JP2015160297A - 締結工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
製品性能を低下させることなく、作業性が良く、アンビルの正六角形の頂点部付近から疲労破損が生じることを阻止し、寿命を向上させた締結工具を提供する。
【解決手段】
出力軸に装着穴3aを有する締結工具において、装着穴3aの断面形状を円周方向になめらかな凹凸状に形成し、周方向に凹部31a〜31lと凸部32a〜32lを交互に配置した。先端工具21の頂点部21a〜21fは凹部に対向するように装着され、アンビル3を矢印25のように回転させると、凸部32a、32c、32e、32g、32i、32kにて先端工具21に接触するので、接触面積を比較的大きくすることができ、接触面圧を低減して噛み込み状態の発生を効果的に防止できる。また、先端工具を30度ずつずらすことにより装着穴に先端工具を装着できるので、装着の際のアンビルの位置あわせが容易になる上に、特定箇所の金属摩耗や疲労を低減することができる。
【選択図】 図1
製品性能を低下させることなく、作業性が良く、アンビルの正六角形の頂点部付近から疲労破損が生じることを阻止し、寿命を向上させた締結工具を提供する。
【解決手段】
出力軸に装着穴3aを有する締結工具において、装着穴3aの断面形状を円周方向になめらかな凹凸状に形成し、周方向に凹部31a〜31lと凸部32a〜32lを交互に配置した。先端工具21の頂点部21a〜21fは凹部に対向するように装着され、アンビル3を矢印25のように回転させると、凸部32a、32c、32e、32g、32i、32kにて先端工具21に接触するので、接触面積を比較的大きくすることができ、接触面圧を低減して噛み込み状態の発生を効果的に防止できる。また、先端工具を30度ずつずらすことにより装着穴に先端工具を装着できるので、装着の際のアンビルの位置あわせが容易になる上に、特定箇所の金属摩耗や疲労を低減することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ボルト、ナット、ネジ頭と係合する形状に形成された先端工具を保持して前記ネジ等を締めつけたり緩めたりする締結工具に関し、特に先端工具を保持する出力軸の形状を改良した締結工具に関するものである。
ボルト、ナット、ネジ等の締付けを行うための手持ち式の締結工具が広く用いられている。締結工具として、例えばインパクトドライバやドライバドリルがあり、インパクトドライバにおいては、例えば特許文献1に開示されるように、モータ等の駆動源によって回転するスピンドルと、スピンドルの前方で軸受を介して同軸に軸支され、ビットやソケット等の先端工具の装着部が前端に形成されたアンビルと、スピンドルの回転を回転打撃力としてアンビルに伝達する打撃機構とを備え、スピンドルの回転に伴う打撃機構の動作で、アンビルに回転打撃力を付与可能としている。インパクト工具は、モータを駆動源として回転打撃力を発生して先端工具を回転させつつ、これに打撃力を間欠的に与えてネジ締め、緩め等の作業を行うものであるが、打撃による締め付けの反動が小さくて締付け能力が高いという特徴を有している。ここで、図10、図11に従来から使用されている一般的なインパクト工具101を示す。図10は従来のインパクト工具101の縦断面図である。
インパクト工具101は、繰り返し充放電可能なバッテリ18を電源とし、モータ2を駆動源として減速機構(遊星ギヤ機構7)を介して打撃機構を駆動し、出力軸と一体に形成されるアンビル103に回転力と打撃力を間欠的に与える。先端工具21の軸方向(長手方向)に垂直な断面形状は正六角形であり、アンビル103には、先端工具21よりもほんの僅かに大きな形状の装着穴103aが設けられる。図11は図10のC−C部の断面図である。先端工具21の軸方向に垂直な断面形状でみると先端工具21の形状、及び、装着穴103aの形状はともに正六角形である。先端工具21には6つの頂点部21a〜21fが形成される。一方、アンビル103の装着穴103aの内部形状は、頂点部21a〜21fに対応するように角部131a〜131fが形成される。
再び図10に戻る。装着穴103aには先端工具21が挿入されるが、この装着状態を保持するために公知のワンタッチ式の装着機構(先端工具保持部120)が設けられる。先端工具保持部120は、先端工具21を取付けるアンビルの装着穴103aに径方向の貫通孔を設け、貫通孔内に先端工具の軸方向及び半径方向に移動可能な金属製のボール122を配設し、その外周側に、ボール122の半径方向の移動を規制し、外周側に取り付けられるスリーブ121を設ける。スリーブ121は先端工具の軸方向前方に移動可能であり、その内側には装着穴103aの内部に突出するボール122と、スリーブ121を後方側に付勢するスプリング123が配置される。装着時にはスプリング123の付勢力に抗してスリーブ121を前方側に移動させてから先端工具21を装着穴103a内に挿入するのみでワンタッチで取付けを行うことできる。保持部材内に先端工具21を挿入して所定の位置に達すると、ボール122が先端工具21の凹部21gに位置するように保持されるので、先端工具21が装着穴103aから抜けることがない。先端工具21を装着穴103aから抜き取る場合には、スリーブ121を本体前方側(反モータ側)に移動させることで、ボール122の径方向外側への移動が可能となるため、先端工具21の凹部21gとボール122の係合状態が解除され、先端工具21を装着穴103aから外すことができる。
