JP2013144336A - インパクト工具 - Google Patents

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Hideki Watanabe
英樹 渡辺
Hiroto Inagawa
裕人 稲川
Norihide Tao
徳秀 田尾
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Koki Holdings Co Ltd
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Abstract

【課題】
構造変更や部品点数を増やすことなく、信頼性の高いインパクト工具を提供すること。
【解決手段】
モータによって回転駆動されるスピンドルに回転打撃機構を装着し、回転打撃機構によって発生する回転打撃力をハンマからアンビル43を経て先端工具21に間欠的に伝達することによって先端工具に回転打撃力を与えるインパクト工具において、アンビル43の先端工具保持部を形成する正六角形穴の頂点43f近傍に、中心点が六角形の対向する頂点間を結ぶ直線上から外れた位置に存在する円弧形状の切欠き部43bを設け、ネジの締付け時と緩め時に発生する応力が等しくなるようにした。切欠き部43bは頂点43fから回転方向41と同じ側に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転打撃力を発生してネジ締め、緩め等の作業を行うためのインパクト工具の信頼性向上に関するものである。
インパクト工具は、モータを駆動源として回転打撃力を発生して先端工具を回転させつつ、これに打撃力を間欠的に与えてネジ締め、緩め等の作業を行うものであるが、反動が小さく締付け能力が高い等の特徴を有しているため、現在広く使われている。ここで、図7、図8に従来から使用されている一般的なインパクト工具を示す。図7は従来のインパクト工具の縦断面図であり、図8は図7のA−A部の断面図である。
インパクト工具は、繰り返し充放電可能なバッテリ1を電源とし、モータ2を駆動源として回転打撃機構を駆動し、アンビル3に回転と打撃を間欠的に与える。アンビル3には、特許文献1にて知られるように先端工具21の断面形状である正六角形よりも僅かに大きな正六角形穴から成る先端工具保持部3aが設けられており、先端工具保持部3aに先端工具21が挿入、保持される構造となっている(図8参照)。回転打撃機構からアンビル3に伝達された回転打撃力は、先端工具保持部3aと先端工具21の六角形軸部が回転方向に係合することにより、ネジ29に回転打撃力を伝達してネジ締め、緩め等の作業を行うものである。
上記モータ2は、ハウジング4の胴体部4a内に収容されており、ハウジング4の胴体部4aから下方に一体に延びるハンドル部4bの上部には、バッテリ1からモータ2への給電をON/OFFしてモータ2を起動/停止させるとともに、モータの回転方向をネジ29の締付け方向、緩め方向に選択可能とする制御機能を備えたスイッチ5が設けられている。
而して、ハンマケース6に内蔵された回転打撃機構においては、モータ2の出力軸2aの回転は遊星ギヤ機構7を経て減速されてスピンドル8に伝達され、スピンドル8が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル8とハンマ9とはカム機構によって連結されており、このカム機構は、スピンドル8の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝8a及びハンマ9の内周面に形成されたV字状のハンマカム溝9a及びこれらのカム溝8a,9aに係合するボール10を含んで構成される。
ハンマ9は、スプリング11によって常に先端方向(前方)に付勢されており、静止時にはボール10とカム溝8a,9aとの係合によってアンビル3の端面とは隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ9とアンビル3の相対向する回転平面上の2箇所には不図示の凸部がそれぞれ対称的に形成されている。
