JP2013145961A - アンテナ装置 - Google Patents

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直樹 磯
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Abstract

【課題】アイソレーション特性が良好でかつ小型なアンテナ装置を提供する。
【解決手段】矩形状の導体板を複数のセグメントに分割し、セグメントの複数を除去し残存したセグメントからなる導体パターンが形成された導体部3と、導体部3の角部に設けられた給電部4と、を備え、表面で右旋円偏波を、裏面で左旋円偏波を送受信する平面アンテナ素子2を2つ有し、2つの平面アンテナ素子2を同一平面上に左右方向に整列させて配置し、左側の平面アンテナ素子2を、その表面Sが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が左下の位置にくるように配置し、右側の平面アンテナ素子2を、その裏面Rが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が右下の位置にくるように配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、円偏波を送受信するアンテナ装置に関するものである。
従来より、直交する円偏波(右旋円偏波と左旋円偏波)に対応するために、右旋円偏波を送受信するアンテナ素子と、左旋円偏波を送受信するアンテナ素子の2つのアンテナ素子を用いたアンテナ装置が知られている。
このアンテナ装置では、2つのアンテナ素子を平面上に並べて配置するために大きな設置スペースが必要であり、装置の小型化の観点から問題があった。
そこで、特許文献1,2では、異なる周波数帯または同一周波数帯の右旋、左旋円偏波を送受信する2つのアンテナ素子を複合したアンテナ装置が提案されている。特許文献1,2のように2つのアンテナ素子を複合することにより、装置の小型化が可能となる。
特開2010−161436号公報 特開2009−194850号公報 特開平3−6903号公報 特開平9−307350号公報 特開2006−222848号公報
しかしながら、上述の2つのアンテナ素子を複合したアンテナ装置では、2つのアンテナ素子が非常に近接して配置されているため、2つのアンテナ素子間で送受信する電波が互いに影響し合い、アイソレーション特性が劣化してしまうという問題がある。特に、同一周波数帯の2つのアンテナ素子を用いる場合は、アイソレーション特性の劣化が大きく(アイソレーションが低く)なる。アイソレーション特性が劣化すると、挿入損失S21が大きくなるなど様々な不具合が発生するため、アイソレーション特性が良好でかつ小型なアンテナ装置が望まれる。
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、同一周波数帯の円偏波を送受信する2つのアンテナ素子を用いたアンテナ装置において、アイソレーション特性が良好でかつ小型なアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、上下方向に延びる平行な2辺と左右方向に延びる平行な2辺を有する矩形状の導体板を、上下方向と左右方向に複数に等分して複数のセグメントに分割し、該セグメントの複数を除去し残存したセグメントからなる導体パターンが形成された導体部と、該導体部の上下方向および左右方向の端部である角部に設けられた給電部と、を備え、表面で右旋円偏波を、裏面で左旋円偏波を送受信する平面アンテナ素子を2つ有し、該2つの平面アンテナ素子を同一平面上に左右方向に整列させて配置し、左側の前記平面アンテナ素子を、その表面が正面側を向くように配置すると共に、前記給電部が左下の位置にくるように配置し、右側の前記平面アンテナ素子を、その裏面が正面側を向くように配置すると共に、前記給電部が右下の位置にくるように配置したアンテナ装置である。
前記2つの平面アンテナ素子間の距離を、送受信する電波の波長の1/8以上としてもよい。
本発明によれば、アイソレーション特性が良好でかつ小型なアンテナ装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の正面図である。 図1のアンテナ装置を180度回転させた正面図である。 図1のアンテナ装置のS21特性を示すグラフ図である。 図1のアンテナ装置において、2つの平面アンテナ素子間の距離を15mmとしたときの右旋円偏波、左旋円偏波の利得の特性を示す図である。 2つの平面アンテナ素子間の距離を15mmとした場合において、図1のアンテナ装置と、給電位置を変更した比較例のアンテナ装置のS21特性を示すグラフ図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係るアンテナ装置の正面図である。