モータ2から出力軸たるアンビル103への動力伝達機構は、遊星ギヤ機構7からなる減速機構と、ハンマ9とアンビル103を含んで構成される打撃機構により構成される。この動力減速機構によってモータ2からアンビル103に伝達された回転打撃力は、装着穴103aの内部形状(断面形状が六角形)と先端工具21の軸部(断面形状が六角形)が回転方向に係合することにより、先端工具21に伝達される。先端工具21はネジ79に回転打撃力を伝達してネジ締め、緩め等の作業を行う。
モータ2は、ハウジング4の胴体部4a内に収容されており、略筒状に形成される胴体部4aから下方に一体に延びるハンドル部4bの上部には、バッテリ18からモータ2への給電をON/OFFしてモータ2を起動/停止させるとともに、モータの回転方向をネジ79の締付け方向、緩め方向に選択可能とする制御機能を備えたスイッチ5が設けられる。而して、ハンマケース6に内蔵された回転打撃機構においては、モータ2の出力軸2aの回転は遊星ギヤ機構7を経て減速されてスピンドル8に伝達され、スピンドル8が所定の速度で回転駆動する。ここで、スピンドル8とハンマ9とはカム機構によって連結され、このカム機構は、スピンドル8の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝8a及びハンマ9の内周面に形成されたV字状のハンマカム溝9a及びこれらのカム溝8a、9aに係合するボール10を含んで構成される。
ハンマ9は、スプリング11によって常に先端方向(前方)に付勢されており、静止時にはボール10とカム溝8a、9aとの係合によってアンビル103の端面とは隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ9とアンビル103の相対向する回転平面上の2箇所には凸部(図では見えない)がそれぞれ対称的に形成される。モータ2が起動してスピンドル8が回転駆動されると、その回転はカム機構を介してハンマ9に伝達され、ハンマ9が半回転しないうちに、ハンマ9の凸部がアンビル103の羽根部に係合してアンビル103を回転させるが、そのときの係合反力によってスピンドル8とハンマ9との間に相対回転が生ずると、ハンマ9はカム機構のスピンドルカム溝8aに沿ってスプリング11を圧縮しながらモータ2側へと後退を始める。ハンマ9の後退動によってハンマ9の凸部がアンビル103の羽根部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ9は、スピンドル8の回転力に加え、スプリング11に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング11の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル103の羽根部に再び係合して一体に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル103に加えられるため、アンビル103に装着された先端工具21を介してネジ79に回転打撃力が伝達される。以後、同様の動作が繰り返されて先端工具21からネジ79に回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、ネジ79が木材等の被締結材80にねじ込まれる。ネジ79を緩める場合は、回転方向が反対になるだけであり、動作は上述の通りである。
従来の締結工具においては、耐久性を向上させるためアンビル103の材質や構造等の様々な改良を図ってきた。ここで発明者らが検討したさらなる改善すべき課題を図11〜15を用いて説明する。図11は従来のインパクト工具101を用いたネジ締め時におけるアンビル103と先端工具21の係合状態を示す断面図であり、図12は図11のD部の拡大図(部分拡大図)である。装着穴103aには先端工具21の断面形状である正六角形よりも僅かに大きな正六角形穴として形成される。先端工具21に回転打撃力を与える際、アンビル103が矢印125の方向に回転し、先端工具21の六角形の頂点部21a付近でアンビル103の接触部104aにて内壁面に接触するため、接触部104aに大きな接触荷重Fを生ずることになる。この接触荷重Fにより、装着穴103aの接触部104a付近の内壁面(軸方向に平行なほぼ線状の領域)は大きな応力が発生し、ネジ締め、緩め作業を行う際は特定の領域に応力が発生する。特に太径のネジやボルトの締付けには高いトルクが必要とされるため応力が過大になる。図13は長時間にわたる工具の使用によりアンビル103の変形が進行した場合の先端工具21との係合状態を示す断面図であり、図14は図13のE部の拡大図である。
