JP2013144366A - 塗布具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペン先を下向きに保管した際に、バルブ内に沈降物が堆積しないように、バルブ機構上部に蓋をする塗布具を提供する。
【解決手段】ペン先の塗布体16が紙面等に押し付けられて後向きに押圧されたときに弁体20がスプリング体22の弾発力に抗して開弁され、軸筒10の前部内のインク流路18から前記塗布体16にインクが誘導される塗布具であって、前記塗布具を塗布体16先端が下方向きになったときに前記受け部24に攪拌体14が嵌り込むことによって前記インク流路18が閉鎖可能になると共に、前記攪拌体14が前記受け部24に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体16が進退動したときに、前記攪拌体14の先端が前記弁体20の後部に当接しない長さに前記攪拌体14が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ペン先の塗布体16が紙面等に押し付けられて後向きに押圧されたときに弁体20がスプリング体22の弾発力に抗して開弁され、軸筒10の前部内のインク流路18から前記塗布体16にインクが誘導される塗布具であって、前記塗布具を塗布体16先端が下方向きになったときに前記受け部24に攪拌体14が嵌り込むことによって前記インク流路18が閉鎖可能になると共に、前記攪拌体14が前記受け部24に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体16が進退動したときに、前記攪拌体14の先端が前記弁体20の後部に当接しない長さに前記攪拌体14が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ペン先の塗布体を押圧することにより弁体をスプリング体の弾発力に抗して開弁させて、前記塗布体にインクを誘導する塗布具に関する。
バルブ機構を有する筆記具において、長期間ペン先下向きにして保管すると、インクの成分(酸化チタン等)が沈降してバルブ機構が詰まってしまい、使用時にペン先を押圧しても筆記ができなくなってしまう場合がある。
これに対して、バルブ機構の詰まりを防止する技術(1)〜(5)が提案されている。
(1)実開昭58−53279号公報(:特許文献1)に開示の塗布具においては、塗布体先端を下向きにすると、攪拌ボールがバルブ機構への塗布液通路の蓋をする構造を採用している。
しかしながら、この塗布具では、塗布体先端を押圧して開弁する押圧方式であり、さらに、ボールに溝があり、微量に流れるような設計であるため、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
(1)実開昭58−53279号公報(:特許文献1)に開示の塗布具においては、塗布体先端を下向きにすると、攪拌ボールがバルブ機構への塗布液通路の蓋をする構造を採用している。
しかしながら、この塗布具では、塗布体先端を押圧して開弁する押圧方式であり、さらに、ボールに溝があり、微量に流れるような設計であるため、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
(2)実開昭61−61074号公報(:特許文献2)に開示の弁付塗布具では、塗布体先端を下向きにすると、攪拌ボールがバルブ機構の塗布液通路の蓋をする構造を採用している。
しかしながら、この弁付塗布具も、上記と同様の押圧方式であり、さらに、ボール受けに溝があり、微量に流れるような設計であるため、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
しかしながら、この弁付塗布具も、上記と同様の押圧方式であり、さらに、ボール受けに溝があり、微量に流れるような設計であるため、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
(3)特開平11−334278号公報(:特許文献3)に開示のマーキングペンでは、ペン先を下向きにすると、攪拌ボールがバルブ機構の塗布液通路の蓋をする構造を採用している。
しかしながら、ペン先を間欠的に押圧してバルブ機構をポンピング作動する際、塗布液通路の後部を閉じていた攪拌ボールが開く設計となっているため、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
