JP2013146719A - 洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来技術は、アルカリ水を高圧洗浄ポンプなどで噴射して、被洗浄物に付着した汚れを剥離して除去するという洗浄方法であった。この方法によれば、噴射され被洗浄物に当たった水滴は反射して周囲へ飛散することで、作業環境や機械類へ悪影響を与えるだけでなく被洗浄物の表面を損傷させることがあるという欠点があった。さらに、水の消費量も多く、装置費も高価になるという欠点があった。
【解決手段】アルカリ水と酸性水を生成する電解水生成装置1、それぞれの電解水を貯留する受け入れ容器4・5、そしてそれぞれの容器から電解水を少量かつ定量的に吸引しコンプレッサーにより発生した圧縮空気とを混合する混合器11、さらにこのラインの最先端に混合流体を霧化し被洗浄物に噴射するノズル12により、本洗浄装置を構成する。アルカリ水の洗浄効果と圧縮空気の噴射力の相乗効果により汚れが除去出来る。
【選択図】図1
【解決手段】アルカリ水と酸性水を生成する電解水生成装置1、それぞれの電解水を貯留する受け入れ容器4・5、そしてそれぞれの容器から電解水を少量かつ定量的に吸引しコンプレッサーにより発生した圧縮空気とを混合する混合器11、さらにこのラインの最先端に混合流体を霧化し被洗浄物に噴射するノズル12により、本洗浄装置を構成する。アルカリ水の洗浄効果と圧縮空気の噴射力の相乗効果により汚れが除去出来る。
【選択図】図1
Description
本発明は、電解水生成装置により生成したアルカリ水および酸性水と、圧縮空気の噴射力を利用して汚れの付着した被洗浄物を洗浄および除菌する方法に関する。
被洗浄物表面に付着した汚れを効率的に洗浄する方法には、高圧洗浄ポンプによる高圧水を噴射して汚れを剥離し除去する方法、洗浄効果のあるアルカリ水または洗剤などを添加した溶液を高圧にて噴射して効率的に被洗浄物の表面に付着した汚れを除去する方法、アルカリ水を容器内に流しその接液面を洗浄する方法などがあった。
従来技術である高圧水を噴射する洗浄方法によれば、噴射された高圧水は被洗浄物に衝突した後、周囲に飛散し作業環境や機械類に悪影響を与えていた。また、高圧洗浄ポンプによる高圧水噴射の衝撃力は、被洗浄物の表面を損傷させることもある。さらに、高圧水を連続使用することで、水を大量消費するという欠点があった。(特許文献2参照)
また、このような高機能な装置を使用する洗浄方式の場合、その操作方法も複雑でありかつ装置費用も高価となる。
本発明は、このような従来方法の欠点を解決しようとするものである。すなわち、薬剤や高圧水を使用せず被洗浄物表面を効率的に洗浄し除菌するものである。
上記目的を達成するために、電解水生成装置により生成したアルカリ水または酸性水を霧化し、これを圧縮空気の噴射力を利用して被洗浄物に噴射し、その汚れを除去しかつ除菌しようとするものである。
本洗浄装置は、アルカリ水と酸性水を生成する電解水生成装置とそれぞれの電解水を貯留する受け入れ容器およびそれぞれの容器から電解水を定量的に吸引しコンプレッサーにより発生した圧縮空気を混合する混合器、さらにこのラインの最先端に混合物を霧化し被洗浄物に噴射するノズルより構成される。
本装置を用い、アルカリ水を使用して洗浄作業を行う。最初に、切替弁8を開き、切替弁9を閉じる。次にコンプレッサー2を起動し弁10を開いてこのラインに圧縮空気を流すと、混合器11のエジェクター効果によりアルカリ水は少量でかつ定量的に混合器11に吸引され、圧縮空気との混合流体となってノズル12まで供給される。そして、ノズルにてこの混合流体は霧化され、圧縮空気の噴射力により被洗浄物の表面に噴射され、これらの衝撃力とアルカリ水の洗浄力の相乗効果により汚れは効率的に除去できる。また、アルカリ水供給の精度を上げるために、受け入れ容器4と混合器11の間に定量容器6を設けている。
容器洗浄後除菌操作も行い、容器を清潔に保つ。酸性水による除菌作業については、まず切替弁8を閉じ、切替弁9を開く。以降の作業はアルカリ水による洗浄作業と同様で、コンプレッサー2を起動し圧縮空気を送ることにより酸性水を霧化し噴射して、被洗浄物表面の除菌を行う。
洗浄から除菌までの一連の作業において、被洗浄物の汚れの度合いが大きい場合には、洗浄作業後別系列で準備した水道水などにより汚水を洗い流した後に、除菌作業を行う。通常作業では洗浄作業後、即除菌作業を行うが、洗浄作業後、除去できた汚れを布などで拭き取った後除菌作業を行うこともある。
本発明の洗浄方法は少量のアルカリ水を噴射し、アルカリ水の洗浄効果と噴射による衝撃力で洗浄する方式のため、アルカリ水に浸す洗浄方法、アルカリ水に浸しバブリングにより洗浄する方法、容器内面をアルカリ水の流水により洗浄する方法などに比べ、短時間で洗浄可能であり水の消費量も極めて少ない。
また、アルカリ水を高圧洗浄ポンプなどの使用にて高圧水として洗浄する方法によれば、被洗浄物表面を損傷したり、噴射した水滴が周囲に飛散して作業環境や機械類に悪影響を与えていた。本発明による洗浄方法によれば水量が僅かであるので、被洗浄物を損傷するだけの衝撃力はなくまた、環境を悪化させることもない。
また、本発明によれば、装置の機能も少なく作業や操作も簡単であるため装置費用は安価で省資源・省エネルギーであり非常に経済的と言える。
本発明は、図1に示す機器構成による洗浄および除菌の装置および方法である。装置形態は、これらの構成要素機器を全て組み込んだ独立の装置またはノズル部分を別途準備した駆動装置に組み込み可撓性の配管部材で本体と連結した装置としても使用可能である。さらに、その都度洗浄および除菌作業が必要な食品関係の生産設備などに於いては、予めその設備に本洗浄装置を組み込んで使用することも可能である。
以下に、汎用性が高く、工業用容器や機械部品などの洗浄に使われる装置であり、洗浄装置本体とノズル部がホースなどの可撓性配管部材で連結されており、作業者がこのノズル部分を把持して操作する装置の実施例について説明する。
本装置は可搬式であり、最初に使用場所近傍に設置し、所定の接続部から電源や水源に接続する。図1において、電解水生成装置1およびコンプレッサー2は制御盤3より電源および制御信号を供給され運転する。