図14にて示すように先端工具21の六角形軸とアンビル103に設けられた装着穴103aの六角形穴が相対的に回転し、装着穴103aの六角形の頂点部21a近傍で接触し、接触部104aに接触荷重Fが生じる。ここで先端工具21との接触部104aが先端工具21の頂点部21aの近傍であるため、アンビル103との接触面積が小さく接触面圧が高くなる。この接触面圧により、接触部104aには局所的な変形が生じるが、先端工具21に連続的に回転打撃力が与えられると、接触部の変形が進行し、接触部104aが装着穴103aの角部131aから回転方向に離れると同時に、先端工具21の接触部もより径が大きな頂点部21a側へ移動する。図13、図14に示すように、変形が進行した際の接触部104aは、装着穴103aの角部131aから回転方向に離れる。一方、先端工具21側では、より径が大きい頂点部21a側(回転中心からの距離が大きい側)へ移動する。このため、直径の差が大きい箇所どうしの接触となり、接触荷重Fがさらに増大するとともに、接触部104aも先端工具21の六角形頂点部となるため接触面積が減少するため、変形進行前と比較して接触面圧が急激に増大する。尚、図14では一部分たる接触部104aだけの現象を図示したが、回転方向の6カ所においても同様の現象が生ずる。
このような状態になると接触荷重Fにより生じる変形が局所的に大きな変形となるため、回転打撃力除荷後も接触荷重Fがうまく解放されず、変形を維持した「噛み込み」状態となる恐れがある。特に先端工具21とアンビル103の接触面圧が高いが故に、繰り返しの使用による接触部の摩耗および塑性変形が進行し、噛み込み状態が発生しやすくなる。このような噛み込み状態において、先端工具21をアンビル103から取り出すためには、接触荷重Fにより生じる摩擦力よりも大きな力を作用させる必要があり、作業者の指で取り出すことが困難となって別途工具が必要となる場合があった。
上記問題点は、接触部104a及びその他の接触部において、接触面圧が高いことが主要因であるため、この接触面圧を低減させることにより問題解決が可能となる。接触面圧を低減させるには、接触部の面積を増加させるか、又は、荷重自体を低減させる方法が考えられる。接触部104aの接触面積は先端工具21の六角形頂点部を角形状から滑らかな曲率形状に変更させることで増加させることができる。しかしながら、六角形状の先端工具21は市場に幅広く流通しているため、それらの形状を変更して変更品を市場に定着させるのは容易ではない。一方、接触面圧は先端工具21に与えられる回転打撃力を低く設定することで容易に低減させることができるが、この低減は締付工具としての性能を低下させ、作業性の低下させることにつながるので現実的ではない。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、製品性能を低下させることなく、作業性の良く耐久性を高めた締結工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、先端工具保持部の正六角形の頂点付近から疲労破損が生じることを阻止し、アンビルや出力軸の寿命を向上させることにより、工具全体としての耐久性を向上させた締結工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、装着がしやすく部分的な摩耗を低減させるようにしたアンビルや出力軸を有する締結工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、先端工具保持部の正六角形の頂点付近から疲労破損が生じることを阻止し、アンビルや出力軸の寿命を向上させることにより、工具全体としての耐久性を向上させた締結工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、装着がしやすく部分的な摩耗を低減させるようにしたアンビルや出力軸を有する締結工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、駆動源と、駆動源によって出力軸を回転させる動力伝達機構を有し、出力軸に先端工具を装着するための装着穴が形成され、先端工具を保持する先端工具保持部を有する締結工具において、装着される先端工具の軸方向と垂直な断面形状は多角形状であり、装着穴は、先端工具の角部を結ぶ辺部に接触する凸部を有するように構成した。また、軸方向と垂直な断面形状でみて、装着穴の先端工具の角部と対向する位置には角部と距離を隔てるような曲線状の凹部が形成され、先端工具の角部と対向する凹部から所定の回転角±θ以内(但し、θ≦45度)において、少なくとも曲線状の凸部が形成されるように装着穴の断面形状を形成した。動力伝達機構は、ハンマと、ハンマによって打撃されるアンビルを含んで構成され、出力軸はアンビルと一体に製造されるθは45度未満、例えば20度であり、角部と対向する凹部から±20度以内に、凸部の少なくとも一部分又は全部が位置するように構成した。このように、先端工具の最大外径部である頂点部を挿入できるように形成したアンビルにおいて、一つの角部と隣り合った角部の間を工具の回転中心に向かって凸形状に形成したので、ボルト又はナットあるいは先端工具と締結工具の接触面圧を低減でき、噛み込み状態を防ぐことができる。