しかしながら、ペン先を間欠的に押圧してバルブ機構をポンピング作動する際、塗布液通路の後部を閉じていた攪拌ボールが開く設計となっているため、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
(4)特開2006−212887号公報(:特許文献4)に開示の筆記具では、ペン先を下向きにすると、攪拌ボールがインク通路後部の蓋をする構造を採用している。
しかしながら、ペン芯を押し込んだ際に攪拌棒に触れてしまい、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
しかしながら、ペン芯を押し込んだ際に攪拌棒に触れてしまい、使用開始時のペン先押圧動作でインクが過剰に流出する問題がある。
(5)特開2011−72988号公報(:特許文献5)に開示の弁付塗布具では、攪拌棒がバルブ機構の塗布液通路の後部内に入り込む構造を作用している。
ただ、ペン芯を押し込んだ際に攪拌棒に触れてしまい、使用開始時のペン先押圧動作で環境温度の影響によってインクが過剰に流出する可能性がある。
本発明は、上記の実情に鑑み、ペン先を下向きに保管した際に、バルブ内に沈降物が堆積しないように、バルブ機構上部に蓋をする塗布具を提供するものである。
本発明は、軸筒後部に設けたインクタンクと軸筒前部が連通しており、該インクタンクの内部に攪拌体を設けると共に、前記軸筒前部には、先端を突出させた状態の塗布体、前記インクタンクから前記塗布体に連通するインク流路を開閉する弁体及び弾発力によって該弁体を前方に付勢するスプリング体を設けたものであって、ペン先の塗布体が後向きに押圧されたときに前記弁体がスプリング体の弾発力に抗して開弁され、軸筒前部内のインク流路から前記塗布体にインクが誘導される塗布具において、
前記スプリング体の前部に弁体を設け、スプリング体内には弁体の後端まで連続して前記インク流路となる空間を形成し、
前記攪拌体は棒状であり、スプリング体の後部に前記攪拌体の受け部を設け、
前記塗布具を塗布体先端が下方向きにしたときに前記受け部に攪拌体が嵌り込むことによって前記インク流路が閉鎖可能になると共に、前記攪拌体が前記受け部に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体が進退動したときに、前記攪拌体の先端が前記弁体の後部に当接しない長さに前記攪拌体が形成されていることを特徴とする塗布具である。
前記スプリング体の前部に弁体を設け、スプリング体内には弁体の後端まで連続して前記インク流路となる空間を形成し、
前記攪拌体は棒状であり、スプリング体の後部に前記攪拌体の受け部を設け、
前記塗布具を塗布体先端が下方向きにしたときに前記受け部に攪拌体が嵌り込むことによって前記インク流路が閉鎖可能になると共に、前記攪拌体が前記受け部に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体が進退動したときに、前記攪拌体の先端が前記弁体の後部に当接しない長さに前記攪拌体が形成されていることを特徴とする塗布具である。
本発明において、前記塗布具を塗布体先端が下方向きしたときに、前記攪拌体の一部がスプリング体のインク流路を形成する空間内に収容される構造となっていることが好適である。
本発明の塗布具によれば、スプリング体の前部に弁体を設け、スプリング体内には弁体の後端まで連続して前記インク流路となる空間を形成し、前記攪拌体を棒状であり、スプリング体の後部に前記攪拌体の受け部を設けたので、塗布具を振ることによってインクタンク内の塗布液ばかりでなく、スプリング体内のインク流路の塗布液までをも攪拌でき、速やかにインク内の隠蔽材料や顔料が沈降した場合にも効率よく攪拌できる。また、前記塗布具を塗布体先端が下方向きにしたときに前記受け部に攪拌体が嵌り込むことによって前記インク流路が閉鎖可能になるので、塗布具を下向きに保管しているときにインク流路を攪拌体で塞ぐので、インク内の隠蔽材料や顔料等の沈殿物が沈降しにくく弁体にその沈殿物等比重の高いものが溜まることを防止できる。したがって、長期保管する際に弁体が上手く機能しなかったり筆記不良を起こしたりすることがない。
また、前記攪拌体が前記受け部に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体が進退動したときに、前記攪拌体の先端が前記弁体の後部に当接しない長さに前記攪拌体が形成されているので、攪拌体が受け部に嵌り込んでいても、塗布体を進退動するときに攪拌体が進退動作を阻害することがなく、弁体を通してスムーズに塗布液を塗布体に供給することができる。
