JP2013147891A - 交差筋交い - Google Patents
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Abstract
【課題】二本の本体パイプを互いに回転可能に連結する連結部材の各本体パイプへの接合が、プレス加工によって安価にかつ嵩張り少なく行なえるようにする。
【解決手段】中間点部分の片側に溝部をプレス加工した二本の本体パイプと、両本体パイプを互いに回転可能に連結する連結部材とからなる。前記連結部材は、逆向きに突き合わされた二枚のU字状板材と、前記各連絡板部の各中間部の貫通孔に通されるリベットとで構成される。前記二本の本体パイプは、前記リベットの頭部と先端加締め部を前記溝部に収容した状態で、各中間点部分に前記連結部材の二枚のU字状板材をプレス加工によって巻き付け固定することにより連結される。
【選択図】図1
【解決手段】中間点部分の片側に溝部をプレス加工した二本の本体パイプと、両本体パイプを互いに回転可能に連結する連結部材とからなる。前記連結部材は、逆向きに突き合わされた二枚のU字状板材と、前記各連絡板部の各中間部の貫通孔に通されるリベットとで構成される。前記二本の本体パイプは、前記リベットの頭部と先端加締め部を前記溝部に収容した状態で、各中間点部分に前記連結部材の二枚のU字状板材をプレス加工によって巻き付け固定することにより連結される。
【選択図】図1
Description
本発明は、枠組み足場などの補強に使用される交差筋交いに関するものである。
従来の交差筋交いは、2本の同長の本体パイプの長手方向の各中間点に軸孔を横断方向に設け、この軸孔にリベットを挿通して、前記2本の本体パイプを相互に回転自在に結合しており、本体パイプの各両端部には、枠組み足場などの縦枠部材や横枠部材に接続するための接続孔が設けられている。
このように構成される交差筋交いの問題点は、前記軸孔を本体パイプの横断方向に貫通して設けるため、結合部分においてパイプ断面が減少して、結合部分の強度が低下し、負荷荷重の大きさによっては本体パイプが結合部分で折損する恐れがあり、また、軸孔部分から錆が発生して腐食されやすいことである。これらの理由によって、従来の交差筋交いは長期の使用に耐えないものであった。
本体パイプの折損事故を防止するには、結合部分に貫通孔を設けないことが望ましい。そのため、先行技術文献1の交差筋交いでは、二本の本体パイプを互いに回転可能に結合する結合金具を使用している。この結合金具は、V溝状に折り曲げた二枚の接続板の中央部に軸孔を設け、この軸孔にリベットを挿通して、二枚の接続板を互いに回転可能に連結したものであり、前記各接続板の両端部は溶接によって本体パイプの側面に固定される。
先行技術文献1の交差筋交いでは、本体パイプに貫通孔を設けていないため、本体パイプの強度低下の問題はないが、接続板を本体パイプに溶接によって固定するため、本体パイプや結合金具に対する防錆用のメッキ処理を材料段階で行なうことができない。本体パイプと結合金具を接合した後、すなわち嵩張る完成品段階でメッキ処理しなければならないので、大型のメッキ槽が必要であり、メッキの処理コストも割高となる。
先行技術文献2の交差筋交いでは、二本の本体パイプを互いに回転可能に結合する連結金具を使用している。この連結金具は、コ字形状に折り曲げた二枚の連結部材の中央部に軸孔を設け、この軸孔にリベットを挿通して、二枚の連結部材を互いに回転可能に連結したものであり、前記各連結部材の両端部は溶接手段によって本体パイプの側面に固定される。
先行技術文献2の交差筋交いでは、本体パイプに貫通孔を設けていないため、本体パイプの強度低下の問題はないが、連結部材を本体パイプに溶接手段によって固定するため、本体パイプや連結金具に対するメッキ処理を部品段階で行なうことができない。本体パイプと連結金具を組立てた後、すなわち嵩張る完成品状態でメッキ処理しなければならないので、大型のメッキ槽が必要であり、メッキの処理コストも割高となる。
解決しようとする課題は、本体パイプに貫通孔を設けることを回避することによって交差筋交いの耐久性を高めること、及び、防錆用のメッキ処理のコストを下げることである。
本発明の交差筋交いの特徴は、長手方向の中間点部分の片側に溝部をプレス加工した同長の二本の本体パイプと、各本体パイプを前記中間点部分において互いに回転可能に連結する連結金具とからなり、
前記連結金具は、一対の対向板部と前記対向板部材の一方端間を連絡する連絡板部とからなり、前記連絡板部にて逆向きに突き合わされた二枚のU字状板材と、前記各連絡板部の各中間部の貫通孔に通されるリベットとで構成されており、
前記リベットの頭部と先端加締め部を前記溝部に収容した状態で、前記二本の本体パイプの各中間点部分の周側面に前記連結金具の二枚のU字状板材をプレス加工によって巻き付け固定したことである。
前記連結金具は、一対の対向板部と前記対向板部材の一方端間を連絡する連絡板部とからなり、前記連絡板部にて逆向きに突き合わされた二枚のU字状板材と、前記各連絡板部の各中間部の貫通孔に通されるリベットとで構成されており、
前記リベットの頭部と先端加締め部を前記溝部に収容した状態で、前記二本の本体パイプの各中間点部分の周側面に前記連結金具の二枚のU字状板材をプレス加工によって巻き付け固定したことである。
このように構成される本発明の交差筋交いでは、前記二本の本体パイプは前記連結金具を介して互いに回転可能に連結されており、各本体パイプそれ自体には横断方向に貫通した軸孔を一切設けていないため、結合部分においてパイプ断面が減少して、強度が低下し、本体パイプが結合部分で折損する恐れがない。また、軸孔部分からの錆発生により本体パイプが腐食することもあり得ない。これらの理由によって、長期の使用に耐え得る耐久性の高い交差筋かいが得られる。
また、前記連結金具は、二枚のU字状板材をプレス加工によって本体パイプの中間点部分の周側面に巻き付けることによって本体パイプに固定されるため、本体パイプや連結金具に対するメッキ工程を連結金具による組立前に先行実施することができる。本体パイプと連結金具を接合した後の段階、すなわち嵩張る完成品状態でメッキ処理することがないので、大型のメッキ槽が不要であり、メッキの処理コストも割安となる。