本発明の一つの特徴によれば、駆動源と、駆動源によって出力軸を回転させる動力伝達機構を有し、出力軸に先端工具を装着するための装着穴が形成され、先端工具を保持する先端工具保持部を有する締結工具において、装着される先端工具の軸方向と垂直な断面形状は多角形状であり、装着穴は、先端工具の角部を結ぶ辺部に接触する凸部を有するように構成した。また、軸方向と垂直な断面形状でみて、装着穴の先端工具の角部と対向する位置には角部と距離を隔てるような曲線状の凹部が形成され、先端工具の角部と対向する凹部から所定の回転角±θ以内(但し、θ≦45度)において、少なくとも曲線状の凸部が形成されるように装着穴の断面形状を形成した。動力伝達機構は、ハンマと、ハンマによって打撃されるアンビルを含んで構成され、出力軸はアンビルと一体に製造されるθは45度未満、例えば20度であり、角部と対向する凹部から±20度以内に、凸部の少なくとも一部分又は全部が位置するように構成した。このように、先端工具の最大外径部である頂点部を挿入できるように形成したアンビルにおいて、一つの角部と隣り合った角部の間を工具の回転中心に向かって凸形状に形成したので、ボルト又はナットあるいは先端工具と締結工具の接触面圧を低減でき、噛み込み状態を防ぐことができる。
本発明の他の特徴によれば、先端工具の角部と対向する第一凹部と、隣接する角部に対向する第二凹部の間は、2つの凸部とその間に配置される凹部により接続される。断面形状を周方向に数えた凹部の総数mは、多角形状がn角の時はnの倍数とすると好ましい。例えば、多角形状は6角であり、凹部の総数は12であり、隣接する凹部の間を凸部にて接続し、装着穴の断面形状を周方向に見た際に、略半円状の凹部と略半円状の凹部が交互に配置され、直線部が存在しないように形成すると好ましい。断面形状の凹部と凸部は、三次元でみると湾曲面であって、断面形状で見た凸部の曲率半径Rは、先端工具の二面幅Wの2倍未満とすると良い、特に好ましくは1倍未満とすると良い。
本発明の締結工具によれば、締結工具の嵌合穴あるいは先端工具を保持する先端工具保持部の形状をボルト又はナットあるいは先端工具の最大外径部である多角形頂点部を挿入できるように形成した頂点保持部と、隣り合った頂点保持部間を工具の回転中心に向かって凸形状にすることにより、従って、製品性能を低下させることなく、作業性の良い締結工具を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例においては締結工具の例としてインパクト工具を用いており、バッテリを電源とし、モータを駆動源とするコードレスの手持ち式の工具であって、その構成はアンビル3を除いて図10で説明したインパクト工具101と同一である。本実施例におけるアンビル3は、従来のアンビル103に置き替えられたものであり、アンビル103に比べて先端工具21が装着される装着穴3aの形状だけが異なるだけであるので、装着穴3aの形状以外の再度の説明は省略する。
図1は本発明の実施例に係るインパクト工具のアンビル3の装着穴3aの断面形状を示す断面図である。この断面は図10のC−C断面に相当する位置であるが、アンビル3の断面形状は図10の軸方向の範囲dにおける断面形状がすべて同一になるように形成されるものである。アンビル3は、装着穴3aの断面形状でみると半円状の凹凸が交互に配置したような形状とされ、中心軸側から見て凹状になだらかに形成される凹部31a、凹部31b、・・・凹部31lが複数配置され、それらの凹部の間を、中心軸側に向ってなだらかに凸状に形成される凸部32a、凸部32b、・・・凸部32lが形成される。先端工具21の頂点部21a〜21fは、凹部31a、凹部31b、・・・凹部31lのうちの1つおきに対向するような位置関係とされる。つまり、先端工具21をアンビル3に装着すると、頂点部21a〜21fは、凹部31a、凹部31c、凹部31e、凹部31g、凹部31i、凹部31kと対向する位置になり、それらにおいて頂点部21a〜21fは径方向に見たときにアンビル3の内壁との間に十分な距離を隔てることになる。