而して、前述のようにスピンドル8が回転駆動されると、その回転はカム機構を介してハンマ9に伝達され、ハンマ9が半回転しないうちに、ハンマ9の凸部がアンビル3の凸部に係合してアンビル3を回転させるが、そのときの係合反力によってスピンドル8とハンマ9との間に相対回転が生ずると、ハンマ9はカム機構のスピンドルカム溝8aに沿ってスプリング11を圧縮しながらモータ2側へと後退を始める。
そして、ハンマ9の後退動によってハンマ9の凸部がアンビル3の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ9は、スピンドル8の回転力に加え、スプリング11に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング11の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル3の凸部に再び係合して一体に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル3に加えられるため、アンビル3に装着された先端工具21を介してネジ29に回転打撃力が伝達される。以後、同様の動作が繰り返されて先端工具21からネジ29に回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、ネジ29が木材等の被締結材30にねじ込まれる。ネジ29を緩める場合は、回転方向が反対になるだけであり、動作は上述の通りであるため再度の説明は省略する。
ところで、斯かるインパクト工具を用いた作業においては、図8に示すように先端工具21に回転打撃力を与える際に、先端工具21の軸方向に垂直な断面が六角形の軸とアンビル3に設けられた先端工具保持部3aの正六角形穴が相対的に回転し、六角形の頂点付近で接触、接触部に大きな接触荷重を生ずる。この接触荷重により、先端工具保持部3aを形成する正六角形穴の頂点部には大きな応力が発生し、ネジ締め、緩め作業を行う際は、正六角形の頂点部に繰り返し応力が発生する。特に太径のネジやボルトの締付けには高いトルクが必要とされるため、応力が過大になる。太径のネジやボルトの締付けを連続的に行う過酷な条件での試験においては、過大な応力が繰り返し発生するため、先端工具保持部3aの正六角形の頂点付近から疲労破損が生じる例があることが確認されている。このため、インパクト工具の製品寿命に係る先端工具保持部3aの寿命を向上させるべく、同部の応力低減のための対策が種々検討されてきた。
特開2000−254869号公報
従来のインパクト工具の問題点を図5、6を用いて説明する。図5はネジ締め時における従来のアンビル3と先端工具21の係合状態を示す断面図であり、図6は図5のH部の拡大図である。図5に示すように、先端工具保持部3aには先端工具21の断面形状である正六角形よりも僅かに大きな正六角形穴が形成されており、先端工具21が挿入、保持される構造となっている。また図6の示すように、ネジ締め、緩め作業時に大きな応力が発生する正六角形穴の頂点部の外側には、応力低減を目的とし、中心点3cが六角形の対向する頂点間を結ぶ直線上に位置する円弧形状の切欠き部3bが設けられている。ネジ締め作業において先端工具21に回転打撃力を与える際に、先端工具21の六角形軸とアンビル3に設けられた先端工具保持部3aの正六角形穴が相対的に回転し、六角形の頂点付近で接触、接触部3dに大きな接触荷重Fが生じる。接触荷重Fは、六角形の頂点付近全てで周期対称的に生じるため、正六角形穴の頂点部には図6に示す矢印方向(周方向)に応力σ1が生じる。また、接触部3dは、局所的に接触荷重Fを受けるため、接触部3dには局所的に凹む弾性変形が生じ、弾性変形に伴い、接触部3dの両脇には応力σ2が発生する。
