JP2013147360A - 坩堝ハンドリング用治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部が外容器13に囲まれ、内部に保有する混合融液3を攪拌するための駆動軸41が挿通される孔部15を有する坩堝11を、ハンドリングする坩堝ハンドリング用治具100であって、坩堝11を、外容器13の中に設置する、または、外容器13の中から取り出すための吊り具が装着可能な吊り部101と、上記設置の際に、坩堝11と共に外容器13の中に設置され、駆動軸41に対する孔部15の芯出しをする芯出し部102と、を有するという構成を採用する。
【選択図】図1
Description
下記特許文献1には、フラックス法において、余分な核発生を抑え、大型で高品質のGaN結晶を得るべく、混合融液を攪拌するためのプロペラ等が設けられた駆動軸を備える結晶成長装置が開示されている。
この構成を採用することによって、本発明の坩堝ハンドリング用治具は、吊り具が装着可能な吊り部を備えるため、坩堝自体に突起や穴等を設ける必要はなく、また、融液に直接接触するわけではないので、坩堝とは異なり、複数回の再生利用も可能で、コストを低く抑えることができる。そして、坩堝と外容器との隙間を小さくとった場合であっても、吊り具を装着できるため、外容器に対して坩堝を出し入れし易くなる。また、この治具は、外容器の中に坩堝を設置する際に、坩堝と共に外容器の中に収容される。そして、当該設置の際に、この治具の芯出し部によって、駆動軸に対する孔部の芯出しが行われるため、駆動軸の回転性が保たれ、駆動軸による融液の攪拌を円滑に行える。
この構成を採用することによって、本発明では、坩堝と外容器との間に芯出し部が挟まって存在するため、坩堝と外容器とが衝突することがなく、また、攪拌中、当該隙間による坩堝の振動の発生も抑制することができ、駆動軸による融液の攪拌を円滑に行える。
この構成を採用することによって、本発明では、坩堝と干渉することなく治具に吊り具を装着することができる。
この構成を採用することによって、本発明では、支持部と坩堝底部との間で熱衝撃が緩和されるため、例え治具が金属製であっても、加熱の際の坩堝底部の局所的な温度上昇を抑制でき、坩堝に割れやヒビなどが入らないようにすることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、駆動軸が挿通する孔部を有する蓋部にのみ芯出し部が接触するため、例え治具が金属製であっても、加熱の際の本体部の局所的な温度上昇を抑制でき、融液を保有する本体部に割れやヒビなどが入らないようにすることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、隣り合う芯出し部の間に隙間が生じるため、坩堝を治具にセットし易くなる。
この構成を採用することによって、本発明では、摩擦部によって支持部と坩堝底部との相対移動が抑制されるため、駆動軸による融液の攪拌を円滑に行える。
窒化ガリウム製造装置1は、フラックス法により種基板(結晶担持体)2上に窒化ガリウム(GaN)結晶を成長させ製造するものであり、種基板2及び混合融液3を保持する坩堝11とその外側を囲う外容器13とで構成される反応容器10と、反応容器10の外側を囲う断熱容器20と、断熱容器20の外側を囲う圧力容器30と、混合融液3を攪拌する攪拌装置40と、を有する。
圧力容器30は、圧力状態が変化した場合であってもその圧力に耐えられるように略円筒形状に形状設定された真空容器からなり、この円筒形の中心軸が鉛直方向となるように姿勢設定されている。また、圧力容器30には、内部の空気を真空排気する不図示の真空排気ポートが接続されている。
外容器13の中には、本発明に係る坩堝ハンドリング用治具100が設置されている。坩堝ハンドリング用治具100は、外容器13の中で駆動軸41(第2駆動軸41B)に対する孔部15の芯出しをする構成となっている。
図2は、本発明の実施形態における坩堝ハンドリング用治具100を示す斜視図である。また、図3は、本発明の実施形態における坩堝ハンドリング用治具100を示す平面図である。また、図4は、本発明の実施形態における坩堝ハンドリング用治具100を示す正面図である。