凹凸のうち凹部31a〜31lの間に形成される凸部の先端位置(中心点に近い位置)は先端工具21の正六角形の輪郭にほぼ沿うような位置関係とされる。図1のようにネジ締め時においてアンビル3を矢印25の方向に回転させることにより、先端工具21の辺部がアンビル3の凸部のうちの半数、即ち、凸部32a、凸部32c、凸部32e、凸部32g、凸部32i、凸部32kに当接する。本実施例に係るインパクト工具においては、装着穴3aの形状が、先端工具21の最大外径部である多角形頂点部を挿入できるように形成した頂点保持部となる凹部31a、凹部31b、・・・凹部31lと、隣り合った頂点保持部間を工具の回転中心に向かって凸状(湾曲形状)となる凸部32a、凸部32b、・・・凸部32lで形成することにより、アンビル3と先端工具21における接触面圧を低減させ、先端工具21がアンビル3に噛み込むことを防ぐことが可能となる。
図2は図1のA部の拡大図である。この形状のアンビル3を用いて、駆動源であるモータ2により駆動された回転打撃機構により、アンビル3に回転打撃力が伝達され、回転打撃力を先端工具21を介してネジまで伝え、ネジ締め及び緩め作業を行う。先端工具21が矢印25の方向に駆動されると、アンビル3の装着穴3aが先端工具21に対して相対的に回転、接触することにより、ネジ79に回転打撃力を伝達する動作となる。この時、アンビル3と先端工具21の係合状態は図2に示す状態となり、その接触領域が、先端工具の平面部分(辺部22a)とアンビル3の凸部32aの突端付近が接触部23aとなる。凸部32aは断面形状で見ると湾曲形状であるため、接触荷重Fにより生ずる変形は、湾曲形状の凸部32aを押しつぶすような形となり、その結果、凸部32aにおける接触面積が増加するような変形が生ずる。この変形は塑性変形で無く弾性変形となる場合がほとんどである。このような接触は凸部32aだけでなく、周方向のその他の5箇所の凸部32c、32e、32g、32i、32kにおいて行われる。これらの変形はそれぞれきわめてわずかなものであるが、接触部23aにおける接触面圧は図12で示した従来のアンビル103の接触部に比較して十分低くなる。インパクト工具を長期間使用すると、先端工具21とアンビル3の接触部分の塑性変形がわずかに進行することになるが、この場合は図3、4に示すように湾曲形状の凸部32aの変形が大きくなり、接触面積がさらに増加する変形となるため、接触面圧が急激に増加することが回避される。さらに、先端工具21における接触部23aも六角形の頂点部から離れた平面部(辺部22a)の一部分であるため、接触部23aの変形が進行した場合においても、その接触部の位置がより径が大きい六角形頂点側(回転中心からの距離が大きい頂点部21a側)へ移動することはない。このため、アンビル3と先端工具21の直径の差が大きい箇所同士の接触とは移行しないため、接触荷重Fが急激に増大することが回避される。さらに、長期間使用に伴いアンビル3と先端工具21の接触面積が増加するため、変形進行前と比較して接触面圧が急激に増大することを回避できる。
接触荷重Fは、周方向の6カ所にて生じるため、装着穴3aには図2、4に示す矢印方向(周方向)に応力σ1が生じる。同様に凹部31bやその他の凹部においても応力σ1が発生する。応力σ1は、繰り返しのネジ締め、緩め作業により繰り返し発生するため、疲労破損しないように応力を材料強度以下に低減させる必要がある。このため、凹部31aの形状は、応力σ1を低減させるため、図1〜4のように断面図で見た際に滑らかな円弧形状とすることが望ましい。この円弧形状はアンビル3の軸方向に連続した形状であるため、装着穴3aの内部形状は曲面状により構成されることになる。この曲面の断面形状で見た際の曲率半径は、先端工具21の対向する二面幅W(図11参照)が6.35mmの場合は、凹部の曲率半径R1が0.65mm程度とし、凸部の曲率半径R2を0.45mm程度とした。曲率半径R1、R2の値は、これだけに限らずに様々な値を採用できるが、発明者らの実験によると、R2の値が二面幅Wに対して2倍以下の小さな値とすると良く、望ましくは1倍以下とすることが良い。但し、曲率半径R2を小さくしすぎると先端工具の軸方向と垂直な断面において凸部32aの面積が小さくなるため、成形が困難となるとともに、先端工具との接触時に圧縮応力が過大となり、塑性変形および摩耗の進行が速くなり、先端工具との回転方向の隙間が大きくなってしまう。従って、少なくも0.5%以上とすると良い。
本実施例では、先端工具21の最大外径部である多角形頂点部を挿入できるように形成した頂点保持部(凹部31a〜31l)が12カ所設けてあるため、これらは従来の装着位置の組合せ(先端工具を60度ずつずらした6カ所ある。これを「一組」という)に比べて2倍の2組存在することになり、先端工具21を30度ずつずらした12カ所において装着が可能となる。このことは先端工具21の装着時に、アンビル3の回転方向の位置決めが容易になると同時に、装着位置も接触位置も2倍(従来の2組分)となるためインパクト工具の長期間の使用において、特定箇所において応力σ1が繰り返し発生する頻度を半減でき、その上本実施例の形状により応力を低下させることができたので、結果として特定箇所においての金属疲労を大幅に低減させることができ、インパクト工具の使い勝手および信頼性を向上できる。また、装着穴3aの内面の形状を工夫したことにより、従来のインパクト工具の問題であった先端工具21の噛み込み現象を効果的に回避できるようになった。さらに、先端工具21に回転打撃力を与える際の接触面圧を低減させたことにより、接触部の摩耗および塑性変形の進行を鈍化させることができ、先端工具21とアンビル3の回転方向の隙間が長期間において維持可能であるため、ネジ締め作業時の振動増加や伝達効率の低下といった不具合も回避できる。