従って、従来の先端工具保持部3aに設けた円弧形状の切欠き部3bには、応力σ1が発生するが、切欠き部3bと接触部3dが近接しているため、切欠き部3bはσ2の影響を受け、σ1よりも応力が増大する。通常、角度を有する2直線の交点部(特に鋭角となる場合)には、一般的に大きな応力が発生するため、2直線に接する円弧形状を設けることにより応力低減を図る対策は最も一般的である。しかし、インパクト工具のアンビル3に設けられた先端工具保持部3aの場合、六角形を形成する2直線間に接する円弧形状を形成すると、先端工具21と干渉し、先端工具21が挿入できなくなる不具合が生じる。このため図5、6に示すように、先端工具保持部3aを形成する正六角形穴の外側に、円弧形状の切欠き部3bとすることにより応力低減の対策としている。また、円弧形状の半径の大きさRは、その大きさが増大すると応力低減効果が大きいことが分かっているが、先端工具保持部3aと先端工具21の六角形軸が回転方向に係合し、回転打撃力を伝達するためには、先端工具21との接触部として正六角形穴を形成する直線部が必要となる。このため、円弧形状の半径の大きさRは自ずと制限される。
図5、6に示す従来のアンビル3においては、ネジ締め、緩め作業時に大きな応力が発生する正六角形穴の頂点部の外側に、中心点3cが六角形の対向する頂点間を結ぶ直線上に位置する円弧形状の切欠き部3bを設けたことにより、正六角形のみで形成した先端工具保持部3aと比較し、ネジ締め作業時とネジ緩め作業時に同じ応力低減効果を図ることができる。ここで、被締結材へのネジ締め、緩め作業時に必要なトルクは同一ではなく、緩め作業に対し、ネジ締め作業に必要なトルクが約20%大きい特性を有することが実験的に判明しており、一般的にも知られるところである。
従来のアンビル3の先端工具保持部3aは、ネジ締め作業時とネジ緩め作業時で同じ応力低減効果となる対策としているため、前述の必要トルクの特性が考慮されてなく、ネジ締付け時には緩め時に対し約20%大きな応力が生じる。このため、アンビル3の材料強度に対し、ネジ締付け時の安全率が緩め時に対し低い形状となっており、ネジ締付け時に疲労破損する確率が高い。発明者らは、アンビル3に設けられた先端工具保持部3aの寿命、ひいてはインパクト工具の信頼性を向上させるには、繰り返しのネジ締め、緩め作業により疲労破損の危険が高い先端工具保持部3aの設計時に、前述のネジの締付け、緩めに必要なトルクに相違がある特性を考慮したバランス設計をすることが望ましいことを見いだした。
特に近年は、電源であるバッテリ1の高電圧化、駆動源であるモータ2の高出力化に伴い、アンビル3の使用条件は年々厳しくなっている。一方、先端工具21の六角形軸形状は規格により規定されており、かつ手持ち式工具であるインパクト工具には、小型・軽量化に対する市場からの要求が高いため、安易にアンビル3の軸径を大きくし応力低減を図るような対策ができないのが実情である。従って、小型・軽量を維持しつつ、寿命を向上させたインパクト工具を提供することは重要な課題である。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、アンビル3に設けられた先端工具保持部の形状を最適化して、疲労破損の危険を一層低減することができるインパクト工具を提供することにある。
上記目的は、アンビルの先端工具保持部を形成する正六角形穴の外側に、中心点が六角形の対向する頂点間を結ぶ直線上から外れた位置に存在する円弧形状の切欠き部を1つ以上設け、ネジの締付け時と緩め時に発生する応力が等しくなるように構成したアンビルを用いたインパクト工具とすることにより達成される。
本発明のインパクト工具によれば、アンビルの先端工具保持部を形成する正六角形穴の外側に、中心点が六角形の対向する頂点間を結ぶ直線上から外れた位置に存在する円弧形状の切欠き部を1つ以上設けることにより、作業に必要なトルクに約20%の相違があるネジの締付け時、緩めに時に発生する応力のバランスをとることが可能となる。また、ネジの締付け時と緩めに時に発生する応力が等しくなるように設計できるため、バランスのとれた信頼性の高いインパクト工具を実現できる。
本発明の実施例に係るインパクト工具のネジ締め時におけるアンビルと先端工具の係合状態を示す断面図である。 図1のA部の拡大図である。 本発明の実施例に係るインパクト工具のネジ緩め時におけるアンビルと先端工具の係合状態を示す断面図である。 図3のB部の拡大図である。 ネジ締め時における従来のアンビルと先端工具の係合状態を示す断面図である。 図5のH部の拡大図である。 従来のインパクト工具の全体構成を示す縦断面図である。 図7のA−A部の断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例に係るインパクト工具は、バッテリを電源とし、モータを駆動源とするコードレスの手持ち式工具であって、その構成はアンビル3(図7,8参照)の正六角形穴の形状がアンビル43のように変更されたことを除き、図7に示した従来のインパクト工具のそれと同一である。従って、以下の説明では図7に示したものと同一要素には同一符号を付し、それらについての再度の説明は省略する。
