配付する。これによれば、資料の配付を必要最小限に抑え、情報のセキュリティを高めることができる。
複数の資料D1a,D1b,D1cの中に、未配付の端末装置4B,4Bbが保有する資料と資料名が同じで更新日時が新しい更新された資料がある場合に、サーバー3,3bの配信部301が当該更新された資料を未配付の端末装置4B,4Bbに配付する。そして、端末装置4B,4Bbは、更新された資料を受信した後に、更新された資料と資料名が同じで更新日時が古い資料を削除する。これによれば、未配付の端末装置4B,4Bbを所持する参加者が最新の資料を閲覧することができ、かつ古い資料を誤って閲覧してしまうおそれがなくなる。
会議室12にマイクロフォンを配置し、会議中の会話を音声認識によって電子化し、会議中にリアルタイムに議事録を作成して会議ボックス70に格納することができる。そして、作成中の議事録を逐次に全ての端末装置に配信することができる。
プロジェクター8との連携によって、サーバー3,3bが会議中に、現在の議題が何であるか、どの資料のどのページが投影されているか、といった会議の進行状況を把握することが可能である。進行状況を把握するサーバー3,3bは、未配付の端末装置4B,4Bbに、配付するドキュメントD1におけるプロジェクター8が投影しているページを表示させることができる。複数の資料D1a,D1b,D1cのうち、配付要求を受けた時点で既に討議やプレゼンテーションが終わった議題に関わる資料を除いて、残りの資料を配付することができる。討議やプレゼンテーションが終わった議題に関わる資料における、プロジェクター8によって所定時間以上にわたって投影されたページ(重要と思われる)を抜粋して配付してもよい。現在の議題に関わる資料については、プロジェクター8によって投影されているページおよびそれ以降のページのみを配付してもよい。
会議情報80において、登録された会議に以前の会議が関連付けられている場合(すなわち開催中の会議が以前に開催された会議の続きであることわかる場合)、開催中の会議の資料とともに、以前の会議の資料および議事録を未配付の端末装置4A,4Bに配付してもよい。
複数のドキュメントD1として資料D1a,D1b,D1cを配付する場合、表示中の資料を転送した後に残りの資料を転送する。これにより、配付済みの端末装置4A,4Abで表示されているドキュメントを、未配付の端末装置4B,4Bbにおいてより早く表示することができる。
その他、会議システム1,1bの構成を本発明の趣旨に沿う範囲内で適宜変更することができる。例えば、端末装置4の個数は図示の3に限らず、2以上の任意の数でよい。
会議システム1,1bを、セミナーや説明会を含む会議以外の各種のプレゼンテーションにおいて、プレゼンテーションに関わるドキュメントをプレゼンテーションの開催中に所定の端末装置に配付するドキュメント配付システムとして用いることができる。
1,1b 会議システム(ドキュメント配付システム)
D1 ドキュメント
D1a,D1b,D1c 資料
4A,4B,4C,4Ab,4Bb 端末装置(携帯型の装置、第1端末、第2端末)
70 会議ボックス(記憶部)
80 設定情報
85 会議情報
301 判定部
302 配付部
402 検知部
404 配付要求部
403 端末情報取得部
405 端末情報送信部
406 ドキュメント情報送信部
407 ドキュメント情報取得部

Claims (10)

  1. 配付用のドキュメントを記憶するサーバーと、前記ドキュメントの表示が可能な携帯型の装置である第1端末および第2端末とを有するドキュメント配付システムであって、
    前記サーバーは、
    配付許可条件を記憶する記憶部と、
    前記第2端末への前記ドキュメントの配付が前記第1端末または前記第2端末から要求されたときに、要求された配付が前記配付許可条件を満たすかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記配付が前記配付許可条件を満たすと判定された場合に、前記ドキュメントを前記第2端末に配付する配付部と、を備え、
    前記第1端末および第2端末の少なくとも一方は、他方の端末と接触しまたは近接する状態である端末対向状態を検知する検知部と、
    前記検知部によって前記端末対向状態が検知されたときに、前記サーバーに対して前記配付を要求する配付要求部と、を備える
    ことを特徴とするドキュメント配付システム。
  2. 前記第1端末は、前記検知部と、前記配付要求部と、前記検知部によって前記端末対向状態が検知されたときに前記第2端末から当該第2端末を特定する端末情報を取得する端末情報取得部と、を備えており、
    前記検知部は、当該第1端末が前記ドキュメントを表示しているときのみ、前記端末対向状態を検知し、
    前記配付要求部は、前記端末情報取得部によって取得された前記端末情報を前記サーバーに送信し、