なお、前記塗布具を塗布体先端が下方向きしたときに、前記攪拌体の一部がスプリング体のインク流路を形成する空間内に収容される構造として、確実に攪拌体がスプリング体のインク流路を攪拌でき、長期保管する際に仮にインク流路内にインク内の隠蔽材料や顔料等の沈殿物が沈降したとしても、確実に攪拌して弁体が上手く機能しなかったり筆記不良を起こしたりすることがない等の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図2は、実施形態1に係る塗布具の説明図であり、図1にはキャップをした塗布体の押圧前の状態、図2は塗布体を押圧した状態をそれぞれ示している。
図1〜図2は、実施形態1に係る塗布具の説明図であり、図1にはキャップをした塗布体の押圧前の状態、図2は塗布体を押圧した状態をそれぞれ示している。
図1、図2に示すように、実施形態1に係る塗布具は、軸筒10の後部に設けたインクタンク12内部と軸筒10の前部内が連通しており、該インクタンク12内に攪拌体14を設けると共に、前記軸筒10の前部には、先端を突出させた状態の塗布体16、前記インクタンク12から前記塗布体16に連通するインク流路18を開閉する弁体20及び弾発力によって該弁体20を前方に付勢するスプリング体22を設けたものであって、ペン先の塗布体16が紙面等に押し付けられて後向きに押圧されたときに前記弁体20がスプリング体22の弾発力に抗して開弁され、軸筒10の前部内のインク流路18から前記塗布体16にインクが誘導される塗布具である。
この塗布具では、前記スプリング体22の前部に弁体20を設け、スプリング体22内には弁体20の後端まで連続して前記インク流路18となる空間を形成している。
前記攪拌体14は両端が円錐形状の棒状体であり、スプリング体22の後部に前記攪拌体14の受け部24を設けている。
前記塗布具を塗布体16先端が下方向きになったときに前記受け部24に攪拌体14が嵌り込むことによって前記インク流路18が閉鎖可能になると共に、前記攪拌体14が前記受け部24に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体16が進退動したときに、前記攪拌体14の先端が前記弁体20の後部に当接しない長さに前記攪拌体14が形成されている。
当該塗布具の具体的構成を説明する。
図1〜図2に示すように、後端部の閉鎖された軸筒10の後部は、その内部空間にインクを収容するインクタンク12になっており、後端部10aが段状に縮径してキャップ8を外嵌できる外径に形成されている。
図1〜図2に示すように、後端部の閉鎖された軸筒10の後部は、その内部空間にインクを収容するインクタンク12になっており、後端部10aが段状に縮径してキャップ8を外嵌できる外径に形成されている。
当該軸筒10の前端部内に概略中空筒状の先軸26が嵌入されている。先軸26の後端(嵌入先端)26aは、軸筒10の前部から中央部の間付近に至っている。また、軸筒10のインクタンク12内面には、内向きに突出するリブ12aが軸方向に沿って後端から中央部付近まで複数が突出形成されている。
前記先軸26は、中央部外周にフランジ26bが形成されていて、このフランジ26bは、軸筒10先端部10bに当接してそれ以上軸筒10内に潜り込まないように位置決めしている。また、先軸26の前部内周に弁受け部26cが環状内向きに段状に形成されていて、この弁受け部26c前記弁体20外周面が当接離脱するようになっている。
なお、先軸26のフランジ26b後方の外周面部には、雄ネジ部26dが形成されていて、この雄ネジ部26dが対応箇所となる軸筒10の内周面部の雌ネジ部10cに螺合固定して軸筒10から先軸26が抜けないようになっている。また、フランジ26bの外周面には、スパナ等の治具が対応する平坦な切り欠きが180°の間隔を置いて形成されており、治具によってこの切り欠きを挟持して、先軸26を軸筒10に対して回転させることにより、先軸26を軸筒10から取り外して、インクをインクタンク12内に注ぎ足すことがとできる。すなわち、再利用可能にする。もちろんインクタンク12を軸筒10と別体の装脱可能なものにしたカートリッジ式とすることもできる。
先軸26の前端部には塗布体16を進退動可能に内装する塗布体16保持部であるクチプラ28の後部28aが嵌入している。このクチプラ28前部28bの内周面に塗布体16を進退動可能にガイドするリブ28cが突出して形成されている。クチプラ28の前部28bは塗布体16に合わせて後部28aよりも細径に形成されており、中央部外径はフランジ状に突出して先軸26先端に当接して後部28aがそれ以上先軸26内に潜り込まないようになっている。そのクチプラ28の後部28a内には、スポンジ30が塗布体16後部と弁体20の外周を囲んで内装されている。