当該工程では、図2に示すように、坩堝11を坩堝ハンドリング用治具100にセットする。治具100の芯出し部102は、坩堝11の外周に沿って点在して複数設けられている(図3参照)。このため、隣り合う芯出し部102の間に隙間が生じ、坩堝11と治具100との衝突干渉が低減され、坩堝11を治具100にセットし易くなる。
なお、坩堝11が小型で、人手で運べる重量であれば、吊り具としては、例えば吊り部101の穴に嵌合する吊りピン等を装着することで、坩堝11を容易にハンドリングし搬送することができる。また、坩堝11が大型で、人手で運べない重量であれば、吊り具としては、例えば吊り部101の穴にワイヤー吊り具を装着することで、クレーン等の機械によって坩堝11をハンドリングし搬送することができる。
先ず、圧力容器30内部の空気を真空排気ポートから真空排気する。真空状態となった後、窒素ガス供給ポート17から窒素ガスを供給して反応容器10内を充填させる。この際、窒素ガス供給ポート17から供給された窒素ガスは、先ず外容器13内に充填される。外容器13内が充填されて加圧されると、すべり軸受70Aと駆動軸41との間の隙間がガス流路として機能し、外容器13内の窒素ガスが、坩堝11内に供給される。そして、内部圧力を、数十MPaまで加圧する。また、ヒーター21を駆動させて、内部温度を800℃〜1000℃まで加熱し、高温高圧雰囲気を形成する。
治具100は、吊り具が装着可能な吊り部101を備えるため、坩堝11を吊り上げて、外容器13の中から坩堝11を容易に取り出すことができる。ここで、坩堝11は、セラミックスでできており、混合融液3と直接接触するため、混合融液3にアタック(侵食)され複数回の再生利用は難しい。一方、治具100は、混合融液3に直接接触するわけではないので、坩堝11とは異なり、複数回の再生利用も可能である。したがって、坩堝11自体を加工し突起や穴等を設けるよりも、治具100を用いる方がコストを低く抑えることができる。
図5は、本発明の別実施形態における坩堝ハンドリング用治具100を示す正面図である。
Claims (7)
- 外部が外容器に囲まれ、内部に保有する融液を攪拌するための駆動軸が挿通される孔部を有する坩堝を、ハンドリングする坩堝ハンドリング用治具であって、
前記坩堝を、前記外容器の中に設置する、または、前記外容器の中から取り出すための吊り具が装着可能な吊り部と、
前記設置の際に、前記坩堝と共に前記外容器の中に設置され、前記駆動軸に対する前記孔部の芯出しをする芯出し部と、を有することを特徴とする坩堝ハンドリング用治具。 - 前記芯出し部は、前記設置の際に、前記坩堝と前記外容器との隙間に介在することを特徴とする請求項1に記載の坩堝ハンドリング用治具。
- 前記吊り部は、前記坩堝よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の坩堝ハンドリング用治具。
- 前記坩堝の底部を支持する支持部と、
前記支持部と前記坩堝の底部との間で熱衝撃を緩和する熱衝撃緩和部と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の坩堝ハンドリング用治具。 - 前記坩堝は、前記融液を保有する本体部と、前記本体部と係合すると共に前記孔部を有する蓋部と、を有しており、
前記芯出し部は、前記坩堝に対し前記蓋部にのみ接触することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の坩堝ハンドリング用治具。 - 前記芯出し部は、前記坩堝の外周に沿って点在して複数設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の坩堝ハンドリング用治具。
- 前記坩堝の底部を支持する支持部と、
前記支持部と前記坩堝の底部との間の相対移動を抑制する摩擦力を発現させる摩擦部と、を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の坩堝ハンドリング用治具。
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JP6408113B1 (ja) * | 2017-11-15 | 2018-10-17 | 株式会社エムエスデー | 熱処理装置 |
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2012
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