JP2013146623A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1確率テーブル62aと、再遊技役の当選確率が非当選確率以上の値を有し、かつ傾斜値が第1確率テーブル62aより高い第2確率テーブル62bと、第1確率テーブル62aを使用して役抽選手段61による役の抽選を行うとともに、特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う通常遊技態様と、特定条件が満たされないことを条件に少なくとも複数回の遊技で継続して第2確率テーブル62bを使用して役抽選手段61による役の抽選を行うとともに、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う特定遊技態様と、遊技態様を通常遊技態様又は特定遊技態様に決定する遊技態様決定手段64とを備える。
【選択図】図4
Description
遊技者は、遊技中にこのような告知演出が行われることで、何らかの役に当選している可能性があることを知ることができる。
これを解決するため、本件出願人により、当選した小役の種類を報知する遊技態様を設け、この遊技態様下では、当選した小役を確実に入賞させることができるスロットマシンが提案されている(特願平11−347712号)。
これを解決するため、本件出願人により、複数の確率テーブルを設けるとともに、一方の確率テーブルが選択されたときは、メダル所有枚数を減らすことなくほぼ現状維持した遊技を継続できるものが提案されている(特願平11−320810号等)。
請求項1の発明は、第1確率テーブルを使用して役の抽選を行うとともに、特定小役に当選したときであっても特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う通常遊技態様と、再遊技役の当選確率が前記第1確率テーブルよりも高く設定された第2確率テーブルを使用して役の抽選を行うとともに、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う特定遊技態様とを備えることを特徴とする。
さらに具体的な解決手段は、以下の通りである。
(第1の解決手段)
第1の解決手段に係る発明は、複数種類の特定小役を含む複数の役がそれぞれ所定の当選確率を有するように定められたものであって、第1確率テーブルと、再遊技の権利を遊技者に与える再遊技役の当選確率が、いずれの役にも当選しない確率以上の値を有し、かつ、傾斜値が前記第1確率テーブルより高く設定された第2確率テーブルとを有する確率テーブルと、役の抽選を行う役抽選手段と、前記第1確率テーブルを使用して前記役抽選手段による役の抽選を行うとともに、前記役抽選手段で特定小役が当選したときであっても特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う通常遊技態様と、特定条件が満たされないことを条件に少なくとも複数回の遊技で継続して前記第2確率テーブルを使用して前記役抽選手段による役の抽選を行うとともに、前記役抽選手段の抽選結果に基づいて特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う特定遊技態様と、遊技態様を、前記通常遊技態様又は前記特定遊技態様に決定する遊技態様決定手段とを備えることを特徴とする。
これに対し、通常遊技態様の遊技では、特定小役が当選してもそれが報知されることはなく、かつ、再遊技役の当選確率が高くなることもない。
第2の解決手段に係る発明は、第1の解決手段に係る発明において、前記第1確率テーブルと前記第2確率テーブルとの特別役及び小役の当選確率は、等しく設定されていることを特徴とする。
第2の解決手段に係る発明においては、第1確率テーブルと第2確率テーブルとで、特別役及び小役の当選確率が等しいので、再遊技役の当選確率のみが異なるようになる。これにより、第2確率テーブルが用いられる特定遊技態様の遊技では、再遊技役が当選する確率が通常より大幅に増加し、その遊技内容に特徴を持たせることができる。
第3の解決手段に係る発明は、第1の解決手段又は第2の解決手段に係る発明において、少なくとも1つのリールは、特定小役の当選時にその当選した特定小役を構成する図柄をリールの停止制御によって引き込むことができない位置に、他の特定小役を構成する図柄の少なくとも1つが配置されるように、複数種類の特定小役を構成する図柄を配列したことを特徴とする。
第4の解決手段に係る発明は、第1の解決手段から第3の解決手段までのいずれか1つの発明において、前記役抽選手段で特別役に当選するとともに、有効ライン上に停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致することを条件に、特別遊技を行わせる特別遊技実行手段を備え、前記遊技態様決定手段は、特別遊技の終了後の遊技態様を、前記通常遊技態様又は前記特定遊技態様に決定することを特徴とする。