図1に示すように、アンテナ装置1は、表面Sで右旋円偏波を、裏面Rで左旋円偏波を送受信する平面アンテナ素子2を2つ有している。これら2つの平面アンテナ素子2は、全く同じ構成のものである。
平面アンテナ素子2は、上下方向に延びる平行な2辺と左右方向に延びる平行な2辺を有する矩形状の導体板を、上下方向と左右方向に複数に等分して複数のセグメントに分割し、該セグメントの複数を除去し残存したセグメントからなる導体パターンが形成された導体部3と、導体部3の上下方向および左右方向の端部である角部に設けられた給電部4と、を備えている。
本実施の形態では、正方形状の導体板を用い、導体板を上下方向と左右方向に20等分して400のセグメントに分割し、アンテナ設計シミュレータを用いて、所望のアンテナ特性が得られるように除去するセグメント(つまり導体部3の導体パターンの形状)を決定した。本実施の形態では、無線LAN用に用いられる2.5GHz帯の円偏波を送受信できるように、図1に示す通りの形状に導体部3を形成した。なお、導体部3の設計方法やアンテナ設計シミュレータについては、特許文献5に詳しく記載されているため、ここでは説明を省略する。
給電部4には、同軸ケーブルで給電を行うことが好ましい。同軸ケーブルで給電を行うことで、低損失の給電が可能となり、放射効率の低下を防ぐことができる。
さて、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、2つの平面アンテナ素子2は、同一平面上に左右方向に整列させて配置され、左側の平面アンテナ素子2aを、その表面Sが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が左下の位置にくるように配置し、右側の平面アンテナ素子2bを、その裏面Rが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が右下の位置にくるように配置している。
つまり、両平面アンテナ素子2a,2bは、縦方向に延びる中心軸Aを中心として180°回転対称に配置され、かつ同一平面上に配置される。左側の平面アンテナ素子2aは、正面側で右旋円偏波を送受信し、右側の平面アンテナ素子2bは、正面側で左旋円偏波を送受信するように配置されることになる。
なお、2つの平面アンテナ素子2a,2bを、両者を配置する平面内で180度回転させると、図2のようになるが、これは図1のアンテナ装置1と全く同じものである。つまり、本発明のアンテナ装置1は、左側の平面アンテナ素子2bを、その裏面Rが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が左上の位置にくるように配置し、右側の平面アンテナ素子2aを、その表面Sが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が右上の位置にくるように配置したもの、と換言することもできる。
2つの平面アンテナ素子2a,2b間の距離Lは、送受信する電波の波長λの1/8以上とされる。これは、距離Lがλ/8未満であると、両平面アンテナ素子2a,2bが接近し過ぎ、アイソレーション特性が劣化してしまうためである。本実施の形態に係るアンテナ装置1では、2.5GHz帯の電波を送受信するため、L≧15mmとされる。
ここで、アンテナ装置1における2つの平面アンテナ素子2a,2b間の距離Lについて検討する。
2つの平面アンテナ素子2a,2b間の距離Lを15mm、30mm、60mm、90mm、120mmと変化させて挿入損失S21を測定した。測定結果を図3に示す。
図3に示すように、アンテナ装置1では、周波数2.5GHzの近傍で挿入損失S21が−30dB以下と低くなっており、使用周波数帯である2.5GHz帯でアイソレーションが十分にとれていることが分かる。なお、図示していないが、距離Lを15mm未満とすると、挿入損失S21が増加してアイソレーション特性が劣化するので、距離Lは15mm以上(つまりλ/8以上)とする必要がある。
距離Lを15mmとしたときのアンテナ装置1の右旋円偏波、左旋円偏波の利得の特性を図4に示す。図4に示すように、アンテナ装置1は、アンテナとして十分に動作していることが分かる。
次に、2つの平面アンテナ素子2a,2bの給電位置について検討する。
図5に、本発明のアンテナ装置1と、給電位置を変更した比較例のアンテナ装置のS21特性を示す。凡例の括弧内に示すハイフンで区切った2つの数字は、2つの平面アンテナ素子2a,2bの給電位置を表しており、ハイフンの左側の数字が左側(つまり正面側で右旋円偏波を送受信する側)の平面アンテナ素子2aの給電位置、ハイフンの右側の数字が右側(つまり正面側で左旋円偏波を送受信する側)の平面アンテナ素子2bの給電位置を表している。