本実施例に係るインパクト工具においては、図2、4に示すように、アンビル43の先端工具保持部43aを形成する正六角形穴の外側に、中心点43cが六角形の対向する頂点43f間を結ぶ直線上から外れた位置に存在する円弧形状の切欠き部43bが設けてあり、ネジ締め時、緩め時に発生する応力低減を図る構造になっている。ネジ締め、緩め作業時に大きな応力が発生する先端工具保持部43aを形成する正六角形穴の頂点43fの外側に、応力低減を目的とした円弧形状の切欠き部43bを設けた点は、従来のアンビル43と同じ思想である。しかしながら本実施例によるアンビル43では、円弧形状の切欠き部43bの中心点43cを六角形穴の対向する頂点43f間を結ぶ直線上から外れた位置に配置することにより、作業に必要なトルクが約20%大きいネジ締め時の応力低減効果を高くし、ネジ締め時と緩め時の発生応力が同じになるようにバランスさせた構造としていることが特徴である。
次にネジ締め作業時と緩め作業時における上記構造の作用を説明する。図1、2にネジ締め作業時におけるアンビル43と先端工具21の係合状態を示す。駆動源であるモータ2により駆動された回転打撃機構により、アンビル43には回転打撃力が伝達され、アンビル43は図1に示す矢印41の方向に回転し、回転打撃力を先端工具21を介してネジまで伝え、ネジ締め作業を行う。図2の拡大図に示すように、先端工具21に回転打撃力を与える際には、先端工具21の正六角形軸とアンビル43の先端工具保持部43aを形成する正六角形穴とが相対的に回転し、正六角形の頂点43f(一点鎖線と点線の交点)付近で接触することにより、ネジに回転打撃力を伝達する動作となる。この時、正六角形の接触部43dには、大きな接触荷重F1が生じる。
接触荷重F1は、六角形の頂点43f付近全てで周期対称的に生じるため、正六角形の頂点部には図2に示す矢印方向(周方向)に応力σ11が生じる。また、接触部43dは、局所的に接触荷重F1を受けるため、接触部43dには局所的に凹む弾性変形が生じ、弾性変形に伴い、接触部43dの両脇には応力σ12が発生する。図6に示した従来のアンビル3のように、円弧上の切欠き部3bと接触部3dが近接している場合、疲労破壊する危険が高い円弧形状の切欠き部3bには、応力σ2の影響を受け、σ1よりも応力が増大する。しかしながら、本実施例によるアンビル43では、図2に示すように円弧形状の切欠き部43bの中心点43cを六角形の対向する頂点43f間を結ぶ直線(一点鎖線で図示)上から外れた位置に配置し、切欠き部43bと接触部43dの距離を大きくとる構造としている。この際、中心点43cは、六角形の頂点43fを結ぶ輪郭線上(図中の点線上)に位置するように配置されると好ましい。このように、先端工具保持部43aを形成する正六角形穴の直線部が接線となるように円弧形状の切欠き部43bを配置しているため、形状の不連続部に生じる応力集中と称される過大な応力の発生を防止することができる。
上述のように構成された本実施例によるアンビル43では、円弧形状の切欠き部43bと接触部43dの距離が大きいため、円弧形状の切欠き部43bは、応力σ12の影響を受けることを避けることができる。従って、ネジ締め作業時において、従来のアンビル43よりも高い応力低減効果が実現できる。
次に図3、4を用いてネジ緩め作業時におけるアンビル43と先端工具21の係合状態を説明する。ネジ緩め作業時は、ネジ締め作業時に対し、図3中の矢印42の通り回転方向が変わるのみであり、回転打撃力の伝達、応力の発生メカニズムは同じである。本実施例によるアンビル43では、ネジ緩め作業にアンビル43から先端工具21に回転打撃力を伝達するための接触部となる先端工具保持部43aを形成する正六角形穴の直線部は、応力低減を目的とした円弧形状の切欠き部43bにその一部を切り取られる。しかし、図示のとおり、切り取られる直線部は従来のアンビル43の場合と比較しても僅かに多い程度であり、回転打撃力を伝達するためには十分な長さを有している。