第5の解決手段に係る発明は、第1の解決手段から第4の解決手段までのいずれか1つの発明において、前記役抽選手段で特別役に当選するとともに、有効ライン上に停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致することを条件に、特別遊技を行わせる特別遊技実行手段と、前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う報知遊技態様と、前記役抽選手段で特定小役が当選したときであっても、特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う非報知遊技態様と、特別遊技中の少なくとも一部の遊技態様を、前記報知遊技態様又は前記非報知遊技態様に決定する特別遊技中遊技態様決定手段とを備えることを特徴とする。
したがって、特別遊技中の遊技態様として、異なる態様を設けることができるとともに、特別遊技中のメダルの獲得枚数に差を設けることができる。
第6の解決手段に係る発明は、第4の解決手段に係る発明において、前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う報知遊技態様と、前記役抽選手段で特定小役が当選したときであっても、特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う非報知遊技態様と、特別遊技中の少なくとも一部の遊技態様を、前記報知遊技態様又は前記非報知遊技態様に決定する特別遊技中遊技態様決定手段とを備え、前記特別遊技中遊技態様決定手段は、特別遊技の終了後の前記特定遊技態様の遊技中に、前記役抽選手段で特別役に当選したときは、その特別役の当選に係る特別遊技の少なくとも一部の遊技態様を、前記報知遊技態様に決定することを特徴とする。
したがって、遊技者は、特別遊技の終了後に、特定遊技態様の特典を得た後、その特定遊技態様中に特別役に当選すれば、さらなる報知遊技態様の特典を得ることができる。よって、特別遊技が終了した後であっても、特定遊技態様の遊技中は、報知遊技態様の特別遊技に移行できる期待感を高めることができる。
第7の解決手段に係る発明は、第1の解決手段から第6の解決手段までのいずれか1つの発明において、前記特定遊技態様又は前記報知遊技態様の遊技では、リールを始動させるためのスタートスイッチが操作された時から、リールを停止させるためのストップスイッチの全てが操作される前までの間に、特定小役の当選を遊技者に報知することを特徴とする。
第8の解決手段に係る発明は、第1の解決手段から第7の解決手段までのいずれか1つの発明において、前記特定遊技態様又は前記報知遊技態様の遊技では、当選した特定小役を判別可能に、特定小役ごとに異なる態様で遊技者に報知することを特徴とする。
図1において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20内には、3つの透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、各表示窓21に対応して3つのリール31が配置されている。
なお、各リール31には、(ステッピング)モータ32(図4参照)が連結されており、このモータ32の駆動により、リール31が回転される。
1つのリール31には、21個の図柄が等間隔で配列され、各リール31ごとに異なった図柄配列がなされている。そして、表示窓21内から、リール31の図柄配列の一部が見えるようになっている。
そして、水平方向の上段、中段及び下段の3本の各有効ライン22a、22b及び22c上に、各表示窓21から見えるリール31の上下に連続する3図柄が位置している。
リール31に表示された図柄は、「赤7」、「青7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」及び「プラム」の7種類から構成されている。そして、これらの図柄の組合せに対応する役が予め定められている。
BBとは、通常の遊技から、特別遊技の1つであるBBゲーム(遊技者によって有利となる遊技)に移行させるための役である。BBゲームに移行すると、先ず、第1遊技に移行する。この第1遊技では、小役(特定小役及び一般の小役の双方を含む)及び第2遊技に移行するための移行役の抽選が行われる。そして、第1遊技中に移行役が入賞したときは、特別遊技の第1遊技から第2遊技(ボーナスゲーム)に移行する。
また、再遊技役とは、当該遊技でのメダルの投入枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
また、「赤7」−「赤7」−「BAR」、又は「青7」−「青7」−「BAR」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止したときは、RBの入賞となり、15枚のメダルが払い出されるとともに、RBゲームに移行する。
さらには、「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止したとき、又は有効ライン22上に左リール31の「チェリー」が停止したときは、一般の小役の入賞となり、それぞれ8枚又は2枚のメダルが払い出される。