なお、スポンジ30は先軸26の弁受け部26cの前方に位置して弁体20と弁受け部26cが開弁した際に、インク流路18に流れたインクが急激に塗布体16に流れて隙間(クチプラ前部28bのリブ28c間など)から溢れ出るのを防止するため、一旦保溜し、塗布体16に安定してインクを流し出すように調整する機能を有する。
塗布体16は全体が概略棒状体であって、先端の先細りに丸くなり、かつ後端が中央部よりも細径の棒状に延びて弁体20の先端内に嵌入している。
前記スプリング体22は、先端部に弁体20が、また、中央部に概略螺旋状の弾発部22aが、また、後部に筒状の前記受け部24がそれぞれ一体に形成されたものである。
弁体20は前部が筒状であって、後部が円錐状の側面部を呈して、中央部に隔壁を有するものである。
この弁体20の後部の円錐状側面部が先軸26の弁受け部26cの円形開口内面に斜めに当接・離脱してインク流路18を開閉する構造である。
この弁体20の後部の円錐状側面部が先軸26の弁受け部26cの円形開口内面に斜めに当接・離脱してインク流路18を開閉する構造である。
また、前記スプリング体22内には、インク流路18となる空間を設けている。つまり、後部の筒状の受け部24からコイル状の弾発部22aが設けられ、この弾発部22a内がインク流路18になっている。
また、前記攪拌体14は、棒状であって先端部及び後端部がテーパー形状を呈して形成されている。
受け部24からインク流路18内に攪拌体14は潜り込まないように受け部24で攪拌体14の先端が係止する構成になっている。
受け部24からインク流路18内に攪拌体14は潜り込まないように受け部24で攪拌体14の先端が係止する構成になっている。
詳しくは、スプリング体22の後端部に形成された受け部24は、先方側に内向きに縮径した段部24aが形成され、かつ、後方側に外向きフランジ24bが形成されている。そして、該受け部24の中央部の内径が前記攪拌体14の先端部外径よりも大きく形成されている。また、先方側の内向き段部24aの内径が前記攪拌体14の先端部外径よりも小さいものになっている。スプリング体22の弾発部22aの内径が内向き段部24aから連続形成され、それらの内径がほぼ同じ径になっている。
これによって、塗布具が塗布体16のペン先を下向きにしたときに、攪拌体14が前記受け部24内に入るが、その前記受け部24先方側の内向き段部24aが前記攪拌体14の先端部を係止して、前記攪拌体14の先端部がスプリング体22内のインク流路18に潜り込まないように規制するものである。
また、前記スプリング体22の後端部に形成された受け部24の外周面の凹凸が先軸26後端内周面の凹凸に嵌合して、スプリング体22が先軸26から抜けないようにされている。また、受け部24の後端の外向きに拡径してフランジ24bになっており、先軸26に装着した際にこの先軸26の後端面にフランジ24bが当接してそれ以上潜り込まないようにされている。
さらにこのスプリング体22を先軸26に装着した状態で、該先軸26を軸筒10の先端部10b内に装着して螺合固定したときに、インクタンク12の内周面のリブ12a先端が前記フランジ24bに係止してスプリング体22が位置決め固定される。つまり、当該フランジ24bは、先方から先軸26によって、また、後方からリブ12aによって挟み付けられることによって、軸筒10内でのスプリング体22の後端部の位置が固定されており、スプリング体22先端部に設けられた弁体20が先軸26内で先後方向に進退動可能に設けられている。
前記スプリング体22の弾発部22aは,図1、図2に示すように、横断面視で概略矩形形状を呈する四面に沿って2条の線状体を概略螺線状に整形している。
また、スプリング体22は、その先端部に前記弁体20、かつ、後端部に受け部24が一体に樹脂成型されたものである。なお、本発明においては、スプリング体22に弁体20及び受け部24を一体成型するものに限定されず、いずれかまたはそれぞれを別体で成型して組み立て構成できることももちろんである。
上記塗布具の先端の先軸26からクチプラ28と塗布体16を覆って、先軸26にキャップ8が着脱自在に外嵌めされる。キャップ8は先端が閉鎖されかつ軸方向中央部の周囲が凹んだ概略椀状を呈し、後端部が先軸26のフランジ26bに当接する。なお、外側部には、クリップ8aが設けられて使用者のポケットをクリップ8aで挟んで塗布具を固定できるようになっている。また、キャップ8の外側面部には、環状に凹部8bが形成されていて、使用者が指先で摘んで軸筒10から外しやすくしている。