受け入れ容器4は電解水生成装置1により生成されるアルカリ水を、受け入れ容器5は電解水生成装置1により生成される酸性水を受け入れ貯留する。受け入れ容器の直下に、混合器11へ供給しかつ定量性の精度を増すために定量容器を設ける。アルカリ水のそれを定量容器6とし、酸性水のそれを定量容器7とする。また定量容器6と混合器11の間に切替弁8を設け、定量容器7と混合器11の間に切替弁9を設ける。コンプレッサー2と混合器11の間に弁10を設ける。混合器11から排出部に至る配管の最先端にノズル12を設ける。
電解水生成装置1への水の供給は、水道水へ直結してもよいし、装置に容器を取り付けて、作業員がその都度汲み入れても良い。洗浄作業の事前準備として、電解水生成装置を稼働し、受け入れ容器4、受け入れ容器5、定量容器6、定量容器7は満水としておく。
洗浄作業は、まず切替弁8を開き、切替弁9を閉じる。コンプレッサー2を起動し、弁10を開くと圧縮空気は混合器11およびノズル12を通過し壁面に噴射される。一方アルカリ水は、定量容器6から混合器11へエジェクター効果により定量的に吸い込まれ、さらにノズル12で霧化した後被洗浄物表面へ噴射される。表面に付着した汚れは、アルカリ水の洗浄力と圧縮空気の噴射による衝撃力により剥離され、汚れは除去される。
除菌作業についても同様にして、切替弁8を閉じ、切替弁9を開く。定量容器7の酸性水を混合器11のエジェクター効果で定量的に吸引し、洗浄作業と同様の操作で除菌作業をする。
本発明による洗浄方法は、トイレの床面や便器などへの適用だけでなく、一般工業用品へも適用可能である。すなわち、工業用容器およびタンク類の洗浄、食品関係の食材・容器やタンク類・加工機器の洗浄、一般工業用機器・部品類の洗浄も可能である。また、本装置のノズル部を可撓性部材で連結し、作業者またはロボットで把持する使用方法だけでなく、洗浄の必要な生産機械に予め組み込んで使うという洗浄方法も可能である。
1 電解水生成装置
2 コンプレッサー
3 制御盤
4 受け入れ容器
5 受け入れ容器
6 定量容器
7 定量容器
8 切替弁
9 切替弁
10 弁
11 混合器
12 ノズル
13 被洗浄物
14 水源
15 電源
16 圧縮空気
17 水
18 混合流体
2 コンプレッサー
3 制御盤
4 受け入れ容器
5 受け入れ容器
6 定量容器
7 定量容器
8 切替弁
9 切替弁
10 弁
11 混合器
12 ノズル
13 被洗浄物
14 水源
15 電源
16 圧縮空気
17 水
18 混合流体
Claims (3)
- 被洗浄物の表面に付着する汚れの洗浄において、アルカリ水と酸性水を生成する電解水生成装置、生成したそれぞれの電解水を貯留する受け入れ容器、それぞれの容器から電解水を定量的に吸引しこれとコンプレッサーにより発生した圧縮空気とを混合する混合器、さらにこのラインの最先端取り付けられ混合流体を霧化し、被洗浄物に噴射するノズルより構成される洗浄装置。
- アルカリ水または酸性水と圧縮空気とを混合する混合器において、エジェクター効果を持たせることで、それぞれの電解水を少量かつ定量的に吸引し、噴射できることを特徴とする請求項第一項に記載の洗浄装置。
- 少量のアルカリ水または酸性水と圧縮空気との混合流体をノズルにて霧化して噴射することで、それぞれの洗浄効果または除菌効果と噴射することによる衝撃力との相乗効果により洗浄または除菌作業を効率的に行える洗浄または除菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012022494A JP2013146719A (ja) | 2012-01-17 | 2012-01-17 | 洗浄装置および洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012022494A JP2013146719A (ja) | 2012-01-17 | 2012-01-17 | 洗浄装置および洗浄方法 |
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JP2013146719A true JP2013146719A (ja) | 2013-08-01 |
Family
ID=49044803
Family Applications (1)
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JP2012022494A Pending JP2013146719A (ja) | 2012-01-17 | 2012-01-17 | 洗浄装置および洗浄方法 |
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JP (1) | JP2013146719A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104538185A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-22 | 内蒙古新长江矿业投资有限公司 | 一种电解电容器用阳极铝箔的中间清洗方法 |
JP2016101287A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社魚市 | 電解水の生成装置 |
CN111842292A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-10-30 | 江苏科技大学 | 一种用于气田流量测量装置的表面杂质去除系统和方法 |
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2012
- 2012-01-17 JP JP2012022494A patent/JP2013146719A/ja active Pending
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