図示の実施例では、二本の本体パイプ1,1は金属パイプ材から作製されたものであり、同じ長さを有する。各本体パイプ1の長手方向の中間点部分の片側には、溝部2がプレス加工によって凹み形成されている。図2から図7は本体パイプの作製過程を示している。
図2に示したように、素材の金属パイプ材Pはプレス加工によって一端部を一定長さLだけ扁平に押し潰され、この扁平部3の先端にR加工4が施される。このパイプ材Pは、本体パイプ1の倍の長さを有しており、図4に示したように長手方向の中央部分がプレス加工によって長さ2Lだけ扁平に押し潰される。この扁平部の中央部にR加工4,4が施されることによってパイプ材Pは切断され、両端部に長さLの扁平部3を有する本体パイプ1が二本得られる。
図6に示したように本体パイプ1の中間点部分には、プレス加工によって一定深さの溝部2が片側に設けられ、両端の各扁平部3には、枠組み足場の一対の縦枠部材や横枠部材への接続孔5が明けられる。本体パイプ1には、この後、防錆のためのメッキ処理が施される。
二本の本体パイプ1,1を中間点において互いに回転可能に連結するための連結金具6は、図8に示したように鋼材をU字状にプレス成形したU字状板材7を二枚使用したものである。
二本の本体パイプ1,1を中間点において互いに回転可能に連結するための連結金具6は、図8に示したように鋼材をU字状にプレス成形したU字状板材7を二枚使用したものである。
U字状板材7は、一対の対向板部材7a,7bと対向板部材7a,7bの一方端を連絡する連絡板部7cとからなり、連絡板部7cの中央部には軸孔8が貫通して設けられている。図9に示したように二枚のU字状板材7、7は、連絡板部7cにて逆向きに突き合わされて配置され、前記各軸孔を通るリベット9によって連結される。リベット9の加締め処理は、リベット9を中心にして二枚のU字状板材7が互いに回転できるように調整してなされる。連結金具6には、この後、防錆のためのメッキ処理が施される。
二本の本体パイプ1,1を連結金具6によって連結するに当たっては、図10に示したように連結金具6の二枚のU字状板材7,7の一対の対向板部材7a,7bの間に各本体パイプの中間点部分が嵌め入れられる。この後、各連結金具6の二枚のU字状板材7,7がプレス加工によって各本体パイプ1の中間点部分の周側面に巻き付けられる。各U字状板材7の対向板部材7a,7bは塑性変形によって本体パイプ1に巻き付けられ、これによって連結金具6が本体パイプ1に堅固に固定される。
この巻き付け固定に当たっては、リベット9の頭部9aと先端加締め部9bは、本体パイプ1の前記溝部4に収容されており、本体パイプ1の周面にはU字状板材7が露出しているだけであるため、本体パイプの中間点部分における連結金具6の存在による嵩張りは極力抑制され、資材置場における交差筋交いの並べ置きや積み重ねに支障となることがない。
1 本体パイプ
2 溝部
3 扁平部
4 R加工部
5 接続孔
6 連結金具
7 U字状板材
8 軸孔
9 リベット
2 溝部
3 扁平部
4 R加工部
5 接続孔
6 連結金具
7 U字状板材
8 軸孔
9 リベット
Claims (1)
- 長手方向の中間点部分の片側に溝部をプレス加工した同長の二本の本体パイプと、各本体パイプを前記中間点部分において互いに回転可能に連結する連結部材とからなり、
前記連結部材は、一対の対向板部と前記対向板部の一方端間を連絡する連絡板部とからなり、前記連絡板部にて逆向きに突き合わされた二枚のU字状板材と、前記各連絡板部の各中間部の貫通孔に通されるリベットとで構成されており、
前記リベットの頭部と先端加締め部を前記溝部に収容した状態で、前記二本の本体パイプの各中間点部分の周側面に前記連結部材の二枚のU字状板材をプレス加工によって巻き付け固定した交差筋交い。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012010542A JP2013147891A (ja) | 2012-01-20 | 2012-01-20 | 交差筋交い |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012010542A JP2013147891A (ja) | 2012-01-20 | 2012-01-20 | 交差筋交い |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013147891A true JP2013147891A (ja) | 2013-08-01 |
Family
ID=49045653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012010542A Pending JP2013147891A (ja) | 2012-01-20 | 2012-01-20 | 交差筋交い |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013147891A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH11336719A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-12-07 | Masaharu Awano | 線材結合金具 |
JP2002327717A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Mirai Ind Co Ltd | 線材連結具 |
JP2006067905A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Tomeo Yano | 保持具 |
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2012
- 2012-01-20 JP JP2012010542A patent/JP2013147891A/ja active Pending
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Legal Events
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