第一の実施例ではアンビルの凹凸形状は、断面図で見た際の回転角で15度おきに凹部又は凸部が交互に出現するように配置したが、この凹部と凸部の間隔はこれだけに限定されるものには限られない。図5は図1のアンビル3の装着穴3aの断面形状を示す断面図である。ここで、先端工具21の頂点部21aが位置する部分を頂点位置1(角度0°)、次の頂点部21bが位置する部分を頂点位置2(角度60°)、・・(以下同様)、と定義した場合、本実施例では各頂点位置から±θの所定範囲に間において少なくとも一つの凸部の全部又は一部が存在するように構成した。本実施例では、頂点位置1でみると所定範囲を±20度とすると、その範囲内に凸部32a(締めつけ時の接触部)と、凸部32l(緩め時の接触時)が存在することになる。このことは所定範囲を±20度内に締めつけ時の接触部を存在させることができるということを意味する。この所定範囲は15〜45度の範囲で適切に設定すれば良い。
次に図6を用いて本願発明の第二の実施例について説明する。第二の実施例では、アンビル40の装着穴40aの断面形状でみると半円状の凹凸が交互に配置したような形状とされるが、凹部としては先端工具21の頂点部21a〜21fに対向する位置の凹部41a、凹部41b、・・・凹部41fの6個であり、これらの間をきわめてなだらかな1つの凸部42a〜42fにて接続するように構成した。つまり、隣り合った頂点保持部となる凹部間が先端工具の回転中心(中心軸)に向かって凸となる湾曲形状で形成されている。第一の実施例では、頂点保持部間が、先端工具の回転中心(中心軸)に向かって2つの凸部となる湾曲形状により接続されるが、第二の実施例では一つの凸部にて接続される。ここで、凹部41aの曲率半径R3は0.65mmであり、凸部42aの曲率半径R4は5.5mmである。このような位置関係としても凹部41aから回転角θ(ここでは20度とする)以内には凸状の部分(曲面部分)の一部が存在し、その凸状の部分の太線43a付近にてアンビル40が先端工具21に接触するので、アンビル40を矢印25のように回転させることにより先端工具を回転させる事ができる。この際凸部42aの太線43a付近は、接触面積が増加するような変形が生ずるので、接触面圧が部分的に急激に増加することが回避される。このように、先端工具21の直線部分が凸部42a〜42fにそれぞれ当接するので、当接部たる太線43aに隣接する凹部付近にて周方向に生ずる応力σを低減させることができ、繰り返しのネジ締め、緩め作業による疲労破損の恐れを大幅に低減することができる。
図7は第二の実施例に係るアンビル40単体の形状を示す斜視図である。アンビル40の形状は、装着穴40aの内面の形状を除いて図10にて示したアンビル130の形状と同一である。アンビル40の後方側には、円筒部分から径方向外側に突出する2つの羽根部46a、46bが形成される。羽根部46a、46bの周方向の側面は、ハンマ9(図10参照)の打撃部(凸部)によって打撃される被打撃面となる。装着穴40aには、先端工具21の半径方向に移動可能な金属製のボール(図示せず)を保持するための貫通孔47a、47bが形成される。第二の実施例においては、装着穴40aの周面に凹部と凸部をそれぞれ形成するが、装着穴40aの形状は従来のアンビルと大きく変らない。
次に図8を用いて本願発明の第三の実施例について説明する。第三の実施例では、断面形状で見た際にアンビル50の円周方向になめらかな形状の凹凸を形成し、しかも周方向に凹部と凸部を交互に配置したことは第一の実施例と同じであるが、凹部の形状を2種類にして、曲率半径Rが異なる凹部を設けるように構成した。つまり、先端工具21の頂点部21a等に対向する凹部51a(第一の頂点部21aに対向する第一凹部)、凹部51b(第二の頂点部21bに対向する第二凹部)等を曲率半径R5で形成し、それに隣接する凸部52a、52b等を曲率半径R6で形成し、凸部52a、52b等の凹部51a、51b等とは反対側の凹部53a、53bを曲率半径R7で形成し、R5<R7の関係になるように構成した。このように形成すると頂点位置から所定角±20の範囲内に凸部52a、52c、52e等が存在することとなり、締めつけ及び緩め作業時の接触面圧を分散させることができる上に、アンビル50の内面に局所的に生ずる応力を効果的に分散させることができ、アンビル50の寿命を大幅に増加させることができる。