なお、本発明に係る塗布具の各部は樹脂素材から構成することが好適である。実施形態では、塗布体16はポリエチレンテレ蓋レート(PET)からなる繊維束、連続気泡体、成形体等である。また、前記軸筒10、先軸26、クチプラ28、キャップ8は、ポリプロピレン(PP)からなるものである。また、スプリング体22と攪拌体14はポリアセタール(POM)からなり、スポンジ30は、ウレタンからなるものである。また、各部は射出成形によって形成されたものであって、軸筒10と先軸26は射出成形によって精度良く形成できるため、対向するネジ結合箇所の精度が高くなり、また、後端部10aにバリが出にくく外観品質が向上する。
実施形態の塗布具によれば、図1に示すように、スプリング体22の前部に弁体20を設け、スプリング体22内には弁体20の後端まで連続して前記インク流路18となる空間を形成し、前記攪拌体14を棒状であり、スプリング体22の後部に前記攪拌体14の受け部24を設けたので、塗布具を振ることによってインクタンク12内の塗布液ばかりでなく、スプリング体22内のインク流路18の塗布液までをも攪拌でき、速やかにインク内の隠蔽材料や顔料が沈降した場合にも効率よく攪拌できる。
また、前記塗布具を塗布体16先端が下方向きにしたときに前記受け部24に攪拌体14が嵌り込むことによって前記インク流路18が閉鎖可能になるので、塗布具を下向きに保管しているときにインク流路18を攪拌体14で塞ぐので、インク内の隠蔽材料や顔料等の沈殿物が沈降しにくく弁体20にその沈殿物等比重の高いものが溜まることを防止できる。したがって、長期保管する際に弁体20が上手く機能しなかったり筆記不良を起こしたりすることがない。
また、前記攪拌体14が前記受け部24に嵌り込んだ状態で、前記攪拌体14の先端が前記弁体20の後部に当接しない長さに前記攪拌体14が形成されているので、図2に示すように、前記ペン先の塗布体16を紙面上に押し当てる等して押し込んだときに進退動したときに、攪拌体14が受け部24に嵌り込んでいても、塗布体16を進退動するときに攪拌体14が進退動作を阻害することがなく、弁体20を通してスムーズに塗布液を塗布体16に供給することができる。
次に、実施形態1の変形例1に係る塗布具を図3,図4を参照して説明する。なお、上記実施形態1と同様部分に同一符号を付してその説明を略する。
この変形例1に係る塗布具では、攪拌体14Aが図3に示すように、中央部14A1が太径で環状に膨み、先部14A2及び後部14A3が中央部14A1よりも細径でかつ各先端が細くテーパー状に延びる棒状体である。この太径の中央部14A1の外径は、受け部24の内径よりやや細く、かつ、段部24aよりも太径に構成される。
したがって、前記塗布具を塗布体16先端が下方向きしたときに、中央部14A1が段部24aに引っ掛かり、前記攪拌体14の一部がスプリング体22のインク流路18を形成する空間内に収容される構造となっている。
よって、この変形例1に係る塗布具によれば、前記塗布具を塗布体16先端が下方向きしたときに、前記攪拌体14の一部がスプリング体22のインク流路18を形成する空間内に収容される構造として、確実に攪拌体14がスプリング体22のインク流路18を攪拌でき、長期保管する際に仮にインク流路18内にインク内の隠蔽材料や顔料等の沈殿物が沈降したとしても、確実に攪拌して弁体20が上手く機能しなかったり筆記不良を起こしたりすることがない。
次に、実施形態2に係る塗布具を図5、図6によって説明する。なお、同様の部分に同一の符号を付している。
この実施形態2の塗布具では、軸筒10が太径であって、ブロー成型で製造されたものであり、塗布体16の先端部が斜めに形成された太字筆記用のものである。
また、先軸26が塗布体16に合わせて太く形成され先軸26は外周のフランジ26bが軸筒10の先端部10bとクチプラ28との間で挟み付けられて固定される。先軸26は、フランジ26b付近を残して軸筒10の先端部10b内に埋没し、当該先端部10bはクチプラ28で包まれて外観から見えない状態に構成されたものである。クチプラ28は軸筒10の先端部10bに螺合または嵌合して固定する。
先軸26内には、スプリング体22が装着され、弁体20が弁受け部26cに当接している。先軸外部にはネジや嵌合部は形成されていない簡易な構成であり、軸筒10の先端部10bに緩く挿入しており、フランジ26bが軸筒10の先端部10bとクチプラ28との間で挟み付けられて固定されることによって、先軸26が固定される。簡単な構成で軸筒10がブロー成型のものであっても確実に固定できる。
塗布体16が太いのでインクの一時保留体である多孔質体のスポンジ30もそれに応じた厚さのものを装着している。
攪拌体14は全体が柱状であって先端・後端には短い錐状にテーパーが形成されている。