また、「プラム」−「プラム」−「プラム」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止すると、再遊技役の入賞となり、前遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行うことができる。
(遊技制御手段)
遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行制御等、スロットマシン10全体の制御を司る部分であり、例えばCPU、ROM及びRAM等を有する制御基板等から構成されたものである。この遊技制御手段60の入力側には、上述のスタートスイッチ41やストップスイッチ42等が電気的に接続されており、その出力側には、各リール31に連結されたモータ32、上述の文字情報表示部24や当選報知表示部25等が電気的に接続されている。
そして、遊技制御手段60は、有効ライン22上に停止したリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するか否かを判別し、一致するとき(入賞時)は、成立役に応じてメダルの払出し等の処理を行う。
役抽選手段61は、役(特別役(BB及びRB)、特定小役、一般の小役又は再遊技役)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
確率テーブル62は、それぞれの役の当選確率を定めたものである。本実施形態では、確率テーブル62は、第1確率テーブル62a、第2確率テーブル62b等を備えている。
図5は、本実施形態の第1確率テーブル62a及び第2確率テーブル62bにおける役の当選確率を示す図である。
これに対し、第2確率テーブル62bでの非当選確率は、約18.2%である。これにより、第1確率テーブル62aでは、非当選の確率が最も高い値を有するが、第2確率テーブル62bでは、再遊技役の当選確率は、非当選確率よりも高く設定されている。
図6は、第1確率テーブル62a及び第2確率テーブル62bの傾斜値を説明する図である。なお、この傾斜値は、メダル投入枚数が3枚のときの値であって、再遊技役の当選確率を含む値である。
図6に示すように、横軸に遊技回数をとり、縦軸にメダルの払出し枚数と投入枚数との差枚数(差枚数=払出し枚数−投入枚数)をとったとき、特別遊技でない遊技では、遊技回数の増加とともに、差枚数は次第に減少していく。この差枚数の減少率を示すものが傾斜値である。
そして、第2確率テーブル62bの傾斜値は、第1確率テーブル62aの傾斜値より高く設定されている。
(特別遊技実行手段)
特別遊技実行手段63は、役抽選手段61で特別役(BB又はRB)が当選し、かつ特別役の図柄の組合せが有効ライン22上に停止して入賞したときは、通常の遊技から特別遊技(BBゲーム又はRBゲーム)に移行させ、特別遊技を行わせるものである。
特別遊技中は、特別遊技実行手段63は、特別遊技中の遊技の進行等を制御するものである。例えば、BBゲーム中における第2遊技での所定役の入賞回数や、第1遊技及び第2遊技の遊技回数をカウントする手段、BBゲーム中の第1遊技から第2遊技への移行回数をカウントする手段、特別遊技の終了条件を満たしたか否かを判別する手段、特別遊技の終了条件を満たしたと判別したときは特別遊技を終了するように制御する手段等、各種の手段を備える。
遊技態様決定手段64は、遊技態様を、通常遊技態様又は特定遊技態様に決定するものである。
ここで、通常遊技態様とは、第1に、第1確率テーブル62aを使用して役抽選手段61による役の抽選を行う遊技態様を含むものである。すなわち、一定の比率でメダルが減少していく遊技態様である。
これに対し、特定遊技態様とは、第1に、特定条件が満たされないことを条件に少なくとも複数回の遊技で継続して第2確率テーブル62bを使用して役抽選手段61による役の抽選を行う遊技態様を含むものである。すなわち、再遊技役が頻繁に当選する遊技態様である。
これに対し、特定遊技態様では、第2に、役抽選手段61の抽選結果に基づいて特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う報知遊技態様を含むものである。すなわち、報知遊技態様では、特定小役が当選したときは、その旨が報知されるので、遊技者は、当選した特定小役が入賞するようにストップスイッチ42を操作することができる。
これに対し、特定遊技態様では、第2確率テーブル62bが使用されることによって最低でも図6の第2確率テーブル62bの傾斜値になるとともに、さらに、当選した特定小役を確実に入賞させれば、遊技回数の増加とともに、差枚数は次第に増加していく。
なお、この決定は、役抽選手段61でBBが当選した時以降で、BBゲームの終了時までの間のうち、いつ行っても良い。
特別遊技中遊技態様決定手段65は、特別遊技中の少なくとも一部の遊技態様、特に本実施形態では、BBゲームの第1遊技の遊技態様を、報知遊技態様又は非報知遊技態様に決定するものである。
さらに本実施形態では、特別遊技中遊技態様決定手段65は、BBゲームの終了後に特定遊技態様の遊技に移行した場合において、この特定遊技態様の遊技中に、役抽選手段61でBBに当選したときは、そのBBの当選に係るBBゲームの第1遊技の遊技態様を、報知遊技態様に決定する。これに対し、通常遊技態様の遊技中に、役抽選手段61でBBに当選したときは、そのBBの当選に係るBBゲームの第1遊技の遊技態様を、非報知遊技態様に決定する。