    前記サーバーは、前記第1端末から取得した前記端末情報によって特定される前記第2端末に前記ドキュメントを配付する
    請求項1記載のドキュメント配付システム。
  3. 前記第1端末は、当該第1端末が前記ドキュメントを表示している状態において、前記第2端末からの依頼に応えて、前記ドキュメントを特定するドキュメント情報を前記第2端末へ送信するドキュメント情報送信部を備え、
    前記第2端末は、前記検知部と、前記配付要求部と、前記検知部によって前記端末対向状態が検知されたときに前記第1端末から前記ドキュメント情報を取得するドキュメント情報取得部と、を備えており、
    前記配付要求部は、前記ドキュメント情報取得部が取得した前記ドキュメント情報によって特定される前記ドキュメントの配付を前記サーバーに要求する
    請求項1記載のドキュメント配付システム。
  4. 会議のために配付するドキュメントを記憶するサーバーと、前記ドキュメントの表示が可能な携帯型の装置である第1端末および第2端末とを有する会議システムであって、
    前記サーバーは、
    前記会議の開催場所、開始予定時刻、および終了予定時刻を示す会議情報を記憶する記憶部と、
    前記第2端末への前記ドキュメントの配付が前記第1端末から要求されたときに、前記第1端末の現在位置が前記開催場所に該当し、かつ現在時刻が前記開始予定時刻から前記終了予定時刻までの時間内の時刻であるかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記現在位置が前記開催場所に該当しかつ前記現在時刻が前記時間内の時刻であると判定された場合に、前記ドキュメントを前記第2端末に配付する配付部と、を備え、
    前記第1端末は、当該第1端末が前記ドキュメントを表示しているときに、当該第1端末と前記第2端末とが接触しまたは近接する状態である端末対向状態を検知する検知部と、
    前記検知部によって前記端末対向状態が検知されたときに、前記第2端末を特定する端末情報を前記第2端末から取得する端末情報取得部と、
    前記サーバーに対して、前記端末情報取得部によって取得された前記端末情報を伝えかつ前記配付を要求する配付要求部と、を備える
    ことを特徴とする会議システム。
  5. 前記第1端末は、前記ドキュメントのどのページを表示しているかを、前記サーバーを介してまたは前記サーバーを介さずに直接に前記第2端末に通知し、
    前記第2端末は、前記サーバーから配付された前記ドキュメントにおける前記第1端末から通知されたページを表示する
    請求項4記載の会議システム。
  6. 前記サーバーの前記配付部は、前記第1端末が前記ドキュメントを含む前記会議のための複数のドキュメントを保有している場合に、前記第1端末からの前記配付の要求に応えて前記複数のドキュメントを前記第2端末に配付する
    請求項4または5記載の会議システム。
  7. 前記サーバーの前記配付部は、前記第1端末が前記ドキュメントを含む前記会議のための複数のドキュメントを保有している場合に、前記複数のドキュメントのうちの前記第2端末が保有していないドキュメントを、前記第1端末からの前記配付の要求に応えて前記第2端末に配付する
    請求項4または5記載の会議システム。
  8. 前記会議情報は、前記会議の議題別のドキュメントおよび議題別の出席予定者を示す情報であり、
    前記サーバーの前記配付部は、前記会議情報において前記第2端末のユーザーが出席予定者に定められている議題に対応したドキュメントのみを、前記第1端末からの前記配付の要求に応えて前記第2端末に配付する
    請求項4または5記載の会議システム。
  9. 配付用のドキュメントを記憶するサーバーであって、
    配付許可条件を記憶する記憶部と、
    携帯型の第1の端末装置から携帯型の第2の端末装置への前記ドキュメントの配付が要求されたときに、要求された配付が前記配付許可条件を満たすかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記配付が前記配付許可条件を満たすと判定された場合に、前記ドキュメントを前記第2の端末装置に配付する配付部と、を備える
    ことを特徴とするサーバー。
  10. ドキュメントの表示が可能な携帯型の端末装置であって、
    携帯型の他の端末装置と接触しまたは近接する状態である端末対向状態を検知する検知部と、
    前記検知部によって前記端末対向状態が検知されたときに、前記ドキュメントを保有しているサーバーに対して、前記他の端末装置への前記ドキュメントの配付を要求する配付要求部と、を備える
    ことを特徴とする携帯型の端末装置。
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