先軸26内のスプリング体22では、後部に設けた受け部24の内向き段部24aが形成されている。通常の状態では、図5に示すように、攪拌体14が軸筒10のインクタンク12内壁に静置される。また、図6に示すように塗布体16のペン先を下向きにしても、攪拌体14は前記受け部24の先方側に有る内向き段部24aの内径が前記攪拌体14の先端部外径よりも小さいのでこの内向き段部24aに攪拌体が引っ掛かり、スプリング体22内に入り込まない。したがって、この状態で塗布体14を押圧してクチプラ28内に引っ込めても弁体20の作動に影響を及ぼさない。攪拌体14の先端部が受け部24に嵌り込んでいても、塗布体16を進退動するときに攪拌体14が進退動作を阻害することがなく、弁体20を通してスムーズに塗布液を塗布体16に供給することができる。
本発明の塗布具は、各種の対象物に対する筆記用のものの他、薬品や製品にその他の塗布液を対象物に塗布する塗布具にも応用可能である。
10 軸筒
10a 軸筒の後端部
10b 軸筒の先端部
10c 軸筒の雌ネジ部
12 インクタンク
14 攪拌体
14A 攪拌体(変形例1)
14A1 攪拌体の中央部
14A2 攪拌体の先部
14A3 攪拌体の後部
16 塗布体
18 インク流路
20 弁体
22 スプリング体
22a スプリング体の弾発部
24 受け部
24a 受け部の段部
24b 受け部のフランジ
26 先軸
26a 先軸の後端
26b 先軸のフランジ
26c 先軸の受け部
26d 先軸の雄ネジ部
28 クチプラ
30 スポンジ
10a 軸筒の後端部
10b 軸筒の先端部
10c 軸筒の雌ネジ部
12 インクタンク
14 攪拌体
14A 攪拌体(変形例1)
14A1 攪拌体の中央部
14A2 攪拌体の先部
14A3 攪拌体の後部
16 塗布体
18 インク流路
20 弁体
22 スプリング体
22a スプリング体の弾発部
24 受け部
24a 受け部の段部
24b 受け部のフランジ
26 先軸
26a 先軸の後端
26b 先軸のフランジ
26c 先軸の受け部
26d 先軸の雄ネジ部
28 クチプラ
30 スポンジ
Claims (2)
- 軸筒後部に設けたインクタンクと軸筒前部が連通しており、該インクタンクの内部に攪拌体を設けると共に、前記軸筒前部には、先端を突出させた状態の塗布体、前記インクタンクから前記塗布体に連通するインク流路を開閉する弁体及び弾発力によって該弁体を前方に付勢するスプリング体を設けたものであって、ペン先の塗布体が後向きに押圧されたときに前記弁体がスプリング体の弾発力に抗して開弁され、軸筒前部内のインク流路から前記塗布体にインクが誘導される塗布具において、
前記スプリング体の前部に弁体を設け、スプリング体内には弁体の後端まで連続して前記インク流路となる空間を形成し、
前記攪拌体は棒状であり、スプリング体の後部に前記攪拌体の受け部を設け、
前記塗布具を塗布体先端が下方向きにしたときに前記受け部に攪拌体が嵌り込むことによって前記インク流路が閉鎖可能になると共に、前記攪拌体が前記受け部に嵌り込んだ状態で、前記ペン先の塗布体が進退動したときに、前記攪拌体の先端が前記弁体の後部に当接しない長さに前記攪拌体が形成されていることを特徴とする塗布具。 - 前記塗布具を塗布体先端が下方向きしたときに、前記攪拌体の一部がスプリング体のインク流路を形成する空間内に収容される構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
Priority Applications (1)
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| JP2012004761A JP2013144366A (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | 塗布具 |
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2021091449A (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | キタノ製作株式会社 | 塗布体付き容器 |
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2012
- 2012-01-13 JP JP2012004761A patent/JP2013144366A/ja active Pending
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