次に図9を用いて本願発明の第四の実施例について説明する。第四の実施例では、断面形状で見た際にアンビル60の円周方向になめらかな形状の凹凸を交互に形成し、しかも周方向に凹部と凸部を交互に配置したことは第一の実施例と同じであるが、周方向に形成する凹凸の総数を第一の実施例の1.5倍としたことにある。ここでは曲率半径R8の凹部と、曲率半径R9の凸部を交互に配置するようにし、凹部及び凸部の数をそれぞれ18個形成した。このように断面形状を周方向に数えた凹部の総数m(=18)は、多角形状のn(=6)角のnの倍数(ここでは3倍)としたので、先端工具21を最大20度回転させることによりアンビル60の装着穴60aに容易に装着することができる。このように、回転打撃力作用時に装着穴60aに発生する応力を低減する形状とするとともに、頂点保持部間が3組分、計18カ所設けることにより、先端工具21交換の作業性が良く、応力が発生する頻度を低減できるため、インパクト工具の信頼性を向上できる。
以上、本発明の実施例においては締結工具の装着穴3aあるいは先端工具を保持する装着穴の形状を先端工具21の中心軸に向ってなだらかに凹となる凹部と、隣り合った凹部間を中心軸に向かって凸となる湾曲形状の凸部を交互に配置するように形成することにより、先端工具と締結工具の接触面圧を低減でき、噛み込み状態の発生を効果的に防ぐことができる。従って、製品性能を低下させることなく、作業性の良い締結工具を提供することが可能となる。
上記実施例では、ネジ頭と嵌合する先端工具を介してネジの締め緩め作業を行う場合を例とし、バッテリを電源として駆動するインパクト工具を例として締結工具を記載したが、商用交流電源により駆動する締結工具および圧縮空気により駆動する締結工具、又は手動工具であっても本発明は適用可能である。また、締結工具の出力軸に装着し、ボルト又はナットを締め緩めするソケットのボルト、ナットとの嵌合穴についても本発明は適用可能である。さらに、動力伝達機構として打撃機構を有しないものであっても良く、ドライバドリル等において本願を用いることが可能である。さらに、アンビル側に装着穴を形成するのでは無く、アンビル側を多角形状のオス型とし、先端工具側を多角形状のメス型の関係とした先端工具の接続機構に設けて、先端工具側に上記凹凸面からなる装着穴を形成するように構成すれば、ネジではなく、ボルト又はナットを締め緩めする締結工具であっても同様に適用可能である。
2 モータ 2a 出力軸
3 アンビル 3a 装着穴
4 ハウジング 4a (ハウジングの)胴体部
4b (ハウジングの)ハンドル部 5 スイッチ
6 ハンマケース 7 遊星ギヤ機構
8 スピンドル 8a スピンドルカム溝
9 ハンマ 9a ハンマカム溝
10 ボール 11 スプリング
18 バッテリ 21 先端工具
21a〜21f (先端工具の)頂点部 21g (先端工具の)凹部
22a (先端工具の)辺部 23a 接触部
25 回転方向 31a〜31l 凹部
32a〜32l 凸部 40 アンビル
40a 装着穴 41a〜41f 凹部
42a〜42f 凸部 43a 太線
46a、46b 羽根部 47a、47b 貫通孔
50 アンビル 51a〜51c 凹部
52a〜52d 凸部 53a、53b 凹部
60 アンビル 60a 装着穴
61a〜61e 凹部 62a〜62q 凸部
79 ネジ 80 被締結材
101 インパクト工具 103 アンビル
103a 装着穴 104a 接触部
120 先端工具保持部 121 スリーブ
122 ボール 123 スプリング
125 回転方向 130 アンビル
131a〜131f 角部
F (アンビル側から先端工具にかかる)接触荷重
R1〜R9 曲率半径
3 アンビル 3a 装着穴
4 ハウジング 4a (ハウジングの)胴体部
4b (ハウジングの)ハンドル部 5 スイッチ
6 ハンマケース 7 遊星ギヤ機構
8 スピンドル 8a スピンドルカム溝
9 ハンマ 9a ハンマカム溝
10 ボール 11 スプリング
18 バッテリ 21 先端工具
21a〜21f (先端工具の)頂点部 21g (先端工具の)凹部
22a (先端工具の)辺部 23a 接触部
25 回転方向 31a〜31l 凹部
32a〜32l 凸部 40 アンビル
40a 装着穴 41a〜41f 凹部
42a〜42f 凸部 43a 太線
46a、46b 羽根部 47a、47b 貫通孔
50 アンビル 51a〜51c 凹部
52a〜52d 凸部 53a、53b 凹部
60 アンビル 60a 装着穴
61a〜61e 凹部 62a〜62q 凸部
79 ネジ 80 被締結材
101 インパクト工具 103 アンビル
103a 装着穴 104a 接触部
120 先端工具保持部 121 スリーブ
122 ボール 123 スプリング
125 回転方向 130 アンビル
131a〜131f 角部
F (アンビル側から先端工具にかかる)接触荷重