特定遊技態様中遊技回数カウント手段66は、BBゲームの終了後に特定遊技態様の遊技に移行したときに、その特定遊技態様での遊技回数をカウントするものであり、カウンター等が使用される。このように、特定遊技態様の遊技での遊技回数をカウントするのは、特定遊技態様の遊技回数に上限を設けているためである。本実施形態では、特定遊技態様の遊技回数が100回に到達したときは、特定遊技態様での遊技を終了し、通常遊技態様の遊技に戻るようにしている。
特定小役当選報知制御手段67は、特定遊技態様又は報知遊技態様の遊技中に、特定小役が当選したときは、当選した特定小役を遊技者に対して報知するように制御するものである。
ここで本実施形態では、特定小役当選報知制御手段67は、スタートスイッチ41がオンされた後、全てのストップスイッチ42がオンされるまでの間、例えばスタートスイッチ41がオンされた直後に報知するように制御する。これは、以下の理由による。
ここで、3種類の特定小役A〜Cの図柄の組合せは、図3で示したように、「赤7」、「青7」又は「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せであり、左リール31の図柄のみが異なり、中リール31及び右リール31の図柄は、いずれの特定小役であっても「ベル」である。したがって、左リール31の図柄のみを遊技者に報知すれば、遊技者は、どの特定小役が当選したのかを知ることができる。
同様に、「青7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役Bが当選したときは、文字情報表示部24に「青」の文字を表示するとともに、当選報知表示部25の「7(青色)」の図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。
このように、当選した特定小役ごとに異なる態様で遊技者に報知すれば、遊技者は、当選した特定小役の種類を判別することができるようになる。
このように配置したのは、以下の理由による。
スロットマシン10では、リール31の停止制御が行われている。これは、スロットマシン10内部での役の抽選において役が当選した場合に、ストップスイッチ42のオンを検知した位置ではその役に係る図柄が有効ライン22上に停止しないときは、リール31を停止時に移動制御することにより、有効ライン22上にその役に係る図柄を積極的に停止させることで、当選した役の入賞確率を高めるようにしている。そして、リール31の停止制御は、通常、190ms以下(ストップスイッチ42のオンを検知した位置から数えて、5図柄以内)に設定されている。したがって、当選した役に係る図柄から数えて5図柄前までの図柄のいずれかが有効ライン22上に位置する時にストップスイッチ42をオンすれば、当選した役に係る図柄は、有効ライン22上に停止することになる。
一方、それ以外の位置でストップスイッチ42がオンされたときは、たとえ特定小役Aが当選した場合であっても、2番の「赤7」は、有効ライン22上には停止せず、入賞することはない。
以上により、特定小役の当選が報知される特定遊技態様又は報知遊技態様では、当選した特定小役が報知されれば、遊技者は、高い確率で、当選した特定小役に係る図柄を有効ライン22上に停止させることができる。
12(純増枚数)×100(遊技回数)×3/19.5(いずれかの特定小役の当選確率)×1/1(入賞率)=約185枚
となる。
これに対し、通常遊技態様では、
12(純増枚数)×100(遊技回数)×3/19.5(いずれかの特定小役の当選確率)×1/3(入賞率)=約62枚
となり、両者で約123枚のメダル枚数差が生じる。
BBゲームの第1遊技中は、特定小役も含めた小役の抽選を行っている。そして、この抽選において特定小役が当選した場合であっても、非報知遊技態様であるときは、特定小役の当選が遊技者に報知されることはなく、従来のBBゲームの第1遊技と何ら変わるところはない。
すなわち、BBゲームの第1遊技中においても、報知遊技態様と非報知遊技態様との遊技で、特定小役の入賞率に3倍の差がつくことになる。
12(純増枚数)×30(遊技回数)×3/6(いずれかの特定小役の当選確率)×1/1(入賞率)=180枚
となる。
これに対し、非報知遊技態様では、
12(純増枚数)×30(遊技回数)×3/6(いずれかの特定小役の当選確率)×1/3(入賞率)=60枚
となり、BBゲームの第1遊技によって、両者で120枚のメダル獲得枚数の差が生じることになる。
図8は、通常遊技態様の遊技からBBゲームの終了までの遊技の流れを示すフローチャートである。
先ず、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンし、各リール31を始動させる。そして、ステップS1では、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS2に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。この役の抽選に用いられる確率テーブル62は、第1確率テーブル62aである。