給電位置を表す1〜4の数字のそれぞれは、1が左下、2が右下、3が右上、4が左上を表している。本発明のアンテナ装置1は、左側の平面アンテナ素子2aの給電位置が左下、右側の平面アンテナ素子2bの給電位置が右下なので、1−2と表される。なお、例えば、給電位置を1−1とした場合、正面と反対側から見ると給電位置は2−2となるため、1−1と2−2は実質的に同じであり、このような実質的に同じ給電位置はまとめて示している。
図5に示すように、本発明のアンテナ装置1は、2.5GHz帯での挿入損失S21が約−40dB程度と低く、アイソレーションが十分にとれているが、給電位置を変更した比較例のアンテナ装置では、いずれも2.5GHz帯での挿入損失S21が約−22dB以上と高く、アイソレーションが十分にとれていないことが分かる。
なお、比較例のアンテナ装置においても、2つの平面アンテナ素子2a,2b間の距離Lを大きくすれば、アイソレーションを高くすることが可能である。しかし、2つの平面アンテナ素子2a,2b間の距離Lを15mm(λ/8)としても高アイソレーションを維持できるのは、本発明のアンテナ装置1のみである。
以上説明したように、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、表面で右旋円偏波を、裏面で左旋円偏波を送受信する2つの平面アンテナ素子2を同一平面上に左右方向に整列させて配置し、左側の平面アンテナ素子2aを、その表面Sが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が左下の位置にくるように配置し、右側の平面アンテナ素子2bを、その裏面Rが正面側を向くように配置すると共に、給電部4が右下の位置にくるように配置している。
このように構成することで、同一周波数帯の円偏波を送受信する2つのアンテナ素子2a,2bをλ/8と短い間隔で配置しても、アイソレーション特性が良好なアンテナ装置1を実現でき、アンテナ装置1を小型化することが可能になる。なお、本実施の形態では言及しなかったが、ガラスエポキシやテフロン(登録商標)などの誘電体を使用し、誘電体の波長短縮効果を利用してさらなる小型化を図ることも可能である。
また、本発明のアンテナ装置1では、正面側とその反対側の両方で右旋、左旋の両方の円偏波を送受信可能である。
さらに、本発明のアンテナ装置1では、各平面アンテナ素子2a,2bの表面Sで送受信する右旋円偏波と裏面Rで送受信する左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチが可能であることに加え、2つの平面アンテナ素子2a,2b間で高アイソレーションを実現できるため、2つの平面アンテナ素子2a,2bによるスペースダイバーシチも可能になる。
本発明のアンテナ装置1は、例えば、室内での反射による円偏波の旋回方向の変化に対応可能なリピータ(中継器)の受信用ダイバーシチアンテナ装置として用いることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
1 アンテナ装置
2 平面アンテナ素子
3 導体部
4 給電部

Claims (2)

  1. 上下方向に延びる平行な2辺と左右方向に延びる平行な2辺を有する矩形状の導体板を、上下方向と左右方向に複数に等分して複数のセグメントに分割し、該セグメントの複数を除去し残存したセグメントからなる導体パターンが形成された導体部と、該導体部の上下方向および左右方向の端部である角部に設けられた給電部と、を備え、表面で右旋円偏波を、裏面で左旋円偏波を送受信する平面アンテナ素子を2つ有し、
    該2つの平面アンテナ素子を同一平面上に左右方向に整列させて配置し、
    左側の前記平面アンテナ素子を、その表面が正面側を向くように配置すると共に、前記給電部が左下の位置にくるように配置し、
    右側の前記平面アンテナ素子を、その裏面が正面側を向くように配置すると共に、前記給電部が右下の位置にくるように配置した
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記2つの平面アンテナ素子間の距離を、送受信する電波の波長の1/8以上とした
    請求項1記載のアンテナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105119053A (zh) * 2015-08-19 2015-12-02 南京邮电大学 一种新型穿戴式天线的分集方法
JP2019138785A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 戸田建設株式会社 現場管理システム

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