R1〜R9 曲率半径
Claims (10)
- 駆動源と、該駆動源によって出力軸を回転させる動力伝達機構を有し、
前記出力軸に先端工具を装着するための装着穴が形成され、前記先端工具を前記装着穴に保持する先端工具保持部を有する締結工具において、
装着される前記先端工具の軸方向と垂直な断面形状は多角形状であり、
前記装着穴は、前記先端工具の角部を結ぶ辺部に接触する凸部を有することを特徴とする締結工具。 - 前記凸部は前記辺部に接触するように曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の締結工具。
- 前記軸方向と垂直な断面形状でみて、前記装着穴の前記先端工具の前記角部と対向する位置には前記角部と距離を隔てるような曲線状の凹部が形成され、前記角部と対向する前記凹部から所定の回転角±θ以内(但し、θ≦45度)において、少なくとも曲線状の前記凸部が形成されるように前記装着穴の断面形状を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の締結工具。
- 前記θは20度であり、前記角部と対向する凹部から±20度以内に、前記凸部の少なくとも一部分が位置することを特徴とする請求項3に記載の締結工具。
- 前記θは20度であり、前記角部と対向する凹部から±20度以内に、前記凸部の全部が位置することを特徴とする請求項4に記載の締結工具。
- 前記角部と対向する第一凹部と、隣接する前記角部に対向する第二凹部の間は、2つの凸部とその間に配置される凹部により接続されることを特徴とする請求項4又は5に記載の締結工具。
- 断面形状を周方向に数えた前記凹部の総数mは、前記多角形状がn角の時はnの倍数としたことを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の締結工具。
- 前記多角形状は6角であり、前記凹部の総数は12であり、隣接する凹部の間を凸部にて接続し、前記装着穴の断面形状を周方向に見た際に、略半円状の前記凹部と略半円状の凹部が交互に配置されることを特徴とする請求項7に記載の締結工具。
- 前記凹部と前記凸部はすべて湾曲面で形成され、断面形状で見た前記凸部の曲率半径Rは、前記先端工具の二面幅Wの2倍未満であることを特徴とする請求項3から8のいずれか一項に記載の締結工具。
- 前記動力伝達機構は、ハンマと、前記ハンマによって打撃されるアンビルを含んで構成され、
前記出力軸は前記アンビルと一体に製造されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の締結工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014038342A JP2015160297A (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | 締結工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014038342A JP2015160297A (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | 締結工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015160297A true JP2015160297A (ja) | 2015-09-07 |
Family
ID=54183747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014038342A Pending JP2015160297A (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | 締結工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015160297A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019031275A1 (ja) * | 2017-08-10 | 2019-02-14 | 工機ホールディングス株式会社 | 電動工具 |
-
2014
- 2014-02-28 JP JP2014038342A patent/JP2015160297A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019031275A1 (ja) * | 2017-08-10 | 2019-02-14 | 工機ホールディングス株式会社 | 電動工具 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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