ネジ締め作業時と同様に、先端工具21と先端工具保持部43aの接触部43eには大きな接触荷重F2が生じる。六角形の頂点付近全てで周期対称的に生じる接触荷重F2により、正六角形穴の頂点43f部には図4に示す矢印方向(周方向)に応力σ21が生じる。また、接触部43eは、局所的に接触荷重F2を受けるため、接触部43eには局所的に凹む弾性変形が生じ、弾性変形に伴い、接触部43eの両脇には応力σ22が発生する。ネジ締め作業時と比較し、緩め作業時では、円弧上の切欠き部43bと接触部43eが近接しているため、応力σ22の影響を受けやすい。このためネジ緩め作業時はネジ締め作業時と比べ、円弧形状の切欠き部43bの応力低減効果は小さくなるが、必要なトルクがネジ締め作業時と比較し約20%低いため、ネジ締め作業時と同等の発生応力にすることが可能となる。
上記の説明のとおり、本発明によるアンビル43では、繰り返しのネジ締め、緩め作業により疲労破損の危険が高い先端工具保持部43aに発生する応力低減を目的として設けた円弧形状の切欠き部43bの配置位置を工夫することにより、ネジ締め時と緩め時に先端工具保持部43aを形成する正六角形穴の頂点43f部に発生する応力が等しくなるようなバランス設計が可能となる。従って、従来のアンビル3に比べてネジ締め作業時の疲労破壊を一層防止できて信頼性の高いアンビルを有する電動工具を実現できる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例では、応力低減形状として各頂点43fの近傍に1つの円弧形状の切欠き部43bを設けた例を示したが、複数の円弧形状から形成される切欠き部を設けることによっても、ネジ締め時と緩め時に発生する応力を等しくするバランス設計が可能となる。また、上述の実施例では、バッテリを電源としたコードレスのインパクト工具について記載したが、商用交流電源により駆動するインパクト工具および圧縮空気により駆動するインパクト工具にも本発明は適用可能である。
1 バッテリ
2 モータ
2a 出力軸
3 アンビル
3a 先端工具保持部
3b (円弧形状の)切欠き部
3c (切欠き部の円弧の)中心点
3d (先端工具と先端工具保持部の)接触部
4 ハウジング
4a (ハウジングの)胴体部
4b ハンドル部
5 スイッチ
6 ハンマケース
7 遊星ギヤ機構
8 スピンドル
8a スピンドルカム溝
9 ハンマ
9a ハンマカム溝
10 ボール
11 スプリング
21 先端工具
29 ネジ
30 被締結材
43 アンビル
43a 先端工具保持部
43b (円弧形状の)切欠き部
43c (切欠き部の円弧の)中心点
43d (先端工具と先端工具保持部の締め付け時の)接触部
43e (先端工具と先端工具保持部の緩め時の)接触部
43f (先端工具保持部の略正六角穴の)頂点

Claims (3)

  1. モータによって回転駆動されるスピンドルに回転打撃機構を装着し、前記回転打撃機構によって発生する回転打撃力をハンマからアンビルに連続的又は間欠的に伝達し、
    前記アンビルに形成された先端工具保持部に装着される先端工具に回転打撃力を与えるインパクト工具において、
    前記先端工具保持部の軸方向に垂直な断面形状は略正六角形であり、
    前記アンビルの正六角形穴の頂点付近に、中心点が六角形の対向する頂点間を結ぶ直線上から外れた位置に存在する円弧形状の切欠き部を1つ以上設けたことを特徴とするインパクト工具。
  2. 前記切欠き部は、6つの頂点から締め付け時の回転方向側にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載のインパクト工具。
  3. 前記円弧形状の中心点は、前記六角形の頂点を結ぶ外郭線上に位置するように配置されることを特徴とする請求項2に記載のインパクト工具。
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