一方、ステップS3でBBに当選しなかったときは、ステップS4での処理を行うことなくステップS5に進む。
報知有のBBゲームが実行されると、ステップS21において、特別遊技実行手段63は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンすると、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41のオンを検知し、各リール31を始動する。そして、次のステップS22に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
次のステップS25では、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により検知し続け、全リール31が停止したことを検知したときは、ステップS26に進んで、特別遊技実行手段63は、有効ライン22上に停止した図柄の組合せから、入賞の有無を判別する。
そして、BBゲームの終了条件を満たさないと判別されたときは、ステップS21に戻ってBBゲームを継続する。また、BBゲームの終了条件を満たすと判別されたときは、図8のステップS10に進む。
なお、この通常遊技態様の遊技中に、ステップS3でBBに当選したときは、ステップS4で、特別遊技中遊技態様決定手段65は、BBゲームの第1遊技の遊技態様を、非報知遊技態様に決定する。
先ず、特定遊技態様の遊技が開始されると、ステップS41において、特定遊技態様中遊技回数カウント手段66は、特定遊技態様の遊技回数を初期化(G=0)する。
一方、ステップS46で特定小役に当選していないと判別されたときは、ステップS47の処理を行うことなくステップS48に進む。
一方、ステップS51で遊技回数Gが規定回数に到達していないと判別されたときは、ステップS43に戻って、特定遊技態様の遊技を継続する。
(1)本実施形態では、BBゲームの終了後に一定条件下で特定遊技態様の遊技を行うようにした。しかし、BBゲームの終了後にかかわらず、例えば第1の方法として、1遊技ごと、あるいは複数回の遊技ごとに、遊技態様決定手段64による遊技態様の決定を行っても良い。また、第2の方法として、特殊な図柄の組合せが停止表示されたときに、遊技態様決定手段64による遊技態様の決定を行っても良い。
(3)本実施形態では、第1確率テーブル62aと第2確率テーブル62bとでは、再遊技役の当選確率のみが異なるようにした。しかし、これに限ることなく、BB等の特別役や小役の当選確率も異なるようにしても良い。
なお、この場合に、リール31の停止制御の範囲を、5図柄以内とするのではなく、例えば2、3図柄以内にすれば、異なる特定小役を構成する2つの図柄が7図柄以内の間隔で配置された場合であっても、当選した特定小役が偶然に入賞してしまう場合を避けることが可能となる。
(10)本実施形態では、特定小役を構成する図柄のうち、中リール31及び右リール31の引き込み確率は、100%としたが、これに限定されるものではない。どのリール31に、本実施形態の左リール31の図柄が配列されていても良い。さらには、全てのリール31について、特定小役を構成する図柄の引き込み確率が100%とならないように、図柄を配列しても良い。
また、例えば、特定小役が当選したときに限り報知する(報知の信頼度が100%の)場合と、非当選時も含めて特定小役の当選可能性があることを報知する(報知の信頼度が100%未満の)場合とを設けても良い。
(16)特定遊技態様の遊技では、再遊技役の当選確率、特定小役の当選確率、及び特定小役の入賞時の払出し枚数の設定により、遊技の継続に伴って、メダル枚数がわずかに減少するようにするか、ほぼ現状維持されるようにするか、又はわずかに増加するようにするか等を、任意に設定することができるようにしても良い。
20 フロントパネル
21 表示窓
22(22a〜22e) 有効ライン
23 メダル投入口
24 文字情報表示部
25 当選報知表示部
31 リール
32 モータ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 確率テーブル
62a 第1確率テーブル
62b 第2確率テーブル
63 特別遊技実行手段
64 遊技態様決定手段
65 特別遊技中遊技態様決定手段
66 特定遊技態様中遊技回数カウント手段
67 特定小役当選報知制御手段
Claims (1)
- 第1確率テーブルを使用して役の抽選を行うとともに、特定小役に当選したときであっても特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う通常遊技態様と、
再遊技役の当選確率が前記第1確率テーブルよりも高く設定された第2確率テーブルを使用して役の抽選を行うとともに、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う特定遊技態様と
を備えることを特徴とするスロットマシン。
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